JP2007160278A - 厨芥処理装置 - Google Patents

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剛 清水
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正宏 黒石
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Yoshimitsu Takara
佳充 高良
Takemasu Okada
武倍 岡田
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Abstract

【課題】漬け置き方式の洗浄により剥がれ落ちた汚れが、再付着するのを防止することができる厨芥処理装置を提供する。
【解決手段】本発明は、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置(1)であって、厨芥処理室(8)と、この厨芥処理室内に配置された厨芥を粉砕する粉砕手段(24)を備えた回転板(10)と、この回転板を回転駆動する駆動手段(12)と、粉砕された厨芥及び洗浄水を排出する厨芥排出部(14)と、清掃モード運転時において、厨芥排出部からの洗浄水の排出を阻止又は抑制して、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる排出阻止/抑制手段(16)と、粉砕モード運転及び清掃モード運転を実行する制御手段(20)と、を有し、制御手段は、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内に滞留していた洗浄水を排出させると共に、駆動手段を作動させて回転板を回転させることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、厨芥処理装置に関し、特に、厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置に関する。
厨芥処理装置、特に、流し台のシンクの排水口に設けられ、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置では、粉砕された厨芥が厨芥処理室内の壁面等に付着する場合があるので、これを清掃する必要がある。厨芥処理室内の壁面等に付着した汚れは、雑菌を繁殖させる温床となるバイオフィルムを形成し、排水管の詰まりや、悪臭の原因となる。しかしながら、厨芥処理室内の粉砕用刃等は、形状が複雑であり、これを小さな厨芥投入口を介してブラシ等で清掃することは、困難で手間のかかる作業であった。
特開昭62−262716号公報(特許文献1)には、厨芥処理機(厨芥処理装置)が記載されている。この厨芥処理機では、その排水通路にバルブが設けられており、清掃を行なう際には、このバルブを閉鎖して厨芥処理機本体内部に洗浄水を溜め、その中に洗浄用の薬剤を投入することによって、本体内部を容易に漬け置き洗浄できるようになっている。
特開昭62−262716号公報
しかしながら、特開昭62−262716号公報に記載された厨芥処理機では、洗浄終了後、バルブを開放して厨芥処理機本体内部の洗浄水を排出する際、漬け置き洗浄により内壁面から剥がれ落ちた汚れが、再び壁面等に付着してしまうという問題がある。
特に、この漬け置き方式の洗浄を、現在主流になっている、円筒状の厨芥処理室内で回転板を回転させるタイプの厨芥処理装置に適用した場合には、厨芥処理室の内壁面と回転板との間の狭い隙間に剥がれ落ちた汚れが引っ掛かり、再付着を起こしやすいということが予想される。特に、厨芥処理室の内壁面に取り付けられた固定刃は形状が複雑であり、再付着が発生しやすいと考えられる。
従って、本発明は、漬け置き方式の洗浄により剥がれ落ちた汚れが、再付着するのを防止することができる厨芥処理装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置であって、粉砕すべき厨芥を投入する厨芥処理室と、この厨芥処理室内に配置され、厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段を備えた回転板と、この回転板を回転駆動する駆動手段と、厨芥処理室の下部に設けられ、粉砕された厨芥及び洗浄水を排出する厨芥排出部と、清掃モード運転時において、厨芥排出部からの洗浄水の排出を阻止又は抑制して、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる排出阻止/抑制手段と、この排出阻止/抑制手段及び駆動手段を作動させることにより、粉砕モード運転及び清掃モード運転を実行する制御手段と、を有し、制御手段は、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内に滞留していた洗浄水が排出されるように排出阻止/抑制手段を作動させると共に、駆動手段を作動させて回転板を回転させることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、排出阻止/抑制手段が、清掃モード運転時において、厨芥排出部からの洗浄水の排出を阻止又は抑制して厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる。この厨芥処理室内に滞留した洗浄水により、厨芥処理室の内壁面、回転板、粉砕手段等が漬け置き洗浄される。さらに、清掃モード運転の終期において、制御手段は、厨芥処理室内に滞留していた洗浄水が排出されるように排出阻止/抑制手段を作動させる。これと共に、制御手段は、駆動手段を作動させて回転板を回転させることにより、厨芥処理室内に水流を生起して、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れが、回転板や厨芥処理室の内壁面等に再付着するのを防止する。
このように構成された本発明によれば、清掃モード運転の終期において、回転板が回転されるので、漬け置き方式の洗浄により剥がれ落ちた汚れが、再付着するのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、排出阻止/抑制手段は、厨芥排出部の下流に設けられた開閉弁である。
このように構成された本発明においては、開閉弁を閉鎖することにより、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる。
このように構成された本発明によれば、簡単な構造で、厨芥処理室内に洗浄水を滞留させることができる。
本発明において、好ましくは、排出阻止/抑制手段は、厨芥排出部の下流に配置され、回転可能に構成されたU字状のトラップ管路であり、このトラップ管路は、厨芥排出部からの洗浄水の排出を可能とするときは下方に向けて凸形になるように回転され、排出を阻止又は抑制するときは上方に向けて凸形になるように回転される。
このように構成された本発明においては、清掃モード運転時において、トラップ管路を上方に向けて凸形になるように回転させることにより、洗浄水は、凸形の最高点の水位まで厨芥処理室内に滞留され、それ以上水位が高くなると、洗浄水はトラップ管路を通って排出される。
このように構成された本発明によれば、トラップ管路の凸形の最高点の高さにより、厨芥処理室内の洗浄水の水位を規制することができる。これにより、洗浄水が厨芥投入口から溢れるのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、排出阻止/抑制手段は、厨芥排出部に設けられたフラップ弁であり、制御手段は、駆動手段を正回転及び逆回転させることができると共に、清掃モード運転時において、駆動手段を所定方向に回転させることにより厨芥処理室内に回転流れを生起させ、フラップ弁を閉鎖させる。
このように構成された本発明においては、清掃モード運転時において、駆動手段を所定方向に回転させることにより、厨芥処理室内に所定方向の回転流れを生起させ、フラップ弁を閉鎖させて洗浄水を滞留させる。また、清掃モード運転の終期においては、駆動手段を所定方向とは逆の方向に回転させることにより、フラップ弁を開放させ、洗浄水を排出する。
このように構成された本発明によれば、特別なアクチュエータを設けることなく、フラップ弁を開閉させ、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、厨芥処理室内に洗浄水を供給する給水手段を有し、清掃モード運転の終期において、制御手段は、厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように排出阻止/抑制手段を作動させる際に、給水手段を作動させて厨芥処理室内に洗浄水を流入させる。
このように構成された本発明によれば、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が排出される際に、洗浄水が厨芥処理室内に流入されるので、厨芥処理室内がすすぎ洗いされ、清掃効果をより向上させることができる。
本発明において、好ましくは、制御手段は、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように排出阻止/抑制手段を作動させる際に、駆動手段を正回転及び逆回転させる。
このように構成された本発明によれば、清掃モード運転の終期において、駆動手段が正回転及び逆回転されるので、厨芥処理室内に生起される水流がランダムになり、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れを、より再付着し難くすることができる。
本発明において、好ましくは、制御手段は、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように排出阻止/抑制手段を作動させる際に、駆動手段を間欠的に回転させる。
このように構成された本発明によれば、清掃モード運転の終期において、駆動手段が間欠的に回転されるので、厨芥処理室内に生起される水流がランダムになり、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れを、より再付着し難くすることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、回転板よりも下方に配置され、駆動手段によって回転駆動されることにより厨芥処理室内の洗浄水を攪拌する攪拌手段を備えている。
このように構成された本発明によれば、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が攪拌手段によって攪拌されるので、厨芥処理室内に生起される水流が強くなり、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れを、より再付着し難くすることができる。
本発明の厨芥処理装置によれば、漬け置き方式の洗浄により剥がれ落ちた汚れが、再付着するのを防止することができる。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を説明する。図1は本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1は、厨芥を投入する厨芥投入口2が、流し台(図示せず)のシンク4の底面に開口するように設置される。また、シンク4の近傍には水栓6が設けられており、厨芥処理装置1によって厨芥を粉砕する際及び清掃する際に、この水栓6から洗浄水が供給される。
さらに、本実施形態の厨芥処理装置1は、厨芥投入口2を上方に形成した厨芥処理室8と、この厨芥処理室8の中に配置された回転板10と、この回転板10を回転駆動する駆動手段であるモーター12と、厨芥処理室8下部の、回転板10よりも下方に設けられ、粉砕された厨芥を厨芥処理室8から排出する厨芥排出部14と、を有する。また、厨芥処理装置1は、厨芥排出部14の下流に設けられた排出阻止/抑制手段である開閉弁16と、厨芥処理室8内に洗浄水を供給する給水手段である給水弁18と、モーター12、開閉弁16及び給水弁18を制御する制御手段であるコントローラ20と、を有する。
また、厨芥処理室8の中間部の内壁面には固定刃22が取付けられている。さらに、回転板10の上面には、粉砕手段である2つのスイングハンマー24がシャフト24aを中心に回転可能に取付けられている。また、回転板10の下側面には、厨芥処理室8内の洗浄水を攪拌する2枚の羽根26が取付けられており、この羽根26は、回転軸12aに対して概ね放射方向に延びている。
厨芥処理室8は、上方に円形の厨芥投入口2が開口した概ね円錐台状に形成されている。また、厨芥投入口2は、シンク4の排水口を兼ねており、シンク4内の水は厨芥投入口2から厨芥処理室8に入り、厨芥排出部14を介して排水管28に排水されるように構成されている。
また、回転板10は、厨芥処理室8の中間部に水平に支持された金属製の円板である。さらに、回転板10は、その中心がモーター12の回転軸12aにネジ止めされており、モーター12によって回転駆動される。また、回転板10には、それを直角に貫通するように、2本のシャフト24aが取付けられている。シャフト24aは、回転板10の上面側において、金属製のスイングハンマー24を回転可能に支持している。スイングハンマー24は、概ね直方体のブロック状であり、一端にシャフト24aが通されている。また、スイングハンマー24の底面は平面であり、先端に向かって厚さが厚くなり、先端は回転板10の周縁とほぼ同一曲率の円弧状に形成されている。また、スイングハンマー24の長さは、スイングハンマー24が、回転板10の半径方向外方に向けられたとき、その先端が回転板10の周縁とほぼ一致するように設定されている。
また、厨芥処理室8の中間部の内壁には、回転板10を取り囲むように、金属製の固定刃22が取付けられている。固定刃22には、円周方向に等間隔に多数の鉛直方向の切り抜き部(図示せず)が形成されている。厨芥は、固定刃22の各切り抜き部(図示せず)のエッジと、スイングハンマー24の間に押し込まれることにより、厨芥処理室8内で粉砕される。
給水弁18は、図1に示すように、水道管30に接続されており、開放されると、水栓6の吐水口6aを介して洗浄水(水道水)が吐水されるように構成されている。なお、水栓6の通常使用時においては、水栓6の操作部6bを操作することにより吐水口6aから水道水が吐水される。即ち、給水弁18を介した吐水は、水栓6の通常使用時における吐水とは別系統であり、給水弁18が開放されると、操作部6bの操作とは無関係に吐水口6aから洗浄水が吐水されるように構成されている。
コントローラ20は、磁気検出素子32の検出信号に基づいてモーター12、開閉弁16及び給水弁18を作動させ、厨芥処理装置1の粉砕モード又は清掃モードの運転を実行するように構成されている。さらに、コントローラ20には、所定の場合に鳴動され、使用者に警告を発する警告手段であるブザー34が接続されている。また、コントローラ20は、厨芥処理室8内の厨芥の有無を判定する厨芥判定手段20aを内蔵している。コントローラ20は、具体的には、マイクロプロセッサ、メモリ及びそれに記憶されたプログラム(以上図示せず)等により構成される。コントローラ20による制御の詳細は後述する。
次に、図2及び図3を参照して、本発明の第1実施形態による厨芥処理装置1の作用を説明する。図2は粉砕モードにおける給水弁18の開閉と、モーター12の駆動のタイムシークェンスを示すグラフであり、図3は清掃モードにおける給水弁18の開閉と、モーター12の駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。
まず、図2を参照して、本実施形態による厨芥処理装置1の粉砕モードにおける作用を説明する。なお、厨芥処理装置1の粉砕モード運転時、及び非使用時には、開閉弁16は開放状態にされている。
厨芥処理装置1を粉砕モードで起動させ、厨芥を粉砕するには、まず、粉砕すべき厨芥を厨芥投入口2から厨芥処理室8に投入する。投入された厨芥は、回転板10の上に載せられる。次に、使用者は、厨芥投入口2の蓋体(図示せず)を厨芥投入口2に嵌め込みながら、蓋体を回動させる。蓋体には、磁石(図示せず)が埋め込まれており、厨芥投入口2に取付けられている磁気検出素子32が、蓋体が回動されたことを検知する。磁気検出素子32は、蓋体を検知した旨の信号をコントローラ20に送る。このように、本実施形態の厨芥処理装置1では、蓋体の操作によってモーター12が起動されるため、使用者が厨芥処理室8内に手を入れた状態でモーター12が回転されることはない。
図2に示すように、磁気検出素子32からの信号がコントローラ20に入力されると、コントローラ20は給水弁18に信号を送り、給水弁18を開放させる。給水弁18が開放され、洗浄水の吐水が開始された後、コントローラ22は、モーター12を起動させ、厨芥の粉砕を開始する。
モーター12が起動され、回転板10が回転されると、回転板10上の厨芥は、固定刃22とスイングハンマー24の間で粉砕され、粉砕された厨芥は、洗浄水と共に回転板10の下側に落ちる。回転板10の下に落ちた厨芥は、洗浄水と共に厨芥排出部14を通って厨芥処理室8から排水管28へ排出される。
図2に示すように、コントローラ20は、まず、モーター12を第1の方向に約3秒間逆回転させ、モーター12を約1秒間停止させた後、第2の方向に約3秒間正回転させる。次いで、この手順をもう1回繰り返した後、モーター12を約15秒間逆回転させる。コントローラ20は、この後、さらにモーター12の逆回転、正回転を1回ずつ行い、モーター12を停止させる。次いで、コントローラ20は、給水弁18に信号を送って給水弁18を閉鎖させ、水栓6からの吐水を停止させて1回の粉砕モードの運転が終了する。なお、本実施形態においては、モーター12の正回転時、逆回転時とも、回転板10は、約2000rpmの回転数で回転される。
次に、図3を参照して、本実施形態による厨芥処理装置1の清掃モードにおける作用を説明する。
厨芥処理装置1を清掃モードで起動させるには、蓋体(図示せず)を厨芥投入口2に嵌め込みながら、蓋体をダブルクリックの要領で素早く二回回動させる。コントローラ20は、磁気検出素子32の検出信号に基づいて蓋体がそのように操作されたことを検知する。
清掃モードの起動操作が検知されると、まず、コントローラ20は、モーター12を低速で回転させる。コントローラ20に内蔵された厨芥判定手段20aは、この際モーター12に作用している負荷を検出し、厨芥処理室8内に厨芥が投入されているか否かを判定する。具体的には、厨芥判定手段20aはモーター12のコイル(図示せず)に流れる電流を検知し、コイルに所定値以上の電流が流れているか否かによってモーター12の負荷を検出する。コイルに所定値以上の電流が流れている場合には、厨芥判定手段20aは厨芥処理室8内に厨芥が投入されていると判定する。厨芥処理室8内に厨芥が投入されていると判定されると、コントローラ20は、警告手段であるブザー34を鳴動させて使用者に警告を発すると共に、上述した粉砕モードによる運転を開始させ、粉砕モードの運転終了後、清掃モードの運転を開始させる。これにより、厨芥処理室8内に厨芥が投入された状態で清掃モードの運転が実行されるのを防止する。一方、コイルに流れる電流が所定値未満の場合には、厨芥判定手段20aは厨芥処理室8内に厨芥は無いと判定し、コントローラ20は、そのまま清掃モードによる運転を起動させる。
図3に示すように、清掃モードが起動されると、コントローラ20は、まず、開閉弁16に信号を送り、これを閉鎖させる。使用者は、清掃モードによる運転開始後、厨芥処理装置清掃用の液体洗剤を厨芥投入口2から投入する。次いで、コントローラ20は、給水弁18に信号を送り、これを開放させる。
コントローラ20は、給水弁18を約15秒間開放させ厨芥処理室8内に洗浄水を流入させた後、給水弁18を閉鎖して給水を停止させる。これにより、厨芥処理室8内には、回転板10よりも上方の厨芥投入口2近くの水位まで、洗浄水が滞留される。次いで、コントローラ20は、モーター12を、約3秒間正回転させ、約3秒間間隔を空けて約3秒間逆回転させる。さらに、コントローラ20は、モーター12を同様に間欠的に正回転、逆回転させる。
このように、液体洗剤が混合された洗浄水に浸けられた状態で回転板10を間欠的に回転させることにより、洗浄水の流れの渦が発生し、これが、洗剤を泡立て、汚れを取り除くための外力として作用する。さらに、厨芥処理室8内に高濃度で滞留する洗剤と回転板10によって生起される渦の相乗効果により、形状が複雑なため清掃が困難な回転板10や固定刃22、スイングハンマー24に固着したバイオフィルム等の汚れが確実に除去される。さらに、コントローラ20は、開閉弁16を閉鎖させ、モーター12を停止させた状態を所定時間維持し、厨芥処理室8内を漬け置き洗浄する。本実施形態においては、約5時間漬け置き洗浄を行なっている。好ましくは、漬け置き洗浄時間は3乃至9時間である。
所定時間漬け置き洗浄を行った後の清掃モード運転の終期において、コントローラ20は、開閉弁16に信号を送って、これを開放させると共に、給水弁18に信号を送り、厨芥処理室8内に洗浄水を供給する。さらに、コントローラ20は、モーター12を、約3秒間正回転させ、約3秒間間隔を空けて約3秒間逆回転させる。これにより、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れが混入した洗浄水は、厨芥処理室8から開閉弁16を通って排水管28に排出されると共に、給水弁18を介して新たに流入する洗浄水によって、厨芥処理室8がすすぎ洗いされる。
また、回転板10が間欠的に正回転、逆回転されることによって、厨芥処理室8内にランダムな水流が生成され、剥がれ落ちた汚れが、厨芥処理室8の壁面等に再付着するのが防止される。さらに、汚れが回転板10やスイングハンマー24等に再付着したとしても、回転板10が回転されているため、汚れは遠心力により半径方向外方に移動され、回転板10と厨芥処理室8の内壁面との間の隙間から回転板10の下へ落ち、開閉弁16を通って排出される。また、回転板10の下側面に取付けられた羽根26により、厨芥処理室8内下部の洗浄水が攪拌され、汚れの再付着が防止される。
次いで、コントローラ20は、約10秒間洗浄水を供給した後、給水弁18に信号を送り、これを閉鎖させて、1回の清掃モードの運転が終了する。なお、本実施形態では、清掃モード運転においても、モーター12の正回転時、逆回転時とも、回転板10は、約2000rpmの回転数で回転される。
本発明の第1実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モード運転の終期において、回転板が回転されるので、漬け置き方式の洗浄により剥がれ落ちた汚れが、再付着するのを防止することができる。
また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が排出される際に、洗浄水が厨芥処理室内に流入されるので、厨芥処理室内がすすぎ洗いされ、清掃効果をより向上させることができる。
さらに、本実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モード運転の終期において、モーターが、回転板を正回転及び逆回転させ、また、回転板を間欠的に回転させるので、厨芥処理室内に生起される水流がランダムになり、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れを、より再付着し難くすることができる。
また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、清掃モード運転の終期において、厨芥処理室内の洗浄水が、回転板の下側面に取付けられた羽根によって攪拌されるので、厨芥処理室内に生起される水流が強くなり、漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れを、より再付着し難くすることができる。
また、上述した本発明の第1実施形態の厨芥処理装置では、清掃モードの運転の終期において、開閉弁を開放した後、給水弁を開放して洗浄水を供給し、次いで、モーターを間欠的に正回転、逆回転させていたが、これらの、開閉弁の開放、給水弁の開放、及びモーターの回転の順序は、適宜変更することができ、或いは、これら3つの動作のうちの2つ又は3つを同時に実行しても良い。
さらに、上述した実施形態では、清掃モード運転において、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させた後、回転板を2回ずつ正回転、逆回転させ、その後漬け置き洗浄を行なっていたが、これらを実行する時間及び順序は適宜変更することができる。また、清掃モード運転終期以前の回転板の回転は、行なわなくても良い。
また、上述した実施形態では、厨芥投入口の蓋体(図示せず)によって、粉砕モード運転及び清掃モード運転を起動させていたが、変形例として、シンクの近傍に設けられた専用のスイッチ(図示せず)等により各モードの運転が起動されるように構成することもできる。
さらに、上述した実施形態では、給水弁を所定時間開放することにより、厨芥処理室内に所定量の洗浄水を滞留させていたが、変形例として、厨芥処理室内の水位を測定する水位センサ(図示せず)を設け、この水位センサの検出結果に基づいて給水弁を閉鎖させても良い。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を説明する。本実施形態による厨芥処理装置は、厨芥排出部の下流に設けられた回転可能なトラップ管路によって、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させる点が、第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図4は本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。また、図5は、トラップ管路を回転させ、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させた状態を示す断面図である。
図4に示すように、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置100は、厨芥処理室8と、回転板10と、モーター12と、厨芥排出部14と、を有する。また、厨芥処理装置100は、排出阻止/抑制手段である回転可能に構成されたU字状のトラップ管路102と、モーター12、及びトラップ管路102の回転を制御する制御手段であるコントローラ104と、を有する。また、厨芥処理室8の内壁面には固定刃22が取付けられ、回転板10には2つのスイングハンマー24がシャフト24aによって取付けられている。また、回転板10の下側面には2枚の羽根26が取付けられている。なお、本実施形態においては、粉砕モード運転時、清掃モード運転時とも、洗浄水は、使用者が水栓6の操作部6bを操作することにより吐水させる。
トラップ管路102は、厨芥排出部14の下流に連通するように配置されたU字状に形成された排水管路であり、軸線Aを中心に回転可能に構成されている。また、トラップ管路102の下流側端部には、トラップ管路駆動手段であるトラップ回転用モーター102aが設けられており、トラップ管路102は、このトラップ回転用モーター102aにより回転駆動される。トラップ回転用モーター102aを作動させることにより、トラップ管路102は、図4に示す下方に向けて凸形の状態と、図5に示す上方に向けて凸形の状態との間で回転される。なお、本明細書において、U字状の管路とは、折り返された形状の管路全般を意味するものとし、管路を折り曲げる形状はV字形、ヘアピン形等、任意の形状にすることができる。
コントローラ104は、磁気検出素子32の検出信号に基づいてモーター12、及びトラップ回転用モーター102aを作動させ、厨芥処理装置100の粉砕モード又は清掃モードの運転を実行するように構成されている。さらに、コントローラ104には、所定の場合に使用者に警告を発するブザー34が接続されている。コントローラ104による制御の詳細は後述する。
次に、図2乃至図5を参照して、本発明の第2実施形態による厨芥処理装置100の作用を説明する。
まず、図2及び図4を参照して、本実施形態による厨芥処理装置100の粉砕モードにおける作用を説明する。なお、厨芥処理装置100の粉砕モード運転時、及び非使用時には、トラップ管路102は図4に示す状態に回転されている。
まず、使用者は、水栓6の操作部6bを操作して、吐水口6aから洗浄水を吐水させる。次いで、使用者は、蓋体(図示せず)を操作して、厨芥処理装置100を粉砕モードで起動させる。粉砕モードにおけるモーター12の回転パターンは、図2に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。モーター12の回転が終了した後、使用者は、水栓6の操作部6bを操作して、洗浄水の供給を停止させる。厨芥処理室8内で粉砕された厨芥は、洗浄水と共に厨芥排出部14から流出され、トラップ管路102を通って排水管28に排出される。
次に、図3乃至図5を参照して、本実施形態による厨芥処理装置100の清掃モードにおける作用を説明する。
まず、使用者は、蓋体(図示せず)を操作して、厨芥処理装置100を清掃モードで起動させる。厨芥処理装置100が清掃モードで起動されると、コントローラ104は、トラップ回転用モーター102aに信号を送って、トラップ管路102を図5に示す状態まで回転させる。次いで、使用者は、水栓6の操作部6bを操作して、吐水口6aから洗浄水を吐水させると共に、清掃用の洗剤を厨芥処理室8に投入する。厨芥処理室8に流入した洗浄水は、トラップ管路102が上方に向けて凸形の状態に回転されているため、厨芥処理室8に滞留する。厨芥処理室8内の水位が所定の水位に達した後、使用者は、水栓6の操作部6bを操作して、洗浄水の吐水を停止させる。なお、使用者が、吐水を停止させるのを忘れた場合にも、厨芥処理室8内の水位が図5の水位Lを超えると、洗浄水はトラップ管路102を越えて排水されるので、厨芥処理室8の厨芥投入口2から洗浄水が溢れることはない。
所定時間経過後、コントローラ104は、モーター12に信号を送って、これを起動させる。清掃モードにおいても、モーター12を回転させるパターンは、図3に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。さらに、コントローラ104は、所定時間漬け置き洗浄を実施した後の清掃モード運転の終期において、トラップ回転用モーター102aに信号を送って、トラップ管路102を図4に示す状態に復帰させる。また、コントローラ104は、モーター12に信号を送って、これを回転させる。清掃モード運転の終期におけるモーター12の回転パターンも、図3に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。また、好ましくは、使用者は、水栓6の操作部6bを操作して洗浄水を吐水させ、すすぎ給水を行なう。なお、使用者がすすぎ給水を行なわない場合にも、清掃モード運転の終期において回転板10が回転されているため、所定時間漬け置き洗浄により剥がれ落ちた汚れの再付着が防止され、十分な清掃が行なわれる。
本発明の第2実施形態の厨芥処理装置によれば、トラップ管路によって洗浄水が滞留されるので、洗浄水の供給量が多すぎた場合にも洗浄水が厨芥投入口から溢れることがない。
また、本実施形態の厨芥処理装置によれば、トラップ管路によって洗浄水が滞留されるので、漬け置き洗浄中に水道水をシンクに流しても洗浄水が溢れることがなく、漬け置き洗浄中にシンクを使用することができる。
さらに、上述した本発明の第2実施形態の厨芥処理装置では、洗浄水を滞留させるために、トラップ管路を180度回転させ、トラップ管路を鉛直上方に向けていたが、トラップ管路を回転させる角度は、任意に設定することができる。また、この角度の設定により、厨芥処理室内に滞留させる洗浄水の水位を設定することができる。
次に、図6乃至図10を参照して、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置を説明する。本実施形態による厨芥処理装置は、厨芥排出部に設けられたフラップ弁によって、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させる点が、第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第3実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は本発明の第3実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。また、図7は厨芥処理室の下部を図6のVII−VII線に沿って切断した平面断面図であり、図8及び図9はフラップ弁の作用を示す同様の平面断面図である。さらに、図10は、本実施形態の厨芥処理装置の清掃モードにおける給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。
図6に示すように、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置200は、厨芥処理室8と、回転板10と、モーター12と、厨芥排出部14と、給水手段である給水弁18と、を有する。また、厨芥処理装置200は、厨芥排出部14に設けられた排出阻止/抑制手段であるフラップ弁202と、モーター12、及び給水弁18の開閉を制御する制御手段であるコントローラ204と、を有する。また、厨芥処理室8の内壁面には固定刃22が取付けられ、回転板10には2つのスイングハンマー24がシャフト24aによって取付けられている。また、回転板10の下側面には2枚の羽根26が取付けられている。
図7に示すように、厨芥排出部14は、粉砕された厨芥及び洗浄水を排出する出口として、厨芥処理室8の下部に形成されている。また、本実施形態においては、厨芥排出部14は、厨芥処理室8の円筒状の内壁面のほぼ接線方向に向けられた管路を構成している(上述した他の実施形態では、厨芥排出部を任意の方向に向けて、例えば、円筒状の内壁面の半径方向に向けて形成することもできる)。
また、フラップ弁202は、厨芥排出部14の基端に回動可能に取付けられた板状の弁体である。このフラップ弁202は、図8に示すように、外方に向けて回動されると厨芥排出部14は閉鎖され、図9に示すように、内方に向けて回動されると厨芥排出部14は大きく開放される。さらに、フラップ弁202の両面にはスプリング202aが夫々取付けられている。
このスプリング202aのバネ力により、厨芥処理室8内に洗浄水の流れが生起されていない場合には、フラップ弁202は図7に示す中立位置に位置する。また、モーター12が図8の矢印D1の方向に逆回転され、この方向に回転する洗浄水の流れが生成されると、この洗浄水の流れによりフラップ弁202は図8に示す位置に移動される。逆に、モーター12が図9の矢印D2の方向に逆回転され、洗浄水の流れによりフラップ弁202は図9に示す位置に移動される。
コントローラ204は、磁気検出素子32の検出信号に基づいてモーター12、及び給水弁18を作動させ、厨芥処理装置200の粉砕モード又は清掃モードの運転を実行するように構成されている。さらに、コントローラ204には、所定の場合に使用者に警告を発するブザー34が接続されている。コントローラ204による制御の詳細は後述する。
次に、図2及び図6乃至図10を参照して、本発明の第3実施形態による厨芥処理装置200の作用を説明する。
まず、図2及び図7乃至図9を参照して、本実施形態による厨芥処理装置200の粉砕モードにおける作用を説明する。なお、厨芥処理装置200の非使用時には、フラップ弁202は図7に示す状態に位置している。
まず、使用者は、蓋体(図示せず)を操作して、厨芥処理装置200を粉砕モードで起動させる。厨芥処理装置200が粉砕モードで起動されると、図2に示すように、コントローラ204は、給水弁18に信号を送って、これを開放させる。次いで、コントローラ204は、モーター12を起動させる。粉砕モードにおけるモーター12の回転パターンは、図2に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。ただし、本実施形態においては、厨芥排出部14にフラップ弁202が取付けられているため、モーター12の逆回転(図8のD1方向)時には、厨芥排出部14が閉鎖される。また、フラップ弁202は、モーター12が正回転(図9のD2方向)されているときは図9の位置に、モーター12が停止しているときは図7の位置に移動される。従って、モーター12が逆回転されているときには、洗浄水を厨芥処理室8内に滞留させながら厨芥の粉砕が行なわれる。
次に、図7乃至図10を参照して、本実施形態による厨芥処理装置200の清掃モードにおける作用を説明する。
まず、使用者は、蓋体(図示せず)を操作して、厨芥処理装置200を清掃モードで起動させる。図10に示すように、厨芥処理装置200が清掃モードで起動されると、コントローラ204は、モーター12に信号を送って、これを逆回転させる。次いで、コントローラ204は、給水弁18に信号を送って、これを開放させる。モーター12が逆回転されている状態で厨芥処理室8内に洗浄水が流入すると、図8のD1方向の流れが生起され、図8に示すようにフラップ弁202が閉鎖される。ここで使用者は、清掃用の洗剤を厨芥処理室8に投入する。
コントローラ204は、給水弁18を約15秒間開放させた後、これに信号を送って給水を停止させる。厨芥処理室8内への給水が停止された後も、モーター12は逆回転されているため、フラップ弁202が閉鎖された状態は維持され、洗浄水は厨芥処理室8内に滞留される。この間、厨芥処理室8内は漬け置き洗浄される。コントローラ204は、モーター12を約60秒間逆回転させた後、これに信号を送ってモーター12を停止させる。
次いで、清掃モード運転の終期において、コントローラ204は、モーター12に信号を送って、これを正回転させる。モーター12が正回転されると、図9のD2方向の流れが生起され、図9に示すようにフラップ弁202が開放される。即ち、コントローラ204は、モーター12を正回転させることによって、フラップ弁202が開放れるように、フラップ弁202を作動させている。
さらに、コントローラ204は、給水弁18に信号を送って、これを開放させ、厨芥処理室8内にすすぎ給水を行なう。コントローラ204は、給水弁18を約5秒間開放させた後、これに信号を送って給水を停止させる。続いて、コントローラ204は、モーター12を約10秒間正回転させた後、これに信号を送ってモーター12を停止させ、1回の清掃モード運転を終了する。
本発明の第3実施形態の厨芥処理装置によれば、フラップ弁が、厨芥処理室内の洗浄水の流れにより開閉されるので、フラップ弁を直接駆動するためのアクチュエータを使用することなく、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。
本発明の第1実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。 粉砕モードにおける給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。 清掃モードにおける給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。 本発明の第2実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。 トラップ管路を回転させ、洗浄水を厨芥処理室内に滞留させた状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による厨芥処理装置を流し台のシンクに設置した様子を示す概略断面図である。 厨芥処理室の下部を図6のVII−VII線に沿って切断した平面断面図である。 フラップ弁の作用を示す図7と同様の平面断面図である。 フラップ弁の作用を示す図7と同様の平面断面図である。 本発明の第3実施形態による厨芥処理装置の清掃モードにおける給水弁の開閉と、モーターの駆動のタイムシークェンスを示すグラフである。
符号の説明
1 本発明の第1実施形態による厨芥処理装置
2 厨芥投入口
4 シンク
6 水栓
6a 吐水口
6b 操作部
8 厨芥処理室
10 回転板
12 モーター
14 厨芥排出部
16 開閉弁
18 給水弁
20 コントローラ
22 固定刃
24 スイングハンマー
24a シャフト
26 羽根
28 排水管
30 水道管
32 磁気検出素子
34 ブザー
100 本発明の第2実施形態による厨芥処理装置
102 トラップ管路
102a トラップ回転用モーター
104 コントローラ
200 本発明の第3実施形態による厨芥処理装置
202 フラップ弁
202a スプリング
204 コントローラ

Claims (8)

  1. 厨芥を粉砕し、粉砕された厨芥を洗浄水と共に排出する厨芥処理装置であって、
    粉砕すべき厨芥を投入する厨芥処理室と、
    この厨芥処理室内に配置され、上記厨芥処理室内に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段を備えた回転板と、
    この回転板を回転駆動する駆動手段と、
    上記厨芥処理室の下部に設けられ、粉砕された厨芥及び洗浄水を排出する厨芥排出部と、
    清掃モード運転時において、上記厨芥排出部からの洗浄水の排出を阻止又は抑制して、上記厨芥処理室内に洗浄水を滞留させる排出阻止/抑制手段と、
    この排出阻止/抑制手段及び上記駆動手段を作動させることにより、粉砕モード運転及び清掃モード運転を実行する制御手段と、
    を有し、
    上記制御手段は、清掃モード運転の終期において、上記厨芥処理室内に滞留していた洗浄水が排出されるように上記排出阻止/抑制手段を作動させると共に、上記駆動手段を作動させて上記回転板を回転させることを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 上記排出阻止/抑制手段が、上記厨芥排出部の下流に設けられた開閉弁である請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 上記排出阻止/抑制手段が、上記厨芥排出部の下流に配置され、回転可能に構成されたU字状のトラップ管路であり、このトラップ管路は、上記厨芥排出部からの洗浄水の排出を可能とするときは下方に向けて凸形になるように回転され、排出を阻止又は抑制するときは上方に向けて凸形になるように回転される請求項1記載の厨芥処理装置。
  4. 上記排出阻止/抑制手段が、上記厨芥排出部に設けられたフラップ弁であり、上記制御手段は、上記駆動手段を正回転及び逆回転させることができると共に、清掃モード運転時において、上記駆動手段を所定方向に回転させることにより上記厨芥処理室内に回転流れを生起させ、上記フラップ弁を閉鎖させる請求項1記載の厨芥処理装置。
  5. さらに、上記厨芥処理室内に洗浄水を供給する給水手段を有し、清掃モード運転の終期において、上記制御手段は、上記厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように上記排出阻止/抑制手段を作動させる際に、上記給水手段を作動させて上記厨芥処理室内に洗浄水を流入させる請求項1乃至4の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
  6. 上記制御手段は、清掃モード運転の終期において、上記厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように上記排出阻止/抑制手段を作動させる際に、上記駆動手段を正回転及び逆回転させる請求項1乃至5の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
  7. 上記制御手段は、清掃モード運転の終期において、上記厨芥処理室内の洗浄水が排出されるように上記排出阻止/抑制手段を作動させる際に、上記駆動手段を間欠的に回転させる請求項1乃至6の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
  8. さらに、上記回転板よりも下方に配置され、上記駆動手段によって回転駆動されることにより上記厨芥処理室内の洗浄水を攪拌する攪拌手段を備えている請求項1乃至7の何れか1項に記載の厨芥処理装置。
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