JP2007160279A - 厨芥処理装置 - Google Patents

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正宏 黒石
Katsuji Uryu
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佳充 高良
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Abstract

【課題】少量の洗浄水で、厨芥処理室内を容易に清掃することができる厨芥処理装置を提供する。
【解決手段】本発明は、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置(1)であって、厨芥処理室(8)と、この厨芥処理室に洗浄水を流入させる給水手段(28)と、厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段(18、20a)と、この粉砕手段を回転駆動する駆動手段(12)と、粉砕手段によって粉砕された厨芥を排出する厨芥排出部(14)と、給水手段及び駆動手段を作動させることにより、粉砕モード及び清掃モードの運転を実行する制御手段(22)と、を有し、この制御手段は、粉砕モードにおいては、給水手段による給水を行ないながら粉砕手段を回転させ、清掃モードにおいては、清掃モードの運転期間中の少なくとも一部において、給水手段による給水を停止させた状態で粉砕手段を回転させることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、厨芥処理装置に係わり、特に、厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置に関する。
特開平10−258240号公報(特許文献1)には、厨芥を粉砕室(厨芥処理室)内で粉砕しながら粉砕された厨芥を洗浄水と共に排水管に排出するディスポーザ(厨芥処理装置)が記載されている。このディスポーザでは、厨芥の粉砕処理が終了した後、排水管内にオゾン水を放流することによって、排水管内を消臭、洗浄している。
特開平10−258240号公報
特開平10−258240号公報に記載されたような厨芥処理装置においては、厨芥処理室内で厨芥を粉砕する際に厨芥処理室の壁面等に厨芥が付着し、粉砕時に供給される洗浄水だけでは付着した厨芥を完全に洗い流すことができず、厨芥が残留してしまうという問題がある。このため、厨芥処理室の壁面や粉砕用の刃を定期的に清掃する必要がある。しかしながら、厨芥処理室内の清掃は、厨芥処理装置が設置されたシンクに開口した狭い厨芥投入口からブラシ等を挿入して行なう必要があり、困難で手間のかかる作業である。
また、厨芥処理装置の厨芥処理室内を自動的に清掃するには、大量の洗浄水が必要になるという問題もある。
従って、本発明は、少量の洗浄水で、厨芥処理室内を容易に清掃することができる厨芥処理装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置であって、粉砕すべき厨芥を投入する厨芥処理室と、この厨芥処理室に洗浄水を流入させる給水手段と、回転駆動されることにより、厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、この粉砕手段を回転駆動する駆動手段と、粉砕手段によって粉砕された厨芥を厨芥処理室から排出する厨芥排出部と、給水手段及び駆動手段を作動させることにより、粉砕モード及び清掃モードの運転を実行する制御手段と、を有し、この制御手段は、粉砕モードにおいては、給水手段による給水を行ないながら粉砕手段を回転させ、清掃モードにおいては、清掃モードの運転期間中の少なくとも一部において、給水手段による給水を停止させた状態で粉砕手段を回転させることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、厨芥処理装置が粉砕モードで起動されると、制御手段は、給水手段を作動させて厨芥処理室内に洗浄水を流入させると共に、駆動手段を作動させて厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕手段により粉砕する。また、制御手段は、厨芥処理装置が清掃モードで起動されると、駆動手段を作動させて粉砕手段を回転させるが、その粉砕手段の回転中の少なくとも一部において、給水手段による給水を停止させる。
このように構成された本発明によれば、清掃モードの運転期間中の少なくとも一部において、給水手段による給水を停止させた状態で粉砕手段を回転させるので、清掃モード運転によって厨芥処理室内を容易に清掃できると共に、清掃モード運転中に使用される洗浄水の量を少なくすることができる。
本発明において、好ましくは、給水手段は、粉砕モードの運転中に開放される粉砕モード用給水弁、及び清掃モードの運転中に開放される清掃モード用給水弁を備えている。
このように構成された本発明においては、制御手段は、粉砕モードの運転が起動されると、粉砕モード用給水弁を開放させて厨芥処理室内に洗浄水を供給し、清掃モードの運転が起動されると、清掃モード用給水弁を開放させて厨芥処理室内に洗浄水を供給する。
このように構成された本発明によれば、例えば、粉砕モード用給水弁を設けた管路と清掃モード用給水弁を設けた管路の内径が異なるように構成することにより、粉砕モードの運転中に供給される洗浄水の流量と清掃モードの運転中に供給される洗浄水の流量が異なるように構成することができる。
本発明において、好ましくは、給水手段は、清掃モードにおいて、粉砕モードよりも少ない流量の洗浄水を厨芥処理室に流入させる。
このように構成された本発明によれば、清掃モードの運転中には、粉砕モードの運転中よりも少ない流量の洗浄水が厨芥処理室に供給されるので、清掃モードの運転時における洗浄水の使用量を少なくすることができる。
本発明において、好ましくは、厨芥排出部は、粉砕手段が回転される回転軸線を中心とする円のほぼ接線方向に向くように形成されており、清掃モードにおいて、制御手段は、厨芥排出部からの洗浄水の排水を抑制する方向に粉砕手段を回転させることにより、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる。
このように構成された本発明においては、清掃モードにおいて、制御手段は、粉砕手段を所定の方向に回転させることにより、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させ、滞留した洗浄水により厨芥処理室内が洗浄される。
このように構成された本発明によれば、厨芥処理室内に滞留した洗浄水により厨芥処理室内が洗浄されるので、より少量の洗浄水で、効果的に清掃を行なうことができる。
本発明の厨芥処理装置によれば、少量の洗浄水で、厨芥処理室内を容易に清掃することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置、及びこれを設置したシンク全体を示す断面図である。また、図2は、図1のII−II断面図であり、厨芥処理室の下部を切断して示す斜視断面図である。図3は、本実施形態による厨芥処理装置における洗浄水の給水系統を示す図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1は、厨芥を投入する厨芥投入口2が、流し台(図示せず)のシンク4の底面に開口するように設置される。また、シンク4の近傍には水栓6が設けられており、厨芥処理装置1によって厨芥を粉砕する際及び清掃する際に、この水栓6から洗浄水が供給される。
さらに、本実施形態の厨芥処理装置1は、厨芥投入口2を上方に形成した厨芥処理室8と、この厨芥処理室8の中に配置された回転板10と、この回転板10を回転駆動する駆動手段であるモーター12と、厨芥処理室8下部の、回転板10の下側に設けられ、粉砕された厨芥を厨芥処理室8から排水管(図示せず)に排出する厨芥排出部14と、を有する。
また、厨芥処理室8の中間部の内壁面には固定刃16が取付けられている。さらに、回転板10の上面には、2つのスイングハンマー18がシャフト18aを中心に回転可能に取付けられている。また、モーター12の回転軸12aの中間部には、回転板10の下に落ちた厨芥を粉砕するブレード20a及び厨芥処理室8内の洗浄水を攪拌する羽根20bが取付けられ、これらは、回転軸12aから放射方向に延びている。本実施形態において、固定刃16、スイングハンマー18及びブレード20aは、粉砕手段を構成する。
また、厨芥処理装置1は、制御手段であるコントローラ22を有し、コントローラ22は、厨芥投入口2に設けられた磁気検出素子24の検出信号に基づいて、水栓6及びモーター12を作動させるように構成されている。さらに、厨芥処理装置1は、所定の場合においてコントローラ22によって鳴動され、使用者に警告を発する警告手段であるブザー25を有する。
厨芥処理室8は、上方に円形の厨芥投入口2が開口した概ね円錐台状に形成されている。また、厨芥投入口2は、シンク4の排水口を兼ねており、シンク4内の水は厨芥投入口2から厨芥処理室8に入り、厨芥排出部14を介して排水管(図示せず)に排水されるように構成されている。
また、回転板10は、厨芥処理室8の中間部に水平に支持された金属製の円板である。さらに、回転板10は、その中心がモーター12の回転軸12aにネジ止めされており、モーター12によって回転駆動される。また、回転板10には、それを直角に貫通するように、2本のシャフト18aが取付けられている。シャフト18aは、回転板10の上面側において、金属製のスイングハンマー18を回転可能に支持している。スイングハンマー18は、概ね直方体のブロック状であり、一端にシャフト18aが通されている。また、スイングハンマー18の底面は平面であり、先端に向かって厚さが厚くなり、先端は回転板10の周縁とほぼ同一曲率の円弧状に形成されている。また、スイングハンマー18の長さは、スイングハンマー18が、回転板10の半径方向外方に向けられたとき、その先端が回転板10の周縁とほぼ一致するように設定されている。
一方、図1に示すように、厨芥処理室8の中間部の内壁には、回転板10を取り囲むように、金属製の固定刃16が取付けられている。固定刃16には、円周方向に等間隔に多数の鉛直方向の切り抜き部(図示せず)が形成されている。厨芥は、固定刃16の各切り抜き部(図示せず)のエッジと、スイングハンマー18の間に押し込まれることにより、厨芥処理室8内で粉砕される。
次に、図2を参照して、厨芥処理室8の下部、及びそこに形成された厨芥排出部14の構成を説明する。
図2に示すように、厨芥排出部14は、厨芥処理室8の底面近傍に水平方向に向けて形成された円筒状の管路であり、その先端は排水管(図示せず)に接続されている。また、厨芥排出部14は、回転板10を回転させるモーター12の回転軸12aを中心とする円のほぼ接線方向に向くように形成されている。このため、回転軸12aが図2の矢印D1方向に回転されると、厨芥処理室8内の洗浄水は羽根20bによって攪拌され、その厨芥排出部14からの排水が抑制される。これにより、洗浄水は厨芥処理室8内に滞留される。一方、回転軸12aが矢印D2方向に回転されると、洗浄水の厨芥排出部14からの排水が促進され、厨芥処理室8内の洗浄水は速やかに排出される。
次に、図3を参照して、水栓6内の洗浄水の給水系統、及びコントローラ22による制御を説明する。
図3に示すように、水栓6には、シンク4の使用時に使用者によって手動で開閉される手動給水弁26と、厨芥処理装置1の使用時にコントローラ22によって開閉される給水手段である厨芥処理装置用給水弁28と、を内蔵している。また、図3に示すように、上水道の水道管32は水栓6内で2本に分岐され、その一方は手動給水弁26を介して吐水口6aに連通され、他の一方は厨芥処理装置用給水弁28を介して吐水口6aに連通されている。従って、手動給水弁26及び厨芥処理装置用給水弁28の何れか一方、又は両方が開放されることにより、吐水口6aから洗浄水(水道水)が吐水されるように構成されている。
手動給水弁26は、シンク4の通常使用時に使用者が手動で開閉操作する開閉弁であり、水栓6のハンドル6b(図1)を操作することにより開閉することができるように構成されている。
厨芥処理装置用給水弁28は、コントローラ22からの指令信号に基づいて、開閉されるように構成されており、厨芥処理装置1の粉砕モードの運転時及び清掃モードの運転時に開放されるように構成されている。
コントローラ22は、磁気検出素子24の検出信号に基づいてモーター12及び厨芥処理装置用給水弁28を作動させ、厨芥処理装置1の粉砕モード又は清掃モードの運転を実行するように構成されている。また、コントローラ22は、厨芥処理室内の厨芥の有無を判定する厨芥判定手段22aを内蔵している。コントローラ22は、具体的には、マイクロプロセッサ、メモリ及びそれに記憶されたプログラム(以上図示せず)等により構成される。コントローラ22による制御の詳細は後述する。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の作用を説明する。図4は粉砕モードにおける厨芥処理装置用給水弁28の開閉と、モーター12の駆動のタイムシークェンスを示すグラフであり、図5は清掃モードにおける厨芥処理装置用給水弁28の開閉と、モーター12の駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。
まず、図4を参照して、本実施形態による厨芥処理装置1の粉砕モードにおける作用を説明する。
厨芥処理装置1を粉砕モードで起動させ、厨芥を粉砕するには、まず、粉砕すべき厨芥を厨芥投入口2から厨芥処理室8に投入する。投入された厨芥は、回転板10の上に載せられる。次に、使用者は、厨芥投入口2の蓋体(図示せず)を厨芥投入口2に嵌め込みながら、蓋体を回動させる。蓋体には、磁石(図示せず)が埋め込まれており、厨芥投入口2に取付けられている磁気検出素子24が、蓋体が回動されたことを検知する。磁気検出素子24は、蓋体を検知した旨の信号をコントローラ22に送る。このように、本実施形態の厨芥処理装置1では、蓋体の操作によってモーター12が起動されるため、使用者が厨芥処理室8内に手を入れた状態でモーター12が回転されることはない。
図4に示すように、磁気検出素子24からの信号がコントローラ22に入力されると、コントローラ22は、厨芥処理装置用給水弁28に信号を送って、厨芥処理装置用給水弁28を開放させる。次に、コントローラ22は、モーター12を起動させ、厨芥の粉砕を開始する。
モーター12が起動され、回転板10が回転されると、回転板10上の厨芥は、固定刃16とスイングハンマー18の間で粉砕され、粉砕された厨芥は、洗浄水と共に回転板10の下側に落ちる。回転板10の下に落ちた厨芥は、ブレード20aによってさらに粉砕され、洗浄水と共に厨芥排出部14を通って厨芥処理室8から排水管(図示せず)へ排出される。
図4に示すように、コントローラ22は、まず、モーター12をD1方向(図2)に約3秒間逆転させ、モーター12を約1秒間停止させた後、D2方向(図2)に約3秒間正転させる。次いで、この手順をもう1回繰り返した後、モーター12を約15秒間逆転させる。モーター12をD1方向に逆転させると、洗浄水は厨芥処理室8内に滞留され、滞留した洗浄水の中で、厨芥はさらに微粉砕される。コントローラ22は、この後、さらにモーター12の逆転、正転を1回ずつ行い、モーター12を停止させる。モーター12のD2方向(図2)の正転は、回転板10の下に落ちた厨芥及び洗浄水の厨芥排出部14からの排出を促進させ、粉砕された厨芥及び洗浄水は速やかに排水管(図示せず)へ排出される。次いで、コントローラ22は、厨芥処理装置用給水弁28に信号を送って厨芥処理装置用給水弁28を閉鎖させ、水栓6からの吐水を停止させて1回の粉砕モードの運転が終了する。このように、本実施形態の厨芥処理装置では、粉砕モードにおいては、モーター12が回転されている間は、常に厨芥処理装置用給水弁28が開放されており、洗浄水が厨芥処理室8内に供給される。なお、本実施形態においては、モーター12の正転時、逆転時とも、回転板10は、約2000rpmの回転数で回転される。
次に、図5を参照して、本実施形態による厨芥処理装置1の清掃モードにおける作用を説明する。
厨芥処理装置1を清掃モードで起動させるには、蓋体(図示せず)を厨芥投入口2に嵌め込みながら、蓋体をダブルクリックの要領で素早く二回回動させる。コントローラ22は、磁気検出素子24の検出信号に基づいて蓋体がそのように操作されたことを検知する。
清掃モードの起動操作が検知されると、まず、コントローラ22は、モーター12を低速で回転させる。コントローラ22に内蔵された厨芥判定手段22aは、この際モーター12に作用している負荷を検出し、厨芥処理室8内に厨芥が投入されているか否かを判定する。具体的には、厨芥判定手段22aはモーター12のコイル(図示せず)に流れる電流を検知し、コイルに所定値以上の電流が流れているか否かによってモーター12の負荷を検出する。コイルに所定値以上の電流が流れている場合には、厨芥判定手段22aは厨芥処理室8内に厨芥が投入されていると判定する。厨芥処理室8内に厨芥が投入されていると判定されると、コントローラ22は、警告手段であるブザー25を鳴動させて使用者に警告を発すると共に、上述した粉砕モードによる運転を開始させ、粉砕モードの運転終了後、清掃モードの運転を開始させる。これにより、厨芥処理室8内に厨芥が投入された状態で清掃モードの運転が実行されるのを防止する。一方、コイルに流れる電流が所定値未満の場合には、厨芥判定手段22aは厨芥処理室8内に厨芥は無いと判定し、コントローラ22は、そのまま清掃モードによる運転を起動させる。
図5に示すように、清掃モードが起動されると、コントローラ22は、まず、モーター12をD1方向(図2)に逆転させる。使用者は、清掃モードによる運転開始後、厨芥処理装置清掃用の液体洗剤を厨芥投入口2から投入する。次いで、コントローラ22は、厨芥処理装置用給水弁28に信号を送り、厨芥処理装置用給水弁28を開放させる。
コントローラ22は、厨芥処理装置用給水弁28を所定時間開放させ厨芥処理室8内に洗浄水を流入させた後、厨芥処理装置用給水弁28を閉鎖して給水を停止させる。ここで、回転板10はD1方向(図2)に逆転されているため、厨芥排出部14からの洗浄水の排出が抑制され、給水が停止された後も厨芥処理室8内には洗浄水が滞留する。このように、給水を停止させた状態で、厨芥処理室8内に洗浄水を滞留させて清掃を行なうため、清掃時に必要とされる洗浄水の量は少なくなる。さらに、液体洗剤が混合された洗浄水に浸けられた状態で回転板10を回転させることにより、洗浄水の流れの渦が発生し、これが、洗剤を泡立て、汚れを取り除くための外力として作用する。さらに、厨芥処理室8内に高濃度で滞留する洗剤と回転板10によって生起される渦の相乗効果により、形状が複雑なため清掃が困難な回転板10や固定刃16に固着した汚れが確実に除去される。次いで、コントローラ22は、モーター12を所定時間回転させた後、モーター12を停止させる。
コントローラ22は、モーター12を停止させた後、今度は、モーター12をD2方向(図2)に正転させると共に、厨芥処理装置用給水弁28を開放させる。約3秒後、コントローラ22は、モーター12を停止させ、厨芥処理装置用給水弁28を閉鎖させて、1回の清掃モードの運転が終了する。この約3秒間のモーター12の正転により、厨芥処理室内はすすぎ洗いされる。なお、本実施形態では、清掃モード運転においても、モーター12の正転時、逆転時とも、回転板10は、約2000rpmの回転数で回転される。また、本実施形態においては、モーター12の逆転を停止させた後、約5秒後に、モーター12の正転を開始させているが、この逆転と正転の間の時間は、使用する洗剤の特性等に応じて適宜変更することができる。即ち、厨芥処理室8内に投入された洗剤は回転板10の回転により泡立てられており、洗剤の泡は洗浄水が排出された後も厨芥処理室8内に長時間残留することができる。この残留した泡の作用により厨芥処理室8の内壁面等に付着した汚れを落とすことができる。例えば、漬け置き洗浄の効果が期待できる洗剤を使用する場合には、逆転と正転の間の時間を数時間とすることもできる。
本発明の第1実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モードの運転期間中に、厨芥処理装置用給水弁を閉鎖させた状態で回転板を回転させるので、清掃モード運転によって厨芥処理室内を自動的に清掃することを可能にしながら、清掃モード運転中に使用される洗浄水の量を少なくすることができる。
本実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モードにおいて、モーターを逆転させることにより、厨芥排出部からの洗浄水の排水を抑制し、厨芥処理室内に滞留した洗浄水により清掃を行なうので、より少量の洗浄水で、効果的に清掃を行なうことができる。
また、上述した実施形態においては、水栓6の手動給水弁26を手動で開放させた場合も、コントローラ22によって厨芥処理装置用給水弁28が開放された場合も、同一の吐水口6aから洗浄水が吐水されていたが、変形例として、夫々に専用の吐水口を設けても良い。この場合には、厨芥処理室8内に専用の吐水口(図示せず)を設けておき、厨芥処理装置用給水弁28を介して供給される洗浄水が、その専用の吐水口から直接供給されるように構成することもできる。或いは、専用の吐水口(図示せず)をシンク4近傍に設けた専用のカラン(図示せず)から吐水させるように構成することもできる。
さらに、上述した実施形態においては、厨芥処理装置用給水弁28として、全開状態又は全閉状態で使用されるタイプの給水弁が用いられていたが、変形例として、厨芥処理装置用給水弁28を、開度調節可能な給水弁としても良い。この場合には、清掃モードにおける給水弁の開度が、粉砕モードにおける給水弁の開度よりも小さくなるように構成するのが良い。これにより、清掃モードにおける洗浄水の使用量を、さらに減少させることができる。
或いは、厨芥処理装置用給水弁28は、全開状態と全閉状態とを交互に繰り返す弁であっても良い。このような弁では、全開状態にある時間と全閉状態にある時間との間のデューティ比によって、厨芥処理装置用給水弁を流れる流量を調整する。この場合には、清掃モード運転時には、粉砕モード運転時よりも、厨芥処理装置用給水弁が全閉状態にされる時間の割合が長くなるように構成し、清掃モード運転時における洗浄水の流量が少なくなるように構成するのが良い。
また、上述した実施形態においては、手動給水弁26及び厨芥処理装置用給水弁28は水栓6の中に内蔵されていたが、変形例として、これらの給水弁の何れか一方又は両方が水栓6の外部に配置されるように構成することもできる。
さらに、上述した実施形態においては、厨芥判定手段は、厨芥処理室内に厨芥が投入されているか否かを判定し、厨芥が投入されている場合には、粉砕モードの運転を実行した後、清掃モードの運転を実行しているが、変形例として、厨芥が投入されている場合には、使用者に警告を発すると共に、清掃モードの起動を中止するように構成することもできる。
また、上述した実施形態において、清掃モードにおいて厨芥処理室内に厨芥が投入されている等の場合には、使用者にブザー25によって警告を発していたが、変形例として、ブザーの代わりに、或いはブザーと共に、LED、ランプ等を点灯させて警告を発するように構成しても良い。
さらに、上述した実施形態では、蓋体を一回回動操作することによって粉砕モードが起動され、二回回動操作することによって清掃モードが起動されるように構成されていたが、変形例として、蓋体を時計回りに回動操作すると粉砕モードが起動され、反時計回りに回動操作すると清掃モードが起動されるように構成することもできる。この場合には、蓋体に3つの磁石を埋め込んでおき、蓋体が時計回りに回動操作されたときには、このうちの2つの磁石の磁気が磁気検出素子によって検出され、蓋体が反時計回りに回動操作されたときには、全ての磁石の磁気が磁気検出素子によって検出されるように、各磁石及び各磁気検出素子を配置して、蓋体の操作を識別するのが良い。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を説明する。本実施形態による厨芥処理装置では、洗浄水の給水系統が第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。図6は、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置の洗浄水の給水系統を示す図である。
まず、図6を参照して、本発明の第2実施形態の厨芥処理装置において使用されている水栓内の洗浄水の給水系統を説明する。
図6に示すように、本発明の第2実施形態の厨芥処理装置において使用されている水栓40は、手動給水弁26と、粉砕モード用給水弁42と、清掃モード用給水弁44と、を有する。さらに、本実施形態の厨芥処理装置は、粉砕モード用給水弁42、清掃モード用給水弁44、及びモーター12を制御する制御手段であるコントローラ48を有する。
本実施形態においては、水道管32から供給された水道水は3系統に分岐されており、そのうちの1つは手動給水弁26に接続され、他の1つは粉砕モード用給水弁42に接続され、残りの1つは清掃モード用給水弁44に接続されている。これら3系統に分岐された水路は、再び合流され、吐水口6aに連通されている。また、清掃モード用給水弁44が接続された管路は、手動給水弁26、粉砕モード用給水弁42が夫々接続された管路よりも細く構成されている。なお、本実施形態において、粉砕モード用給水弁42及び清掃モード用給水弁44は、給水手段として機能する。
次に、本発明の第2実施形態の厨芥処理装置の作用を説明する。
まず、本実施形態の厨芥処理装置が粉砕モードで起動されると、コントローラ48は、粉砕モード用給水弁42に信号を送り、粉砕モード用給水弁42を開放させる。次いで、コントローラ48は、モーター12を起動させ、粉砕モードの運転を開始させる。粉砕モードにおけるモーター12の回転、及び粉砕モード用給水弁42の開閉のタイムシークェンスは、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施形態の厨芥処理装置の清掃モードにおける作用を説明する。
まず、本実施形態の厨芥処理装置が清掃モードで起動されると、コントローラ48は、モーター12に信号を送り、これを起動させる。使用者は、清掃モードによる運転開始後、厨芥処理装置清掃用の液体洗剤を厨芥投入口2から投入する。次に、コントローラ48は、清掃モード用給水弁44に信号を送り、清掃モード用給水弁44を開放させ、洗浄水を厨芥処理室8に供給する。また、清掃モード用給水弁44が接続された管路は、粉砕モード用給水弁42が接続された管路よりも細く構成されているため、厨芥処理室8に供給される洗浄水の流量は、粉砕モードの場合よりも少なくなる。このように、清掃モードにおける給水量が減少されるため、投入された厨芥処理装置清掃用の液体洗剤が希釈されにくくなり、厨芥処理室8内には高濃度の洗剤が長時間滞留される。清掃モードにおけるモーター12の回転、及び清掃モード用給水弁42の開閉のタイムシークェンスは、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の第2実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モードにおいては、粉砕モードよりも少ない流量の洗浄水が供給されるので、少量の洗浄水で厨芥処理室内を清掃することができる。
また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モードにおいては、粉砕モードよりも少ない流量の洗浄水が供給されるので、投入された厨芥処理装置清掃用の液体洗剤が過度に希釈されることがなく、高濃度の洗剤が厨芥処理室内に長時間滞留され、少量の洗浄水で効率良く清掃を行なうことが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した各実施形態の各変形例は、適宜、他の実施形態と組み合わせて実施することができる。
また、清掃モードの運転において、洗浄水を供給する時期は、図7に示すように適宜変更することができる。図7は、洗浄水を供給する時期の種々の変形例を示すタイムシークェンスである。即ち、図7(a)に示すように、洗浄水を供給し終わった後、モーターを起動させても良い。或いは、図7(b)に示すように、洗浄水の供給の途中でモーターを起動させ、洗浄水の供給終了後、モーターを停止させても良い。また、図7(c)に示すように、モーターの回転中の所定期間に亘って洗浄水を供給しても良い。さらに、図7(d)に示すように、モーターの回転中に洗浄水の供給を開始し、モーターの停止後、洗浄水の供給を停止させても良い。或いは、図7(e)に示すように、モーターの回転終了後に、所定期間に亘って洗浄水を供給しても良い。
本発明の第1実施形態による厨芥処理装置、及びこれを設置したシンク全体を示す断面図である。 図1のII−II線に沿って厨芥処理室の下部を切断して示す斜視断面図である。 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置における洗浄水の給水系統を示す図である。 粉砕モードにおける厨芥処理装置用給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。 清掃モードにおける厨芥処理装置用給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。 本発明の第2実施形態による厨芥処理装置の洗浄水の給水系統を示す図である。 洗浄水を供給する時期の種々の変形例を示すタイムシークェンスである。
符号の説明
1 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置
2 厨芥投入口
4 シンク
6 水栓
8 厨芥処理室
10 回転板
12 モーター
12a 回転軸
14 厨芥排出部
16 固定刃
18 スイングハンマー
20a ブレード
20b 羽根
22 コントローラ
22a 厨芥判定手段
24 磁気検出素子
25 ブザー
26 手動給水弁
28 厨芥処理装置用給水弁
32 水道管
40 水栓
42 粉砕モード用給水弁
44 清掃モード用給水弁
48 コントローラ

Claims (4)

  1. 厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置であって、
    粉砕すべき厨芥を投入する厨芥処理室と、
    この厨芥処理室に洗浄水を流入させる給水手段と、
    回転駆動されることにより、上記厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、
    この粉砕手段を回転駆動する駆動手段と、
    上記粉砕手段によって粉砕された厨芥を上記厨芥処理室から排出する厨芥排出部と、
    上記給水手段及び上記駆動手段を作動させることにより、粉砕モード及び清掃モードの運転を実行する制御手段と、を有し、
    この制御手段は、粉砕モードにおいては、上記給水手段による給水を行ないながら上記粉砕手段を回転させ、清掃モードにおいては、清掃モードの運転期間中の少なくとも一部において、上記給水手段による給水を停止させた状態で上記粉砕手段を回転させることを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 上記給水手段が、粉砕モードの運転中に開放される粉砕モード用給水弁、及び清掃モードの運転中に開放される清掃モード用給水弁を備えている請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 上記給水手段が、清掃モードにおいて、粉砕モードよりも少ない流量の洗浄水を上記厨芥処理室に流入させる請求項1又は2記載の厨芥処理装置。
  4. 上記厨芥排出部が、上記粉砕手段が回転される回転軸線を中心とする円のほぼ接線方向に向くように形成されており、清掃モードにおいて、上記制御手段は、上記厨芥排出部からの洗浄水の排水を抑制する方向に上記粉砕手段を回転させることにより、上記厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる請求項1乃至3の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
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