JP2007296688A - 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成システム、製本装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007296688A
JP2007296688A JP2006125250A JP2006125250A JP2007296688A JP 2007296688 A JP2007296688 A JP 2007296688A JP 2006125250 A JP2006125250 A JP 2006125250A JP 2006125250 A JP2006125250 A JP 2006125250A JP 2007296688 A JP2007296688 A JP 2007296688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
image forming
cutting
unit
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006125250A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ushio
勝 牛尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006125250A priority Critical patent/JP2007296688A/ja
Publication of JP2007296688A publication Critical patent/JP2007296688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】製本された状態で表紙をめくることなく表紙でコの字状に覆われた用紙面の一部を見ることができるような冊子を生成すること。
【解決手段】操作表紙部A4において設定された表紙長さ、表紙オフセット量等により表紙S2の断裁量を算出し、この断裁量をもとに表紙S2を製本装置Bの断裁部70により断裁する。断裁した表紙S2を用紙S1の束と接合し印刷ジョブ毎にくるみ本S3を生成する。
【選択図】図14

Description

本発明は、用紙束を表紙でコの字状に覆うことにより冊子を生成する画像形成システム、製本装置及び当該製本装置に接続される画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタ等で画像を形成した複数枚の用紙の束を表紙でコの字状に覆い製本する製本装置が知られている(特許文献1参照)。一般的な製本技術の概要を説明すると、まず画像を形成した複数枚の用紙を集積・整合して用紙束を生成する。次に集積・整合した用紙束の背部に対応する一面に糊等の接着剤を塗布する。そして表紙を搬送させて所定位置に停止させ、表紙を用紙束の接着剤塗布面である背部に接合する。このような手順で複数枚の用紙と表紙が一体となり冊子が生成されるのである。
製本装置により生成された冊子の一例を図1に示す。図1(a)は表紙S2が折られていない状態を示し、図1(b)は表紙S2が折られた状態を示す。くるみ本S3は複数枚の用紙S1の束と表紙S2により構成されており、S3Eを背部として用紙S1の束を表紙S2でコの字状に覆うような形態になっている。くるみ本S3の最終形態では、くるみ本S3の小口部に対応する用紙S1の側端部S1Eと表紙S2の側端部S2Eが揃っている。
特開2005−335262号公報
表紙S2でコの字状に覆われる用紙S1の束は多種のものがあり、例えば図2に示すように用紙S1の右端に章の区切りとしてタグS1aが設けられているものがある。このような用紙S1の束を表紙S2で覆い、くるみ本S3を生成する場合、くるみ本S3の側面図である図3で示すように用紙S1の側端部S1Eと表紙S2の側端部S2Eを揃えてしまうと、タグS1aが表紙S2に隠れてしまい、表表紙S2aをめくらない限り図3の矢印方向から見てもタグS1aを見ることが出来ない。
そこで、本発明の目的は、製本された状態で表紙をめくることなく表紙でコの字状に覆われた用紙面の一部を見ることができるような冊子の生成を可能とする画像形成システム、製本装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成システムは、
画像が形成された用紙を集積して用紙束を生成し、前記用紙束を表紙でコの字状に覆うことにより冊子を生成する画像形成システムであって、
用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方を断裁する断裁手段と、
前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を入力する入力手段と、
前記相対位置に関連する情報を印刷ジョブと対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている相対位置に関連する情報に基づいて前記断裁手段における前記表紙の断裁量を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る製本装置は、
接続された画像形成装置から送り出された用紙を集積して用紙束を生成し、前記用紙束を表紙でコの字状に覆うことにより冊子を生成する製本装置であって、
前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方を断裁する断裁手段と、
前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を印刷ジョブ毎に前記画像形成装置より受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記相対位置に関連する情報に基づいて前記断裁手段における前記表紙の断裁量を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、
画像形成された用紙を集積して用紙束を生成し、断裁手段で断裁した表紙で前記用紙束をコの字状に覆うことにより冊子を生成する製本装置に接続可能であり、用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を入力する入力手段と、
前記相対位置に関する情報を印刷ジョブと対応づけて記憶する記憶手段と、
前記断裁手段における表紙の断裁量を制御するため、前記記憶手段に記憶されている相対位置に関する情報を前記製本装置に対して送信する送信手段と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成システム、製本装置及び画像形成装置によれば、製本された状態で表紙をめくることなく表紙でコの字状に覆われた用紙面の一部を見ることができるような冊子を生成出来る。
図4は、画像形成システムの中央断面図である。
画像形成システムは画像形成装置A及び製本装置Bを有する。
画像形成装置Aは電子写真方式により画像を形成するものであり、画像形成部A1、原稿搬送部A2、及び画像読取部A3を有する。
画像形成部A1において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5A、分離装置5B及びクリーニング装置6が配置されており、帯電、露光、現像及び転写の各プロセスが実行され、用紙S1、表紙S2にトナー像が形成される。製本された場合に表紙S2にくるまれる用紙S1は2つの給紙トレイ7Aに収納されており、表紙S2は給紙トレイ7Bと製本装置Bの表紙収納部80に収納されている。給紙トレイ7A、7Bから用紙S1、表紙S2が1枚ずつ排出され、画像形成部A1へ搬送される。トナー像が転写された用紙S1、表紙S2は定着装置8を通過して定着処理される。定着処理された用紙S1、表紙S2は、排紙ローラ7Cから画像形成装置Aの外へ排出される。
製本装置Bは画像形成装置Aから送り出された用紙S1を複数枚束ねて用紙の束とし、当該束に表紙S2を接合して表紙により用紙の束をコの字状に覆い、冊子であるくるみ本を生成する。
製本装置Bは用紙反転部30、集積部40、塗布部50、用紙束に表紙を接合する接合部(接合手段)60を有し、更に搬送部(搬送手段)10、排紙皿20、表紙収納部80、冊子排出部90を有する。画像形成装置Aから製本装置Bへ搬送されてきた用紙S1は、搬送部10に設けられた切り替えゲート(図示せず)により、排出路11を経て排紙皿20に排出されるか又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には、製本装置Bにおいて製本しない場合に用紙S1が排出される。製本装置Bにおいて製本動作を実行する場合、用紙S1は搬送路12を経て用紙反転部30に搬送され、用紙反転部30においてスイッチバックした後に、集積部40に搬送される。集積部40において用紙S1が集積され、用紙S1が1部分の枚数に到達すると集積部40が回転し、用紙S1の束がほぼ垂直状態で保持される。そして用紙S1の束の背部である下面に塗布部50によって接着剤が塗布され、接合部60において用紙S1の束と表紙S2が接合される。用紙S1の束に表紙S2が接着されて作成されたくるみ本S3は冊子排出部90に排出される。
製本動作で使用される表紙S2は、給紙トレイ7B又は表紙収納部80から供給される。給紙トレイ7Bに収容されている表紙S2を使用して製本動作を実行する場合、表紙S2が給紙トレイ7Bから排出され、画像形成部A1を経由して、製本装置Bに送り込まれる。製本装置Bに送り込まれた表紙S2は、搬送部10によって、表紙S2の端部の少なくとも一方を断裁する断裁部(断裁手段)70へ搬送され、その後接合部60へ搬送される。一方、表紙収納部80に収容されている表紙S2を使用して製本動作を実行する場合、表紙S2が表紙収納部80から排出され、搬送部10によって断裁部70へ搬送され、その後接合部60へ搬送される。表紙S2は、接合部60に搬送される前に断裁部70で所定の長さになるよう断裁される。断裁部70についての詳細内容は後述する。
この画像形成システムによってくるみ本S3が生成されるわけであるが、前述したように、例えば図2に示すように用紙S1の右端に章の区切りとしてタグS1aが設けられてている場合、くるみ本S3の小口部に対応する用紙S1の側端部S1Eと表紙S2の側端部S2Eを揃えてしまうと(図3参照)、用紙S1の側端部側に設けられたタグS1aが表紙S2に隠れてしまい、表表紙S2aをめくらないとタグS1aを見ることが出来ない。
そこで、図5に示すように、表表紙S2aの表紙長さ方向の長さをタグS1aの幅に相当する長さだけ用紙束の側端部S1Eよりも短くすれば、表表紙S2aをめくることなくタグS1aを見ることができる。なお、本実施の形態において、表紙長さ方向とは、くるみ本S3における小口部に対応する表紙における二つの端部間の距離であり、表表紙の表紙長さ方向の長さとは、くるみ本S3における小口部に対応する表表紙における端部と背部との距離である。また、同様に、裏表紙の表紙長さ方向の長さとは、くるみ本S3における小口部に対応する裏表紙における端部と背部との距離である。以下、図5に示すようなくるみ本S3を生成する動作等について詳細に説明する。なお、図5におけるXは、くるみ本S3における小口部に対応する表紙における二つの端部のうちの一方とくるみ本S3における小口部に対応する用紙S1の束の端部との相対距離であり、以下「表紙オフセット量」という。
図6〜図11は操作表示部A4における表示画面の詳細図である。
画像形成システムにおいてくるみ本S3を生成する場合は、操作表示部(入力手段)A4よりくるみ綴じ設定、表紙オフセット量等の設定を入力する。図6は入力手段である操作表示部A4の基本画面を示す。図6に示す基本画面で用紙S1のサイズを選択する。
製本動作を実行する場合は、まず応用機能釦A41を押す。応用機能釦A41が押されると図7に示すように応用機能に関する設定画面が表示され、次に設定画面における後処理釦A42を押す。後処理釦A42が押されると図8に示すように後処理に関する設定画面が表示される。図5で示したように用紙S1を表紙S2でコの字状に覆う製本動作を実行したい場合は、設定画面におけるくるみ綴じ釦A43を押す。くるみ綴じ釦A43が押されると、図9に示すようなくるみ綴じの設定に関する設定画面が表示され、この画面上で表紙印字の有無、表紙印字面等を設定する。表紙サイズを入力する場合は、表紙サイズ釦A44を押す。表紙サイズ釦A44が押されると、図10に示すような表紙サイズに関する設定画面が表示され、表紙幅釦A46、表紙長さ釦A47を押してテンキーにより表紙S2の表紙幅及び表紙長さを入力する。なお、表紙長さとは、表紙長さ方向の長さであり、表紙幅とは、表紙長さ方向とは直交する方向の長さである。図5で示したように表表紙S2a側をXだけ短くしたい場合は、図9で示す設定画面の表紙オフセット釦A45を押す。表紙オフセット釦A45が押されると、図11に示すような表紙オフセット量に関する設定画面が表示され、表紙オフセット量釦A48を押してテンキーにより表紙オフセット量Xを入力する。一連の設定が完了し、OK釦を押されると設定が完了する。
なお、本実施形態においては、表表紙の表紙オフセット量Xを設定する構成を例にとり説明する。そのため、図9の設定画面で開き方向を左開きに設定し、かつ表紙オフセット量Xを設定した場合には、左開きのくるみ本の表表紙の表紙長さ方向の長さが用紙束の小口部と背部との距離よりも短いくるみ本が生成される。同様に、図9の設定画面で開き方向を右開きに設定し、かつ表紙オフセット量Xを設定した場合には、右開きのくるみ本の表表紙の表紙長さ方向の長さが用紙束の小口部と背部との距離よりも短いくるみ本が生成される。
図12は操作表示部A4等により設定された複数の印刷ジョブの内容を示す説明図である。
図6〜図11で説明したように操作表示部A4においてくるみ綴じに関する設定がなされると、当該設定の内容が印刷ジョブと対応づけてデータとして画像形成装置Aの記憶手段であるRAM102A上に記憶され、その後製本動作が実行される。図12は画像形成装置AのRAM102A上に複数の印刷ジョブが記憶されている状態を示している。各印刷ジョブは、開き方向、表紙幅、表紙長さ、表紙オフセット量等の情報が各々含まれており、また画像データに対応したものとなっている。従って印刷ジョブ毎に表紙オフセット量が異なるくるみ本S3を生成することができ、簡易に多種の製本動作が実行出来る。図12に示す印刷ジョブは操作表示部A4において設定したものに限らず、画像形成システムに接続された端末により送信された印刷ジョブも含まれる。
図13は、画像形成システムの制御構成図である。
画像形成装置Aは、プログラムに従って画像形成装置Aの各種制御を実行する制御手段であるCPU100Aを中心に、バス105Aにより、ROM101A、RAM102A、不揮発性メモリ103A、画像読取部A3、画像形成部A1、操作表示部A4、給紙部7、送信手段である通信部104A等が相互に接続されている。
ROM101Aは、画像形成装置Aを制御するためのプログラムやデータを含む各種プログラムやデータを記憶している。RAM102Aは、CPU100Aによってワークエリアとして利用され、CPU100Aが画像形成装置Aの制御を実行する際に必要なプログラムやデータを一時的に記憶する。そして、CPU100Aは、RAM102Aに展開されたプログラム及びデータに基づき、画像形成装置Aの制御を実行する。画像読取部A3は、原稿を読み取って画像データを生成する。生成された画像データは、CPU100Aにより処理が施され、画像形成部A1に出力される。画像形成部A1は、CPU100Aにより処理が施された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う。給紙部7は、給紙カセット7Aに収容されている用紙S1又は給紙カセット7Bに収容されている表紙S2を画像形成部A1に向けて搬送する。操作表示部A4は、タッチパネル等で構成され、各種操作画面の表示や指示入力等が行われる。通信部104Aは、製本装置Bに接続され、製本装置Bとの間で各種データを送受信する。
製本装置Bは、プログラムに従って製本装置Bの各種制御を実行するCPU(制御手段)100Bを中心に、バス105Bにより、ROM101B、RAM(記憶手段)102B、不揮発性メモリ103B、搬送部10、接合部60、断裁部70、表紙収納部80、及び通信部(受信手段)104B等が相互に接続されている。ROM101Bは、各種プログラムやデータを記憶しており、CPU100Bがこれらプログラムやデータを利用して製本装置Bの制御を実行する。RAM102Bは、CPU100Bによってワークエリアとして利用され、CPU100Bが制御を実行する際に必要なプログラムやデータを一時的に記憶する。通信部104Bは、画像形成装置Aに接続され、画像形成装置Aとの間で各種データを送受信する。
図14は断裁部70周辺の拡大正面図である。
断裁部70は表紙S2を断裁するものである。断裁部70内にはカッター71が設置されており、表紙収納部80等から搬送される表紙S2をカッター71によって断裁する。カッター71によって断裁された表紙S2は図14の矢印方向に搬送され、接合部60へへ搬送される。
表紙S2は搬送ローラ10A等により搬送されるわけであるが、表紙S2を所定の長さで断裁することは、例えば搬送ローラ10A等を駆動するステッピングモータのステップ数を管理することによって実行する。この点を図14及び図15をもとに詳しく説明する。
図15は表紙オフセット量を考慮したくるみ本S3の側面図である。図15(a)はくるみ綴じの開き方向が右開きのくるみ本S3の側面図であり、図15(b)はくるみ綴じの開き方向が左開きのくるみ本S3の側面図である。
表紙収納部80等に収納される表紙S2の長さをT、表紙オフセット量をX、用紙S1の束の厚さをZ、用紙束の小口部と背部との距離に相当する用紙S1の横幅をYとする。表紙S2の長さT、表紙オフセット量X、及び用紙S1の横幅Yは、操作表示部A4において設定された値であり、用紙S1の束の厚さZは、例えば製本装置Bにおける集積部40で実測される値である。表紙S2における裏表紙S2bの長さは、用紙S1の横幅Yと同じ値となり、表紙S2における表表紙S2aの長さαは、用紙S1の横幅Yから表紙オフセット量Xを引いた値となる。以上の関係より表紙S2の断裁量は以下の式で算出される。
表紙S2の断裁量=T−(α+Z+Y) ・・・(1)
この算出された表紙S2の断裁量をカッター71により正確に断裁するためには、搬送ローラ10A等により搬送させる表紙S2をカッター71による断裁位置に正確に停止させて断裁する必要がある。この点に関しては、例えば図14に示すように搬送ローラ10Aの近傍に表紙S2の先端を検知する先端検知センサ72を設け、この先端検知センサ72と、搬送ローラ10Aを駆動するステッピングモータ(図示せず)を使用することにより実現する方法が考えられる。まず先端検知センサ72の検知位置とカッター71による断裁位置との距離(以下、「検知・断裁間距離」という。)を予めRAM102A又はRAM102Bに記憶しておく。上記(1)式により表紙S2の断裁量を算出した後、算出した表紙S2の断裁量と検知・断裁間距離とを加算する。搬送されてきた表紙S2の先端を先端検知センサ72により検知した場合、検知した時から加算した値に相当するステップ数だけステッピングモータを駆動させ搬送ローラ10Aを回転させる。その後、搬送ローラ10Aを停止させカッター71により表紙S2を断裁すれば、図15に示すようなくるみ本S3を構成する表紙S2を形成出来る。
表紙S2の断裁量は、図12に示す印刷ジョブと対応づけられてRAM102Aに記憶されているくるみ綴じに関する設定の内容に基づき、所定のプログラムにより画像形成装置AのCPU100Aによって算出されるか、若しくはRAM102Aに記憶されているくるみ綴じに関する設定の内容を製本装置Bの通信部104Bが受信し、所定のプログラムにより製本装置BのCPU100Bによって算出される。また表紙S2の断裁量は印刷ジョブ毎に算出され、表紙S2の断裁量は印刷ジョブ毎に制御される。
図16は接合部60周辺の拡大正面図である。
図16(a)は用紙S1の束に表紙S2が接合する状態を示した図であり、図16(b)は右開きのくるみ本S3を生成する場合の接合部60における表紙S2の接合位置(停止位置)を示した図であり、図16(b)は左開きのくるみ本S3を生成する場合の接合部60における表紙S2の接合位置(停止位置)を示した図である。図16(a)に示すように表紙S2が接合位置まで搬送されると上昇して用紙S1の束と接合し、くるみ本S3が生成される。図15に示すくるみ本S3を生成するためには、断裁部70により表紙S2を適切な長さに断裁するだけでなく、表紙S2を適切な接合位置に搬送・停止させる必要がある。この点を以下に説明する。
まず、くるみ綴じの開き方向が右開きに設定されている場合について図16(b)をもとに説明する。61は表紙S2を適切な接合位置に停止させるストッパーであり、ステッピングモータ(図示せず)により接合部60の左右方向に移動可能である。接合部60へ搬送されてきた表紙S2はストッパー61に接触することにより停止し、用紙S1の束と接合する。ストッパー61の位置は接合基準位置であるβとの距離に基づいて管理されている。図15(a)で示すように表表紙S2aの長さがαであると、ストッパー61は接合基準位置βから左にαの距離離れた位置に停止する。つまり表紙S2の接合位置は表紙オフセット量や用紙S1のサイズによって調整されることになる。ストッパー61は表表紙S2aの長さαが判明した時点でステッピングモータにより移動し待機する。次に、くりみ綴じの開き方向が左開きに設定されている場合について図16(c)をもとに説明する。前述した通りストッパー61はステッピングモータにより接合部60の左右方向に移動可能であるが、くるみ綴じの開き方向が左開きに設定されている場合、ストッパー61の位置は図15(b)で示す裏表紙S2bの長さYに相当する位置となる。つまり、図16(c)に示すようにストッパー61は接合基準位置βから左にYの距離離れた位置に停止することになる。そして接合部60へ搬送されてきた表紙S2はストッパー61に接触することにより停止し、用紙S1の束と接合する。なお、本実施形態ではストッパー61により表紙S2を適切な接合位置へ停止させているが、表紙S2を搬送する搬送ローラのステップ数を管理することにより接合位置へ停止させても良い。
以上説明した断裁部70、接合部60により図15に示すくるみ本S3が生成される一連の動作を図17をもとに説明する。
図17はくるみ綴じの製本動作を示すフローチャート図である。
画像形成装置Aにおけるスタート釦が押される等により印刷ジョブがスタートすると(Step1)、くるみ綴じの設定があるか否か判断する(Step2)。この判断はCPU100A又はCPU100Bが所定のプログラムに基づいて実行するものであり、図12で示したように印刷ジョブ内に後処理モードのくるみ綴じ設定があるか否かにより判断する。くるみ綴じの設定がある判断すると、印刷ジョブ内の情報をもとに表紙S2の断裁量を算出する(Step3)。断裁量の算出は表紙オフセットの設定がある場合は、図14、図15で説明した通り前述した(1)式により算出する。表紙オフセットの設定がない場合は、前述した(1)式におけるαをYに置き換えた以下の(2)式により算出する。
表紙S2の断裁量=T−(2Y+Z) ・・・(2)
表紙S2の断裁量を算出すると、次に表紙S2を所定量搬送し断裁位置で停止させる(Step4)。この動作は図14、図15で説明した通り、所定のステップ数だけステッピングモータを駆動させ搬送ローラ10Aを回転させ、その後搬送ローラ10Aを停止させることにより実行する。そしてカッター71により表紙S2を断裁し(Step5)、表紙S2を接合部60における接合位置へ搬送する(Step6)。表紙S2が接合部60に搬送される前までに接合部61におけるストッパー61が所定位置に移動して停止する。表紙オフセットが設定されていない場合、ストッパー61は図16に示す接合基準位置βから左に用紙S1の横幅であるYの距離離れた位置に停止する。図16(b)で説明したように表紙オフセットが設定されており、且つくるみ綴じの開き方向が右開きに設定されている場合は、ストッパー61は接合基準位置βから左に表表紙S2aの長さであるαの距離離れた位置に停止する。また、図16(c)で説明したように表紙オフセットが設定されており、且つくるみ綴じの開き方向が左開きに設定されている場合は、ストッパー61は接合基準位置βから左に裏表紙S2bの長さであるYの距離離れた位置に停止する。接合部60に搬送された表紙S2がストッパー61に接触し接合位置で停止すると表紙S2が上昇し用紙S1の束と接合し(Step7)、図15に示すようなくるみ本S3が排出される。くるみ本S3は印刷ジョブ毎に各々表紙オフセット量が異なる場合があり、印刷ジョブ毎にStep1〜Step8までの動作が繰り返される。なお、Step3〜Step8までの動作はCPU100A又はCPU100BがROM101A又はROM101Bに記憶されているプログラムやデータに基づき実行する。
以上説明したように印刷ジョブ毎に表紙S2の断裁量を制御し、表紙S2の長さを調整することにすることで、表表紙をめくることなく表紙S2にくるまれる用紙S1のタグが見えるくるみ本S3を生成出来る。
なお、図16(b)、図16(c)ではくるみ綴じの開き方向を考慮してストッパー61の停止位置を制御しているが、用紙S1上に形成される画像の方向を180度回転させる画像処理を施すことを考慮して、ストッパー61の停止位置を制御しても良い。
また、本実施形態においては、表紙オフセット量を表表紙のみに設定した例を説明したが、表表紙ではなく裏表紙に設定してもよく、表表紙と裏表紙の両方に表紙オフセット量を設定してもよい。表表紙の表紙オフセット量のみXという値に設定した場合(前述)と、裏表紙の表紙オフセット量のみXという値に設定した場合を比較すると、表紙S2の断裁量は両者とも同じになるが、ストッパー61の停止位置が異なり、両者で表紙S2の接合位置が異なるようになる。
本実施形態は製本装置Bと画像形成装置Aを接続した画像形成システムであるが、製本装置Bと画像形成装置Aが一体的となり、一つの装置の形態であっても同様の効果を有する。
くるみ本S3の詳細図である。 タグを有する用紙の説明図である。 くるみ本S3の側面図である。 画像形成システムの中央断面図である。 表紙オフセット量を考慮したくるみ本S3の側面図である。 操作表示部A4における基本画面に関する説明図である。 操作表示部A4における応用機能の設定画面に関する説明図である。 操作表示部A4における後処理の設定画面に関する説明図である。 操作表示部A4におけるくるみ綴じの設定画面に関する説明図である。 操作表示部A4における表紙サイズの設定画面に関する説明図である。 操作表示部A4における表紙オフセット量の設定画面に関する説明図である。 操作表示部A4等により設定された複数の印刷ジョブの内容を示す説明図である。 画像形成システムの制御構成図である。 断裁部70周辺の拡大正面図である。 表紙オフセット量を考慮したくるみ本S3の側面図である。 接合部60周辺の拡大正面図である。 くるみ綴じの製本動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
A1 画像形成部
A4 操作表示部
S1 用紙
S2 表紙
S3 くるみ本
10 搬送部
40 集積部
50 塗布部
60 接合部
70 断裁部
80 表紙収納部
100A、100B CPU
101A、101B ROM
102A、102B RAM
103A、103B 不揮発性メモリ
104A、104B 通信部
105A、105B バス

Claims (12)

  1. 画像が形成された用紙を集積して用紙束を生成し、前記用紙束を表紙でコの字状に覆うことにより冊子を生成する画像形成システムであって、
    用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方を断裁する断裁手段と、
    前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を入力する入力手段と、
    前記相対位置に関連する情報を印刷ジョブと対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている相対位置に関連する情報に基づいて前記断裁手段における前記表紙の断裁量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 表紙を前記断裁手段に搬送する搬送手段を有し、
    前記制御手段は、前記搬送手段によって搬送される前記表紙の前記断裁手段における停止位置を調整することにより、前記表紙の断裁量を制御する請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記用紙束に対して前記表紙を接合する接合手段を有し、
    前記制御手段は、前記断裁手段により前記表紙を断裁した後、前記接合手段へ前記表紙を搬送するよう制御する請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている相対位置に関連する情報に基づいて、前記表紙の前記接合手段における停止位置を調整する請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、用紙のサイズに関連する情報に基づいて、前記表紙の前記接合手段における停止位置を調整する請求項3又は4に記載の画像形成システム。
  6. 前記相対位置に関連する情報は、前記入力手段により印刷ジョブ毎に入力される請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成システム。
  7. 接続された画像形成装置から送り出された用紙を集積して用紙束を生成し、前記用紙束を表紙でコの字状に覆うことにより冊子を生成する製本装置であって、
    前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方を断裁する断裁手段と、
    前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を印刷ジョブ毎に前記画像形成装置より受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記相対位置に関連する情報に基づいて前記断裁手段における前記表紙の断裁量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  8. 表紙を前記断裁手段に搬送する搬送手段を有し、
    前記制御手段は、前記搬送手段によって搬送される前記表紙の前記断裁手段における停止位置を調整することにより、前記表紙の断裁量を制御する請求項7に記載の製本装置。
  9. 前記用紙束に対して前記表紙を接合する接合手段を有し、
    前記制御手段は、前記断裁手段により前記表紙を断裁した後、前記接合手段へ前記表紙を搬送するよう制御する請求項7又は8に記載の製本装置。
  10. 前記制御手段は、前記相対位置に関連する情報に基づいて、前記表紙の前記接合手段における停止位置を調整する請求項9に記載の製本装置。
  11. 前記制御手段は、用紙のサイズに関連する情報に基づいて、前記表紙の前記接合手段における停止位置を調整する請求項9又は10に記載の画像形成システム。
  12. 画像形成された用紙を集積して用紙束を生成し、断裁手段で断裁した表紙で前記用紙束をコの字状に覆うことにより冊子を生成する製本装置に接続可能であり、用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記冊子の小口部に対応する前記表紙の端部の少なくとも一方と前記冊子の小口部に対応する前記用紙束の端部との相対位置に関連する情報を入力する入力手段と、
    前記相対位置に関する情報を印刷ジョブと対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記断裁手段における表紙の断裁量を制御するため、前記記憶手段に記憶されている相対位置に関する情報を前記製本装置に対して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2006125250A 2006-04-28 2006-04-28 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置 Pending JP2007296688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006125250A JP2007296688A (ja) 2006-04-28 2006-04-28 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006125250A JP2007296688A (ja) 2006-04-28 2006-04-28 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007296688A true JP2007296688A (ja) 2007-11-15

Family

ID=38766596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006125250A Pending JP2007296688A (ja) 2006-04-28 2006-04-28 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007296688A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018015905A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ホリゾン・インターナショナル株式会社 製本装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018015905A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ホリゾン・インターナショナル株式会社 製本装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7740238B2 (en) Sheet processing apparatus
JP5769491B2 (ja) シート処理装置、画像形成装置及びシートバッファ装置
JP4747138B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP4878231B2 (ja) シート処理装置
CN101873398B (zh) 打印系统和打印系统的控制方法
JP2004043041A (ja) 挿入シートの供給装置、供給方法および画像形成装置、画像形成方法
JP4878232B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP2008011024A (ja) 画像形成システム及び制御プログラム
JP5217978B2 (ja) 製本システム、綴じ機能選択表示方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP2007223803A (ja) 画像形成システム
JP5991761B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
US7603074B2 (en) Image forming system, image forming device and bookbinding device
JP2008094570A (ja) 画像形成システム
JP5884510B2 (ja) 画像形成システム
JP2015006947A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP2007296688A (ja) 画像形成システム、製本装置及び画像形成装置
JP5353440B2 (ja) 後処理装置、及び画像形成システム
JP4217557B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2008012749A (ja) 画像形成システム、画像形成装置、及び制御プログラム
JP2008307702A (ja) 製本装置、並びに画像形成システム
JP2020032614A (ja) 製本装置
JP5098629B2 (ja) 画像形成システム
JP3977296B2 (ja) 画像形成装置、シート処理装置およびシート処理方法
JP2009056798A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2007161432A (ja) シート後処理制御方法および画像形成装置