JP2006352303A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲームコンテンツの再生時におけるユーザの違和感をなくし、利便性を向上させる。
【解決手段】映像表示装置がゲームモードに移行すると、3次元Y/C分離回路12a、3次元ノイズリダクション回路12b,12d、3次元I/P変換回路12c、及び表示系オーバードライブ回路17を用いた映像改質処理を省略する。このときコンポジット入力端子から入力したコンポジット信号は、A/D変換器11aでA/D変換された後、2次元Y/C分離回路12eにおいてフレーム内でY/C分離されて、ドライバ15に入力される。またセパレート入力端子及びプログレッシブコンポーネント入力端子から入力する信号は、A/D変換器11b,11cでそれぞれA/D変換された後に、そのままドライバ15に入力される。これによりゲームモード時には、入力映像を3次元処理することによる遅延がなく、即時表示を行うことができるようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像表示装置、より詳細には、ゲームコンテンツ専用の表示モードを持った映像表示装置に関する。
通常のテレビジョン装置にゲーム機を接続して、ユーザがゲームを楽しむようにしたシステムが普及している。この場合、例えば、ユーザがゲーム機を購入し、ユーザの家庭等のテレビジョン装置にそのゲーム機を接続して動作させることにより、ゲーム機で生成された画像及び音声がテレビジョン装置のディスプレイ及びスピーカによって出力される。そしてユーザは、テレにジョン装置から出力される映像や音声を視聴しながら、ゲーム機を操作することによって、ゲームを楽しむことができる。
またゲーム機には、通信ネットワークを介して複数のゲーム機間を接続し、複数のユーザ同士でゲームを楽しむようにしたものが普及している。
例えば上記のような通信ネットワークを介した装置間で実行するコンピュータゲームでは、一般に、通信の遅延が問題となる。例えば、ある一つのコンピュータ装置でユーザの操作に対応して発生する操作データは、そのコンピュータ装置で処理されるとともに、他のコンピュータ装置にも送信されて同様に処理される。このときに、他のコンピュータ装置では、上記操作データが所定時間を経て到達し、その後処理されて画面が表示される。このような通信による遅延が生じると、ユーザが違和感をおぼえたり、また場合によってはゲームの結果が変わってしまう。
特許文献1には、通信ネットワークを介して接続する複数のコンピュータゲーム装置間に通信遅延が生じる場合であっても、各コンピュータゲーム装置間で、データがほぼ同時に処理されるデータ処理方法が開示されている。
ここでは、通信遅延を有するネットワークを介してコンピュータゲームの対戦が行われる場合、ゲーム開始前に、ゲーム装置間の遅延時間を求め、それに基づいて、各ゲーム装置がカウントする時間の同期が取られる。そして、ゲームの進行中は、操作データ信号は、その発生から予め測定したゲーム装置間の遅延時間のうち最も長い遅延時間経過後に処理される。これにより、複数のゲーム装置において、同時に操作データ信号を処理することができる。
特開2001―198363号公報
現在のテレビジョン装置には、放送コンテンツや他の記録媒体から入力するコンテンツを再生する際に、そのコンテンツを目的のディスプレイに表示するための種々の画像処理や、高画質化の要求に応えるための種々の画質改善機能が付与されている。例えば、コンポジット映像信号のY/C分離を行うためのY/C分離回路、入力映像のノイズを除くためのノイズリダクション回路、インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するためのIP変換回路、及びその他各種の画質改善回路等が付与されている。
特に最近のテレビジョン装置では、上記のY/C分離回路、ノイズリダクション回路、IP変換回路等において、フレーム内に加えて時間軸上の前後のフレームを対象として処理を行う3次元処理回路が多用されている。
上記のような画質改善等の映像処理においては、入力した映像信号を一旦メモリに蓄積してから処理が行われる。特に時間的に前後するフレームを対象として処理を行う3次元処理回路では、相対的に多くのメモリ容量が必要となる。
このような場合に、入力した映像信号を一旦メモリに蓄積し、その蓄積映像から新たな映像信号を生成するまでに必然的に時間差が生じることになる。この時間差は例えば、数フレーム分に相当する時間であり、25フレーム/分の映像信号であれば、遅延時間は1/25秒の数倍に相当する。
上記のようなテレビジョン装置で通常の放送コンテンツを受信・再生する場合、あるいはDVDレコーダ等の映像記録装置から入力した映像コンテンツを再生する場合、通常は、上記のような映像出力の遅延分だけ音声出力を遅延させて出力させる、所謂リップシンクと呼ばれる手法が採られる。これにより、映像信号の遅延による映像と音声との出力タイミングのずれを回避している。
このようなリップシンクの手法によってコンテンツに含まれる映像及び音声を出力するとき、上記のような放送コンテンツや映像記録装置から入力する映像コンテンツの場合には、ユーザは違和感や混乱を生じることなくそのコンテンツを視聴することができる。
これに対して、ゲームコンテンツをテレビジョン装置で再生する場合には、上記の映像信号処理による時間の遅延が問題となる場合がある。
例えば、ゲームコンテンツの場合、画面表示に応じてユーザがゲーム機等を操作することによって、その操作に対する処理が行われるが、ゲーム機から出力された映像信号が遅延して表示されてしまうと、その表示に対する操作が若干遅れることになり、ユーザが違和感を持ったり、あるいはゲームの結果自体が変わってきてしまう、というような問題が生じる。
例えば、ユーザ自身を仮想空間内で動作可能としたキャラクタが光線弾を武器から発射させて敵キャラクタを撃つようなシューティングゲームなどにおいては、ゲーム機に対するユーザの操作に対して表示映像が若干でも遅れると、シューティングのタイミングがずれてゲーム機能上問題となる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされてもので、ゲームコンテンツを画像出力する場合には、画質改善等のための映像信号処理による出力遅延時間を削減し、表示の即時性を重視した表示を行うことにより、ゲームコンテンツの再生時におけるユーザの違和感をなくし、利便性を向上させたテレビジョン装置を提供することを目的とする。
さらに本発明は、上記ゲームコンテンツの再生時には、上記画質改善等の映像信号処理回路への供給電源を停止させることにより、消費電力を低減できるようにしたテレビジョン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、入力した映像コンテンツの映像信号を表示するための映像変換処理、及び映像信号の画質を改善する画質改善処理を行う映像信号処理手段を有し、入力した映像コンテンツに映像信号処理手段による処理を加えて表示装置に出力する映像表示装置において、映像表示装置は、ゲームコンテンツを映像コンテンツとして出力するゲームモードと、通常の映像コンテンツを出力する通常モードとを少なくとも切り換え可能に有し、映像表示装置がゲームモードに設定されている場合、映像信号処理手段による処理を変更し、通常モードに比して処理を省略または簡略化して映像信号の入力から表示出力までの時間を短縮することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、通常モードで使用する映像信号処理手段が、時間的に前後する画面から新たな映像信号を生成する3次元映像処理を行い、ゲームモードでは、3次元映像処理を行わず、または3次元映像処理に代えて2次元の映像処理を行うことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、上記3次元映像処理が、3次元Y/C分離処理、3次元ノイズリダクション処理、3次元I/P変換処理、及び3次元オーバードライブ処理のいずれかまたは複数であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1ないし第3のいずれか1の技術手段において、映像表示装置が、映像コンテンツの音声信号を遅延させる遅延回路を有し、遅延回路が、映像信号処理手段による処理時間に合わせて音声の遅延時間を設定し、映像表示に合わせて音声出力を行うようにすることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1ないし第4のいずれか1の技術手段において、通常モードで使用する映像信号処理手段の処理回路のうち、ゲームモードに設定されているときに使用しない処理回路に対して電源を供給しないことにより、ゲームモード時の消費電力を低減させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1ないし第5のいずれか1の技術手段において、映像表示装置が、放送番組コンテンツを受信する受信手段と、受信した放送コンテンツを表示する表示装置とを備えるテレビジョン装置であって、入力映像コンテンツを表示装置に表示する機能を備えたことを特徴としたものである。
本発明によれば、ゲームコンテンツを画像出力する場合には、画質改善等のための映像信号処理による出力遅延時間を削減し、表示の即時性を重視した表示を行うことにより、ゲームコンテンツの再生時におけるユーザの違和感をなくし、利便性を向上させたテレビジョン装置を提供することができる。
さらに本発明によれば、上記ゲームコンテンツの再生時には、上記画質改善等のための映像信号処理回路への供給電源を停止させることにより、消費電力を低減することができる。
図1は、本発明を適用可能な映像表示装置の一例を説明するための図である。映像表示装置は、複数のビデオソースが入力可能に構成される。ビデオソースは、コンポジット信号、プログレッシブコンポーネント信号、セパレート入力端子(S端子)から入力するビデオ信号等であり、これらはコンポジット入力端子、S端子、あるいはプログレッシブコンポーネント入力端子、あるいはD端子等から入力する。
A/D変換器11は、入力されたアナログ映像信号によるビデオソースをデジタル信号に変換する。映像信号変換部12は、デジタル変換された映像信号のY/C分離や、ノイズリダクション、あるいはスケーリングやIP変換等の映像信号変換処理を行う。ここでは映像信号変換用メモリ13を用いて上記の映像信号変換処理が行われる。
画質調整部14は、上記映像信号変換処理が行われた映像信号に対して画質強調補正処理やγ補正処理等を施すことで画質調整を行う。ドライバ15は、表示素子16を駆動制御して、画質調整部14から出力された映像信号を表示素子16に表示させる。表示素子16としては、例えば液晶パネル(LCD)が用いられる。
映像表示装置は、テレビジョン受信装置として機能し、図示しないチューナユニットで受信した放送コンテンツや、DVDプレーヤ等の記録再生装置から入力する映像コンテンツ等の映像は、映像フォーマットに応じて上記の映像入力端子に入力され、映像変換処理及び画質調整処理が行われて表示素子16で表示される。ここでは、画質調整部14の前後でOSD混合処理を行うようにしてもよい。
また本発明の処理の対象とするゲームコンテンツは、液晶表示装置に接続されたゲーム機から出力され、その映像は上記の映像入力端子から入力される。そして放送コンテンツや他の映像コンテンツと同様に映像信号変換処理及び画質調整処理が行われて、表示素子16に表示される。
ここで本発明では、ゲームコンテンツの映像表示を行う場合には、上記の映像信号変換用メモリ13を用いた映像変換処理を省略し、もしくはより処理速度の速い簡易な映像変換処理に切り換えることにより、上述した映像表示の遅延による弊害をなくすようにしている。この映像変換処理の切り換えは後述して説明する。
一方、コンテンツデータに含まれる音声信号は、コンポジット入力用音声端子や、セパレート入力用音声端子(S端子)、あるいはプログレッシブコンポーネント入力用音声端子等から入力する。そして入力した音声信号はA/D変換器21でA/D変換され、遅延回路(DELAY)22にて映像信号の処理に合わせてその出力タイミングを遅延させる。これにより、映像出力と音声出力とのリップシンクを実現している。
図2は、本発明に係わる映像表示装置の信号処理例を詳しく説明するための図である。
本実施形態では、入力映像信号に対してY/C分離処理、ノイズリダクション処理及びIP変換処理による映像信号変換処理と、さらに表示系オーバードライブ処理による動画像改質処理が行われる。表示系オーバードライブ処理では、中間調において波形の立ち上がり時に画像信号を一時的に高いレベルにすることで中間調の応答時間を短縮し、動画応答性を向上させて画質を向上させている。
ここで本実施形態では、通常の放送コンテンツや記録再生装置等から入力した映像コンテンツを再生する場合と、ゲームコンテンツを再生する場合とで処理経路を異ならせ、ゲームコンテンツを再生する場合には、メモリを用いた映像処理をできるだけ省略して表示の即時性を重視した表示を行うことにより、ゲームコンテンツの再生時におけるユーザの違和感をなくすようにしている。
すなわち本実施形態の映像表示装置は、映像信号変換処理を通常と異ならせるゲームモードを有し、ユーザ設定に従って通常モードからゲームモードに移行した場合には、表示の即時性を重視した簡略な映像信号変換処理を行うようにする。
図2を参照しながらさらに具体的に説明する。図2において、本発明の映像信号処理手段は、下記の3次元Y/C分離回路12a,3次元NR回路12b,3次元I/P変換回路12c,及び表示系オーバードライブ回路17が該当する。
本実施形態の映像表示装置では、ゲームモード以外の通常モードの動作時には、入力する映像信号は図2の実線で示す経路mを通って処理される。
映像信号は、コンポジット入力端子、セパレート入力端子(S端子)、あるいはプログレッシブコンポーネント入力端子等から入力する。そして各入力端子から入力した映像信号は、それぞれA/D変換器11a〜11cでA/D変換される。
そして入力映像がコンポジット入力端子から入力したコンポジット信号である場合は、A/D変換された映像信号は、3次元Y/C分離回路12aでY/C分離される。
3次元Y/C分離回路12aは、上述のように時間的に前後するフレームを用いてY/C分離を行うもので、フレームメモリ13aを用いた処理が行われる。
ここでは一例として、図示しない動き検出回路を用い、コンポジット映像信号をフレームメモリ13aと動き検出回路に入力する。そしてフレームメモリ13aは、コンポジット映像信号を1フレーム期間分遅延させ、その出力信号を動き検出回路及び3次元Y/C分離回路12aに入力する。動き検出回路はコンポジット映像信号及びフレームメモリ13aの出力信号に基づいて映像の動きを検出し、検出結果を示す動き信号を出力し、3次元Y/C分離回路12aに入力する。
3次元Y/C分離回路12aは、フレームメモリ13aの出力信号及び動き検出回路から出力される動き信号に基づいてコンポジット映像信号の3次元Y/C分離を行い、輝度信号Y及び色信号Cを出力する。
3次元Y/C分離回路12aから出力された輝度信号Yは、3次元ノイズリダクション(NR)回路12bに入力する。3次元ノイズリダクション回路12bにおいても、フレームメモリ13bを用いたノイズリダクション処理が行われる。
例えば一例として、3次元Y/C分離回路12aから出力される輝度信号Yをフレームメモリ13bに与える。フレームメモリ13bは、輝度信号Yを1フレーム期間分遅延させ、フレームメモリ13bの出力信号を3次元ノイズリダクション回路12bに与える。
3次元ノイズリダクション回路12bは、フレームメモリ13bの出力信号及び動き検出回路から出力される動き信号に基づいて3次元Y/C分離回路12aから出力された輝度信号Yに3次元ノイズリダクション処理を行う。これらの処理は、輝度信号Yだけでなく色信号Cに対して行ってもよい。
3次元ノイズリダクション回路12bで処理された映像信号は、3次元I/P変換回路でIP変換される。3次元I/P変換回路12cにおいても、フレームメモリ13cを用いたIP変換処理が行われる。フレームメモリ13cに与えたインタレースの信号を用いて、3次元処理によりノンインタレース信号に変換する。
例えば3次元I/P変換回路12cでは、データが補間されるラインに対し、データが補間されるラインの副走査方向の前後の1または複数のラインのデータと、データが補間されるラインを含むフィールドの前後の1または複数のフィールドのデータとを用いた演算によって補間データを与える。このため、I/P変換処理において、空間的な比較(同一フィールド内でのデータ比較)のみでなく、時系列的に連続する複数のフィールドのデータを比較して、動き補償を行なったより精度の高いI/P変換処理を行なうことができる。
3次元I/P変換回路12cによってIP変換された映像信号は、表示系オーバードライブ回路17に与えられる。表示系オーバードライブ回路17は、上述したように中間調において波形の立ち上がり時に画像信号を一時的に高いレベルにすることで中間調の応答時間を短縮し、動画応答性を向上させて画質を向上させている。
例えば3次元I/P変換回路12cから送られてきた映像信号は、フレームメモリ18に保存されると同時に、同じフレームメモリ18に保存されていた前画面の映像信号と1画素ずつ比較される。ここで前画面と今画面の映像信号に変化があった場合、その変化がより大きくなるようにデータ強調され、タイミング調整されてドライバ15に出力される。このような処理により、各画素の表示素子の応答はデータ強調をしない場合と比較して主に中間調で速くなり、画質を向上させることができる。
なお、図2に示す映像変換処理において、さらに図1で説明したような画質強調補正処理やγ補正処理等の画質補正処理が必要に応じて実行されるが、ここでは図示を省略している。
またS端子から入力するビデオ信号は、Y/C分離する必要がないため、上記の3次元ノイズリダクション(NR)回路12bに入力され、上記と同様に3次元処理によるノイズリダクションが行われ、さらに表示系オーバードライブ回路17を経て表示素子16に表示される。
さらにプログレッシブコンポーネント入力端子から入力するプログレッシブコンポーネント信号は、3次元ノイズリダクション(NR)回路12dに与えられ、同様にフレームメモリ13dを使用した3次元処理によるノイズリダクションが行われる。そして得られた映像信号は、表示系オーバードライブ回路17を経て表示素子16に表示される。
一方映像コンテンツに含まれる音声信号は、コンポジット入力用音声端子や、セパレート入力用音声端子(S端子)、あるいはプログレッシブコンポーネント入力用音声端子から入力する。そして入力した音声信号は、それぞれA/D変換器21a〜21cでA/D変換され、遅延回路(DELAY)22a〜22cにて映像信号の処理に合わせてその出力タイミングを遅延させる。
ここで映像信号は、上記のように信号の種類に応じて映像変換等の処理が異なり、このときに映像信号の表示出力までの時間が異なるため、音声信号は、遅延回路22a〜22cによる遅延処理を映像信号の処理時間に合わせて変更し、映像信号の表示出力に合わせた音声出力を行うようにする。
次にゲームモードについて説明する。映像表示装置は、ユーザによるモード選択が可能であり、所定のユーザ操作に従ってゲームモードに移行する。
上述のように、ゲームモードでは映像変換等の処理を省略し、もしくはより処理速度の速い簡易な処理に変更することにより、映像表示の即時性を実現する。
本実施形態の映像表示装置では、ゲームモードの動作時には、入力する映像信号は図2の点線で示す経路nを通って処理される。図2の例では、映像表示装置がゲームモードに移行することにより、映像信号については、上記の3次元Y/C分離回路12aによる3次元Y/C分離処理、3次元ノイズリダクション回路12b,12dによる3次元ノイズリダクション処理、及び3次元I/P変換回路12cによる3次元I/P変換処理、及び表示系オーバードライブ回路17による映像処理を省略する。
この場合、コンポジット入力端子から入力したコンポジット信号は、A/D変換器11aでA/D変換された後、2次元Y/C分離回路12eにおいてフレーム内でY/C分離されて、ドライバ15に入力される。ここでは、3次元Y/C分離のようにフレーム単位の映像信号を一時的に蓄えるフレームメモリを必要とせず、Y/C分離処理を迅速に行うことができる。
またセパレート入力端子から入力するビデオ信号、及びプログレッシブコンポーネント入力端子から入力するプログレッシブコンポーネント信号は、A/D変換器11b,11cでそれぞれA/D変換された後に、そのままドライバ15に入力される。
一方音声信号は、ゲームモード時には、遅延回路22a〜22cによる遅延時間を短縮し、またはゼロにすることができる。遅延回路22による音声出力は、映像信号変換処理のモード(通常モード、ゲームモード)に応じてそれぞれ最適な遅延時間が選択される。
以上のような処理により、ゲームコンテンツを出力する場合には、映像信号処理による出力遅延時間を削減し、表示の即時性を重視した表示を行うことにより、ゲームコンテンツの再生時におけるユーザの違和感をなくし、利便性を向上させた映像表示装置を提供することができる。
また上記実施形態において、ゲームモードに移行したときには、通常モードで使用する3次元Y/C分離回路12a、3次元ノイズリダクション回路12b,12d、3次元I/P変換回路12c、及び表示系オーバードライブ回路17等に対しては、電源供給を停止する。これにより、電源回路から供給する電力量を低減することができ、消費電力の少ない映像表示装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、通常モードで使用するときの画像処理と、ゲームモードで使用するときの画像処理を異ならせ、ゲームモードでは通常モードの高画質の画像処理を省略もしくは簡略化して、表示の即時性を重視した画像処理を行うことをその特徴としており、本発明を適用する映像表示装置は、上記のような構成に限定されることなく、入力映像を表示可能な各種の映像表示装置を適用することができる。
本発明を適用可能な映像表示装置の一例を説明するための図である。 本発明に係わる映像表示装置の信号処理例を詳しく説明するための図である。
符号の説明
11a〜11c…A/D変換器、12…映像信号変換部、12a…3次元Y/C分離回路、12b,12d…3次元ノイズリダクション回路、12c…3次元I/P変換回路、12e…2次元Y/C分離回路、13…映像信号変換用メモリ、13a〜13d…フレームメモリ、14…画質調整部、15…ドライバ、16…表示素子、17…表示系オーバードライブ回路、18…フレームメモリ、21,21a〜21c…A/D変換器、22,22a〜22c…遅延回路。

Claims (6)

  1. 入力した映像コンテンツの映像信号を表示するための映像変換処理、及び映像信号の画質を改善する画質改善処理を行う映像信号処理手段を有し、入力した映像コンテンツに前記映像信号処理手段による処理を加えて表示装置に出力する映像表示装置において、該映像表示装置は、ゲームコンテンツを前記映像コンテンツとして出力するゲームモードと、通常の映像コンテンツを出力する通常モードとを少なくとも切り換え可能に有し、前記映像表示装置が前記ゲームモードに設定されている場合、前記映像信号処理手段による処理を変更し、通常モードに比して処理を省略または簡略化して映像信号の入力から表示出力までの時間を短縮することを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置において、前記通常モードで使用する前記映像信号処理手段は、時間的に前後する画面から新たな映像信号を生成する3次元映像処理を行い、前記ゲームモードでは、前記3次元映像処理を行わず、または前記3次元映像処理に代えて2次元の映像処理を行うことを特徴とする映像表示装置。
  3. 請求項2に記載の映像表示装置において、前記3次元映像処理は、3次元Y/C分離処理、3次元ノイズリダクション処理、3次元I/P変換処理、及び3次元オーバードライブ処理のいずれかまたは複数であることを特徴とする映像表示装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1に記載の映像表示装置において、該映像表示装置は、前記映像コンテンツの音声信号を遅延させる遅延回路を有し、該遅延回路は、前記映像信号処理手段による処理時間に合わせて音声の遅延時間を設定し、映像表示に合わせて音声出力を行うようにすることを特徴とする映像表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載の映像表示装置において、前記通常モードで使用する前記映像信号処理手段の処理回路のうち、前記ゲームモードに設定されているときに使用しない処理回路に対して電源を供給しないことにより、前記ゲームモード時の消費電力を低減させることを特徴とする映像表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の映像表示装置において、該映像表示装置は、放送番組コンテンツを受信する受信手段と、該受信した放送コンテンツを表示する表示装置とを備えるテレビジョン装置であって、前記入力映像コンテンツを前記表示装置に表示する機能を備えたことを特徴とする映像表示装置。
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