JP2007296738A - ベアラ洗浄方法及び印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベアラの周面を効果的に洗浄すると共に故障を生じ難くすることで、高品質な印刷を安定して行うことができるベアラ洗浄方法及び印刷機を提供する。
【解決手段】洗浄体を設けた洗浄部6をベアラの周面からが離間した待機位置とベアラの周面に当接した洗浄位置とを移動可能に構成し、印刷時には、ベアラの周面から洗浄体を離間させておき、印刷終了後に、ベアラの周面に洗浄体を当接させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられるベアラを洗浄するベアラ洗浄方法及び該ベアラ洗浄方法によってベアラを洗浄することができる印刷機に関する。
従来、ゴム胴や版胴等の胴の軸線方向両端部にベアラがそれぞれ設けられた所謂ベアラコンタクト方式の印刷機が知られている。かかるベアラは、胴の軸線方向両端部に、胴と同軸に且つ胴と一体又は別体にて設けられる略円板形状であり、その周面が精密加工されている。
このようなベアラを有する所謂ベアラコンタクト方式の印刷機は、印刷時には、ゴム胴の周面と版胴の周面とが所定の接触圧(印圧)にて互いに当接して回転するものであるところ、その際にゴム胴に設けられるゴム胴ベアラの周面と版胴に設けられる版胴ベアラの周面とがそれぞれ互いに当接して回転するものである。
これにより、所謂ベアラコンタクト方式の印刷機は、ゴム胴と版胴との接触圧(印圧)を保持することができ、また、ギヤを介して回転するゴム胴及び版胴の回転を円滑にして印刷速度のムラを防止することができ、更に、ゴム胴のゴム胴本体が表出している領域(ブランケットの両端部間)と、版胴の版胴本体が表出している領域(版の両端部間)とが対向する領域(非接触領域)におけるゴム胴或いは版胴の落ち込み(軸ずれ)を防止することができる。その結果、ゴム胴と版胴とが所定の印圧を保持しつつ円滑に回転して高品質な印刷を安定して行うことができるのである。
それ故、所謂ベアラコンタクト方式の印刷機にあっては、ベアラの周面にインキや紙紛等の汚れが付着・蓄積等してベアラの周面が錆付くなどすると、ベアラの上記機能が阻害され、その結果、印刷の品質が低下したり印刷機自体が故障したりすることとなるため、ベアラの周面に汚れが付着・蓄積等しないようにベアラの周面を洗浄する必要がある。
そこで、ベアラの周面に洗浄体を当接させてベアラの周面を洗浄することが提案されている。具体的には、例えば、弾性を有する板材によりコ字状に形成されたアームの基端部を印刷機のフレームに固定し、先端部にフェルトからなる洗浄体を固定して、洗浄体をベアラの周面に当接させるベアラ洗浄装置が提案されている。また、印刷機の左右のフレームに架渡された取付け部材に、圧縮ばね等を介してフェルトからなる洗浄体を取付け、洗浄体をベアラの周面に当接させるベアラ洗浄装置が提案されている。
これらのベアラ洗浄装置は、アームの弾性力或いは圧縮ばねの付勢によって、洗浄体を版胴ベアラやゴム胴ベアラ等の周面に当接させて、ベアラの周面を洗浄するものである(下記特許文献1及び特許文献2参照)。
実公平3−24358号公報 特開2004−34368号公報
しかしながら、上記従来のベアラ洗浄装置にあっては、絶えずベアラの周面に洗浄体を当接させるもの、つまり、印刷時における胴及びベアラの高速回転中にもベアラの周面に洗浄体を当接させるものであるため、洗浄体とベアラの周面との間で発生する摩擦力の影響が大きく、フェルト製の洗浄体の劣化や損耗が激しく、洗浄体の洗浄性能が低下して効果的にベアラの周面を洗浄することが困難であるといった問題がある。
また、従来のベアラ洗浄装置は、アームの弾性力や圧縮ばねの付勢を利用してベアラの周面に洗浄体を当接させるものであるため、印刷時の高速回転による振動などによる負荷がアームや圧縮ばねに常時繰り返し作用し、その疲労によってアームや圧縮ばねが損傷・破壊等し易いといった問題がある。
加えて、従来のベアラ洗浄装置にあっては、印刷機が停止状態のときにもベアラの周面に洗浄体を当接させているので、例えば、印刷機のメンテナンス時等の胴を印刷機から取り外す作業や印刷機に組み付ける作業をする際にベアラ洗浄装置が邪魔になり、ベアラ洗浄装置自体を印刷機から取り外すなどしなければ、胴を組み付けることができず、従って、作業効率が非常に悪いだけでなく、誤って胴とベアラ洗浄装置とを衝突させてしまうと、胴やベアラが傷付いたりベアラ洗浄装置が破損したりしてしまうといった虞がある。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、ベアラの周面を効果的に洗浄すると共に故障を生じ難くすることで、高品質な印刷を安定して行うことができるベアラ洗浄方法及び印刷機を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係るベアラ洗浄方法は、胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたベアラの周面に洗浄体を当接させることによってベアラの周面を洗浄するベアラ洗浄方法において、印刷時には、ベアラの周面から洗浄体を離間させておき、印刷終了後に、ベアラの周面に洗浄体を当接させることを特徴とする。
該ベアラ洗浄方法にあっては、印刷時には、ベアラの周面から洗浄体を離間させているので、印刷時の胴及びベアラの高速回転による摩擦力の影響を受けることがない。よって、洗浄体が摩耗・損耗するのを抑制して洗浄体の洗浄性能を高く維持することができるので、印刷終了後に、ベアラの周面に洗浄体を当接させてベアラの周面を洗浄すると、洗浄体の高い洗浄性能により効果的にベアラの周面を洗浄することができる。しかも、印刷時の胴及びベアラの高速回転時の振動等による負荷も受けることがないので、疲労等による印刷機の故障を抑制することができる。
また、本発明に係る印刷機は、胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたベアラの周面に当接することによってベアラの周面を洗浄する洗浄体を備える印刷機において、ベアラの周面から洗浄体が離間した待機位置とベアラの周面に洗浄体が当接した洗浄位置とを移動可能に構成され、洗浄体を待機位置と洗浄位置との間で移動させる駆動手段と、駆動手段に入力信号を送信する操作部とを備え、通常、洗浄体は待機位置に位置しており、操作部からの入力信号に基づいて、駆動手段が洗浄体を待機位置から洗浄位置へ移動させることを特徴とする。
該構成の印刷機にあっては、通常、洗浄体は待機位置に位置しているので、印刷時の胴及びベアラの高速回転による摩擦力の影響を受けることがない。よって、洗浄体が摩耗・損耗するのを抑制して洗浄体の洗浄性能を高く維持することができる。加えて、印刷時の胴及びベアラの高速回転時の振動等による負荷も受けることがないので、印刷機が疲労し難い。従って、オペレータが操作部を操作して、操作部から入力信号が送信され、この入力信号に基づいて駆動手段が洗浄体を待機位置から洗浄位置に移動させてベアラの周面に洗浄体を当接させると、洗浄体の高い洗浄性能により効果的にベアラの周面を洗浄することができる。しかも、印刷機は疲労し難いため故障し難い。
特に、洗浄体は、胴の軸線方向に対応する方向の幅が両ベアラ間に亘る幅であることが好ましく、ベアラの周面だけでなく同時に胴の周面を洗浄することができ、効率良く洗浄作業をすることができると共に、洗浄体の取付け取外しなどといった洗浄体の取り扱い作業が容易になり使い易いという利点がある。加えて、印刷機の大型化を要さずに印刷機にベアラ洗浄機能を持たせることができる。
更に、ゴム胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたゴム胴ベアラと版胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられた版胴ベアラとが当接した状態で、駆動手段が洗浄体を洗浄位置へ移動させるように構成されていることが好ましい。
ゴム胴ベアラと版胴ベアラとが当接した状態であると、版胴ベアラの周面に付着した汚れがゴム胴ベアラに移り、洗浄位置に位置している洗浄体によって除去される。その結果、ゴム胴ベアラの周面だけでなく版胴ベアラの周面も同時に洗浄することができ、洗浄作業をより効率良くすることができる。
また更に、洗浄体は帯状の洗浄布であり、ロール状に巻き回した洗浄布を繰出す繰出し部と、繰出した洗浄布をベアラの周面に当接させる当接部材と、繰出し部から繰出した洗浄布を巻取る巻取り部とを備え、洗浄を開始してから終了するまでの間に、少なくとも一回洗浄布を待機位置に移動させて巻取り部にて洗浄布を巻取ると共に繰出し部から洗浄布を繰出し、再度洗浄布を洗浄位置に移動させるように構成されていることが好ましい。洗浄布の汚れの付着していない清潔な部分でベアラの周面を洗浄することができるので、より一層高い洗浄効果を発揮することができる。
このように、本発明に係るベアラ洗浄方法にあっては、印刷時には、ベアラの周面から洗浄体を離間させておき、印刷終了後に、ベアラの周面に洗浄体を当接させるので、印刷時の胴及びベアラの高速回転による摩擦力や振動等による負荷の影響を受けることがなく、洗浄体の洗浄性能を高く維持してベアラの周面を効果的に洗浄することができると共に印刷機の故障を抑制することができるので、高品質な印刷を安定して行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る印刷機にあっては、通常、洗浄体は待機位置に位置しており、操作部からの入力信号に基づいて、駆動手段が洗浄体を待機位置から洗浄位置へ移動させるので、印刷時の胴及びベアラの高速回転による摩擦力や振動等による負荷の影響を受けることがなく、洗浄体の洗浄性能を高く維持してベアラの周面を効果的に洗浄することができると共に印刷機の故障を抑制することができるので、高品質な印刷を安定して行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明に係るベアラ洗浄方法及び印刷機の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に、本実施形態における印刷機1の印刷部2が示されている。該印刷機1の印刷部2は、枚葉紙Pを1枚ずつ供給する搬送部(図示しない)から供給された枚葉紙Pに所定のデザインや文字などの印刷を施し、印刷を施した枚葉紙Pを下流側の排紙部(図示しない)に引き渡す。
印刷部2は、版胴本体31と版胴本体31の周囲に巻き回される版32とで構成される版胴3と、ゴム胴本体41とゴム胴本体41の周囲に巻き回されるブランケット42とで構成されるゴム胴4と、ゴム胴4に所定の圧力で接触する圧胴5と、胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられるベアラを洗浄する洗浄部6とを備える。印刷部2は、版胴3の版32に供給されたインキをゴム胴4のブランケット42に転移し、そのインキをゴム胴4と圧胴5との間に搬送されてきた枚葉紙Pに転写することによって枚葉紙Pに印刷を施す。
より詳細に説明すると、図2に示すように、版胴3は、略円筒状の版胴本体31の周囲に、その厚みが例えば0.4mmである例えばアウミニウム製の薄板である版32が約270°に亘って巻き回されて構成されている。つまり、版胴3の周方向の一部の領域、具体的には、版32の両端部間の領域3aでは、版胴本体31が表出している。そして、版胴3の軸線方向両端部にはそれぞれ版胴ベアラ7が取り付けられている。
版胴ベアラ7は、版胴3の半径よりも若干小さい半径を有する略円板形状である。具体的には、版胴本体31の半径よりも若干大きく(例えば0.35mm大きい半径)、版胴3の半径(具体的には、版32が巻き回されている領域での版胴3の半径)よりも若干小さい半径(例えば0.05mm乃至0.1mm小さい半径)を有する略円板形状であり、その周面71は滑らかな曲面となっている。版胴ベアラ7は、版胴3の軸線方向両側端面にそれぞれ当接するように一対設けられている。具体的には、版胴ベアラ7は、版胴3と同軸上であり、版胴3の側端面に当接するように版胴3の軸線方向に隣接してそれぞれ固定されており、版胴3と共に軸線周りに回転する。
ゴム胴4は、略円筒状のゴム胴本体41に、その厚みが例えば2.5mmである例えばウレタンゴム製のシート体であるブランケット42が約270°に亘って巻き回されて構成されている。つまり、ゴム胴4の周方向の一部の領域、具体的には、ブランケット42の両端部間の領域4aでは、ゴム胴本体41が表出している。そして、ゴム胴4の軸線方向両端部にはそれぞれゴム胴ベアラ8が取り付けられている。
ゴム胴ベアラ8は、ゴム胴4の半径よりも若干小さい半径を有する略円板形状である。具体的には、ゴム胴本体41の半径よりも若干大きく(例えば2.3mm大きい半径)、ゴム胴4の半径(具体的には、ブランケット42が巻き回されている領域でのゴム胴4の半径)よりも若干小さい半径(例えば0.05mm乃至0.1mm小さい半径)を有する略円板形状であり、その周面81は滑らかな曲面となっている。ゴム胴ベアラ8は、ゴム胴4の軸線方向両側端面にそれぞれ当接するように一対設けられている。具体的には、ゴム胴ベアラ8は、ゴム胴4と同軸上であり、ゴム胴4の側端面に当接するようにゴム胴4の軸線方向に隣接してそれぞれ固定されており、ゴム胴4と共に軸線周りに回転する。
そして、印刷時には、版胴3とゴム胴4とは互いに当接した状態で軸線周りに回転する。具体的には、版胴3とゴム胴4とは、例えばモータ等の回動部(図示しない)によって、例えばギヤ等(図示しない)を介して各々回転し、印刷時には、版胴ベアラ7の周面71とゴム胴ベアラ8の周面81とが互いに当接して回転し、版32とブランケット42とが対向する領域(接触領域)ではブランケット42が圧縮された状態で版32の周面とブランケット42の周面とが当接し、版胴本体31及びゴム胴本体41が表出している領域3a,4aが対向する領域(非接触領域)では互いに離間して回転する。即ち、版胴3とゴム胴4とは、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8とが当接した状態で回転することによって、その当接位置において接触領域と非接触領域とが交互に現れるように、その軸線間の距離をほぼ一定に保持しつつ回転する。
このように、印刷部2は、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8とが当接した状態で回転することによって、接触領域では、所定の印圧(版32とブランケット42との接触圧)を保持することができ、版胴3の版32に供給されたインキが好適な状態でゴム胴4のブランケット42に転移し、その転移したインキをゴム胴4と圧胴5との間に搬送されてきた枚葉紙Pに転写して枚葉紙Pに印刷を施すことができる。更に、非接触領域では、版胴3或いはゴム胴4が径方向に位置ずれ(軸ずれ)して、版胴本体31とゴム胴本体41とが当接する所謂版胴3やゴム胴4の落ち込みを防止することができる。また更に、ギヤのバックラッシュ等の影響を抑制してゴム胴4及び版胴3の回転を円滑にでき、印刷速度のムラを防止することができる。
一方、洗浄部6は、図3に示すように、胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたベアラの周面に当接してベアラの周面を洗浄する洗浄体としての洗浄布61と、洗浄布61を繰出す繰出し部62と、繰出し部62から繰出した洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81に当接させる当接部材63と、繰出した洗浄布61を巻き取る巻取り部64と、駆動手段65とを備える。
洗浄部6は、図1に示すように、枚葉紙Pの送り方向に対してゴム胴4よりも下流側で圧胴5の上方に設置され、ゴム胴ベアラ8の周面81から洗浄布61が離間した待機位置とゴム胴ベアラ8の周面81に洗浄体が当接した洗浄位置とを駆動手段65の駆動力によって移動可能に構成されている。
具体的には、洗浄部6は、洗浄位置側(移動方向の前側)から待機位置側(移動方向の後側)へ向けて当接部材63、繰出し部62、巻取り部64となるように順に並べて、それぞれの端部同士を連結する一対の連結部材66にて着脱可能に連結することによって構成されており、連結部材66が、例えば印刷機1のフレーム等に移動可能且つ着脱可能に取付けられている。尚、駆動手段65には、駆動手段65に入力信号を送信する操作部9が接続されている。
洗浄布61は、例えば不織布等の布体に洗浄液を染み込ませたものであり、ゴム胴4の軸線方向に対応する方向の幅が両ゴム胴ベアラ8間に亘る幅である。具体的には、洗浄布61は、ゴム胴4の軸線方向の長さよりも長い幅であり、ゴム胴4の軸線方向両端部にゴム胴ベアラ8を取り付けた状態での軸線方向の全長にほぼ等しい長さの幅を有する。また、洗浄布61は帯状である。具体的には、洗浄布61は、幅方向に直交する方向に長尺となっている帯状である。尚、本実施形態では、洗浄布61は、多層構造となっており、具体的には、布体の裏面側にゴムシートが積層されることによって多層構造となっている。尚、洗浄体は、布体に限られず、例えばブロック状のスポンジでもよい。
洗浄布61は、待機位置と洗浄位置との間を移動可能に構成されている。具体的には、洗浄布61は、胴の軸線方向に交差する方向に移動可能であり、洗浄布61表面と胴の周面との間に隙間が形成される位置(待機位置)と洗浄布61の表面が胴の周面に当接する位置(洗浄位置)との間で移動可能となっている。
繰出し部62は、ロール状に巻き回した洗浄布61を繰出す部分である。具体的には、洗浄布61の幅方向が軸線方向となるようにロール状に巻き回した洗浄布61を、その軸線方向がゴム胴4の軸線方向と略平行となるようにして洗浄布61をゴム胴4へ向けて繰出す部分である。尚、本実施形態では、洗浄布61は、両連結部材66の間に架渡されたシャフト等に巻き回されることによってロール状となっている。
当接部材63は、繰出し部62よりも移動方向前側に位置しており、胴の軸線方向に対応する方向の長さが両ベアラ間に亘る長さであり、両端部が中途部分よりも胴側に突出している。換言すると、当接部材63は、胴の軸線方向に対応する方向の長さが両ベアラ間に亘る長さであり、胴の軸線方向両端部の両ベアラに対応する部分が胴に対応する部分よりも胴側に突出している。
具体的には、当接部材63は、繰出し部62から繰出した洗浄布61のうちゴム胴4に対応する部分をゴム胴4の周面に当接させる胴当接部631と、繰出し部62から繰出した洗浄布61のうちゴム胴ベアラ8に対応する部分をゴム胴ベアラ8の周面81に当接させるベアラ当接部632とを備え、ベアラ当接部632は胴当接部631よりも胴の径方向に対して胴側に突出している。
胴当接部631は、図4(A)及び(B)に示すように、胴の軸線方向と平行な方向に伸びる断面略U字状の形状であり、胴の軸線方向に対応する方向の長さが両ベアラ間に亘る長さを有する。具体的には、胴当接部631は、ゴム胴4の軸線方向両端部にゴム胴ベアラ8を取り付けた状態での軸線方向の全長にほぼ等しい長さである長辺を有する略長方形状の板を、長辺同士が対向するように円弧状に湾曲させて形成されている。尚、胴当接部631は、湾曲している部分がゴム胴4側になるように配置されている。
ベアラ当接部632は、胴当接部631の両端部にそれぞれ設けられ、胴の軸線方向と平行な方向に伸びる断面略U字状の形状であり、胴の軸線方向の長さがベアラの軸線方向の長さとほぼ等しい長さを有する。具体的には、ベアラ当接部632は、ゴム胴ベアラ8の軸線方向の全長にほぼ等しい長さである略矩形状の板を、軸線方向に沿う辺同士が対向するように円弧状に湾曲させて形成されている。尚、ベアラ当接部632の湾曲形状は胴当接部631の湾曲形状よりも大きく、胴当接部631の外側の形状とベアラ当接部632の内側の形状とは略等しい形状である。
ベアラ当接部632は、胴当接部631の両端部に覆い被せるようにして胴当接部631に固着されている。具体的には、ベアラ当接部632は、その一端面が胴当接部631の端面と面一となり、その内面が胴当接部631の外面と当接するように設けられており、例えば溶接等によって、胴当接部631に固着されている。尚、当接部材63は、胴当接部631とベアラ当接部632とが一体にて構成されてもよい。
このような構成の当接部材63は、繰出し部62よりも移動方向前側に配置され、繰出し部62から繰出した洗浄布61が巻き掛けられる。具体的には、繰出された洗浄布61は、当接部材63に移動方向前側から巻き掛けられて移動方向後方へ伸びるようになっている。尚、本実施形態では、ベアラ当接部632の胴当接部631に対する突出量は、ゴム胴ベアラ8の半径とゴム胴4の半径との差よりも大きい突出量(例えば、0.5mm乃至2.0mm)となっている。尚、この突出量は、適宜設定することができ、例えば、ゴム胴ベアラ8の半径とゴム胴4の半径との差にほぼ等しい突出量とすることもできる。
次に、巻取り部64は、繰出し部62から繰出した洗浄布61を巻取る部分である。具体的には、図3に示すように、巻取り部64は、繰出し部62の後方に、その軸線方向が胴の軸線方向と略平行となるように設けられており、繰出し部62から繰出され当接部材63に巻き掛けられて後方へ伸びている洗浄布61を巻き取る。尚、本実施形態では、巻取り部64は、例えば両連結部材66の間に架渡されたシャフト等に巻き回して洗浄布61を巻き取る。
駆動手段65は、洗浄布61を洗浄位置と待機位置との間で移動させる手段であり、具体的には、操作部9からの入力信号に基づいて、洗浄布61を待機位置から洗浄位置へ移動させる。本実施形態では、駆動手段65は、洗浄部6全体を駆動させることによって、洗浄布61を待機位置と洗浄位置との間で移動させる、例えば、エアシリンダ等である。
操作部9は、入力信号を駆動手段65に送信する。具体的には、入力信号は、その信号に基づいて駆動手段65が洗浄布61を洗浄位置と待機位置との間を移動させる信号である。更に、本実施形態では、操作部9は、回動信号を回動部に送信する。具体的には、回動信号は、その信号に基づいて回動部が胴を低速にて回動させる信号である。本実施形態では、回動信号は、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8とを当接させた状態で、両胴を低速にて回転させる信号である。即ち、回動信号は、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8及び版胴3とゴム胴4のそれぞれが当接した状態で、版胴3とゴム胴4とを低速にて回転させる信号である。
ここで、低速回転とは、印刷時の胴の回転に比して回転速度が遅いことを意味し、洗浄に適した回転速度である。尚、入力信号は、種々の形式を設定することができ、例えば、洗浄を開始してから終了するまでの間に、少なくとも一回洗浄布61を待機位置に移動させて巻取り部64にて洗浄布61を巻取ると共に繰出し部62から洗浄布61を繰出し、再度洗浄布61を洗浄位置に移動させるように設定することもできる。
ここで、洗浄を開始するとは、洗浄布61が洗浄位置に移動した時点、即ち、洗浄布61がゴム胴ベアラ8の周面81に当接した時点を意味する。また、洗浄終了とは、ゴム胴ベアラ8の周面81の洗浄或いはゴム胴ベアラ8の周面81とゴム胴4の周面との洗浄が完了して洗浄布61が待機位置に移動した時点、即ち、洗浄布61がゴム胴ベアラ8の周面81及びゴム胴4の周面から離間した時点を意味する。尚、本実施形態では、入力信号と回動信号とは、オペレータによる操作部9の操作に基づいて生成されるが、例えば、CPU等にて自動的に生成される場合であってもよい。
続いて、以上のような構成の印刷機1におけるベアラ洗浄方法について説明する。
まず、通常は、洗浄布61は待機位置にある。換言すると、洗浄部6は、洗浄布61が待機位置となるように位置している。ここで、通常とは、印刷時のことであり、印刷時とは、版胴3とゴム胴4とが当接し且つゴム胴4と圧胴5とが当接した状態で、各胴が同期しながら高速回転しており、インキが版32からブランケット42へ転移されると共に枚葉紙Pがゴム胴4と圧胴5との間に供給されて枚葉紙Pに印刷が施される状態をいう。
そして、本実施形態では、印刷が終了すると印刷機1は停止状態となる。ここで、印刷終了とは、所定枚数の枚葉紙Pを印刷し終えた時点を意味する。また、停止状態とは、版胴3とゴム胴4とが離間し且つゴム胴4と圧胴5とが離間した状態で、各胴が回転等せずに停止しており、枚葉紙Pが供給されない状態をいう。
次に、洗浄作業をすべくオペレータが操作部9を入力操作すると、操作部9は入力操作に基づいて、入力信号を駆動手段65に送信すると共に回動信号を回動部に送信する。入力信号を受信した駆動手段65は、受信した入力信号に基づいて、洗浄部6全体をゴム胴4側に移動させることによって洗浄布61を洗浄位置に移動させる。回動信号を受信した回動部は、受信した回動信号に基づいて、版胴ベアラ7及びゴム胴ベアラ8を当接させた状態で低速にて回転させる。
ここで、本実施形態では、洗浄布61は、両ゴム胴ベアラ8間に亘る長さの幅を有するので、洗浄位置において両ゴム胴ベアラ8の周面81だけでなくゴム胴4の周面にも同時に当接する。また、当接部材63は、ベアラ当接部632が胴当接部631よりも胴側に突出している。従って、洗浄布61のベアラの周面に当接する部分が胴の周面に当接する部分よりも胴の径方向に突出した状態でベアラの周面と胴の周面とに洗浄体としての洗浄布61を当接させてベアラの周面と胴の周面とを洗浄することとなる。このようにすることで、胴の径とベアラの径との差に対応した状態で胴の周面全体とベアラの周面全体とに洗浄布61を隙間なく密着させることができるので、効果的に汚れを除去することができて好ましい。
また、ベアラ当接部632の胴当接部631に対する突出量は、ゴム胴ベアラ8の半径とゴム胴4の半径との差よりも大きくなっている。従って、洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81に当接させつつゴム胴4の周面にも当接させるとゴム胴ベアラ8の周面81に対する当接圧がゴム胴4の周面に対する当接圧に比して大きくなる。即ち、本実施形態におけるベアラ洗浄方法は、胴の軸線方向の幅が両ベアラ間に亘る幅である洗浄体を用いて、洗浄体のベアラの周面に対する当接圧が胴の周面に対する当接圧に比して大きくなるようにベアラの周面と胴の周面とに洗浄体を当接させることによって、ベアラの周面と胴の周面とを洗浄する方法と言える。
一般に、ベアラの周面に付着した汚れは乾燥等によってこびりついてしまう場合があるが、このように洗浄体のベアラの周面に対する当接圧が胴の周面に対する当接圧に比して大きくすることで、ベアラの周面に汚れがこびりついても、その汚れを確実に除去することができる。尚、本実施形態では、ベアラ当接部632の胴当接部631に対する突出量は、ゴム胴ベアラ8の半径とゴム胴4の半径との差よりも大きくなっているため、洗浄布61のゴム胴ベアラ8の周面81に対する当接圧がゴム胴4の周面に対する当接圧に比して大きくなっているが、突出量をゴム胴ベアラ8の半径とゴム胴4の半径との差にほぼ等しい突出量とした場合には、洗浄布61のゴム胴ベアラ8の周面81に対する当接圧とゴム胴4の周面に対する当接圧とはほぼ等しく均一な当接圧となる。
以上のように、ベアラ洗浄方法及び印刷機1にあっては、洗浄布61がベアラの周面を摺接することによって、ベアラの周面に付着したインキや紙紛などの汚れが洗浄布61に拭き取られ、ベアラの周面が洗浄されるのであるが、印刷時には、洗浄布61は待機位置にある、つまり、洗浄布61はゴム胴ベアラ8の周面81から離間しているので、印刷時の胴及びベアラの高速回転による摩擦力の影響を受けることがない。よって、洗浄布61が摩耗・損耗するのを抑制して洗浄布61の洗浄性能を高く維持することができ、洗浄布61の高い洗浄性能により効果的にゴム胴ベアラ8の周面81を洗浄することができ、しかも、印刷時の胴及びベアラの高速回転時の振動等による負荷も受けることがなく、疲労等による印刷機1の故障を抑制することができるので、高品質な印刷を安定して行うことができる。
また、洗浄布61の幅は、両ベアラ間に亘る長さの幅であり、その洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81とゴム胴4の周面とに同時に摺接させるので、ゴム胴ベアラ8の周面81だけでなく、インキがのせられたり印刷物に直接当接したりするものであるゴム胴4の周面を洗浄することができる。よって、効率良く洗浄作業をすることができると共に良好な印刷品質が得られる。また、洗浄布61の取付け取外しなどの洗浄布61の取り扱い作業が容易になるので使い易い。加えて、印刷機1の大型化を要さずに印刷機1にベアラ洗浄機能を持たせることができる。
特に、本実施形態では、ゴム胴4の周面とゴム胴ベアラ8の周面81とを洗浄している。オフセット印刷におけるゴム胴4は、その周面が印刷物に直接当接して印刷物に印刷を施すものであるので、ゴム胴4の周面及びゴム胴ベアラ8の周面81の汚れは、特に印刷品質の良否に影響を及ぼす。従って、ゴム胴4の周面とゴム胴ベアラ8の周面81とを洗浄することで、良好な印刷品質を安定して得ることが可能となる。
更に、本実施形態では、操作部9は回動信号を回動部に送信し、回動部は、ゴム胴4の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたゴム胴ベアラ8と版胴3の軸線方向両端部にそれぞれ設けられた版胴ベアラ7とが当接した状態でゴム胴4及び版胴3を回転させ、その状態で、洗浄布61はゴム胴ベアラ8の周面81に当接するので、版胴ベアラ7の周面71に付着した汚れがゴム胴ベアラ8に移り、更に、ゴム胴ベアラ8に当接している洗浄布61によって除去される。その結果、ゴム胴ベアラ8の周面81だけでなく版胴ベアラ7の周面71も同時に洗浄することができ、洗浄作業をより効率良くすることができる。
加えて、その状態で更にゴム胴ベアラ8の周面81だけでなくゴム胴4の周面にも洗浄布61を当接させるので、版胴3の周面に付着した汚れはゴム胴4に移り、更に、ゴム胴4に当接している洗浄布61によって除去され、ゴム胴ベアラ8の周面81と版胴ベアラ7の周面71とを同時に洗浄することができるだけでなく、併せてゴム胴4の周面と版胴3の周面とを同時に洗浄することができる。
また、入力信号が、洗浄を開始してから終了するまでの間に、少なくとも一回洗浄布61を待機位置に移動させて巻取り部64にて洗浄布61を巻取ると共に繰出し部62から洗浄布61を繰出し、再度洗浄布61を洗浄位置に移動させるように設定されている場合には、洗浄布61の汚れの付着していない清潔な部分にて洗浄することができるので、より一層高い洗浄効果を発揮することができる。
また更に、本実施形態にかかるベアラ洗浄方法及び印刷機1にあっては、従来のベアラ洗浄装置のように印刷機1が停止状態のときにもベアラの周面に洗浄体を当接させるのではなく、洗浄が終了すると、洗浄布61は待機位置となり、その状態で印刷機1は停止状態となるので、胴の取り付け取り外し作業のためのスペースが確保されている。従って、洗浄部6がかかる作業の邪魔になることはないうえに、誤って胴と洗浄部6とが衝突する虞もないので、作業効率がよく、しかも安全である。
また、洗浄布61は両ベアラ間に亘る幅を有する。即ち、洗浄布61はゴム胴ベアラ8の周面81を洗浄する部分とゴム胴4の周面と洗浄する部分とが一体となっているので、洗浄部6をコンパクトに形成でき、印刷機1全体の大型化を回避することができる。
尚、本実施形態では、洗浄布61がゴム胴ベアラ8の周面81に当接してゴム胴ベアラ8の周面81を洗浄する場合について説明したが、これに限られず、例えば、版胴ベアラ7の周面71に当接して版胴ベアラ7の周面71を洗浄する場合でもよい。或いは、圧胴5の軸線方向両端部に圧胴ベアラが設けられている場合には、洗浄布61を圧胴ベアラの周面に当接させて圧胴ベアラの周面を洗浄する場合であってもよい。
また、本実施形態では、洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81だけでなくゴム胴4の周面にも当接させることによってゴム胴ベアラ8の周面81だけでなくゴム胴4の周面も洗浄する場合について説明したが、これに限られず、例えば、洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81にのみ当接するように構成し、ゴム胴ベアラ8の周面81のみを洗浄するようにしても良い。
更に、本実施形態では、一つの洗浄布61でゴム胴ベアラ8の周面81とゴム胴4の周面とを同時に洗浄する場合について説明したが、これに限られず、例えば、ゴム胴ベアラ8に対応した洗浄布61とゴム胴4に対応した洗浄布61とを各々別体にて準備し、ゴム胴ベアラ8とゴム胴4とをそれぞれ別体の洗浄布61にて個々に洗浄するようにした場合であっても良い。
また更に、本実施形態では、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8とが当接した状態で、洗浄布61をゴム胴ベアラ8の周面81に当接させて洗浄する場合について説明したが、これに限られず、例えば、版胴ベアラ7とゴム胴ベアラ8とが離間した状態でゴム胴ベアラ8を洗浄する場合であってもよい。
本発明の一実施形態に係る印刷機の印刷部を示す断面概略図。 図1のP−P線断面図。 本発明の一実施形態に係る印刷機の洗浄部の断面概略図。 (A)は当接部材を示す正面図であり、(B)は(A)のQ−Q銭断面図。 本発明の一実施形態に係る印刷機におけるベアラ洗浄方法を示す概略図。
符号の説明
1…印刷機、2…印刷部、3…版胴、4…ゴム胴、5…圧胴、6…洗浄部、7…版胴ベアラ、8…ゴム胴ベアラ、9…操作部、31…版胴本体、32…版、41…ゴム胴本体、42…ブランケット、61…洗浄布、62…繰出し部、63…当接部材、64…巻取り部、65…駆動手段、66…連結部材、631…胴当接部、632…ベアラ当接部、P…枚葉紙

Claims (5)

  1. 胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたベアラの周面に洗浄体を当接させることによってベアラの周面を洗浄するベアラ洗浄方法において、印刷時には、ベアラの周面から洗浄体を離間させておき、印刷終了後に、ベアラの周面に洗浄体を当接させることを特徴とするベアラ洗浄方法。
  2. 胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたベアラの周面に当接することによってベアラの周面を洗浄する洗浄体を備える印刷機において、ベアラの周面から洗浄体が離間した待機位置とベアラの周面に洗浄体が当接した洗浄位置とを移動可能に構成され、洗浄体を待機位置と洗浄位置との間で移動させる駆動手段と、駆動手段に入力信号を送信する操作部とを備え、通常、洗浄体は待機位置に位置しており、操作部からの入力信号に基づいて、駆動手段が洗浄体を待機位置から洗浄位置へ移動させることを特徴とする印刷機。
  3. 洗浄体は、胴の軸線方向に対応する方向の幅が両ベアラ間に亘る幅であることを特徴とする請求項2に記載の印刷機。
  4. ゴム胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられたゴム胴ベアラと版胴の軸線方向両端部にそれぞれ設けられた版胴ベアラとが当接した状態で、駆動手段が洗浄体を洗浄位置へ移動させるように構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の印刷機。
  5. 洗浄体は帯状の洗浄布であり、ロール状に巻き回した洗浄布を繰出す繰出し部と、繰出した洗浄布をベアラの周面に当接させる当接部材と、繰出し部から繰出した洗浄布を巻取る巻取り部とを備え、洗浄を開始してから終了するまでの間に、少なくとも一回洗浄布を待機位置に移動させて巻取り部にて洗浄布を巻取ると共に繰出し部から洗浄布を繰出し、再度洗浄布を洗浄位置に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の印刷機。
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