JP2008161717A - 整復装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の下肢を整復するために必要な動作を行なわせることが可能な整復装置を提供することを技術的課題とする。
【解決手段】下肢(K1)を整復すべき患者(K)の少なくとも下半身を支える支持台(50)と、前記患者(K)の下腿(K2)を支持する下腿支持台(58)と、前記下腿支持台(58)を略水平な軸線(60)の周りに移動させる第1可動テーブル(61)及びこの第1可動テーブル(61)を駆動する第1駆動手段(62)と、前記下腿支持台(58)を略水平方向に移動させる第2可動テーブル(67)及びこの第2可動テーブル(67)を駆動する第2駆動手段(68)と、を備えていることを特徴とする。これにより、患者の下肢を整復するために必要不可欠な動作、すなわち捻り動作と伸縮動作を行なわせることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、整復装置に係り、特に患者の下肢を整復治療する場合に好適な整復装置に関する。
骨折や脱臼をした場合には、これを治療するために整復治療が行なわれる。従来、整復治療を行なう場合には、医師や整復師等の整復治療を行なう者が、自らの力で患者の脚などに伸縮、曲げ、或いは捻りなど各種の動作を行なわせていた。
しかしながら、患者の脚などに各種の動作を行なわせるためには、相当大きな力が必要であり、医師や整復師などに重労働を強いることになるため、一日に整復治療を施すことが可能な患者数は少なかった。
そこで、このような問題を解決するための関節理学療法機器が提案されている(特許文献1参照。)。図8に示すように、この関節理学療法機器1は、患者aが仰臥するための天板2と、患者aの大腿部bを上向傾斜状に支持する大腿部支持手段3と、その患者aの足首を把持し下腿部cを長軸方向に牽引する牽引手段4と、頚骨頭部部位dを把持し、下腿部cの長軸に対して垂直方向で回転させるローリング手段5とを有している。
この関節理学療法機器1は、牽引手段4を作動させることによって患者aの膝を伸縮させると同時に、ローリング手段5を作動させることによって、膝を左右に振ることができる。
特開平11−56888号公報
しかしながら、従来の関節理学療法機器1は、患者aの膝に伸縮動作及び左右への振り動作しか行なわせることができず、整復治療に供することはできない。整復治療時には、患者の下肢に伸縮動作の他、特に捻り運動を行わせることが頻繁に行われる。また、それ以外の動作、すなわち、下肢に対する上下左右方向への移動動作、或いは足首に対する各種の動作を行わせることも要求されることが多く、これらの動作は依然として医師や整復師などが自らの力を使って、しかも、その助手を含み数人で行なわなければならなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、患者の下肢を整復するために必要な動作を行なわせることが可能な整復装置を提供することを目的とする。
本発明は整復装置であり、前述の技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
すなわち、本発明の整復装置は、下肢(K1)を整復すべき患者(K)の少なくとも下半身を支える支持台(50)と、前記患者(K)の下腿(K2)を支持する下腿支持台(58)と、前記下腿支持台(58)を略水平な軸線(60)の周りに移動させる第1可動テーブル(61)及びこの第1可動テーブル(61)を駆動する第1駆動手段(62)と、前記下腿支持台(58)を略水平方向に移動させる第2可動テーブル(67)及びこの第2可動テーブル(67)を駆動する第2駆動手段(68)と、を備えていることを特徴
とする。
この発明によれば、患者の下肢を整復するために必要不可欠な動作、すなわち捻り動作(矢印R方向)と伸縮動作(矢印Y方向)を行なわせることが可能である。
また、本発明の整復装置は、前記第1可動テーブル(61)から前記患者(K)の下腿(K2)に無理な力が加わろうとすると、該第1可動テーブル(61)から前記患者(K)の下腿(K2)に対する動力の伝達がなされなくなる第1のメカニカルセイフティースイッチ、をさらに備えるようにしてもよい。また、前記第2可動テーブル(67)から前記患者(K)の下腿(K2)に無理な力が加わろうとすると、該第2可動テーブル(67)から前記患者(K)の下腿(K2)に対する動力の伝達がなされなくなる第2のメカニカルセイフティースイッチ、をさらに備えるようにしてもよい。
これによれば、患者の下肢を整復する際に、装置から下肢に対して無理な力が加わらないようにすることが可能である。
また、本発明の整復装置は、前記第1駆動手段(62)および第2駆動手段(68)を制御するコントロールユニット(113)と、整復治療を行う者が自らの力によって患者(K)の下肢(K1)を動かすように、前記コントロールユニット(113)による制御を切り替える切り替えスイッチと、整復治療を行う者によって患者の下肢に加えられる力およびその方向を検出するセンサー(114)と、をさらに備え、前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力によって患者(K)の下肢(K1)を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニット(113)は、整復治療を行う者によって患者(K)の下肢(K1)に力が加えられると、前記第1駆動手段(62)と前記第2駆動手段(68)のうち、前記センサー(114)によって検出される力の方向に対応するものを、前記センサー(114)によって検出される力が減ずる方向に駆動するようにしてもよい。
これによれば、医師等が自らの力によって下肢を動かす際に、各モータを含む駆動系による保持力が妨げになることを抑制できる。そして、整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させることも可能になる。
また、前記下腿支持台(58)を略水平面内で揺動させる揺動アーム(52)と、前記下腿支持台(58)を略垂直方向に移動させる第3可動テーブル(64)及びこの第3可動テーブル(64)を駆動する第3駆動手段(65)と、を備えることができる。
この場合には、上記捻り動作(矢印R方向)及び伸縮動作(矢印Y方向)に加えて、左右移動動作(矢印X方向)と上下移動動作(矢印Z方向)を行わせることができ、下肢を整復するために必要な殆ど全ての動作を一台の装置で行わせることが可能となる。
さらに、前記揺動アーム(52)を駆動するアーム駆動手段(120)を備えることができる。
上記揺動アームを揺動させるのは人力によってもよいのであるが、この場合には、それも自動的に行うことができる。
また、前記揺動アーム(52)は伸縮可能とすることができる。
この場合には、患者が小柄である、大柄である、又、大人である、子供である等、どのような体格であろうとも、揺動アームを適宜伸縮させることで対応できる。
また、前記揺動アーム(52)を伸縮させるアーム伸縮手段をそなえることができる。
揺動アームを伸縮させるのは人力によってもよい訳であるが、この場合には、これを自動的に行うことができ、人力を殆ど必要としない。
さらに、前記揺動アーム(52)は前記下肢(K1)に左右移動動作(矢印X方向)を行なわせ、前記第1可動テーブル(61)は前記下肢(K1)に捻り動作(矢印R方向)を行なわせ、前記第2可動テーブル(67)は前記下肢(K1)に伸縮動作(矢印Y方向)を行なわせ、前記第3可動テーブル(64)は前記下肢(K1)に上下移動動作(矢印Z方向)を行なわせることができる。
この場合には、医師等に整復治療を自在に行わせるに好適である。
また、 前記揺動アーム(52)、前記第1可動テーブル(61)、前記第2可動テー
ブル(67)、前記第3可動テーブル(64)及び前記下腿支持台(58)は、前記支持台(50)に対して、所定の順序、例えば上述と同様に、前記揺動アーム(52)、前記第3可動テーブル(64)、前記第2可動テーブル(67)、前記第1可動テーブル(61)及び前記下腿支持台(58)の順序で段階的に取り付けることができる。
この場合には、これら揺動アーム等の各部を独立させて別々に取り付けた場合に比べて構成を簡略化できる。但し、揺動アーム等の取付順序はこれに限らず必要に応じて変えてもよく、変更した場合でも構成の簡略化に関して相応の効果が奏される。
さらに、前記下腿支持台(58)は、前記患者(K)の下腿(K2)を固定する固定手段(111)を備えることができる。
該固定手段としては例えばバンドが採用されるが、この場合には、下腿支持台(58)から患者(K)の脚に力を有効に伝達できる。
また、前記下腿支持台(58)と前記第1可動テーブル(61)との間には、略水平な軸線の周りに移動自在な継手部材(72A)と、この継手部材(72A)を前記略水平な軸線周りに移動させる第4駆動手段(102)とを介装できる。
この場合には、足首(K4)に前後への曲げ動作(矢印Q方向)を行わせることができる。
また、前記継手部材(72A)と共に自在継手(72)を構成し略垂直な軸線の周りに移動自在な第2継手部材(72B)を有し、前記下腿支持台(58)と前記第1可動テーブル(61)との間には前記第2継手部材(72B)を前記略垂直な軸線の周りに移動させる第5駆動手段(104)を介装できる。
この場合には、足首(K4)に左右への振り動作(矢印P方向)を行わせることができる。
また、この場合には、装置全体を制御するコントロールユニット(113)と、整復治療を行う者が自らの力によって患者(K)の下肢(K1)を動かすように、前記コントロールユニット(113)による制御を切り替える切り替えスイッチと、整復治療を行う者によって患者(K)の下肢(K1)に加えられる力およびその方向を検出するセンサー(114)と、をさらに備え、前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力
によって患者(K)の下肢(K1)を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニット(113)は、整復治療を行う者によって患者(K)の下肢(K1)に力が加えられると、前記第1駆動手段(62)、前記第2駆動手段(68)、前記第3駆動手段(65)、前記第4駆動手段(102)、前記第5駆動手段(104)のうち、前記センサー(114)によって検出される力の方向に対応するものを、前記センサー(114)によって検出される力が減ずる方向に駆動するようにしてもよい。
これによっても、医師等が自らの力によって下肢を動かす際に、各駆動系による保持力が妨げになることを抑制できる。そして、整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させることも可能になる。
さらに、前記下腿支持台(58)は、前記下腿(K2)の長手方向に沿って伸縮自在且つ着脱自在な補助部材(106)を備えることができる。
この場合には、通常はこの補助部材(106)を下腿支持台(58)に装着し、且つ、伸ばした状態にして下腿(K2)を全体的に支え、患者の負担を軽減できる。
また、レントゲン撮影をするときには、補助部材(106)を縮め又は取り外して、補助部材(106)がレントゲン写真に写らないようにできる。
また、前記下腿支持台(58)は、前記患者(K)の足裏を当てる足裏当て部材(110)をそなえることができる。
この場合には、下肢(K1)に前後の伸縮動作を行わせるとき、又は足首(K4)に前後の曲げ動作や左右への振り動作を行わせるときに、患者の足裏全体に力を加えることができ、これにより、患者に無用な痛みを与えるのを防止できる。
なお、上記各構成要素は、可能な限り互いに組み合わせることができる。
以上説明したように、本発明の整復装置は、下肢を整復すべき患者の少なくとも下半身を支える支持台と、前記患者の下腿を支持する下腿支持台と、前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、を備えている。この構成により、患者の下肢を整復するのに必要不可欠な動作、すなわち、捻り動作と伸縮動作を行なわせることができるので、整復治療を施す医師や整復師などの負担を軽減して整復治療に要する時間を大幅に短縮でき、又、人員を削減できる。従って、一日に多数の患者に整復治療を施す事が可能になる。
また、上記構成に加えて更に、前記第1可動テーブルから前記患者の下腿に無理な力が加わろうとすると、該第1可動テーブルから前記患者の下腿に対する動力の伝達がなされなくなる第1のメカニカルセイフティースイッチを備えることで、患者の下肢を整復する際に、装置から下肢に対して無理な力が加わらないようにすることが可能である。同様に、前記第2可動テーブルから前記患者の下腿に無理な力が加わろうとすると、該第2可動テーブルから前記患者の下腿に対する動力の伝達がなされなくなる第2のメカニカルセイフティースイッチを備えることでも、患者の下肢を整復する際に、装置から下肢に対して無理な力が加わらないようにすることが可能である。
また、前記第1駆動手段および第2駆動手段を制御するコントロールユニットと、整復
治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように、前記コントロールユニットによる制御を切り替える切り替えスイッチと、整復治療を行う者によって患者の下肢に加えられる力およびその方向を検出するセンサーと、をさらに備えるようにする。そして、前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニットは、整復治療を行う者によって患者の下肢に力が加えられると、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段のうち、前記センサーによって検出される力の方向に対応するものを、前記センサーによって検出される力が減ずる方向に駆動する。このことで、医師等が自らの力によって下肢を動かす際に、各駆動系による保持力が妨げになることを抑制できる。また、整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させることも可能になる。
また、上記構成に加えて更に、上記下腿支持台を略水平面内で揺動させる揺動アームと、上記下腿支持台を略垂直方向に移動させる第3可動テーブル及びこの第3可動テーブルを駆動する第3駆動手段とを備える。よって、上記捻り動作及び伸縮動作に加えて、左右移動動作と上下移動動作を行わせることができ、下肢を整復するために必要な殆ど全ての動作を一台の装置で行わせることが可能となる。
さらに、上記揺動アームを駆動するアーム駆動手段を備えることにより、揺動アームの揺動を人力によることなく自動的に行うことができる。
また、上記揺動アームを伸縮可能とすることにより、患者が小柄である、大柄である、又、大人である、子供である等、どのような体格であろうとも、揺動アームを適宜伸縮させることで対応できる。
また、上記揺動アームを伸縮させるアーム伸縮手段を有することにより、揺動アームの伸縮を自動的に行うことができ、人力を殆ど必要としない。
さらに、上記揺動アームは下肢に左右移動動作を行なわせ、上記第1可動テーブルは下肢に捻り動作を行なわせ、上記第2可動テーブルは下肢に伸縮動作を行なわせ、上記第3可動テーブルは下肢に上下移動動作を行なわせる。この構成は、医師等に整復治療を自在に行わせるに好適である。
また、揺動アーム、第1可動テーブル、第2可動テーブル、第3可動テーブル及び下腿支持台は、所定の順序、例えば記載した順序で段階的に取り付けることができ、この場合には、各部を独立させて別々に組み立てる場合に比べて構成を簡略化できる。
また、下腿支持台には、患者Kの下腿を固定するための固定手段を設けたので、下腿支持台から患者の脚に力を有効に伝達できる。
また、継手部材を設けて、下腿支持台を略水平な軸線、又は略垂直な軸線の周りに移動自在にしたので、足首に前後への曲げ動作及び左右への振り動作を行なわせることができる。
なお、下肢及び足首に行なわせる各動作は、それぞれ単独で行なわせることができるが、2種類以上の動作を同時に行なわせることもできる。例えば、上記揺動アームと継手部材を同時に駆動することにより、下肢に左右移動動作を行なわせながら、足首に前後の曲げ動作を行なわせることなどが可能になる。
更に、下腿支持台には、下腿の長手方向に沿って伸縮自在且つ着脱自在な補助部材を設けたので、通常は補助部材を下腿支持台に装着し、且つ、伸ばした状態にして下腿を全体
的に支えることにより、患者の負担を軽減できる。また、レントゲン撮影をするときには、補助部材を縮小又は取り外して、補助部材がレントゲン写真に写らないようにできる。
また、下腿支持台には、患者の足裏を当てる足裏当て部材を設けたので、下肢に前後の伸縮動作を行なわせるとき、又は足首に前後の曲げ動作や左右への振り動作を行なわせるときに、患者の足裏全体に力を加えることができ、これにより、患者に無用な痛みを与えるのを防止できる。
以下、本発明に係る整復装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る整復装置5の全体を示す斜視図である。この整復装置5は、患者
Kの下肢K1に整復治療を施すものであり、下肢K1を整復すべき患者Kの少なくとも下半身を支える支持台50を備えている。患者Kについては図2にも示している。
上記支持台50には、直線的に形成された揺動アーム52が略水平面内において揺動自在に取り付けられている。詳しくは、支持台50に、図3に示す取付プレート53がボルトにより装着されており、揺動アーム52はこの取付プレート53に基端部にて支持ピン53Aにより揺動自在に装着されている。
また、揺動アーム52の基端部近傍には、位置決めボルト52Aが螺合されており、取付プレート53に形成された弧状案内溝53Bに該ボルト52Aの首部が挿通されている。つまり、この位置決めボルト52Aを緩めた状態で揺動アーム52を所望の位置に揺動させ、位置決めが完了したら再び位置決めボルト52Aを締め込むことが行われる。揺動アーム52の駆動すなわち揺動は、医師又は整復師による手動操作、あるいは、図示しないアーム駆動手段(但し、駆動源として含むモータのみ、図7に示す「参照符号120」)によってなされる。該アーム駆動手段により揺動アーム52の揺動動作を自動的に行わせる場合には、上記位置決めボルト52Aを電磁チャック(図示せず)等に代え、揺動アーム52の位置決め及びその解除も自動化することが好ましい。
なお、図1に示すように、上記取付プレート53及び揺動アーム52を覆うカバー55A、55Bが設けられており、このカバー55Aには上記位置決めボルト52Aとの干渉を避けるための弧状穴55Cが形成されている。
図1及び図3に示すように、揺動アーム52の自由端部には支持プレート56が固着されている。この支持プレート56には、揺動アーム52の床上での揺動を容易とするキャスター56Aと、揺動アーム52を任意の位置で停止、固定するためのストッパ56Bとが設けられている。支持プレート56も、図1に示すカバー57によって覆われている。
上記ストッパ56Bについては、上記アーム駆動手段により揺動アーム52の揺動動作を自動的に行わせる場合には、上記位置決めボルト52Aを電磁チャック(図示せず)等に代えるに伴って、揺動アーム52の固定およびその解除を自動的に行い得る機材に変える。
上記揺動アーム52の直上に、患者Kの下腿K2を支持する下腿支持台58が配設されている。揺動アーム52は、この下腿支持台58を略水平面内で揺動させるためのものである。
図1及び図3に示すように、当該整復装置5は、上記下腿支持台58を略水平な軸線60の周りに移動、つまり回転させるための第1可動テーブル61と、この第1可動テーブ
ル61を回転駆動する第1駆動手段としてのモータ62とを備えている。また、整復装置5は、上記下腿支持台58を略垂直方向に移動させるための第3可動テーブル64と、該第3可動テーブル64を駆動する第3駆動手段65と、下腿支持台58を略水平方向に移動させるための第2可動テーブル67と、この第2可動テーブル67を駆動する第2駆動手段68とを有している。
上記揺動アーム52、第1可動テーブル61、第2可動テーブル67、第3可動テーブル64及び下腿支持台58は、所定の順序で段階的に支持台50に対して取り付けられている。本実施例では、揺動アーム52、第3可動テーブル64、第2可動テーブル67、第1可動テーブル61及び下腿支持台58の順序で段階的に取り付けられ、その最終段である第1可動テーブル61に下腿支持台58が取り付けられている。
なお、揺動アーム52及び各可動テーブル61、67、64の取付順序は本実施例に限らず適宜変更できる。
上記揺動アーム52は、図1及び図2に示す患者Kの下肢K1に左右(矢印X方向)移動動作つまり揺動動作を行なわせるため、又、下腿支持台58を患者Kの左足、右足の何れかに対応させて位置させるために用いられる。また、第1可動テーブル61は患者Kの下肢K1に捻り(矢印R方向)動作を、第2可動テーブル67は同下肢K1に前後(矢印Y方向)への移動動作つまり伸縮動作を、第3可動テーブル64は同下肢K1に上下(矢印Z方向)移動動作を行なわせるために用いられる。
次に、上述した各構成要素について詳述する。
先ず、患者Kの少なくとも下半身を支持する支持台50について説明する。
図1に示すように、支持台50は、装置の基体部となるベース70と、該ベース70上に下端部にて固定された脚部50Aと、該脚部50Aの上端部に装着されて患者Kの臀部を載置する載置部50Bとを有している。該載置部50Bには、整復治療中に患者Kが移動するのを防止するため患者Kの股間にあてがう支柱50Cが設けられている。
ベース70には、当該整復装置を搬送するためのキャスター70Aと、任意の位置に搬送された装置を停止、固定するためのストッパ70Bとが設けられている。
続いて、下腿支持台58を略水平な軸線60の周りに移動させる、すなわち、患者の下肢K1に捻り(矢印R方向)動作を行なわせるための第1可動テーブル61及びモータ(第1駆動手段)62と、その周辺の構成について説明する。
図1及び図3に示すように、第1可動テーブル61は円盤状に形成され、モータ62の出力軸(後述)に装着されている。下腿支持台58は、この第1可動テーブル61に対して自在継手72及び中継プレート73を順次介して連結されている。
下腿支持台58と第1可動テーブル61との間に介装された自在継手72は、略水平な軸線の周りに移動自在つまり回転自在な継手部材72Aと、この継手部材72Aと共に自在継手72を構成し、略垂直な軸線の周りに移動自在つまり回転自在な第2継手部材72Bとを有している。
中継プレート73の前端部に円形の座73Aが形成されており、上記第2継手部材72Bの下端部がこの座73Aに嵌着されている。また、中継プレート73の後端部73Bは上記第1可動テーブル61に嵌着されている。
次に、下腿支持台58を略垂直方向に移動させる、つまり、患者の下肢K1に上下(矢印Z方向)移動動作を行なわせるための第3可動テーブル64及び第3駆動手段65と、その周辺の構成について説明する。
図1に示すように、揺動アーム52の自由端部に装着された支持プレート56上には、ガイド部材75が立設されている。このガイド部材75に、上記第3可動テーブル64が上下(矢印Z方向)において移動自在に取り付けられている。
詳しくは、図3に示すように、ガイド部材75に中間部材76が上下動自在に取り付けられており、この中間部材76に対して昇降部材77が上下動自在に取り付けられている。第3可動テーブル64は、この昇降部材77の上端部に搭載されている。
更に具体的には、上記中間部材76の一側面に軌道レール76Aが固設されており、ガイド部材75の側面に固設されたブロック75Aによって該軌道レール76Aが案内され、これによって中間部材76が上下に案内される。
また、図示してはいないが、中間部材76の他側面及びこれに対向する昇降部材77の側面にも同様の軌道レール及びブロックが設けられ、昇降部材77が上下に案内される。
図3に示すように、上記ガイド部材75及び昇降部材77の相互対向面には各々、ラック75B、77Bが設けられている。そして、中間部材76に設けられたピニオン76Bがこれらラック75B、77Bに噛合している。これにより、いわゆる倍速機構が構成される。
上記支持プレート56上には、ボールねじ軸79が立設され、且つ、回転自在に支承されている。一方、上記中間部材76はボールねじナット80を内蔵し、該ボールねじナット80にボールねじ軸79が螺合している。ボールねじ軸79の下端部に大径の歯付ベルト車82Aが嵌着されている。
この歯付ベルト車82Aの近傍にモータ83が配設されており、該モータ83の出力軸に小径の歯付ベルト車82Bが嵌着されている。そして、両歯付ベルト車82A及び82Bに歯付ベルト82Cが掛け回されている。
第3駆動手段65は、上述のように構成されている。かかる構成において、モータ83が作動することによってボールねじ軸79が回転駆動され、該ボールねじ軸79に螺合しているボールねじナット80が上方又は下方に移動し、該ボールねじナット80と一体的に結合されている中間部材76が上下動する。
すると、該中間部材76に設けられているピニオン76Bがガイド部材75のラック75Bに沿って噛合状態にて転動し、該ピニオン76Bに噛み合っているラック77Bを有する昇降部材77が昇降する。従って、第3可動テーブル64が上下動し、下腿支持台58の移動がなされる。
なお、上記第3可動テーブル64、従って、下腿支持台58は、上記昇降部材77に対して左右(矢印X方向)において可動となっている。すなわち、図3に示すように、昇降部材77の上端部には、軌道レール85Aが左右に延在して取り付けられている。そして、第3可動テーブル64の下面に移動ブロック85Bが固定され、該移動ブロック85Bが軌道レール85Aに移動自在に係合している。
なお、図1に示すように、上述した第3可動テーブル64及び第2駆動手段65を覆うカバー87乃至90が設けられている。但し、第3可動テーブル64を覆うカバー87には、上記移動ブロック85Bの往復動を可能とする開口87Aが形成されている。また、主として上記昇降部材77を覆うカバー88は、主として固定側のガイド部材75を覆うカバー89に対して上下方向で可動とされている。
続いて、下腿支持台58を略水平方向に移動させる、すなわち患者の下肢K1に前後(矢印Y方向)への移動動作つまり伸縮動作を行なわせるための第2可動テーブル67及び第2駆動手段68と、その周辺の構成について説明する。
この第2駆動手段68は、図4に示す直線駆動装置からなる。図4は、第2駆動手段68が有するカバーを取り去って内部構造を示すものである。図示のように、当該第2駆動手段68は、高剛性なU字形断面形状のアウタレール93と、このアウタレール93の中空部内に配置されて両端にてベアリングを介してアウタレール93に回転自在に取り付けられたボールねじ軸94と、このボールねじ軸94に螺合するボールねじナット(図示せず)を含むインナブロック95とを備えている。上記第2可動テーブル67は、このインナブロック95の上面にボルトにて締結されている。
アウタレール93の一端にモータ97(図1及び図3にも図示)が設けられている。このモータ97の出力軸に小径の歯付ベルト車97Aが嵌着されている。また、上記ボールねじ軸94の一端部にカプラ等を介して大径の歯付ベルト車98が連結されており、両歯付ベルト車97A及び98に歯付ベルト99が掛け回されている。
アウタレール93の内側面には片側で例えば2条ずつ、全長にわたるボール転走溝93Aが形成されている。インナブロック95には、これらボール転走溝93Aに対応する負荷ボール転走溝を含む無限循環路が設けられ、該無限循環路各々に多数のボール100が配列・収容されている。
第2駆動手段68は、上述のように構成されている。かかる構成において、モータ97が作動することによってボールねじ軸94が回転駆動され、該ボールねじ軸94に螺合するボールねじナットを含むインナブロック95が移動し、該インナブロック95に締結されている第3可動テーブル67が移動する。よって、下腿支持台58の略水平方向への移動がなされる。
当該整復装置は、これまで説明した構成を主要な構成とするが、更に後述の構成が付加されている。
すなわち、図1及び図3に示す自在継手72が有する継手部材72A(略水平な軸線の周りに移動自在すなわち回転自在)には、該継手部材72Aをその回転中心軸線周りに回転させる第4駆動手段としての中空モータ102が内蔵されている。また、該継手部材72Aと共に自在継手72を構成する第2継手部材72B(略垂直な軸線の周りに移動自在すなわち回転自在)には、該第2継手部材72Bをその回転中心軸線の周りに回転させる第5駆動手段としての中空モータ104が内蔵されている。
かかる構成において、中空モータ102を作動させることによって、下腿支持台58が矢印Qで示す方向に移動する。すなわち、患者の足首K4に対して前後への曲げ動作を行なわせることができる。また、他の中空モータ104を作動させると、下腿支持台58が矢印Pで示す方向に移動し、これによって、患者の足首K4に対して左右の振り動作を行なわせることができる。
ところで、図1及び図3から明らかなように、上記下腿支持台58は、患者Kの足K3と、下腿K2の下部側を載せて保持できるように適宜な大きさのテーブル状に形成されている。
また、この下腿支持台58には、図3に示すように、下腿K2の長手方向に沿って伸縮自在、且つ着脱自在な補助テーブル106すなわち補助部材が必要に応じて取り付けられる。この補助テーブル106には一対のロッド106Aが設けられ、下腿支持台58に形成されたスリーブ58Aに挿入することにより、伸縮自在且つ着脱自在となっている。
なお、図3において、参照符号108は、上記ロッド106Aをロックするためスリーブ58Aの側面から螺入されたハンドル付きのねじ部材、参照符号110は患者Kの足裏を当てるために、下腿支持台58の端部に設けられた足裏当て部材(患者Kの足裏を当てる)、参照符号111は患者Kの下腿K2を固定する固定手段としてのバンドである。また、上記補助テーブル106にも、患者Kの下腿(K2)、この場合下肢K1を固定する固定手段としてのバンド106Bが設けられている。
上記揺動アーム52は伸縮可能とされている。具体的には、図1及び図3に示すように、揺動アーム52は基体側の第1アーム52Cと自由端側の第2アーム52Dとからなり、これら第1及び第2アーム52C、52Dは互いに長手方向において案内し合うように結合されている。また、図1から明らかなように、該揺動アーム52を覆うカバー55Bも同様に、互いに長手方向において案内し合うように結合した第1カバー55B1と第2カバー55B2とからなる。
そして、第2アーム52D及び第2カバー55B2には、長手方向に沿って互いに対応する位置に、且つ等しいピッチにてボルト挿通孔52D1(但し、第2カバー55B2に形成されたボルト挿通孔に関しては参照符号を省略する)が形成され、これらボルト挿通孔にボルト54が挿通される。また、第1アーム52C及び第2カバー55B1には、上記各ボルト挿通孔に対応するようにねじ孔52C1及び55B12が形成されており、各ボルト54はこれらねじ孔52C1、55B12に螺合し得る。
つまり、各ボルト54を緩めて各ねじ孔52C1、55B12との螺合状態を解除し、第1アーム52C及び第1カバー55B1に対して第2アーム52D及び第2カバー55B2を移動させて揺動アーム52及びカバー55Bの全体を伸縮させて所望の長さにし、その状態で各ボルト54を再び各ねじ孔55C1、55B12に螺入させて締めこむ。
なお、揺動アーム52の伸縮は、上述のような手動方式に限らず、自動化することもできる。具体的に図示はしないが、例えば、図4に示すようなボールねじ機構と、該ボールねじ機構を作動させるモータ等の駆動機構とからなるアーム伸縮手段を設けることにより容易に実現する。
ところで、当該整復装置5には、患者Kの下肢K1を整復する際に、装置から下肢K1に対して無理な力が加わらないように伝達力を規制する手段が設けられている。この手段は全く機械的な構成であり、発明者はこれをメカニカルセイフティースイッチと称している。このメカニカルセイフティースイッチの構成を説明する。
なお、当該整復装置においては、上記メカニカルセイフティースイッチは、患者Kの下肢K1を捻り動作(矢印R方向)させる駆動部と、伸縮動作(矢印Y方向)させる駆動部とに設けられている。但し、他の動作、すなわち、下肢K1の左右移動動作(矢印X方向)、上下移動動作(矢印Z方向)、足首K4の前後への曲げ動作(矢印Q方向)及び左右への振り動作(矢印P方向)を行わせる駆動部にも、必要に応じてかかるメカニカルセイ
フティースイッチを設けることとしてもよいことは勿論である。
図5に、下肢K1を捻り動作(矢印R方向)させるための第1駆動手段62からの動力伝達系に設けられたメカニカルセイフティースイッチを示す。
図5において、下腿支持台58(図1、図3参照)を水平な軸線(60)の周りに移動させるための第1可動テーブル61は円盤状に形成されており、該第1可動テーブル61を駆動する第1駆動手段であるモータ62の出力軸62Aに固着されている。第1可動テーブル61の回転中心であってモータ62とは反対側に円柱状の突部61Aが形成されており、中継プレート73に設けられた軸受部73Cに該突部61Aが回転自在に嵌合されている。これにより、中継プレート73が第1可動テーブル61に対して回転自在となっている。
第1可動テーブル61には、その回転中心から偏倚した位置に、半径方向に伸長する断面長円形の貫通孔61Bが形成されている。一方、中継プレート73には、該貫通孔61Bに対応する位置に、貫通するねじ孔73Eが形成されており、このねじ孔73Eに調整ねじ74Aが螺合している。該調整ねじ74Aのねじ部先端側に鋼球74Bが配置されており、該鋼球74Bはねじ孔73E内に移動自在に嵌挿されている。調整ねじ74Aと鋼球74Bとの間にコイルスプリング74Cが縮設されており、これにより、鋼球74Bが付勢されて上記貫通孔61Bに所定の押圧力を以って押し付けられている。但し、貫通孔61Bの幅寸法は鋼球74Bの直径よりも小さく設定され、鋼球74Bが貫通孔61B内に入り込むことはない。
かかる構成においては、下肢K1に捻り動作(矢印R方向)を行わせる場合、モータ62からの駆動力が、第1可動テーブル61、鋼球74B、中継プレート73、・・・と順次介して下腿支持台58に伝達されるのであるが、下肢K1に捻り方向の無理な力が加わろうとすると、鋼球74Bがコイルスプリング74Cによる付勢力に抗して貫通孔61Bとの係合状態を解除され、動力の伝達がなされなくなる。このときの「無理な力」は、調整ねじ74Aの締込み量によって予め調整される。
次いで、下肢K1を伸縮動作(矢印Y方向)させるための第2駆動手段68(図4参照)からの動力伝達系に設けられたメカニカルセイフティースイッチを、図6に基づいて説明する。
図6に示すように、下腿支持台58(図1、図3参照)を略水平方向に移動させるための第2可動テーブル67と上記第2駆動手段68が具備するインナブロック95との間には中間プレート96が介装さており、該中間プレート96はインナブロック95の上面に固定されている。
上記中間プレート96の上面側には、例えば2本の案内シャフト96Aが、上記インナブロック95の移動方向において平行となるように配置され、且つ、固定されている。第2可動テーブル67の下面側に移動ブロック67Aが固設されており、該移動ブロック67Aが上記案内シャフト96Aに移動自在に係合している。これにより、第2可動テーブル67が上記インナブロック95及び中間プレート96に対してインナブロック95の移動方向において往復同自在となっている。
上記中間プレート96には、左右方向(矢印X方向)に伸長する断面長円形の貫通孔96Bが形成されている。一方、第2可動テーブル67には、該貫通孔96Bに対応する位置に、貫通するねじ孔67Bが形成されており、このねじ孔67Bに調整ねじ92Aが螺合している。該調整ねじ92Aのねじ部先端側に鋼球92Bが配置されており、該鋼球9
2Bはねじ孔67B内に移動自在に嵌挿されている。調整ねじ92Aと鋼球92Bとの間にコイルスプリング92Cが縮設されており、これにより、鋼球92Bが付勢されて上記貫通孔96Bに所定の押圧力を以って押し付けられている。但し、貫通孔96Bの幅寸法は鋼球92Bの直径よりも小さく設定され、鋼球92Bが貫通孔96B内に入り込むことはない。
かかる構成においては、下肢K1に伸縮動作(矢印Y方向)を行わせる場合、モータ97(図4等参照)からの駆動力が、上記インナブロック95、中間プレート96、鋼球92B、第2可動テーブル67、・・・と順次介して下腿支持台58に伝達されるのであるが、下肢K1に伸縮方向の無理な力が加わろうとすると、鋼球92Bがコイルスプリング92Cによる付勢力に抗して貫通孔96Bとの係合状態を解除され、動力の伝達がなされなくなる。このときの「無理な力」は、調整ねじ92Aの締込み量によって予め調整される。
次に、当該整復装置5を制御する制御系について、図7に基づいて説明する。
図示のように、この制御系は、システム全体をコントロールするコントロールユニット113と、下肢K1に各種の動きを行なわせたときに下肢K1に加わる力を検出するセンサー類114と、このセンサー類114によって検出された力を表示する力表示部115と、持ち運び可能なオペレーションボックス117とを備えている。
また、コントロールユニット113には、ドライバ118,118・・・を介して、前述のアーム駆動手段が含むモータ120(このモータ120については図7にのみ示す)並びに第1〜第5駆動手段が含む各モータ62、97、83、102,104が接続されている。
次に、上述した構成の整復装置5の作用を説明する。図1に示すように、患者Kの下肢1に整復治療を施す場合には、患者Kを仰臥させた状態でその下半身を支持台50の載置部50Bに載置させ、上半身を適宜テーブル(図示せず)などで支える。そして、患者Kの下腿K2及び足K3を下腿支持台58に載置させ、バンド111で下腿K2を固定する。
次に、整復治療すべき内容に応じてオペレーションボックス117を適宜操作し、揺動アーム52、第1〜第3可動テーブル61、67、64又は自在継手72の継手部材72A、72Bを駆動する。すなわち、図2に示すように、下肢K1を左右(矢印X)方向に動かす場合には、揺動アーム52をX方向に揺動させる。
下肢K1に捻り(矢印R方向)を行なわせる場合には、第1可動テーブル61を回転させる。下肢K1を上下(矢印Z)方向に動かす場合には、第3可動テーブル64を上下に駆動する。また、下肢K1を前後(矢印Y)方向伸縮させる場合には、第2可動テーブル67を前後に駆動する。
更に、足首K4を左右に振る(矢印P方向)場合には自在継手72の下側の第2継手部材72Bを同方向に回転駆動する。また、足首K4を前後に曲げる(矢印Q方向)場合には、自在継手72の上側の継手部材72Aを同方向に回転駆動する。
ところで、これまでの説明では、上記オペレーションボックス117を医師等が操作することで各モータが作動し、それによって揺動アーム52他が駆動されて患者Kの下肢K1が適宜の方向に動かされるようになっていた。しかし、一方、医師等が自らの力によって下肢K1を動かし、整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させるこ
とが行われる。その場合、医師等が患者Kの下肢K1を動かそうとしても各モータを含む駆動系による保持力が妨げとなって無理である。
そこで、次の構成が採用されている。
すなわち、上述のセンサー類114は、6軸の各方向(矢印X,Y,Z,P,Q及びRの各方向)の何れの方向の外力(医師等によって加えられる力)をも検知し得るものである。このセンサー類114は、図1及び図3に示すように、自在継手72が具備する継手
部材72Aに形成された座部72A1と、下腿支持台58の足裏当て部材110の背面に形成された座部110Aとの間に介装されている。
一方、図7に示すオペレーションボックス117には、各モータの作動によって下肢K1を所望の状況になるように動かそうとする場合と、医師自らの力によって下肢K1を整復治療に最適な状況になるように動かそうとする場合とで、当該整復装置の制御を切り替えるためのスイッチが設けられている。コントロールユニット113は、この切り替えに応じて制御を異ならしめる。各モータの作動によって下肢K1を所望の状況になるように動かそうとする場合には前述のように制御し、医師自らの力によって下肢K1を整復治療に最適な状況になるように動かそうとすべく切り替えられた場合には下記のように制御する。
すなわち、医師等が下肢K1を任意の方向に動かそうとすると、上記センサー類114にその方向の力が作用し、該センサー類114がその力、方向を検知する。すると、コントロールユニット113は、その方向に対応するモータを、医師等により加えられる力が減ずる方向に駆動し、センサー類114が検知する力がゼロとなった時点でモータを停止する。これにより、下肢K1は、医師等が動かしただけ移動され、医師等が力を加えなくなると駆動系(モータ等)の保持力により停止状態を維持される。
発明者は、上述した操作、つまり、医師等が自らの力によって下肢K1を動かして整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させることを、ダイレクトティーチングと称している。
以上、記したように、当該整復装置5は、下肢K1を整復すべき患者Kの少なくとも下半身を支える支持台50と、患者Kの下腿K2を支持する下腿支持台58と、下腿支持台58を略水平な軸線60の周りに移動させる第1可動テーブル61及びこの第1可動テーブル61を駆動する第1駆動手段62と、下腿支持台58を略水平方向に移動させる第2可動テーブル67及びこの第2可動テーブル67を駆動する第2駆動手段68とに加え、更に、下腿支持台を略水平面内で揺動させる揺動アーム52と、下腿支持台58を略垂直方向に移動させる第3可動テーブル64及びこの第3可動テーブル64を駆動する第3駆動手段65とを備える。よって、捻り動作、伸縮動作の他、左右移動動作、上下移動動作をも行わせることができ、下肢K1を整復するために必要な殆ど全ての動作を一台の装置で行わせることが可能となる。
また、上記構成に加えて更に、下肢K1を捻り動作(矢印R方向)させるための第1駆動手段62からの動力伝達系及び、下肢K1を伸縮動作(矢印Y方向)させるための第2駆動手段68からの動力伝達系にメカニカルセイフティースイッチが設けられたので、装置から下肢K1に対して無理な力が加わらないようにできる。
また、整復装置5においては、更に、当該整復装置の制御を切り替えるためのスイッチが、医師自らの力によって下肢K1を整復治療に最適な状況になるように動かすべく切り替えられた場合には、医師等が下肢K1を任意の方向に動かそうとすると、センサー類1
14がその力、方向を検知する。そして、コントロールユニット113は、その方向に対応するモータを、医師等により加えられる力が減ずる方向に駆動する。これにより、医師等が自らの力によって下肢K1を動かし、整復治療を施すに最適な状況にしてその状況を装置に認識させることが可能となる。
さらに、上記揺動アーム52を駆動するアーム駆動手段120を備えることにより、揺動アーム52の揺動を人力によることなく自動的に行うことができる。
また、上記揺動アーム52を伸縮可能とすることにより、患者Kが小柄である、大柄である、又、大人である、子供である等、どのような体格であろうとも、揺動アーム52を適宜伸縮させることで対応できる。
また、上記揺動アーム52を伸縮させるアーム伸縮手段を有することにより、揺動アーム52の伸縮を自動的に行うことができ、人力を殆ど必要としない。
さらに、上記揺動アーム52は下肢K1に左右移動動作を行なわせ、上記第1可動テーブル61は下肢K1に捻り動作を行なわせ、上記第2可動テーブル67は下肢K1に伸縮動作を行なわせ、上記第3可動テーブル64は下肢K1に上下移動動作を行なわせる。この構成は、医師等に整復治療を自在に行わせるに好適である。
また、揺動アーム52、第1可動テーブル61、第2可動テーブル67、第3可動テーブル64及び下腿支持台58は、所定の順序、例えば、本実施例にて記載した順序で段階的に取り付けることができ、この場合には、各部を独立させて別々に組み立てる場合に比べて構成を簡略化できる。
また、下腿支持台58には、患者Kの下腿K2を固定するための固定手段(バンド111等)を設けたので、下腿支持台58から患者Kの脚に力を有効に伝達できる。
また、継手部材72A、72Bを設けて、下腿支持台58を略水平な軸線、又は略垂直な軸線の周りに移動自在にしたので、足首K4に前後への曲げ動作及び左右への振り動作を行なわせることができる。
なお、下肢K1及び足首K4に行なわせる各動作は、それぞれ単独で行なわせることができるが、2種類以上の動作を同時に行なわせることもできる。例えば、上記揺動アーム52と継手部材72A,72Bを同時に駆動することにより、下肢K1に左右移動動作を行なわせながら、足首K4に前後の曲げ動作等を行なわせることなどが可能になる。
更に、下腿支持台58には、下腿K2の長手方向に沿って伸縮自在且つ着脱自在な補助部材(補助テーブル106)を設けたので、通常は補助部材を下腿支持台58に装着し、且つ、伸ばした状態にして下腿K2を全体的に支えることにより、患者Kの負担を軽減できる。また、レントゲン撮影をするときには、補助部材を縮小又は取り外して、補助部材がレントゲン写真に写らないようにできる。
また、下腿支持台58には、患者Kの足裏を当てる足裏当て部材110を設けたので、下肢K1に前後の伸縮動作を行なわせるとき、又は足首K4に前後の曲げ動作や左右への振り動作を行なわせるときに、患者Kの足裏全体に力を加えることができ、これにより、患者Kに無用な痛みを与えるのを防止できる。
なお、上述した実施例においては、整復装置5の揺動アーム52を揺動させるための駆動手段(アーム駆動手段)を有する場合を示したが、この駆動手段は必ずしも設ける必要
はない。設けない場合は、人力によって揺動アーム52を所望の位置に揺動させ、位置決めする。
本発明に係る整復装置を示す斜視図である。 図1に示した整復装置によって患者の下肢に行なわせることが可能な動作を説明するための図である。 図1に示した整復装置の分解斜視図である。 図1に示した整復装置が含む第2駆動手段を示す、一部断面を含む斜視図である。 図1に示した整復装置が備える、下肢捻り方向におけるメカニカルセイフティースイッチを説明するための分解斜視図である。 図1に示した整復装置が備える、下肢伸縮方向におけるメカニカルセイフティースイッチを説明するための分解斜視図である。 図1に示した整復装置の制御系を示す図である。 従来例に係る関節理学療法機器を示す図である。
符号の説明
K 患者
K1 下肢
K2 下腿
K3 足
K4 足首
5 整復装置
52 揺動アーム
56 支持プレート
58 下腿支持台
59 カバー
60 略水平な軸線
61 第1可動テーブル
62 モータ(第1駆動手段)
64 第3可動テーブル
65 第3駆動手段
67 第2可動テーブル
68 第2駆動手段
70 ベース
72 自在継手
72A (自在継手の)継手部材
72B (自在継手の)第2継手部材
73 中継プレート
97 モータ
102 中空モータ(第4駆動手段)
104 中空モータ(第5駆動手段)
106 補助テーブル(補助部材)
110 足裏当て部材
111 バンド(固定手段)
113 コントロールユニット
114 センサー類
115 力表示部
117 オペレーションボックス
118 ドライバ
120 モータ(アーム駆動手段が含むモータ)

Claims (21)

  1. 下肢を整復すべき患者の少なくとも下半身を支える支持台と、
    前記患者の下腿を支持する下腿支持台と、
    前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、
    前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、
    前記第1可動テーブルから前記患者の下腿に無理な力が加わろうとすると、該第1可動テーブルから前記患者の下腿に対する動力の伝達がなされなくなる第1のメカニカルセイフティースイッチと、を備えていることを特徴とする整復装置。
  2. 下肢を整復すべき患者の少なくとも下半身を支える支持台と、
    前記患者の下腿を支持する下腿支持台と、
    前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、
    前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、
    前記第2可動テーブルから前記患者の下腿に無理な力が加わろうとすると、該第2可動テーブルから前記患者の下腿に対する動力の伝達がなされなくなる第2のメカニカルセイフティースイッチと、を備えていることを特徴とする整復装置。
  3. 前記第1可動テーブルから前記患者の下腿に無理な力が加わろうとすると、該第1可動テーブルから前記患者の下腿に対する動力の伝達がなされなくなる第1のメカニカルセイフティースイッチを、さらに備えていることを特徴とする請求項2記載の整復装置。
  4. 前記第2駆動手段は、高剛性の直線駆動装置から構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の整復装置。
  5. 前記直線駆動装置は、高剛性なU字形断面形状のアウタレールと、前記アウタレールの中空部内に配置されて両端にてベアリングを介してアウタレールに回転自在に取り付けられたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に螺合するボールねじナットを含むインナブロックとを備えていることを特徴とする請求項4記載の整復装置。
  6. 前記下腿支持台を略水平面内で揺動させる揺動アームと、前記下腿支持台を略垂直方向に移動させる第3可動テーブル及びこの第3可動テーブルを駆動する第3駆動手段と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の整復装置。
  7. 前記揺動アームを駆動するアーム駆動手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の整復装置。
  8. 前記揺動アームは伸縮可能であることを特徴とする請求項6または7記載の整復装置。
  9. 前記揺動アームを伸縮させるアーム伸縮手段を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の整復装置。
  10. 前記揺動アームは前記下肢に左右移動動作を行わせ、前記第1可動テーブルは前記下肢に捻り動作を行わせ、前記第2可動テーブルは前記下肢に伸縮動作を行わせ、前記第3可動テーブルは前記下肢に上下移動動作を行わせることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項記載の整復装置。
  11. 前記揺動アーム、前記第1可動テーブル、前記第2可動テーブル、前記第3可動テーブルおよび前記下腿支持台は、所定の順序で段階的に前記支持台に取り付けられていることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項記載の整復装置。
  12. 前記揺動アーム、前記第3可動テーブル、前記第2可動テーブル、前記第1可動テーブル及び前記下腿支持台は、この順序で段階的に前記支持台に取り付けられていることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項記載の整復装置。
  13. 前記下腿支持台は、前記患者の下腿を固定する固定手段を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項記載の整復装置。
  14. 前記下腿支持台と前記第1可動テーブルとの間には、略水平な軸線の周りに移動自在な継手部材と、この継手部材を前記略水平な軸線周りに移動させる第4駆動手段とが介装されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載の整復装置。
  15. 前記継手部材とともに自在継手を構成し略垂直な軸線の周りに移動自在な第2継手部材を有し、
    前記下腿支持台と前記第1可動テーブルとの間には前記第2継手部材を前記略垂直な軸線の周りに移動させる第5駆動手段が介装されていることを特徴とする請求項14記載の整復装置。
  16. 前記下腿支持台は、前記下腿の長手方向に沿って伸縮自在かつ着脱自在な補助部材を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項記載の整復装置。
  17. 前記下腿支持台は、前記患者の足裏を当てる足裏当て部材を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項記載の整復装置。
  18. 下肢を整復すべき患者の少なくとも下半身を支える支持台と、
    前記患者の下腿を支持する下腿支持台と、
    前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、
    前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、
    前記下腿支持台と前記第1可動テーブルとの間に介装された、略水平な軸線の周りに移動自在な継手部材および、この継手部材を前記略水平な軸線周りに移動させる第4駆動手段と、
    前記継手部材とともに自在継手を構成し略垂直な軸線の周りに移動自在な第2継手部材と、
    前記下腿支持台と前記第1可動テーブルとの間に介装された、前記第2継手部材を前記略垂直な軸線の周りに移動させる第5駆動手段と、を備えることを特徴とする整復装置。
  19. 下肢を整復すべき患者の少なくとも下半身を支える支持台と、
    前記患者の下腿を支持する下腿支持台と、
    前記下腿支持台を略水平な軸線の周りに移動させる第1可動テーブル及びこの第1可動テーブルを駆動する第1駆動手段と、
    前記下腿支持台を略水平方向に移動させる第2可動テーブル及びこの第2可動テーブルを駆動する第2駆動手段と、
    前記第1駆動手段および第2駆動手段を制御するコントロールユニットと、
    整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように、前記コントロールユ
    ニットによる制御を切り替える切り替えスイッチと、
    整復治療を行う者によって患者の下肢に加えられる力およびその方向を検出するセンサーと、を備え、
    前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニットは、整復治療を行う者によって患者の下肢に力が加えられると、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段のうち、前記センサーによって検出される力の方向に対応するものを、前記センサーによって検出される力が減ずる方向に駆動することを特徴とする整復装置。
  20. 装置全体を制御するコントロールユニットと、
    整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように、前記コントロールユニットによる制御を切り替える切り替えスイッチと、
    整復治療を行う者によって患者の下肢に加えられる力およびその方向を検出するセンサーと、をさらに備え、
    前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニットは、整復治療を行う者によって患者の下肢に力が加えられると、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段のうち、前記センサーによって検出される力の方向に対応するものを、前記センサーによって検出される力が減ずる方向に駆動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の整復装置。
  21. 装置全体を制御するコントロールユニットと、
    整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように、前記コントロールユニットによる制御を切り替える切り替えスイッチと、
    整復治療を行う者によって患者の下肢に加えられる力およびその方向を検出するセンサーと、をさらに備え、
    前記切り替えスイッチにより、整復治療を行う者が自らの力によって患者の下肢を動かすように前記制御が切り替えられている場合には、前記コントロールユニットは、整復治療を行う者によって患者の下肢に力が加えられると、前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、前記第4駆動手段、前記第5駆動手段のうち、前記センサーによって検出される力の方向に対応するものを、前記センサーによって検出される力が減ずる方向に駆動することを特徴とする請求項18記載の整復装置。
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