JP2007130553A - 厨芥処理装置 - Google Patents

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剛 清水
Masahiro Kuroishi
正宏 黒石
Katsuji Uryu
勝嗣 瓜生
Yoshimitsu Takara
佳充 高良
Takemasu Okada
武倍 岡田
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Abstract

【課題】厨芥処理室内を容易に清掃することができる厨芥処理装置を提供する。
【解決手段】本発明は、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排水管に排出する厨芥処理装置(1)であって、厨芥投入口が上端に形成された厨芥処理室(12)と、厨芥投入口から投入された厨芥を粉砕する粉砕手段(20、22)と、厨芥処理室の下部に設けられ、粉砕手段によって粉砕された厨芥を厨芥処理室から排出する厨芥排出部(18)と、この厨芥排出部に連通して形成された排出通路(24)と、この排出通路に設けられ、清掃時において、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させるために閉鎖される排水弁(26)と、この排水弁を閉鎖して厨芥処理装置を清掃する際に、厨芥処理室内に滞留される洗浄水の水位を、粉砕手段よりも高く厨芥投入口以下の所定の水位に規制する水位規制手段(28)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、厨芥処理装置に係わり、特に、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排水管に排出する厨芥処理装置に関する。
特開2001−224976号公報(特許文献1)には、厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕しながら、洗浄水と共に排出する厨芥処理装置が記載されている。この厨芥処理装置では、厨芥処理室内に配置された回転板に取付けられた移動刃及び厨芥処理室の内壁に取付けられた固定刃によって厨芥が粉砕され、処理室内に流入される洗浄水と共に排水管に排出される。一般に、このようなタイプの厨芥処理装置では、粉砕された厨芥が厨芥処理室の内壁等に付着することが避けられず、厨芥処理室の内壁や、厨芥を粉砕するための刃を定期的に清掃する必要が生じる。
特開2001−224976号公報
しかしながら、特開2001−224976号公報に記載されたタイプの厨芥処理装置では、厨芥処理室の入口が狭く、また、固定刃、移動刃等の形状が複雑であるため、これらをブラシ等によって清掃することは、非常に時間のかかる作業となる。また、このようなタイプの厨芥処理装置では、厨芥処理室下部の粉砕処理中に洗浄水が滞留する部分は、厨芥処理室内の洗浄水によって洗い流されるので比較的汚れが付着しにくいが、厨芥処理室上部の洗浄水が滞留しない部分は汚れが付着しやすい。即ち、粉砕中の厨芥が飛び散り、厨芥処理室内の上部壁面に付着した汚れは洗い流されにくいので、付着した汚れは、そのまま乾燥してこびり付くことになる。特に、厨芥処理室上方の厨芥投入口近傍の首部は、一般に上方が細くなっており、外部から見えにくいため清掃が困難であるという問題がある。
従って、本発明は、厨芥処理室内を容易に清掃することができる厨芥処理装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、厨芥を粉砕して粉砕された厨芥を洗浄水と共に排水管に排出する厨芥処理装置であって、厨芥を投入する厨芥投入口が上端に形成された厨芥処理室と、この厨芥処理室内に配置され、厨芥投入口から投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、厨芥処理室の下部に設けられ、粉砕手段によって粉砕された厨芥を厨芥処理室から排出する厨芥排出部と、この厨芥排出部に連通して形成された排出通路と、この排出通路に設けられ、清掃時において、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させるために閉鎖される排水弁と、この排水弁を閉鎖して厨芥処理装置を清掃する際に、厨芥処理室内に滞留される洗浄水の水位を、粉砕手段よりも高く厨芥投入口以下の所定の水位に規制する水位規制手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、清掃時において、排水弁を閉鎖することにより、厨芥処理装置に洗浄水が滞留され、漬け置き洗浄を行うことができる。また、このように構成された本発明においては、水位規制手段によって、厨芥処理室内の水位が所定の水位に規制されるので、厨芥処理室内を効果的に漬け置き洗浄することができる。
本発明において、好ましくは、水位規制手段は、排出通路から分岐して上方に延びる水位設定管と、この水位設定管の上端と排水弁の下流側の管路とを連通させる戻り管路と、を有する。
このように構成された本発明においては、厨芥処理室内の水位が水位設定管の高さよりも高くなると、厨芥処理室内の洗浄水は戻り管路を通って排出され、厨芥処理室内の水位が水位設定管の高さに規制される。
このように構成された本発明によれば、簡単な構造で厨芥処理室内の水位を規制することができると共に、厨芥処理室から洗浄水が溢れるのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、水位規制手段は、排水弁の閉鎖後に、厨芥処理室内に所定量の洗浄水を流入させる定量給水手段である。
このように構成された本発明によれば、洗浄時に厨芥処理室内に供給される洗浄水を浪費にすることなく、厨芥処理室内の水位を規制することができる。
本発明において、好ましくは、水位規制手段は、厨芥処理室内の水位を検出する水位センサと、この水位センサが所定の水位を検出すると厨芥処理室内への給水を停止させる給水停止手段と、を有する。
このように構成された本発明によれば、厨芥処理室内の水位を直接検出しているので、厨芥処理室内の水位を正確に規制することができる。
本発明において、好ましくは、排出通路は、厨芥排出部から下方に向かう下降管部、及びこの下降管部の下端から上方に向かう上昇管部を備えた排水トラップ管路として形成され、排水弁は排水トラップ管路の下流側に配置されている。
このように構成された本発明によれば、排水トラップ管路の下流側に排水弁が配置されているので、排水管を封水する排水トラップ管路内も漬け置き洗浄することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、厨芥処理装置の清掃時において、厨芥処理室内に滞留される洗浄水の水位が所定の水位に達すると、厨芥処理装置を清掃するための清掃用薬剤を放出させる清掃用薬剤放出手段を有する。
このように構成された本発明によれば、厨芥処理室内の洗浄水の水位が所定の水位に達すると、自動的に清掃用薬剤を放出することができる。
本発明において、好ましくは、清掃用薬剤放出手段は、厨芥処理装置の清掃時に厨芥投入口に装着される蓋体に設けられている。
このように構成された本発明によれば、厨芥処理室内の洗浄水の水位が厨芥投入口付近に達したとき、自動的に清掃用薬剤を放出することができる。
本発明の厨芥処理装置によれば、厨芥処理室内を容易に清掃することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至6を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を説明する。図1は本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。図2は、本実施形態の厨芥処理装置の厨芥投入口に装着される蓋体の斜視図である。また、図3は蓋体を装着する厨芥投入口を拡大して示す斜視図であり、図4は厨芥投入口に蓋体を装着した状態を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1は、厨芥を粉砕しながら粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置本体2と、この厨芥処理装置本体2からの排水を排水管に流出させる厨芥処理装置用封水装置4と、を有する。厨芥処理装置本体2は、その厨芥投入口6が、流し台(図示せず)のシンク8の底面に開口するように設置される。また、シンク8の近傍には水栓8aが設けられており、厨芥処理装置1を作動させる際、及び清掃する際に、洗浄水が水栓8aから供給される。また、厨芥処理装置本体2は、トラップを形成する厨芥処理装置用封水装置4を介して排水管10に接続され、粉砕した厨芥を排出できるように設置されている。さらに、排水管10は、浄化槽(図示せず)を介して下水道(図示せず)に接続されている。
本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1は、清掃時において、厨芥処理装置用封水装置4の排水弁26を閉鎖して洗浄水を滞留させ、厨芥処理装置本体2の厨芥処理室12、及びこれに接続された管路を漬け置き洗浄することができるように構成されている。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の厨芥処理装置本体2は、厨芥を投入する厨芥投入口6を上端に形成した厨芥処理室12と、この厨芥処理室12の中に配置された回転板14と、この回転板14を回転駆動する駆動手段であるモーター16と、厨芥処理室12下部の、回転板14の下側に設けられ、粉砕された厨芥を厨芥処理室12から排出する厨芥排出部18と、を有する。また、厨芥処理室12の中間部の内壁面には固定刃20が取付けられている。さらに、回転板14の上面には、2つのスイングハンマー22がシャフト22aを中心に回転可能に取付けられている。本実施形態において、固定刃20及びスイングハンマー22は、粉砕手段を構成する。また、厨芥処理装置本体2は、厨芥投入口6に設けられた磁気検出素子37(図3)の検出信号に基づいて、モーター16及び排水弁26を作動させるコントローラ23を有する。
また、厨芥処理装置用封水装置4は、厨芥排出部18に連通して形成され、下方に向かう下降管部24a及びこの下降管部24aの下端から上方に向かう上昇管部24bから形成された排出通路である排水トラップ管路24と、この排水トラップ管路24の下流側に設けられた排水弁26と、を有する。さらに、厨芥処理装置用封水装置4は、上昇管部24bの上部から分岐して鉛直上方に延びる水位設定管28a及びこの水位設定管28aの上端と排水弁26の下流側の管路とを連通させる戻り管路28bから形成されたバイパス管路28を有する。なお、本実施形態において、バイパス管路28は、水位規制手段及び空気滞留防止手段として機能する。
一方、厨芥処理室12は、上端に円形の厨芥投入口6が形成され、この厨芥投入口6から下方に向かって直径が大きくなる概ね円錐台状の部分と、この円錐台状の部分から下方に連なる概ね円筒状の部分から形成されている。本明細書においては、厨芥投入口6から円錐台状の部分の下端までの部分を、厨芥処理室12の首部と呼んでいる。また、厨芥投入口6は、シンク8の排水口を兼ねており、シンク8内の水は厨芥投入口6から厨芥処理室12に入り、厨芥排出部18、排水トラップ管路24、排水弁26を介して排水管10に排水されるように構成されている。
また、回転板14は、厨芥処理室12の中間部に水平に支持された金属製の円板である。さらに、回転板14は、その中心がモーター16の回転軸16aにネジ止めされており、モーター16によって回転駆動される。また、回転板14には、それを直角に貫通するように、2本のシャフト22aが取付けられている。シャフト22aは、回転板14の上面側において、金属製のスイングハンマー22を回転可能に支持している。スイングハンマー22は、概ね直方体のブロック状であり、一端にシャフト22aが通されている。また、スイングハンマー22の底面は平面であり、先端に向かって厚さが厚くなり、先端は回転板14の周縁とほぼ同一曲率の円弧状に形成されている。また、スイングハンマー22の長さは、スイングハンマー22が、回転板14の半径方向外方に向けられたとき、その先端が回転板14の周縁とほぼ一致するように設定されている。
また、図1に示すように、厨芥処理室12の中間部の内壁には、回転板14を取り囲むように、金属製の固定刃20が取付けられている。固定刃20には、円周方向に等間隔に多数の切り抜き部(図示せず)が形成されている。厨芥は、固定刃20の各切り抜き部(図示せず)のエッジと、スイングハンマー22の間に押し込まれることにより、厨芥処理室12内で粉砕される。
厨芥排出部18は、粉砕された厨芥を排出する排出口であり、回転板14よりも下側の、厨芥処理室12の下部に形成されている。厨芥排出部18は、排水トラップ管路24の上流側端部に接続されており、粉砕されて回転板14の下側に落下した厨芥及び洗浄水を、排水トラップ管路24に流出させる。
コントローラ23は、厨芥投入口6に取付けられた磁気検出素子37(図3)の検出信号に基づいて、モーター16及び排水弁26を制御して、厨芥処理装置1を厨芥処理モード及び清掃モードで作動させるように構成されている。また、コントローラ23は、厨芥処理装置1の清掃を行なうべき時期を判定する清掃時期判定手段23aを内蔵している。この清掃時期判定手段23aは、厨芥処理装置1の清掃モードが前回実行された後の、厨芥処理装置1の使用回数に基づいて、清掃すべき時期を判定する。清掃時期判定手段23aは、厨芥処理装置1を清掃すべき時期が到来したと判定すると、キッチンの壁面に設けられた報知手段であるブザー40を鳴動させ、使用者に清掃時期の到来を報知する。本実施形態においては、清掃時期判定手段23aは、清掃モード実行後、厨芥処理モードの運転を10回行なうと、清掃時期が到来したと判定する。コントローラ23は、具体的には、マイクロプロセッサ、メモリ及びそれに記憶されたプログラム(以上図示せず)等により構成される。
排水トラップ管路24は、その上端が厨芥排出部18に接続された下降管部24aと、この下降管部24aと連通するように一体に形成され、下降管部24aの下端から上方に延びる上昇管部24bによって構成されている。本実施形態においては、排水トラップ管路24は、概ねU字形に屈曲された管によって構成されている。上昇管部24bの下流側には、概ね鉛直下方に延びる管路が形成されており、その下端に開閉可能な排水弁26が配置されている。
また、バイパス管路28は、上昇管部24bの上部から分岐して概ね鉛直上方に延びる水位設定管28aと、この水位設定管28aの上端と排水弁26の下流側の管路とを連通させる戻り管路28bから形成されている。本実施形態においては、水位設定管28aは、上昇管部24bの上部の天井面に連通し、その上端は厨芥投入口6よりも僅かに下側に位置するように構成されている。好ましくは、水位設定管28aの上端は、回転板14、スイングハンマー22等の粉砕手段よりも高く、厨芥投入口6を越えない所定の高さにする。水位設定管28aは、オーバーフロー管として作用し、排水弁26を閉鎖して厨芥処理室12内に洗浄水を滞留させた場合における厨芥処理室12内の水位の上限を規制する。これにより、厨芥処理室12内の水位が厨芥投入口6よりも高くなり、厨芥処理室12内の洗浄水がシンク8に逆流するのを防止する。また、水位設定管28aは、排水トラップ管路24内に滞留していた空気を、排水弁26を越えて排水管10に逃がす役割も果たしている。このため、排水弁26を閉鎖して厨芥処理室12内の水位を上昇させたとき、排水トラップ管路24内に空気が残留することがない。
次に、図2乃至4を参照して、厨芥処理装置本体2の厨芥投入口6に装着される蓋体30を説明する。
図2及び図4に示すように、蓋体30は、ドーナツ板状の上板部32と、この上板部32から下方に延びる円筒状の下筒部34と、この下筒部34の内側に、同心円状に形成された内側筒部36によって形成されている。上板部32の中央には、漏斗状の円錐面32aが形成されており、この円錐面32aの底部には、第1流入口32cが形成されている。また、円錐面32aの両側に橋渡しをするように、円錐面32aの半径方向に延びる把持部32bが形成されている。
また、下筒部34の上端の円周上には、等間隔に6つの第2流入口34aが形成されている(図2には3つのみ図示)。さらに、2つの傾斜溝34bが、下筒部34の下端から斜め上方に延びるように対称の位置に形成されている(図2には1つのみ図示)。これら傾斜溝34bは、下筒部34の下端からほぼ鉛直方向に延びる鉛直溝部34cと、この鉛直溝部34cの上端から斜め上方に延びる傾斜溝部34dと、この傾斜溝部34dの先端からほぼ水平方向に延びる水平溝部34eから形成されている。さらに、下筒部34の円周上の2箇所には、厨芥処理装置1を起動させるための磁石35が埋め込まれている。
また、内側筒部36は、下筒部34の内側に同心円状に形成されており、その下端は、内側筒部36から半径方向外方に延びる環状の環状底面36bによって下筒部34の内側側面に連結されている。この下筒部34、内側筒部36、及び環状底面36bによって囲まれた空間には、厨芥処理装置1の清掃時に、粒状の清掃用薬剤38が入れられる。この清掃用薬剤38を入れる空間は、清掃用薬剤放出手段として機能する。さらに、内側筒部36の下側の約1/2の領域には、洗浄水に溶解した清掃用薬剤38を拡散させるための多数の薬剤拡散孔36aが形成されている。
さらに、図3に示すように、蓋体30が装着される厨芥投入口6は、厨芥処理室12の上端と連通する筒状部6aと、この筒状部6aの上端から外方に延びるフランジ部6bとを有する。厨芥処理装置本体2がシンク8に取付けられた状態では、フランジ部6bの上面のみが外部に露出し、他の部分はシンク8の底面の下側に位置するように配置される。また、筒状部6aの内側面には、円柱状の2つの突起6cが設けられている(1つのみ図示)。この突起6cは蓋体30の傾斜溝34bに受入れられるように構成されている。さらに、筒状部6aの外側面には、蓋体30の下筒部34に取付けられた起動操作用の磁石35の磁気を検知するための磁気検出素子37が取付けられている。
次に、図1、図5及び図6を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の作用を説明する。図5は蓋体30を厨芥投入口6に装着した状態を示す斜視図であり、図6は厨芥投入口6に装着された蓋体30を回動させ、厨芥処理装置1を作動させた状態を示す斜視図である。
まず、本実施形態の厨芥処理装置1によって厨芥を粉砕する際の作用を説明する。厨芥処理装置1によって厨芥を粉砕する場合には、まず、蓋体30を厨芥投入口6から取り外し、処理すべき厨芥を厨芥投入口6から厨芥処理室12内に投入する。投入された厨芥は、回転板14の上に載せられる。また、通常使用時においては、排水弁26は常に開放されている。
次に、水栓8aを吐水状態にし、厨芥投入口6から厨芥処理室12内に洗浄水を流入させる。この状態で、蓋体30を厨芥投入口6に装着する。まず、図5に示すように、蓋体30が厨芥投入口6に装着され、厨芥投入口6の突起6cが蓋体30の鉛直溝部34cに受入れられた状態では、蓋体30の上板部32が、厨芥投入口6のフランジ部6bよりも高くなる第1の位置となる。次いで、使用者が、蓋体30の把持部32bを摘んで蓋体30を回動させると突起6cが傾斜溝部34dに沿って摺動し、図6に示すように、蓋体30が下降して、上板部32とフランジ部6bが同一平面上に位置する第2の位置となる。この状態では、水栓8aから吐水された洗浄水は、第1流入口32cを通って厨芥処理室12内に流入する。
蓋体30が回動され、突起6cが水平溝部34eの終端まで達すると、蓋体30の下筒部34に取付けられた磁石35の一方と厨芥投入口6の筒状部6aに取付けられた磁気検出素子37の位置が整合し、磁石35の磁気が磁気検出素子37によって検出される。なお、磁石35は下筒部34の2箇所に取付けられているので、蓋体30を何れの向きで厨芥投入口6に装着した場合でも、何れか一方の磁石35が磁気検出素子37と整合し、磁気検出素子37は磁気を検知することができる。磁気検出素子37が磁気を検出すると、コントローラ23は、厨芥処理装置1を厨芥処理モードで起動させる。即ち、コントローラ23はモーター16を起動させ、回転板14が回転される。
このように、本実施形態の厨芥処理装置1では、蓋体30の操作によってモーター16が起動されるため、使用者が厨芥処理室12内に手を入れた状態でモーター16が回転されることはない。回転板14が回転されると、回転板14上の厨芥は、固定刃20とスイングハンマー22の間で粉砕され、粉砕された厨芥は、洗浄水と共に回転板14の下側に落ちる。回転板14の下に落ちた厨芥は、洗浄水と共に厨芥排出部18を通って厨芥処理室12から流出し、排水トラップ管路24を通って排水管10へ排出される。モーター16が所定時間回転され、厨芥処理室12内の厨芥が粉砕されると、コントローラ23は、モーター16を停止させる。次いで、使用者が水栓8aからの吐水を停止させ、1回の厨芥処理が終了する。
また、コントローラ23に内蔵された清掃時期判定手段23aは、厨芥処理装置1の使用回数の積算値を1増加させる。この積算値が10を超えた場合には、清掃時期判定手段23aはブザー40に信号を送ってこれを鳴動させ、厨芥処理装置1の清掃時期が到来したことを使用者に報知する。
次に、本実施形態の厨芥処理装置1を清掃する際の作用を説明する。本実施形態の厨芥処理装置1を清掃する際には、まず、厨芥処理装置1の清掃用薬剤38を、第2流入口34aから蓋体30の中に入れる(図4参照)。次に、使用者は、水栓8aを吐水状態とし、蓋体30を厨芥投入口6に装着する。蓋体30が図6に示すように厨芥投入口6に装着された状態で、使用者が、蓋体30をダブルクリックの要領で素早く二回回動操作すると、磁気検出素子37がこれを検知し、コントローラ23は厨芥処理装置1を清掃モードで起動させる。清掃モードでは、コントローラ23は先ず、排水弁26を閉鎖させる。排水弁26が閉鎖された状態で洗浄水が厨芥処理室12内に流入すると、洗浄水は排水弁26の上流に滞留し、排水トラップ管路24は満水状態となる。この際、排水トラップ管路24に滞留していた空気は、バイパス管路28を通って排水弁26の下流側に排気される。
排水トラップ管路24が満水にされた状態で、さらに洗浄水が流入すると、厨芥処理室12内及び水位設定管28a内の水位が上昇する。この水位が水位設定管28aの上端の高さよりも高くなると、厨芥処理室12内に流入した洗浄水は水位設定管28aから溢れ、戻り管路28bを通って排水管10から排出されるので、水位は水位設定管28aの高さに規制される。この水位設定管28aの高さは、厨芥投入口6とほぼ同じ高さに構成されているので、洗浄水が厨芥投入口6から溢れることはない。
洗浄水の水位が厨芥投入口6付近の所定の高さまで上昇した後、使用者は、水栓8aを止水状態とする。洗浄水の水位が厨芥投入口6付近まで上昇した状態では、蓋体30に入れられた清掃用薬剤38が洗浄水に浸かり、洗浄水に溶けた清掃用薬剤38は、薬剤拡散孔36aを通って徐々に放出され、洗浄水の中に拡散していく。この洗浄水に溶けた清掃用薬剤38により、厨芥処理室12内及び排水トラップ管路24が漬け置き洗浄される。また、厨芥処理室12内の水位が、ほぼ厨芥投入口6の高さに設定されているので、厨芥処理室12上部の首部まで洗浄水に浸かり、汚れが付着しやすく清掃が困難な首部も容易に清掃される。さらに、排水トラップ管路24に滞留していた空気は排気され、排水トラップ管路24が満水にされているため、排水トラップ管路24の内壁面全体に洗浄水及び清掃用薬剤が作用し、排水トラップ管路24も隅々まで清掃される。
所定時間経過後、コントローラ23はモーター16を作動させ、清掃用薬剤38が溶解した洗浄水に浸かった回転板14を断続的に正回転及び逆回転させる。これにより、回転板14やスイングハンマー22に付着した汚れが効果的に除去されると共に、回転板14の回転により生起される水流により、厨芥処理室12の内壁面に付着した汚れも効果的に除去される。なお、厨芥処理室12内の洗浄水の水面は、回転板14の回転により水流が生起されると中央部が低く、周辺部が高くなる。本実施形態においては、水面がこのような状態になった場合にも、水面の最も高い部分の水位が、固定刃20やスイングハンマー22等の粉砕手段よりも高く、厨芥投入口6以下になるように設定されている。
コントローラ23は、厨芥処理室12内及び排水トラップ管路24を所定時間漬け置き洗浄した後、排水弁26を開放し、漬け置き洗浄により厨芥処理室12及び排水トラップ管路24の内壁面から剥がれ落ちた汚れを、洗浄水と共に排出する。このときコントローラ23は、回転板14を断続的に正回転及び逆回転させ、剥がれ落ちた汚れの再付着を防止する。好ましくは、使用者は、水栓8aから洗浄水を吐水させ、回転板14やスイングハンマー22をすすぎ洗いし、これらの凹凸部に汚れが再付着するのを防止する。また、コントローラ23の清掃時期判定手段23aは、厨芥処理装置1の使用回数の積算値を0にリセットする。本実施形態においては、コントローラ23は、約3時間排水弁26を閉鎖させて漬け置き洗浄を実行している。変形例として、コントローラ23が漬け置き洗浄を実行する時間を、使用者がタイマー等により設定できるように構成することもできる。
本発明の第1実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃時において、排水弁を閉鎖することにより、排水トラップ管路を含む厨芥処理装置に洗浄水が滞留され、漬け置き洗浄を行うことができる。また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、洗浄時において、厨芥処理室内の水位が水位設定管によって設定され、厨芥処理室の首部まで洗浄水に浸かるので、首部を効果的に洗浄することができると共に、洗浄水が厨芥処理室から溢れるのを防止することができる。
さらに、本実施形態の厨芥処理装置によれば、厨芥排出部と排水弁の間の空気の滞留がバイパス管路によって防止されるので、排水トラップ管路の内壁面全体を効果的に漬け置き洗浄することができる。
また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、厨芥処理装置の清掃時期が到来したことがブザーによって使用者に報知されるので、適切な時期に厨芥処理装置を清掃することができる。
また、上述した第1実施形態では、清掃用薬剤38を蓋体30の中に入れ、これを清掃用薬剤放出手段としていたが、清掃用薬剤放出手段は、厨芥処理室の上部に清掃用薬剤を入れる空間を設けておき、清掃時に所定水位まで水位が上昇するとこの清掃用薬剤が放出されるように構成しても良い。
さらに、上述した第1実施形態では、厨芥処理装置を清掃モードで運転する場合に、清掃用薬剤38を蓋体30の中に入れていたが、厨芥処理装置の通常使用時には、他の薬剤を蓋体30の中に入れて使用することもできる。例えば、厨芥処理室12や排水トラップ管路24内に雑菌が繁殖するのを防止するためのヌメリ防除剤を、蓋体30の中に入れて使用しても良い。ここで、厨芥処理装置1による粉砕を実行せず、厨芥処理装置がシンク8の排水口として機能している場合には、蓋体30は、図5に示す第1の位置で厨芥投入口6に装着されている。この第1の位置では、シンク8に流された水は、主に、第2流入口34aから蓋体30に流入し、下筒部34と内側筒部36の間に入れられたヌメリ防除剤を溶解して、薬剤拡散孔36aから厨芥処理室12内に流入する。これにより、厨芥処理室12内等に雑菌が繁殖するのを抑制することができる。
また、厨芥処理装置1により厨芥の粉砕処理を実行する場合には、蓋体30は、図6に示す第2の位置で厨芥投入口6に装着される。この第2の位置では、粉砕された厨芥を排出するために水栓8aから吐水されている洗浄水は、主に、蓋体30の第1流入口32cを通って厨芥処理室12内に流入する。このため、蓋体30に入れられているヌメリ防除剤は溶解されず、厨芥の粉砕処理時には必要とされないヌメリ防除剤が無駄に溶解されることがない。なお、厨芥処理装置1の清掃に使用する清掃用薬剤38とヌメリ防除剤を兼用にすることもできる。
また、上述した実施形態では、戻り管路28bは、排水弁26の下流側の排水管10に接続されていたが、排水弁26とは別系統の、他の排水管に戻り管路28bを接続しても良い。
さらに、上述した実施形態では、清掃時期判定手段23aは、厨芥処理装置1の使用回数に基づいて清掃時期を判定していたが、清掃時期判定手段23aが、前回清掃を実行した後の経過時間に基づいて清掃時期を判定するように構成することもできる。或いは、厨芥処理室12内の汚れを検出する臭いセンサ42等の汚れセンサを厨芥処理室12に設けておき、この臭いセンサ42の検出結果に基づいて、清掃時期判定手段23aが清掃時期を判定するように構成することもできる。厨芥処理装置をこのように構成することにより、清掃時期判定手段23aは、厨芥処理室内の実際の汚れの程度に基づいて清掃時期を判定することができる。
また、管路内を流れる排水の流速は管路内が汚れると低下するので、排水の流速を検出する流速センサ44を排水トラップ管路24等の管路に設けておき、この流速センサ44の検出結果に基づいて、清掃時期判定手段23aが清掃時期を判定するように構成することもできる。厨芥処理装置をこのように構成することにより、清掃時期判定手段23aは、厨芥排出部の下流における管路の実際の汚れの程度に基づいて清掃時期を判定することができる。
さらに、上述した実施形態では、清掃時期が到来したことをブザーによって使用者に報知していたが、変形例として、ブザーの代わりに、或いはブザーと共に、LED、ランプ等を点灯させて報知を行うように構成しても良い。
また、上述した実施形態では、蓋体を一回回動操作することによって粉砕モードが起動され、二回回動操作することによって清掃モードが起動するように構成されていたが、変形例として、蓋体を時計回りに回動操作すると粉砕モードが起動され、反時計回りに回動操作すると清掃モードが起動されるように構成することもできる。この場合には、蓋体に3つの磁石を埋め込んでおき、蓋体が時計回りに回動操作されたときには、このうちの2つの磁石の磁気が磁気検出素子によって検出され、蓋体が反時計回りに回動操作されたときには、全ての磁石の磁気が磁気検出素子によって検出されるように、各磁石及び各磁気検出素子を配置して、蓋体の操作を識別するのが良い。
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を説明する。本実施形態による厨芥処理装置では、清掃時に厨芥処理室に滞留される洗浄水の水位が、所定時間の給水を行なうタイマーによって設定される点が第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置100は、厨芥投入口6を上端に形成した厨芥処理室12と、回転板14と、駆動手段であるモーター16と、厨芥処理室12下部の厨芥排出部18と、を有する。また、厨芥処理装置100は、厨芥処理室12内の固定刃20と、回転板14上面の2つのスイングハンマー22と、を有する。本実施形態において、固定刃20及びスイングハンマー22は、粉砕手段を構成する。
また、厨芥処理装置100は、厨芥排出部18に接続された排水弁106と、この排水弁106の下流に接続された排出通路である排水トラップ管路24と、を有する。さらに、厨芥処理装置100は、洗浄水の吐水/止水を切替える厨芥処理装置用給水弁102と、この厨芥処理装置用給水弁102、モーター16及び排水弁106を制御するコントローラ108と、を有する。
厨芥処理装置用給水弁102は上水道の給水管104に接続されており、厨芥処理装置用給水弁102を開放することにより、水栓8aから洗浄水が吐水される。なお、厨芥処理装置用給水弁102が接続された給水管104は、水栓8aの通常使用時に水を供給するための給水管(図示せず)とは別系統である。従って、水栓8aの通常使用時には、水栓8aに内蔵された給水弁(図示せず)を手動で開放することによって吐水が行なわれる。一方、厨芥処理装置用給水弁102は厨芥処理装置100の使用時のみ開放され、厨芥処理装置用給水弁102が開放されると、水栓8aに内蔵された給水弁(図示せず)が閉鎖されていても水栓8aから吐水される。
コントローラ108は、厨芥投入口6に取付けられた磁気検出素子37(図7には図示せず)の検出信号に基づいて、厨芥処理装置用給水弁102、モーター16及び排水弁106を制御して、厨芥処理装置100を厨芥処理モード及び清掃モードで作動させるように構成されている。また、コントローラ108は、タイマー108aを内蔵しており、清掃モードにおいて、厨芥処理装置用給水弁102を所定時間開放することにより、所定量の洗浄水を厨芥処理室12に供給するように構成されている。本実施形態において、厨芥処理装置用給水弁102及びタイマー108aを内蔵したコントローラ108は、定量給水手段として作用する。
次に、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置100の作用を説明する。なお、厨芥処理装置100の厨芥処理モードにおける作用は、洗浄水が自動的に供給される点を除いて本発明の第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
まず、厨芥処理装置100が厨芥処理モードで起動されると、コントローラ108は厨芥処理装置用給水弁102を開放させて、厨芥処理室12に洗浄水を供給すると共に、モーター16を起動して厨芥を粉砕処理する。所定時間経過後、コントローラ108はモーター16を停止させ、次いで、厨芥処理装置用給水弁102を閉鎖させて、1回の粉砕処理が終了する。
次に、厨芥処理装置100の清掃モードにおける作用を説明する。
まず、厨芥処理装置100の清掃モードの運転が開始されると、コントローラ108は、排水弁106を閉鎖させる。次いで、コントローラ108は、厨芥処理装置用給水弁102を開放させて、厨芥処理室12に洗浄水を供給し、厨芥処理室12内の水位を上昇させる。コントローラ108に内蔵されたタイマー108aは、厨芥処理装置用給水弁102を所定時間開放し、洗浄水の水位を厨芥処理室12の厨芥投入口6近傍の首部まで上昇させた後、厨芥処理装置用給水弁102を閉鎖させ、水栓8aからの吐水を停止させる。
さらに、コントローラ108は、厨芥処理室12内を所定時間漬け置き洗浄した後、排水弁106を開放し、漬け置き洗浄により厨芥処理室12の内壁面等から剥がれ落ちた汚れを、洗浄水と共に排出する。
本発明の第2実施形態の厨芥処理装置によれば、タイマーによって厨芥処理装置用給水弁を所定時間開放することにより、清掃モードにおける厨芥処理室内の水位を設定することができる。また、厨芥処理装置用給水弁を所定時間開放することにより供給される洗浄水の量が常に一定になるように、洗浄水を供給する管路に定流量弁を配置しても良い。
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置を説明する。本実施形態による厨芥処理装置では、清掃時に厨芥処理室に滞留される洗浄水の水位が、水位センサによって設定される点が第1、第2実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第3実施形態の第1、第2実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置110は、厨芥投入口6を上端に形成した厨芥処理室12と、回転板14と、駆動手段であるモーター16と、厨芥処理室12下部の厨芥排出部18と、を有する。また、厨芥処理装置110は、厨芥処理室12内の固定刃20と、回転板14上面の2つのスイングハンマー22と、を有する。本実施形態において、固定刃20及びスイングハンマー22は、粉砕手段を構成する。
また、厨芥処理装置110は、厨芥処理室12の底部に取付けられた水位センサ112と、厨芥排出部18に接続された排出通路である排水トラップ管路24と、この排水トラップ管路24の下流に接続された排水弁116と、を有する。さらに、厨芥処理装置110は、洗浄水の吐水/止水を切替える厨芥処理装置用給水弁102と、この厨芥処理装置用給水弁102、モーター16及び排水弁116を制御するコントローラ114と、を有する。
厨芥処理装置用給水弁102は上水道の給水管104に接続されており、厨芥処理装置用給水弁102を開放することにより、水栓8aから洗浄水が吐水される。なお、上述した第2実施形態と同様に、厨芥処理装置用給水弁102が接続された給水管104は、水栓8aの通常使用時に水を供給するための給水管(図示せず)とは別系統である。
コントローラ114は、磁気検出素子37(図8には図示せず)、及び水位センサ112の検出信号に基づいて、厨芥処理装置用給水弁102、モーター16及び排水弁116を制御して、厨芥処理装置110を厨芥処理モード及び清掃モードで作動させるように構成されている。また、コントローラ114は、清掃モードにおいて、水位センサ112が所定の水位を検出すると、厨芥処理装置用給水弁102を閉鎖させるように構成されている。本実施形態において、コントローラ114は、給水停止手段として作用する。
次に、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置110の作用を説明する。なお、厨芥処理装置110の厨芥処理モードにおける作用は、本発明の第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
まず、厨芥処理装置110の清掃モードの運転が開始されると、コントローラ114は、排水弁116を閉鎖させる。次いで、コントローラ114は、厨芥処理装置用給水弁102を開放させて、厨芥処理室12に洗浄水を供給し、厨芥処理室12内の水位を上昇させる。厨芥処理室12の底部に設けられた水位センサ112は、検出された水位信号をコントローラ114に出力する。コントローラ114は、水位センサ112が、厨芥処理室12の厨芥投入口6近傍に設定された所定の水位を検出すると、厨芥処理装置用給水弁102を閉鎖させ、水栓8aからの吐水を停止させる。
さらに、コントローラ114は、厨芥処理室12内を所定時間漬け置き洗浄した後、排水弁116を開放し、漬け置き洗浄により厨芥処理室12の内壁面等から剥がれ落ちた汚れを、洗浄水と共に排出する。
本発明の第3実施形態の厨芥処理装置によれば、水位センサによって厨芥処理室内の水位を直接検出することにより、清掃モードにおける厨芥処理室内の水位を正確に設定することができる。
本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置の厨芥投入口に装着される蓋体の斜視図である。 蓋体を装着する厨芥投入口を拡大して示す斜視図である。 厨芥投入口に蓋体を装着した状態を示す断面図である。 蓋体を厨芥投入口に装着した状態を示す斜視図である。 厨芥投入口に装着された蓋体を回動させ、厨芥処理装置を作動させた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。
符号の説明
1 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置
2 厨芥処理装置本体
4 厨芥処理装置用封水装置
6 厨芥投入口
6a 筒状部
6b フランジ部
6c 突起
8 シンク
8a 水栓
10 排水管
12 厨芥処理室
14 回転板
16 モーター
18 厨芥排出部
20 固定刃
22 スイングハンマー
22a シャフト
23 コントローラ
23a 清掃時期判定手段
24 排水トラップ管路
24a 下降管部
24b 上昇管部
26 排水弁
28 バイパス管路
28a 水位設定管
28b 戻り管路
30 蓋体
32 上板部
32a 円錐面
32b 把持部
32c 第1流入口
34 下筒部
34a 第2流入口
34b 傾斜溝
34c 鉛直溝部
34d 傾斜溝部
34e 水平溝部
35 磁石
36 内側筒部
36a 薬剤拡散孔
36b 環状底面
37 磁気検出素子
38 清掃用薬剤
40 ブザー
42 臭いセンサ
44 流速センサ
100 本発明の第2実施形態による厨芥処理装置
102 厨芥処理装置用給水弁
104 給水管
106 排水弁
108 コントローラ
110 本発明の第3実施形態による厨芥処理装置
112 水位センサ
114 コントローラ
116 排水弁

Claims (7)

  1. 厨芥を粉砕して粉砕された厨芥を洗浄水と共に排水管に排出する厨芥処理装置であって、
    厨芥を投入する厨芥投入口が上端に形成された厨芥処理室と、
    この厨芥処理室内に配置され、上記厨芥投入口から投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、
    上記厨芥処理室の下部に設けられ、上記粉砕手段によって粉砕された厨芥を上記厨芥処理室から排出する厨芥排出部と、
    この厨芥排出部に連通して形成された排出通路と、
    この排出通路に設けられ、清掃時において、上記厨芥処理室内に洗浄水を滞留させるために閉鎖される排水弁と、
    この排水弁を閉鎖して上記厨芥処理装置を清掃する際に、上記厨芥処理室内に滞留される洗浄水の水位を、上記粉砕手段よりも高く上記厨芥投入口以下の所定の水位に規制する水位規制手段と、
    を有することを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 上記水位規制手段が、上記排出通路から分岐して上方に延びる水位設定管と、この水位設定管の上端と上記排水弁の下流側の管路とを連通させる戻り管路と、を有する請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 上記水位規制手段が、上記排水弁の閉鎖後に、上記厨芥処理室内に所定量の洗浄水を流入させる定量給水手段である請求項1記載の厨芥処理装置。
  4. 上記水位規制手段が、上記厨芥処理室内の水位を検出する水位センサと、この水位センサが上記所定の水位を検出すると上記厨芥処理室内への給水を停止させる給水停止手段と、を有する請求項1記載の厨芥処理装置。
  5. 上記排出通路が、上記厨芥排出部から下方に向かう下降管部、及びこの下降管部の下端から上方に向かう上昇管部を備えた排水トラップ管路として形成され、上記排水弁は排水トラップ管路の下流側に配置されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
  6. さらに、上記厨芥処理装置の清掃時において、上記厨芥処理室内に滞留される洗浄水の水位が上記所定の水位に達すると、上記厨芥処理装置を清掃するための清掃用薬剤を放出させる清掃用薬剤放出手段を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
  7. 上記清掃用薬剤放出手段が、上記厨芥処理装置の清掃時に上記厨芥投入口に装着される蓋体に設けられている請求項6記載の厨芥処理装置。
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