JPH0790899A - 厨芥移送装置及び厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥移送装置及び厨芥処理装置

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JPH0790899A
JPH0790899A JP23969593A JP23969593A JPH0790899A JP H0790899 A JPH0790899 A JP H0790899A JP 23969593 A JP23969593 A JP 23969593A JP 23969593 A JP23969593 A JP 23969593A JP H0790899 A JPH0790899 A JP H0790899A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥と汚水が密閉タンクから逆流するのを防
止することができ、悪臭も戻ってくることがなく、確実
に装置を作動させることができ、費用もかからない厨芥
移送装置及び厨芥処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の厨芥移送装置は、循環配管9と外部
排出配管が設けられた密閉タンク1と、前記循環配管9
を通して密閉タンク1内の貯水を循環させる水中ポンプ
2と、前記循環配管9の途中に配設されたノズル10
と、前記ノズル10の後流部に接続された密閉タンク側
立て管部、前記密閉タンク1内の水位より高く設置され
た頂部管部、及び厨芥粉砕機側配管へ接続された厨芥粉
砕機側立て管部からなる鳥居状配管3を備え、前記厨芥
粉砕機側立て管部には逆止弁4が設けられていることを
特徴とする。また厨芥移送装置と厨芥粉砕機5で厨芥処
理装置を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥粉砕機で粉砕され
た厨芥を汚水とともに搬送する厨芥移送装置、及び厨芥
処理を厨芥の粉砕から一貫して行う厨芥処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】必要に応じて気軽に外で食事をするとい
う食習慣が我国に浸透してから久しい。このため食生活
上外食の占める比重が増し、今や外食産業花盛りの状況
である。ところでこの外食産業では調理の過程において
厨芥等の様々な生ゴミを多量に排出する。そしてそれ
は、ひところと比べ比較できない程膨大な量になってき
ている。この業務上排出される厨芥等の多量の生ゴミを
どのように処理するかが、社会的に差し迫った困難な問
題の1つとなっている。これが困難であるとされる理由
の1つをあげると、こうした生ゴミのほか一般のゴミも
含めて、社会全体でゴミ処理施設の処理能力が限界に達
していることがあげられる。以前のゴミの量ではこれが
社会的にさほど問題にされるようなことはなかったので
あるが、現在では処理能力を越えることがあちこちで頻
繁に起こっている。こうした状況からゴミ処理施設の増
設、改善が熱望されているのであるが、多くの市町村に
おいてゴミ処理施設の建設は問題山積みで、行政当局も
処理施設の建設に苦慮している状況にあるのである。業
者にとっても自衛策が急がれるところである。さらに別
の困難性を示す理由として、この業務上吐き出された厨
芥等の多量の生ゴミは時間が経つと悪臭を放ち生活環境
を悪化させるということがあげられる。即座に処理され
ないかぎり腐敗は避けられない。そして悪臭は騒音など
とともに市民にとって身近な公害である。悪臭が立ちこ
めている生ゴミ故に、近隣との融和が崩れ、営業がたち
いかなくなることもないわけではないのである。業者に
とって何らかの対策が急がれるところである。そしてこ
うした対策は単に営業上の個人的自衛策というにとどま
らず、業務上厨芥等の生ゴミを排出する者にとっての社
会的責任だといっても過言ではない状況にまでなってき
ているのである。そして以上は業務上排出される厨芥等
の生ゴミを中心にして説明をしているが、各家庭から排
出される厨芥等の生ゴミにおいても同じような事情があ
ることはいうまでもないことである。
【0003】こうした社会情勢を背景に、厨芥粉砕機を
設置して厨芥の処理を行なうという対策が講じられ始め
ている。そこでこの厨芥粉砕機を設けて処理を行なうと
いう従来技術を説明する。厨芥粉砕機はディスポーザー
とも呼ばれ、調理設備からでてきた厨芥を細かく粉砕
し、汚水とともに外部に排出して後処理を行うものであ
る。厨芥粉砕機で粉砕された厨芥は、図4に示すように
汚水と一緒に傾斜した配管22を自然流下して汚水槽2
3に移送される。汚水槽23には吸い込み口を下方に向
けて水中ポンプ24が設置されている。外部排出管25
が水中ポンプ24から立ち上げられ、汚水槽23の外部
へ引き出されている。ある程度厨芥と汚水が汚水槽23
内に貯ってくると、上部水位検知器26がポンプ24の
起動水位Hlebelを検知し、これによって水中ポン
プ24の運転が開始され、厨芥と汚水は外部排出管25
を通して外部に排出される。汚水を扱うため、フロート
に水銀スイッチを内蔵したフロートスイッチが上部水位
検知器26として用いられている。しかしこの装置は、
そのまま水中ポンプ24の運転を続けていくと、水位が
低下して水中ポンプ24の吸い込み口から空気を吸い込
むようになり、運転不能の状態に陥る。従って水位が低
下し危険な状態になったらポンプ24の運転を一時停止
し、汚水の排出を止める手段が別途必要になる。このた
めこの装置においては下部水位検知器27を設置してポ
ンプ24の停止水位Llebelを検出し、水中ポンプ
24の運転を停止しているのである。下部水位検知器2
7も、上部水位検知器26と同様フロートスイッチを用
いている。しかしこの下部水位検知器27の停止水位L
lebelの位置設定は微妙でなかなか難しいものであ
った。
【0004】続いて水中ポンプで直接厨芥と汚水を圧送
するのでなく、図5記載のように密閉タンク13に循環
配管14を設け、この循環配管14の途中にノズル15
を設置してジェットポンプもしくはエジェクターとして
作用させ、密閉タンク13内の圧力で密閉タンク13内
に貯まった汚水を排出するものが考案された。厨芥粉砕
機16からの厨芥と汚水は、このジェットポンプもしく
はエジェクターによって吸引される。この吐き出し水循
環式の厨芥移送装置は、水中ポンプ17を内蔵した密閉
タンク13に循環配管14を接続している。この循環配
管14の途中にノズル15を形成し、これと交差する形
で厨芥粉砕機16からの汚水を導入する流入管18が設
けられている。水中ポンプ17を運転すると、密閉タン
ク13内に貯った汚水の一部は、循環配管14とノズル
15を通って水中ポンプ17に吸引され、再び密閉タン
ク13内に排出される。そしてこの汚水が循環する過程
で、ノズル15部において汚水が負圧化され、ジェット
ポンプもしくはエジェクター作用が生じることになる。
そしてこの作用によって新しく厨芥粉砕機16からの厨
芥と汚水が吸い込まれ、現に循環させられている汚水と
一緒にされて密閉タンク13内に吐き出されるのであ
る。ところでこの厨芥移送装置は水中ポンプ17を停止
すると、水中ポンプ17と循環配管14を通して逆流が
生じる。この逆流は、悪臭を放ちながら密閉タンク13
内の汚水をシンク側へ戻すことになる。この逆流対策の
ために、この厨芥移送装置においては、鳥居配管19と
密閉タンク13内を配管20で連通させ、この配管20
の途中に電磁弁21が設けてある。
【0005】そこでこの従来技術の作用を説明すると、
水中ポンプ17が停止したときには、この電磁弁21が
開くことによって密閉タンク13内の高圧空気が鳥居配
管19に供給され、サイフォン作用を防いで汚水の逆流
が防止される。しかしこの逆流防止構造は、水中ポンプ
17が運転されている間に密閉タンク13の内部の汚水
が撹拌され、配管20内部に異物と汚水が浸入していく
傾向が強く、次第に異物が堆積されていくという問題が
ある。配管20だけではなく電磁弁21の内部において
も同様で、異物の付着と噛み込みがすすみ、電磁弁21
による完全なる遮断ができなくなる。この結果水中ポン
プ17の運転中でも常に、密閉タンク13内の高圧空気
が鳥居配管19と連通状態になり、密閉タンク13から
の高圧空気が鳥居配管19、流入管18を経て水中ポン
プ17に吸い込まれるようになる。そしてノズル15に
おけるジェットポンプもしくはエジェクター作用が低下
して、厨芥移送装置は厨芥粉砕機から排出された汚水が
吸引できなくなってくるのである。すなわちこの従来例
は長期にわたって逆流防止を図ることが難しいものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の厨芥
移送装置においては、制御が難しくコストがかかるもの
であったり、逆流防止を図りつつ長期にわたって運転を
続けることが困難なものであった。
【0007】本発明はこれら従来技術の問題点を解決す
るものであって、厨芥と汚水が密閉タンク側から逆流す
るのを防止することができ、悪臭も密閉タンク側から戻
ってくることがなく、確実に装置を作動させることがで
き、費用もかからない厨芥移送装置及び厨芥処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の厨芥移送装置は、密閉タンク側立て管部、頂
部管部、及び厨芥粉砕機側立て管部からなる鳥居状配管
を備えており、この頂部管部は密閉タンクの水位より高
く設置し、さらに厨芥粉砕機側立て管部に逆止弁を設け
るという技術的手段を講じる。
【0009】またこの逆止弁は密閉体に球状弾性体を用
いるのが適当である。逆止弁より上流側の配管に清水を
供給する配管を設けるのが望ましい。
【0010】さらに本発明の厨芥処理装置は、前記厨芥
移送装置と管路で結んだ厨芥粉砕機を備えるという技術
手段を講じている。この厨芥処理装置の厨芥粉砕機には
清水を供給する配管を設けるのが望ましい。
【0011】
【作用】本発明の厨芥移送装置は、厨芥粉砕機側立て管
部に逆止弁を設けているから、水中ポンプを運転してい
るときは負圧で逆止弁の内部の弁体が浮き上がり、厨芥
粉砕機側から汚水を連続して吸引することができる。水
中ポンプの運転を停止すると、頂部管部が密閉タンク内
の水位より高く設置されているため、逆流した汚水が頂
部管部をこえて逆止弁に到達することはない。さらに空
気が汚水によって頂部管部から逆止弁にかけて閉じ込め
られるから、この空気の圧力で逆止弁が閉鎖され、汚水
の逆流がさらにすすむことはない。
【0012】逆止弁は密閉体に球状弾性体を用いている
から、密閉体が弁本体と上昇した圧力の空気によって変
形され密閉度が上昇する。また逆止弁より上流側の配管
に清水を供給する配管を設けているから、清水で逆止弁
の詰まりを洗い流し、清浄状態に逆止弁をおくことがで
き、長期にわたって逆流防止を確実に図ることができる
ものである。
【0013】また本発明の厨芥処理装置は厨芥移送装置
を厨芥粉砕機に接続したものであるから、厨芥の処理を
コンパクトな装置で一貫して行えるものである。そして
厨芥粉砕機に清水を供給する配管を設けているから 、
厨芥処理装置の衛生度を上げ、長期にわたって逆流防止
を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において1は密閉タンクであ
り、2は密閉タンク1に内蔵された水中ポンプである。
厨芥によってポンプ内部が閉塞されることがなく汚水を
圧送できるように、この水中ポンプ2には無閉塞型の水
中ポンプが用いられている。この無閉塞型の水中ポンプ
2は、回転するロータによってポンプ本体内部に旋回流
を起こし、この作用でポンプ作用を行わせるものであ
る。ロータとポンプ本体の間はかなり余裕がある間隙を
有しており、異物等が内部に詰まるようなことはない。
密閉タンク1や水中ポンプ2は、腐食等を避けるため大
部分がステンレスで構成されている。3は鳥居状配管、
4はボール型逆止弁、5は厨芥粉砕機を示す。鳥居状配
管3は、ノズル10の後流部に接続された密閉タンク1
側立て管部と、頂部管部と、厨芥粉砕機5側配管へ接続
された厨芥粉砕機5側立て管部から構成されており、頂
部管部は密閉タンク1内の水位より高く設置されてい
る。厨芥粉砕機5はシンクの流し部に接続されている。
そして鳥居状配管3の逆止弁4より上流側すなわち厨芥
粉砕機5側の配管に、清水Sを供給する配管が交差して
取り付けられている。清水配管は電磁弁を介して清水タ
ンクに接続されている。この清水Sは、厨芥と汚水を移
送した後逆止弁4に厨芥等が付着しないように洗浄する
ためのものである。このほか清水配管は厨芥粉砕機5に
取り付けられてもよい。この場合は厨芥粉砕機5も洗浄
の対象になるから、衛生度がきわめて高いものとなる。
6は鳥居状配管3の密閉タンク1側立て管部の先端部で
ある流入口を示す。7はボール型逆止弁4の密閉体であ
るボールである。このボール7はエチレンプロピレンゴ
ムからなる球状弾性体で造られている。これによって弁
本体と内部の流体圧力によってボール7が変形され密閉
度が上昇するものである。そしてこれは例え付着物があ
ったとしても弁本体の内壁によくなじんで効果的な閉止
作用を奏するものである。ボール型逆止弁4は、図2に
示すように、厨芥粉砕機5側立て管部の途中にボール7
とそれを収容する側方拡大空間8を有している。ボール
7は上方から圧力がかかると図3記載のように下側の厨
芥粉砕機5側立て管部を閉止するが、この圧力が解除さ
れるとボール7は上部の側方拡大空間8に移動、収容さ
れ、厨芥粉砕機5側立て管部を通る汚水の流れを許容す
るものである。9は、密閉タンク1の底部から内部の貯
留汚水をノズル10を経て水中ポンプ2の吸い込み口1
1に循環させる循環配管である。この流入口6はノズル
10の後流部においてノズル10と交差した状態で接続
されており、ノズル10とともにノズル10で発生した
負圧によって流入口6から汚水を吸引するジェットポン
プもしくはエジェクターを形成している。また密閉タン
ク1の上部の端板にはポンプの吐き出し口と接続されて
いない外部配管12が設けられており、外部の浄化槽等
に接続されている。外部の浄化槽に移送された厨芥はそ
こで微生物処理される。
【0015】本実施例の作用を説明すると、ボール型逆
止弁4の作用を除いて基本的には既に説明した図5記載
の吐き出し水循環式の厨芥移送装置の作用と一致する。
そこでボール型逆止弁4の作用を中心に説明することに
する。水中ポンプ2を運転すると密閉タンク1内に貯留
された汚水は循環配管9を通ってノズル10に入る。こ
こで負圧化され、ジェットポンプもしくはエジェクター
作用が生じ、流入口6から厨芥と汚水が吸引されること
になる。鳥居状配管3の厨芥粉砕機5側立て管部にはボ
ール型逆止弁4が設けられているから、吸引がすすんで
鳥居状配管3内部の負圧化がますますすすんでいくと、
図2記載のようにこのボール型逆止弁4が開放されるこ
とになり、厨芥と汚水が厨芥粉砕機5側から吸引される
ようになる。ところでノズル10部においては空気も一
部吸引されるため気液混合が生じることになるが、あま
り空気の量が多すぎると水中ポンプ2にエアロックが生
じるから、この気液混合比率をあまり上げないような構
成とすることが肝要となる。気液混合された汚水は水中
ポンプ2の吸い込み口11に入り、密閉タンク1内へ吐
出される。水中ポンプ2からの吐き出しのため密閉タン
ク1に貯った空気と汚水は昇圧していくので、この内部
圧力によって密閉タンク上部に設けられた外部配管12
を通して外部に汚水が押し出されて移送されることにな
る。
【0016】水中ポンプ2を停止すると、密閉タンク1
から循環配管9と水中ポンプ2を通って密閉タンク1内
の汚水が逆流する。しかし鳥居状配管3の頂部管部高さ
は密閉タンク1内の水位より高く形成されているので、
密閉タンク1内の汚水は密閉タンク1側の立て管部には
逆流していくものの、鳥居状配管3の頂部管部を越えて
逆止弁4にまで到達することはまずない。図3記載の通
り、逆流にともないこの頂部管部からボール型逆止弁4
にかけての配管に空気が溜ることになる。そしてボール
型逆止弁4は内部の空気の圧力で閉止される。汚水がボ
ール型逆止弁4にまで到達することがないので、水中ポ
ンプ2停止中に異物等がボール型逆止弁4に堆積するこ
とはなく、ひいては異物の付着が軽減される。このよう
に本実施例はボール型逆止弁4という安価な手段で確実
に逆流を防止することができるし、密閉タンク1内の汚
水の悪臭もこのボール型逆止弁4で遮断され、シンク側
に臭いが戻るようなことはない。きわめて衛生的なもの
である。
【0017】さらに図1の実施例は、厨芥と汚水を吸引
した後に、清水配管に設けた電磁弁を開放して、清水S
を一定時間鳥居配管3に吸引させ、ボール型逆止弁4の
内部を洗浄している。この洗浄を行った場合には、弁体
の異物が付着したり挟まったりすることはほとんどなく
なり、本実施例の作動は非常に確実なものとなる。しか
も清水Sの吸引が途切れた後には一部空気が吸引される
が、洗浄後に導かれた清新な空気が頂部管部からボール
型逆止弁4にかけて溜ることになるから、悪臭がシンク
に達することはほとんどなくなる。
【0018】また図1の実施例の厨芥処理装置は、厨芥
粉砕機5、密閉タンク1、循環配管9、ノズル10等の
構成要素を底部が開放されたケースの中にコンパクトに
収め、これを鳥居配管3の屈曲を利用して接続している
から、小型なものであって場所をとることがない。狭い
調理設備で最適なものである。また厨芥粉砕機から配管
系を清水で洗浄すれば、衛生上きわめて優れたものとな
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の厨芥移送装置は、ノズルの後流
部に接続された密閉タンク側立て管部、密閉タンク内の
水位より高く設置された頂部管部、及び厨芥粉砕機側配
管へ接続された厨芥粉砕機側立て管部からなる鳥居状配
管を備え、厨芥粉砕機側立て管部に逆止弁を設けるとい
うものであるから、ポンプ停止後の密閉タンク内からの
汚水の逆流を確実に防止することができる。また逆止弁
の遮断によって密閉タンク側から悪臭がシンクに戻って
いくということもなくなる。従ってきわめて衛生的な装
置である。そして高価な電磁弁や水位検知器等を使用す
るといったことがないから費用がかからず、厨芥移送装
置が移送不能に陥るということをきわめて簡単な構成で
防止することができる。さらに逆止弁の密閉体を球状弾
体とすれば、効果的な閉止をすることができる。また清
水で洗浄すると、逆止弁の動作をさらに確実なものにす
ることができ、悪臭のシンク側への戻りをきわめて少な
くすることができる。本発明の厨芥処理装置は、コンパ
クトにまとまっており場所をとらないから、狭い調理設
備に最適のものである。厨芥粉砕機から管路を清水で洗
浄すれば、衛生上きわめて優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厨芥移送装置及び厨芥処理装置の一実
施例の全体図
【図2】本発明の厨芥移送装置及び厨芥処理装置の一実
施例のポンプ運転時の逆止弁状態図
【図3】本発明の厨芥移送装置及び厨芥処理装置の一実
施例のポンプ停止時の逆止弁状態図
【図4】水位検知器によって制御する従来の厨芥移送装
置を示す図
【図5】吐き出し水循環式の従来の厨芥移送装置を示す
【符号の説明】
1 密閉タンク 2 水中ポンプ 3 鳥居状配管 4 ボール型逆止弁 5 厨芥粉砕機 7 ボール 9 循環配管 10 ノズル 20 配管 21 電磁弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環配管と外部排出配管が設けられた密閉
    タンクと、前記循環配管を通して密閉タンク内の貯水を
    循環させる水中ポンプと、前記循環配管の途中に配設さ
    れたノズルと、前記ノズルの後流部に接続された密閉タ
    ンク側立て管部、前記密閉タンク内の水位より高く設置
    された頂部管部、及び厨芥粉砕機側配管へ接続された厨
    芥粉砕機側立て管部からなる鳥居状配管を備え、前記厨
    芥粉砕機側立て管部には逆止弁が設けられていることを
    特徴とする厨芥移送装置。
  2. 【請求項2】逆止弁の密閉体として球状弾性体を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の厨芥移送装置。
  3. 【請求項3】逆止弁より上流側の配管に清水を供給する
    配管を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    厨芥移送装置。
  4. 【請求項4】循環配管と外部排出配管が設けられた密閉
    タンクと、前記循環配管を通して密閉タンク内の貯水を
    循環させる水中ポンプと、前記循環配管の途中に配設さ
    れたノズルと、前記ノズルの後流部に接続された密閉タ
    ンク側立て管部、前記密閉タンク内の水位より高く設置
    された頂部管部、及び厨芥粉砕機側立て管部からなる鳥
    居状配管と、前記厨芥粉砕機側立て管部に設けられた逆
    止弁と、前記厨芥粉砕機側立て管部と管路で結ばれた厨
    芥粉砕機とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】厨芥粉砕機に清水を供給する配管を設けた
    ことを特徴とする請求項4記載の厨芥処理装置。
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