JP2007306907A - 納豆加工食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 納豆をネバネバした粘液状物質が生成するまでかき混ぜ続け、次に、たれと辛子とを加え再びかき混ぜ下味をつけ、さらに、こしあんと適量の水とを加えて全体をよくかき混ぜ、最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体がクリーム状になるまでかくはんした納豆加工食品を提供する。
【解決手段】 納豆をよくかき混ぜ、ネバネバした粘液状物質を生成させ、次に、しょう油味のたれと少量の辛子とを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ下味をつけ、さらに、甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあんと適量の水とを加え、全体をよくかき混ぜ、最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体がクリーム状になるまでかくはんした納豆加工食品。
【解決手段】 納豆をよくかき混ぜ、ネバネバした粘液状物質を生成させ、次に、しょう油味のたれと少量の辛子とを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ下味をつけ、さらに、甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあんと適量の水とを加え、全体をよくかき混ぜ、最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体がクリーム状になるまでかくはんした納豆加工食品。
Description
本発明は、納豆を、ネバネバした粘液状物質が生成するまでかき混ぜ続け、次に、たれと辛子とを加え再びかき混ぜ下味をつけ、さらに、甘みをつけたこしあん(以下、これを単にこしあんと呼ぶ)と適量の水とを加えて全体をよくかき混ぜ、最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体がクリーム状になるまでかくはんした納豆加工食品に関するものである。
従来、納豆を食事のおかずとしてではなく、いつでもどこでも食べられ、かつ納豆特有の粘りや臭いを押さえて食べやすくした納豆加工食品として、減圧フライ法を施した乾燥納豆や天日乾燥後味付けしたほし納豆がすでに商品化されている。
乾燥納豆の最大の問題点は、ドライスナックという商品コンセプトでは需要が限定され、今後も需要の伸びが望めない点にある。
確かに、酒のつまみとしてまた旅行などの携行用としては、便利であり、健康食品としても利用価値は高い。
それら以外の需要となると多くは望めず、特殊な納豆加工食品にとどまっているのが現状である。
本発明はこの課題を解決するために発明されたものである。
確かに、酒のつまみとしてまた旅行などの携行用としては、便利であり、健康食品としても利用価値は高い。
それら以外の需要となると多くは望めず、特殊な納豆加工食品にとどまっているのが現状である。
本発明はこの課題を解決するために発明されたものである。
納豆をほぐしてから、うまみ成分と甘み成分を十分に引き出すために、よくかき混ぜ、納豆の引く糸が互いに溶け合った、ネバネバした粘液状物質を生成させる。
粘液状物質は、納豆に含まれている納豆菌の代謝による生成物で、納豆菌のこの代謝は、納豆菌が作り出す酵素ナットウキナーゼの働きによるものである。
酵素ナットウキナーゼは、人の血液中にできる血栓を溶解する作用のあることが知られている。
また、納豆菌はビタミンK2を作り出す。
ビタミンK2がなければ、カルシウムが骨になり難いことも分かっている。
なお、ビタミンK2を含む食品は現在のところ納豆のみである。
次に、薄いしょう油味をつけるためのたれと納豆の臭いを押さえるための辛子とを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ、下味をつける。
さらに、しっとりとした甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあんと適量の水とを加え、全体をよくかき混ぜる。
最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体が均質なクリーム状になるまでかくはんして完成する。
本納豆加工食品は以上のような構成である。
粘液状物質は、納豆に含まれている納豆菌の代謝による生成物で、納豆菌のこの代謝は、納豆菌が作り出す酵素ナットウキナーゼの働きによるものである。
酵素ナットウキナーゼは、人の血液中にできる血栓を溶解する作用のあることが知られている。
また、納豆菌はビタミンK2を作り出す。
ビタミンK2がなければ、カルシウムが骨になり難いことも分かっている。
なお、ビタミンK2を含む食品は現在のところ納豆のみである。
次に、薄いしょう油味をつけるためのたれと納豆の臭いを押さえるための辛子とを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ、下味をつける。
さらに、しっとりとした甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあんと適量の水とを加え、全体をよくかき混ぜる。
最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体が均質なクリーム状になるまでかくはんして完成する。
本納豆加工食品は以上のような構成である。
本納豆加工食品は、食事時に限らずいつでもどこでも手軽に食べられ、また納豆加工食品とは思えないほど粘りと臭いを押さえることができた。
特に、やや粘りのあるクリーム状の食感やほのかなしょう油味としっとりとしたこしあんの甘みとが溶け合った風味は、子供からお年寄りまで男女を問わず、幅広く、多くの人々に受け入れられることが期待される。
上に述べた効果により、脳梗塞や心筋梗塞といった血栓症の予防、骨粗しょう症の予防、脳の活性化をはじめとする多くの効用を持つ、日本の伝統的健康食品である納豆が、多くの人にとって摂取しやすくなり、予防機能によって、健康維持に貢献することが期待される。
特に、やや粘りのあるクリーム状の食感やほのかなしょう油味としっとりとしたこしあんの甘みとが溶け合った風味は、子供からお年寄りまで男女を問わず、幅広く、多くの人々に受け入れられることが期待される。
上に述べた効果により、脳梗塞や心筋梗塞といった血栓症の予防、骨粗しょう症の予防、脳の活性化をはじめとする多くの効用を持つ、日本の伝統的健康食品である納豆が、多くの人にとって摂取しやすくなり、予防機能によって、健康維持に貢献することが期待される。
以下、市販されている約50g入りパック詰め納豆を例に取って、基本的製法を述べることによって、本納豆加工食品の構成を明らかにし、発明の実施の形態について説明する。
以下、納豆とは糸引き納豆を指し、納豆の粒の大きさについては問わないことにする。
納豆を容器にあけて、はし状の2本のかき混ぜ棒を使用して納豆を最低でも、200回はかき混ぜてネバネバした粘液状物質を生成させる。
この段階をAとする。
納豆はかき混ぜればかき混ぜるほどうまみ成分と甘み成分が引き出されることが農林水産省の実験の結果明らかになっている。
次に、Aに薄いしょう油味をつけるためのたれ1g以下と納豆の臭いを押さえるための辛子約1gとを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ、下味をつける。
この段階をBとする。
たれと辛子は納豆に添付されているものであればどれでも差しつかえない。
さらに、Bにしっとりとした甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあん約50gと水約60ccとを加え、全体をよくかき混ぜる。
この段階をCとする。
最後に、全部をミルサーやジューサー、あるいはブレンダーに入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体が淡いあずき色を帯びた均質なクリーム状になるまでかくはんして完成する。
本発明は以上のような構成で、これを食べる時は、おやつとして随時食べたり、ジャム代わりにパンにつけて食べることもできる。
このように、食べる時間も食べ方も自由で、特に制限はない。
以下、納豆とは糸引き納豆を指し、納豆の粒の大きさについては問わないことにする。
納豆を容器にあけて、はし状の2本のかき混ぜ棒を使用して納豆を最低でも、200回はかき混ぜてネバネバした粘液状物質を生成させる。
この段階をAとする。
納豆はかき混ぜればかき混ぜるほどうまみ成分と甘み成分が引き出されることが農林水産省の実験の結果明らかになっている。
次に、Aに薄いしょう油味をつけるためのたれ1g以下と納豆の臭いを押さえるための辛子約1gとを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ、下味をつける。
この段階をBとする。
たれと辛子は納豆に添付されているものであればどれでも差しつかえない。
さらに、Bにしっとりとした甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあん約50gと水約60ccとを加え、全体をよくかき混ぜる。
この段階をCとする。
最後に、全部をミルサーやジューサー、あるいはブレンダーに入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体が淡いあずき色を帯びた均質なクリーム状になるまでかくはんして完成する。
本発明は以上のような構成で、これを食べる時は、おやつとして随時食べたり、ジャム代わりにパンにつけて食べることもできる。
このように、食べる時間も食べ方も自由で、特に制限はない。
こしあんと水の代わりに甘みをつけたクリーム類を加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘みをつけた発酵乳を加えてもよい。
こしあんと水の代わりにアイスクリーム類を加えてもよい。
こしあんと水の代わりにマヨネーズを加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘味料を加えたコーヒー浸出液を加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘味料を加えた紅茶浸出液を加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘味料を加えたココア煮出液を加えてもよい。
こしあんと水の代わりに果実飲料を加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘味料を加えた野菜ジュースを加えてもよい。
こしあんの代わりにジャムを加えてもよい。
こしあんと水の代わりに甘味料を加えた牛乳を加えてもよい。
納豆の粒をつぶす前の段階、Cで止めてもよい。
Claims (1)
- 納豆をよくかき混ぜ、ネバネバした粘液状物質を生成させ、次に、しょう油味のたれと少量の辛子とを加え、たれと辛子が全体にむらなく溶けこむまで再びかき混ぜ下味をつけ、さらに、甘みをつけ粘りを和らげるためのこしあんと適量の水とを加え、全体をよくかき混ぜ、最後に、全部をミルサー等に入れ、納豆の粒をつぶしかつ全体がクリーム状になるまでかくはんした納豆加工食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168048A JP2007306907A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 納豆加工食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168048A JP2007306907A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 納豆加工食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007306907A true JP2007306907A (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=38840344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006168048A Pending JP2007306907A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 納豆加工食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007306907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6245541B1 (ja) * | 2017-02-10 | 2017-12-13 | タカノフーズ株式会社 | 核酸系うま味成分を納豆中に産生する納豆菌、核酸系うま味成分高含有納豆の製造方法及びその製品 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11103810A (ja) * | 1997-10-04 | 1999-04-20 | Fumio Mori | 納豆加工食品 |
JP2004329090A (ja) * | 2003-05-06 | 2004-11-25 | Azuma Corporation:Kk | 凍結乾燥納豆を含有する機能性食品 |
JP2006094842A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Yoshihisa Shibata | 納豆加工食品 |
-
2006
- 2006-05-22 JP JP2006168048A patent/JP2007306907A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11103810A (ja) * | 1997-10-04 | 1999-04-20 | Fumio Mori | 納豆加工食品 |
JP2004329090A (ja) * | 2003-05-06 | 2004-11-25 | Azuma Corporation:Kk | 凍結乾燥納豆を含有する機能性食品 |
JP2006094842A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Yoshihisa Shibata | 納豆加工食品 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6245541B1 (ja) * | 2017-02-10 | 2017-12-13 | タカノフーズ株式会社 | 核酸系うま味成分を納豆中に産生する納豆菌、核酸系うま味成分高含有納豆の製造方法及びその製品 |
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