JP2007299556A - 燃料電池の集電構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりもCrの拡散を抑制することが可能な燃料電池の集電構造を提供する。
【解決手段】Crを含有する集電部材20を介装して複数の燃料電池セルから集電する燃料電池の集電構造であって、集電部材20のエッジ部分が丸められている構成を有している。また、燃料電池セル側の集電部材20の表面が導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、集電部材20のエッジ部分等のその他の集電部材の表面が、Al等の絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、Crを含有する集電部材を用いて集電する燃料電池の集電構造に関する。
次世代エネルギーとして、近年、例えば、燃料電池セルのスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々提案されている。固体電解質形燃料電池は、複数の燃料電池セルを電気的に接続したセルスタックを収納容器内に収容して構成され、燃料電池セルの燃料極側に燃料ガス(水素)を流し、空気極(酸素極ともいう。)側に空気(酸素)を流して550〜900℃の高温で発電する。燃料電池セル間を電気的に接続するためには、従来からフェルト状や板状の集電部材が用いられている。
このような集電部材としては、導電率の高い合金が採用され、さらに高温下で使用されることから、耐熱合金が望ましく採用され、このような導電率の高い耐熱合金として、Crを10〜30質量%含有する合金が一般的に用いられる。しかしながら、Crを含有する合金からなる集電部材を燃料電池セル間に介装し、複数の燃料電池セルを電気的に接続した場合、燃料電池を長期間発電させると、集電部材中のCrが集電部材の外部に拡散してしまい、拡散したCrは空気極と固体電解質との界面に達し、活性を劣化させてしまう。この現象は、いわゆるCr被毒といわれ、燃料電池セルの発電能力の低下を招くこととなる。
このようなCr被毒を防止するため、従来、Crを含有する合金の表面をMn、Fe、Co、Niで被覆することが行われている(特許文献1参照)。
特開平11−334786号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているようにCr含有合金の表面をMn、Fe、Co、Niで被覆した場合、Cr含有合金中のCrが外部に拡散することをある程度抑制することができるものの、未だCrの拡散量が多いという問題があった。特に、集電部材のエッジ部周辺では露出面積が広いため、異常酸化によるCrの拡散(蒸発)が進み易く、これによって集電部材の劣化及びCr被毒が生じやすいという問題があった。
以上の現状に鑑み、本発明の目的は、従来よりもCrの拡散を抑制することが可能な燃料電池の集電構造を提供する。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、Crを含有する集電部材を介装して複数の燃料電池セルから集電する燃料電池の集電構造であって、前記集電部材のエッジ部分が丸められていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、Crを含有する集電部材を介装して複数の燃料電池セルから集電する燃料電池の集電構造であって、前記集電部材のエッジ部分が絶縁性を有するCr拡散防止層で覆われていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の燃料電池の集電構造において、前記燃料電池セル側の集電部材の表面が導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、その他の集電部材の表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2記載の燃料電池の集電構造において、前記燃料電池セルの電極と前記集電部材とが間に導電性接合材を介して電気的に接合され、前記導電性接合材に接合される部分の集電部材表面が、導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、前記導電性接合材に接合されない部分の集電部材表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2乃至4のうちいずれかに記載の燃料電池の集電構造において、前記絶縁性を有するCr拡散防止層がAlからなることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項3又は4記載の燃料電池の集電構造において、前記導電性を有するCr拡散防止層がFeを含有するZnOからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、集電部材のエッジ部分が丸められているため、エッジ部分における表面積を小さくすることができ、エッジ部分で顕著な異常酸化を抑制することができ、Crの拡散を抑制可能な燃料電池の集電構造を実現することができる。
請求項2に係る発明によれば、集電部材のエッジ部分が絶縁性を有するCr拡散防止層で覆われているため、エッジ部分で顕著な異常酸化を抑制することができ、Crの拡散を抑制可能な燃料電池の集電構造を実現することができる。即ち、導電性を有するCr拡散防止層としては、従来、Mn、Fe、Co、NiからなるCr拡散防止層が知られていたが、このような従来のCr拡散防止層では、上記したように、Cr拡散を十分に抑制できないが、絶縁性の、例えば、アルミナはCrの異常酸化を抑制し、Cr拡散を十分に抑制できることから、エッジ部分からのCrの拡散を有効に抑制できる。
請求項3に係る発明によれば、燃料電池セル側の集電部材の表面が導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、その他の集電部材の表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されているため、燃料電池セルと集電部材とが導電性のCr拡散防止層を介して電気的に接続されるとともに、その部分においてもCrの拡散を有効に抑制でき、さらに、燃料電池セルと集電部材とが電気的に接続される部分以外は、集電部材の表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で覆われ、Crの拡散を有効に抑制できる。
請求項4に係る発明によれば、燃料電池セルが、導電性接合材、導電性を有するCr拡散防止層を介して集電部材と電気的に接続されるとともに、その部分においてもCrの拡散を有効に抑制でき、さらに、導電性接合材に接合されない部分の集電部材表面には、絶縁性を有するCr拡散防止層が形成されているため、Crの拡散を有効に抑制できる。
請求項5に係る発明によれば、絶縁性を有するCr拡散防止層がAlからなるため、Crが酸化して外部に拡散することを抑制することが可能な燃料電池の集電構造を実現することができる。
請求項6に係る発明によれば、導電性を有するCr拡散防止層がFeを含有するZnOからなるため、高温で高い導電性を有するとともに、Crの拡散を有効に防止することが可能な燃料電池の集電構造を実現することができる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明による燃料電池用集電部材の一実施例を示し、図2は図1に示す燃料電池用集電部材20のエッジ部分の状態を示している。図1(a)は燃料電池用集電部材20の平面図であり、図1(b)は側面図である。図2(a)は図1(a)に示すA−A’線断面図であり、図2(b)は図1(b)に示す破線で囲まれた部分の拡大図である。
燃料電池用集電部材20は、Crを含有する耐熱性合金からなり、図1に示すように、左右の平板201間に渡された複数のストライプ状の橋202を、交互に反対側に折り曲げてなる構成を有する。燃料電池用集電部材20は、図2に示すように、エッジ部分が例えば強酸系のエッチング液を用いたエッチング等が施され、丸められている。他の方法により面取りされて丸められても良い。図2(a)は、橋202の4隅のエッジ部分202eが丸められ、図2(b)は、平板201の外側のエッジ部分201eが丸められている様子を示す。さらに、平板201の内側の角等、その他のエッジ部分がさらに丸められていることが望ましい。このように構成することによって、エッジ部分で発生しやすい異常酸化を抑えることができ、Crの外部への拡散を抑制することができる。
図3は、エッジ部分での異常酸化を防止する集電部材20aの他の構成例についての説明図である。図3(a)は、絶縁性を有するCr拡散防止層203が橋202及び平板201の全てのエッジ部分を覆う構成の一例を示す図であり、絶縁性のCr拡散防止層203で覆われた部分を太線で記載した。このように構成することによって、エッジ部分で発生しやすい異常酸化及びそれによるCrの外部への拡散をさらに抑制することができる。尚、図3(a1)は、エッジ部が絶縁性を有するCr拡散防止層203で被覆された状態を示す橋202の断面図である。
また、燃料電池用集電部材20bのエッジ部分のみならず、エッジ部分以外の所定の領域をさらに絶縁性を有するCr拡散防止層で覆うのでもよい。図3(b)は、燃料電池用集電部材20bの平板201の部分及び橋202の一部を、絶縁性を有するCr拡散防止層204で覆った構成の一例を示す説明図である。図3(b)において、黒く塗りつぶした部分が絶縁性を有するCr拡散防止層204で覆われた部分であり、Crの外部への拡散をさらに防止しようとする部分である。このように構成することによって、エッジ部分以外の広い面積を有する部分からのCrの外部への拡散をも効果的に抑制することができる。
図3(b)に示す燃料電池用集電部材20bは、図4に示すように、燃料電池セル1間に配置され、導電性接合材25により接合されるが、絶縁性を有するCr拡散防止層204が形成された平板201以外の橋202の部分が、導電性接合材25により両隣の燃料電池セル1に電気的に接続されるため、絶縁性のCr拡散防止層204が形成されているとしても、燃料電池用集電部材20による集電が妨げられることがない。尚、図4においては、燃料電池セル1を簡略化して示した。
絶縁性のCr拡散防止層203、204が形成されている部分以外は、導電性のCr拡散防止層を形成することが望ましい。言い換えれば、燃料電池セル1と電気的に接続する必要がある部分は、導電性のCr拡散防止層が形成され、それ以外の部分には、絶縁性のCr拡散防止層が形成されていることが望ましい。これは、絶縁性のCr拡散防止層については、Crの拡散をほぼ確実に防止できるものの、従来の導電性のCr拡散防止層については、Crの拡散を有効に防止できなかったため、導電性が要求される必要最小限の不可欠な部分にのみ、導電性のCr拡散防止層を用いたものである。特に、エッジ部(角部)では、Crの拡散が進行し易いため、このエッジ部には、絶縁性のCr拡散防止層を形成し、十分にCrの拡散を防止することができる。また、上記したように、エッジ部では異常酸化が生じやすいため、この部分の絶縁性のCr拡散防止層は、平坦な部分に形成されたCr拡散防止層よりも厚く形成することが望ましい。
図5は、このような導電性と絶縁性のCr拡散防止層を形成した燃料電池用集電部材20の燃料電池セル1への接合構造を示すもので、集電部材20cの橋202は、燃料電池セル1に導電性接合材25により接合されている。集電部材20cの橋202には、燃料電池セル1側に導電性のCr拡散防止層206が形成され、その他の橋202の表面には、絶縁性のCr拡散防止層205が形成されており、導電性のCr拡散防止層206側が導電性接合材25中に埋設され、電気的に接合されている。
導電性接合材25は、例えば、導電性の多孔質セラミック材料を用いることができ、特に空気極材料を用いることができる。導電性のCr拡散防止層は、ZnとFeを含有するペーストを塗布して一定温度で熱処理することにより、形成することができる(特願2006−101421号参照)。
Cr拡散防止層については、特願2006−101421号に詳述されるが、例えば、燃料電池用集電部材20をZnOとFeを含有するペースト中に浸漬し、熱処理することにより、Zn−Mn系スピネルからなる実質的にCrの拡散を防止する層と、その表面に形成されたZnO中にFeを含有する導電性の層からなるCr拡散防止層を形成することができる。
ここで、上記の絶縁性を有するCr拡散防止層としては、内部でのCrの酸化防止に寄与し、耐熱性を有する材料、例えばAl等のセラミックを用いることが望ましい。これによって、Crの異常酸化をさらに効果的に抑えることが可能となる。さらに、上記のセラミックとしては、被覆対象の集電部材よりも弾性率の高いものが好ましい。セラミックの弾性率が被覆対象の集電部材の弾性率よりも高いため、高温で集電部材の弾性率が低下し、集電部材が変形してしまうことを抑制することができる。尚、Cr拡散防止層、導電性接合材を形成する材料については、上記形態に限定されるものではない。
上記の絶縁性を有するCr拡散防止層の被覆は、例えばスパッタ法、電子ビーム蒸着法等の成膜方法を用いて行うことができる。成膜に用いるマスクとしては、例えばポリイミド樹脂等の機械的強度が優れた材料からなるものを用い、絶縁性を有するCr拡散防止層の膜厚としては、例えば1μm程度以下とし、動作温度下での熱膨張率の差による歪を緩和する。
例えば、図5に示す燃料電池用集電部材20cは、ZnとFeを含有するペーストを塗布して一定温度で熱処理し、導電性のCr拡散防止層206を形成し、この後、導電性のCr拡散防止層206上に上記マスクをして、導電性のCr拡散防止層206が形成された部分以外の集電部材20cに、Alをスパッタ法等で形成し、絶縁性を有するCr拡散防止層を形成することができる。
尚、エッジ部が丸められ、その部分に絶縁性のCr拡散防止層を形成することにより、さらにCrの拡散を防止できる。
図6は本発明による燃料電池セルの斜視図であり、図7は燃料電池セルを集電部材により電気的に接続してなるセルスタックの断面図である。本発明によるセルスタックは、図7に示すように、燃料電池用集電部材20が、図6に示す燃料電池セル1間に配置されて複数の燃料電池セル1を電気的に接続する構成を有する。
燃料電池セル1は、図6に示すように、平板状の支持基板10と、平板状の支持基板10の周囲に設けられた燃料極層2、固体電解質層3、空気極層4、インターコネクタ5、及び空気極材料層14とを備え、支持基板10は、さらに内部に、燃料電池セル1の積層方向に交わる方向(セル長さ方向)に伸びた複数の燃料ガス通路16を有するように構成される。
支持基板10は、例えば、多孔質かつ導電性の材料からなり、図6に示すように横断面が平坦部と平坦部の両端の弧状部とからなっている。平坦部の対向する面の一方とその両端の弧状部を覆うように多孔質の燃料極層2が設けられており、この燃料極層2を覆うように、緻密質な固体電解質層3が積層されており、さらに、この固体電解質層3の上には、燃料極層2に対向するように、多孔質の導電性セラミックからなる空気極層4が積層されている。また、支持基板10の電極層2、4が設けられた支持基板10の面に対向する面には、緻密なインターコネクタ5が形成されている。このインターコネクタ5の表面には、空気極材料からなる空気極材料層14が形成されている。ここで、空気極材料は、例えばペロブスカイト構造のLa(Fe,Mn)O、(La,Sr)(Co,Fe)O等の酸化物からなる。ただし、この空気極材料層14については、必ずしも形成する必要はない。図6に示すように、燃料極層2及び固体電解質層3は、インターコネクタ5の両サイドまで延び、支持基板10の表面が外部に露出しないように構成されている。
このような構造の燃料電池セル1は、燃料極層2の空気極層4と対面している部分が燃料極として作動して発電する。即ち、空気極層4の外側に空気等の酸素含有ガスを流し、且つ支持基板10内のガス通路16に燃料ガス(水素)を流し、所定の作動温度まで加熱することにより、空気極層4で下記の式(1)の電極反応が生じ、また燃料極層2の燃料極となる部分では例えば下記の式(2)の電極反応が生じることによって発電する。
空気極: 1/2O+2e → O2− (固体電解質) (1)
燃料極: O2− (固体電解質)+ H → HO+2e (2)
かかる電極反応によって発生した電流は、支持基板10に取り付けられているインターコネクタ5を介して集電される。
このような複数の燃料電池セルの間には、図7に示すように、本発明による燃料電池用集電部材20が介装されて電気的に接続され、これによりセルスタックが構成されている。即ち、燃料電池用集電部材20が、一方の燃料電池セル1の空気極層4に多孔質の導電性セラミックからなる導電性接合材25により接合されると共に、隣設する他方の燃料電池セル1の空気極材料層14に導電性接合材25により接合され、これにより、複数の燃料電池セル1が電気的に直列に接続され、セルスタックが構成されている。導電性接合材25としては、例えば、ペロブスカイト構造のLa(Fe,Mn)O、(La,Sr)(Co,Fe)O等から形成することができる。このように構成することによって、燃料電池用集電部材20と燃料電池セル1との電気的接触を高くすることができる。尚、燃料電池セル1を燃料電池用集電部材20により電気的に接続した形態について説明したが、燃料電池用集電部材20a、20b、20cにより電気的に接続する場合も同様である。
このようなセルスタックは、図示しないが燃料ガスが供給されるマニホールドに配置され、マニホールド内に供給された燃料ガスが燃料電池セル1のガス通路16内を通過していくことになる。
燃料電池は、上記のセルスタックを収納容器内に収容し、この収納容器に、都市ガス等の燃料ガスを供給する燃料ガス導入管及び空気を供給するための空気導入管を配設することにより構成される。
本発明による燃料電池用集電部材の一実施例を示す斜視図である。 図1に示す燃料電池用集電部材20のエッジ部分の状態を示す説明図である。 エッジ部分での異常酸化を防止する他の構成例についての説明図である。 燃料電池セル間に燃料電池用集電部材を介装し、燃料電池セル同士を電気的に接続した状態を示す平面図である。 導電性と絶縁性のCr拡散防止層を形成した集電部材を用いて、燃料電池セル同士を電気的に接続した状態を示す断面図である。 本発明による燃料電池セルの斜視図である。 燃料電池セルを集電部材により電気的に接続してなるセルスタックの断面図である。
符号の説明
1 燃料電池セル
20、20a、20b、20c 集電部材
25 導電性接合材
201 平板
201e、202e エッジ部分
202 橋
203、204、205 絶縁性を有するCr拡散防止層
206 導電性を有するCr拡散防止層

Claims (6)

  1. Crを含有する集電部材を介装して複数の燃料電池セルから集電する燃料電池の集電構造であって、前記集電部材のエッジ部分が丸められていることを特徴とする燃料電池の集電構造。
  2. Crを含有する集電部材を介装して複数の燃料電池セルから集電する燃料電池の集電構造であって、前記集電部材のエッジ部分が絶縁性を有するCr拡散防止層で覆われていることを特徴とする燃料電池の集電構造。
  3. 前記燃料電池セル側の集電部材の表面が導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、その他の集電部材の表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池の集電構造。
  4. 前記燃料電池セルの電極と前記集電部材とが間に導電性接合材を介して電気的に接合され、前記導電性接合材に接合される部分の集電部材表面が、導電性を有するCr拡散防止層で被覆され、前記導電性接合材に接合されない部分の集電部材表面が、絶縁性を有するCr拡散防止層で被覆されていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池の集電構造。
  5. 前記絶縁性を有するCr拡散防止層がAlからなることを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれかに記載の燃料電池の集電構造。
  6. 前記導電性を有するCr拡散防止層がFeを含有するZnOからなることを特徴とする請求項3又は4記載の燃料電池の集電構造。
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