JP2007293324A - 光学積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光透過性基材の上に、少なくとも(1)上記基材に隣接するハードコート層A及び(2)ハードコート層Bが形成されてなる積層体であって、上記基材とハードコート層Aとの界面が実質的に存在しないことを特徴とする光学積層体。
【選択図】 なし
Description
上記ハードコート層Bは、6以上の官能基を有するウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含む組成物Bを用いて形成されてなるものであることが好ましい。
上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物は、重量平均分子量1000〜50000であることが好ましい。
上記ハードコート層Aは、重量平均分子量200以上であり、かつ、3以上の官能基を有する化合物Aを含む組成物Aを用いて形成されてなるものであることが好ましい。
上記化合物Aは、(メタ)アクリレート系化合物及びウレタン(メタ)アクリレート系化合物の少なくとも1種であることが好ましい。
上記組成物Aは、上記基材に対して浸透性又は溶解性を有する溶剤を含むものであることが好ましい。
上記光学積層体は、干渉縞が実質的に存在しないものであることが好ましい。
上記ハードコート層A及び上記ハードコート層Bの鉛筆硬度が4H以上であることが好ましい。
上記ハードコート層Aのビッカース硬度は450N/mm以上であり、ハードコート層Bのビッカース硬度は550N/mm以上であることが好ましい。
上記光学積層体は、1)ハードコート層Aとハードコート層Bとの間、2)ハードコート層Bの上又は3)ハードコート層Aの下に、帯電防止層、防眩層、低屈折率層、防汚層又はこれらの2種以上の層を形成してなるものであることが好ましい。
上記光学積層体は、反射防止用積層体として用いられるものであることが好ましい。
本発明はまた、光透過性基材の上に組成物Aを塗布してハードコート層Aを形成する工程(1)、及び、上記ハードコート層Aの上に組成物Bを塗布してハードコート層Bを形成する工程(2)を有する光学積層体の製造方法であって、上記組成物Aは、重量平均分子量200以上であり、かつ3以上の官能基を有する化合物A、及び、上記光透過性基材に対して浸透性又は溶解性を有する溶剤を含み、上記組成物Bは、6以上の官能基を有するウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含むことを特徴とする光学積層体の製造方法でもある。
光透過性基材は、平滑性、耐熱性を備え、機械的強度に優れたものが好ましい。光透過性基材を形成する材料の具体例としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、又は、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくはポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテートが挙げられる。特に好ましくは、セルローストリアセテートが挙げられる。
また、セルローストリアセテートの代替基材として旭化成ケミカルズ(株)製のFVシリーズ(低複屈折率、低光弾性率フィルム)も好ましい。
本発明における「ハードコート層」とは、JIS5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験で「H」以上の硬度を示すものをいう。
例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール、メチルグリコール、メチルグリコールアセテート、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類;蟻酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、乳酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ニトロメタン、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等の含窒素化合物;ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエタン、テトラクロルエタン等のハロゲン化炭化水素;ジメチルスルホキシド、炭酸プロピレン等のその他の物;又はこれらの2種以上の混合物が挙げられる。より好ましい溶剤としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン等の少なくとも1種が挙げられる。
特に、ハードコート層Aを形成するための組成物Aとしては、原料成分として、重量平均分子量200以上であり、かつ、3以上の官能基を有する化合物(化合物A)を含む組成物(混合物)を用いることが好ましい。このような化合物Aを用いることにより、干渉縞の発生を効果的に抑制することができる。
特に、ハードコート層Bを形成するための組成物Bとしては、原料成分として、6以上(好ましくは6以上15以下)の官能基を有するウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含む組成物(混合物)を用いることが望ましい。上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物としては、特に重量平均分子量1000〜50000(好ましくは1500〜40000)のウレタン(メタ)アクリレート系化合物の少なくとも1種を好適に用いることができる。
本発明では、組成物A又は組成物Bには、必要に応じて重合開始剤、帯電防止剤、防眩剤等の添加剤が含まれていても良い。
具体的には、アセトフェノン系光重合開始剤に対し、ベンゾフェノン又はチオキサントン光増感剤を用いることが好ましい。
本発明の基本層構成として、光透過性基材の上に、少なくともハードコート層A及びハードコート層Bが形成されていれば良い。例えば、光透過性基材上に隣接してハードコート層Aが形成され、ハードコート層Aに隣接してハードコート層Bが形成されてなる3層構造が挙げられる。この場合、本発明積層体の光透過性等を損わない範囲内で、必要に応じて1)ハードコート層Aとハードコート層Bの層間、2)ハードコート層Bの上又は3)ハードコート層Aの下に他の層(帯電防止層、防眩層、低屈折率層、防汚層、接着剤層、他のハードコート層等)の1層又は2層以上を適宜形成することができる。これらの層は、公知の反射防止用積層体と同様のものを採用することもできる。
帯電防止層は、帯電防止剤及び樹脂を含む組成物により形成できる。この場合、溶剤を使用することもできる。帯電防止剤及び溶剤としては、上述のハードコート層の項で説明したものを使用することができる。帯電防止層の厚さは限定されないが、30nm〜1μm程度とすることが好ましい。
防眩層は、例えば透過性基材とハードコート層又は低屈折率層(後記)との間に形成されて良い。防眩層は、樹脂及び防眩剤を含む樹脂組成物から形成されて良い。
プラスチックビーズの具体例としては、ポリスチレンビーズ(屈折率1.60)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49〜1.535)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54〜1.58)、ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物ビーズ(屈折率1.66)、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物ビーズ(屈折率1.52〜1.66)、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物ビーズ(屈折率1.66)ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ等が挙げられる。上記プラスチックビーズは、その表面に疎水性基を有することが好ましく、例えば、スチレンビーズを挙げることができる。シリカビーズとしては、球状シリカ、不定形シリカ等を挙げることができる。その他、有機・無機複合のシリカ・アクリル複合化合物ビーズ(屈折率1.52)なども用いられる。これらは、2種以上を併用してもよい。
30≦Sm≦600
0.05≦Rz≦1.60
0.1≦θa≦2.5
0.3≦R≦15
を全て満たすものが好ましい。
Δa=tanθa=(各凹凸の極小部と極大部の差(各凸部の高さに相当)の総和/基準長さ)で求められる。基準長さとは、測定機SE−3400で粗さ曲線のカットオフ値λc、実際に触針する評価長さにあたる。
ビーズ類の平均粒径は限定されないが、一般的には0.5μm以下とし、好ましくは0.1〜0.25μmとする。
低屈折率層は、外部からの光(例えば、蛍光灯、自然光等)が光学積層体の表面にて反射する際、その反射率を低くするという役割を果たす層である。
低屈折率層は、例えば、防眩層の表面に形成された場合、その屈折率が防眩層より低いものである。本発明の好ましい態様によれば、防眩層の屈折率が1.5以上であり、低屈折率層の屈折率が1.5未満であり、好ましくは1.45以下で構成されてなるものが好ましい。
dA=mλ/(4nA) (I)
(上記式中、
nAは低屈折率層の屈折率を表し、
mは正の奇数を表し、好ましくは1を表し、
λは波長であり、好ましくは480〜580nmの範囲の値である)
を満たすものが好ましい。
120<nAdA<145 (II)
を満たすことが低反射率化の点で好ましい。
防汚層は、光学積層体の最表面に汚れ(指紋、水性又は油性のインキ類、鉛筆等)が付着しにくく、又は付着した場合でも容易に拭取ることができるという役割を担う層である。本発明の好ましい態様によれば、低屈折率層の最表面の汚れ防止を目的として防汚層を設けても良く、特に低屈折率層が形成された光透過性基材の一方の面と反対の両側に防汚層が設けることが好ましい。防汚層の形成により、光学積層体(反射防止用積層体)に対して防汚性と耐擦傷性のさらなる改善を図ることが可能となる。低屈折率層がない場合でも、最表面の汚れ防止を目的として防汚層を設けても良い。
本発明の光学積層体は、界面が実質的に存在しない。ここで、「界面が(実質的に)存在しない」とは、1)二つの層面が重なり合ってはいるが実際に界面が存在しないこと、及び2)屈折率からみて両者の面に界面が存在していないと判断される場合をも含むものをいう。「界面が(実質的に)存在しない」との具体的な基準としては、例えば次のようにする。すなわち、光学積層体の干渉縞観察(サンプル裏面に黒テープを貼り、3波長蛍光灯で上から目視観察)により干渉縞が目視される場合には、断面をレーザー顕微鏡により観察すると、界面が確認される。これを「界面が存在する」と認定し、干渉縞観察にて干渉縞が目視で確認できない若しくは、極めて弱い場合には、レーザー顕微鏡観察では、界面が見られない、もしくは極めて薄くしか見えない状態となる。これを「界面が実質的に存在しない」と認定する。
ハードコート層形成用組成物として、下記に示す組成A〜組成Iをそれぞれ調製した。
・ポリエステルアクリレート(東亞合成社製;M9050、3官能、分子量418): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・メチルエチルケトン(以下、「MEK」という): 10質量部
・ポリエステルアクリレート(東亞合成社製;M9050、3官能、分子量418): 5質量部
・ウレタンアクリレート(日本化薬社製;DPHA40H、10官能、分子量約7000): 5質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ポリエチレングリコールジアクリレート(東亞合成社製;M240、2官能、分子量302): 2質量部
・ウレタンアクリレート(日本化薬社製;DPHA40H、10官能、分子量 約7000): 6質量部
・ウレタンアクリレート(荒川化学社製;BS371、10官能以上、分子量 約4万): 2質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ポリエチレングリコールジアクリレート(東亞合成社製;M240、2官能、分子量302): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ウレタンアクリレート(日本合成社製;紫光UV3520−TL、2官能、分子量14000): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ウレタンアクリレート(日本合成社製;紫光UV1700B、10官能、分子量2000): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ポリエステルアクリレート(東亞合成社製;M9050、3官能、分子量418): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・トルエン: 10質量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製;DPHA、6官能、分子量524): 2.5質量部
・ウレタンアクリレート(日本合成社製;紫光UV1700B、10官能、分子量2000): 2.5質量部
・ウレタンアクリレート(荒川化学社製;BS371、10官能以上、分子量約4万): 2.5質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE127): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製;DPHA、6官能、分子量524): 2質量部
・ウレタンアクリレート(日本合成社製;紫光UV1700B、10官能、分子量2000): 2質量部
・ウレタンアクリレート(荒川化学社製;BS371、10官能以上、分子量約4万): 3質量部
・表面処理されたコロイダルシリカ: 3質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
ハードコート層形成用組成物として、下記の組成a〜組成e及び組成a’をそれぞれ調製した。
組成a
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製DPHA、6官能、分子量547): 5質量部
・ウレタンアクリレート(荒川化学社製;BS371、10官能以上、分子量 約4万): 5質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬社製PET30、3官能、分子量298): 5質量部
・ウレタンアクリレート(根上工業社製;HDP、10官能、分子量4500): 5質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
・ウレタンアクリレート(日本合成社製;紫光UV1700B、10官能、分子量2000): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・イソシアヌル酸EO変性ジアクリレート(東亞合成社製;M215、2官能、分子量369): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製DPHA、6官能、分子量547): 10質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製DPHA、6官能、分子量547): 5質量部
・ウレタンアクリレート(荒川化学社製;BS371、10官能以上、分子量 約4万): 5質量部
・防汚剤(日本化薬社製UT3971): 0.5質量部
・重合開始剤(チバスペシャリティ製;IRGACURE184): 0.4質量部
・MEK: 10質量部
セルローストリアセテートフィルム(厚み80μm)の片面に、下層のハードコート層A形成用組成物として組成Aの樹脂配合物を、湿潤重量26g/m2(乾燥重量13g/m2)で塗布した。70℃にて60秒乾燥し、紫外線50mJ/cm2を照射して下地用のハードコート層Aを形成した。
さらに、ハードコート層Aの上に、上層のハードコート層B形成用組成物として組成aの樹脂配合物を、湿潤重量26g/m2(乾燥重量13g/m2)で塗布した。70℃にて60秒乾燥し、紫外線200mJ/cm2を照射することによりハードコート層Bを形成し、目的とする光学積層体を得た。
ハードコート層の形成において、下層のハードコート層A形成用組成物、及び、上層のハードコート層B形成用組成物として、それぞれ表1に示す樹脂配合物の組み合せ及び塗工量で各層を形成したほかは、実施例1と同様にして実施例2〜11の光学積層体をそれぞれ得た。
ハードコート層の形成において、下層のハードコート層A形成用組成物、及び、上層のハードコート層B形成用組成物として、それぞれ表2に示す樹脂配合物の組み合せ及び塗工量で各層を形成したほかは、実施例1と同様にして比較例1〜6の光学積層体を得た。
各実施例及び比較例で得られた光学積層体について、下記評価基準に基づいて評価した。その結果を表1及び表2に示す。
光学積層体のハードコート層と逆の面に、裏面反射を防止するための黒色テープを貼り、ハードコート層の面から光学積層体を目視により観察し、下記評価基準にて評価した。
評価基準
評価○:干渉縞の発生はなかった。
評価×:干渉縞の発生があった。
鉛筆硬度試験;鉛筆引っ掻き試験の硬度は、作製したハードコートフィルム(上記光学積層体(以下同じ。))を温度25℃、相対湿度60%の条件で2時間調湿した後、JIS−S−6006が規定する試験用鉛筆(硬度4H)を用いて、JIS−K−5400が規定する鉛筆硬度評価方法に従い、4.9Nの荷重にて実施した。
評価基準
評価○:傷なし/測定回数=4/5,5/5
評価×:傷なし/測定回数=0/5,1/5,2/5,3/5
作製したハードコートフィルムを横×縦=10cm×10cmの大きさにカットし、温度20℃、相対湿度60%環境下にて平板上に静置した際の四隅の浮き上がりを測定し、その平均値をカール高さとした。
評価基準
評価○:25mm以下
評価×:26mmよりも大きい(筒状になり測定不可能の場合も×とした)
作製したハードコートフィルムを10cm×5cmの大きさにカットし、直径16mmの円筒状の金属パイプに巻きつけ、巻きつけ後にフィルムを元の状態に戻し、目視にてクラックの有無を確認した。
評価基準
評価○:クラックなし
評価×:クラックあり
Claims (12)
- 光透過性基材の上に、少なくとも(1)前記基材に隣接するハードコート層A及び(2)ハードコート層Bが形成されてなる積層体であって、前記基材とハードコート層Aとの界面が実質的に存在しないことを特徴とする光学積層体。
- ハードコート層Bが、6以上の官能基を有するウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含む組成物Bを用いて形成されてなる、請求項1に記載の光学積層体。
- 上記ウレタン(メタ)アクリレート系化合物が重量平均分子量1000〜50000である、請求項2に記載の光学積層体。
- ハードコート層Aが、重量平均分子量200以上であり、かつ、3以上の官能基を有する化合物Aを含む組成物Aを用いて形成されてなる、請求項1〜3のいずれかに記載の光学積層体。
- 化合物Aが、(メタ)アクリレート系化合物及びウレタン(メタ)アクリレート系化合物の少なくとも1種である、請求項4に記載の光学積層体。
- 組成物Aが、前記基材に対して浸透性又は溶解性を有する溶剤を含む、請求項4又は5に記載の光学積層体。
- 干渉縞が実質的に存在しない、請求項1〜6のいずれかに記載の光学積層体。
- ハードコート層A及びハードコート層Bの鉛筆硬度が4H以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の光学積層体。
- ハードコート層Aのビッカース硬度が450N/mm以上であり、ハードコート層Bのビッカース硬度が550N/mm以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の光学積層体。
- 1)ハードコート層Aとハードコート層Bとの間、2)ハードコート層Bの上又は3)ハードコート層Aの下に、帯電防止層、防眩層、低屈折率層、防汚層又はこれらの2種以上の層を形成してなる、請求項1〜9のいずれかに記載の光学積層体。
- 反射防止用積層体として用いられる、請求項1〜10のいずれかに記載の光学積層体。
- 光透過性基材の上に組成物Aを塗布してハードコート層Aを形成する工程(1)、及び、
前記ハードコート層Aの上に組成物Bを塗布してハードコート層Bを形成する工程(2)を有する光学積層体の製造方法であって、
前記組成物Aは、重量平均分子量200以上であり、かつ3以上の官能基を有する化合物A、及び、前記光透過性基材に対して浸透性又は溶解性を有する溶剤を含み、
前記組成物Bは、6以上の官能基を有するウレタン(メタ)アクリレート系化合物を含む
ことを特徴とする光学積層体の製造方法。
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