JP2007290156A - 印字装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 品質を損なうことなく安価な印字装置を提供する。
【解決手段】 コムヨークが複数枚の電磁鋼板の積層体からなり、そのコムヨークのポール部にコイルボビンを挿入するときの組立性を良くするため、前記ポール部の先端側であって、前記積層体の最下面、または最上面に先細り形状のテーパ面が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 コムヨークが複数枚の電磁鋼板の積層体からなり、そのコムヨークのポール部にコイルボビンを挿入するときの組立性を良くするため、前記ポール部の先端側であって、前記積層体の最下面、または最上面に先細り形状のテーパ面が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、桁方向に複数並べて配列された印字ハンマ群によりドット印字を行うドットラインプリンタからなる印字装置に係り、特にそれのハンマ機構部に関するものである。
ドット印字を行う代表的な印字装置であるドットラインプリンタは、ドット印字を行う印字ハンマを実装したハンマ機構部を、シャトル機構部により桁方向に往復運動させて印字を行うプリンタである。
図4は、印字装置におけるハンマ機構部の拡大断面図である。同図に示すように、板バネ状の印字ハンマは、板バネ10の先端にハンマピン11を取り付けることによって構成されている。その印字ハンマを非印字位置にて保持するコムヨーク14が印字ハンマ(板バネ10)の上部背面に対向するように延びており、コムヨーク14の基端部は印字ハンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生する永久磁石13と接触している。
図5に示すように、コムヨーク14のポール部1にはコイルボビン21が挿入されており、このコイルボビン21には印字ハンマを駆動するための釈放用印字コイル12が巻回されている。
前記板バネ10に予め持たせた撓みエネルギーを釈放用電磁コイル12により開放し、インクリボン15を介して印字用紙16にドット印字を行う。そして、永久磁石13の磁気吸引力の復帰により板バネ10はコムヨーク14との接触位置(非印字位置)に戻るまでの一連の動作を繰返すことにより順次印字がなされる。
前記コムヨーク14、永久磁石13、ヨークベース22、フロントヨーク23によって磁気回路が構成されている。
図6は、従来の印字装置におけるコムヨーク14の先端部付近を示す斜視図である。コムヨーク14のポール部1は、ドット印字後の板バネ10の吸着時に受ける衝撃に耐えるようにするため、電磁鋼板をプレス加工した後積層したもののポール部の先端部17、あるいはその先端部付近の側面部18をレーザ溶接し、積層間の固定を行っていた。
また、前記ポール部の先端部、あるいはその先端部付近の側面部のレーザ溶接を無くした例として、図7に示すように、前記ポール部1側面に切り欠き状の段差を設け、その段差によって形成される前記ポール部1側面と前記コイルボビン21の内壁との間の空間部19に接着剤を充填して、前記コムヨーク14をコイルボビン21の内壁に接着固定した例がある(例えば、下記特許文献1参照)。
前述したようなレーザ溶接を無くしたコムヨークのポール部については、その積層体の積層方向について、各積層板間に隙間が発生し、ばらけた状態にはならないようにするため、コイルボビン内径はその積層体の全高に対して微小隙間(0.1mm程度)となるよう設計していた。しかし、電磁鋼板をプレス加工した時の破断面の状態、及びポール部を形成する各積層板に発生しうるソリの状態によっては、ポール部の先端が若干ばらけた状態になり、コイルボビンを挿入するときの挿入力にバラツキが生じ、組立性に問題を生じる可能性があった。そのため、生産効率が低下し、コスト高を招くなどの欠点を有していた。
一方、組立性のみに着目すれば、前記コイルボビン内径を前記積層体の全高に対して、十分に余裕を採れば良いのは明らかであるが、その場合、その積層体を構成する各積層板間に隙間が生じ、磁気特性に悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、品質を損なうことなく安価な印字装置を実現することにある。
前記目的を達成するため本発明は、桁方向に所定のピッチで並設された複数の板バネ状の印字ハンマと、その印字ハンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生する永久磁石と、前記各印字ハンマの上部背面に対向するように延びたポール部を有し、前記各印字ハンマを非印字位置にて保持するコムヨークと、そのコムヨークのポール部に挿入されたコイルボビンと、そのコイルボビンに巻回されて前記各印字ハンマを駆動するための釈放用電磁コイルとを有するハンマ機構部を備えた印字装置を対象とするものである。
そして本発明の第1の手段は、前記コムヨークが複数枚の電磁鋼板の積層体からなり、そのコムヨークのポール部にコイルボビンを挿入するときの組立性を良くするため、前記ポール部の先端側にて、前記積層体の最下面、または最上面に先細り形状のテーパ面を形成するもので、そのテーパ面は、電磁鋼板を打ち抜き加工し、さらにカシメ加工により一体化した積層体とする工程と同一工程内にて、プレス成型加工により形成したことを特徴とするものである。
そして本発明の第2の手段は、前記コムヨークのポール部にコイルボビンを挿入するときの組立性を良くするため、前記ポール部の根元側にて、前記コイルボビンの開口部にテーパ面を形成したことを特徴とするものである。
本発明のコムヨーク、及びコイルボビンは組立性を向上させ、生産効率を高めるため、品質を損なうことなく安価な印字装置を提供することができる。
次に本発明の実施形態を図面とともに説明する。図1は実施形態に係る電磁コイルを実装したコイルボビンとコムヨークの一部側面図、図3は印字装置全体の概略構成図である。
まず図3を用いて印字装置の全体の概略構成について説明する。図4に示したハンマ機構部50の両端部は直動軸受53,53によってスライド自在に支持され、シャトル機構部51によって桁方向に往復駆動される。
図4に示す板バネ10とハンマピン11で構成された印字ハンマ52は図3に示すように桁方向に所定のピッチで多数配列されている。各印字ハンマの打撃力を受けるプラテン25は、印刷用紙16およびインクリボン15を介してハンマ機構部50と対向するように所定のギャップを設けて配置されている。
エンドレス状のインクリボン15の大部分はリボンカセット54に収容されており、リボンブレーキ59によって予め張力を与えられたインクリボン15は、複数本のリボンガイド56を経由してリボンドライブローラ55によって巻き取られ再びリボンカセット54に戻る機構になっている。
前記シャトル機構部51は、シャトルモータ57と、それによって回転駆動されるクランク機構58とを有し、そのクランク機構58の一部に前記ハンマ機構部50が連結されている。
ハンマ機構部50の構成は図4に示したものと同様であるので、重複する説明は省略する。印刷用紙16は、図示しない紙送り機構により順次繰り出される。
コムヨーク14は図7に示すように、ケイ素鋼板などの電磁鋼板をプレス工程により所定の形状に打ち抜き加工して積層したものである。このコムヨーク14に挿入するコイルボビン21の縦断面形状はコムヨーク14の縦断面形状とほぼ同様に縦長の長方形をしており、その外周に釈放用電磁コイル12が所定ターン数整列巻されている。図1に示すように、コムヨーク14のポール部1がコイルボビン21の開口部より若干突出している。
前記コムヨーク14が複数枚の電磁鋼板の積層体からなり、そのコムヨーク14のポール部の先端側にて、前記積層体の最下面、または最上面に先細り形状のテーパ面が形成されていることを特徴とする。
図1に示すように、コムヨーク14のポール部1の先端部形状は、その積層体の最下面にて、先細り形状のテーパ面2を形成している。
そのため、組立作業にあたり、前記ポール部に前記コイルボビンを挿入するとき、前記テーパ面がコイルボビンの内径部にポール部の先端部を呼び込むように作用し、ポール部の各積層板間に若干の隙間があった場合でも、円滑にコイルボビンを挿入することができる。
このようなテーパ面は、積層体を形成するプレス工程の金型に下記のような工夫を施せば、同一工程にて一貫加工することができる。電磁鋼板を重ね合わせた積層体に加工する場合、順送プレス金型を採用すれば、各々の形状に打ち抜き加工された電磁鋼板が重ねられ、さらにカシメ部を設けることで各々の電磁鋼板が一体化された状態まで一貫加工することができる。第1の例は、この順送プレス金型にて、積層体の最下面となるポール部の先端部をテーパ面に成型加工する型を同一金型に入れ込むことで、同一工程にて加工を実施することができる。
また、前記順送プレス金型の工程後に、積層体の各積層板間を隙間が無い様、密着性を向上させようとする場合、再圧金型を用いて、積層体の全体、及びカシメ部に再度プレス圧力を加える工程を実施する場合がある。第2の例は、この再圧金型にて、積層体の最下面となるポール部の先端部をテーパ面に成型加工する型を同一金型に入れ込むことで、同一工程にて加工を実施することができる。
前記実施形態では、積層体の最下面にテーパ面を形成したが、積層体の最上面、または最上面、最下面両側にテーパ面を形成しても良い。
次に、図2に示すように、コイルボビン21について、コムヨーク14の根元側の開口部にテーパ面3を設けることによっても、上記と同様の効果が得られる。
通常、コイルボビン21は樹脂成型品であるので、成型用の金型を一部変更することで前記テーパ面3を形成することができる。
また、コイルボビンは、巻線を行った時にコイルに与えておく張力の影響を受け変形するため、相応の強度を持たせておく必要があるが、前記テーパ面3は巻線を巻き付ける肉厚の薄い部分ではなく、開口部付近の肉厚の厚い部分に形成しているので、強度の確保上も問題ない。
印字ハンマのコムヨークについて、ポール部の先端部にテーパ面を設けた構成とし、コムヨークにコイルボビンを円滑に挿入することができ、作業効率の向上と製品コストの低減が図れる。
1はポール部、2はコムヨークに形成したテーパ面、3はコイルボビンに形成したテーパ面、10は板バネ、11はハンマピン、12は釈放用電磁コイル、13は永久磁石、14はコムヨーク、15はインクリボン、16は印字用紙、17はポール部先端部、18はポール部側面部、19は空間部、21はコイルボビン、22はヨークベース、23はフロントヨーク、24は放熱フィン、25はプラテン、50はハンマ機構部、51はシャトル機構部、52は印字ハンマ、53は直動軸受、54はリボンカセット、55はリボンドライブローラ、56はリボンガイド、57はシャトルモータ、58はクランク機構、59はリボンブレーキである。
Claims (2)
- 桁方向に所定のピッチで並設された複数の板バネ状の印字ハンマと、該印字ハンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生する永久磁石と、前記各印字ハンマの上部背面に対向するように延びたポール部を有し、前記各印字ハンマを非印字位置にて保持するコムヨークと、該コムヨークのポール部に挿入されたコイルボビンと、該コイルボビンに巻回されて前記各印字ハンマを駆動するための釈放用電磁コイルとを有するハンマ機構部を備えた印字装置において、
前記コムヨークが複数枚の電磁鋼板の積層体からなり、該コムヨークのポール部の先端側であって、前記積層体の最下面、または最上面に先細り形状のテーパ面が形成されていることを特徴とする印字装置。 - 請求項1記載の印字装置において、
前記コムヨークのポール部の根元側であって、前記コイルボビンの開口部にテーパ面が形成されていることを特徴とする印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006117807A JP2007290156A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006117807A JP2007290156A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007290156A true JP2007290156A (ja) | 2007-11-08 |
Family
ID=38761266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006117807A Pending JP2007290156A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007290156A (ja) |
-
2006
- 2006-04-21 JP JP2006117807A patent/JP2007290156A/ja active Pending
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