JP2007305843A - 熱交換器、光源装置及びプロジェクタ - Google Patents

熱交換器、光源装置及びプロジェクタ Download PDF

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JP2007305843A JP2006133605A JP2006133605A JP2007305843A JP 2007305843 A JP2007305843 A JP 2007305843A JP 2006133605 A JP2006133605 A JP 2006133605A JP 2006133605 A JP2006133605 A JP 2006133605A JP 2007305843 A JP2007305843 A JP 2007305843A
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light
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明 江川
Kunihiko Takagi
邦彦 高城
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Abstract

【課題】少ない工数で容易に製造でき、かつ高い効率で熱交換を行うことが可能な熱交換
器、その熱交換器を用いた光源装置、及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】波形状を有する波状板部36と、波状板部36を収納し、流体を流動させる
流体流動部35と、流体流動部35を構成する第1構造体71と、流体流動部35を構成
し、第1構造体71より熱源側に設けられた第2構造体32と、を有し、波状板部36は
、第1構造体71側に形成された第1折り返し部と、第2構造体32側に形成された第2
折り返し部と、を備え、第1折り返し部と第1構造体71との間に設けられ、第2折り返
し部を第2構造体32へ押圧させる押圧部材72を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器、光源装置及びプロジェクタ、特に、プロジェクタの光源装置に好
適な熱交換器の技術に関する。
固体光源、特に、発光ダイオード素子(LED)は、小型である、瞬時の点灯及び消灯
が可能である、高い色純度、長寿命である等の特長から、小型なプロジェクタの光源装置
に用いることが期待されている。LEDへ投入される電流の多くは熱に変換されるため、
LEDを高輝度化させるほど、発熱量の増大による発光効率の低下を招くこととなる。よ
って、LEDの発光効率を高めるために、LEDの放熱効率を高めることが望まれる。L
EDの放熱効率を高めるには、従来採用されているファンによる空冷方式では不十分であ
ることから、冷媒を流動させることによりLEDを冷却する技術が提案されている。LE
Dは発熱密度が高いことから、冷媒はできるだけ熱源に近い位置で流動させることが望ま
しい。また、数μm〜数百μm幅の多数の微細流路へ冷媒を流す構成とすることにより、
冷媒と流路壁との接触面積を増加させ、熱交換の効率化を図れる。微細流路は、一般的に
は、エッチングやワイヤ放電加工を施すことで成形可能である。但し、エッチングやワイ
ヤ放電加工は時間がかかる上高コストであるから、微細流路は、熱交換器を大量生産する
観点から、他の簡易な加工法により形成することが望ましい。例えば、特許文献1には、
低コストで簡易な加工により複数の微細流路を形成するための技術が提案されている。
特開2005−85887号公報
特許文献1には、板材を成形した外殻プレートによりコルゲートフィン(波状板部材)
を取り囲んだ冷却プレートの構成が開示されている。外殻プレートとコルゲートフィンと
は、ロウ付けや伝熱性の接着剤により接合される。かかる構成では、コルゲートフィンの
うち熱源側の折り返し部と外殻プレートとの間隔にばらつきがある場合に、外殻プレート
へのコルゲートフィンの当接が不十分となる部分が生じてしまう。外殻プレートへのコル
ゲートフィンの当接が不十分であると、熱交換器は、熱交換の効率が大幅に低下させてし
まう。コルゲートフィンの折り返し部と外殻プレートとの間隔のばらつきをなくすには、
コルゲートフィンの製造段階において、折り返し部を同じ高さで並列させるようにするこ
とが望ましい。従来、コルゲートフィンの成形には、例えば歯車形ロールによるプレス加
工が用いられている。かかるプレス加工の場合、折り返し部を同じ高さで並列させる高い
精度の成形を行うことは非常に困難である。折り返し部を同じ高さで並列させるために追
加工を行うこととすると、熱交換器の製造に必要な工数が増加してしまう。このように、
従来の技術によると、効率的な熱交換を行うための構成を少ない工数で製造することが困
難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、少な
い工数で容易に製造でき、かつ高い効率で熱交換を行うことが可能な熱交換器、その熱交
換器を用いた光源装置、及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、波形状を有する波状
板部と、波状板部を収納し、流体を流動させる流体流動部と、流体流動部を構成する第1
構造体と、流体流動部を構成し、第1構造体より熱源側に設けられた第2構造体と、を有
し、波状板部は、第1構造体側に形成された第1折り返し部と、第2構造体側に形成され
た第2折り返し部と、を備え、第1折り返し部と第1構造体との間に設けられ、第2折り
返し部を第2構造体へ押圧させる押圧部材を有することを特徴とする熱交換器を提供する
ことができる。
第1構造体及び第2構造体よりなる流体流動部に波状板部を収納することにより、流体
流動部中に複数の微細流路が形成される。熱交換器は、複数の微細流路を形成することに
より、流体と流路壁との接触面積を増加させ、熱交換の効率化を図れる。熱交換器は、押
圧部材を用いた簡易な構成により、流体流動部のうち熱源側の第2構造体に波状板部の第
2折り返し部を確実に当接させることができる。熱交換器は、第2構造体に第2折り返し
部を確実に当接させることにより熱源からの熱を効率良く波状板部へ伝え、高い効率で熱
交換を行うことが可能となる。また、折り返し部を同じ高さで並列させるための追加工や
、第2構造体と波状板部を接合する工程を不要とすることで、少ない工数により熱交換器
を製造することができる。これにより、少ない工数で容易に製造でき、かつ高い効率で熱
交換を行うことが可能な熱交換器を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1構造体は、波状板部のうち第1構造体側の
部分を嵌め込み可能に形成された切り欠き部を備え、押圧部材は、切り欠き部に設けられ
ることが望ましい。波状板部を切り欠き部に嵌め込むことにより、波状板部と第1構造体
との間に押圧部材を固定することができる。また、切り欠き部に波状板部を嵌め込んだ状
態で流体流動部を形成することにより、波状板部を正確に位置決めすることも可能となる
。切り欠き部は、絞り加工等による第1構造体の成形とともに形成することが可能である
。これにより、押圧部材を備える熱交換器を容易に製造することができる。
さらに、本発明によれば、光を供給する光源部を有し、上記の熱交換器を用いて光源部
の放熱を行うことを特徴とする光源装置を提供することができる。上記の熱交換器を用い
ることにより、光源装置は、少ない工数で容易に製造でき、かつ効率的な熱交換を行うこ
とができる。効率的な熱交換を行うことにより、光源装置は、投入電力を増加させ、明る
い光を供給することが可能となる。これにより、容易に製造でき、かつ明るい光を供給可
能な光源装置を得られる。
さらに、本発明によれば、上記の光源装置を備えることを特徴とするプロジェクタを提
供することができる。上記の光源装置を用いることにより、プロジェクタは、容易に製造
でき、かつ明るい光により明るい画像を投写することができる。これにより、容易に製造
でき、かつ明るい画像を投写可能なプロジェクタを得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。光源装置10は、光
を供給する光源部11を有する。光源装置10は、熱交換器70を用いて光源部11の放
熱を行う。熱交換器70は、光源部11の出射側とは反対側に設けられている。熱交換器
12は、光源部11から冷媒へ熱を伝播させることにより光源部11の放熱を行う。
図2は、光源部11の上面構成を示す。固体光源であるLEDチップ17は、主に上面
から光を放出する面発光光源である。LEDチップ17は、略正方形形状を有する。LE
Dチップ17は、サブマウント18上にフリップチップ実装されている。図1に戻って、
LEDチップ17は、サブマウント18ごと基台16上に実装されている。サブマウント
18は、熱伝導性の接着剤、例えば銀ペーストにより基台16上に固定されている。リフ
レクタ19は、基台16の上面のうち、LEDチップ17の周囲に形成されている。リフ
レクタ19は、LEDチップ17からの光を反射させる。樹脂フレーム20は、リフレク
タ19の周囲に形成されている。キャップ23は、樹脂フレーム20により周囲が囲まれ
た空間を覆うように設けられている。キャップ23と樹脂フレーム20とによって囲まれ
る空間には、シリコンオイル等が充填されている。
樹脂フレーム20には、アウターリード21がインサードモールドされている。アウタ
ーリード21の一端は、金ワイヤ22に接続されている。アウターリード21のうち金ワ
イヤ22と接続された側とは反対側の端は、不図示のフレキシブル基板に接続されている
。アウターリード21は、金ワイヤ22を介して、サブマウント18上に形成された接続
パットと接続されている。LEDチップ17は、フレキシブル基板、アウターリード21
、及び金ワイヤ22を介して電流が供給される。
LEDチップ17へ電流が供給されると、LEDチップ17は、光を放出する。LED
チップ17からの光は、直接又はリフレクタ19で反射した後キャップ23へ入射する。
キャップ23は、LEDチップ17からの光を透過させる。なお、図2にはアウターリー
ド21に3本の金ワイヤ22を接続する構成を示しているが、金ワイヤ22の本数は、L
EDチップ17へ供給する電力量に応じて適宜変更することができる。
熱交換器70は、第1構造体71と、第2構造体32とを有する。第2構造体32は、
第1構造体71より熱源であるLEDチップ17側に設けられている。第1構造体71及
び第2構造体32は、例えば、銅部材を用いて構成されている。第2構造体32と光源部
11とは、例えば熱伝導グリスを介在させ、ネジ等により固定されている。第1構造体7
1と第2構造体32により構成される流体流動部35は、流体である冷媒を流動させる。
流体流動部35は、光源部11のうちLEDチップ17が設けられた位置に対応して配
置されている。流体流動部35は、波状板部36を収納する。波状板部36は、流体流動
部35内にて第1構造体71及び第2構造体32により挟持されている。第1構造体71
は、流入部33、及び流出部34を備える。流入部33は、流体流動部35へ冷媒を流入
させる。流出部34は、流体流動部35から冷媒を流出させる。熱交換器70は、流入部
33及び流出部34を備える構成とすることで、循環部13と容易に接続することができ
る。
循環部13は、流体である冷媒を循環させる流路を形成する。循環部13は、流入部3
3及び流出部34に接続されている。循環部13には、循環ポンプ14及び放熱フィン1
5が設けられている。循環ポンプ14は、図中矢印で示すように、循環部13及び流体流
動部35において冷媒を循環させる。放熱フィン15は、冷媒の熱を外部へ放出する。光
源装置10は、放熱フィン15において放熱された後の冷媒を継続して流体流動部35へ
供給することができる。放熱フィン15は、優れた熱伝導性を備える部材、例えば、鉄、
銅、アルミニウム等の金属部材や、金属部材を混合した部材を用いて構成されている。さ
らに、放熱フィン15からの放熱を促すための空冷ファンを設けても良い。光源装置10
は、かかる構成により、冷媒を介して、LEDチップ17からの熱を外部へ放出する。
循環ポンプ14及び放熱フィン15の位置、及び循環部13にて冷媒を循環させる向き
は、図示するものに限られない。冷媒は、光源装置10を構成する各部材に対して非腐食
性である液体から選定される。冷媒は、小さい蒸気圧、低い凝固点、優れた熱安定性、及
び高い熱伝導率を持つ液体であることが望まれる。これらを考慮すると、冷媒としては、
例えば、プロピレングリコール系、ビフェニルジフェニルエーテル系、アルキルベンゼン
系、アルキルビフェニル系、トリアリールジメタン系、アルキルナフタレン系、水素化テ
ルフェニル系、ジアリールアルカン系の液体や、シリコン系、フッ素系の液体を用いるこ
とができる。
図3は、熱交換器70の斜視構成を示す。図4は、図3のAA断面構成を示す。第1構
造体71は、凹部37を有する。第1構造体71は、波状板部36を収納する。第2構造
体32は、平板形状を有する。流体流動部35は、平板形状を備える第2構造体32と第
1構造体71の凹部37とを組合せることにより構成される。第1構造体71と第2構造
体32とは、流体流動部35の周囲において互いに接合されている。第1構造体71及び
第2構造体32の継目からの冷媒の漏れを防止するために、第1構造体71と第2構造体
32とは、ロウ付けや溶接等により接合されている。なお、第1構造体71は、凹部37
に波状板部36を収納可能であれば良く、図示する形状を適宜変更しても良い。
波状板部36は、図5に示すように、板状部材を交互に山折り及び谷折りして成形され
た波形状を有する。波状板部36は、例えば、歯車形ロールを用いたプレス加工により形
成することができる。波状板部36は、例えば、50μm〜150μmの板厚を有する。
波状板部36は、例えば、第1構造体71及び第2構造体32と同様に銅部材により構成
されている。第1構造体71、第2構造体32及び波状板部36を構成する銅部材は、熱
伝導性に優れ、かつ高い加工性を有する。銅部材により第1構造体71、第2構造体32
及び波状板部36を構成することにより、熱交換器12は、熱伝導性及び加工性に優れた
構成とすることができる。なお、熱交換器70からの冷媒の漏れを防ぐために、第1構造
体71及び第2構造体32に対して波状板部36が優先的に腐食するように腐食電位差を
設けることとしても良い。例えば、波状板部36に亜鉛を添加することにより、第1構造
体71及び第2構造体32に対して波状板部36が優先的に腐食する腐食電位差を設ける
ことができる。
図6は、図3のBB断面構成を示す。第1構造体71及び第2構造体32よりなる流体
流動部35に波状板部36を収納することにより、流体流動部35中に複数の微細流路が
形成される。微細流路は、例えば数十μm〜数百μm幅で形成される。LEDチップ17
(図1参照)からの熱は、第2構造体32及び波状板部36を経て、微細流路を通過する
冷媒へ伝達される。このようにして、熱交換器70は、流体流動部35から見て第2構造
体32側に設けられた光源部11の放熱を行う。流体流動部35中に複数の微細流路を形
成することにより、熱交換器70は、冷媒と流路壁との接触面積を増加させ、熱交換の効
率化を図れる。また、流体流動部35は、略矩形形状の断面を有する空間に微細流路を並
列させる。このため、熱交換器70は、流体流動部35内の各微細流路へ均一に冷媒を流
すことができる。
図4に戻って、波状板部36は、流体流動部35のうち、流入部33に連結された部分
と、流出部34に連結された部分との間に配置されている。流入部33及び流出部34の
間に波状板部36を配置することにより、流体流動部35のうち流入部33が連結された
部分、及び流出部34が連結された部分に空間が形成される。流体流動部35のうち流入
部33が連結された部分、及び流出部34が連結された部分に空間を設けることで、流体
流動部35内の各微細流路へ均一に冷媒を流すことができる。なお、光源部11及び第2
構造体32は、効率良く熱を伝達可能であれば互いに固着される場合に限られない。光源
部11と第2構造体32を互いに接触させるのみとしても良い。この場合、光源部11と
第2構造体32を接合する工程を不要とすることで、さらに熱交換器70を製造するため
の工数を減少させることができる。
第1構造体71の凹部37のうち流入部33及び流出部34の間の部分は、波状板部3
6の高さより浅くなるように形成されている。切り欠き部73は、流入部33及び流出部
34の間の部分のうち波状板部36が設けられる部分を切り欠くことにより形成されてい
る。切り欠き部73は、波状板部36のうち第1構造体71側の部分を嵌め込み可能に形
成されている。
ポーラス金属部材72は、波状板部36と第1構造体71との間に設けられている。ポ
ーラス金属部材72は、押圧部材である。切り欠き部73は、ポーラス金属部材72の厚
みよりも深く形成されている。波状板部36を切り欠き部73に嵌め込むことにより、波
状板部36と第1構造体71との間にポーラス金属部材72を固定することができる。ま
た、切り欠き部73に波状板部36を嵌め込んだ状態で流体流動部35を形成することに
より、波状板部36を正確に位置決めすることも可能となる。ポーラス金属部材72は、
多数の空孔を備える多孔質部材である。ポーラス金属部材72は、例えば、第1構造体7
1や第2構造体32と同様に、銅部材により構成されている。
図6に示すように、ポーラス金属部材72は、波状板部36のうち第1構造体71側に
形成された第1折り返し部74と第1構造体71との間に設けられている。第1構造体7
1の切り欠き部73は、ポーラス金属部材72及び第2構造体32の間隔が、波状板部3
6の第1折り返し部74から第2構造体32側の第2折り返し部75までの長さより短く
なるように形成されている。
第1構造体71の凹部37に波状板部36を配置した状態で第1構造体71と第2構造
体32とを接合すると、ポーラス金属部材72は、波状板部36の第1折り返し部74が
押し付けられることにより変形する。ポーラス金属部材72は、波状板部36の押し付け
に対する復元力により、波状板部36を第2構造体32側へ押し返す。このようにして、
ポーラス金属部材72は、波状板部36のうち第2構造体32側に形成された第2折り返
し部75を第2構造体32へ押圧させる。
図7は、ポーラス金属部材72と第1折り返し部74との接触部、及び第2構造体32
と第2折り返し部75との接触部について説明するものである。第1構造体71と第2構
造体32とを接合したときに第2折り返し部75と第2構造体32との間に隙間が生じる
場合、第2構造体32から波状板部36へ熱が伝播しないために、効率的な熱交換が困難
となる。また、第1構造体71と第2構造体32とを接合したときに第2折り返し部75
が第2構造体32によって押し潰される場合、流体流動部35の微細流路の変形により冷
媒の流動が不均一となるために、効率的な熱交換が困難となる。
さらに、歯車形ロールを用いたプレス加工等により波状板部36を形成する場合、第1
折り返し部74から第2折り返し部75までの長さにばらつきが生じる場合がある。ポー
ラス金属部材72は、波状板部36のうち第1折り返し部74側の形状に応じて自在に変
形可能である。ポーラス金属部材72を自在に変形させることで、平板形状の第2構造体
32に対して確実に第2折り返し部75を当接させることが可能となる。
熱交換器70は、第2構造体32に波状板部36を確実に当接させることにより熱源か
らの熱を効率良く波状板部36へ伝えることができる。熱源からの熱を波状板部36へ効
率良く伝播させることにより、熱交換器70は、高い効率で熱交換を行うことができる。
また、ポーラス金属部材72を用いることで、第2折り返し部75を同じ高さで並列させ
るための追加工や第2構造体32への波状板部36の固着を行わなくても、第2構造体3
2に波状板部36を確実に当接させることが可能となる。よって、少ない工数で熱交換器
70及び光源装置10を容易に製造でき、かつ熱交換器70により高い効率で熱交換を行
うことができるという効果を奏する。効率的な熱交換を行うことにより、光源装置10は
、投入電力を増加させ、明るい光を供給することが可能となる。光源装置10は、プロジ
ェクタの光源装置として用いる場合に適している。光源装置10は、LEDチップ17を
用いる構成に限られず、他の固体光源、例えば半導体レーザ等を用いる構成としても良い
平板形状を備える第2構造体32は、例えば平板の切り出し等により容易に形成するこ
とができる。このため第2構造体32については複雑な加工が不要であって、主に第1構
造体71について加工を施すことにより流体流動部35を成形することが可能となる。よ
って、熱交換器70を製造するための工数を低減することができる。第1構造体71の凹
部37は、絞り加工、例えば深絞りにより成形することができる。
第1構造体71の流入部33及び流出部34は、凹部37を成形するための絞り加工と
ともに形成することができる。凹部37とともに流入部33、流出部34を形成すること
により、流入部33及び流出部34のみを成形するための追加工を不要にできる。追加工
を不要とすることで、第1構造体71を製造するための工数及び費用を低減することがで
きる。このように、凹部37、流入部33、流出部34を備える第1構造体71も、少な
い工数で容易に形成することが可能である。第2構造体32を平板形状とすることにより
、光源部11のうち熱源であるLEDチップ17が設けられている部分に流体流動部35
を密着させることを可能とし、効率的な熱交換を行うことができる。
なお、熱交換器70は、第1構造体71、第2構造体32及びポーラス金属部材72の
全てを銅部材により構成する場合に限られない。例えば、ポーラス金属部材72に対して
第1構造体71及び第2構造体32の少なくとも一方が優先的に腐食する腐食電位差を設
けることとしても良い。これにより、長期に渡り第2構造体32に波状板部36を当接さ
せることを可能とし、高い効率での熱交換を継続して行うことが可能となる。また、押圧
部材は、第2折り返し部75を第2構造体32へ押圧可能、かつ冷媒に不溶な部材であれ
ば良く、ポーラス金属部材72以外の部材であっても良い。押圧部材としては、例えば、
ポーラス金属部材72以外の他の多孔質部材や、ゴム等の弾性部材を用いることができる
。光源部11及び第2構造体32は、効率良く熱を伝達可能であれば良く、互いに固着さ
れる場合に限られない。光源部11と第2構造体32を接触させるのみとしても良い。光
源部11と第2構造体32を接合する工程を不要とすることで、さらに熱交換器70を製
造するための工数を減少させることができる。
図8は、本発明の実施例2に係るプロジェクタ100の概略構成を示す。プロジェクタ
100は、スクリーン108に光を供給し、スクリーン108で反射する光を観察するこ
とで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。プロジェクタ100は、赤色
(R)光用光源装置101R、緑色(G)光用光源装置101G、及び青色(B)光用光
源装置101Bを有する。R光用光源装置101Rは、R光を供給する。G光用光源装置
101Gは、G光を供給する。B光用光源装置101Bは、B光を供給する。各光源装置
101R、101G、101Bは、いずれも上記実施例1の光源装置10(図1参照)と
同様の構成を有する。
重畳レンズ102Rは、R光用光源装置101Rからの光束をR光用空間光変調装置1
05R上で重畳させる。反射ミラー103は、重畳レンズ102Rからの光をR光用空間
光変調装置105Rの方向へ反射させる。R光用空間光変調装置105Rは、R光を画像
信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。R光用空間光変調装置105Rで変
調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム106へ入射する。
重畳レンズ102Gは、G光用光源装置101Gからの光束をG光用空間光変調装置1
05G上で重畳させる。G光用空間光変調装置105Gは、G光を画像信号に応じて変調
する透過型の液晶表示装置である。G光用空間光変調装置105Gで変調されたG光は、
クロスダイクロイックプリズム106へ入射する。
重畳レンズ102Bは、B光用光源装置101Bからの光束をB光用空間光変調装置1
05B上で重畳させる。反射ミラー104は、重畳レンズ102Bからの光をB光用空間
光変調装置105Bの方向へ反射させる。B光用空間光変調装置105Bは、B光を画像
信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。B光用空間光変調装置105Bで変
調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム106へ入射する。なお、プロジェクタ
100は、光束の強度分布を均一化させる均一化光学系、例えば、ロッドインテグレータ
やフライアイレンズを配置しても良い。
クロスダイクロイックプリズム106は、互いに略直交するように配置された2つのダ
イクロイック膜106a、106bを有する。第1ダイクロイック膜106aは、R光を
反射させ、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜106bは、B光を反射さ
せ、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム106は、それぞれ異な
る方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ107の方向へ出射させる
。投写レンズ107は、クロスダイクロイックプリズム106からの光をスクリーン10
8へ投写させる。
上記の光源装置10と同様の光源装置101R、101G、101Bを用いることによ
り、プロジェクタ100は、容易に製造でき、かつ明るい光により明るい画像を投写する
ことができる。これにより、容易に製造でき、かつ明るい画像を投写できるという効果を
奏する。なお、各光源装置101R、101G、101Bは、それぞれ独自に設けられた
循環部を用いて冷媒を循環させる構成に限られず、共通の循環部を用いる構成としても良
い。各光源装置101R、101G、101Bは、それぞれの熱交換器を循環部により連
結することにより、共通の循環部を用いて冷媒を循環させることができる。共通の循環部
を用いる場合、循環ポンプ、放熱フィンを共用とすることが可能となる。光源装置101
R、101G、101Bごとに循環ポンプや放熱フィンを設ける必要を無くすことで、プ
ロジェクタ100は、部品点数を減少させ、簡易な構成にすることができる。
プロジェクタ100は、3つの透過型液晶表示装置を設ける構成に限られない。例えば
、反射型液晶表示装置(LCOS)を用いた構成や微小ミラーアレイデバイスを用いた構
成、光の回折効果を利用して光の向きや色等を制御する投影デバイス(例えば、GLV(
Grating Light Valve))を用いた構成であっても良い。プロジェクタは、フロント投写
型プロジェクタに限らず、スクリーンの一方の面に光を投写し、スクリーンの他方の面か
ら出射する光を観察することにより画像を鑑賞するリアプロジェクタであっても良い。
以上のように、本発明に係る熱交換器は、プロジェクタの光源装置に用いる場合に適し
ている。
本発明の実施例1に係る光源装置の概略構成を示す図。 光源部の上面構成を示す図。 熱交換器の斜視構成を示す図。 図3のAA断面構成を示す図。 波状板部の形状を説明する図。 図3のBB断面構成を示す図。 ポーラス金属部材と第1折り返し部との接触部等について説明する図。 本発明の実施例2に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
符号の説明
10 光源装置、11 光源部、13 循環部、14 循環ポンプ、15 放熱フィン
、16 基台、17 LEDチップ、18 サブマウント、19 リフレクタ、20 樹
脂フレーム、21 アウターリード、22 金ワイヤ、23 キャップ、32 第2構造
体、33 流入部、34 流出部、35 流体流動部、36 波状板部、37 凹部、7
0 熱交換器、71 第1構造体、72 ポーラス金属部材、73 切り欠き部、74
第1折り返し部、75 第2折り返し部、100 プロジェクタ、101R R光用光源
装置、101G G光用光源装置、101B B光用光源装置、102R、102G、1
02B 重畳レンズ、103、104 反射ミラー、105R R光用空間光変調装置、
105G G光用空間光変調装置、105B B光用空間光変調装置、106 クロスダ
イクロイックプリズム、106a 第1ダイクロイック膜、106b 第2ダイクロイッ
ク膜、107 投写レンズ、108 スクリーン

Claims (4)

  1. 波形状を有する波状板部と、
    前記波状板部を収納し、流体を流動させる流体流動部と、
    前記流体流動部を構成する第1構造体と、
    前記流体流動部を構成し、前記第1構造体より熱源側に設けられた第2構造体と、を有
    し、
    前記波状板部は、前記第1構造体側に形成された第1折り返し部と、前記第2構造体側
    に形成された第2折り返し部と、を備え、
    前記第1折り返し部と前記第1構造体との間に設けられ、前記第2折り返し部を前記第
    2構造体へ押圧させる押圧部材を有することを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1構造体は、前記波状板部のうち前記第1構造体側の部分を嵌め込み可能に形成
    された切り欠き部を備え、
    前記押圧部材は、前記切り欠き部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の熱交
    換器。
  3. 光を供給する光源部を有し、
    請求項1又は2に記載の熱交換器を用いて前記光源部の放熱を行うことを特徴とする光
    源装置。
  4. 請求項3に記載の光源装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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