JP2007289799A - 生ごみ処理用給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水口空間を設けることでクロスコネクションを回避する。
【解決手段】貯水タンク部54の上方内部に上水用の吐水部60が設けられ、貯水された上水は送水部80を介して生ごみ処理装置1側に供給される。送水部からの上水は上水給水口9と排出用の連結管41に供給される。貯水タンク部には貯水された上水のオーバーフロー部70が設けられる。オーバーフロー部は溢れ縁として機能し、オーバーフロー部と吐水部との間は吐水口空間が確保される。オーバーフロー部に連結された配管72は排水管44に連結される。排水管が詰まって汚水が貯水タンク部側に逆流したときでも、オーバーフロー部に連結された配管を介して汚水が排水管側に排出できるので、上水と汚水とのクロスコネクションは発生しない。何らかの原因で、上水側が負圧になったときでも貯水タンク部は吐水口空間が確保されているから、汚水と上水とのクロスコネクションを回避できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シンクの排水口に取り付けられて生ごみ(厨芥)などを破砕処理する生ごみ処理装置に対して、破砕処理用の給水を行う生ごみ処理用給水装置に関する。詳しくは、貯水タンク部を設け、この貯水タンク部から破砕処理用の上水を供給すると共に、貯水タンク部に設けられた上水給水用の吐水部に対して、これよりも下側に貯水量のオーバーフロー部を設けて吐水部との縁切りを行うことで、上水と汚水(下水)のクロスコネクションを防止したものである。
集合住宅などに使用されることが多い生ごみ処理装置にあっては、生ごみの破砕物を排水管側に流下させるための水道水(上水)を、装置稼働中に手動操作で供給する場合と、自動操作で供給する場合とがある。
このうち自動給水の場合は、生ごみ処理装置に供給する水道水の自動供給口が設けられている。水道水はこの供給口に直接供給されるのではなく、バキュームブレーカを介して供給されるようになっている(例えば、特許文献1)。
特許文献1にも記載されているように、大気圧式のバキュームブレーカは水道水と生ごみ処理装置側の水(汚水)とが直接混じり合わないようにするために設けられたものであって、水道水は一旦このバキュームブレーカに導かれ、バキュームブレーカより吐水した水道水が生ごみ処理装置の給水口に導かれる。
生ごみ処理装置の排水口側に接続された排水管側から、何らかの影響によって汚水が逆流したり、断水などによって水道水の上水管側の圧力が負圧になると、排水管側の水位が上昇するが、上水管側が負圧になると、バキュームブレーカ内に設けられた閉塞弁が大気に解放されるようになっているので、この大気圧を導入することによって排水管側の水位が上昇しないようになっている。このように上水と汚水との空間(吐水口空間)を確保することによって、排水管側の水位が閉塞弁側まで上昇するのが抑えられ、汚水が水道水に混じることが回避される。
特開2004−66154号公報
上述した生ごみ処理装置はシンク(キッチンシンク)の底部裏面側に設置され、キッチンシンクの排水口に連結されると共に、排水口側から生ごみを投入した後で排水口を蓋で閉じ、装置を稼働することで、生ごみが破砕される。上述したバキュームブレーカは、吐水口空間を確保するためにキッチンシンクの溢れ縁よりも高い位置に設置される。万が一、排水口側からの汚水が逆流してキッチンシンクを満たし、このキッチンシンクから汚水が溢れ出たとしても汚水が水道水と混じり合わないようにするためである。
キッチンシンクより高い位置にバキュームブレーカを配置した場合、バキュームブレーカが溢れ縁よりも突出するため、台所全体の意匠が損なわれたり、台所の機能性が阻害されたりすることが考えられる。
このバキュームブレーカと同等の機能、つまり汚水が上水に混じり合わない装置があれば、この装置をバキュームブレーカの代替品として使用することができる。そうすれば、台所の意匠が損なわれたり、台所の機能性が阻害されるおそれがない。
そこでこの発明は、このような従来の課題を解決したものであって、生ごみ処理装置の給水系を工夫し、ここに吐水口空間を確保した生ごみ処理用給水装置を設けることで、台所の意匠や機能性を損なうことなく、上水と汚水とを完全に分離できるようにした生ごみ処理用給水装置を提案するものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る生ごみ処理用給水装置は、シンクの排水口に取り付けられて厨芥などを破砕処理する生ごみ処理装置に対して、破砕処理用の給水を行う生ごみ処理用給水装置であって、
貯水タンク部へ上水を給水する吐水部と、
この吐水部から所定距離だけ下方に位置し、上記貯水タンク部に所定量以上貯水された上記上水を排水するオーバーフロー部と、
上記貯水タンク部に貯えられた上記上水を上記生ごみ処理装置に送水する送水部と、
この送水部への給水を上記生ごみ処理装置と連動して制御する制御部とからなることを特徴とする。
この発明では、生ごみ処理装置の上水給水口側にこの生ごみ処理用給水装置が設置される。生ごみ処理用給水装置は通常はキッチンシンクの下側に設置されるが、場合によっては台所の天袋側に設置することも可能である。
生ごみ処理装置への上水の供給は、生ごみを破砕処理するときの排出処理水として供給するものであるが、さらに破砕処理された破砕物を排水管側に排出するときの排出処理水としても利用することで、排水管の詰まりを防止できる。この場合には、排出処理水は生ごみ処理装置の排出口に連結される連結管側に供給される。
生ごみ処理用給水装置は、貯水タンク部を有する。貯水タンク部の上方には上水をタンク内に供給するための吐水部が設けられ、貯水タンク部内に貯水された上水は送水部を介して生ごみ処理装置側に供給される。送水部からの上水は生ごみ処理装置に設けられた上水給水口と排出用の連結管のそれぞれに供給される構成となっている。生ごみ処理用給水装置がキッチンシンクの下面に設置されるときは送水部には、送水ポンプ(ポンプ部)が設けられる。
貯水タンク部には貯水された上水のオーバーフロー部が設けられる。このオーバーフロー部は溢れ縁として機能するものであるから、オーバーフロー部と吐水部とは吐水口空間を確保できる空間だけ離れて設けられる。オーバーフロー部に連結された排水管は、上述した生ごみ処理装置の排出口に連結される連結管に接続されるトラップ管よりも下流側に連結される。排水管の詰まりは、主にこのトラップ管内で発生するからである。
万が一、トラップ管などが詰まって汚水が生ごみ処理装置を経て貯水タンク部側に逆流したときでも、オーバーフロー部に連結された排水管を介して汚水が排水管側に排出できるので、上水と汚水とのクロスコネクションは発生しない。また、何らかの原因で、上水側が負圧になったときでも貯水タンク部は吐水口空間が確保されているから、汚水と上水とのクロスコネクションを回避できる。
以上説明したようにこの発明では、吐水口空間を確保した生ごみ処理用給水装置を提案するものである。
これによれば吐水口空間を確保することで、貯水タンク部に貯水された上水を送水部を介して生ごみ処理装置に給水しても、生ごみ処理装置からの汚水と上水のクロスコネクションを回避できる。生ごみ処理用給水装置は台所の下側に設置されるか、台所の天袋側に収納されるものであるから、台所の意匠を損ねたり、台所の機能性を阻害するおそれはない。
続いて、この発明に係る生ごみ処理用給水装置の一例を、家庭用台所に設置された生ごみ処理装置に適用した場合について説明する。生ごみ処理用給水装置はキッチンシンクの下側に設置した場合を示す。
図1は家庭用キッチンシンクに装備された生ごみ処理装置1と、この発明に係る生ごみ処理用給水装置50からなる給水系の概念図を示す。
キッチンシンクSの溢れ縁側には水栓48が取り付けられ、水道管53からの上水が供給される。キッチンシンクSのほぼ中央底部に設けられた排水口Soには、その底部裏面側より生ごみ処理装置1が取り付け固定される。生ごみ処理装置1は後述するように、筒状をなすホッパー3を有し、その内部に破砕ユニットが設けられる。破砕ユニットは駆動モータ6によって回転駆動される。破砕ユニットは、ハンマーミルを使用して生ごみを粉砕するタイプのものや、固定刃と回転刃を組み合わせて構成され、生ごみを破砕するタイプのものなどを使用することができる。
ホッパー3の上部周面には上水の供給口9が設けられ、その下部周面には排水管接続口21が設けられる。上水は生ごみ処理用給水装置50から供給口9に供給されると共に、排水管接続口21に連結された連結管41側にもこの生ごみ処理用給水装置50から上水が供給される。供給口9を介してホッパー3の内部に供給される上水は生ごみを破砕し、排出するための破砕水として使用される。排水管接続口21を介して破砕された生ごみや破砕時に使用した破砕水などが排水管44に排出される。排水管接続口21の連結管41側に供給される上水は、破砕物が排水管内に詰まらないようにするための排出処理水として使用される。
排水管接続口21と排水管44との間には、周知のトラップ管例えばS字トラップ管40が接続される。連結管41はほぼT字状をなす分岐管が使用され、下方の分岐管41aは上述したS字トラップ管40に連結され、上方の分岐管41b側には、破砕処理水に対するジェット水流部42が連結される。このジェット水流部42は、破砕物がS字トラップ管40内に滞留しないようにするために設けられたもので、ジェット水流化した上水(水道水)が、S字トラップ管40側に放出されることで、管内が洗浄されると共に、ジェット水流によって破砕物が排水管44側に押し流されることによってS字トラップ管40内の詰まりを防止できる。
このジェット水流部42は、必須の構成ではなく、これを省き上水が単に吐水されるような構成でもよい。吐水量がある程度以上確保できれば破砕物の押し流し効果を発揮できるからである。
上述した供給口9および排水管接続口21に連結された連結管40への上水の供給は、生ごみ処理用給水装置50側から行われる。この生ごみ処理用給水装置50は吐水口空間が確保された給水装置であって、貯水タンク部52を有する。
貯水タンク部52は、タンク内部に上水を供給する吐水部60と、オーバーフロー部70と、供給口9と排水管接続口21のそれぞれに上水を供給する送水部80とで構成される。
貯水タンク部52のタンク内の貯水量(タンク容量)は、破砕水として1回に付き8リットル程度、排出処理水として1回当たり2リットル程度必要とした場合には、10リットル程度の容量が必要になる。しかし、上水を供給しながら破砕処理が行われるため、実際にはこれよりも容量の小さなタンク(例えば5〜6リットル程度)を使用することが可能である。
吐水部60は上水をタンク内に補給するためのもので、水道管53より分岐した分岐管54に電磁弁55を介して導管56が連結される。電磁弁55は必ずしも必要ないが上水の止栓が不完全動作したようなとき強制的に上水を止栓するために設けられている。電磁弁55は貯水タンク部52の頂部に設置された制御部25によってその開栓および止栓が制御される。電磁弁55に代えて手動式の開閉弁でもよい。
導管56の先端部は貯水タンク部52内に位置する。この導管56の先端部が止水栓部100に連結され、その吐水部57から上水がタンク内に補給される。止水栓部100は、タンク容量が規定量に達したとき上水の補給を停止させるために設けられている。詳細は後述する。
オーバーフロー部70は、タンク内の水量が規定量に達したときそのオーバー分を排水管44側に捨てるためのもので、吐水部57からオーバーフロー水面までの距離は、図2に示すように吐水口空間h以上離間するように両者の位置関係が設定されている。
吐水口空間hを設けたのは、タンク内での上水と汚水とのクロスコネクションを回避するためである。排水管44がS字トラップ管40の部分で詰まり、汚水が導水管83や93を介して貯水タンク部52側に逆流したときでも、オーバーフロー部70に連結された配管(オーバーフロー配管)72を介してオーバーフローした汚水をS字トラップ管40の下流側に位置する排水管44側に排出できる。上水の吐水部57はオーバーフロー部70より離隔しているので、上水(吐水部60)と汚水とのクロスコネクションは発生しない。また、何らかの原因で上水側が負圧になったときでも、貯水タンク部52には吐水口空間hが確保されているから、汚水と上水とのクロスコネクションを確実に回避できる。
オーバーフロー配管72もトラップ管(S字トラップ管など)が使用され、このオーバーフロー配管72に連結された連結管46が排水管44に連結される。この連結に当たっては、S字トラップ管40側からの破砕物や汚水(破砕水や排出処理水を含んだ汚水)が、オーバーフロー配管72側に逆流しないように、連結管46は屈折管が使用され、排水管44側に傾斜させた状態で連結している。
送水部80は、供給口9への送水系と連結管41への送水系とからなる。前者の送水系は、小型の送水ポンプ81を有する。この例では、貯水タンク部52の頂部に送水ポンプ81が設置され、その吸水管82は貯水タンク部52の底部付近まで達するように配管される。送水ポンプ81からの送水管83は上述した供給口9に連結される。
同様に、連結管41への送水系にあっても、貯水タンク部52の頂部に設置された小型の送水ポンプ91が設けられ、この送水ポンプ91に連結された吸水管92は貯水タンク部52の底部付近まで達するように配管され、送水ポンプ91に取り付けられた送水管93が上述したジェット水流部42に連結される。
上述した貯水タンク部52の内部には吐水部60が設けられ、この吐水部60には貯水量がオーバーフローしたとき上水の補給を停止するための止水栓部100が設けられている。
この止水栓部100は浮き玉式であって、図1および図2に示すように先端に浮き球130を取り付けたカンチレバー(作動桿)132を使用して水位が検知される。図2に示すように水位がオーバーフロー水位まで上昇すると、オーバーフロー部70よりオーバーした上水が排水される。同時に水位上昇に伴ってカンチレバー132も上昇するので、オーバーフロー水位のときカンチレバー132の作用で止水栓部100に設けられた弁座(後述する)が作動して吐水部60を止栓する。
止水栓部100の構成例を図3を参照して説明する。止水栓部100はほぼ矩形状をなす筐体110を有する。この筐体110の内部には複数の空室(キャビティー)が設けられている。第1および第2の空室101,102は隔壁105によって区分され、第1と第2の空室101,102との間の連通状態が、第1の空室101の下面に位置する第3の空室103内に配された弁座120によって制御される。
第1の空室101の頂面には導管56が連結される給水口111が設けられ、第2の空室102の下面側には吐水部(吐水口)57が設けられる。そして、隔壁105を挟んで第1と第2の空室101,102には連通孔106,107が穿設される。弁座120はこれら連通孔106,107を閉塞するように進退自在に第3の空室内に配される。
連通孔106,107に対する閉塞機構は、隔壁105の先端縁と、第3の空室内103内に設けられた段部108そして第2の空室102の連通孔107の端縁にそれぞれ密着できる弁座120およびその作動部とで構成される。弁座120の下面中央には、作動部を構成するピストン121が位置し、このピストン121の下端部に、カンチレバー132の突子133が当接できるように設けられている。カンチレバー132は第3の空室103を構成する筐体110の支持片135に支持される。したがってカンチレバー132は支点136を中心として回動自在に支持される。筐体110は貯水タンク部52の壁面に支持部材140を介して支持される。
さて、貯水タンク部52内の水量が図2実線図示のような位置にあるときは、図3のように突子133はピストン121には当接していないように止水栓部100の取り付け位置が選定されているものとする。したがってこの状態では図3に示すようにピストン121は最下点に位置し、弁座120が作用していないので、導管56を介して給水された上水は、
「第1の空室101→第3の空室103→第2の空室102→吐水部57」
のような給水経路を経て貯水タンク部52内に送給される。
そして、タンク内水位が上昇してオーバーフロー水位となると、突子133によってピストン121が押し上げられるから、弁座120によって連通孔106と107とが互いに閉塞され、上述した給水経路が絶たれる。これによって止水栓部100は止栓状態となる。その結果、オーバーフローした後の上水の補給が停止し、節水の効果が得られる。
このように、生ごみ処理用給水装置50として、貯水タンク部52に吐水口空間hを考慮して吐水部60とオーバーフロー部70を設けると共に、生ごみ処理装置1に対する送水部80を設けることで、吐水口空間を確保した生ごみ処理用給水装置50を実現できる。そのためキッチンシンクSの上面側に設置しなければならない負圧破壊装置(バキュームブレーカなど)と同等の機能を達成できる。生ごみ処理用給水装置50はキッチンシンクSの下面に設置できるので、台所の意匠を損なったり、機能性を阻害することはない。
生ごみ処理装置1に対する給水系は以上のように構成されている。続いて、この発明に適用できる生ごみ処理装置1についてその具体例を説明する。
図4はこの発明を適用できる生ごみ処理装置1の一例を示す。この生ごみ処理装置1は回転刃と固定刃を組み合わせた破砕式であって、ホッパー3を有する。ベースフレーム2の上に生ごみ等が投入されるホッパー3が搭載され、ホッパー3の上端がキッチンシンクSの開口部Soに嵌合している。
ホッパー3の内部には、ホッパー3に対して着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破砕ユニット4は、後述する回転破砕刃が減速ユニット5の駆動軸5aに嵌合され、ベースフレーム2に取り付けた駆動モータ6が減速ユニット5を介して破砕ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。破砕ユニット4に駆動力を伝達する駆動軸5aにあって、破砕ユニット4との嵌合部分は角軸状あるいはスプライン軸状等に形成される。
ホッパー3は上端に投入開口部7が形成され、投入開口部7に蓋体8が着脱可能に取り付けられる。投入開口部7には供給口9が形成され、供給口9に上述した送水管83が接続される。この例では、供給口9に供給された上水は蓋体8の内部に導かれ、この蓋体8の内部からホッパー3の内部へと供給される。
そのため、蓋体8は中蓋8aと上蓋8bを備える。中蓋8aは上部が開口し下部が有底の円筒形状で、底部11に水当て部12が突出形成されると共に、水当て部12の周囲に複数の給水口13が形成される。水当て部12と給水口13とで貯水部11aが形成される。複数の給水口13は、貯水部11aの底部11の内周側から外周側にかけて全面に形成される。給水口13は例えば放射状に配置することができる。
貯水部11aは、中蓋8aの側部を外周面から内周面へと貫通した供給連結口18を備える。蓋体8を投入開口部7に嵌め込んだとき、ホッパー3の供給口9と連通する位置と対峙するように、中蓋8aの所定周面に供給連結口18が形成される。
水当て部12は底部11に対して立設した壁面が、供給連結口18と対向する部位に形成される。水当て部12は、横方向においては供給連結口18からの水の放出方向に対して略直角に配置される。また、上下方向においては、上方が奥側に位置する方向に傾斜した斜面が形成される。蓋体8内に給水された水を、満遍なく周囲分散させてホッパー3内に落下させるためである。
ホッパー3内部には、排水管接続口21へ向かって傾斜した底板22が設けられ、底板22の中心には図1に示す減速ユニット5の駆動軸5aが通る孔22aが形成される。
蓋体8を投入開口部7に装着した状態で蓋体8を所定方向に所定角度だけ回転させることで、蓋体8が閉状態となる。閉状態になると蓋体8がホッパー3にロックされる。蓋体8がロックした状態で生ごみ処理装置1は稼働状態となる。蓋体8のロック状態は検知手段24によって検知される。検知手段24は磁石とそのセンサ(近接センサ)で構成できる。生ごみ処理装置1は駆動モータ6の回転駆動を制御する制御部(制御手段)25を備える。制御部25は、検知手段24の出力等に応じて電磁弁55の開閉、駆動モータ6の回転開始及び停止等を制御する。
破砕ユニット4は、第1回転破砕刃26、第2固定破砕刃27、第3回転破砕刃28、第4固定破砕刃29及び第5回転破砕刃30を、ハウジング31に収容して1つのユニット構成としている。ハウジング31は円筒形状で、その外径はホッパー3の内径とほぼ等しく構成される。破砕ユニット4はホッパー3の投入開口部7側から装着される。ハウジング31に着脱用のハンドル31cを備える。ハンドル31cはハウジング31の上端側に直径方向に延在して取り付けられる。
第1回転破砕刃26は、軸受部32の側部の片側から水平に延びる1本の攪拌アームで構成される。
第2固定破砕刃27は、180度間隔で水平に延びる平板状の2本のアームを備え、その両側面に形成されたエッジが破砕刃として機能する。
第3回転破砕刃28は、中心から120度間隔で放射状に延びる3本のアームを備える。各アームはその底面側に所定のピッチを有する櫛歯部が形成される。
第4固定破砕刃29は、中心から等間隔で接線方向に放射状に延びる8本のアームをリングで囲んだ形状である。第4固定破砕刃29は第3回転破砕刃28と噛合する。リングの外周には180度間隔で放射方向に突出するタブが形成される。タブはハウジング31の縦溝31bに嵌合して、第4固定破砕刃29の回転を規制する。
第4固定破砕刃29を構成する8本のアームのうち、例えば6本のアームにはその上面に、第3回転破砕刃28と噛合する櫛歯部が形成される。これで、第4固定破砕刃29の櫛歯部は、上段の破砕刃から送り込まれた生ごみを、第3回転破砕刃28の櫛歯部との協働で破砕する。
第5回転破砕刃30は円板形状で、中心のハブを除く全面に多数のスリットが配列されて構成される。例えば、複数のスリット群で構成し、隣接するスリット群同士が略平行に配列されている。
第5回転破砕刃30の上面は平面で、第4固定破砕刃29の各アームの底面に接しながら回転する。また、スリットは第5回転破砕刃30を表裏貫通し、スリットの上面側開口縁部には鋭利なエッジが形成される。したがって、第3回転破砕刃28の櫛歯部と、第4固定破砕刃29の櫛歯部により破砕されて第5回転破砕刃30の上面に落下した生ごみはスリットに引っ掛かり、第5回転破砕刃30が回転することでこのスリットに押し付けられ、そしてスリットのエッジ部分によって破砕される。細かく破砕された生ごみは、スリットを通って破砕水と共に落下し、そしてホッパー3の底板22を通り排水管接続口21から外部へと排出される。
図5は生ごみ処理用給水装置50と生ごみ処理装置1との連係制御を実現するために使用される制御系の概念図である。この制御系の本体としてCPUなどが搭載された制御部25が設けられる。制御部25には電源スイッチが関連される他、蓋検知スイッチ24の検知信号が供給される。蓋検知スイッチ24からの検知信号によって制御部25では様々な制御がスタートする。制御対象としては、破砕ユニットを駆動するための駆動モータ6を始めとして、送水ポンプ81,91の制御、貯水タンク部52への上水を補給するときの電磁弁55の制御などが挙げられる。また、この例ではブザー142を駆動することで破砕処理の終了を報知する。
図6にその制御タイミング例を示す。貯水タンク部52には予めオーバーフロー水位まで上水が貯水され、その状態で止水栓部100によって吐水部60が止栓されているものとする。
この例では、蓋8のロックが検知されると、若干の時間的な余裕を見て、所定時間ΔTa(数秒程度)の経過後に駆動モータ6が駆動されて破砕処理が開始される(図6A,B)。破砕処理時間Taは60秒程度である。
破砕処理中の任意のタイミング、この例では破砕処理の開始とほぼ同時に、送水ポンプ81が駆動されて貯水タンク部52から上水がくみ上げられて、生ごみ処理装置1の供給口9に破砕水として送り込まれる。破砕水の供給によって生ごみに対する破砕処理が促進される。さらにこの破砕水によって破砕ユニットやホッパー3内壁に付着した破砕物が洗い流される。つまり洗浄効果がある。送水期間Tbはこの例では破砕処理終了後まで継続される。貯水タンク部52の水位が低下すると止水栓部100が自動的に開栓するので、使用した上水量だけ常に上水が補給される。
破砕処理が終了する直前(ΔTc前)から今度は他方の送水ポンプ91が駆動されて排出処理水がジェット水流部42に供給される。破砕処理が行われると、破砕水と共に破砕物が排水口21を介して連結管41およびS字トラップ管40側に流出して排水管44側に排出される。この排出過程で、連結管41を介してS字トラップ管40側にジェット水流が放出される(図6D)。その結果、破砕物は連結管41やS字トラップ管40に滞留することなく排出管44側に排出される。これでS字トラップ管40内の詰まりをなくすことができる。排出処理水の供給期間Tcは5〜10秒程度であって、破砕処理が終了してからも多少継続される。残滓を確実に排水管44側に排出するためである。
S字トラップ管40側の洗浄が終了すると、この例ではブザー142を所定時間Tdだけ鳴らして破砕処理が終了したことを使用者に知らせる(図6E)。破砕処理が終了すると、蓋8を取り外すことができるので、蓋8を外したときは蓋検知スイッチ24からの検知信号はこの時点(アンロック時点)でロー(「L」)となる(図6A)。
なお、破砕処理中に、蓋8を取り外すために蓋8をアンロック状態となるように回すと、破砕処理は即座に中止されることは言うまでもない。図6F、Gのように、破砕水の供給タイミングと同時に排出処理水を供給してもよい。
その他の実施例
生ごみ処理装置1や生ごみ処理用給水装置50の構成やその制御タイミングなどはあくまでも一例である。例えば、貯水タンク部52において使用される止水栓部100としては浮き玉式のものを説明したが、同じ構成でも、実開平6−30279号公報、特開平8−75036号公報などに開示された浮き玉式ボールタップ構成を始めとして、特開平9−111838号公報のようなフロート式のボールタップ装置や、特開平10−311073号公報のような電磁弁式のものでも適用できることは容易に理解できる。
生ごみ処理装置1にあっても、ハンマーミル式や、チェーンミル式の生ごみ処理装置にもこの発明を適用できる。
生ごみ処理用給水装置50はキッチンシンクSの下面に収納する例を示したが、例えば台所の天袋などに収納することもできる。この場合でも台所の意匠を損ねたり、台所の機能性を阻害することはない。
天袋にこの生ごみ処理用給水装置50を収納する場合には、送水部80に設けられる送水ポンプを省くことができる。ただし、この場合には給水管(吸い込み管)82,92が省ける代わりに、送水管83と93は何れも貯水タンク部52の底部から引き出されることになる。
生ごみ処理装置1への給水は、供給口9に対する上水(破砕水)だけでもよいなど、種々の変形変更が可能である。
この発明は、家庭用の台所に限らず、生ごみを取り扱う厨房全般に適用できる。
この発明に係る生ごみ処理用給水装置を、生ごみ処理装置に設置した状態を示す概念図である。 貯水タンク部における吐水口空間を説明する概念図である。 吐水部に設けられた止水栓部の要部拡大断面図である。 この発明に適用できる生ごみ処理装置の一例を示す要部の断面図である。 給水制御例を示す制御部の一例を示す要部のブロック図である。 給水制御例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・生ごみ処理装置、50・・・生ごみ処理用給水装置、S・・・キッチンシンク、3・・・ホッパー、6・・・駆動モータ、9・・・供給口、21・・・排水接続口、41・・・連結管、44、72・・・S字トラップ管、52・・・貯水タンク部、60・・・吐水部、70・・・オーバーフロー部、80・・・送水部、81,91・・・送水ポンプ、100・・・止水栓部、130・・・浮き玉、120・・・弁座

Claims (4)

  1. シンクの排水口に取り付けられて厨芥などを破砕処理する生ごみ処理装置に対して、破砕処理用の給水を行う生ごみ処理用給水装置であって、
    貯水タンク部へ上水を給水する吐水部と、
    この吐水部から所定距離だけ下方に位置し、上記貯水タンク部に所定量以上貯水された上記上水を排水するオーバーフロー部と、
    上記貯水タンク部に貯えられた上記上水を上記生ごみ処理装置に送水する送水部と、
    この送水部への給水を上記生ごみ処理装置と連動して制御する制御部とからなる
    ことを特徴とする生ごみ処理用給水装置。
  2. 上記吐水部は、上記貯水タンク部への給水量が一定量に達したとき、上記給水を止水する止水栓部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理用給水装置。
  3. 上記送水部は、上記貯水タンク部に貯水された上記上水を送給するポンプ部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理用給水装置。
  4. 上記送水部は、上記生ごみ処理装置内部への給水と、上記生ごみ処理装置の下部に設けられた排水口に連結された排水管への送水が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理用給水装置。
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