JP2007300969A - 身体伸長矯正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の身体伸長矯正装置は、使用者を仰臥させる台と、台を傾斜させる傾斜機構と、台を水平或は傾斜の状態で回転させる回転機構を備え、前記台には、使用者を台に固定する固定部と、台に仰臥した使用者の足首、脛上部、腿下部、腿上部、脇及び肩、顎及び頭を保持する各保持具と、前記各保持具を牽引することにより、脛、腿、胴、首を伸長させる各牽引具を備えるものである。また、傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御可能であり、回転機構は、台の裏側中央部に設けられ、台が傾斜した状態で回転すると、その回転に伴って台の上に仰臥して使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に変わりながら回転するようにした。
【選択図】図1
Description
(1)特許文献1記載の装置は、使用者の足側を上方に持ち上げ、使用者の頭側を必ず下向きにし、更に使用者の足側の支柱を中心にエアバッグが旋回するため、回転による遠心力が使用者の頭部側のみに集中してしまい、全身を効果的に伸長させるとか、血流を全身に満遍なく送ることができないという課題がある。
(2)特許文献2や特許文献3記載の装置は、使用者の足や顎のみを牽引するため、全身をバランス良く伸ばすことができない。また、使用者が仰臥する台が回転しないため血流を全身に満遍なく送ったり、身体を真っ直ぐにしたりすることが難しい。
1.使用者を仰臥させる台と、台を傾斜させる傾斜機構と、台を水平或は傾斜の状態で正・逆回転させる回転機構とを備え、
2.前記台は次の(1)〜(14)の構成を備え、
(1)台の上に仰臥した使用者の胴体の両側に宛がって胴体を位置決めする脇宛て具と、
(2)当該使用者の胴体を前記台に固定する胴固定ベルトと、
(3)使用者の足首を保持する足首保持具と、
(4)その足首保持具を足先側へ牽引して脛を足先側へ伸長させる足首牽引具と、
(5)使用者の脛上部を保持する脛上部保持具と、
(6)その脛上部保持具を膝側へ牽引して脛を膝側へ伸長させる脛上部牽引具と、
(7)使用者の腿下部を保持する腿下部保持具と、
(8)その腿下部保持具を膝側へ牽引して腿を膝側へ伸長させる腿下部牽引具と、
(9)使用者の腿上部を保持する腿上部保持具と、
(10)その腿上部保持具を牽引して腿を胴側へ伸長させる腿上部牽引具と、
(11)使用者の脇及び肩を保持する脇・肩保持具と、
(12)その脇・肩保持具を頭部側へ牽引して胴を頭部側へ伸長させる脇・肩牽引具と、
(13)使用者の顎の下に掛けて顎及び頭を保持する顎・頭保持具と、
(14)その顎・頭保持具を頭頂側へ牽引して首を頭頂側へ伸長させる顎・頭牽引具、
3.前記傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御可能であり、
4.前記回転機構は、台の裏側中央部に設けられ、台の上面に仰臥する使用者の同中央部下の位置に設けられて、台が傾斜した状態で回転すると、その回転に伴って台の上に仰臥して使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に変わりながら回転するようにした。
(1)足首牽引具及び脛上部牽引具によって脛の骨(頸骨等)を頭側と足首側とに伸長させ、腿下部牽引具及び腿上部牽引具によって腿の骨(大腿骨等)を腰側と膝側に伸長させ、脇・肩牽引具によって胴の骨(胸椎、腰椎等)を頭部側に伸長させ、顎・頭牽引具によって首の骨(頚椎等)を頭頂側に伸長させるため、全身の骨を効果的に伸長させて使用者の身長を伸ばすことができる。また、脛、腿、胴、首を全て同時に伸長することができるため身体の一部に無理が掛かることもなく、バランスよく全身を伸長させることができる。
(2)使用者が台に仰臥した状態で台を傾斜させたり、台を水平又は傾斜した状態で回転させたりすることにより、身体を頭の先から足先まで真っ直ぐにすることができるため、身体の捩れや歪みが矯正されて身体のバランスが良くなる。また、身体の血流も良くなって健康の維持や増進に役立つ。
(3)台の上に仰臥した使用者の胴体を台に固定する胴固定ベルトを設けたので、それで胴を台に固定すれば仰臥した人が安定し、足首を保持した脚保持具を牽引駆動機構で牽引した場合の牽引効果が高まる。また、台が傾斜したり、回転したり、傾斜した状態で回転したりしても台の上に仰臥した使用者は安定し、台の上で位置ずれしたり、傾いたりすることもない。
(4)台の上に仰臥した使用者の胴体の両側に宛がって胴体を支持する左右の脇宛て具を台の上に設けたので、その脇宛て具で脇を支持して胴体を真っ直ぐに支持することができ、真っ直ぐな胴体を胴固定ベルトで台に固定することができる。
(5)傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御できるので、台の傾斜角度、回転速度等の操作を、台の回転中でも手軽に行なうことができる。
(6)傾斜機構は台の傾斜角度を調節可能であるため、台の上に仰臥した人の体形、症状にあった傾斜角度に調節することができる。
(7)回転機構は台の裏側中央部であって台の上面に仰臥する使用者の胴の中央部下側になる位置に設けて、台が傾斜した状態で回転するとその回転に伴って台の上に仰臥した使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に切り替わりながら回転するようにしたので、台の上に仰臥した使用者の全身にバランス良く遠心力がかかり、全身が無理なくバランス良く伸ばされて矯正され、血流が全身に満遍なく送られて促進され、健康の維持、増進に効果的である。
(8)使用者は台に仰臥するだけであるため身体に無理がかからず、自然な状態で使用できる。
(9)足首牽引具、脛上部牽引具、腿下部牽引具、腿上部牽引具、脇・肩牽引具、顎・頭牽引具でそれら箇所を機械的に牽引するだけであるため、整体、マッサージ、骨伸長術についての専門的な知識や熟練技能が必要なく、手軽で安全に身長を伸ばしたり、身体の捩れや歪みを矯正したりすることができる。
(10)自宅や職場に備えておけば、使用者の都合のよいときに使用できるので便利である。また、費用もかからず、毎日継続して使用できるため効果的である。
本発明の身体伸長矯正装置の実施形態の一例を図1〜図6に基づいて説明する。この身体伸長矯正装置1は図1に示すように使用者2が一人だけ仰臥できるサイズの板状の台3を傾斜機構5で傾斜させたり水平に戻したりすることができ、回転機構6で水平或は傾斜している台3を正・逆回転させることができるようにしてある。
図1〜図6に示す身体伸長矯正装置を用いて、使用者の全身を伸長し、更に使用者の身体の捩れや歪みをも矯正するには、次のようにする。
(1)図2、図4に示すように使用者2の身体を台3上に仰臥させる。
(2)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27で使用者の頭部及び胴体を固定し、使用者2の身体1を台3上に固定する(図2参照。)。
(3)使用者2の膝を曲げた状態で、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具によって使用者2の身体の各部を保持し、その各保持具51〜56を各牽引具31〜35に係止する。
(4)各牽引具31〜35の各ハンドル44、74、84、94、104を回転させて、身体の各部を所望の強さで連続牽引するように調整する。
(5)操作盤8を操作して、傾斜機構5を作動させ、台3を所望の傾斜角度まで傾斜させて停止させる(図1参照。)。
(6)操作盤8を操作して、回転機構6を作動させ、台3を正回転又は逆回転させる。
(7)その状態で所望時間傾斜機構5及び回転機構6を作動させる。
(8)所望の施術が終了したら、操作盤8を再度操作して、回転機構6を停止させて台3の回転を停止させる。
(9)操作盤8を操作して、傾斜させた台3を水平位置まで戻す。
(10)台3が水平位置まで戻ったら、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具を使用者2の身体の各部から取外す。
(11)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27による身体の固定を解除し、使用者2を台3から降ろす。
本発明の身体伸長矯正装置においては、腿上部牽引具と脇・肩牽引具とを別個に台に設け、使用者の腿と胴を別々に牽引可能とすることもできる。また、足首牽引具、腿上部及び脇・肩牽引具、顎・顔牽引具は、台3の裏面のみならず表面に備えることもできる。
2 使用者
3 台
5 傾斜機構
6 回転機構
8 操作盤
25 枕
26 脇宛て具
27 胴固定ベルト
28 手摺り
31 足首牽引具
32 脛上部牽引具
33 腿下部牽引具
34 腿上部及び脇・肩牽引具
35 顎・頭牽引具
51 足首保持具
52 脛上部保持具
53 腿下部保持具
54 腿上部保持具
55 脇・肩保持具
56 顎・頭保持具
(1)特許文献1記載の装置は、使用者の足側を上方に持ち上げ、使用者の頭側を必ず下向きにし、更に使用者の足側の支柱を中心にエアバッグが旋回するため、回転による遠心力が使用者の頭部側のみに集中してしまい、全身を効果的に伸長させるとか、血流を全身に満遍なく送ることができないという課題がある。
(2)特許文献2や特許文献3記載の装置は、使用者の足や顎のみを牽引するため、全身をバランス良く伸ばすことができない。また、使用者が仰臥する台が回転しないため血流を全身に満遍なく送ったり、身体を真っ直ぐにしたりすることが難しい。
1.使用者を仰臥させる台と、台を傾斜させる傾斜機構と、台を水平或は傾斜の状態で正・逆回転させる回転機構とを備え、
2.前記台は次の(1)〜(9)の構成を備え、
(1)台の上に仰臥した使用者の胴体を前記台に固定する胴固定ベルトと、
(2)使用者の足首を保持する足首保持具と、
(3)前記足首保持具を足先側へ牽引して脛を足先側へ伸長させる足首牽引具と、
(4)使用者の脛上部を保持する脛上部保持具と、
(5)その脛上部保持具を膝側へ牽引して脛を膝側へ伸長させる脛上部牽引具と、
(6)使用者の腿下部を保持する腿下部保持具と、
(7)その腿下部保持具を膝側へ牽引して腿を膝側へ伸長させる腿下部牽引具と、
(8)使用者の腿上部を保持する腿上部保持具と、
(9)その腿上部保持具を牽引して腿を胴側へ伸長させる腿上部牽引具と、
3.前記傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御可能であり、
4.前記回転機構は、台の裏側中央部に設けられ、台の上面に仰臥する使用者の同中央部下の位置に設けられて、台が傾斜した状態で回転すると、その回転に伴って台の上に仰臥して使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に変わりながら回転するようにした。
(1)足首牽引具及び脛上部牽引具によって脛の骨(頸骨等)を頭側と足首側とに伸長させ、腿下部牽引具及び腿上部牽引具によって腿の骨(大腿骨等)を腰側と膝側に伸長させ、脇・肩牽引具によって胴の骨(胸椎、腰椎等)を頭部側に伸長させ、顎・頭牽引具によって首の骨(頚椎等)を頭頂側に伸長させるため、全身の骨を効果的に伸長させて使用者の身長を伸ばすことができる。また、脛、腿、胴、首を全て同時に伸長することができるため身体の一部に無理が掛かることもなく、バランスよく全身を伸長させることができる。
(2)使用者が台に仰臥した状態で台を傾斜させたり、台を水平又は傾斜した状態で回転させたりすることにより、身体を頭の先から足先まで真っ直ぐにすることができるため、身体の捩れや歪みが矯正されて身体のバランスが良くなる。また、身体の血流も良くなって健康の維持や増進に役立つ。
(3)台の上に仰臥した使用者の胴体を台に固定する胴固定ベルトを設けたので、それで胴を台に固定すれば仰臥した人が安定し、足首を保持した脚保持具を牽引駆動機構で牽引した場合の牽引効果が高まる。また、台が傾斜したり、回転したり、傾斜した状態で回転したりしても台の上に仰臥した使用者は安定し、台の上で位置ずれしたり、傾いたりすることもない。
(4)台の上に仰臥した使用者の胴体の両側に宛がって胴体を支持する左右の脇宛て具を台の上に設けたので、その脇宛て具で脇を支持して胴体を真っ直ぐに支持することができ、真っ直ぐな胴体を胴固定ベルトで台に固定することができる。
(5)傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御できるので、台の傾斜角度、回転速度等の操作を、台の回転中でも手軽に行なうことができる。
(6)傾斜機構は台の傾斜角度を調節可能であるため、台の上に仰臥した人の体形、症状にあった傾斜角度に調節することができる。
(7)回転機構は台の裏側中央部であって台の上面に仰臥する使用者の胴の中央部下側になる位置に設けて、台が傾斜した状態で回転するとその回転に伴って台の上に仰臥した使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に切り替わりながら回転するようにしたので、台の上に仰臥した使用者の全身にバランス良く遠心力がかかり、全身が無理なくバランス良く伸ばされて矯正され、血流が全身に満遍なく送られて促進され、健康の維持、増進に効果的である。
(8)使用者は台に仰臥するだけであるため身体に無理がかからず、自然な状態で使用できる。
(9)足首牽引具、脛上部牽引具、腿下部牽引具、腿上部牽引具、脇・肩牽引具、顎・頭牽引具でそれら箇所を機械的に牽引するだけであるため、整体、マッサージ、骨伸長術についての専門的な知識や熟練技能が必要なく、手軽で安全に身長を伸ばしたり、身体の捩れや歪みを矯正したりすることができる。
(10)自宅や職場に備えておけば、使用者の都合のよいときに使用できるので便利である。また、費用もかからず、毎日継続して使用できるため効果的である。
本発明の身体伸長矯正装置の実施形態の一例を図1〜図6に基づいて説明する。この身体伸長矯正装置1は図1に示すように使用者2が一人だけ仰臥できるサイズの板状の台3を傾斜機構5で傾斜させたり水平に戻したりすることができ、回転機構6で水平或は傾斜している台3を正・逆回転させることができるようにしてある。
図1〜図6に示す身体伸長矯正装置を用いて、使用者の全身を伸長し、更に使用者の身体の捩れや歪みをも矯正するには、次のようにする。
(1)図2、図4に示すように使用者2の身体を台3上に仰臥させる。
(2)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27で使用者の頭部及び胴体を固定し、使用者2の身体1を台3上に固定する(図2参照。)。
(3)使用者2の膝を曲げた状態で、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具によって使用者2の身体の各部を保持し、その各保持具51〜56を各牽引具31〜35に係止する。
(4)各牽引具31〜35の各ハンドル44、74、84、94、104を回転させて、身体の各部を所望の強さで連続牽引するように調整する。
(5)操作盤8を操作して、傾斜機構5を作動させ、台3を所望の傾斜角度まで傾斜させて停止させる(図1参照。)。
(6)操作盤8を操作して、回転機構6を作動させ、台3を正回転又は逆回転させる。
(7)その状態で所望時間傾斜機構5及び回転機構6を作動させる。
(8)所望の施術が終了したら、操作盤8を再度操作して、回転機構6を停止させて台3の回転を停止させる。
(9)操作盤8を操作して、傾斜させた台3を水平位置まで戻す。
(10)台3が水平位置まで戻ったら、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具を使用者2の身体の各部から取外す。
(11)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27による身体の固定を解除し、使用者2を台3から降ろす。
本発明の身体伸長矯正装置においては、腿上部牽引具と脇・肩牽引具とを別個に台に設け、使用者の腿と胴を別々に牽引可能とすることもできる。また、足首牽引具、腿上部及び脇・肩牽引具、顎・顔牽引具は、台3の裏面のみならず表面に備えることもできる。
2 使用者
3 台
5 傾斜機構
6 回転機構
8 操作盤
25 枕
26 脇宛て具
27 胴固定ベルト
28 手摺り
31 足首牽引具
32 脛上部牽引具
33 腿下部牽引具
34 腿上部及び脇・肩牽引具
35 顎・頭牽引具
51 足首保持具
52 脛上部保持具
53 腿下部保持具
54 腿上部保持具
55 脇・肩保持具
56 顎・頭保持具
(1)特許文献1記載の装置は、使用者の足側を上方に持ち上げ、使用者の頭側を必ず下向きにし、更に使用者の足側の支柱を中心にエアバッグが旋回するため、回転による遠心力が使用者の頭部側のみに集中してしまい、全身を効果的に伸長させるとか、血流を全身に満遍なく送ることができないという課題がある。
(2)特許文献2や特許文献3記載の装置は、使用者の足や顎のみを牽引するため、全身をバランス良く伸ばすことができない。また、使用者が仰臥する台が回転しないため血流を全身に満遍なく送ったり、身体を真っ直ぐにしたりすることが難しい。
1.使用者2の身体全体を仰臥させる台3と、使用者2を仰臥させたまま台3全体を傾斜させることのできる傾斜機構5と、使用者2を仰臥させたまま台3全体を水平或は傾斜の状態で正・逆回転させることのできる回転機構6とを備え、
2.前記台3は次の(A)〜(I)の構成を備え、
(A)台3の上に仰臥した使用者2の胴体を前記台3に固定する胴固定ベルト27と、
(B)使用者2の足首に装着して足首を保持する足首保持具51と、
(C)前記足首保持具51を足先側へ牽引して脛を足先側へ伸長させる足首牽引具31と、
(D)使用者2の脛上部に装着して脛上部を保持する脛上部保持具52と、
(E)その脛上部保持具52を膝側へ牽引して脛を膝側へ伸長させる脛上部牽引具32と、
(F)使用者2の腿下部に装着して腿下部を保持する腿下部保持具53と、
(G)その腿下部保持具53を膝側へ牽引して腿を膝側へ伸長させる腿下部牽引具33と、
(H)使用者2の腿上部に装着して腿上部を保持する腿上部保持具54と、
(I)その腿上部保持具54を牽引して腿を胴側へ伸長させる腿上部牽引具34と、
3.使用者2の足首を保持した足首保持具51を足首牽引具31で足先側へ牽引し、使用者2の脛上部を保持した脛上部保持具52を脛上部牽引具32で膝側へ牽引して脛を足先側と膝側の両側へ伸長させ、
4.使用者2の腿下部を保持した腿下部保持具53を腿下部牽引具33で膝側へ牽引し、使用者2の腿上部を保持した腿上部保持具54を腿上部牽引具34で胴側へ牽引して腿を膝側と胴側の両側へ伸長させ、
5.前記傾斜機構5、回転機構6の動作は操作盤8で制御可能であり、
6.前記回転機構6は、台3の裏側中央部に設けられ、台3の上面に仰臥する使用者2の同中央部下の位置に設けられて、台3が傾斜した状態で回転すると、その回転に伴って台3の上に仰臥した使用者2の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に変わりながら回転するようにした。
(1)足首牽引具及び脛上部牽引具によって脛の骨(頸骨等)を膝側と足先側とに伸長させ、腿下部牽引具及び腿上部牽引具によって腿の骨(大腿骨等)を腰側と膝側に伸長させ、脇・肩牽引具によって胴の骨(胸椎、腰椎等)を頭部側に伸長させ、顎・頭牽引具によって首の骨(頚椎等)を頭頂側に伸長させるため、全身の骨を効果的に伸長させて使用者の身長を伸ばすことができる。また、脛、腿、胴、首を全て同時に伸長することができるため身体の一部に無理が掛かることもなく、バランスよく全身を伸長させることができる。
(2)使用者が台に仰臥した状態で台を傾斜させたり、台を水平又は傾斜した状態で回転させたりすることにより、身体を頭の先から足先まで真っ直ぐにすることができるため、身体の捩れや歪みが矯正されて身体のバランスが良くなる。また、身体の血流も良くなって健康の維持や増進に役立つ。
(3)台の上に仰臥した使用者の胴体を台に固定する胴固定ベルトを設けたので、それで胴を台に固定すれば仰臥した人が安定し、足首を保持した脚保持具を牽引駆動機構で牽引した場合の牽引効果が高まる。また、台が傾斜したり、回転したり、傾斜した状態で回転したりしても台の上に仰臥した使用者は安定し、台の上で位置ずれしたり、傾いたりすることもない。
(4)台の上に仰臥した使用者の胴体の両側に宛がって胴体を支持する左右の脇宛て具を台の上に設けたので、その脇宛て具で脇を支持して胴体を真っ直ぐに支持することができ、真っ直ぐな胴体を胴固定ベルトで台に固定することができる。
(5)傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御できるので、台の傾斜角度、回転速度等の操作を、台の回転中でも手軽に行なうことができる。
(6)傾斜機構は台の傾斜角度を調節可能であるため、台の上に仰臥した人の体形、症状にあった傾斜角度に調節することができる。
(7)回転機構は台の裏側中央部であって台の上面に仰臥する使用者の胴の中央部下側になる位置に設けて、台が傾斜した状態で回転するとその回転に伴って台の上に仰臥した使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に切り替わりながら回転するようにしたので、台の上に仰臥した使用者の全身にバランス良く遠心力がかかり、全身が無理なくバランス良く伸ばされて矯正され、血流が全身に満遍なく送られて促進され、健康の維持、増進に効果的である。
(8)使用者は台に仰臥するだけであるため身体に無理がかからず、自然な状態で使用できる。
(9)足首牽引具、脛上部牽引具、腿下部牽引具、腿上部牽引具、脇・肩牽引具、顎・頭牽引具でそれら箇所を機械的に牽引するだけであるため、整体、マッサージ、骨伸長術についての専門的な知識や熟練技能が必要なく、手軽で安全に身長を伸ばしたり、身体の捩れや歪みを矯正したりすることができる。
(10)自宅や職場に備えておけば、使用者の都合のよいときに使用できるので便利である。また、費用もかからず、毎日継続して使用できるため効果的である。
本発明の身体伸長矯正装置の実施形態の一例を図1〜図6に基づいて説明する。この身体伸長矯正装置1は図1に示すように使用者2が一人だけ仰臥できるサイズの板状の台3を傾斜機構5で傾斜させたり水平に戻したりすることができ、回転機構6で水平或は傾斜している台3を正・逆回転させることができるようにしてある。
図1〜図6に示す身体伸長矯正装置を用いて、使用者の全身を伸長し、更に使用者の身体の捩れや歪みをも矯正するには、次のようにする。
(1)図2、図4に示すように使用者2の身体を台3上に仰臥させる。
(2)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27で使用者の頭部及び胴体を固定し、使用者2の身体1を台3上に固定する(図2参照。)。
(3)使用者2の膝を曲げた状態で、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具によって使用者2の身体の各部を保持し、その各保持具51〜56を各牽引具31〜35に係止する。
(4)各牽引具31〜35の各ハンドル44、74、84、94、104を回転させて、身体の各部を所望の強さで連続牽引するように調整する。
(5)操作盤8を操作して、傾斜機構5を作動させ、台3を所望の傾斜角度まで傾斜させて停止させる(図1参照。)。
(6)操作盤8を操作して、回転機構6を作動させ、台3を正回転又は逆回転させる。
(7)その状態で所望時間傾斜機構5及び回転機構6を作動させる。
(8)所望の施術が終了したら、操作盤8を再度操作して、回転機構6を停止させて台3の回転を停止させる。
(9)操作盤8を操作して、傾斜させた台3を水平位置まで戻す。
(10)台3が水平位置まで戻ったら、左右の足首保持具51、左右の脛上部保持具52、左右の腿下部保持具53、左右の腿上部保持具54、脇・肩保持具55、顎・頭保持具56の各保持具を使用者2の身体の各部から取外す。
(11)枕25、左右二つの脇宛て具26、胴固定ベルト27による身体の固定を解除し、使用者2を台3から降ろす。
本発明の身体伸長矯正装置においては、腿上部牽引具と脇・肩牽引具とを別個に台に設け、使用者の腿と胴を別々に牽引可能とすることもできる。また、足首牽引具、腿上部及び脇・肩牽引具、顎・顔牽引具は、台3の裏面のみならず表面に備えることもできる。
2 使用者
3 台
5 傾斜機構
6 回転機構
8 操作盤
25 枕
26 脇宛て具
27 胴固定ベルト
28 手摺り
31 足首牽引具
32 脛上部牽引具
33 腿下部牽引具
34 腿上部及び脇・肩牽引具
35 顎・頭牽引具
51 足首保持具
52 脛上部保持具
53 腿下部保持具
54 腿上部保持具
55 脇・肩保持具
56 顎・頭保持具
Claims (1)
- 次の1〜4の構成を備えることを特徴とする身体伸長矯正装置。
1.使用者を仰臥させる台と、台を傾斜させる傾斜機構と、台を水平或は傾斜の状態で正・逆回転させる回転機構とを備え、
2.前記台は次の(1)〜(14)の構成を備え、
(1)台の上に仰臥した使用者の胴体の両側に宛がって胴体を位置決めする脇宛て具と、
(2)当該使用者の胴体を前記台に固定する胴固定ベルトと、
(3)使用者の足首を保持する足首保持具と、
(4)その足首保持具を足先側へ牽引して脛を足先側へ伸長させる足首牽引具と、
(5)使用者の脛上部を保持する脛上部保持具と、
(6)その脛上部保持具を膝側へ牽引して脛を膝側へ伸長させる脛上部牽引具と、
(7)使用者の腿下部を保持する腿下部保持具と、
(8)その腿下部保持具を膝側へ牽引して腿を膝側へ伸長させる腿下部牽引具と、
(9)使用者の腿上部を保持する腿上部保持具と、
(10)その腿上部保持具を牽引して腿を胴側へ伸長させる腿上部牽引具と、
(11)使用者の脇及び肩を保持する脇・肩保持具と、
(12)その脇・肩保持具を頭部側へ牽引して胴を頭部側へ伸長させる脇・肩牽引具と、
(13)使用者の顎の下に掛けて顎及び頭を保持する顎・頭保持具と、
(14)その顎・頭保持具を頭頂側へ牽引して首を頭頂側へ伸長させる顎・頭牽引具、
3.前記傾斜機構、回転機構の動作は操作盤で制御可能であり、
4.前記回転機構は、台の裏側中央部に設けられ、台の上面に仰臥する使用者の同中央部下の位置に設けられて、台が傾斜した状態で回転すると、その回転に伴って台の上に仰臥して使用者の頭側と脚側が半周ずつ自動的に上下に変わりながら回転するようにした。
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