JP2007288316A - ファクシミリ装置及びその受信データ転送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】或るファクシミリ装置に受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを、ユーザがそのファクシミリ装置とは別の場所で容易に入手できるようにする。
【解決手段】ファクシミリ装置10は、他のファクシミリ装置24からファクシミリ通信データを受信すると、予め記憶しているユーザ11の携帯電話番号に自動的に電話をかけ、その携帯電話12から、ユーザ11が任意に指定した転送ファクシミリ番号の通知を受ける。転送ファクシミリ番号の通知を受けると、ファクシミリ装置10は、その転送ファクシミリ番号のファクシミリ装置26へ、受信されたファクシミリ通信データを転送する。ユーザ11は何処に居ても、自分に都合の良い場所にあるファクシミリ装置26を指定して、そこからファクシミリ通信データのプリントアウト56を受け取ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】ファクシミリ装置10は、他のファクシミリ装置24からファクシミリ通信データを受信すると、予め記憶しているユーザ11の携帯電話番号に自動的に電話をかけ、その携帯電話12から、ユーザ11が任意に指定した転送ファクシミリ番号の通知を受ける。転送ファクシミリ番号の通知を受けると、ファクシミリ装置10は、その転送ファクシミリ番号のファクシミリ装置26へ、受信されたファクシミリ通信データを転送する。ユーザ11は何処に居ても、自分に都合の良い場所にあるファクシミリ装置26を指定して、そこからファクシミリ通信データのプリントアウト56を受け取ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファクシミリ装置及びその受信データ転送方法に関する。
一般に、ファクシミリ通信端末は、そこに電話呼が着信すると、自動的に、その着呼に応答し、ファクシミリ通信データを受信し、受信データのプリントアウトを出力する。ユーザは、そのプリントアウトを受け取るために、そのファクシミリ装置の所まで行かなければならない。また、ファクシミリ装置の設定変更やステータス表示やその他の操作も、通常、そのファクシミリ装置に取り付けられたコントロールパネルを用いて行われる。
これに対し、プリンタ及び複写機等の機器のコントロールパネルが、ホームページの形でインターネット上に提供され、そして、ユーザは、携帯電話からインターネットを通じてそのホームページにアクセスすることで、その機器の設定変更やステータス表示などの操作が行える、という提案が知られている(特許文献1)。
しかし、特許文献1の提案をファクシミリ装置に応用したとしても、そのファクシミリ装置に受信されたデータのプリントアウトを受け取るためには、ユーザはそのファクシミリ装置の所に行く必要がある。従って、ユーザが外出しているような場合、ユーザが外出先でそのプリントアウトを受け取ることは困難である。
従って、本発明の目的は、或るファクシミリ装置に受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを、ユーザがそのファクシミリ装置とは別の場所で容易に入手できるようにすることにある。
本発明の第1の側面に従うファクシミリ装置は、発信元装置からの着呼に応答して前記発信元装置と接続し、前記発信元装置からファクシミリ通信データを受信し、前記受信されたファクシミリ通信データを記憶する受信記憶手段と、前記ファクシミリ通信データが受信された場合、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか判断する転送制御手段と、ユーザの連絡先アドレスを予め記憶した連絡先記憶手段と、前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記記憶装置に予め記憶された前記連絡先アドレスへ宛てて、前記受信したファクシミリ通信データについての処理要求の返信を前記ユーザに促す案内データを自動的に送信し、その後、前記ユーザから返信された処理要求を受信し、前記処理要求は、任意の転送ファクシミリ番号の指定を有する転送要求を含むことができる、自動連絡手段と、前記受信された処理要求に前記転送要求が含まれていた場合、前記指定された転送ファクシミリ番号へ宛てて、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する転送手段とを備える。
このファクシミリ装置は、ファクシミリ通信データを受信すると、ユーザにその旨を通知し、ユーザから転送ファクシミリ番号の通知を受け、その転送ファクシミリ番号へ、受信されたファクシミリ通信データを転送する。このファクシミリ装置は、任意の転送ファクシミリ番号を指定することをユーザに許すので、ユーザは何処に居ても、自分に都合の良い場所にあるファクシミリ装置を指定して、そこからファクシミリ通信データのプリントアウトを受け取ることができる。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、前記記憶手段は、前記連絡先アドレスとして電話番号を記憶することができ、前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記自動連絡手段は、前記連絡先アドレスとして記憶された前記電話番号へ宛てて電話呼を発信し、前記電話番号の電話機と接続されたならば、前記案内データとしての音声案内メッセージを前記電話機へ送信し、そして、前記音声案内メッセージに応答して前記ユーザから前記電話機を通じて前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する。
このように音声案内メッセージを使ってユーザの電話機に連絡し、ユーザの電話機から転送ファクシミリ番号を返信するようにすることで、ユーザとしては、通常に電話機を扱うのと同じ操作で転送ファクシミリ番号を指定することができるので、格別に面倒な操作が不用である。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、また、前記自動連絡手段は、前記電話番号へ宛てて電話呼を発信したときに前記電話番号の電話機と接続され得なかった場合、前記電話呼の発信を中止し、その後、前記電話機からの着呼を受けて前記受信記憶装置が前記電話機と接続したときに、前記案内データとしての第2の音声案内メッセージを前記電話機へ送信し、そして、前記第2の音声案内メッセージに応答して前記ユーザから前記電話機を通じて前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する。
このように、ユーザから電話をファクシミリ装置にかけることで、転送ファクシミリ番号を指定することができることにより、ファクシミリ装置から電話を受けたときには未だ転送ファクシミリ番号が決まって無い場合でも、ユーザは、後にそれが決まってから、それをファクシミリ装置に通知することができる。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、さらに、前記記憶手段は、前記連絡先アドレスとしてメールアドレスを記憶することができ、前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記自動連絡手段は、前記連絡先アドレスとして記憶された前記メールアドレスへ宛てて、前記案内データとしての案内電子メールを送信し、そして、前記案内電子メールに応答して前記ユーザから前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する。
このように電子メールも連絡手段として利用できることにより、電話が使えない状況でも点祖ファクシミリ番号が指定できるので、一層便利である。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、また、プリンタをさらに備え、前記処理要求は、印刷要求を含むことができ、前記プリンタは、前記転送制御手段の判断結果が否定的である場合、前記受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを出力し、また、前記転送制御手段の判断結果が肯定的であって、かつ、前記受信された処理要求に前記印刷要求が含まれていた場合にも、前記受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを出力する。
このように、転送だけでなく印刷を要求することをユーザに許すことにより、ユーザにとり転送を要しない受信データを消失することなくプリントアウトの形でとっておける。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、また、前記転送制御手段は、
A. 前記ファクシミリ通信データに関連して、所定の制御データが前記発信元装置から受信されたか否か、
B. 前記発信元装置の電話番号が、予め設定された電話番号であるか否か、または、
C. 前記ファクシミリ装置の有する複数の動作モードのうち、いずれの動作モードが選択されているか、
をチェックし、そのチェック結果に応じて前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか否かを判断する。ここに例示したように、転送要否の判断方法には、種々のものが採用できる。
A. 前記ファクシミリ通信データに関連して、所定の制御データが前記発信元装置から受信されたか否か、
B. 前記発信元装置の電話番号が、予め設定された電話番号であるか否か、または、
C. 前記ファクシミリ装置の有する複数の動作モードのうち、いずれの動作モードが選択されているか、
をチェックし、そのチェック結果に応じて前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか否かを判断する。ここに例示したように、転送要否の判断方法には、種々のものが採用できる。
好適な実施形態にかかるファクシミリ装置においては、また、前記受信記憶手段は、前記発信元装置から前記ファクシミリ通信データに伴って制御データを受信した場合、前記受信されたファクシミリ通信データに関連付けて前記制御データを記憶し、前記連絡先記憶手段は、異なる制御データにそれぞれ関連付けて異なる連絡先アドレスを記憶し、前記自動連絡手段は、前記受信されたファクシミリ通信データに関連付けられた前記制御データに対応する制御データに関連付けられている一つの前記連絡先アドレスを見つけ、見つかった前記連絡先アドレスへ宛てて、前記案内データを自動的に送信する。これにより、サブデータを利用して、ファクシミリ装置を共有する複数人のユーザを識別して、どのユーザ宛てのファクシミリ通信データであるかに応じて、連絡先アドレスを自動的に選別することができる。
本発明の別の観点に従うファクシミリ装置における受信データ転送方法は、発信元装置からの着呼に応答して発信元装置と接続し、前記発信元装置からファクシミリ通信データを受信し、前記受信されたファクシミリ通信データを記憶する受信記憶ステップと、前記ファクシミリ通信データが受信された場合、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか判断する転送制御ステップと、ユーザの連絡先アドレスを記憶する連絡先記憶ステップと、前記転送制御ステップでの判断結果が肯定的である場合、前記記憶ステップにて記憶された前記連絡先アドレスへ宛てて、前記受信したファクシミリ通信データについての処理要求の返信を前記ユーザに促す案内データを自動的に送信し、その後、前記ユーザから返信された処理要求を受信し、前記処理要求は、任意の転送ファクシミリ番号の指定を有する転送要求を含むことができる、自動連絡ステップと、前記受信された処理要求に前記転送要求が含まれていた場合、前記指定された転送ファクシミリ番号へ宛てて、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する転送ステップとを備える。
本発明によれば、或るファクシミリ装置に受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを、ユーザがそのファクシミリ装置とは別の場所で容易に入手することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置の機能的な構成と概略的な制御流れを示す。
図1において、参照番号10は、本発明の一実施形態にかかるファクシミリ装置を指し、これを以下「第1ファクシミリ装置」という。第1ファクシミリ装置10は、受信記憶装置14、転送制御装置16、プリンタ18、自動連絡装置20および転送装置22を備える。
受信記憶装置14は、他のファクシミリ装置(以下「第2ファクシミリ装置」という)24からの着呼(電話呼の着信)に応答して、第2ファクシミリ装置24と接続し、第2ファクシミリ装置24からファクシミリ通信データを受信し、そして、その電話呼の情報および受信されたファクシミリ通信データを記憶する機能を持つ。ここで、電話呼には、発信電話番号の通知や第1ファクシミリ装置10を制御するための各種の制御データ(例えば、ITU-Tの国際標準規格準拠のFコードのサブアドレス、ファクシミリ通信データの解像度、など)が含まれることができ、その発信電話番号や制御データが上記「電話呼の情報」として記憶される。また、上記「ファクシミリ通信データ」とは、プリントされてユーザに読まれることになるファクシミリ画像のデータである。
転送制御装置16は、受信記憶装置14がファクシミリ通信データを受信した場合、そのファクシミリ通信データを他の装置へ転送する必要があるかを判断し、その判断結果に応じて、プリンタ18、自動連絡装置20および転送装置22を制御する機能をもつ。転送の必要がないと判断した場合、転送制御装置16は、受信されたファクシミリ通信データをプリンタ18へ送ってそのプリントアウトを出力させる。他方、転送する必要があると判断した場合、転送制御装置16は、自動連絡装置20と転送装置22を駆動し制御することにより、後に詳述するように、第1ファクシミリ装置10のユーザ11に連絡し、ユーザ11から任意のファクシミリ装置(以下、「第3ファクシミリ装置」という)28の指定を受けると、そのユーザ指定された第3ファクシミリ装置28へ、上記受信されたファクシミリ通信データを転送するという動作を行なわせる。上述したユーザ11への連絡を行なうために、転送制御装置16は、予め、ユーザ11の連絡先アドレスを予め記憶している。連絡先アドレスには、ユーザ11の何処に居ても連絡をとることが可能なアドレスが好ましく、その観点から、携帯電話番号または電子メールアドレスが、この実施形態では採用される。
ここで、転送制御装置16が行なう転送の要否の判断方法には、種々の方法が採用し得るが、以下に3通りの方法を例示する。
第1の方法は、第2ファクシミリ装置24から着信した電話呼に所定の制御データが含まれているかをチェックし、そして、その所定の制御データが含まれていた場合に、その電話呼により受信されたファクシミリ通信データは、これを転送する必要があると判断するという方法である。
第2の方法は、第2ファクシミリ装置24から着信した電話呼に、第2ファクシミリ装置24の電話番号(発信電話番号)の通知が含まれているかをチェックし、発信電話番号が含まれていた場合、その発信電話番号が、第1ファクシミリ装置10に予め設定されている電話番号に一致するかをチェックし、そのチェック結果が肯定的であれば、転送の必要があると判断するという方法である。
第3の方法は、第1ファクシミリ装置10が、受信したファクシミリ通信データを原則的に転送することとする「転送モード」と、原則的に転送しないこととする「通常モード」とを有している場合において、第2ファクシミリ装置24から電話呼が着信したときに、「転送モード」と「通常モード」のいずれが選択されているかをチェックし、「転送モード」が選択されていれば、転送の必要があると判断するという方法である。
上記の方法は説明のための例示であり、他の方法も採用することができるし、異なる方法を組み合わせて使用することもできる。しかし、この実施形態では、上述した第1の方法を採用するものとする。そして、第1の方法における上述した「所定の制御データ」として、ITU-Tの国際標準規格準拠のFコードのサブアドレスを、この実施形態では用いることとする。
自動連絡装置20は、上述したように、転送制御装置16から転送要の判断が出た場合、転送制御装置16に応答してユーザ11に対する連絡を行なう。その連絡方法として、ユーザ11の携帯電話機12へ電話をかける方法と、ユーザ11の電子メールアドレスに電子メールを送る方法とが、この実施形態で採用される。すなわち、自動連絡装置20は、転送制御装置16に予め記憶されたユーザ11の連絡先アドレス(携帯電話番号または電子メールアドレス)へ宛てて、案内データを自動的に送信する。
ここで、「案内データ」とは、ファクシミリ通信データが受信されたことをユーザ11に報告するとともに、そのファクシミリ通信データをどのように処理して欲しいか(何処かへ転送するか、プリントするか)を示した処理要求を第1ファクシミリ装置10へ送信することを、ユーザ11に可能ならしめるデータである。ユーザ11の携帯電話機12へ案内データを送る場合には、案内データの信号形式は、ボイス信号つまり音声案内メッセージとすることができる。あるいは、ユーザ11の電子メールアドレスに案内データを送る場合には、案内データの信号形式は電子メールそれ自体、電子メールに添付された処理要求記入フォーム、または、電子メールに記述された処理要求入力用ウェブページのURLなどとすることができる。
ユーザ11は、自動連絡装置20から案内データを受けた後、処理要求を自動連絡装置20に返信することができる。案内データが携帯電話機12に来た場合、処理要求の信号形式は、携帯電話機12のキーボードから入力されるプッシュフォン信号、または(自動連絡装置20が音声認識機能を有していれば)携帯電話機12のマイクにユーザ11から入力されるボイス信号とすることができる。案内データが電子メール、電子メールの添付フォームまたは電子メールに記述されたURLの形式で来た場合には、処理要求の信号形式は、その電子メールに対する返信メールに処理要求事項を記入したもの、上記添付フォームに処理要求事項を記入したもの、または、上記URLのウェブページに処理要求事項を入力したもの、とすることができる。いずれにしても、処理要求には、ユーザ11が任意に選んだファクシミリ装置への転送を要求する「転送要求」、または第1ファクシミリ装置10での印刷を要求する「印刷要求」を含ませることができる。そして、上記「転送要求」には、ユーザ11が任意に選んだ転送先のファクシミリ装置(図1で「第3ファクシミリ装置26」として示される)の電話番号(以下、「転送ファクシミリ番号」という)の指定が伴う(または、含まれる)。
ユーザ11から上記処理要求が返信されると、自動連絡装置20は、その処理要求を解釈し、どの処理事項(ユーザ指定された転送ファクシミリ番号への転送、または印刷)が要求されたか判断し、その判断結果を転送制御装置16に通知する。要求された処理事項が印刷である場合には、転送制御装置16は、受信されたファクシミリ通信データをプリンタ18に送ってプリントアウト26を出力させる。他方、要求された処理事項が転送である場合には、転送制御装置16は、ユーザ指定された転送ファクシミリ番号(すなわち、第3ファクシミリ装置26の電話番号)と、受信されたファクシミリ通信データとを転送装置22に送る。
転送装置22は、転送制御装置16から、上記転送ファクシミリ番号と上記ファクシミリ通信データとを受け取り、その転送ファクシミリ番号へ宛てて(つまり、第3ファクシミリ装置26へ宛てて)電話呼を発信し、そして、第3ファクシミリ装置26との接続が確立されれば、第3ファクシミリ装置26へ上記ファクシミリ通信データを転送する。
以上の構成を有する第1ファクシミリ装置10の、ファクシミリ通信データを受信した場合の制御の流れの概要は次の通りである。
サブアドレスを含まない電話呼によるファクシミリ通信データ(つまり、転送不要のファクシミリ通信データ)が到来した場合には、図1中の白抜き矢印30〜34に示す流れで制御が行なわれる。まず、ファクシミリ通信データが受信記憶装置14に受信され電話呼の情報と共に記憶される(矢印30)。転送制御装置16が、記憶された電話呼の情報から転送不要と判断し(矢印32)、そして、記憶されたファクシミリ通信データをプリンタ18へ送って印刷を命じる(矢印34)。それにより、そのファクシミリ通信データのプリントアウト36が出力される。
他方、サブアドレスを含む電話呼によるファクシミリ通信データ(つまり、転送要のファクシミリ通信データ)が到来した場合には、図1中のハッチングされた矢印40〜58に示す流れで制御が行なわれる。まず、ファクシミリ通信データが受信記憶装置14に受信され、そのファクシミリ通信データが電話呼の情報と共に記憶される(矢印40)。転送制御装置16が、記憶された電話呼の情報から転送要と判断し(矢印42)、そして、予め転送制御装置16に記憶されている当該サブアドレスに対応する連絡先アドレス(例えば、ユーザ11の携帯電話番号または電子メールアドレス)を自動連絡装置20に通知して、ユーザ11への連絡を命じる(矢印44)。
ここで、上記連絡先アドレスが、ユーザ11の携帯電話番号であった場合を想定する。自動連絡装置20は、その携帯電話番号を用いて、ユーザ11の携帯電話機12に電話をかけ、携帯電話機12と接続されたならば、受信されたファクシミリ通信データを転送するか印刷するかの指示を催促する音声案内メッセージを、携帯電話機12へ送る(矢印46)。ユーザ11は、その音声案内メッセージを聞きながら、もし転送を要求する場合には、転送要求と任意の転送先ファクシミリ番号とを、携帯電話機12のテンキーを操作するか、または携帯電話機12のマイクにボイスで入力し(矢印48)、他方、もし印刷を要求する場合には、印刷要求をやはりテンキー操作またはボイスで入力する(矢印48)。
自動連絡装置20は、携帯電話機12から返信された転送要求または印刷要求を解釈し、転送要求であれば転送ファクシミリ番号を、また、印刷要求であればその旨を、転送制御装置16に通知する(矢印50)。転送制御装置16は、転送ファクシミリ番号が通知された場合には、その転送ファクシミリ番号と、記憶されている受信されたファクシミリ通信データとを、転送装置22に送る(矢印52)。転送装置22は、その転送ファクシミリ番号へ宛てて(つまり、第3ファクシミリ装置26へ)、受信されたファクシミリ通信データを転送する(矢印54)。第3ファクシミリ装置26は、転送されたファクシミリ通信データのプリントアウト56を出力する。他方、転送制御装置16は、印刷要求が通知された場合には、記憶されている受信されたファクシミリ通信データをプリンタ18に送り(矢印58)、プリンタはそのファクシミリ通信データのプリントアウト36を出力する。
以上のようにして、転送を要するファクシミリ通信データが第1ファクシミリ装置10に受信された場合には、ユーザ11は、何処に居ても、その旨の通知を受け、その後、自分とり最も都合の良い場所にある第3ファクシミリ装置26の電話番号(転送ファクシミリ番号)を第1ファクシミリ装置10に返信すれば、その最も都合の良い場所にある第3ファクシミリ装置26からそのファクシミリ通信データのプリントアウトを入手することができる。
図2は、図1に示された第1ファクシミリ装置10内で受信されたファクシミリ通信データとユーザの連絡先アドレスとが関連付けられて記憶される様子を示している。
図2に示されるように、受信記憶装置14には、各回のファクシミリ受信動作に対応したファクシミリ受信レコード60が記憶されており(1レコードだけが図示されているが、複数のレコードが記憶され得る)、各ファクシミリ受信レコード60には、そのレコードを識別するためのデータID62と、電話呼の情報、すなわち、発信番号64およびそれが存在する場合にはサブアドレス66と、受信されたファクシミリ通信データ68とが含まれる。
転送制御装置16には、1以上の連絡先レコード70,70,70が予め記憶されており(図中では3レコードが示されているが、それより少ないことも多いこともあり得る)、書く連絡先レコード70には、サブアドレス72と、暗証コード74と、連絡先アドレス(例えば、携帯電話番号および/または電子メールアドレス)が含まれている。このようなデータ形式で、異なるサブアドレス72に関連付けて、異なる暗証コード74と異なる連絡先アドレス76とのセットを登録しておくことができる。暗証コード74は、ユーザ11が上述した処理要求を入力するときに、それをユーザ11に入力させることで、ユーザ11を認証するために使用される。
受信記憶装置14は、新たにファクシミリ通信データ68を受信される都度、ユニークなデータID62を生成し、そのデータID62とそのファクシミリ通信データ68と電話呼情報64,68とを記録したファクシミリ受信レコード60を新たに作成し記憶する。転送制御装置16は、新たにファクシミリ受信レコード60が記憶される都度、そのファクシミリ受信レコード60のデータID62とサブアドレス66と同じデータID82とサブアドレス84を有してリンクデータ80を新たに作成し記憶する(図中では1レコードしか示されてないが、より多くリンクレコードが記憶され得る)。
各リンクデータ80は、サブアドレスにおいて一致する各ファクシミリ受信レコード60と各連絡先レコード70とを双方向に関連付ける。これにより、ファクシミリ通信データ68と連絡先アドレス76とが双方向に関連付けられる。この関連付けにより、或るファクシミリ通信データ68が受信された場合に、どの連絡先アドレス76に連絡すべきかが決まる。また、或る連絡先アドレス76から転送または印刷要求が来た場合に、どのファクシミリ通信データ68を転送または印刷すべきが決まる。
異なるサブアドレスに異なる連絡先アドレスを関連付けるという上記構成を利用することで、第1ファクシミリ装置10を複数のユーザが共用する場合に、どのユーザ宛のファクシミリ通信データであるかをサブアドレスで識別し、その宛先ユーザの連絡先アドレスを自動的に選別することができる。
以下では、上述した構成をもつ第1ファクシミリ装置10で行なわれる制御について、より詳細に説明する。
図3は、ユーザ11の連絡先アドレスが携帯電話番号である場合における制御の流れを示す。
図3に示すように、第1ファクシミリ装置10は、そこに電話呼が着信すると、その着呼に自動応答して、発信元装置と接続し、ファクシミリ通信のためのシェイクハンド処理を開始する(ステップS1)。その際、発信元装置から所定のコマンド(後述するように、ユーザ11から第1ファクシミリ装置10に電話をかけて処理要求を入力する場合に、ユーザ11が処理要求の前に入力することになっている特定のコード)が来るか否かがチェックされる(S2)。ファクシミリ通信のための着呼である場合には、上記所定のコマンドは来ないので、上記シェイクハンド処理が完了すると、制御はステップS3へ進み、そこで、発信元装置からのファクシミリ通信データが受信され、電話呼情報(発信電話番号と、それがある場合にはサブアドレス)とともにファクシミリ通信データが、図2に示されたファクシミリ受信レコード60の形で記憶される。
その後、受信されたファクシミリ通信データの転送要否が判断される(S4)。図2に示されたファクシミリ受信レコード60にサブアドレス66が記録されていれば、転送要と判断され、サブアドレス66が記録されて記録されてなければ、転送不要と判断される。転送不要と判断された場合、受信されたファクシミリ通信データは第1ファクシミリ装置10で印刷される。
ステップS4で転送要と判断された場合、制御はステップS6へ進み、そこでは、図2に示されたファクシミリ受信レコード60に関連付けられた連絡先レコード70の連絡先アドレス76に登録されている携帯電話番号へ宛てて(ユーザ11の携帯電話機12へ宛てて)、第1ファクシミリ装置10から電話呼が発信される。ユーザ11の携帯電話機12がその着呼に応答しない場合には、所定時間置きに、所定の最大回数まで、携帯電話機12への電話発信が繰り返し行なわれる(S8〜S9)。
ステップS6で発信された電話呼にユーザ11の携帯電話機12が応答することで携帯電話機12と第1ファクシミリ装置10間の接続が確立すると(S7で「Y」)、転送要求または印刷要求の入力をユーザ11に催促するための音声案内メッセージの携帯電話機12への送信が開始される(S11)。
その音声案内メッセージの送信を行なっている過程で、携帯電話機12から転送要求が返信されたかがチェックされる(S12)。転送要求が返信された場合(S12で「Y」)、引き続く音声案内メッセージにより転送ファクシミリ電話番号と暗証コードの入力がユーザ11に催促され、そして、ユーザ11の入力した転送ファクシミリ電話番号と暗証コードが携帯電話機12から受信される(S13)。ユーザ11に再度、その転送ファクシミリ電話番号と暗証コードを入力させて、それらが再確認された後(S14で「Y」)、既に記憶されているファクシミリ通信データの中から、該当するファクシミリ通信データが検索される(S15)。ここで、「該当するファクシミリ通信データ」とは、転送要求を送ってきた携帯電話機12の電話番号とその携帯電話機12から受信された暗証コードにそれぞれ一致する連絡先アドレス76と暗証コード74を有する連絡先レコード70、に関連付けられているファクシミリ受信レコード60内のファクシミリ通信データ68のことである(図2参照)。
その後、検索されたファクシミリ通信データが、ステップS13で入力された転送ファクシミリ番号へ宛てて(図1に示した第3ファクシミリ装置26へ)転送される(S18)。その後、音声案内メッセージの送信が終了し(S19)、携帯電話機12との接続が切断される(S20)。
ステップS21で印刷要求が返信された場合には、音声案内メッセージの送信が終了し(S22)、携帯電話機12との接続が切断され(S23)、そして、該当するファクシミリ通信データが検索され(S24)、検索されたファクシミリ通信データが印刷される(S25)。ここでいう「該当するファクシミリ通信データ」とは、その携帯電話機12の電話番号に一致する連絡先アドレス76を有する連絡先レコード70、に関連付けられているファクシミリ受信レコード60内のファクシミリ通信データ68のことである(図2参照)。なお、この印刷要求の場合にも、上述した転送要求の場合のように、暗証コードも入力させて、携帯電話番号と暗証コードのセットにより「該当するファクシミリ通信データ」を検索するようにしてもよい。
他方、音声案内メッセージを携帯電話機12に送ったが、何の処理要求も返信されてこなかった場合には(S21で「N」)、引き続く音声案内メッセージが、後にユーザ11から第1ファクシミリ装置10へ電話を掛け直すように案内し(S26)、その後に、音声案内メッセージの送信が終了し(S19)、携帯電話機12との接続が切断される(S20)。
また、携帯電話機12に最大回数繰り返し発呼したが、携帯電話機12が応答しなかった場合には(S8で「Y」)、電話回線との接続が切断され(S10)、その後、該当するファクシミリ通信データが検索され(S24)、検索されたファクシミリ通信データが印刷される(S25)。
また、上述したステップS6で携帯電話機12に連絡を受けた時に、ユーザ11が転送ファクシミリ番号を入力できる状態ではなかった場合、ユーザ11は、何の処理要求も入力せずに一方的に第1ファクシミリ装置10との接続を切っても良いし、あるいは、ステップS26で、後から電話を掛け直すよう案内されることもできる。いずれにせよ、その場合に、ユーザ11は後から携帯電話機12(または、別の電話機でもよい)から第1ファクシミリ装置10に電話をかけると、上述したステップS1で第1ファクシミリ装置10が自動応答して、携帯電話機12と第1ファクシミリ装置10間が接続される。その後に、ユーザ11は、上述した所定のコマンドを携帯電話機12のキーボードを操作する(例えば特定コード「#99」を入力する)ことで、または、携帯電話機12のマイクにボイスを入力することで、上述した所定のコマンドを第1ファクシミリ装置10に入力することができる。すると、第1ファクシミリ装置10では、上述したステップS2のチェック結果が「Y」となり、制御は上述したステップS11へ進んで、音声案内メッセージの送信が開始される。この後は、既に説明したように、ユーザ11は、転送要求または印刷要求を第1ファクシミリ装置10へ送って、受信データを任意の第3ファクシミリ装置26へ転送させたり、第1ファクシミリ装置10で印刷させたりすることができる。
図4は、ユーザ11の連絡先アドレスが電子メールアドレスである場合における制御の流れを示す。
図4に示すように、第1ファクシミリ装置10は、そこに電話呼が着信すると、その着呼に自動応答して、発信元装置と接続し、ファクシミリ通信のためのシェイクハンド処理を行ない(ステップS31)、その後、発信元装置からファクシミリ通信データを受信し、電話呼情報(発信電話番号と、それがある場合にはサブアドレス)とともにファクシミリ通信データを記憶する(S32)。
その後、受信されたファクシミリ通信データの転送要否が、既に説明した方法で判断される(S33)。転送不要と判断された場合、受信されたファクシミリ通信データは第1ファクシミリ装置10で印刷される。他方、転送要と判断された場合、制御はステップS35へ進み、そこでは、図2に示されたファクシミリ受信レコード60に関連付けられた連絡先レコード70の連絡先アドレス76に登録されている電子メールアドレスへ宛てて、第1ファクシミリ装置10から案内メールが送信される。この案内メールでは、その本文が、そこにユーザ11が処理要求、暗証コードおよび転送ファクシミリ番号を記入して返信できる内容になっているか、または、それらの情報を記入できる所定の処理要求記入フォームが添付されているか、または、その本文に、それらの情報を入力できる処理要求入力用ウェブページのURLが記述されている。
上記案内メールを送信した後、所定期間内に、処理要求が記入された(転送要求の場合には転送ファクシミリ番号も記入された)電子メール(または、処理要求入力用ウェブページからの同内容のデータ)(以下、「処理要求メール」と総称する)が返信されたかどうかがチェックされる(S36〜S37)。その結果、処理要求メールが返信されたならば(S36で「Y」)、転送と印刷のいずれが要求されたかがチェックされる(S38〜S21)。転送が要求された場合、既に記憶されているファクシミリ通信データの中から、該当するファクシミリ通信データが検索される(S39)。ここでの「該当するファクシミリ通信データ」とは、処理要求メールを返信してきた電子メールアドレスとその処理要求メールに記述された暗証コードにそれぞれ一致する連絡先アドレス76と暗証コード74を有する連絡先レコード70、に関連付けられているファクシミリ受信レコード60内のファクシミリ通信データ68のことである(図2参照)。
その後、返信された処理要求メールに記述された転送ファクシミリ番号へ宛てて(図1に示した第3ファクシミリ装置26へ)、検索されたファクシミリ通信データが転送される(S40)。
ステップS41で印刷が要求された場合には、該当するファクシミリ通信データが検索され(S42)、検索されたファクシミリ通信データが印刷される(S43)。
ステップS41で印刷が要求された場合には、該当するファクシミリ通信データが検索され(S42)、検索されたファクシミリ通信データが印刷される(S43)。
また、返信された処理要求メールに転送要求も印刷要求も記述されていなかった場合には(S41で「N」)、制御は再びステップS35へ戻り、再度、同じ電子メールアドレスへ案内メールが送り直される。
また、案内メールを送った後処理要求メールが受信されないまま所定期間が経過した場合には(S37で「Y」)、該当するファクシミリ通信データが検索され(S42)、検索されたファクシミリ通信データが印刷される(S43)。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。例えば、第1ファクシミリ装置10において、ファクシミリ通信データを受信した場合だけでなく、エラーやメモリオーバなどでファクシミリ通信データを受信できなかった場合にも、その旨をユーザの連絡先アドレスへ通知するようにしてもよい。連絡先アドレスとして、携帯電話番号や電子メールアドレスだけでなく、他の電子的な通信方法によるアドレスを用いてもよい。
10…第1ファクシミリ装置、11…ユーザ、12…携帯電話機、14…受信記憶装置、16…転送制御装置、18…プリンタ、20…自動連絡装置、22…転送装置、24…第2ファクシミリ装置、26…第3ファクシミリ装置、60…ファクシミリ受信レコード、70…連絡先レコード、80…リンクデータ。
Claims (8)
- 発信元装置からの着呼に応答して前記発信元装置と接続し、前記発信元装置からファクシミリ通信データを受信し、前記受信されたファクシミリ通信データを記憶する受信記憶手段と、
前記ファクシミリ通信データが受信された場合、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか判断する転送制御手段と、
ユーザの連絡先アドレスを予め記憶した連絡先記憶手段と、
前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記記憶装置に予め記憶された前記連絡先アドレスへ宛てて、前記受信したファクシミリ通信データについての処理要求の返信を前記ユーザに促す案内データを自動的に送信し、その後、前記ユーザから返信された処理要求を受信し、前記処理要求は、任意の転送ファクシミリ番号の指定を有する転送要求を含むことができる、自動連絡手段と、
前記受信された処理要求に前記転送要求が含まれていた場合、前記指定された転送ファクシミリ番号へ宛てて、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する転送手段と
を備えたファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
前記記憶手段は、前記連絡先アドレスとして電話番号を記憶することができ、
前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記自動連絡手段は、前記連絡先アドレスとして記憶された前記電話番号へ宛てて電話呼を発信し、前記電話番号の電話機と接続されたならば、前記案内データとしての音声案内メッセージを前記電話機へ送信し、そして、前記音声案内メッセージに応答して前記ユーザから前記電話機を通じて前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する、
ファクシミリ装置。 - 請求項2記載のファクシミリ装置において、
前記自動連絡手段は、前記電話番号へ宛てて電話呼を発信したときに前記電話番号の電話機と接続され得なかった場合、前記電話呼の発信を中止し、その後、前記電話機からの着呼を受けて前記受信記憶装置が前記電話機と接続したときに、前記案内データとしての第2の音声案内メッセージを前記電話機へ送信し、そして、前記第2の音声案内メッセージに応答して前記ユーザから前記電話機を通じて前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する、
ファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
前記記憶手段は、前記連絡先アドレスとしてメールアドレスを記憶することができ、
前記転送制御手段の判断結果が肯定的である場合、前記自動連絡手段は、前記連絡先アドレスとして記憶された前記メールアドレスへ宛てて、前記案内データとしての案内電子メールを送信し、そして、前記案内電子メールに応答して前記ユーザから前記ファクシミリ装置へ電話番号が通知されたならば、前記通知された電話番号を前記指定された転送ファクシミリ番号として把握する、
ファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
プリンタをさらに備え、
前記処理要求は、印刷要求を含むことができ、
前記プリンタは、前記転送制御手段の判断結果が否定的である場合、前記受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを出力し、また、前記転送制御手段の判断結果が肯定的でああって、かつ、前記受信された処理要求に前記印刷要求が含まれていた場合にも、前記受信されたファクシミリ通信データのプリントアウトを出力する、
ファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
前記転送制御手段は、
A. 前記ファクシミリ通信データに関連して、所定の制御データが前記発信元装置から受信されたか否か、
B. 前記発信元装置の電話番号が、予め設定された電話番号であるか否か、または、
C. 前記ファクシミリ装置の有する複数の動作モードのうち、いずれの動作モードが選択されているか、
をチェックし、そのチェック結果に応じて前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか否かを判断する、
ファクシミリ装置。 - 請求項1記載のファクシミリ装置において、
前記受信記憶手段は、前記発信元装置から前記ファクシミリ通信データに伴って制御データを受信した場合、前記受信されたファクシミリ通信データに関連付けて前記制御データを記憶し、
前記連絡先記憶手段は、異なる制御データにそれぞれ関連付けて異なる前記連絡先アドレスを記憶し、
前記自動連絡手段は、前記受信されたファクシミリ通信データに関連付けられた前記制御データに対応する制御データに関連付けられている一つの前記連絡先アドレスを見つけ、見つかった前記連絡先アドレスへ宛てて、前記案内データを自動的に送信する、
ファクシミリ装置。 - 発信元装置からの着呼に応答して発信元装置と接続し、前記発信元装置からファクシミリ通信データを受信し、前記受信されたファクシミリ通信データを記憶する受信記憶ステップと、
前記ファクシミリ通信データが受信された場合、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する必要があるか判断する転送制御ステップと、
ユーザの連絡先アドレスを記憶する連絡先記憶ステップと、
前記転送制御ステップでの判断結果が肯定的である場合、前記記憶ステップにて記憶された前記連絡先アドレスへ宛てて、前記受信したファクシミリ通信データについての処理要求の返信を前記ユーザに促す案内データを自動的に送信し、その後、前記ユーザから返信された処理要求を受信し、前記処理要求は、任意の転送ファクシミリ番号の指定を有する転送要求を含むことができる、自動連絡ステップと、
前記受信された処理要求に前記転送要求が含まれていた場合、前記指定された転送ファクシミリ番号へ宛てて、前記受信されたファクシミリ通信データを転送する転送ステップと
を備えたファクシミリ装置における受信データ転送方法。
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JP2006110768A JP2007288316A (ja) | 2006-04-13 | 2006-04-13 | ファクシミリ装置及びその受信データ転送方法 |
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