JP2007301917A - 液体貯留容器及び液体吐出装置 - Google Patents
液体貯留容器及び液体吐出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007301917A JP2007301917A JP2006134757A JP2006134757A JP2007301917A JP 2007301917 A JP2007301917 A JP 2007301917A JP 2006134757 A JP2006134757 A JP 2006134757A JP 2006134757 A JP2006134757 A JP 2006134757A JP 2007301917 A JP2007301917 A JP 2007301917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- liquid
- liquid chamber
- ink
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】サブタンク50a〜サブタンク50dの大気連通口に接続されたチューブ71を閉塞可能な開閉レバー57及びホルダ58(大気連通バルブ)と、サブタンク50a〜サブタンク50dの第1液室内に貯留された液体を第2液室に向けて流出させるための開口部を開閉するバルブシャフト55a(圧力調整バルブ)とを備え、開閉レバー57とバルブシャフト55aとは、機械的に共通のバルブ駆動機構80(カムシャフト81、駆動モータ83)によって連動する。
【選択図】図6
Description
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、内部に液体を貯留可能であり、内部と大気とを連通させるための大気連通口を有する第1液室と、前記大気連通口を開閉する大気連通バルブと、内部に貯留された液体を外部に排出するための排出口を有する第2液室と、前記第1液室と前記第2液室との間を仕切る仕切り壁と、前記仕切り壁に形成され、前記第1液室内に貯留された液体を前記第2液室に向けて流出させるための開口部と、前記開口部を開閉する圧力調整バルブとを備え、前記大気連通バルブと前記圧力調整バルブとは、機械的に共通のバルブ駆動機構によって連動することを特徴とする。
上記の請求項1及び請求項6に記載の発明は、第1液室の大気連通口を開閉する大気連通バルブと、第1液室と第2液室との間を仕切る仕切り壁に形成された開口部を開閉する圧力調整バルブとを備えている。そして、大気連通バルブと圧力調整バルブとは、機械的に共通のバルブ駆動機構によって連動する。そのため、共通のバルブ駆動機構を作動させることにより、大気連通バルブ及び圧力調整バルブの両方を開閉させることができる。
なお、以下の実施形態では、本発明の液体吐出装置として、後述する液体吐出ヘッドのノズル28からインク(液体)を吐出して画像を形成するインクジェットプリンタ10を例に挙げている。また、本発明の液体貯留容器は、このインクジェットプリンタ10に実装されているものとする。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、ラインヘッド20、インクカートリッジ30、供給ポンプ40、サブタンク50、及び吸引ポンプ60によって構成されており、ラインヘッド20とは別体にインクカートリッジ30を配し、チューブ70を通してインクを供給するようにした「ヘッド別体型」のインク供給方式となっている。すなわち、ラインヘッド20にインクが供給されるまでに、インクカートリッジ30、供給ポンプ40、及びサブタンク50を経由するようになっている。
図2に示すように、ラインヘッド20は、半導体基板25にバリア層26を積層し、このバリア層26に、ノズル28を形成したノズルシート27を貼り合わせて構成したものである。そして、半導体基板25に複数の発熱抵抗体23が一定間隔で一方向に析出形成されており、発熱抵抗体23を囲む半導体基板25とバリア層26とノズルシート27とによってインク液室22が形成されている。なお、インク液室22は、インク流路24に連通する開口領域を有しており、この開口領域からインク液室22内にインクが供給される。
図3に示すように、サブタンク50は、内部にインクを貯留可能な第1液室51と、内部に貯留されたインクを外部に排出可能な第2液室52と、第1液室51と第2液室52との間を仕切る仕切り壁53と、仕切り壁53に形成された開口部54と、開口部54を開閉する圧力調整バルブ55とを備えている。
そこで次に、圧力調整バルブ55について詳細に説明する。
また、図5は、図3に示すサブタンク50における圧力調整バルブ55の動作時の状態を示す断面図である。
図4及び図5に示すように、圧力調整バルブ55は、第2液室52及び仕切り壁53の開口部54を上下に貫通するバルブシャフト55aと、バルブシャフト55aを上向きに付勢する開閉バネ55bと、仕切り壁53との間で第2液室52を構成するダイヤフラム55cと、バルブシャフト55aの下端部に取り付けられ、開口部54の周囲の仕切り壁53に当接可能な開閉弁55dとを備えている。
そこで次に、本発明のバルブ駆動機構80による圧力調整バルブ55及び大気連通バルブ56の強制的な開閉について詳細に説明する。
図6に示すように、バルブ駆動機構80は、カムシャフト81、ギア82、駆動モータ83、及びレバーケース84から構成されている。なお、図6においては、圧力調整バルブ55(図3参照)におけるバルブシャフト55aの頭頂部が図示されており、開閉レバー57及びホルダ58が図3に示す大気連通バルブ56に相当するものとなっている。
そこで次に、大気連通バルブ56について詳細に説明する。
4本のチューブ71は、図7に示すホルダ58上に集約され、整列して配管される。また、開閉レバー57は、4本のチューブ71に対応して設けられ、レバーケース84(図6参照)の天面にそれぞれ当接する4つのレバー部57aと、各レバー部57aを下方に変形させるための4つの弾性変形部57bと、各チューブ71の表面をそれぞれ押圧して局所的に押しつぶし、各チューブ71を個別に閉塞させるための4つの突起部57cと、ホルダ58に回転可能に支持される軸部57dとが一体的に成形された櫛歯形状のものである。
また、図9は、図7に示す開閉レバー57の動作時の状態を示す正面図及び断面図である。
図8及び図9に示すように、4本のチューブ71は、1列に整列した状態でホルダ58に保持されている。そして、開閉レバー57は、4つのレバー部57aがそれぞれレバーケース84の天面84aに当接し、4つの突起部57cがそれぞれ各チューブ71の表面に当接している。
逆に、各チューブ71に対して独立に押圧力を作用させることができなければ、各チューブ71の硬さやレバーケース84のガタ等が影響し、各チューブ71のつぶれ具合にばらつきが生ずることがある。
図10に示す比較例では、図7に示す櫛歯形状の開閉レバー57及びホルダ58を用いず、レバーケース184及びホルダ158を大気連通バルブとしている。すなわち、図10(a)に示すように、レバーケース184の直線的な天面184aがホルダ158に保持された各チューブ71の表面を直接押しつぶすようになっている。
(1)本実施形態では、サブタンク50a〜サブタンク50dの圧力調整バルブ55及び大気連通バルブ56を同一のタイミングで作動させているが、複数のタイミングとすることもできる。すなわち、各押下げカム81aや下降カム81bの位相をいくつかにずらし、起伏の形状を相当数に設定することによって複数のタイミングとすることが可能である。このようにすると、駆動モータ83の負荷を小さくすることができ、バルブ駆動機構80の構造的及びコスト的なメリットが増える。
20 ラインヘッド(液体吐出ヘッド)
50、50a、50b、50c、50d サブタンク(液体貯留容器)
51 第1液室
51b 大気連通口
52 第2液室
52a 排出口
53 仕切り壁
54 開口部
55 圧力調整バルブ
55a バルブシャフト
55b 開閉バネ
55c ダイヤフラム
55d 開閉弁
56 大気連通バルブ
57 開閉レバー(大気連通バルブ)
58 ホルダ(大気連通バルブ)
70,71,72,73 チューブ
80 バルブ駆動機構
81 カムシャフト
82 ギア
83 駆動モータ
84 レバーケース
Claims (6)
- 内部に液体を貯留可能であり、内部と大気とを連通させるための大気連通口を有する第1液室と、
前記大気連通口を開閉する大気連通バルブと、
内部に貯留された液体を外部に排出するための排出口を有する第2液室と、
前記第1液室と前記第2液室との間を仕切る仕切り壁と、
前記仕切り壁に形成され、前記第1液室内に貯留された液体を前記第2液室に向けて流出させるための開口部と、
前記開口部を開閉する圧力調整バルブと
を備え、
前記大気連通バルブと前記圧力調整バルブとは、機械的に共通のバルブ駆動機構によって連動する
ことを特徴とする液体貯留容器。 - 請求項1に記載の液体貯留容器において、
前記大気連通バルブは、
前記大気連通口に接続された可とう性のチューブを閉塞可能な開閉レバーと、
前記チューブを保持するホルダと
を備えることを特徴とする液体貯留容器。 - 請求項1に記載の液体貯留容器において、
前記圧力調整バルブは、
前記開口部を上下に貫通するバルブシャフトと、
前記バルブシャフトを上向きに付勢する開閉バネと、
前記仕切り壁との間で前記第2液室を構成するダイヤフラムと、
前記バルブシャフトの下端部に取り付けられ、前記開口部の周囲の前記仕切り壁に当接可能な開閉弁と
を備えることを特徴とする液体貯留容器。 - 請求項1に記載の液体貯留容器において、
前記バルブ駆動機構は、
前記大気連通バルブ及び前記圧力調整バルブを作動させるためのカムシャフトと、
前記カムシャフトを回転させるための駆動モータと
を備えることを特徴とする液体貯留容器。 - 請求項1に記載の液体貯留容器において、
前記第1液室及び前記第2液室は、複数並設されており、
各前記第1液室の各前記大気連通口を開閉するそれぞれの大気連通バルブは、各一列に整列して配置され、
各前記第1液室と各前記第2液室との間の各前記開口部を開閉するそれぞれの圧力調整バルブは、各一列に整列して配置されている
ことを特徴とする液体貯留容器。 - 内部に液体を貯留可能な液体貯留容器と、
前記液体貯留容器から供給される液体を吐出可能な液体吐出ヘッドと
を備える液体吐出装置であって、
前記液体貯留容器は、
内部と大気とを連通させるための大気連通口を有する第1液室と、
前記大気連通口を開閉する大気連通バルブと、
内部に貯留された液体を外部に排出するための排出口を有する第2液室と、
前記第1液室と前記第2液室との間を仕切る仕切り壁と、
前記仕切り壁に形成され、前記第1液室内に貯留された液体を前記第2液室に向けて流出させるための開口部と、
前記開口部を開閉する圧力調整バルブと
を備え、
前記大気連通バルブと前記圧力調整バルブとは、機械的に共通のバルブ駆動機構によって連動する
ことを特徴とする液体吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006134757A JP2007301917A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 液体貯留容器及び液体吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006134757A JP2007301917A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 液体貯留容器及び液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007301917A true JP2007301917A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38836265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006134757A Pending JP2007301917A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 液体貯留容器及び液体吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007301917A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254542A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Brother Industries Ltd | 印刷装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03161344A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Canon Inc | インクジェットプリンタ |
JPH03272859A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-12-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液滴吐出装置 |
JPH106521A (ja) * | 1996-04-25 | 1998-01-13 | Canon Inc | 液体補充方法、液体供給装置及び液体吐出記録装置 |
JPH11188890A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-07-13 | Canon Inc | 液体補充方法及び該方法を用いた液体吐出記録装置 |
JP2000203049A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2001096765A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 |
JP2003312016A (ja) * | 1998-07-15 | 2003-11-06 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2004142405A (ja) * | 2002-01-22 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
JP2005349668A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Toshiba Tec Corp | インクジェット記録装置へのインク充填方法及びインクジェット記録装置 |
-
2006
- 2006-05-15 JP JP2006134757A patent/JP2007301917A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03161344A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Canon Inc | インクジェットプリンタ |
JPH03272859A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-12-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液滴吐出装置 |
JPH106521A (ja) * | 1996-04-25 | 1998-01-13 | Canon Inc | 液体補充方法、液体供給装置及び液体吐出記録装置 |
JPH11188890A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-07-13 | Canon Inc | 液体補充方法及び該方法を用いた液体吐出記録装置 |
JP2003312016A (ja) * | 1998-07-15 | 2003-11-06 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2000203049A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-25 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2001096765A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 |
JP2004142405A (ja) * | 2002-01-22 | 2004-05-20 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
JP2005349668A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Toshiba Tec Corp | インクジェット記録装置へのインク充填方法及びインクジェット記録装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254542A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Brother Industries Ltd | 印刷装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6561637B2 (en) | Ink jet head having buffer tank in fluid communication with ink circulation pathway | |
JP4935603B2 (ja) | 液滴噴射装置 | |
EP1997639B1 (en) | Liquid-droplet ejecting apparatus | |
US7950764B2 (en) | Pressure regulating mechanism and liquid ejecting apparatus | |
JP2008238792A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置本体 | |
JP5516106B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2008296415A (ja) | 流体供給システム及び該システムを用いた流体噴射装置 | |
JP5073596B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4325694B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP2008132762A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 | |
US8235509B2 (en) | Liquid-droplet ejecting apparatus | |
US8287106B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
JP2008105351A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 | |
JP4099763B2 (ja) | 液体噴射ヘッドの液体吸引装置及び液体噴射装置 | |
JP2009051149A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 | |
JP2005186494A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5516258B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008105352A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 | |
JP2007301917A (ja) | 液体貯留容器及び液体吐出装置 | |
JP2010228148A (ja) | 液体供給装置及び液体噴射装置 | |
JP2007301805A (ja) | 液体貯留容器及び液体吐出装置 | |
JP5071196B2 (ja) | 流体噴射装置及び流体噴射装置のメンテナンス方法 | |
JP2018171739A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP7114404B2 (ja) | 液体吐出装置および液体吐出ヘッド | |
JP2018089814A (ja) | 液体吐出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090427 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111101 |