JPH11103810A - 納豆加工食品 - Google Patents

納豆加工食品

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Publication number
JPH11103810A
JPH11103810A JP9287658A JP28765897A JPH11103810A JP H11103810 A JPH11103810 A JP H11103810A JP 9287658 A JP9287658 A JP 9287658A JP 28765897 A JP28765897 A JP 28765897A JP H11103810 A JPH11103810 A JP H11103810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natto
fermented soybean
processed
food
cinnamon
Prior art date
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Pending
Application number
JP9287658A
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English (en)
Inventor
Fumio Mori
文男 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 納豆特有の臭いと糸引き性をなくして、甘み
と芳ばしい香り及び濃厚な風味を付与し、しかも食感を
良好として、納豆嫌いな人や子供達でも好んで食べられ
る納豆加工食品を提供する。 【解決手段】 納豆を摺り潰し、これに桂皮とピーナッ
ツバター及び砂糖を混合して納豆加工食品を調製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、健康食品である
納豆の加工食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、納豆加工食品として、納豆に塩を
ふりかけて乾燥させたものや、納豆を水洗いして周囲の
粘り気を取り除き、これに塩をふりかけて乾燥させたも
のなどが、酒肴品として知られている。しかし、これら
は子供等の食品としては不向きで、また子供等は好んで
は食べない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、納豆は、植
物性の蛋白質と脂肪並びに各種のミネラル成分とビタミ
ン類を多量に含む優れた健康食品として知られている
が、大人でも好き嫌いがあり、特に子供等は好んでは食
べない。その原因は、納豆には、独特の臭いがあること
と、糸引き性があって食べたときに口の周りに多数の細
い糸状のものが付着することと、納豆自体にザラザラ感
があって嫌いな人に悪い食感を与えることである。しか
し、納豆は、優れた健康食品であるので、子供等でも食
べ易い納豆加工食品の開発が望まれている。
【0004】そこで、本発明者は、子供等でも食べ易い
納豆加工食品について研究を続けた結果、納豆に桂皮
(特にチャイニーズシナモンやセイロンシナモンは効果
的である)を加えれば、納豆特有の臭いが薄められない
しは消されることを知った。さらに、納豆にピーナッツ
バターを加えると、その特有の芳ばしい香りと円やかで
濃厚な舌に馴染易い良好な風味が付与されるだけではな
く、桂皮との相乗効果により納豆の臭いを感じなくなる
ことを知った。本発明は、これらのことに着目して、納
豆嫌いな人や子供等でも食べ易い納豆加工食品を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の納豆加工食品は、納豆を摺り潰し、これに
桂皮と砂糖及びピーナッツバターを混合して調製した。
【0006】以上の納豆加工食品は、納豆を主成分とし
ているので、健康食品として最適である。そして、摺り
潰した納豆に桂皮を添加することにより、納豆特有の臭
いが薄められないしは消される。また、納豆を摺り潰す
ことにより、納豆自体のザラザラ感がなくなって良好な
食感となる。さらに、摺り潰した納豆にピーナッツバタ
ーを添加することにより、その特有の芳ばしい香りと円
やかで濃厚な舌に馴染易い良好な風味が付与され、また
桂皮とピーナッツバターを共に加えることにより、納豆
の臭いがほぼ完全に消されて感じなくなる。しかも、ピ
ーナッツバターと共に砂糖を加えることにより、製品と
したときに甘みが出るばかりか、納豆特有の糸引き性が
なくなって、食べたときに口の周りに多数の細い糸状の
ものが付着することがなくなる。しかも、納豆を摺り潰
すことにより、桂皮やピーナッツバター及び砂糖を加工
食品全体に均一に混合して、納豆の臭いや糸引き性を無
くしながら、食品全体に甘みと芳ばしい香り及び濃厚な
風味が付加される。このように、納豆の臭いと糸引き性
をなくして、甘みと芳ばしい香り及び濃厚な風味を加工
食品全体に付与し、かつ食感を良好とすることにより、
納豆嫌いな人や子供達でも好んで食べられるようにな
る。特に、パンなどに塗ると、おいしく食べられる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる納豆加工食
品の一実施形態について説明する。先ず、納豆加工食品
の主成分である納豆を製造する。その方法は、従来の納
豆の製造方法と同様である。つまり、白大豆を軟らかく
煮て納豆菌をふりかけ、これを室に入れて納豆菌を繁殖
させて納豆を作る。
【0008】次に、上記納豆をミキサーなどを用いて練
り潰し、糊状の流動状物を作る。
【0009】そして、納豆の流動状物49.9〜84.
999重量%に対し、桂皮0.001〜0.1重量%、
ピーナッツバター5〜20重量%、砂糖5〜20重量
%、上記納豆の製造時に生じる大豆の煮汁5〜10重量
%を添加し、これらをミキサーなどで均一に撹拌混合し
て、食パンなどに塗り易い流動性のある半固化状の納豆
加工食品を作る。
【0010】上記桂皮としては、特にチャイニーズシナ
モンやセイロンシナモンが好適に使用される。また、そ
の添加量が0.1重量%を越えると、納豆の臭いは消え
るもののシナモン特有の香りが強くなり過ぎ、一方0.
001重量%以下の場合は所期の効果が得られ難いの
で、上記範囲とすることが好ましい。さらに、ピーナッ
ツバターは、その添加量が20重量%を越えると、香り
や風味が強くなり過ぎ、一方5重量%以下の場合は香り
や風味が少なくなり過ぎ、また上記シナモンとの相乗効
果による納豆の臭い消し効果も得られ難いので、上記範
囲が好ましい。また砂糖は、子供や大人などの好みに応
じて任意量を配合することができるが、上記ピーナッツ
バターと相俟って納豆の糸引き性をなくすときの良好な
効果を得るためには、上記範囲が最適である。さらに大
豆の煮汁は、大豆がもつ蛋白質、脂肪、ミネラル成分、
ビタミン類を無駄なく有効に利用して、加工食品に食パ
ンなどに塗り易い流動性を付与し、また加工食品の栄養
価値を一層高めるために添加している。この大豆の煮汁
は、その添加量が5〜10重量%を越えると、粘度が大
きくなり過ぎたり小さくなり過ぎて、容器詰めしたり食
パンなどに塗るときの良好な流動性を確保し難くなるの
で、上記範囲が最適である。
【0011】
【実施例】より具体的に説明すると、上記納豆の流動物
69.99重量%に対し、セイロンシナモン0.01重
量%、ピーナッツバター10重量%、市販の白砂糖10
重量%、上記納豆の製造時に生じる大豆の煮汁10重量
%を添加し、これらをミキサーで均一に撹拌混合して、
バターのような半固化状の納豆加工食品を作る。上記ピ
ーナッツバターは、市販のものを使用する。これは、焼
いて摺り潰したピーナッツ、椰子油やカカオバターなど
の植物油脂、食塩、砂糖などから調製されている。
【0012】この後、上記納豆加工食品をチューブ容器
に詰めて商品とする。
【0013】以上のように、納豆を糊状に練り潰すこと
により、従来の納豆がもつ口に含んだときのザラザラ感
がなくなって、納豆嫌いな人や子供等でも食べ易くな
る。そして、練り潰した納豆にセイロンシナモンを添加
することにより、納豆特有の臭いが薄められないしは消
される。また、摺り潰した納豆にピーナッツバターを添
加することにより、その特有の芳ばしい香りと円やかで
濃厚な舌に馴染易い良好な風味が付与され、しかもセイ
ロンシナモンとピーナッツバターの相乗効果で、納豆の
臭いがほぼ完全に消されて感じなくなる。さらに、ピー
ナッツバターと共に砂糖を加えることにより、製品とし
たときに甘みが出るばかりか、納豆特有の糸引き性がな
くなる。しかも、納豆製造時に生じる大豆の煮汁を加え
ることにより、大豆がもつ各種栄養分を無駄なく有効に
利用して、加工食品に食パンなどに塗り易い流動性を付
与し、また加工食品の栄養価値を一層高めることができ
る。その上、納豆を糊状に練り潰すことにより、上記各
種添加物が均一に混合され、納豆の臭いや糸引き性を無
くしながら、加工食品全体に甘みと芳ばしい香り及び濃
厚な風味が付加される。このように、納豆の臭いと糸引
き性をなくして、甘みと芳ばしい香り及び濃厚な風味を
加工食品全体に付与し、かつ食感を良好とすることによ
り、納豆嫌いな人や子供達でも好んで食べられるように
なる。
【0014】また、上記納豆加工食品をチューブ容器に
詰めて商品とすることにより、納豆やピーナッツバター
などが変質したりすることなく、長期にわたる保存が可
能となる。また、輸送に便利となるだけではなく、パン
などに簡単に押し出して塗ることができるので、使い勝
手も良好となる。さらに、パンなどに塗ると、納豆加工
食品をおいしく食べられるので、納豆の利用分野を拡げ
ることもできる。
【0015】以上の実施形態では、納豆を糊状に練り潰
したが、この発明では納豆を粒状に摺り潰してもよく、
このようにすれば、納豆の食感が残るので、納豆好きの
人に好適な食品となる。また、以上では、納豆の製造時
に生じる大豆の煮汁を添加したが、これに変えて鰹や昆
布などの出し汁を添加してもよく、更にはみりんを添加
してもよく、特にみりんを添加すると防腐効果が得られ
るので、上記納豆加工食品の長期保存が可能となる。な
お、上記煮汁や出し汁及びみりんは、必ずしも添加する
必要はない。また、上記納豆加工食品は、チューブ容器
に限らず瓶その他の容器に詰めて商品としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の納豆加工
食品は、納豆特有の臭いと糸引き性をなくして、甘みと
芳ばしい香り及び濃厚な風味を付与でき、しかも食感を
良好とすることができる。よって、納豆嫌いな人や子供
達でも好んで食べられるようになる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納豆を摺り潰し、これに桂皮とピーナッ
    ツバター及び砂糖を混合してなる納豆加工食品。
JP9287658A 1997-10-04 1997-10-04 納豆加工食品 Pending JPH11103810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287658A JPH11103810A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 納豆加工食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287658A JPH11103810A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 納豆加工食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11103810A true JPH11103810A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17720064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287658A Pending JPH11103810A (ja) 1997-10-04 1997-10-04 納豆加工食品

Country Status (1)

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JP (1) JPH11103810A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2366713A (en) * 2000-09-14 2002-03-20 Unicafe Inc Food product containing natto powder
JP2007306907A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Yoshihisa Shibata 納豆加工食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2366713A (en) * 2000-09-14 2002-03-20 Unicafe Inc Food product containing natto powder
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