JP2008161547A - 脛伸長装置 - Google Patents

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JP2008161547A JP2006356109A JP2006356109A JP2008161547A JP 2008161547 A JP2008161547 A JP 2008161547A JP 2006356109 A JP2006356109 A JP 2006356109A JP 2006356109 A JP2006356109 A JP 2006356109A JP 2008161547 A JP2008161547 A JP 2008161547A
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Abstract

【課題】 従来の装置は、脚を伸ばした状態で仰臥台に仰臥した使用者の足首だけを牽引するため、脚を効果的に伸ばすことができないという課題がある。
【解決手段】 使用者を仰臥させる仰臥台と、使用者の足首を保持する足首保持具(足首爪先側保持具、足首踵側保持具)と、同使用者の膝下を保持する膝下保持具(膝下上側保持具、膝下下側保持具)と、前記足首保持具を足先側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首牽引具(足首爪先側牽引具、足首踵側牽引具)と、前記膝下保持具を膝側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下牽引具(膝下上側牽引具、膝下下側牽引具)とを備え、脛を両側又はいずれか一方側に牽引して伸長させるものである。足首保持具に、足の裏の外側に配置される、足の裏より幅広の足裏側幅広部を設けた。また、膝下保持具に、膝頭の外側に配置される、膝頭より幅広の膝側幅広部を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、脛の骨を牽引して伸長させて、使用者の身長を、脚部中心に無理なく安全に伸ばすことができる脛伸長装置に関する。
従来、牽引による身長伸ばし装置としては、足首及び上半身を固定し、足首を長手方向に前後動させるものや(特許文献1参照。)、顎と足首を保持して夫々を反対方向へ牽引するもの(特許文献2参照。)等がある。
特開2003−144578号公報。 特開平10−137278号公報。
しかし、従来の特許文献1、2記載の装置は、脚を伸ばした状態で台に仰臥した使用者の足首だけを保持し、足首を足先側へ牽引することしかできないため、脚部を効果的に伸ばすことができず、バランスよく身長を伸ばせないという課題がある。
本発明は、熟練した技能を必要とせず、誰でも手軽で安全に脛の骨を膝側と足先側の両側又はいずれか一方側に向けてバランス良く牽引して脛を伸長させ、脚を中心に効果的に後戻りすることなく身長を伸ばすことができる脛伸長装置を提供するものである。
本発明の脛伸長装置は、請求項1記載のように、使用者を仰臥させる仰臥台と、使用者の足首を保持する足首保持具と、同使用者の膝下を保持する膝下保持具と、前記足首保持具を足先側に仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首牽引具と、前記膝下保持具を膝側に仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下牽引具とを備え、前記足首牽引具と膝下牽引具はエアシリンダであり、前記足首牽引具と膝下牽引具は前記仰臥台よりも上方位置に設けられ、前記仰臥台に仰臥して腿を立て、膝を曲げて脛を前方に出した使用者の脛を、前記足首牽引具と膝下牽引具によって足先側と膝側の両側又はいずれか一方側に牽引して脛を伸長可能としたものである。
本発明の脛伸長装置は、請求項2記載のように、請求項1記載の脛伸長装置において、足首保持具が足首の爪先側を保持する足首爪先側保持具と、その足首の踵側を保持する足首踵側保持具を備え、膝下保持具が使用者の膝下の上側を保持する膝下上側保持具と、その膝下の下側を保持する膝下下側保持具を備え、足首牽引具は前記足首爪先側保持具を足先側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首爪先側牽引具と、前記足首踵側保持具を足先側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首踵側牽引具を備え、膝下牽引具は前記膝下上側保持具を膝側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下上側牽引具と、前記膝下下側保持具を膝側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下下側牽引具とを備えたものである。
本発明の脛伸長装置は、請求項3記載のように、請求項1又は請求項2記載の脛伸長装置において、足首保持具は足の裏の外側に配置される足の裏より幅の広い足裏側幅広部と、足首の外側に宛がう足首外側宛て部と内側に宛がう足首内側宛て部を備え、足首外側宛て部と足首内側宛て部は足裏側幅広部の幅方向両外側に連接され、足裏側幅広部に前記足首牽引具が足裏側連結具を介して連結され、足裏側連結具は足首保持具の足裏側幅広部の幅方向両端側に係止可能な足裏側幅広部用係止部と足首牽引具に係止可能な足首牽引具用係止部を備えたものである。
本発明の脛伸長装置は、請求項4記載のように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の脛伸長装置において、膝下保持具は膝頭側に配置される膝頭の幅よりも幅の広い膝側幅広部と、膝下の外側に宛がう膝下外側宛て部と内側に宛がう膝下内側宛て部を備え、膝下外側宛て部と膝下内側宛て部は膝側幅広係止部の幅方向両外側に連接され、その膝側幅広部に前記膝下牽引具が膝側連結具を介して連結され、膝側連結具は膝下保持具の膝側幅広部の幅方向両端側に係止可能な膝側幅広部用係止部と膝下牽引具に係止可能な膝下牽引具用係止部を備えたものである。
本発明の請求項1記載の脛伸長装置は、次の効果がある。
(1)足首牽引具と膝下牽引具によって、仰臥台に仰臥して腿を立てて膝を曲げて脛を前方に出した使用者の脛を足先側と膝側の両側に向けて牽引して伸長させることが可能なため、使用者の脛の骨を効果的に後戻りなく伸長させることができ、脚を中心に身長を伸ばすことができる。
(2)足首牽引具及び膝下牽引具が仰臥台よりも上方位置に設けられ、夫々仰臥台と水平又はほぼ水平に足首保持具及び膝下保持具を牽引可能であるため、この足首牽引具及び膝下牽引具を用いて仰臥台の上に仰臥して腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の脛の骨を伸長させると、脛の骨が仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引され、使用者の脛がバランスよく安全に伸長される。
(3)足首及び膝下は足首保持具と膝下保持具によってそれぞれ保持されるため、使用者は仰臥台に仰臥して腿を立てて膝を曲げて脛を前方に出すだけでよく、身体に無理がかからず、自然な状態で使用できる。
(4)足首牽引具、膝下牽引具で足首及び膝下を機械的に牽引するだけでよいため、使用に際して整体、マッサージ、骨伸長術についての専門的な知識や熟練技能が必要なく、手軽で安全に身長を伸ばすことができる。
(5)自宅や職場に備えておけば、使用者の都合のよいときに使用できるので便利である。また、費用もかからず、毎日継続して使用できるため効果的である。
本発明の請求項2記載の脛伸長装置は、上記効果に加えて次の効果がある。
(1)使用者の足首の爪先側を保持する足首爪先側保持具と、その足首の踵側を保持する足首踵側保持具と、同使用者の膝下の上側を保持する膝下上側保持具と、その膝下の下側を保持する膝下下側保持具とを備え、その夫々を、足首爪先側牽引具、足首踵側牽引具、膝下上側牽引具、膝下下側牽引具によって牽引するため、使用者の脛を様々な方向からバランスよく牽引可能であり、使用者の脛の骨を効果的に後戻りなく伸長させることができる。
(2)前記各牽引具が夫々仰臥台と水平又はほぼ水平に各保持具を牽引可能であるため、この各牽引具を用いて仰臥台の上に仰臥して腿を立てて膝を曲げて前方に出した状態の使用者の脛の骨を伸長させると、脛の骨が仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引され、使用者の脛がバランスよく安全に伸長される。
本発明の請求項3記載の脛伸長装置は、上記効果に加えて次の効果がある。
(1)足首保持具は、足裏側に配置される足裏側幅広部の両外側に、足首の外側に宛がう足首外側宛て部と内側に宛がう足首内側宛て部を備え、足裏側幅広部を足裏側連結具を介して足首牽引具に連結して牽引可能としたので、足首牽引具による牽引力が一箇所に集中せず、使用者の脛に負担を掛けず、バランスよく効果的に脛を伸長させることができる。
本発明の請求項4記載の脛伸長装置は、上記効果に加えて次の効果がある。
(1)膝下保持具は、膝頭側に配置される膝頭側幅広部の両外側に、膝下の外側に宛がう膝下外側宛て部と内側に宛がう膝下内側宛て部を備え、膝頭側幅広部を膝頭側連結具を介して膝下牽引具に連結して牽引可能としたので、膝下牽引具による牽引力が一箇所に集中せず、使用者の脛に負担を掛けず、バランスよく効果的に脛を伸長させることができる。
(実施形態1)
本発明の脛伸長装置の実施形態の一例を図1〜図4に基づいて説明する。この脛伸長装置は、図1、図2に示すように、使用者が一名だけ仰臥可能な仰臥台1の上方に、左右の足首爪先側保持具2、左右の足首踵側保持具3、左右の膝下上側保持具4、左右の膝下下側保持具5、左右の足首爪先側牽引具6、左右の足首踵側牽引具7、左右の膝下上側牽引具8、左右の膝下下側牽引具9が設けられている。図1、図2に示すように、前記左右の足首爪先側牽引具6及び左右の足首踵側牽引具7は仰臥台1上に立設された足先側支持台10上に、左右の膝下上側牽引具8及び左右の膝下下側牽引具9は仰臥台1上に立設された頭側支持台11上に夫々設置されている。
前記左右の足首爪先側保持具2(図1、図3)は、仰臥台1の上に仰臥して腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の足首の爪先側を、足首踵側保持具3(図1、図3)は同使用者の足首の踵側を、膝下上側保持具4(図1、図4)は同使用者の膝下の上側を、膝下下側保持具5(図1、図4)は同使用者の膝下の下側を保持するためのものである。
前記左右の足首爪先側保持具2は、図3に示すようなベルト状部材であって、足の裏の外側に配置される足の裏より幅の広い足裏側幅広部2aと、足首の外側に宛がう足首外側宛て部2bと内側に宛がう足首内側宛て部2cを備えるものである。前記足首外側宛て部2bと足首内側宛て部2cは前記足裏側幅広部2aの幅方向両外側に連接されている。前記足裏側幅広部2aには前記足首爪先側牽引具6が足裏側連結具16を介して連結され、足首爪先側牽引具6で牽引可能としてある。前記足裏側連結具16は、図3に示すように、足首爪先側保持具2の足裏側幅広部2aの幅方向両端側に係止可能な幅広の角枠状の足裏側幅広部用係止部16aと、足首爪先側牽引具6に係止可能なフック状の足首牽引具用係止部16bを備えてなるものである。
前記左右の足首踵側保持具3は、図3に示すように、前記足首爪先側保持具2と同様のベルト状部材であり、足裏側幅広部3aの幅方向両外側に、足首の外側に宛がう足首外側宛て部3bと内側に宛がう足首内側宛て部3cを連接して備えるものである。前記足裏側幅広部3aには、前記足首踵側牽引具7が前記足裏側連結具16を介して連結され、足首踵側牽引具7で牽引可能としてある。
足首の両側面に宛がわれた足首外側宛て部2b、3bと足首内側宛て部2c、3cには、図3に示すように固定用ベルト17が巻き付けられ、足首爪先側保持具2及び足首踵側保持具3が足首に固定されるようにしてある。
前記左右の膝下上側保持具4は、図4に示すようなベルト状部材であって、膝頭側に配置される膝頭の幅より幅の広い膝側幅広部4aと、膝下の外側に宛がう膝下外側宛て部4bと内側に宛がう膝下内側宛て部4cを備えるものである。前記膝下外側宛て部4bと膝下内側宛て部4cは前記膝側幅広部4aの幅方向両外側に連接されている。前記膝側幅広部4aには前記膝下上側牽引具8が膝側連結具18を介して連結され、膝下上側牽引具8で牽引可能としてある。前記膝側連結具18は、図4に示すように、膝下上側保持具4の膝側幅広部4aの幅方向両端側に係止可能な幅広の角枠状の膝側幅広部用係止部18aと、膝下上側牽引具8に係止可能なフック状の膝下牽引具用係止部18bを備えてなるものである。
前記左右の膝下下側保持具5は、図4に示すように、前記膝下下側保持具5と同様のベルト状部材であり、膝側幅広部5aの幅方向両外側に、足首の外側に宛がう膝下外側宛て部5bと内側に宛がう膝下内側宛て部5cを連接して備えるものである。前記膝側幅広部5aには、前記膝下下側牽引具9が前記膝側連結具18を介して連結され、膝下下側牽引具9で牽引可能としてある。
足首の両側面に宛がわれた膝下外側宛て部4b、5bと膝下内側宛て部4c、5cには、図4に示すように固定用ベルト19が巻き付けられ、膝下上側保持具4及び膝下下側保持具5が膝下に固定されるようにしてある。
前記左右の足首爪先側牽引具6(図1、図2)は、仰臥台1の上に仰臥して、腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の足首の爪先側を保持した前記足首爪先側保持具2を足先側に向けて仰臥台1と水平に牽引することによって足首を足先側に牽引して伸ばすものであり、左右同じ構造のエアシリンダが用いられている。この足首爪先側牽引具6のロッド6aの先端部には、図3に示すようにリング6bが設けられ、前記足首爪先側保持具2に取り付けられた足裏側連結具16の足首牽引具用係止部16bを取付け可能としている。従って、エアシリンダを作動させてロッド6aを後方(足先側)へスライドさせると、足首爪先側保持具2が足先側へ牽引され、脛が足先方向へ伸ばされる。
前記左右の足首踵側牽引具7(図1、図2)は、前記足首爪先側牽引具6よりシリンダ部分が短いエアシリンダであり、仰臥台1の上に仰臥して、腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の足首の踵側を保持した足首踵側保持具3を足先側に向けて仰臥台1と水平に牽引することによって足首を足先側に牽引して伸ばすものであり、左右同じ構造のものが用いられている。この足首踵側牽引具7のロッド7aの先端部には、図3に示すようにリング7bが設けられ、前記足首踵側保持具3に取り付けられた足裏側連結具16の足首牽引具用係止部16bを取付け可能としている。従って、エアシリンダを作動させてロッド7aを後方(足先側)へスライドさせると、足首踵側保持具3が足先側へ牽引され、脛が足先方向へ伸ばされる。
前記足先側支持台10は、図1、図2に示すように、仰臥台1の足先側の上方位置に仰臥台1と平行に立設された支持台であり、上段20と下段21の二段に形成されており、上段20に前記左右の足首爪先側牽引具6、下段21に前記左右の足首踵側牽引具7を夫々設置可能としたものである。足首爪先側牽引具6及び足首踵側牽引具7は、夫々後端部の取付金具30で回動可能に足先側支持台10上に取り付けられ、ロッド6a、7aを含む前方部分を上方(図1中矢印方向)に持ち上げ可能としてある。この足先側支持台10は二本の支柱22によって仰臥台1の足先側の上方に支持され、仰臥台1上に使用者が仰臥した際に使用者の脚部の上方に位置するようにしてある。
前記左右の膝下上側牽引具8(図1、図2)は、仰臥台1の上に仰臥して、腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の膝下の上側を保持した前記膝下上側保持具4を膝側に向けて仰臥台1と水平に牽引することによって膝下を膝側に牽引して伸ばすものであり、左右同じ構造のエアシリンダが用いられている。この膝下上側牽引具8のロッド8aの先端部には、図4に示すようにリング8bが設けられ、前記膝下上側保持具4に取り付けられる膝側連結具18の膝下牽引具用係止部18bを取付け可能としている。従って、エアシリンダを作動させてロッド8aを後方(膝側)へスライドさせると、膝下上側保持具4が膝側へ牽引され、脛が膝方向へ伸ばされる。
前記左右の膝下下側牽引具9(図1、図2)は、前記膝下上側牽引具8よりシリンダ部分が短いエアシリンダであり、仰臥台1の上に仰臥して、腿を立てて膝を曲げた状態の使用者の膝下の下側を保持した膝下下側保持具5を膝側に向けて仰臥台1と水平に牽引することによって膝下を膝側に牽引して伸ばすものであり、左右同じ構造のものが用いられている。この膝下下側牽引具9のロッド9aの先端部には、図4に示すようにリング9bが設けられ、前記膝下下側保持具5に取り付けられる膝側連結具18の膝下牽引具用係止部18bを取付け可能としている。従って、エアシリンダを作動させてロッド9aを後方(膝側)へスライドさせると、膝下下側保持具5が膝側へ牽引され、脛が膝方向へ伸ばされる。
前記頭側支持台11は、図1、図2に示すように、仰臥台1の頭側(胸部付近)の上方位置に仰臥台1と平行に立設された支持台であり、上段23と下段24の二段に形成されており、上段23に前記左右の膝下上側牽引具8、下段24に前記左右の膝下下側牽引具9を夫々設置可能としたものである。膝下上側牽引具8及び膝下下側牽引具9は、夫々後端部の取付金具30で回動可能に頭側支持台11上に取り付けられ、ロッド8a、9aを含む前方部分を上方(図1中矢印方向)に持ち上げ可能としてある。この頭側支持台11は二本の支柱25によって仰臥台1の頭側(胸部付近)の上方に支持され、仰臥台1上に使用者が仰臥した際に使用者の胸部の上方に位置するようにしてある。
前記足首爪先側牽引具6、足首踵側牽引具7、膝下上側牽引具8、膝下下側牽引具9の動作は、図1、図2に示す操作盤26によって制御可能としてある。この操作盤26は、図1に示すように、仰臥台1の足先側端部に設けられており、その上面に、各牽引具6〜9の動作を操作するための操作ボタン27やメーター28等が設けられている。従って、例えば、足首牽引具(足首爪先側牽引具6、足首踵側牽引具7)と膝下牽引具(膝下上側牽引具8、膝下下側牽引具9)のいずれか一方のみを動作させて脛を足先側と脛側のいずれか一方側にのみ牽引させたり、上側の牽引具(足首爪先側牽引具6及び膝下上側牽引具8)のみを動作させたり、所望の牽引具の牽引力を調節したり、左右の牽引具全てを同時に動作させたりすること等も可能となる。
(使用例)
図1〜図4に示す脛伸長装置を用いて、使用者の脛を伸長するには次のようにする。
(1)足首爪先側保持具2及び足首踵側保持具3を、足首側連結具16によって夫々足首爪先側牽引具6及び足首踵側牽引具7に取り付け、膝下上側保持具4及び膝下下側保持具5を、膝側連結具18によって夫々膝下上側牽引具8及び膝下下側牽引具9に取り付けておく。
(2)図1、図2に示すように使用者を仰臥台1上に仰臥させる。
(3)仰臥台1の上に仰臥して、一方の腿を立てて膝を曲げて脛を前方に出した状態の使用者の足首の爪先側を足首爪先側保持具2で、同使用者の足首の踵側を足首踵側保持具3で、同使用者の膝下の上側を膝下上側保持具4で、同使用者の膝下の下側を膝下下側保持具5で夫々保持する(図3、図4参照。)。
(4)操作盤26を操作して前記各牽引具6〜9を動作させ、足首爪先側保持具2及び足首踵側保持具3を足先側に向けて仰臥台1と水平に牽引し、膝下上側保持具4及び膝下下側保持具5を膝側に向けて仰臥台1と水平に牽引し、使用者の脛を足先側と膝側の両側に牽引して伸長させる。このとき、脛をバランスよく牽引できるように、操作盤26を操作して、各牽引具6〜9の牽引力を調節しながら、最適な条件で牽引を行えるようにすることもできる。
(5)使用者の脛を所望時間牽引したら、操作盤26を操作して牽引を停止し、前記各保持具2〜5を脛の各部から取外す。
(6)使用者の他方の脛も牽引して伸長させる場合、他方についても上記(3)〜(5)の工程を行う。
前記各工程の順番は上記したものには限られない。また、前記使用例では、足首爪先側保持具2、足首踵側保持具3、膝下上側保持具4、膝下下側保持具5を全て使用者に装備させたが、前記各保持具2〜5のうち一つ又は二つ以上を使用者に装備させないでおくこともできる。また、操作盤26による操作は、使用者が自ら行うことも、他に操作者を用意してその操作者に操作させることもできる。
前記使用例では片足ずつ脛の牽引を行ったが、脛の牽引は、両足同時に行うこともできる。その場合は、仰臥台1の上に仰臥して両腿を立てて両膝を曲げた状態の使用者の両足首及び両膝下に左右の各保持具2〜5を固定し、左右の各牽引具6〜9で一斉に牽引して、両脛を同時に伸長させる。
(実施形態2)
本発明の脛伸長装置では、図1、図2に示す足先側支持台10と頭側支持台11とは、夫々高さ及び互いの間隔を調節可能として、様々な使用者の脛を伸長可能とすることも可能である。
(実施形態3)
足首爪先側保持具2、足首踵側保持具3、膝下上側保持具4、膝下下側保持具5及び、足首爪先側牽引具6、足首踵側牽引具7、膝下上側牽引具8、膝下下側牽引具9は、左右夫々に設けずに片足分だけ設けることもできる。もっともその場合は、各保持具2〜5及び各牽引具6〜9を、左右いずれの脛も牽引できるように両脛の正面の位置にスライド可能とする等、一組の保持具及び牽引具で両脛を牽引可能な構成とすることが望ましい。
(実施形態4)
本発明の脛伸長装置では、牽引具は、足首牽引用として足首爪先側牽引具6と足首踵側牽引具7の二つ、膝下牽引用として膝下上側牽引具8と膝下下側牽引具9の二つを必ずしも備える必要はなく、足首用牽引具と膝下用牽引具を一つずつ備えた構成とすることも可能である。
(その他の実施形態)
仰臥台1には、汎用のシングルベッド等、使用者が一人仰臥可能な台であれば任意の台を用いることができる。また、仰臥台1に傾斜機構や回転機構を備えて仰臥台1を傾斜させたり正・逆回転させたりできるようにすることもできる。
前記各実施形態に示す本発明の脛伸長装置はあくまで一例であって、各部材、機構の形状、構造、大きさ、数量等は、前記のものには限られず、任意とすることができる。
本発明の脛伸長装置は、脛を伸ばすための装置には限られず、身体の他の部分を伸長させたり矯正させたりする装置にも広く応用することができる。
本発明の脛伸長装置の実施形態の一例を示す正面図。 図1に示す脛伸長装置の示す斜視説明図。 図1に示す脛伸長装置により使用者の足首を保持及び牽引する様子を示す斜視説明図。 図1に示す脛伸長装置により使用者の膝下を保持及び牽引する様子を示す斜視説明図。
符号の説明
1 仰臥台
2 足首爪先側保持具
2a 足裏側幅広部
2b 足首外側宛て部
2c 足首内側宛て部
3 足首踵側保持具
3a 足裏側幅広部
3b 足首外側宛て部
3c 足首内側宛て部
4 膝下上側保持具
4a 膝側幅広部
4b 膝下外側宛て部
4c 膝下内側宛て部
5 膝下下側保持具
5a 膝側幅広部
5b 膝下外側宛て部
5c 膝下内側宛て部
6 足首爪先側牽引具
7 足首踵側牽引具
8 膝下上側牽引具
9 膝下下側牽引具
10 足先側支持台
11 頭側支持台
16 足裏側連結具
16a 足裏側幅広部用係止部
16b 足首牽引具用係止部
17 固定用ベルト
18 膝側連結具
18a 膝側幅広部用係止部
18b 膝下牽引具用係止部
19 固定用ベルト
26 操作盤

Claims (4)

  1. 使用者を仰臥させる仰臥台と、
    使用者の足首を保持する足首保持具と、
    同使用者の膝下を保持する膝下保持具と、
    前記足首保持具を足先側に仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首牽引具と、
    前記膝下保持具を膝側に仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下牽引具とを備え、
    前記足首牽引具と膝下牽引具はエアシリンダであり、
    前記足首牽引具と膝下牽引具は前記仰臥台よりも上方位置に設けられ、
    前記仰臥台に仰臥して腿を立て、膝を曲げて脛を前方に出した使用者の脛を、前記足首牽引具と膝下牽引具によって足先側と膝側の両側又はいずれか一方側に牽引して脛を伸長可能であることを特徴とする脛伸長装置。
  2. 請求項1記載の脛伸長装置において、
    足首保持具が足首の爪先側を保持する足首爪先側保持具と、その足首の踵側を保持する足首踵側保持具を備え、
    膝下保持具が使用者の膝下の上側を保持する膝下上側保持具と、その膝下の下側を保持する膝下下側保持具を備え、
    足首牽引具は前記足首爪先側保持具を足先側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首爪先側牽引具と、前記足首踵側保持具を足先側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する足首踵側牽引具を備え、
    膝下牽引具は前記膝下上側保持具を膝側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下上側牽引具と、前記膝下下側保持具を膝側に向けて仰臥台と水平又はほぼ水平に牽引する膝下下側牽引具とを備えたことを特徴とする脛伸長装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の脛伸長装置において、足首保持具は足の裏の外側に配置される足の裏より幅の広い足裏側幅広部と、足首の外側に宛がう足首外側宛て部と内側に宛がう足首内側宛て部を備え、足首外側宛て部と足首内側宛て部は足裏側幅広部の幅方向両外側に連接され、足裏側幅広部に前記足首牽引具が足裏側連結具を介して連結され、足裏側連結具は足首保持具の足裏側幅広部の幅方向両端側に係止可能な足裏側幅広部用係止部と足首牽引具に係止可能な足首牽引具用係止部を備えたことを特徴とする脛伸長装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の脛伸長装置において、膝下保持具は膝頭側に配置される膝頭の幅よりも幅の広い膝側幅広部と、膝下の外側に宛がう膝下外側宛て部と内側に宛がう膝下内側宛て部を備え、膝下外側宛て部と膝下内側宛て部は膝側幅広係止部の幅方向両外側に連接され、その膝側幅広部に前記膝下牽引具が膝側連結具を介して連結され、膝側連結具は膝下保持具の膝側幅広部の幅方向両端側に係止可能な膝側幅広部用係止部と膝下牽引具に係止可能な膝下牽引具用係止部を備えたことを特徴とする脛伸長装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013171855A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 Kojima Masao 身長伸ばし装置
CN105902356A (zh) * 2016-06-24 2016-08-31 北华大学 一种下肢康复设备
CN106038025A (zh) * 2016-07-11 2016-10-26 山东大学齐鲁医院 一种骨科牵引复位装置
CN108742977A (zh) * 2018-05-11 2018-11-06 北京国械堂科技发展有限责任公司 骨科牵引装置

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