JP2007302575A - 頭皮の状態改善方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 頭皮から不要な脂質を良好に取り除き、頭皮の状態を改善し得る方法を提供する。
【解決手段】 頭皮から不要な脂質を取り除いて、頭皮の状態を改善するための方法であって、下記工程(1)〜(3)を有する頭皮の状態改善方法である。
工程(1):コメヌカ油を50〜97質量%および非イオン性界面活性剤を3〜50質量%含有し、かつ実質的に水を含有しない頭皮洗浄用組成物を、乾燥した頭皮に馴染ませる工程。
工程(2):工程(1)の後に、界面活性剤と水とを含有するシャンプー剤を用いて頭皮および毛髪を洗浄し、続いて頭皮および毛髪を水洗する工程。
工程(3):工程(2)の後に、カチオン性界面活性剤と水とを含有するトリートメント剤を毛髪に塗布し、続いて毛髪を水洗し、乾燥する工程。
【選択図】 なし

Description

本発明は、頭皮から不要な脂質(皮脂など)を除去して、頭皮の状態を改善する方法に関するものである。
ヘアカラーの一般化に伴い、髪のダメージの蓄積が深刻化する中で、近年、健康な髪を維持するにあたり、まず頭皮の状態を良好にすることが行われている。そして、髪が薄くなったり、髪にハリやコシがなくなった、といった悩みを持つ人に対して、頭皮をケアする様々な方法が提案されている。例えば非特許文献1では、頭皮ケアに関する情報が特集されており、その中でマッサージを中心とした様々な頭皮ケア方法が記載されている。
ところで、特に育毛促進に着目した場合、頭皮(特に毛穴部分)に付着している脂質(皮脂など)を取り除くことが好ましい旨提唱されている。しかし、通常のシャンプー剤による洗浄では、毛穴部分の脂質を取り除くことは困難であることから、頭皮の状態を良好にするにあたり、こうした脂質を良好に取り除く技術が求められる。
例えば、特許文献1には、アミノ酸系界面活性剤を主たる有効成分とする第1剤と、パパイン酵素を主たる有効成分とする第2剤との混合物からなるクレンジング剤を用いて、頭皮と毛穴をクレンジングするクレンジング工程と、頭皮と毛穴及び毛髪の汚れを落すシャンプー工程と、ヒノキチオールを主たる有効成分とする第1育毛剤を、頭皮全体に塗布する第1育毛処理工程と、ヒノキチオールを主たる有効成分とする第2育毛剤を、頭皮の特定部分に塗布する第2育毛処理工程と、ケラチンを主たる有効成分とするトリートメント剤を毛髪に塗布するトリートメント工程からなる育毛促進方法が記載されている。特許文献1では、上記のクレンジング剤を用いたクレンジング工程によって、頭皮や毛穴に付着した皮脂などの汚れを浮き上がらせ、これを次のシャンプー工程により洗い流すことができる旨記載している。
また、特許文献2には、ホホバオイルを主たる有効成分とするクレンジング剤を用いて、頭皮と毛穴をクレンジングするクレンジング工程と、頭皮と毛穴及び毛髪の汚れを落すシャンプー工程と、ヒノキチオールを主たる有効成分とする第1育毛剤を、頭皮全体に塗布する第1育毛処理工程と、ヒノキチオールを主たる有効成分とする第2育毛剤を、頭皮の特定部分に塗布する第2育毛処理工程と、ケラチンを主たる有効成分とするトリートメント剤を、毛髪に塗布するトリートメント工程からなる育毛促進方法が記載されている。特許文献2の技術も、特許文献1の技術と同様に、上記のクレンジング剤を用いたクレンジング工程によって、頭皮や毛穴に付着した皮脂などの汚れを浮き上がらせ、これを次のシャンプー工程により洗い流す、としている。
特許第3172481号公報 特許第3172482号公報 marcel,2005年,1月号,p.16〜37
特許文献1や特許文献2の技術は、一定の効果はあるものの、以下のような問題も抱えている。特許文献1の技術では、パパイン酵素が安定性に問題がある上に粉末状であることから、クレンジング剤を用時調製する必要があり、消費者が取り扱う上で面倒であるといった問題があった。更に、酵素特有の頭皮につっぱり感が生じるという欠点もあった。
また、特許文献2においても、クレンジング剤に係るホホバオイルは、さらさらとした感触を頭皮に与える作用はあるものの、頭皮の状態の改善効果が不十分である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、頭皮から不要な脂質を良好に取り除き、頭皮の状態を改善し得る方法を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の方法は、頭皮から不要な脂質を取り除いて、頭皮の状態を改善するための方法であって、下記工程(1)〜(3)を有することを特徴とする頭皮の状態改善方法である。
工程(1):コメヌカ油を50〜97質量%および非イオン性界面活性剤を3〜50質量%含有し、かつ実質的に水を含有しない頭皮洗浄用組成物を、乾燥した頭皮に馴染ませる工程。
工程(2):工程(1)の後に、少なくとも界面活性剤と水とを含有するシャンプー剤を用いて頭皮および毛髪を洗浄し、続いて頭皮および毛髪を水洗する工程。
工程(3):工程(2)の後に、少なくともカチオン性界面活性剤と水とを含有するトリートメント剤を毛髪に塗布し、続いて毛髪を水洗し、乾燥する工程。
本発明法では、まず工程(1)において、ドライ状態で頭皮洗浄用組成物を使用することにより、頭皮(特に毛穴)に付着した脂質(皮脂など)を頭皮から剥離して浮き上がらせ、工程(2)のシャンプー剤による洗浄および水洗により、頭皮から剥離した脂質を洗い流し、工程(3)におけるトリートメント剤の使用により、毛髪の状態を良好にする。本発明法では、これら一連の工程によって、頭皮から不要な脂質を除去して、頭皮の状態を改善し、健やかな頭皮の健康状態を保持することができる。加えて、頭皮における脂質の除去に伴う毛髪の状態の悪化も抑えることができる。
また、本発明法は、工程(3)の後に、育毛剤を頭皮に塗布する工程(4a)、または頭皮保湿剤を頭皮に塗布する工程(4b)を有していることが好ましい。工程(4a)により育毛を促すことが、また、工程(4b)により頭皮に潤いを与えることができる。
本発明によれば、不要な脂質を頭皮(特に毛穴)からきれいに除去して、頭皮の状態を良好に改善することができる。
本発明の工程(1)は、コメヌカ油を50〜97質量%および非イオン性界面活性剤を3〜50質量%含有し、かつ実質的に水を含有しない頭皮洗浄用組成物を、乾燥した頭皮に適量塗布して馴染ませる工程であり、この工程により、頭皮(特に毛穴)に付着している脂質を頭皮から剥離して浮き上がらせる。
頭皮洗浄用組成物の含有するコメヌカ油は、脂質を頭皮から安全かつ効果的に取り除き、また、頭皮の荒れを防止する機能を有している。頭皮洗浄用組成物におけるコメヌカ油の含有量は、50質量%以上、好ましくは70質量%以上であって、97質量%以下、好ましくは90質量%以下である。頭皮洗浄用組成物中のコメヌカ油の量が少なすぎると、頭皮から脂質を除去する効果が十分に確保できず、多すぎると、コメヌカ油が頭皮に残留して、べたつきが生じることがある。
また、頭皮洗浄用組成物は、コメヌカ油と共に非イオン性界面活性剤を含有している。頭皮洗浄用組成物中の非イオン性界面活性剤の含有量は、3質量%以上、好ましくは10質量%以上であって、50質量%以下、好ましくは30質量%以下である。頭皮洗浄用組成物中の非イオン性界面活性剤の量が少なすぎると、コメヌカ油の含有量が多くなりすぎて、コメヌカ油が頭皮に残留し、べたつきが生じることがある。また、頭皮洗浄用組成物中の非イオン性界面活性剤の量が多すぎると、コメヌカ油の含有量が少なくなりすぎて、頭皮から脂質を除去する効果が十分に確保できなくなることがある。
頭皮洗浄用組成物に用いる非イオン性界面活性剤の種類は特に制限はないが、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル;カプリル酸ポリグリセリル、ラウリン酸ポリグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリルなどのグリセリン脂肪酸エステル;などが好ましく、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも、上記ソルビタン脂肪酸エステル、上記グリセリン脂肪酸エステルおよびこれらの組み合わせであれば、剤型を経時的に安定化させる作用を有していることから、特に好ましい。
なお、頭皮洗浄用組成物は、実質的に水を含有しないものであるが、本発明でいう「実質的に水を含有しない」とは、頭皮洗浄用組成物を構成する各成分に付着している水などの場合のように不可避的に混入する水分を除き、積極的に添加した水は無いことを意味している。
頭皮洗浄用組成物は、コメヌカ油と非イオン性界面活性剤のみで構成されていてもよいが、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を配合してもよい。このような成分としては、一般の化粧料に配合できる非水溶性の成分であれば特に限定されないが、例えば、油成分(コメヌカ油を除く)、炭化水素、脂肪酸、植物抽出液、エステル、ポリオキシアルキレングリコール類、シリコーン油、多価アルコール、糖類、高分子、金属イオン封鎖剤などが挙げられる。
コメヌカ油を除く油成分としては、例えば、ホホバ油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、メドウホーム油などが挙げられる。炭化水素としては、例えば、カルナウバロウ、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、セレシン、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリンなどが挙げられる。脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸などが挙げられる。植物抽出液としては、例えば、カンゾウエキス、センブリエキス、ハマメリスエキス、キナエキス、フユボダイジュエキス、ボタンエキス、ユリエキス、シャクヤクエキス、シソエキス、ニンジンエキス、アロエエキス、ホップエキス、ビワエキスなどが挙げられる。
エステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸イソステアリル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸ヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、コハク酸ジエトキシエチル、イソステアリン酸フィトステリル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリルなどが挙げられる。ポリオキシアルキレングリコール類としては、例えば、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルなどが挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、デカメチルトリシロキサン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、トリメチルシロキシケイ酸、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどが挙げられる。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。糖類としては、例えば、デンプン、ソルビトール、トレハロース、ショ糖などが挙げられる。
高分子としては、例えば、N−ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、N−ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/アクリルアミド共重合体、塩化o−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル ]ヒドロキシエチルセルロース、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体などが挙げられる。金属イオン封鎖剤としては、例えば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸などが挙げられる。
上記の各成分の他にも、香料、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、pH調整剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で頭皮洗浄用組成物に配合してもよい。
頭皮洗浄用組成物の形態としては、クリーム、ローション、ジェル、エアゾール(フォーム状、ミスト状)などの各種形態とすることができ、特に制限は無いが、頭皮への塗布の利便性からエアゾール(エアゾールフォーム)の形態とすることが好ましい。
頭皮洗浄用組成物をエアゾール(エアゾールフォーム)とするには、コメヌカ油および非イオン性界面活性剤などにより構成される頭皮洗浄用組成物を原液とし、これに噴射剤を配合した組成物(エアゾール組成物)を調製して、これをエアゾール容器に充填すればよい。
上記の噴射剤としては、例えば、プロパン、n−ブタン、i−ブタンなどを主成分とする液化石油ガス(LPG)などの炭化水素類;ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテルなどのエーテル類;炭酸ガス、窒素ガス、酸素などの圧縮ガス;などが挙げられる。これらの噴射剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。噴射剤の配合量は、原液(頭髪洗浄用組成物)と噴射剤で構成されるエアゾール組成物の全量中、5質量%以上であって、20質量%以下、より好ましくは15質量%以下とすることが望ましい。エアゾール組成物中の噴射剤量が少なすぎても多すぎても、起泡性、泡のきめ細やかさ、泡の持続性などが悪くなる場合がある。
工程(2)は、少なくとも界面活性剤と水とを含有するシャンプー剤を適量用いて頭皮および毛髪を洗浄し、続いて頭皮および毛髪を水洗する工程であり、この工程により、工程(1)において頭皮から剥離した脂質を洗い流す。
シャンプー剤に係る界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ラウリルリン酸などのアニオン性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミドなどの非イオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタインなどの両性界面活性剤;が好ましい。これらの界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。洗浄効果と洗浄時の操作性により優れている点で、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ラウリルリン酸、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミドおよび2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインから、任意の2種以上を組み合わせて使用することが好ましい。
シャンプー剤中の界面活性剤の総量は、5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であって、30質量%以下、より好ましくは20質量%以下とすることが望ましい。界面活性剤の配合量が少なすぎると、泡立ちが鈍く洗髪感を与えられない場合があり、多すぎると、脱脂力が過剰となり頭皮が乾燥したり、場合によっては脱脂力の影響により髪を傷めることがある。
また、シャンプー剤中の水の配合量は、例えば、20〜70質量%であることが好ましい。
シャンプー剤には、界面活性剤および水以外にも、一般のシャンプー剤に配合されている各種成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。このような配合成分としては、例えば、各種抽出液、多価アルコール、抗炎症剤、清涼剤、保湿剤、高分子、金属イオン封鎖剤、pH調整剤などが挙げられる。
各種抽出液としては、例えば、ローヤルゼリーエキス、カンゾウエキス、センブリエキス、ハマメリスエキス、キナエキス、フユボダイジュエキス、ボタンエキス、ユリエキス、シャクヤクエキス、シソエキス、ニンジンエキス、アロエエキス、メリッサエキス、海藻エキス、ホップエキス、ビワエキスなどが挙げられる。抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸ジカリウムなどが挙げられる、清涼剤としては、例えば、L−メントールなどが挙げられる。保湿剤としては、例えば、チューベロースポリサッカライドなどが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、乳酸などの酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、アルギニンなどのアルカリ;などが挙げられる。
多価アルコール、高分子、金属イオン封鎖剤としては、例えば、頭皮洗浄用組成物に配合し得るものとして上で例示した多価アルコール、高分子、金属イオン封鎖剤が、それぞれ挙げられる。
上記の各成分の他にも、香料、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを、本発明の効果を損なわない範囲でシャンプー剤に配合してもよい。
工程(3)は、工程(2)で洗浄した毛髪に、少なくともカチオン性界面活性剤と水とを含有するトリートメント剤を適量塗布し、続いてその毛髪を水洗し、乾燥する工程である。この工程によって、毛髪の状態を改善し、その感触を良好なものとする。
トリートメント剤に係るカチオン性界面活性剤としては、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム(塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムなど)などが挙げられる。
トリートメント中のカチオン性界面活性剤の配合量は、0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上であって、10質量%以下、より好ましくは5質量%以下であることが望ましい。カチオン性界面活性剤の配合量が少なすぎると、トリートメント剤の乳化が困難となる他、処理後の毛髪の感触向上効果が小さくなることがある。また、カチオン性界面活性剤の配合量が多すぎると、トリートメント剤の粘度が大きくなって操作性が低下する他、頭皮に対する刺激が強くなることがある。
また、トリートメント剤における水の配合量は、例えば、50〜80質量%であることが好ましい。
トリートメント剤には、カチオン性界面活性剤および水以外にも、例えば、チューベロース多糖体、マカデミアナッツ油またはセラミドを配合することが好ましく、これらを配合した場合には、毛髪の状態が更に改善され、より滑らかな感触を保持できるようになる。
チューベロース多糖体を用いる場合のトリートメント剤における配合量は、0.001質量%以上、より好ましくは0.002質量%以上であって、0.1質量%以下、より好ましくは0.005質量%以下であることが望ましい。チューベロース多糖体の配合量が少なすぎると、これを用いることによる効果が十分に確保できないことがあり、多すぎると、処理後に毛先が硬くごわつくようになることがある。
また、マカデミアナッツ油を用いる場合のトリートメント剤における配合量は、0.2質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であって、5質量%以下、より好ましくは3質量%以下であることが望ましい。マカデミアナッツ油の配合量が少なすぎると、これを用いることによる効果が十分に確保できないことがあり、多すぎると、処理後の毛髪にべたつきが出ることがある。
更に、セラミドを用いる場合のトリートメント剤における配合量は、0.01質量%以上、より好ましくは0.015質量%以上であって、0.10質量%以下、より好ましくは0.07質量%以下であることが望ましい。セラミドの配合量が少なすぎると、これを用いることによる効果が十分に確保できないことがあり、多すぎると、処理後に毛先が硬くごわつくようになることがある。
トリートメント剤には、上記の各成分の他にも、一般のトリートメント剤に配合されている各種成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。このような成分としては、例えば、高級アルコール、エステル、各種抽出液、多価アルコール、抗炎症剤、保湿剤などが挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコールなどが挙げられる。エステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸イソステアリル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、コハク酸ジオクチル、イソステアリン酸フィトステリルなどが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、頭皮洗浄用組成物に配合し得るものとして上で例示した各種多価アルコールが挙げられる。また、各種抽出液、抗炎症剤、保湿剤としては、例えば、シャンプー剤に配合し得るものとして上で例示した各種抽出液、抗炎症剤、保湿剤が、それぞれ挙げられる。
上記の各成分の他にも、香料、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを、本発明の効果を損なわない範囲でトリートメント剤に配合してもよい。
上記工程(1)〜(3)を有する本発明法によれば、頭皮の不要な脂質を除去して、かゆみやべたつきなどを防ぎ、また、頭皮の炎症の原因となる雑菌の繁殖を抑えて、これにより頭皮の血行不良の発生を防止し、更に頭皮にやわらかさを付与して、頭皮の状態を改善できる。また、毛髪の太さは毛穴の大きさに比例するといわれているが、上記工程(1)〜(3)を有する本発明法によれば、特に頭皮の毛穴をきれいな状態にできるため、太くしっかりとした毛髪を育てる効果が期待できる。
なお、本発明法では、上記の工程(1)〜(3)に続いて、育毛剤を頭皮に適量塗布する工程(4a)を有していることも好ましい。この工程(4a)により、更に育毛を促すことができる。
工程(4a)で用いる育毛剤は、少なくともトウニンエキスを含有するものであることが好ましい。育毛剤中のトウニンエキスの配合量は、0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であって、1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下であることが望ましい。トウニンエキスの配合量が少なすぎると、これを配合することによる効果(育毛効果)が十分に得られないことがあり、多すぎると、コスト面で不利となることがある。
また、育毛剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有していることがより好ましい。これにより、頭皮に潤いを付与することができる。育毛剤中のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であって、2質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下であることが望ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量が少なすぎると、これを用いることによる効果が十分に確保できないことがあり、多すぎると、育毛剤に著しい泡立ちが生じたり、塗布後の頭皮にべたつきが生じることがある。
育毛剤は、通常、ローションの形態を有するものであり、溶剤としては、エタノールを用いることが好ましい。育毛剤中の溶剤の配合量は、例えば、20〜50質量%であることが好ましい。
また、育毛剤には、その効果を損なわない範囲で、一般の育毛剤に配合されている各種成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、各種育毛成分(トウニンエキスを除く)、各種保湿成分、界面活性剤(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を除く)などが挙げられる。
育毛成分としては、例えば、タマサキツヅラフジアルカロイド、センブリ抽出液、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、シソエキス、イラクサエキス、ブッチャーブルームエキス、海藻エキス、米抽出エキス、ワレモコウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ハマメリス抽出液、d−δ−トコフェロール、L−メントール、ニンジンエキスなどが挙げられる。保湿成分としては、例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、トルメンチラエキス、水素添加大豆リン脂質、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、パールカルク抽出液などが挙げられる。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を除く界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、リン酸ジセチル、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
上記の各成分の他にも、香料、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを、育毛剤に、その効果を損なわない範囲で配合してもよい。
また、本発明法では、上記の工程(1)〜(3)に続いて、頭皮保湿剤を頭皮に適量塗布する工程(4b)を有していることも好ましい。この工程(4b)により、頭皮に潤いを付与することができ、これにより、例えば、フケの発生やかゆみを抑えることができる。
工程(4b)で用いる頭皮保湿剤は、少なくとも1,3−ブチレングリコールを含有するものであることが好ましい。頭皮保湿剤中の1,3−ブチレングリコールの配合量は、5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であって、20質量%以下、より好ましくは15質量%以下であることが望ましい。1,3−ブチレングリコールの配合量が少なすぎると、これを用いることによる効果(頭皮への潤い付与効果)が十分に確保できないことがあり、多すぎると、塗布後の頭皮にべたつきが生じることがある。
また、頭皮保湿剤は、トウニンエキスを含有していることがより好ましい。これにより、育毛を促すことができる。頭皮保湿剤中のトウニンエキスの配合量は、0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であって、1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下であることが望ましい。トウニンエキスの配合量が少なすぎると、これを配合することによる効果が十分に得られないことがあり、多すぎると、コスト面で不利となることがある。
頭皮保湿剤は、通常、ローションの形態を有するものであり、溶剤として、エタノール、グリセリン、水などを含有する。これらの溶剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。頭皮保湿剤中の溶剤の配合量は、例えば、10〜30質量%であることが好ましい。
また、頭皮保湿剤には、その効果を損なわない範囲で、一般の頭皮保湿剤に配合されている各種成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、各種育毛成分(トウニンエキスを除く)、各種保湿成分、界面活性剤などが挙げられる。
育毛成分としては、例えば、タマサキツヅラフジアルカロイド、センブリ抽出液、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸ジカリウム、シソエキス、イラクサエキス、ブッチャーブルームエキス、海藻エキス、米抽出エキス、ワレモコウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ハマメリス抽出液、d−δ−トコフェロール、L−メントール、ニンジンエキスなどが挙げられる。保湿成分としては、例えば、トルメンチラエキス、水素添加大豆リン脂質、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、パールカルク抽出液などが挙げられる。界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、リン酸ジセチル、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
上記の各成分の他にも、香料、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを、頭皮保湿剤に、その効果を損なわない範囲で配合してもよい。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施をすることは、全て本発明の技術的範囲に包含される。なお、以下の表1では頭皮洗浄用組成物全体で、表2ではシャンプー剤全体で、表3ではトリートメント剤全体で、表5では育毛剤全体で、および表7では頭皮保湿剤全体で、それぞれ100%となるように各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、これらの表中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。
実施例1
被験者の頭皮について、大凡図1に示す1〜6の線分とA〜Eの線分との交点に当たる箇所に存在する毛穴を、マイクロスコープ(Scalar社製「USBマイクロスコープ M2 スキンチェックセット」)を用いて観察し、上記箇所に存在する毛穴の全てに脂質(過酸化脂質)が存在することを確認した。なお、図1は、被験者の頭部を模式的に示した平面図であり、図中上が顔側である。
表1に示す組成の液状の頭皮洗浄用組成物を調製し、工程(1)として、この頭皮洗浄用組成物5mLを被験者の頭部の左側(線分1〜3と線分A〜Eとの交点が存在する側)に塗布し、専門のテスターによってマッサージして馴染ませた。
続いて、工程(2)として、表2に示す組成のシャンプー剤を用いて被験者の頭皮全体を洗浄し、その後水洗してシャンプー剤を十分にすすぎ落とした。更に、工程(3)として、表3に示す組成のトリートメント剤を被験者の毛髪全体に塗布し、水洗した後乾燥した。
工程(3)終了後の被験者の頭皮における図1に示す1〜6の線分とA〜Eの線分との交点に当たる箇所に存在する毛穴を上記のマイクロスコープで観察し、それらの毛穴に脂質が残存しているか否かを確認した。そして、頭部左側(線分1〜3と線分A〜Eとの交点が存在する側)と、頭部右側(線分4〜6と線分A〜Eとの交点が存在する側)のそれぞれについて、下記式により脂質が残存している毛穴の比率(残存率)を求めた。結果を表4に示す。
残存率=(a/b)×100
ここで、上記式中、aは、工程(3)の終了後に脂質が残存している毛穴の数であり,bは、上記交点に存在する毛穴の数(15個)である。
実施例2〜5および比較例1〜3
工程(1)で用いる頭皮洗浄用組成物を、表1に示すものに変更した以外は、実施例1と同様にして工程(1)〜(3)の各操作を行い、上記残存率を求めた。結果を表4に示す。
実施例6
実施例2で用いた頭皮洗浄用組成物を原液とし、この原液と噴射剤(LPG)とを、90:10(質量比)で混合して組成物調製し、これをエアゾール容器に充填してエアゾール式(エアゾールフォーム)の頭髪洗浄用組成物を得た。
上記の頭髪洗浄用組成物を工程(1)で用いた以外は、実施例1と同様にして工程(1)〜(3)の各操作を行い、上記残存率を求めた。結果を表4に示す。
実施例7
実施例4で用いた頭皮洗浄用組成物を原液とし、この原液と噴射剤(LPG)とを、90:10(質量比)で混合して組成物を調製し、これをエアゾール容器に充填してエアゾール式(エアゾールフォーム)の頭髪洗浄用組成物を得た。
上記の頭髪洗浄用組成物を工程(1)で用いた以外は、実施例1と同様にして工程(1)〜(3)の各操作を行い、上記残存率を求めた。結果を表4に示す。
Figure 2007302575
Figure 2007302575
Figure 2007302575
Figure 2007302575
ここで、表2および表3において、精製水の欄の「計100とする」とは、シャンプー剤またはトリートメント剤を構成する精製水以外の各成分の合計量に、精製水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。
工程(1)を実施しておらず、通常のシャンプーによる洗浄[工程(2)]およびトリートメント処理[工程(3)]のみを行った各実施例、比較例における頭皮右側では、頭皮(毛穴)の脂質が殆ど除去できていないが、コメヌカ油と非イオン性界面活性剤(ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ油脂肪酸ソルビタン)とを適量含有する頭皮洗浄用組成物を用いて工程(1)の操作を行った実施例1〜7における頭皮左側では、頭皮(毛穴)の脂質が良好に除去できており、頭皮の状態を良好に改善できている。また、実施例1〜5では液状の頭皮洗浄用組成物を、実施例6、7ではフォーム状(エアゾールフォーム)の頭皮洗浄用組成物を用いているが、いずれの形態の頭皮洗浄用組成物を用いても良好な結果が得られている。なお、実施例6、7におけるフォーム状の頭皮洗浄用組成物では、実施例1〜5における液状の頭皮洗浄用組成物に比べて、頭皮への塗布の際に、所定量の塗布が容易であり、また、頭皮からのタレ落ちもなく、塗布の利便性が向上していた。
これに対し、工程(1)において、コメヌカ油を含有しない頭皮洗浄用組成物を用いた比較例1および比較例2、ならびにコメヌカ油の含有量が適切でない頭皮洗浄用組成物を用いた比較例3における頭皮左側では、頭皮(毛穴)の脂質の除去が不十分であった。
実施例8
5人の被験者A〜Eに対し、実施例7と同様に工程(1)〜工程(3)の各操作を実施した後に、工程(4a)として、表5に示す組成の育毛剤2mLを頭皮に塗布した。その後、工程(4a)の操作を1日に2回(朝、晩)ずつ、1か月にわたって実施した。1か月後の毛髪の状態を各被験者が評価した。各被験者による評価の結果を表6に示す。
Figure 2007302575
ここで、表5において、精製水の欄の「計100とする」とは、育毛剤を構成する精製水以外の各成分の合計量に、精製水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。
Figure 2007302575
表6に示すように、5人の被験者の全員が、毛髪の状態が改善されていると評価しており、工程(1)〜(3)の操作による頭皮の状態改善に加えて、工程(4a)の操作による育毛促進効果が確認できた。
実施例9
4人の被験者F〜Iに対し、実施例7と同様に工程(1)〜工程(3)の各操作を実施した後に、工程(4b)として、表7に示す組成の頭皮保湿剤2mLを頭皮に塗布した。上記の工程(4b)の操作を1日に2回(朝、晩)ずつ、1週間にわたって実施した。1週間の毛髪の状態を各被験者が評価した。各被験者による評価の結果を表8に示す。
Figure 2007302575
ここで、表7において、精製水の欄の「計100とする」とは、頭皮保湿剤を構成する精製水以外の各成分の合計量に、精製水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。
Figure 2007302575
表8に示すように、4人の被験者の全員が、フケおよび/またはかゆみが減少したと評価しており、工程(1)〜(3)の操作によって改善された頭皮の状態が、工程(4b)の操作によって更に改善されていることが確認できた。
実施例および比較例における頭皮の状態観察方法を説明するための図である。

Claims (6)

  1. 頭皮から不要な脂質を取り除いて、頭皮の状態を改善するための方法であって、下記工程(1)〜(3)を有することを特徴とする頭皮の状態改善方法。
    工程(1):コメヌカ油を50〜97質量%および非イオン性界面活性剤を3〜50質量%含有し、かつ実質的に水を含有しない頭皮洗浄用組成物を、乾燥した頭皮に馴染ませる工程。
    工程(2):工程(1)の後に、少なくとも界面活性剤と水とを含有するシャンプー剤を用いて頭皮および毛髪を洗浄し、続いて頭皮および毛髪を水洗する工程。
    工程(3):工程(2)の後に、少なくともカチオン性界面活性剤と水とを含有するトリートメント剤を毛髪に塗布し、続いて毛髪を水洗し、乾燥する工程。
  2. 工程(1)において、頭皮洗浄用組成物に噴射剤を配合して使用する請求項1に記載の頭皮の状態改善方法。
  3. 工程(3)の後に、育毛剤を頭皮に塗布する工程を更に有する請求項1または2に記載の頭皮の状態改善方法。
  4. 育毛剤は、少なくともトウニンエキスを含有するものである請求項3に記載の頭皮の状態改善方法。
  5. 工程(3)の後に、頭皮保湿剤を頭皮に塗布する工程を更に有する請求項1または2に記載の頭皮の状態改善方法。
  6. 頭皮保湿剤は、少なくとも1,3−ブチレングリコールを含有するものである請求項5に記載の頭皮の状態改善方法。
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