JP2007295046A - 音声出力システム、音声制御装置および音声制御方法 - Google Patents

音声出力システム、音声制御装置および音声制御方法 Download PDF

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Takashi Kuwabara
崇 桑原
Hisaya Fukuda
久哉 福田
Shunsuke Konno
俊介 今野
Toshitomo Umei
俊智 梅井
Noboru Katsuta
昇 勝田
Seiichi Nakagawa
誠一 中川
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Abstract

【課題】車両搭乗者にとっての利便性を向上すること。
【解決手段】指示処理部430は、操作コマンドに示された音声合成割合の入力値を参照して、コンテンツ入力ソースから音声SW512を介して入力される音声とコンテンツ入力ソースから音声SW522を介して入力される音声との合成を指示する信号を、音声合成部710に出力する。この指示信号を入力された音声合成部710は、2つの音声信号を所定の割合で合成し、合成された音声信号を音声出力デバイス(ヘッドフォン出力端子240,250およびスピーカ720)に継続的に出力する。その結果、合成された音声が音声信号として音声出力デバイスから出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声出力システム、音声制御装置および音声制御方法に関する。
背景技術として、車載ディスプレイを利用して搭乗者がテレビやビデオ、DVD(Digital Versatile Disk)などを視聴できるよう構成されたシステムがある。また、横長のディスプレイに対して横方向に合成されたカメラ画像を表示させるシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−114048号公報
近年、各搭乗者が自らの好みに合ったコンテンツを視聴可能なシステムが望まれている。背景技術によれば、横長のディスプレイに対して横方向に合成されたテレビ番組や映画などを表示させることによって、各搭乗者に対してそれぞれ異なるコンテンツを視聴させることが可能になる。もっとも、横長のディスプレイに対して横方向に合成されたテレビ番組や映画などを表示させるだけでは、各搭乗者は、自らの好みに合ったコンテンツを視聴することができない。搭乗者全員にとっての利便性という点で、背景技術を組み合わせただけでは一定の限界がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両搭乗者にとっての利便性を向上することができる音声出力システム、音声制御装置および音声制御方法を提供することを目的とする。
本発明の音声出力システムは、異なるコンテンツソースからの音声信号を合成する音声合成部と、合成された音声信号を音声として出力する音声出力部と、合成される音声信号の合成割合を可変設定する制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の音声制御装置は、異なるコンテンツソースからの音声信号を音声として出力させる音声処理装置とともに用いられる音声制御装置であって、前記異なるコンテンツソースからの音声信号の合成割合を可変設定する設定手段と、設定された合成割合で合成された音声信号を音声として出力させる指示信号を、前記音声処理装置に出力する指示手段と、を具備する構成を採る。
本発明の音声制御方法は、異なるコンテンツソースからの音声信号を音声として出力させる音声処理装置とともに用いられる音声制御方法であって、前記異なるコンテンツソースからの音声信号の合成割合を可変設定する設定ステップと、設定された合成割合で合成された音声信号を音声として出力させる指示信号を、前記音声処理部に出力する指示ステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、車両搭乗者にとっての利便性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る音声出力システムとしてのAV(audio visual)システム100の構成を示すブロック図である。このAVシステム100は、プログラムを記録する記録媒体(図示せず)、このプログラムを実行させるCPU(Central Processing Unit)(図示せず)、このプログラムを無線通信により受信する通信系統(図示せず)などとともに、車両に搭載することができる。
図1において、AVシステム100は、ワイドディスプレイ200、リモコン310,320、受光部330、ESW(エスカッションスイッチ)340、制御装置400、コンテンツ入力ソース500、ソースセレクタ510,520、映像処理装置600、音声合成部710、およびスピーカ720を備える。
表示装置としてのワイドディスプレイ200は、映像を表示する画面230を有する。画面230は、ある画面モードでは、映像処理装置600から入力される映像信号を、画面230の全領域または部分領域に、1画面表示の形態で表示し、他の画面モードでは、映像処理装置600からの映像信号を、画面230上に、2画面表示の形態で表示する。2画面表示の場合、画面230の全領域を例えば境界部(図中の破線)を基準として左右に2分割してなる分割画面210および分割画面220に、それぞれ映像が表示される。したがって、画面230は、2つの映像ソースからそれぞれ得られる2つの映像を横に並べて表示するのに適した横長の形状を有する。
なお、全実施の形態の説明全体を通して用いられる「映像」なる語は、フレームを基本単位として生成、伝送または処理される信号(映像信号)の、画面230上での視覚的表現の総称を意味するものである。また、本実施の形態では、画面230を左右に2分割して2つの分割画面210、220を形成している、つまり分割画面表示の一例として2画面表示が用いられているが、分割画面の個数およびその形態は、前述のものだけに限定されない。
また、ワイドディスプレイ200は、音声出力デバイスとしてのヘッドフォン出力端子240,250を備える。ヘッドフォン出力端子240,250は、ヘッドフォン(図示せず)に接続可能であり、音声合成部710から入力される音声信号をヘッドフォン側に出力する。この音声信号は、ヘッドフォンから音声として出力される。なお、ヘッドフォン出力端子240,250を、図示されているようにワイドディスプレイ200の本体に設ける代わりに、AVシステム100内の他の適切な個所に設けてもよい。
また、ワイドディスプレイ200は、後で詳しく述べる制御装置400または映像処理装置600の全体または一部と一体化して表示装置または表示システムを構成することができる。
リモコン310,320は、搭乗者の手動操作が可能となるよう構成され、手動操作に応じてコマンドを生成し、生成した操作コマンドを、無線信号、例えば赤外線信号に変換して無線送信する。操作コマンドは、画面230に表示される映像の制御に用いられるもの、およびヘッドフォン出力端子240,250に接続されたヘッドフォンまたはスピーカ720から出力される音声の制御に用いられるものを含む。例えば、制御対象の映像の選択、制御対象の音声の選択、ソース(CD/DVDデッキ、テレビ(TV)チューナ、外部入力など)の選択、およびTVチャンネルの選択などがある。また、操作コマンドは、さらに、ESW340およびリモコン310,320の操作に関する情報の設定(例えば、操作権の設定など)に用いられるものを含む。なお、本実施の形態では、2つのリモコン310,320が使用されるが、リモコンの個数およびリモコンの車室内での設置態様については、特に限定されない。
リモコン310,320から出力される操作コマンドによれば、分割画面210に表示される映像、分割画面220に表示される映像、ヘッドフォン出力端子240に接続されたヘッドフォンから出力される音声、ヘッドフォン出力端子250に接続されたヘッドフォンから出力される音声、およびスピーカ720から出力される音声をそれぞれ個別に制御することができる。また、この個別制御は、異なる操作コマンド入力源から得られる操作コマンドに従って実行することができる。
操作コマンドの入力源は、ESW340自体およびリモコン310,320自体として定義することもでき、リモコン310,320、操作時のリモコン310,320の空間的位置、あるいは、ESW340またはリモコン310,320を操作する搭乗者の空間的位置として定義することもできる。
受光部330は、リモコン310,320から送信された赤外線信号を受信し、制御装置400で処理可能な電気信号に変換して、制御装置400の操作処理部420に出力する。
ESW340は、例えばワイドディスプレイ200の枠部などの、車室内の適切な個所に設けられる。ESW340は、搭乗者の手動操作が可能となるよう構成され、手動操作により生成される操作コマンドを電気信号として生成して制御装置400の操作処理部420に出力する。ESW340により生成可能な操作コマンドは、リモコン310,320により生成可能な操作コマンドと同様である。
映像制御装置または音声制御装置としての制御装置400は、メモリ410、操作処理部420、および指示処理部430を備える。
メモリ410は、操作権の設定状況および操作コマンドの定義を示す各種のテーブルを保持する。メモリ410が保持する各種のテーブルの設定情報は、リモコン310,320およびESW340からの操作コマンド、または搭乗者の着座の検知などにより随時更新されうる。メモリ410が保持するテーブルについては、後に詳細に説明する。
操作処理部420は、受光部330またはESW340から操作コマンドを受信する。受信した操作コマンドが、表示される映像または出力される音声の制御に用いられるものである場合、操作処理部420は、この操作コマンドを指示処理部430に出力する。受信した操作コマンドが、ESW340およびリモコン310,320の操作に関する情報の設定に用いられるものである場合、操作処理部420は、メモリ410が保持する各種のテーブルの設定情報の読み取りまたは書き込みを行う。操作処理部420は、操作コマンドを受信したとき、必要に応じて、引き続き行われうる手動操作のためのメッセージを映像として表示または音声として出力させるように、指示処理部430と共働することができる。
なお、操作処理部420、リモコン310,320、ESW340または受光部330もしくはこれらの組合せにより、AVシステム100の操作部が構成される。
識別手段または制御手段としての指示処理部430は、操作処理部420からの操作コマンドを受信および解析する。より具体的には、指示処理部430は、操作コマンドの入力源、つまり、ESW340、リモコン310,320、もしくはESW340またはリモコン310,320を操作した搭乗者の空間的位置の識別を行う。さらに、操作コマンドに示された制御内容の識別およびその有効性の判定を行う。さらに、この制御内容に関連する設定情報の参照および更新を行う。そして、指示処理部430は、その解析結果に基づいて指示信号を生成し、生成した指示信号を、ソースセレクタ510,520の映像SW(スイッチ)511,521および音声SW512,522、映像処理装置600の映像処理部610,620,640および映像合成部630、ならびに音声合成部710の少なくともいずれかに出力し、これにより、音声または映像の制御を実現する。例えば、指示処理部430は、分割画面210に表示される映像のソースを切り替える場合、ソースセレクタ510に対して指示信号を出力する。また、指示処理部430は、テレビチューナの選択チャンネルを切り替える場合、その旨を示す指示信号をコンテンツ入力ソース500に含まれるテレビチューナ(本実施の形態では、テレビチューナ1またはテレビチューナ2)に出力する。指示処理部430の機能および動作については、後で詳しく述べる。
コンテンツ入力ソース500は、CD/DVDデッキやテレビ(TV)チューナ、外部入力などの、コンテンツのソースの集合を示すものである。各ソースからの映像信号は、映像SW511,521に出力され、各ソースからの音声信号は、音声SW512,522に出力される。本実施の形態では、ソースとして、CD/DVDデッキ、テレビ(TV)チューナ、および外部入力を例示しているが、コンテンツ入力ソース500には、HDD(Hard Disk Drive)やAM/FMチューナなどが含まれていてもよい。
ソースセレクタ510は、映像SW511および音声SW512を有する。映像SW511は、コンテンツ入力ソース500から入力される映像信号を、指示処理部430から入力される指示信号に従って選択的に、映像処理装置600の映像処理部610に出力する。音声SW512は、コンテンツ入力ソース500から入力される音声信号を、指示処理部430から入力される指示信号に従って選択的に、音声合成部710に出力する。
ソースセレクタ520は、映像SW521および音声SW522を有する。映像SW521は、コンテンツ入力ソース500から入力される映像信号を、指示処理部430から入力される指示信号に従って選択的に、映像処理装置600の映像処理部620に出力する。音声SW522は、コンテンツ入力ソース500から入力される音声信号を、指示処理部430から入力される指示信号に従って選択的に、音声合成部710に出力する。
ここで、ソースセレクタ510は、2画面表示時のデフォルト設定においては、分割画面210、ヘッドフォン出力端子240および映像処理部610とともに1つのAVサブシステムを構成する。このAVサブシステムは、映像SW511から出力される映像信号が、映像処理装置600を経由して分割画面210上で映像として表示され、音声SW512から出力される音声信号が、音声合成部710を経由してヘッドフォン出力端子240に接続されるヘッドフォンから音声として出力される。ただし、デフォルト設定が変更された場合はこの限りではない。
また、ソースセレクタ520は、2画面表示時のデフォルト設定においては、分割画面220、ヘッドフォン出力端子250および映像処理部620とともに1つのAVサブシステムを構成する。このAVサブシステムは、映像SW521から出力される映像信号が、映像処理装置600を経由して分割画面220上で映像として表示され、音声SW522から出力される音声信号が、音声合成部710を経由してヘッドフォン出力端子250に接続されるヘッドフォンから音声として出力される。ただし、デフォルト設定が変更された場合はこの限りではない。
映像処理装置600は、映像処理部610,620,640、および映像合成部630を備える。
映像処理部610は、映像SW511からの映像信号に所定の映像処理を行って映像合成部630に出力する。また、映像処理部620は、映像SW521からの映像に所定の映像処理を行って映像合成部630に出力する。映像処理部610,620の映像処理には、例えば、輝度、解像度、明度、彩度および色相の調整などが含まれる。このように、映像処理部610,620は、異なるソースセレクタ510,520(映像SW511,521)から入力される映像信号に対して、異なる映像処理を行うことができる。映像処理部610および映像処理部620における映像処理は、指示処理部430から入力される指示信号により制御することができる。
映像処理部610は、映像処理部610の映像信号から得られいずれかの分割画面上に表示される映像の表示態様を、映像処理部620の映像信号から得られる映像の表示態様と相違させる画質調整を行う。映像処理部620は、映像処理部620の映像信号から得られいずれかの分割画面上に表示される映像の表示態様を、映像処理部610の映像信号から得られる映像の表示態様と相違させる画質調整を行う。この画質調整は、指示処理部430からの指示信号に従って制御される。この画質調整により、搭乗者、特にリモコン310,320またはESW340を操作している搭乗者が、2つの分割画面210,220のうち制御対象となっている分割画面を容易に識別することができるようになる。
映像合成部630は、映像処理部610からの映像信号と、映像処理部620からの映像信号とを、合成する。この合成は、指示処理部430から入力される指示信号により要求されているときに実行される。なお、合成された映像信号は、画面230上で2画面表示の形態(つまり、いずれかの映像信号がいずれかの分割画面に表示される形態)で表示されることとなる。また、これらの映像信号をどのように合成するかについても、指示信号により制御することができる。合成が要求されていないときは、映像合成部630は、指示信号に従って、映像処理部610または映像処理部620からの映像信号を、映像処理部640に出力する。
また、映像合成部630は、映像処理部610から入力される映像信号と映像処理部620から入力される映像信号とが、2画面表示の形態で画面230上に表示されているときに、これらの映像信号(換言すれば、それぞれの映像信号を含むコンテンツ)が同一となる場合、いずれかの映像処理部からの映像信号のみを映像処理部640に出力することにより、画面230上の映像表示形態を2画面表示から1画面表示に切り替えさせる。なお、同一映像の2画面表示の検出は、映像処理装置600内で行われてもよいし、指示処理部430から入力される指示信号により映像合成部630に通知されてもよい。
さらに、映像合成部630は、合成が要求されていないときに、映像処理部640に出力すべき映像信号が3−2プルダウンを施されたものか否かを検出する。出力すべき映像信号が3−2プルダウンであることが検出された場合、指示信号に従って、映像の表示形態がワイド1画面フル表示となるように映像信号を変換してから映像処理部640に出力する。
映像処理部640は、映像合成部630からの映像信号に所定の映像処理を行って、処理後の映像信号を出力して、この映像信号を、1画面表示または2画面表示の形態で、画面230上に表示させる。この映像処理は、指示処理部430から入力される指示信号により制御することができる。映像処理部640の映像処理には、例えば、画面230に表示される映像に対して黒画を挿入する画面修飾などが含まれる。黒画挿入は、処理対象の映像信号にゼロ信号を挿入することにより実現することができる。黒画の挿入位置としては、例えば、分割画面210と分割画面220との境界部が挙げられる。この場合、分割画面210に表示された映像と分割画面220に表示された映像とを明確に識別することが可能になる。他の例としては、画面230または各分割画面210,220の輪郭部などが挙げられる。境界部および輪郭部に挿入する黒画の幅は、調整可能であり、黒画幅調整により、様々な解像度およびサイズの映像を画面上230上に表示することができる。
また、映像処理部640は、映像処理部610,620と同様の画質調整を、指示処理部430から入力される指示信号に従って行うこともできる。
音声合成部710は、音声SW512,522から入力される音声信号を、ヘッドフォン出力端子240,250およびスピーカ720に出力する。音声合成部710からヘッドフォン出力端子240に出力される音声信号は、音声SW512からの音声信号、音声SW522からの音声信号、およびこれらの音声信号の合成により得られる音声信号のいずれかである。音声合成部710からヘッドフォン出力端子250に出力される音声信号は、音声SW512からの音声信号、音声SW522からの音声信号、およびこれらの音声信号の合成により得られる音声信号のいずれかである。音声合成部710からスピーカ720に出力される音声信号は、音声SW512からの音声信号、音声SW522からの音声信号、およびこれらの音声信号の合成により得られる音声信号のいずれかである。音声合成部710からどの音声出力デバイスにどの音声信号を出力すべきかについては、指示処理部430から入力される指示信号により制御される。また、指示信号により音声信号の合成が要求される場合、その合成割合は、指示信号に示される。
音声出力デバイスとしてのスピーカ720は、音声合成部710から入力される音声信号を音声として出力する。スピーカ720は、車室内の任意の適切な個所に設置することができる。
次いで、制御装置400内のメモリ410に保持される各種のテーブルの設定情報について説明する。ここでは、音声合成割合に関する設定情報を例にとり、図2を用いて説明する。
図2に示す音声合成割合の設定情報において、「スピーカ音声合成割合」は、スピーカから出力される音声の、音声SW512から出力される音声信号と音声SW522から出力される音声信号との合成割合を意味する。「ヘッドフォンA音声合成割合」は、ヘッドフォンAから出力される音声の、音声SW512から出力される音声信号と音声SW522から出力される音声信号との合成割合を意味する。「ヘッドフォンB音声合成割合」は、ヘッドフォンBから出力される音声の、音声SW512から出力される音声信号と音声SW522から出力される音声信号との合成割合を意味する。
本実施の形態では、音声合成割合は、「10:0」、「9:1」、「8:2」、「7:3」、「6:4」、「5:5」、「4:6」、「3:7」、「2:8」、「1:9」および「0:10」から選択することができる。選択された音声合成割合が、設定値としてテーブルに記録される。ここで、「10:0」は、音声SW512から出力される音声信号自体を示し、「5:5」は、音声SW512から出力される音声信号と音声SW522から出力される音声信号とが1:1の割合で合成された音声信号を意味し、「0:10」は、音声SW522から出力される音声信号自体を示す。なお、音声合成割合の段階数および各音声合成割合のレベルは、必要に応じて適宜変更することができる。
次いで、上記構成を有するAVシステム100の動作について説明する。
図3は、音声出力デバイスのいずれかの出力音声の音声合成割合を切り替えさせる制御を行う場合の指示処理部430の動作の一例を示すフロー図である。ここでは、CD/DVDデッキの映像を分割画面210で、TVチューナ1の映像を分割画面220で同時に見ながら、CD/DVDデッキから出力される音声をヘッドフォン出力端子240に接続されたヘッドフォン(ヘッドフォンA)で聴いている搭乗者が、CD/DVDデッキから出力される音声とともにTVチューナ1から出力される音声を聴くために、リモコン310を使って操作を行ったと仮定する。
まず、ステップS1100では、合成される2つの音声信号を出力する2つの音声ソースを設定する。この例では、2つの音声ソースとして、CD/DVDデッキおよびTVチューナ1が設定される。
そして、ステップS1200では、ステップS1100で設定された2つの音声ソースから入力される2つの音声信号の合成割合を設定する。2つの音声信号の合成割合の設定値は、操作コマンド入力源から入力される操作コマンドに示されている。このステップでの処理については、後でより詳細に説明する。
そして、ステップS1300では、ステップS1200で設定された音声合成割合に従って、音声信号の合成を指示する信号を、音声合成部710に出力する。例えば、音声合成割合の設定値が“8:2”であれば、指示処理部430は、CD/DVDデッキから入力される音声信号とTVチューナ1から入力される音声信号とを8:2の割合で合成すべき旨の指示信号を、音声合成部710に出力する。
この指示信号の出力により、音声合成部710は、CD/DVDデッキから出力され音声SW512を介して入力される音声信号と、TVチューナ1から出力され音声SW522を介して入力される音声信号とを、ステップS1200で設定された音声合成割合の設定値、この例では“8:2”に従って合成する。そして、音声合成部710は、合成された音声信号を、いずれかの音声出力デバイス、例えばヘッドフォン出力端子240に継続的に出力する。その結果、ヘッドフォン出力デバイス240から出力される音声は、CD/DVDデッキから出力される音声から、CD/DVDデッキから出力される音声とTVチューナ1から出力される音声とが8:2の割合で合成された音声に切り替わる。
なお、ステップS1100で選択される2つの音声ソースは、必ずしも分割画面210,220の表示映像の映像ソースと同一である必要はない。例えば、分割画面210,220でCD/DVDデッキの映像およびTVチューナ1の映像を見ながら、ヘッドフォン接続端子240に接続されたヘッドフォンでCD/DVDデッキの音声とTVチューナ2の音声とを合成した音声を聞くようなことも可能である。
次いで、2つの音声信号の合成割合の設定について説明する。
図4は、2つの音声信号の合成割合の設定を行う場合の指示処理部430の動作の一例を示すフロー図である。図5は、操作コマンドに示される制御対象の音声出力デバイスの入力値の一例を示す図である。図6は、操作コマンドに示される音声合成割合の入力値の一例を示す図である。なお、ここで説明する指示処理部430の動作は、図3のステップS1200の動作に該当するものである。
まず、ステップS1210では、操作処理部420からの操作コマンドを取得する。
そして、ステップS1220では、制御対象の音声出力デバイスを識別する。制御対象の音声出力デバイスは、操作コマンドに示される入力値を参照することにより識別することができる。例えば、搭乗者が、ヘッドフォンAの指定を行うと、操作コマンド内の対応するフィールドには、例えば図5に示されるように入力値“2”が表示される。
搭乗者は、音声出力デバイスに対して、例えば音声の合成や音量の調整などの何らかの制御を行う場合、操作コマンドによって制御対象の音声出力デバイスを指定した上で、指定された音声出力デバイスの制御のための操作を他の操作ボタンの押下により行う。
そして、ステップS1230では、操作コマンドに示された音声合成割合の入力値を参照する。音声合成割合の入力値は、例えば次のように定義される。上記の例のように、搭乗者が、切替後の出力音声として、CD/DVDデッキから出力される音声信号とTVチューナ1から出力される音声信号とが8:2の割合で合成された音声を選択したとすると、操作コマンド内の対応するフィールドには、例えば図6に示されるように入力値“2”が表示される。
そして、ステップS1240では、設定テーブル内の音声合成割合の設定値を、音声合成割合の入力値に基づいて更新する。この例では、図6に示されたテーブルにおいて、音声合成割合の設定値が“0”となっているので、音声合成割合の設定値を“0”から“2”に書き換えることにより、設定値の更新を行う。
このようにして2つの音声信号の合成割合が設定される。
なお、2つの音声信号の合成割合の設定は、各音声出力デバイスで出力される音声に対して個別に行うことができる。例えば、ヘッドフォンAの出力音声に対しては、図6の入力値“0”を設定し、ヘッドフォンBの出力音声に対しては、図6の入力値“2”を設定し、スピーカの出力音声に対しては、図6の入力値“8”を設定するようなことも可能である。これにより、搭乗者は、2つの音声ソースからの音声信号を、それぞれの趣向に沿った合成割合で合成した音声を楽しむことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、異なるコンテンツソースの音声信号を合成してなる音声信号を、音声出力デバイスから音声として出力させることができる。これにより、搭乗者は、2つの分割画面に表示された映像のうち、関心の高い一方の映像と連動した音声を合成割合の高い主音声として、関心の低い他方の映像と連動した音声を合成割合の低い副音声として、これらを合成した音声を聴くことができる。
また、この音声合成割合は、操作コマンドにより適宜変更させることができるので、搭乗者の必要に応じた利便性の高い音声の出力を実現することができる。例えば、一方の分割画面で野球中継を、他方の分割画面で歌番組を見ながら、ヘッドフォンで歌番組の音声を聴いている搭乗者が、野球が盛り上がっている時間帯にのみ、ヘッドフォンの出力音声を、野球中継の音声と歌番組の音声とが8:2の割合で合成された音声に変更することが可能になる。
また、合成する音声信号の音声合成割合は、音声出力デバイス毎に個別に設定することができるので、搭乗者は、2つの音声ソースからの音声信号を、それぞれの趣向に沿った合成割合で合成した音声を楽しむことができる。これにより、後部座席の左側の搭乗者が、一方の分割画面で野球中継を見ながら、ヘッドフォンAで野球中継の音声を聞き、後部座席の右側の搭乗者が、他方の分割画面でニュースを見ながら、ヘッドフォンBで野球中継の音声とニュースの音声とが2:8の割合で合成された音声を聞くようなことが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。例えば、本実施の形態では、AVシステムを車載用電子機器として用いた場合について説明したが、本実施の形態のAVシステムを単体で用いて、狭空間に設置されユーザの操作を必要とする映像機器または音響機器に応用することもできる。また、図1に示した構成は一例であり、よって、本発明の範囲においてこの構成例の様々な変更および修正が可能であることは明らかである。
また、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態で説明したAVシステムの各構成要素の機能を実現させるためのプログラムを読み取り可能な記録媒体に格納し、CPUを用いてそのプログラムを実行させることにより、本発明を実施することもできる。また、2画面分割表示で、音声合成比が10:0、9:1、8:2である場合など、一方の分割画面の音声が他方のそれよりも大きく出力される場合に、大きな出力で音声が出力されている方に係る分割画面について、その輝度を高くする構成が採用されてもよい。
本発明の音声出力システム、音声制御装置および音声制御方法は、AVシステムなどの車載機器として有用である。また、これらは車室以外での用途にも適しており、例えば、表示装置または音声出力デバイスを備え且つ狭空間内でのユーザの操作を必要とする映像機器または音響機器の用途に応用することができる。
本発明の一実施の形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る音声合成割合の設定情報の一例を示す図 本発明の一実施の形態に係る出力音声の音声合成割合の切替制御の動作の一例を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る音声信号の合成割合の設定動作の一例を説明するためのフロー図 本発明の一実施の形態に係る操作コマンドに示される制御対象の音声出力デバイスの入力値の一例を示す図 本発明の一実施の形態に係る操作コマンドに示される音声合成割合の入力値の一例を示す図
符号の説明
100 AVシステム
200 ワイドディスプレイ
210、220 分割画面
230 画面
240、250 ヘッドフォン出力端子
310、320 リモコン
330 受光部
340 ESW
400 制御装置
420 操作処理部
430 指示処理部
500 コンテンツ入力ソース
510、520 ソースセレクタ
600 映像処理装置
610、620、640 映像処理部
630 映像合成部
710 音声合成部
720 スピーカ

Claims (4)

  1. 異なるコンテンツソースからの音声信号を合成する音声合成部と、
    合成された音声信号を音声として出力する音声出力部と、
    合成される音声信号の合成割合を可変設定する制御部と、
    を具備する音声出力システム。
  2. 異なるコンテンツソースからの音声信号を音声として出力させる音声処理装置とともに用いられる音声制御装置であって、
    前記異なるコンテンツソースからの音声信号の合成割合を可変設定する設定手段と、
    設定された合成割合で合成された音声信号を音声として出力させる指示信号を、前記音声処理装置に出力する指示手段と、
    を具備する音声制御装置。
  3. 前記音声処理装置は、前記異なるコンテンツソースからの音声信号を音声として同時に複数の音声出力部から出力し、
    前記設定手段は、
    異なる音声出力部に対して異なる合成割合を設定し、
    前記指示手段は、
    前記異なる合成割合で合成された音声信号を音声として前記異なる音声出力部から出力させる指示信号を、前記音声処理装置に出力する、
    請求項2記載の音声制御装置。
  4. 異なるコンテンツソースからの音声信号を音声として出力させる音声処理装置とともに用いられる音声制御方法であって、
    前記異なるコンテンツソースからの音声信号の合成割合を可変設定する設定ステップと、
    設定された合成割合で合成された音声信号を音声として出力させる指示信号を、前記音声処理部に出力する指示ステップと、
    を具備する音声制御方法。
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CN110753232A (zh) * 2019-09-06 2020-02-04 天脉聚源(杭州)传媒科技有限公司 在线互动场景的音频处理方法、系统和存储介质

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