JP2007298560A - 光ファイバ巻取り部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ファイバ6を巻き取る巻取り軸22と、巻取り軸22を回転可能に収納するケース23とからなり、前記巻取り軸22の上端面Aはケース23の上面部にあけた窓25aから露出するとともに光ファイバ6を収容可能なS字状溝22aを備えており、ケース23の窓25aの周囲部分には前記S字状溝22aの両側の端部にそれぞれ連通可能なスリット25bが形成されている。S字状溝22aとスリット25bと図示のように一致させた状態で光ファイバ6を上からケース23内に挿入し、巻取り軸22を回転させると、光ファイバ6がケース23内部で巻取り軸22の図では見えない外周面(巻き取り面)に巻き取られる。
【選択図】図1
Description
例えば、図12に分解斜視図で示した特許文献1(特開2004−317600)の光ファイバリール1は、片側面にS字状の溝2を形成した円板状の巻取り部3を同じく円板状の上板4と下板5とで挟み込んだ構造であり、光ファイバ6の中間部を前記S字状の溝2に収容した状態で光ファイバリール1全体を回転させると、光ファイバが前記円板状の巻取り部の外周面に巻き取られていくというものである。
このように、光ファイバをケース内に収容するためのS字状溝がケース上面側に露出しているので、光ファイバ巻取り部材として組み立てた後に光ファイバを挿入することが可能であり、使い勝手がよい。
また、静止部分であるケースに対して巻取り軸のみを回転させて巻き取りを行なうことができるので、巻き取り操作が容易である。
また、静止部分であるケースに対して巻取り軸のみを回転させて巻き取りを行なうことができる構造であるから、例えば請求項5、7のように、光ファイバが巻き付けられている状態を固定可能な構造とすることが容易である。
これらの図に示すように、この光ファイバ巻取り部材21は、光ファイバを巻き取る巻取り軸22と、前記巻取り軸22を回転可能に収納するケース23とからなっている。この実施例では、ケース23はベース24とカバー25とで構成している。前記巻取り軸22の片側端面Aはカバー25にあけた円形の窓25aから露出するとともに光ファイバを収容可能なS字状溝22aを備えている。また、カバー25の窓25aの周囲部分には、前記S字状溝22aの両側の端部にそれぞれ連通可能なスリット25bが形成されている。なお、カバー25のスリット25bは、上面だけでなく、側壁部にも及ぶように形成されている。
これらの図も参照して、各部の詳細構造を説明すると、巻取り軸22は大径部31と中径部32と小径部33とからなる段付き円板状をなし、前記中径部32の外周面を光ファイバ巻き取り面32aとしている。
また、中径部32には、S字状溝22aへの導入部として半径方向外方ほど幅が広くなる形状でかつ片側壁面が中径部32の巻き取り面32aに滑らかに連続するガイド溝32bを形成している。S字状溝22a及びガイド溝32bは、大径部31の上面に達するまでの深さを持つ。
大径部31の外周面には、後述するラッチ爪36aが係脱可能な切欠き31aを円周方向に等間隔の図示例では8箇所に備えている。
巻取り軸22の小径部33の上端面には、巻取り軸22を回すドライバを係合させるためのドライバ溝33aを設けている。このドライバ溝33aは中径部32の上面に達する深さを持つ。ここで、ドライバとは市販品のドライバに限らず、溝33aに嵌合させて回転駆動可能な専用工具を含む。
ベース24は、内面の中央部に巻取り軸22に設けた軸穴22bに嵌合する突起状の中心軸部24aを設けている。
ベース24とカバー25とは、カバー25側の四隅部に設けた突起25cがベース24の四隅部に設けた穴24bに嵌合して互いに固定される。この嵌合固定は圧入あるいは超音波溶着などで行うことができる。しかし、固定手段は限定されず、接着固定やねじ固定も可能である。
ベース24の一辺部には、基端部がベースと一体で撓み変形可能なアーム部36を形成し、このアーム部36に前記巻取り軸22の切欠き31aに係合するラッチ爪36aを形成している。
アーム部36の基端部近傍は、撓み変形を容易にするために薄肉(薄肉部36b)としている。
図10(イ)の状態からドライバで巻取り軸22を時計回り方向(図10(イ)の矢印方向)に回転させると、光ファイバ6は図10(ロ)のように巻取り軸22の中径部32の外周面(巻き取り面32a)にスムーズに沿うので、巻取り軸22を適宜の回数だけ回転させると、図10(ハ)のように、光ファイバ6の余長が巻取り軸22の中径部32の外周に巻き取られる。
巻取り軸22を時計回り方向(図10の矢印方向)に回転させる場合、ラッチ爪36aは巻取り軸22の回転を拘束しないが、反時計回り方向方向に回転しようとすると、ラッチ爪36aが切欠きに係合して巻き戻りを禁止する。したがって、光ファイバが巻き付けられている状態(光ファイバ巻き付け状態)を固定できる。
なお、巻き取り対象の光ファイバ6としては、例えば、UV樹脂被覆の外径0.25mmの単心光ファイバ素線、又は複数の素線をUV樹脂でテープ化した光ファイバテープ心線等が想定されるが、実施例の図1では光ファイバテープ心線を巻き取るものとして示している。
また、静止部分であるケース23に対して巻取り軸22のみを回転させて巻き取りを行なうことができるので、巻き取り操作が容易である。
また、静止部分であるケース23に対して巻取り軸22のみを回転させて巻き取りを行なうことができる構造であるから、実施例のようにベース24の側面部に一体に設けたアーム部36にラッチ爪36aを形成し、巻取り軸22の大径部31の外周に切欠き31aを設けるなどの機構を採用して、光ファイバが巻き付けられている状態を固定することができる。また、本発明の構成によれば、光ファイバ巻き付け状態固定手段として、実施例のように適切な機構を設けることが容易である。
22 巻取り軸
22a S字状溝
22b 軸穴
23 ケース
24 ベース
24a 回転中心軸
25 カバー
25a 窓
25b スリット
31 大径部
31a 切欠き
32 中径部
32a 光ファイバ巻き取り面(中径部の外周面)
32b ガイド溝
33 小径部
33a ドライバ溝
Claims (8)
- 光ファイバを巻き取る巻取り軸と、前記巻取り軸を回転可能に収納するケースとからなり、前記巻取り軸の片側端面はケースの上面部にあけた窓から露出するとともに光ファイバを収容可能なS字状溝を備えており、ケースの上面部の前記窓の周囲部分には前記S字状溝の両側の端部にそれぞれ連通可能なスリットが形成されていることを特徴とする光ファイバ巻取り部材。
- 前記スリットをケースの上面部から側壁に及ぶように形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ巻取り部材。
- 巻取り軸の前記片側端面に、当該巻取り軸を回すドライバを係合させるためのドライバ溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ巻取り部材。
- 前記巻取り軸が大径部と中径部と小径部とからなる段付き円板状をなし、前記中径部の外周面を光ファイバ巻取り面としたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ巻取り部材。
- 前記大径部の外周面に円周方向に間隔をあけて複数の切欠きを形成し、ケース側に前記切欠きに係脱可能なラッチ爪を設けたことを特徴とする請求項4記載の光ファイバ巻取り部材。
- 前記ケースをベースとカバーとで構成するとともに、前記カバーに前記窓を形成しかつ前記スリットをカバーの上面部から側壁に及ぶように形成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ巻取り部材。
- 前記ケースをベースとカバーとで構成するとともに、前記ベースと一体に、基端部がベースと一体で撓み変形可能なアーム部を形成し、このアームに前記ラッチ爪を形成したことを特徴とする請求項5記載の光ファイバ巻取り部材。
- 両端に光コネクタが取り付けられている光ファイバが巻き取られていることを特徴とする請求項1〜7記載の光ファイバ巻取り部材。
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