JP2007303066A - 既設トラス架構補強構造 - Google Patents

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直木 水谷
Kazuhiko Hashimura
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Abstract

【課題】施工作業の煩雑化を抑制しながら、火気の使用を制限されている領域を形成しているような既設トラス架構に対してでも作業性良く施工できるようにする。
【解決手段】補強部材1を既設トラス架構Aに固定して、その既設トラス架構を補強してある既設トラス架構補強構造であって、既設トラス架構を構成している架構構成部材31を挟持することにより、その既設トラス架構に固定するクランプ部材21を介して、補強部材を既設トラス架構に固定してある。
【選択図】図6

Description

本発明は、補強部材を既設トラス架構に固定して、その既設トラス架構を補強してある既設トラス架構補強構造に関する。
上記既設トラス架構補強構造は、既設トラス架構の例えば耐震性の向上を図るために、補強部材を既設トラス架構に固定して、その既設トラス架構を補強してあり、従来、補強部材を既設トラス架構に固定するために、補強部材の取り付け用ピースを、既設トラス架構を構成している架構構成部材にボルトや溶接で固定して、その取り付け用ピースに鋼棒などの補強部材を固定してある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−268649号公報
このため、取り付け用ピースを架構構成部材にボルト固定してある場合は、施工時において、架構構成部材にボルト孔を開けるなどの作業が必要となり、取り付け用ピースを架構構成部材に溶接固定してある場合は、施工時において、架構構成部材に取り付け用ピースを溶接する作業が必要となり、いずれの場合も、施工作業が煩雑化する欠点がある。
また、施工時にボルト孔の穿孔作業を伴う場合は切り粉が落下し易く、施工時に溶接作業を伴う場合は火花や溶けたスラグなどが落下し易いので、いずれも、施工現場の養生のためにも施工作業が煩雑化する欠点があり、特に、施工時に溶接作業を伴う補強工事は、火気使用を制限されている領域を形成しているような既設トラス架構に対して作業性良く施工できない欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、施工作業の煩雑化を抑制しながら、火気の使用を制限されている領域を形成しているような既設トラス架構に対してでも作業性良く施工できるようにすることを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、補強部材を既設トラス架構に固定して、その既設トラス架構を補強してある既設トラス架構補強構造であって、前記既設トラス架構を構成している架構構成部材を挟持することにより、その既設トラス架構に固定するクランプ部材を介して、前記補強部材を前記既設トラス架構に固定してある点にある。
〔作用及び効果〕
既設トラス架構を構成している架構構成部材を挟持することにより、その既設トラス架構に固定するクランプ部材を介して、補強部材を既設トラス架構に固定してあるので、補強部材の取り付け用ピースなどを架構構成部材にボルトや溶接で固定することなく、つまり、施工時において、架構構成部材にボルト孔を開けたり、架構構成部材に対して溶接したりすることなく、架構構成部材をクランプ部材で挟持して、そのクランプ部材を介して補強部材を既設トラス架構に固定することができる。
従って、施工作業の煩雑化を抑制しながら、火気の使用を制限されている領域を形成しているような既設トラス架構に対してでも作業性良く施工できる。
本発明の第2特徴構成は、前記既設トラス架構が、屋根を支えるために構築したものであり、前記補強部材が、前記クランプ部材にボルト連結されて、前記既設トラス架構を下側から支持する補強架構である点にある。
〔作用及び効果〕
屋根を支えるために構築してある既設トラス架構を、クランプ部材にボルト連結された補強架構で下側から支持できるので、クランプ部材と補強架構とを溶接などで一体化してある場合に比べて、補強架構の運搬や取り扱いが容易になる。
本発明の第3特徴構成は、前記既設トラス架構が、複数のトラスを並設して互いに連結して構築したものであり、前記補強部材が、隣り合う前記トラスどうしを繋ぐものである点にある。
〔作用及び効果〕
補強部材が、既設トラス架構を構築するために並設してある複数のトラスどうしを繋ぐものであるので、トラスどうしの連結強度を補強できる。
本発明の第4特徴構成は、前記補強部材がブレースを備えている点にある。
〔作用及び効果〕
補強部材がブレースを備えているので、補強部材や既設トラス架構の変形を防止できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1,図2は、補強部材1で補強する前の、屋根を支えるために構築してある既設トラス架構Aを示し、複数のトラス(以下、既設トラスという)2を繋ぎ材3で互いに連結するとともに、各既設トラス2毎に二本の柱4で支持して構成してあり、各既設トラス2は、鋼製円管からなる上弦材5と鋼製円管からなる下弦材6とを束材7と斜材8とで互いに連結してある。
図3,図4は、上記既設トラス架構Aの耐震性向上を図るために、本発明による既設トラス架構補強構造で補強してある補強済みトラス架構を示し、左右両端の既設トラス2aと中央の既設トラス2aとの各々に補強部材1としての補強架構9を設置するとともに、各既設トラス2の上弦材5どうしを補強部材1としての水平ブレース10で連結して、既設トラス架構Aを補強してある。
前記補強架構9は、図5,図6にも示すように、H型鋼で形成してある矩形下枠13の内側にブレース14を設けてある下部トラス11と、H型鋼で形成してある矩形上枠15の内側にブレース14を設けてある一対の上部トラス12とを備え、下部トラス11の上部と一対の上部トラス12の下部とをトラス連結板16で一体に連結して構成してある。
そして、下部トラス11を躯体側の基礎梁17にケミカルアンカー18で固定し、一対の上部トラス12を既設トラス2aにその左右両側を挟むように配置して固定してある。
前記上部トラス12の各々は、長手方向両端部の各々おいて、既設トラス架構Aを構成している架構構成部材31である既設トラス2aの上弦材5を挟持することにより、その既設トラス架構Aに固定される上弦クランプ部材19と、架構構成部材31である既設トラス2aの下弦材6を挟持することにより既設トラス架構Aに固定される下弦クランプ部材20との二つのクランプ部材21を介して、既設トラス架構Aに固定してある。
前記上弦クランプ部材19は、図7に示すように、上弦材5の外周形状に沿う半割円弧状の凹面を形成してある凹面部22とその左右両側のフランジ部23とを一体に備えている一対の挟持部材24で構成してあり、各凹面部22で上弦材5を上下方向から挟み込んでフランジ部23どうしを対向させると共に、各上部トラス12の上部枠部材25に溶接固定してある固定用板材26を上下のフランジ部23どうしの間に挟み込み、各フランジ部23と固定用板材26とに亘って挿通したボルト・ナット27を締め込んで、上弦クランプ部材19と各上部トラス12とを共締め状態で上弦材5に一体に固定してある。
前記下弦クランプ部材20は、図8に示すように、上弦クランプ部材19と同様構造の、下弦材6を上下方向から挟む一対の挟持部材24で構成してあり、下弦材6を下側から挟む下側挟持部材24aをトラス連結板16に溶接固定しておいて、下弦材6の下側に下側挟持部材24aの凹面部22を入り込ませた状態で、上側挟持部材24bの凹面部22で下弦材6を挟み込んでフランジ部23どうしを対向させ、上下のフランジ部23に亘って挿通したボルト・ナット27を締め込んで、下弦クランプ部材20を下弦材6に一体に固定してある。
前記水平ブレース10は、図9にも示すように、その端部にねじ込んであるナット28でブレース固定板29に固定してあり、既設トラス2aの上弦材5を挟持することにより既設トラス架構Aに固定されるブレース用クランプ部材30(21)を介して、ブレース固定板29を既設トラス架構Aに固定することにより、各水平ブレース10を上弦材5に連結してある。
前記ブレース用クランプ部材30は、図10に示すように、上弦クランプ部材19と同様構造の、上弦材5を上下方向から挟む一対の挟持部材24を設けて構成してあり、一本の水平ブレース10を固定してあるブレース固定板29aについては一つのブレース用クランプ部材30を使用して、また、二本の水平ブレース10を固定してあるブレース固定板29bについては二つのブレース用クランプ部材30を使用して、各凹面部22で上弦材5を上下方向から挟みこんでフランジ部23どうしを対向させると共に、ブレース固定板29を対向するフランジ部23どうしの間に挟み込み、各フランジ部23とブレース固定板29とに亘って挿通したボルト・ナット27を締め込んで、ブレース用クランプ部材30とブレース固定板29とを共締め状態で上弦材5に一体に固定してある。
〔第2実施形態〕
図11は、本発明による既設トラス架構補強構造の別実施形態を示し、架構構成部材31としてのH形鋼製の上弦材5を挟持するブレース用クランプ部材30(21)を、上弦材(H形鋼)5のフランジ32に押し付ける押圧板部33と、その左右両側の側板部34と、その側板部34から延設してあるフランジ部23とを備えた一対の挟持部材24で構成してある。
前記挟持部材24の各々は、図12に示すように、一連の鋼製薄板材を屈曲させて押圧板部33と側板部34とフランジ部23とを形成してあり、押圧板部33のフランジ32側に対向させる面が左右の側板部34の間に突出するように、押圧板部33を予め湾曲させてある。
そして、フランジ部23どうしが対向するように押圧板部33で上弦材(H形鋼)5をフランジ32側から挟み込むと共に、対向するフランジ部23どうしの間にブレース固定板29を挟み込み、各フランジ部23とブレース固定板29とに亘って挿通したボルト・ナット27を、押圧板部33を弾性変形させながら締め込んで、ブレース用クランプ部材30とブレース固定板29とを共締め状態で、かつ、押圧板部33をフランジ32に対して強く押し付けた状態で上弦材(H形鋼)5に一体に固定してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による既設トラス架構補強構造は、横断面形状がL形やT形の架構構成部材や、平板の架構構成部材を挟持することにより既設トラス架構に固定するクランプ部材を設けてあっても良い。
2.本発明による既設トラス架構補強構造は、クランプ部材と補強部材とを溶接などで予め一体に設けてあっても良い。
3.本発明による既設トラス架構補強構造は、一対の挟持部材を互いに揺動自在に連結して、挟持状態と挟持解除状態とに切り換え自在に構成してあるクランプ部材を設けてあっても良い。
既設トラス架構の概略平面図 既設トラス架構の概略側面図 補強済み既設トラス架構の概略平面図 補強済み既設トラス架構の概略側面図 補強済み既設トラス架構の要部概略側面図 要部の正面図 要部の分解斜視図 要部の分解斜視図 要部の正面図 要部の分解斜視図 第2実施形態を示す要部の正面図 第2実施形態を示す要部の正面図
符号の説明
1 補強部材
2 トラス
9 補強架構
10 ブレース
14 ブレース
21 クランプ部材
31 架構構成部材
A 既設トラス架構

Claims (4)

  1. 補強部材を既設トラス架構に固定して、その既設トラス架構を補強してある既設トラス架構補強構造であって、
    前記既設トラス架構を構成している架構構成部材を挟持することにより、その既設トラス架構に固定するクランプ部材を介して、前記補強部材を前記既設トラス架構に固定してある既設トラス架構補強構造。
  2. 前記既設トラス架構が、屋根を支えるために構築したものであり、
    前記補強部材が、前記クランプ部材にボルト連結されて、前記既設トラス架構を下側から支持する補強架構である請求項1記載の既設トラス架構補強構造。
  3. 前記既設トラス架構が、複数のトラスを並設して互いに連結して構築したものであり、
    前記補強部材が、隣り合う前記トラスどうしを繋ぐものである請求項1記載の既設トラス架構補強構造。
  4. 前記補強部材がブレースを備えている請求項1〜3のいずれか1項記載の既設トラス架構補強構造。
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