JP2007294374A - 非水電解液二次電池用負極材、該負極材を用いた非水電解液二次電池用負極および非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池用負極材、該負極材を用いた非水電解液二次電池用負極および非水電解液二次電池 Download PDF

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清志 鈴木
Tatsuya Nishida
達也 西田
Yoshito Ishii
義人 石井
Koichi Takei
康一 武井
Hiroshi Nakagawa
弘 中川
Kenji Asaoka
賢司 浅岡
Yoshihiro Shibuya
佳宏 渋谷
Masayuki Terasaka
雅行 寺坂
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Abstract

【課題】非配向性黒鉛質粒子の特長を維持し、放電容量、充放電効率、低温充電特性、サイクル特性および電極の高密度化に優れた非水電解液二次電池用負極材、負極および非水電解液二次電池を提供する。
【解決手段】複数の扁平状の黒鉛質微粒子が互いに非平行に集合或いは結合してなる塊状構造を有し、平均粒子径(50%D)が10μm以上50μm以下、アスペクト比が5以下、真比重が2.22以上、かさ密度が800kg/m以上1000kg/m以下、BET法で測定される比表面積が2.0m/g以上4.0m/g以下、波長5145Åのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、(1)式のR値が0.2未満であり、かつ空気気流中における示差熱分析で550℃以上620℃以下に発熱ピークを有し、昇温5℃/minにおけるピーク面積が100μV・s/mg以上500μV・s/mg以下である。
Figure 2007294374

【選択図】なし

Description

本発明は、黒鉛質粒子を用いた非水電解液二次電池用負極材とそれを用いた非水電解液二次電池及びその負極に関する。更に詳しくは、ポータブル電子機器、電気自動車、電力貯蔵用等に用いるのに好適な、放電負荷特性、低温充電特性及びサイクル特性に優れた非水電解液二次電池とそれを得るための負極、負極用黒鉛質粒子に関する。
負極材として用いられる黒鉛質粒子には、例えば、天然黒鉛質粒子、コークスを黒鉛化した人造黒鉛質粒子、有機系高分子材料、ピッチ等を黒鉛化した人造黒鉛質粒子、これらを粉砕した黒鉛質粒子などがある。これらの粒子は、有機系結着剤及び溶剤と混合して黒鉛ペーストとし、この黒鉛ペーストを銅箔の表面に塗布し、溶剤を乾燥させてリチウムイオン二次電池用負極として使用されている。例えば、特許文献1に示されるように、負極に黒鉛を使用することでリチウムのデンドライトによる内部短絡の問題を解消し、サイクル特性の改良を図っている。
しかしながら、黒鉛結晶が発達している天然黒鉛質粒子及びコークスを黒鉛化した人造黒鉛質粒子は、c軸方向の結晶の層間の結合力が結晶の面方向の結合に比べて弱いため、粉砕により黒鉛層間の結合が切れ、アスペクト比の大きい、いわゆる鱗状の黒鉛質粒子となる。この鱗状の黒鉛質粒子は、アスペクト比が大きいため、バインダーと混練して集電体に塗布して電極を作製した時に鱗状の黒鉛質粒子が集電体の面方向に配向し、その結果、黒鉛質粒子へのリチウムの吸蔵・放出の繰り返しによって発生するc軸方向の歪みにより電極内部の破壊が生じ、サイクル特性が低下する問題があるばかりでなく、放電負荷特性が悪くなる傾向がある。さらに、アスペクト比の大きな鱗状の黒鉛質粒子は比表面積が大きいため、集電体との密着性が悪く、多くのバインダーが必要となる問題点がある。集電体との密着性が悪いと集電効果が低下し、放電容量、放電負荷特性、サイクル特性等が低下する問題がある。また、比表面積が大きな鱗状の黒鉛質粒子は、これを用いたリチウムイオン二次電池の第1回サイクル目の不可逆容量が大きいという問題がある。比表面積の大きな鱗状の黒鉛質粒子は、リチウムを吸蔵した状態での熱安定性が低く、リチウムイオン二次電池用負極材料として用いた場合、安全性に問題がある。
また、近年、機器の高機能化により電池の高容量化や充電時間の短縮などが求められている。高容量化については、黒鉛の理論容量は370Ah/kg程度であり、黒鉛自身のさらなる容量増加は期待できない。よって、黒鉛系の負極材は、高密度化により詰め込む量を増加させる必要がある。
そこで、放電負荷特性、サイクル特性、第一回サイクル目の不可逆容量、高速充電容量および電極の高密度化を改善できる黒鉛質粒子が要求されている。
上記の要求を解決するものとして、偏平状の粒子を複数配向面が非平行となるように集合又は結合させてなる黒鉛質粒子(以下、非配向性黒鉛質粒子と称する)が提案されている(例えば、特許文献2等)。この非配向性黒鉛質粒子を負極材として用いたリチウムイオン二次電池は、高い放電容量を有し、且つ放電負荷特性、サイクル特性、第1回サイクル目の充放電効率に優れるためリチウムイオン二次電池に好適に使用できるものである。しかしながら、0℃付近において充電した場合の充電容量(低温充電特性)が低く、電極の高密度化により、第一回サイクル目の不可逆容量が大きくなるという課題があった。
特公昭62−23433号公報 特開平10−158005号公報 特開平5−307977号公報
また、黒鉛質粒子表面に低結晶性炭素を被覆することが、例えば、特許文献3で提案されている。しかし、単に黒鉛質粒子表面に低結晶性炭素を被覆すると、低結晶性炭素放電容量が小さく、初回充放電時の不可逆容量が大きいことに起因する放電容量、初回充放電効率の低下が生ずる。また、プレス後の電極で剥離や被覆層の崩壊などが生じやすいという課題が生じ、非配向性黒鉛質粒子の特徴が失われ、得られる非水電解液二次電池の特性は低下する。さらに、当該特許文献3には低温充電特性に対する低結晶性炭素被覆の効果については全く言及されていない。
上記を鑑みて、本発明は、非配向性黒鉛質粒子の特長を維持し、放電容量、充放電効率、低温充電特性、サイクル特性および電極の高密度化に優れた非水電解液二次電池用負極材、該負極材を用いた非水電解液二次電池用負極および非水電解液二次電池を提供することを目的とする。
本発明は、次の各項に記載される事項をその特徴とするものである。
(1)複数の扁平状の黒鉛質微粒子が互いに非平行に集合或いは結合してなる塊状構造を有し、平均粒子径(50%D)が10μm以上50μm以下、アスペクト比が5以下、真比重が2.22以上、かさ密度が800kg/m以上1000kg/m以下、BET法で測定される比表面積が2.0m/g以上4.0m/g以下、および波長5145Åのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、(1)式で求められるR値が0.2未満であり、かつ空気気流中における示差熱分析で550℃以上620℃以下に発熱ピークを有し、昇温5℃/minにおけるピーク面積が100μV・s/mg以上500μV・s/mg以下であることを特徴とする非水電解液二次電池用負極材。
Figure 2007294374
(I1580は、ラマンスペクトルにおいて、1580〜1620cm−1の範囲のピークP1強度、I1350は、1350〜1370cm−1の範囲のピークP2強度)
(2)かさ密度1800kg/mの時にBET法で測定される比表面積が4.0m/g以下であることを特徴とする上記(1)に記載の非水電解液二次電池用負極材。
(3)上記(1)または(2)に記載の非水電解液二次電池用負極材を用いてなることを特徴とする非水電解液二次電池用負極。
(4)上記(3)に記載の非水電解液二次電池用負極を用いてなることを特徴とする非水電解液二次電池。
本発明によれば、非配向性黒鉛質粒子の特長を維持し、放電容量、充放電効率、低温充電特性、サイクル特性および電極の高密度化に優れた非水電解液二次電池用負極材、該負極材を用いた非水電解液二次電池用負極および非水電解液二次電池を提供することが可能となる。つまり、良好な低温充電特性が要求されるポータブル電子機器、電気自動車、電力貯蔵用等に好適な非水電解液二次電池を提供することが可能となる。
本発明の非水電解液二次電池用負極材は、空気気流中における示差熱分析で550〜620℃に発熱ピークを有することを主たる特徴とする。このような発熱ピークを有する負極材は、後述するように、核となる黒鉛質粒子の表面に、適当な炭素被覆処理を施すことで得られる。また、昇温5℃/minにおける発熱ピークの面積が、100μV・s/mg〜500μV・s/mgの範囲であることが最も好ましい。このピーク面積が100μV・s/mg未満であると、低温充電特性の向上幅が小さく、一方、500μV・s/mgを超えると初回充放電効率及びサイクル特性が低下する傾向にある。
上記核となる黒鉛質粒子としては、塊状の人造黒鉛であることが非水電解液二次電池の特性(サイクル性、放電負荷特性等)を高めるという点で好ましく、さらに該塊状黒鉛質粒子(二次粒子)は、複数の扁平状の黒鉛質微粒子(一次粒子)が互いに非平行に集合或いは結合した構造を有することが好ましい。ここで、扁平状の粒子とは、長軸と短軸を有する形状の粒子のことであり、完全な球状でないものをいい、例えば鱗状、鱗片状、一部の塊状等の形状のものがこれに含まれる。また、粒子が互いに非平行とは、それぞれの粒子の扁平した面、換言すれば最も平らに近い面を配向面として、複数の扁平状の粒子がそれぞれの配向面を一定の方向に向けることのない状態をいう。また、結合した構造とは互いの粒子が、タール、ピッチ等のバインダーを炭素化した炭素質を介して化学的に結合している状態をいい、集合した構造とは互いの粒子が化学的に結合してはないが、その形状等に起因して、その集合体としての形状を保っている状態をいう。機械的な強度の観点からは結合した構造であることが好ましい。さらに、上記核となる黒鉛質粒子のアスペクト比は5以下であることが好ましい。ここで、アスペクト比が5を越える塊状黒鉛質粒子を用いた場合、これを炭素被覆処理して得られる負極材のアスペクト比も大きくなり、その結果として非水電解液二次電池のサイクル性や放電負荷特性が低下する傾向にあるため好ましくない。なお、本発明におけるアスペクト比は、走査型電子顕微鏡(SEM)により拡大された複数の黒鉛質粒子の中から任意に100個の黒鉛質粒子を選択し、それぞれの形状を様々な方向から観察することで、黒鉛質粒子の長軸方向の長さAおよび短軸方向の長さBを、各黒鉛質粒子の3次元的な特徴を考慮した上で決定し、A/Bの平均値を算出して求めることができる。例えば、黒鉛質粒子が鱗状、板状、ブロック状等のように薄く平たく厚さを有する場合には、短軸方向の長さBは粒子の厚みとなる。また、棒状、針状のような粒子の場合、長軸方向の長さAは粒子の長さであり、短軸方向の長さBは棒状(又は針状等)粒子の太さとなる。また、粒子に機械的な力を加え、形状を変化させたような場合には、近似的に粒子の形状を判断し、A及びBの値を決定する。また、上記核となる黒鉛質粒子の平均粒子径(メディアン径、50%D)は10〜50μmであることが好ましい。なお、本発明において、平均粒子径は、レーザー回折粒度分布測定装置を用い50%Dとして測定された値である。また、1つの二次粒子は、扁平状の一次粒子が3個以上集合又は結合しているものであることが好ましく、5個以上であることがより好ましい。また、個々の扁平状の一次粒子の大きさは、平均粒径で1〜100μmであることが好ましく、5〜80μmであることがより好ましく、5〜50μmであることが特に好ましく、これらが集合又は結合した二次粒子の平均粒径の2/3以下であることが好ましい。また、個々の扁平状の一次粒子のアスペクト比は、100以下であることが好ましく、50以下であることがより好ましく、20以下であることが特に好ましい。なお、一次粒子のアスペクト比の好ましい下限としては1.2であり、球状でないことが好ましい。
また、上記核となる黒鉛質粒子は、例えば、特開平10−158005号公報に開示されているような方法によって作製することができる。即ち、黒鉛化可能な骨材又は黒鉛と黒鉛化可能なバインダーに、黒鉛化触媒を添加して混合し、焼成、黒鉛化した後、粉砕することで得ることができる。上記黒鉛化可能な骨材としては、例えば、フルードコークス、ニードルコークス等の各種コークス類が使用可能である。また、天然黒鉛や人造黒鉛などの既に黒鉛化されている骨材を使用しても良い。上記黒鉛化可能なバインダーとしては、例えば、石炭系、石油系、人造等の各種ピッチ、タールが使用可能である。上記黒鉛化触媒としては、鉄、ニッケル、チタン、ホウ素等、これらの炭化物、酸化物、窒化物等が使用可能である。また、黒鉛化触媒は、黒鉛化可能な骨材又は黒鉛と黒鉛化可能なバインダーの合計量100質量部に対して1〜50質量部添加することが好ましい。黒鉛化触媒の添加量が1質量部未満であると黒鉛質粒子の結晶の発達が悪くなり、充放電容量が低下する傾向にある。一方、50質量部を超えると均一に混合することが困難となり、作業性が低下する傾向にある。また、上記焼成は、混合物が酸化し難い雰囲気で行うことが好ましく、そのような雰囲気としては、例えば、窒素雰囲気、アルゴンガス雰囲気、真空中等が挙げられる。また、黒鉛化時の温度は2000℃以上であることが好ましく、2500℃以上であることがより好ましく、2800℃以上であることがさらに好ましい。この温度が2000℃未満では、黒鉛の結晶の発達が悪くなると共に、黒鉛化触媒が作製した黒鉛質粒子に残存し易くなり、いずれの場合も充放電容量が低下する傾向にある。また、上記粉砕の方法は、特に限定されず、例えば、ジェットミル、振動ミル、ピンミル、ハンマーミル等の既知の方法を用いることができる。
また、本発明の非水電解液二次電池用負極材は、平均粒子径が10μm以上50μm以下、アスペクト比が5以下、真比重が2.22以上、かさ密度が800kg/m以上1000kg/m以下、BET法で測定される比表面積が2.0m/g以上4.0m/g以下、好ましくは3.0m/g以下であり、波長5145Åのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、R=I1350/I1580(I1580はラマンスペクトルにおいて、1580〜1620cm−1の範囲のピークP1の強度、I1350は1350〜1370cm−1の範囲のピークP2の強度)で示されるR値が0.2未満であることが好ましい。
上記負極材の平均粒子径が10μm未満の場合、比表面積が大きくなり初回充放電効率が低下する傾向にある。一方、この平均粒子径が50μmを越える場合、電極面に凸凹が発生しやすくなり、電池の短絡の原因となることがある。
また、上記負極材のアスペクト比が5を越える場合、電極とした時に粒子が集電体面方向に配向しやすくなり、サイクル性、放電負荷特性が低下する傾向にある。
また、上記真比重が2.22未満の場合、放電容量が低下する傾向にある。なお、真比重は、ブタノール置換法により測定されたものをいう。
また、上記かさ密度が800kg/m未満である場合、電極塗工性が悪化、初回不可逆容量が増加する傾向にある。一方、かさ密度が1000kg/mを越える場合、被覆炭素量が一般に過剰であり、放電容量が低下、初回不可逆容量が増加、電極密着性が低下する傾向にある。なお、かさ密度は、負極材を容器に充填し、その容積が変化しなくなるまでタップを繰り返した後の負極材の体積と負極材の重さから算出されたものをいう。
また、上記比表面積が2.0m/g未満の場合、被覆炭素量が一般に過剰であり、放電容量が低下、初回不可逆容量が増加、電極密着性が低下する傾向にある。一方、比表面積が4.0m/gを越えることは被覆炭素が何らかの原因で多孔質化した場合に見られ、初回不可逆容量が増加する傾向があり、好ましくない。なお、比表面積は液体窒素温度での窒素吸着量を測定し、BET法に従って算出される。
また、上記R値が0.2を越える場合、被覆炭素量が過剰であり、放電容量が低下、初回不可逆容量が増加、電極密着性が低下する傾向にある。なお、波長5145Åのアルゴンレーザー光を用いて測定されたラマンスペクトル中、1580〜1620cm−1の範囲のピークP1は高結晶性炭素、1350〜1370cm−1の範囲のピークP2は低結晶性炭素に対応する。
また、本発明の非水電解液二次電池用負極材は、かさ密度1800kg/mの時にBET法で測定される比表面積が4.0m/g以下であることが好ましい。なお、ここでのかさ密度は、以下のようにして調整される。つまり、図1のような、底部の内径が15mmφの凹部3を有する金型(下)1に試料負極材を1.0g入れ、さらに当該凹部3に上部押し型(金型(上)2)を挿入し、機械強度試験機(例えば、島津製作所オートグラフ)を用い、上部押し型に荷重を印加し、負極材試料の厚さ(h1)を調節することで、当該厚さh1、金型凹部の内径および負極材の重さから算出されるかさ密度を1800kg/mに合わせる。また、比表面積は、荷重を印加されて円柱状になった該負極材を乳鉢などを用いて軽く砕いた後、測定セルに入れ、測定する。一般的に、非水系電解液二次電池用負極材(黒鉛質粒子)は、荷重を印加することにより比表面積が若干増加するが、黒鉛質粒子を非晶質炭素で被覆した非水系電解液二次電池用負極材は、荷重を印加することにより、表面の非晶質炭素層が崩壊し、比表面積の大幅な増加が生じる。特に、ポリビニルアルコールなどの、炭素と炭素が鎖状で結合している樹脂などでできた非晶質炭素層では、比表面積の増加が見られ、初回充放電効率の低下につながる。一方、ピッチ系の高分子化合物等から得られる特定の非晶質炭素層では、荷重印加による比表面積の増加が抑制され、初回充放電効率の低下を防ぐことができる。
本発明の非水電解液二次電池用負極材は、前述のとおり、上記核となる黒鉛質粒子の表面に対し、適当な炭素被覆処理を施すことで製造することができ、好ましくは、ピッチ系高分子化合物を溶解した溶液に核となる黒鉛質粒子を分散混合させた後、溶媒を除去して得られるピッチ系高分子化合物被覆黒鉛質粒子を焼成することで、当該ピッチ系高分子化合物を炭素化し、本発明の負極材とする。なお、ポリビニルアルコールなどの一部の熱可塑性樹脂やフェノール樹脂などの熱硬化樹脂を被覆炭素原料として用いた場合には、所望の各種物性、特に発熱ピークを有する負極材を得ることができない。ピッチ系高分子化合物は、液相経由で炭素化し、比表面積の小さな炭素を生成するため、黒鉛質粒子表面を被覆した場合、比表面積が小さくなり、初回不可逆容量の小さな負極材が得られる。
上記ピッチ系高分子化合物としては、例えば、エチレンヘビーエンドピッチ、石油系ピッチ、コールタールピッチ、アスファルト分解ピッチ、ポリ塩化ビニル等を熱分解して生成するピッチ、ナフタレン等を超強酸存在下で重合させて作製される合成ピッチ等が使用できる。
また、上記溶媒としては、ピッチ系高分子化合物を溶解するものであれば特に制限はなく、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン、ベンゼン、キノリン、ピリジン、クレオソート油など使用することができる。また、溶媒の除去は、常圧あるいは減圧雰囲気で加熱することによって行うことができる。溶媒除去の際の温度は、雰囲気が大気の場合、200℃以下であることが好ましい。溶媒除去温度が200℃を越えると、雰囲気中の酸素とピッチ系高分子化合物及び溶媒(特にクレオソート油を用いた場合)が反応し、焼成によって生成する炭素量が変動、また多孔質化が進み、負極材としての本発明の特性範囲を逸脱し、所望の特性を発現できなくなる場合がある。
また、分散混合する装置は、プロペラ式の撹拌棒をつけた簡易的な装置でも使用できるが、バッチ型ニーダ、連続型ニーダ、ドラムミキサー、らいかい機、ナウターミキサー、プラネタリーミキサー、ヘンシェルミキサーなど2軸式で高速分散混合できる装置がより好ましい。また、分散混合内の圧力は常圧、加圧、減圧は問わず、雰囲気も空気、窒素など、特に制限なく使用することができる。
また、上記焼成は、その最高温度を700〜1400℃とすることが好ましい。700℃未満では、初回不可逆容量が大きくなる傾向にある。一方、1400℃を越えて加熱しても負極材としての性能にはほとんど変化がなく、生産コストの増加を引き起こす。また、焼成時の雰囲気は、非酸化性雰囲気であることが好ましく、非酸化性雰囲気としては、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気、真空雰囲気、循環された燃焼排ガス雰囲気等が挙げられる。また、焼成時間(最高温度での保持時間)は、ピッチ系高分子化合物が炭素化するのに十分な時間であれば良く、特に限定されないが、0.5〜2時間程度である。
また、上記のようにして作製された負極材を、必要に応じて、解砕処理、分級処理、篩分け処理し、本発明の非水電解液二次電池用負極材としてもよい。
本発明の非水電解液二次電池用負極は、本発明の負極材(負極活物質)を用いてなることを特徴とするものであり、その具体的な製造方法としては、例えば、本発明の負極材を有機系結着剤(バインダー)及び溶媒と共に混練して得られる負極材スラリーの粘度を調整した後、これを、例えば集電体に塗布し、該集電体と一体化して得ることができる。また、上記ペーストをシート状、ペレット状等の形状に成形し、これを、例えば、ロール、プレス等の成形法により集電体と一体化して得ることもできる。
上記有機系結着剤としては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和カルボン酸エステル、さらに、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸やイオン導電性の大きな高分子化合物が挙げられる。イオン導電率の大きな高分子化合物としては、例えば、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド、ポリエピクロヒドリン、ポリフォスファゼン、ポリアクリロニトリル等が使用できる。有機系結着剤の含有量は、負極材と有機系結着剤との混合物100質量部に対して、1〜20質量部の範囲であることが好ましい。
上記溶媒としては、特に限定されないが、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、イソプロパノールなどを用いることができる。また、溶媒量は、所望の粘度に調整できればよく、特に限定されないが、負極材スラリー100質量部に対して30〜70質量部の範囲であることが好ましい。
また、上記負極スラリーの粘度を調整するために、増粘剤を添加してもよい。増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸(塩)、酸化スターチ、リン酸化スターチ、カゼインなどが挙げられる。
上記集電体としては、特に限定されないが、例えば、ニッケル、銅等の箔、メッシュなどが使用できる。
本発明の非水電解液二次電池は、本発明の非水電解液二次電池用負極を用いてなることを特徴とするものであり、その具体的な製造方法としては、例えば、本発明の負極をセパレータを介して正極を対向して配置し、電解液を注入することにより製造することができる。このようにして得られる本発明の非水電解液二次電池は、従来の炭素材料を負極に用いた非水電解液二次電池と比較して、不可逆容量が小さく、サイクル特性、低温充電特性に優れたものとなる。非水電解液二次電池の代表例としては、リチウム二次電池が挙げられる。
上記正極に用いられる材料としては、特に制限はなく、例えば、LiNiO、LiCoO、LiMn、Cr、Cr、V、V13、VO、MnO、TiO、MoV、TiS、V、VS、MoS、MoS、ポリアニリン、ポリピロール等の導電性ポリマー、多孔質炭素等を単独あるいは混合して使用することができる。
上記電解液としては、特に限定されないが、例えば、LiClO、LiPF、LiAsF、LiBF、LiSOCF等のリチウム塩を、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、シクロペンタノン、スルホラン、3−メチルスルホラン、2,4−ジメチルスルホラン、3−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、ブチルメチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、ブチルエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、酢酸メチル、酢酸エチル等の単体、2成分及び3成分混合物等の非水系溶剤に溶解したいわゆる有機電解液を使用することができる。
上記セパレータとしては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを主成分とした不織布、クロス、微孔フィルム又はこれらを組み合わせたものを使用することができる。
(実施例)
以下、実施例を用いて、本発明をさらに具体的に説明する。
1.核となる黒鉛質粒子の作製
平均粒子径が5μmのコークス粉末100質量部、タールピッチ40質量部、平均粒子径が48μmの炭化珪素25質量部及びコールタール20質量部を混合し、270℃で1時間混合した。得られた混合物を粉砕し、ペレット状に加圧成形、窒素中900℃で焼成、アチソン炉を用いて3000℃で黒鉛化、ハンマーミルを用いて粉砕、200メッシュ標準篩を通過させ、黒鉛質粒子を作製した。
得られた黒鉛質粒子の走査型電子顕微鏡(SEM)写真によれば、この黒鉛質粒子は、複数の偏平状の黒鉛質微粒子が互いに非平行に集合又は結合した構造を有していた。また、得られた黒鉛質粒子の物性値を表1に示す。各物性値の測定方法は以下の通りである。
(1)平均粒子径:(株)島津製作所製レーザー回折粒度分布測定装置SALD−3000を用い、50%Dでの粒子径を測定した。
(2)アスペクト比:走査型電子顕微鏡(SEM)により拡大された複数の黒鉛質粒子の中から任意に100個の黒鉛質粒子を選択し、それぞれの形状を様々な方向から観察することで、黒鉛質粒子の長軸方向の長さAおよび短軸方向の長さBを、各黒鉛質粒子の3次元的な特徴を考慮した上で決定し、A/Bの平均値を算出し、これをアスペクト比とした。
(3)真比重:ブタノール置換法によって測定した。
(4)かさ密度:200mlのガラス製メスシリンダーに黒鉛質粒子試料を入れ、タッピングし、試料容積が変化しなくなったところでの試料容積を測定し、試料重量を試料容積で除して算出した。
(5)比表面積:micromeritics社製 ASAP 2010を用い、液体窒素温度での窒素吸着を多点法で測定、BET法に従って算出した。
(6)ラマンスペクトルピーク強度比:日本分光製 NRS−2100を用い、レーザー出力10mW、分光器Fシングル、入射スリット幅800μm、積算回数2回、露光時間120秒にて測定を行った。
(7)示差熱分析:セイコーインスツル製 示差熱熱重量同時測定装置 EXSTAR6000 TG/DTAを用い、乾燥空気を300ml/min導入し、室温(20℃)〜450℃まで15℃/min、450℃〜620℃まで5℃/minで昇温した。
Figure 2007294374
(実施例1〜4)
石油系ピッチ(軟化点230〜265℃、炭化率80%)7.5g(実施例1)、3.75g(実施例2)、1.5g(実施例3)、0.75g(実施例4)をそれぞれ溶解したクレオソート油1000gをプラネタリーミキサーに入れ、これに表1に示した黒鉛質粒子600gを添加し、室温で1時間混合した。得られたピッチ被覆黒鉛質粒子を窒素流通下、20℃/hの昇温速度で900℃まで昇温し、1時間保持して炭素被覆黒鉛質粒子とした。得られた炭素被覆黒鉛質粒子を250メッシュの標準篩に通し、負極材試料とした。得られた各実施例の負極材試料の特性を表2に示す。
(比較例1〜3)
比較例1として、表1に示した黒鉛質粒子を負極材試料とした。また、比較例2及び3として、石油系ピッチ添加量をそれぞれ22.5g、45gとし、以下、実施例1と同様にして負極材試料を作製した。得られた各比較例の負極材試料の特性を表2に示す。
(比較例4〜6)
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム1gを溶解したイオン交換水に、ポリビニルアルコール(重合度1700、完全けん化型)を154g(比較例4)、76g(比較例5)、15g(比較例6)を溶解した。得られた各混合水溶液と表1に示した黒鉛質粒子2000gを、加熱機構を有する双腕型混錬機に投入し、室温で1時間混合し、次いで120℃に温度を上げ、水を蒸発、除去し、ポリビニルアルコール被覆黒鉛質粒子を得た。得られたポリビニルアルコール被覆黒鉛質粒子を空気中、200℃で5時間加熱処理を行い、ポリビニルアルコールを不融化し、次いで窒素流通下、20℃/hの昇温速度で900℃まで昇温し、1時間保持して炭素被覆黒鉛質粒子とした。得られた炭素被覆黒鉛質粒子をカッターミルで解砕、250メッシュの標準篩を通し、負極材試料とした。得られた各比較例の負極材試料の特性を表2に示す。
Figure 2007294374
実施例1〜4および比較例1〜6の各負極材試料について、表3に示した条件でリチウムイオン二次電池用負極としての評価を行った。これらの結果を表4に示した。
Figure 2007294374
Figure 2007294374
表4より、複数の扁平状の黒鉛質微粒子が互いに非平行に集合或いは結合してなる塊状構造を有し、平均粒子径が10〜50μm、アスペクト比が5以下、真比重が2.22以上、かさ密度が800〜1000kg/m、比表面積が2.0〜4.0m/gであり、なおかつ示差熱分析で550℃以上620℃以下に発熱ピークを有し、発熱ピーク面積が100〜500μV・s/mg、ラマンスペクトルピーク強度比Rが0.2未満である実施例1〜4の負極材を用いたリチウムイオン二次電池は、上記のいずれかの物性を満たさない比較例、より具体的には、所定範囲に発熱ピークを有しない比較例1、4〜6の負極材や所定範囲に発熱ピークを有するも発熱ピーク面積が所定範囲にない比較例2、3の負極材を用いたリチウムイオン二次電池に比べて、初回充放電容量、初回充放電効率、0℃充電容量およびサイクル維持率の全てにおいて良好な値を示していることが分かる。
本発明において、かさ密度を測定する際に用いる金型の概略断面図。
符号の説明
1 金型(下)
2 金型(上)
3 凹部(試料充填部)

Claims (4)

  1. 複数の扁平状の黒鉛質微粒子が互いに非平行に集合或いは結合してなる塊状構造を有し、平均粒子径(50%D)が10μm以上50μm以下、アスペクト比が5以下、真比重が2.22以上、かさ密度が800kg/m以上1000kg/m以下、BET法で測定される比表面積が2.0m/g以上4.0m/g以下、および波長5145Åのアルゴンレーザー光を用いたラマンスペクトル分析において、(1)式で求められるR値が0.2未満であり、かつ空気気流中における示差熱分析で550℃以上620℃以下に発熱ピークを有し、昇温5℃/minにおけるピーク面積が100μV・s/mg以上500μV・s/mg以下であることを特徴とする非水電解液二次電池用負極材。
    Figure 2007294374
    (I1580は、ラマンスペクトルにおいて、1580〜1620cm−1の範囲のピークP1強度、I1350は、1350〜1370cm−1の範囲のピークP2強度)
  2. かさ密度1800kg/mの時にBET法で測定される比表面積が4.0m/g以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解液二次電池用負極材。
  3. 請求項1または2に記載の非水電解液二次電池用負極材を用いてなることを特徴とする非水電解液二次電池用負極。
  4. 請求項3に記載の非水電解液二次電池用負極を用いてなることを特徴とする非水電解液二次電池。
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