JP2007296899A - ガラスラン - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアガラスのがたつきをより確実に抑制することのできるガラスランを提供する。
【解決手段】ガラスラン1は、ガラス開口部に沿って設けられたチャンネル部DCに嵌込まれる基底部14及び基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16よりなる本体部11と、両側壁部15、16の先端部から本体部11内側に向けて延びる車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13とを備える。ガラスラン1の縦辺部を構成する部位(押出成形部3)の車内側側壁部16には、本体部11の内側に向けてガラス開口部内周側に傾斜して直線状に延び、先端部において車内側シールリップ13の裏面と接触可能に設けられたサブリップ31が設けられている。該サブリップ31は発泡材により構成され、押出成形により車内側側壁部16と同時形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラスランに関するものである。
一般に、自動車のガラス開口部周縁にはガラスランが設けられている。ガラスランは、ほぼ直線状(長尺状)に成形された押出成形部と、押出成形部同士を所定の角度をなした状態で接続する型成形部とから構成されており、例えばガラス開口部の形状に沿って前縦辺部、上辺部及び後縦辺部からなる。また、ガラスランは、その断面方向から見ると、基底部及び該基底部からガラス開口部内周方向に延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなる略コ字状の本体部と、前記両側壁部の略先端から本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを有する。上記ガラスランは、本体部がガラス開口部に沿って設けられた取付部(チャンネル部)の内周に取着され、ドアガラスの車内側及び車外側が前記一対のシールリップによりシールされる。
なお、ガラスランを構成する素材としては、エチレン−α−オレフィン非共役ジエン共重合体(EPDM)や、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等が知られている。
ところで、ドアガラスが昇降する際等に、該ドアガラスが車幅方向に振動してがたつくことがある。これに対し、車内側側壁部から本体部の内側に向けて延びるサブリップを設け、ドアガラスが車内側に大きく変位したときにサブリップが車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面(裏面)と接触するよう構成することで、ドアガラスのがたつきを抑制するといった技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−33822号公報
しかしながら、上記特許文献1のようにサブリップを設けた場合、該サブリップが車内側シールリップを介してドアガラスから比較的大きな応力を受け、車内側に大きく撓んだ場合に永久変形してしまうおそれがある。つまり、ドアガラスからの応力が除かれた後においても、該サブリップが完全には元の形状に戻らなくなってしまうおそれがある。この場合、ドアガラスに押されて車内側に撓む車内側シールリップをサブリップで支持するといった作用効果が十分に奏されなくなってしまうことが懸念される。
しかも、車内側シールリップの裏面のうちサブリップ(サブリップの先端部)との接触部位が該車内側シールリップの根元部側に設定されており、サブリップは、車内側シールリップに対して正規の位置に戻るための反力を効果的に与えるといったものではなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアガラスのがたつきをより確実に抑制することのできるガラスランを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.基底部及び該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなり断面略コ字状をなす本体部と、前記両側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを有し、
前記本体部が、車両のガラス開口部に沿って設けられた取付部の内周に取着されてなるガラスランであって、
少なくともドアガラスの縦辺部に対応する部位の前記車内側側壁部には、前記本体部の内側に向けて前記ガラス開口部内周側に傾斜して直線状に延び、先端部において前記車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面と接触可能に設けられたサブリップが設けられ、
前記サブリップは発泡材により構成され、押出成形により前記車内側側壁部と同時形成されることを特徴とするガラスラン。
手段1によれば、車内側側壁部から本体部の内側に向けて傾斜して直線状に延び、先端部において車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面(車内側シールリップの裏面)と接触可能なサブリップが設けられている。このため、ドアガラスが車内側に変位しようとした場合、車内側シールリップ及びサブリップがともに撓みつつ、協働してドアガラスを押返すようにして支持することとなる。従って、ドアガラスのがたつきを抑制することができる。
また、発泡材はソリッド材や微発泡材に比べて塑性変形しにくい。このため、本手段のように、サブリップを発泡材により構成することで、例えば、サブリップが車内側シールリップを介してドアガラスから比較的大きな応力を受け、車内側に大きく撓んだとしても、永久変形してしまう(ドアガラスからの応力が除かれた後においても完全には元の形状に戻らなくなってしまう)といったおそれを抑制することができる。従って、サブリップと車内側シールリップとが協働してドアガラスを支持するという作用効果を永きにわたってより確実に奏せしめることができる。
尚、ドアガラスの本体部内側への挿入時において、サブリップの先端部は、車内側シールリップの先端部分(先端部付近)と接触するのが望ましい。この場合、サブリップによって、車内側に撓む車内側シールリップを支持し、車内側シールリップと協働してドアガラスの変位を抑制するといった効果がより確実に奏される。さらには、サブリップの先端部と車内側シールリップの先端部分とが接触するよう設定することで、車内側シールリップがサブリップの反力に乗じて正規の位置に戻りやすい。また、ガラスランのうちドアガラスの上辺部に対応する部位の車内側側壁部についてもサブリップを具備することとしてもよい。さらに、車外側側壁部にも、本体部内側に向けてガラス開口部内周側に傾斜して直線状に延びるサブリップを設けてもよい。但し、通常は、フラッシュサーフィス化の要望から、ドアガラスの正規の位置が車外側にオフセットされているので、車外側のサブリップは特に設けなくてもよい。
手段2.前記車内側側壁部は、ソリッド材又は微発泡材により構成されることを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
手段2によれば、ガラスランの剛性を確保することができる。
手段3.前記車内側側壁部をオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成し、かつ、前記サブリップを動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成するか、
又は、
前記車内側側壁部及び前記サブリップをオレフィン系ゴムにより構成することを特徴とする手段1又は2に記載のガラスラン。
手段3によれば、動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)又はオレフィン系ゴム(例えばEPDM)によってサブリップを構成することで、例えば、サブリップを非架橋型のTPOにより構成する場合に比べ、サブリップの塑性変形をより抑制しつつ、サブリップによって車内側に撓んだ車内側シールリップを支持するといった作用効果がより確実に奏される。
また、車内側側壁部及びサブリップをともにオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成するか、車内側側壁部及びサブリップをともにオレフィン系ゴムにより構成することで、車内側側壁部とサブリップとを強固に接合(熱接合)することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はドアの概略構成を示す正面模式図である。図2はガラスランの構成を示す図1のJ−J線断面図である。
図1に示すように、自動車用ドア(図ではフロントドア:以下、ドアDFと称する)のガラス開口部Wの外周に対応してガラスラン1が取付けられている。ガラスラン1は、その長手方向にみて上辺部に対応する押出成形部2、前後の縦辺部に対応する押出成形部3,4と、2つの押出成形部2,3及び2,4の端部同士を接続する型成形部5,6(図1で散点模様を付した部分)とに区別される。各押出成形部2〜4は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成される。型成形部5,6は、2つの押出成形部2,3及び2,4が所定の角度をなした状態で相互に接続されるように図示しない金型装置にて接続成形される。
図2に示すように、ドアDFは、アウターパネル51及びインナーパネル52と、当該パネル51,52に取付けられたモール部材53とを備えている。より詳しくは、アウターパネル51及びインナーパネル52の端部をそれぞれ車外側に折曲げ、両者を重ね合わせることで形成したフランジ部55に対して、モール部材53がリベット56により取付固定されている。本実施形態では、インナーパネル52とモール部材53とによって断面略コ字状の溝(以下、チャンネル部DCと称する)が形成されている。また、チャンネル部DCは、ドアDFの外周形状に沿うようにして形成されており、このチャンネル部DCによってドアガラスDGが昇降して開閉されるガラス開口部Wが区画される。そして、チャンネル部DCの内周にガラスラン1が装着されるようになっており、本実施形態では取付部を構成する。
また、図2に示すように、前縦辺部を構成する押出成形部3は、チャンネル部DCに嵌め込まれる基底部14及び該基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16よりなる断面略コ字状の本体部11と、車外側側壁部15及び車内側側壁部16の略先端からそれぞれ本体部11の内側(基底部14側)へ延びる車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13とを備えている。ガラス開口部Wの閉状態においては、ドアガラスDGとの摺接面である車外側シールリップ12の表面(ガラス開口部W内周側の面)がドアガラスDGの外側面に対して圧接され、車内側シールリップ13の表面(ガラス開口部W内周側の面)がドアガラスDGの内側面に対して圧接される。これにより、ドアガラスDGの車外側及び車内側がそれぞれシールされるようになっている。尚、押出成形部2,4、及び型成形部5,6についても、本体部11及び一対のシールリップ12,13等を備えている。また、本実施形態における本体部11及びシールリップ12,13は、ソリッド材としてのEPDMソリッドゴムにより構成されている。
尚、車外側側壁部15は、車内側側壁部16に比べて短く形成されるとともに、それに付随して車外側シールリップ12も車内側シールリップ13に比べて小さく(短く)設定されている。これにより、モール部材53の車外側側面を小さく設定でき、見栄えが向上するとともに、ドアガラスDGが車外側に寄せられ、フラッシュサーフィス化が図られるようになっている。
また、本実施形態では、前縦辺部を構成する押出成形部3の車内側側壁部16から、本体部11の内側に向けてドアガラス開口部Wの内周側に傾斜して直線状に延びるサブリップ31が設けられている。本実施形態では、上記のように本体部11(車内側側壁部16)がEPDMソリッドゴムにより構成されるのに対し、サブリップ31は、発泡材としてのEPDMスポンジゴムにより構成されている。該サブリップ31は、押出成形により車内側側壁部16と同時形成される。また、押出成形部3のうち、本体部11の内側にドアガラスDGが位置していない部位においては、車内側シールリップ13の裏面とサブリップ31の先端部とが離間しているが、本体部11の内側にドアガラスDGが位置している部位においては、車内側シールリップ13の裏面とサブリップ31の先端部とが接触するよう構成されている。本実施形態では、サブリップ31の先端部が、車内側シールリップ13の裏面の先端部分と接触するよう設定されている。
尚、本実施形態では、本体部11のチャンネル部DCへの取付状態において、サブリップ31の表面(基底部14側の面)とドアガラスDGの内側面とのなす角度が鋭角(本例では約35度)となるよう設定されている。但し、ここで言うサブリップ31の延出角度は、該サブリップ31に対して応力が作用していない状態においてのものである。さらに、サブリップ31は、車内側シールリップ13よりも突出長が短くなっている(本例では、車内側シールリップ13が15mmであるのに対し、サブリップ31が4.0mm)。また、サブリップ31の肉厚は、車内側シールリップ13よりも薄肉となっている(本例では、車内側シールリップ13が2.0mmであるのに対し、サブリップ31が0.7mm)。尚、サブリップ31の表面とドアガラスDGの内側面とのなす角度は25度以上45度以下、車内側シールリップ13の長さは8mm以上20mm以下、車内側シールリップ13の肉厚は0.6mm以上2.2mm以下、サブリップ31の長さは3.0mm以上4.5mm以下、サブリップ31の厚みは0.4mm以上1.0mm以下とするのが好ましい。
また、サブリップ31の先端部には、車内側シールリップ13の裏面に対するサブリップ31の摺動性を向上させるべく、表面処理が施されている。さらに、サブリップ31の裏面(ガラス開口部W側の面)の車内側側壁部16との境界部にはノッチ部32が設けられている。また、車内側側壁部16には、サブリップ31が車内側に大きく撓んで車内側側壁部16に寄せられた場合に、該サブリップ31を収容可能な収容凹部33が形成されている。上記ノッチ部32や収容凹部33は、押出成形時に車内側側壁部16と同時形成される。尚、表面処理としては、サブリップ31先端部の表面に摺動層(例えばポリエチレン樹脂層)や塗膜(例えばウレタン塗膜)を形成したり、サブリップ31を構成する材料に摺動性を向上させるための摺動成分を配合したりすること等が挙げられる。
次に、車内側シールリップ13及びサブリップ31の変形動作について説明する。ガラス開口部Wを閉めるためにドアガラスDGを上昇させていくと、図2の二点鎖線で示すように、ドアガラスDGが本体部11の内側に挿入される。このとき、ドアガラスDGに押されてシールリップ12、13が若干撓むことで、ドアガラスDGの外内面に対してそれぞれシールリップ12、13のドアガラス摺接面が圧接される。本実施形態では、ドアガラスDGが本体部11の内側に挿入された場合に、サブリップ31の先端部が車内側シールリップ13の裏面に接触することとなる。
また、例えば、ドアガラスDGをさらに上昇させていくときにドアガラスDGががたつき、ドアガラスDGが車内側に変位した場合には、該ドアガラスDGに押されて車内側シールリップ13が、車内側シールリップ13と車内側側壁部16との連接部を中心として、車内側側壁部16の基端部側に傾倒するようにして変形する。さらに、当該車内側シールリップ13の変形に連動して(車内側シールリップ13に押されて)、直線状のサブリップ31が、その先端部において車内側シールリップ13の裏面と摺接しながら、サブリップ31と車内側側壁部16との境界部を中心として車内側側壁部16の先端部側に傾倒するようにして変形する。
尚、後縦辺部を構成する押出成形部4についても押出成形部3と同様に、その車内側側壁部16から本体部11内側に向けてガラス開口部W側に傾斜して直線状に延び、EPDMスポンジゴムよりなるサブリップ31が設けられている。
以上詳述したように、本実施形態では、車内側側壁部16から本体部11の内側に向けて延び、先端部において車内側シールリップ13の先端部分の裏面と接触可能なサブリップ31が設けられている。このため、ドアガラスDGが車内側に変位しようとした場合、車内側シールリップ13及びサブリップ31がともに撓みつつ、協働してドアガラスDGを押返すようにして支持することとなる。従って、ドアガラスDGのがたつきを抑制することができる。さらには、サブリップ31の先端部と車内側シールリップ13の先端部分とが接触するよう設定されているため、車内側シールリップ13がサブリップ31の反力に乗じて正規の位置に戻りやすい。
また、EPDMスポンジゴムは、EPDMソリッドゴムに比べて、気泡の存在により塑性変形しにくい。このため、本実施形態のように、サブリップ31をEPDMスポンジゴムにより構成することで、サブリップ31が車内側シールリップ13を介してドアガラスDGから比較的大きな応力を受け、車内側に大きく撓んだとしても、該サブリップ31が永久変形してしまう(ドアガラスDGからの応力を除いた後も元の形状に戻らなくなってしまう)といったおそれを抑制することができる。従って、サブリップ31と車内側シールリップ13とが協働してドアガラスDGを支持するという作用効果を永きにわたってより確実に奏せしめることができる。
一方、本体部11(車内側側壁部16)は、EPDMソリッドゴムにより構成されている。このため、ガラスラン1の剛性を確保することができる。
また、サブリップ31がEPDMにより構成されることで、例えば、サブリップをTPOにより構成する場合に比べ、サブリップ31の塑性変形をより抑制しつつ、サブリップ31によって車内側に撓んだ車内側シールリップ13を支持するといった作用効果がより確実に奏される。加えて、車内側側壁部16及びサブリップ31がともにEPDMにより構成されているため、車内側側壁部16とサブリップ31とを強固に接合(熱接合)することができる。
加えて、サブリップ31が発泡材(EPDMスポンジゴム)により構成されているため、サブリップ31が車内側側壁部16に圧接された場合に、サブリップ31自体が圧縮されるようにして(車内側シールリップ13との接触部位が車内側に凹むようにして)形状変化する。このため、その分だけドアガラスDGのがたつきを吸収することができる。また、サブリップ31(サブリップ31の基底部14側の面)の車内側への変形量をより大きくすることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、インナーパネル52とモール部材53とで構成されるチャンネル部DCに取付けられるタイプのガラスラン1に対してサブリップ31を設けているが、特にこのような構成に限定されるものではない。例えば、図3に示すようなサッシュドアタイプのドアの断面略コ字状のチャンネル部DCに取付けられるガラスランにサブリップ31を設けてもよいし、図4に示すようなプレスドアタイプのドアの断面略コ字状のチャンネル部DCに取付けられるガラスランにサブリップ31を設けてもよい。
(b)また、ガラスラン1のうちドアガラスDGの上辺部に対応する部位(押出成形部2)の車内側側壁部16に対してサブリップ31を設けることとしてもよい。さらに、車外側側壁部15にも、本体部11内側に向けてガラス開口部W内周側に傾斜して直線状に延びるサブリップを設けてもよい。
(c)上記実施形態では、発泡材としてEPDMのスポンジ材を採用しているが、他の発泡材を採用してもよい。他の素材としては、例えば、動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)が挙げられる。この場合においても、例えば、サブリップを非架橋型のTPOにより構成する場合に比べ、サブリップの弾性を強めることができる。また、このように、発泡材としてTPVを採用する場合には、ソリッド材として、例えば、TPV、非架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を採用することが望ましい。この場合、車内側側壁部16及びサブリップ31がともにオレフィン系エラストマーにより構成されるため、車内側側壁部16とサブリップ31とを強固に接合(熱接合)することができる。
(d)上記実施形態におけるノッチ部32の形状は特に限定されるものではなく、サブリップ31が傾倒するようにして変形しやすいようになっていればよい。また、ノッチ部32を省略してもよい。
(e)上記実施形態における収容凹部33を省略してもよい。特に、本体部11の内側の幅が、ドアガラスDGの厚みよりもかなり大きく設定されている場合、例えば、図4に示すように、車内側側壁部16のうち少なくともサブリップ31が接触し得る部位が車内側に傾斜しており、当該部位とサブリップ31との間に隙間が大きく形成されている場合には、サブリップ31の車内側側壁部16と接触するまでの変形量が大きくなるため、収容凹部33がなくても上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
ドアの概略構成を示す正面模式図である。 ガラスランを示す図1のJ−J線断面図である。 別の実施形態におけるガラスランを示す断面図である。 別の実施形態におけるガラスランを示す断面図である。
符号の説明
1…ガラスラン、2,3,4…押出成形部、5,6…型成形部、11…本体部、12…車外側シールリップ、13…車内側シールリップ、14…基底部、15…車外側側壁部、16…車内側側壁部、31…サブリップ、32…ノッチ部、33…収容凹部、DG…ドアガラス、DC…チャンネル部、W…ガラス開口部。

Claims (3)

  1. 基底部及び該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなり断面略コ字状をなす本体部と、前記両側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを有し、
    前記本体部が、車両のガラス開口部に沿って設けられた取付部の内周に取着されてなるガラスランであって、
    少なくともドアガラスの縦辺部に対応する部位の前記車内側側壁部には、前記本体部の内側に向けて前記ガラス開口部内周側に傾斜して直線状に延び、先端部において前記車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面と接触可能に設けられたサブリップが設けられ、
    前記サブリップは発泡材により構成され、押出成形により前記車内側側壁部と同時形成されることを特徴とするガラスラン。
  2. 前記車内側側壁部は、ソリッド材又は微発泡材により構成されることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記車内側側壁部をオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成し、かつ、前記サブリップを動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成するか、
    又は、
    前記車内側側壁部及び前記サブリップをオレフィン系ゴムにより構成することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスラン。
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