JP2007286548A - ズームレンズおよびデジタルカメラおよび携帯情報機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】堅牢性に富み、防塵にも優れる小型でズーム比の大きい高性能なズームレンズを提供する。
【解決手段】像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第4群レンズG4とからなる。上記第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4を物体側から上記像面に向かって順に配置する。広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3を光軸方向に移動させてズーミングを行う。
【選択図】図1
【解決手段】像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第4群レンズG4とからなる。上記第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4を物体側から上記像面に向かって順に配置する。広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3を光軸方向に移動させてズーミングを行う。
【選択図】図1
Description
この発明は、小型のズームレンズおよびデジタルカメラおよび携帯情報機器に関し、特に携帯情報端末や携帯電話に内蔵されるレンズ全長の短縮化を図った携帯性に優れたズームレンズおよびそれを用いたデジタルカメラおよび携帯情報機器に関する。
近年、PDA(Personal Digital Assistant:パーソナル・デジタル・アシスタント)と呼ばれる携帯情報端末や携帯電話等が普及し、それらの多くにデジタルカメラ等の撮像装置が搭載されるようになった。これらの撮像装置は、小型のCCD(チャージ・カップルド・デバイス:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor:コンプリメンタリ・メタル・オキサイド・セミコンダクタ)センサーを用いることで小型化を実現している。また、これらの装置の普及に伴い、撮像装置はより小型化が求められると共に、高解像度化、高性能化が求められ、携帯電話のような薄い筐体にズームレンズが搭載されつつある。
このような携帯電話等の携帯端末に搭載するズームレンズでは、従来の沈胴式と呼ばれる最も物体側のレンズが駆動するタイプは、防塵や耐衝撃性の観点から好まれず、ズームレンズの内側のレンズのみが駆動し、最も物体側のレンズおよび最も像面側のレンズが固定された構成が、堅牢性に富み、防塵対策も容易であることから携帯機器には有利である。
このようなズームレンズとして、例えば特許文献1(特開平11−249016号公報)に、物体側より順に、負の屈折力を有する第1群レンズと、それぞれ正の屈折力を有する第2群レンズ、第3群レンズ、第4群レンズで構成され、上記第2群レンズと第3群レンズのみを駆動させることで変倍を行う負正正正の4成分ズームレンズが開示されている。このズームレンズは、第1群レンズと第2群レンズとの間に開口絞りを設け、第4群レンズを張り合わせてレンズとすることによって、レンズ枚数の少ないコンパクトなズームレンズを実現している。
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような構成のズームレンズでは、第4群レンズが正の屈折力を有するため、バックフォーカスが長くなりやすく、また外径が大きく曲率半径が小さい第4群レンズを2枚のレンズで構成していることから、レンズの厚みを薄くすることができず、光学全長を短くすることが困難である。
また、物体側より順に、負の屈折力を有する第1群レンズと、それぞれ正の屈折力を有する第2群レンズ、第3群レンズ、負の屈折力を有する第4群レンズで構成されたレンズとしては、例えば特許文献2(特開2003−43358号公報)、特許文献3(特開2004−318106号公報)に記載のズームレンズが挙げられる。このズームレンズは、広角端から望遠端への変倍時に、絞りを有する第2群レンズを物体側へ移動させる。
しかしながら、このような構成では、変倍時の焦点位置の移動を抑えるために第3群レンズの他に第1群レンズも駆動しなければならず、最も物体側のレンズと最も像面側のレンズの両者を常時固定することができない。
特開平11−249016号公報
特開2003−43358号公報
特開2004−318106号公報
この発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであって、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明のズームレンズは、
像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第1群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第2群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第3群レンズと、
像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第4群レンズとからなり、
上記第1群レンズ,第2群レンズ,第3群レンズおよび第4群レンズが物体側から上記像面に向かって順に配置され、
ズーミング時、広角端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔よりも望遠端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔が小さくなり、かつ、上記第3群レンズと上記第4群レンズとの間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、上記第2群レンズおよび上記第3群レンズを光軸方向に移動させるためのレンズ移動機構を備え、
上記第3群レンズは、開口絞りと、正の屈折力を有するレンズと、負の屈折力を有するレンズからなり、上記開口絞りと上記正の屈折力を有するレンズと上記負の屈折力を有するレンズとが、上記物体側から上記像面側に向かって順に配置されていることを特徴とする。
像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第1群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第2群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第3群レンズと、
像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第4群レンズとからなり、
上記第1群レンズ,第2群レンズ,第3群レンズおよび第4群レンズが物体側から上記像面に向かって順に配置され、
ズーミング時、広角端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔よりも望遠端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔が小さくなり、かつ、上記第3群レンズと上記第4群レンズとの間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、上記第2群レンズおよび上記第3群レンズを光軸方向に移動させるためのレンズ移動機構を備え、
上記第3群レンズは、開口絞りと、正の屈折力を有するレンズと、負の屈折力を有するレンズからなり、上記開口絞りと上記正の屈折力を有するレンズと上記負の屈折力を有するレンズとが、上記物体側から上記像面側に向かって順に配置されていることを特徴とする。
上記構成のズームレンズによれば、ズーミング時、広角端における第1群レンズと第2群レンズとの間隔よりも望遠端における第1群レンズと第2群レンズとの間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズと第4群レンズとの間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構によって、第2群レンズおよび第3群レンズを光軸方向に移動させる。これにより、第1群レンズと第4群レンズを移動させることなく、ズーミング時の焦点位置の移動を抑えることが可能となる。このように、上記第1群レンズと第4群レンズを固定することによって、ズームレンズの密閉性の向上が容易となり、防塵に優れると共に、十分な堅牢性が得られる。したがって、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズを実現できる。ここで、第1群レンズと第4群レンズは、このズームレンズのレンズ群を保持するハウジング等に固定してもよいし、このズームレンズを収納する装置のケーシング等に固定してもよい。
また、開口絞りを有する第3群レンズを、例えば複数の異なる材料からなるレンズで構成することによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。
また、第3群レンズを、物体側から像面側に向かって順に、開口絞り、正の屈折力を有するレンズ、負の屈折力を有するレンズとなるように配置することによって、第3群レンズのレンズの有効径を、開口絞りの有効径と同程度にすることができる。上記開口絞りsの有効径を小さくすることによって、第3群レンズのレンズの有効径を小さくすることができる。
また、一実施形態のズームレンズでは、上記第3群レンズと上記第4群レンズとの間かつ上記第3群レンズ近傍に配置されたメカニカルシャッターを備える。
上記実施形態のズームレンズによれば、上記第3群レンズと第4群レンズとの間かつ第3群レンズ近傍にメカニカルシャッターを配置することによって、開口絞りにメカニカルシャッターが近いため、メカニカルシャッターの開口径を小さくすることができ、コンパクト化に有利である。また、像面近傍にメカニカルシャッターを設ける場合に比べて、光束の集まった位置でシャッターを切れるため、シャッター速度による周辺光量の低下を抑えることができる。
また、一実施形態のズームレンズでは、
上記第4群レンズの最も上記物体側の面は非球面であり、
上記第4群レンズの光軸上の屈折力が負となり、上記第4群レンズの有効範囲内の周辺部の屈折力が正となっている。
上記第4群レンズの最も上記物体側の面は非球面であり、
上記第4群レンズの光軸上の屈折力が負となり、上記第4群レンズの有効範囲内の周辺部の屈折力が正となっている。
上記実施形態のズームレンズによれば、第4群レンズの最も物体側の面を、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズの有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるような非球面とすることによって、バックフォーカスを短くしつつ、軸外光線の像面への入射角が大きくなりすぎることを抑えることができる。ここで、上記第4群レンズの有効範囲内の周辺部とは、第4群レンズの光軸を中心にして有効範囲のうちの半径方向外側の領域のことである。
また、一実施形態のズームレンズでは、上記第1群レンズが1枚のレンズのみで構成されている。
上記実施形態のズームレンズによれば、有効径の大きな第1群レンズを1枚のレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。
また、一実施形態のズームレンズでは、上記第1群レンズの1枚のレンズが、上記物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。
上記実施形態のズームレンズによれば、有効径の大きな第1群レンズを1枚の物体側に凸面を有するメニスカスレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができると共に、開口率を向上し、広角端においても周辺光量比を高く保つことができる。
また、一実施形態のズームレンズでは、上記メニスカスレンズの像面側の凹面が非球面である。
上記実施形態のズームレンズによれば、上記メニスカスレンズの少なくとも像面側の凹面を非球面にすることによって、軸外光線の収差補正を良好とすることができる。
また、一実施形態のズームレンズでは、上記メニスカスレンズの像面側の凹面の表面形状を樹脂により非球面にしている。
上記実施形態のズームレンズによれば、第1群レンズであるメニスカスレンズの像面側の凹面の表面形状を樹脂により非球面にすることによって、軸外光線の収差補正が良好となり、光学特性を向上できると共に、第1群レンズを1枚のレンズで構成でき、コンパクト化に有利である。
また、この発明のデジタルカメラでは、
上記のいずれか1つのズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とする。
上記のいずれか1つのズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とする。
上記構成のデジタルカメラによれば、上記ズームレンズを用いることによって、小型でズーム比の大きい高性能なデジタルカメラを実現できる。
また、この発明の携帯情報機器では、
上記のいずれか1つのズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とする。
上記のいずれか1つのズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とする。
上記構成の携帯情報機器によれば、上記ズームレンズを用いることによって、小型でズーム比の大きい高性能な撮影機能を備えた携帯情報機器を実現できる。
以上より明らかなように、この発明のズームレンズによれば、最も物体側のレンズである第1群レンズと最も像面側のレンズである第4群レンズとを固定とすることによって、堅牢性に富み、防塵にも優れると共に、ズームレンズ全長の増加を最小限に留めつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズを実現することができる。
また、この発明のデジタルカメラによれば、上記ズームレンズを用いることによって、小型でズーム比の大きい高性能なデジタルカメラを実現することができる。
また、この発明の携帯情報機器によれば、上記ズームレンズを用いることによって、小型でズーム比の大きい高性能な撮影機能を備えた携帯情報機器を実現することができる。
以下、この発明のズームレンズおよびデジタルカメラおよび携帯情報機器を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、この発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図1(a)は広角端、図1(b)は中間焦点距離、図1(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図1の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
図1はこの発明の第1実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図1(a)は広角端、図1(b)は中間焦点距離、図1(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図1の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
この第1実施形態のズームレンズは、図1に示すように、負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、負の屈折力を有する第4群レンズG4からなり、第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4が物体側から像面側に向かって順に配置されたズームレンズである。このズームレンズは、第1群レンズG1と第4群レンズG4が変倍時や合焦(焦点を合わせる)時に固定されている。また、変倍においては、広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3が光軸に沿って移動する。
上記第1群レンズG1は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ11であり、第2群レンズG2は、物体側に凸面を向け、像面側に凹面を向けた正の屈折力を有するレンズ12である。また、第3群レンズG3は、開口絞りsと、物体側に正の屈折力を有するレンズ13と、像面側に負の屈折力を有するレンズ14とを有し、開口絞りs,レンズ13およびレンズ14を物体側から像面側に向かって順に配置している。また、上記第4群レンズG4は、最も物体側の面が非球面であり、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるレンズ15である。また、上記第4群レンズG4の像面側にフィルター等のガラスブロックfを配置している。
また、第3群レンズG3の開口絞りsとレンズ13,14は、レンズ移動機構2によりズーミング時に一体で光軸方向に移動する。
上記ズームレンズの構成において、第1群レンズG1と第4群レンズG4を固定することによって、ズームレンズの密閉性の向上が容易となり、防塵に優れると共に、十分な堅牢性を得ることができる。また、一般に物体側に負の屈折力を有するレンズを配置したマイナスリードタイプのズームレンズは、第1群レンズの有効径が大きくなるため、この第1群レンズを駆動しないことは、メカニズム構成の面でも有効である。
一般に、レンズの色収差を補正するためには、複数の異なる材料からなる正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを組み合わせることが有効であるが、レンズ枚数を増やすことはズームレンズ全長の長さの増加につながり、コンパクト化が困難となる。従って、色収差を補正するには、レンズ枚数の増加によるズームレンズ全長の増加が最小限に抑えられるレンズ群を複数のレンズで構成することが最も有効である。
また、レンズは、強度等の問題から、最も肉厚が薄くなる部分でも0.5mm〜1.0mm程度の厚みが必要となり、両凹レンズでは中心厚がこの厚みより厚い必要があり、両凸レンズでは最外周部がこの厚みより厚い必要がある。このため、曲率半径が等しいレンズであっても、有効径が大きくなるほどレンズ厚みを厚くせざるを得ない。このため、有効径の小さいレンズ群に、ガラス材料の異なる複数のレンズを用いることによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。
従って、開口絞りsを有する第3群レンズG3を、異なる材料からなる正の屈折力を有するレンズ13と負の屈折力を有するレンズ14で構成することによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。なお、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを夫々1枚としたが、いずれか一方を2枚以上として第3群レンズG3を構成してもよいし、両方を2枚以上として第3群レンズG3を構成してもよい。
特に本構成のズームレンズでは、第3群レンズの移動によって主にその焦点距離が変化し、変倍時の移動量が最も大きいため、単一のレンズで第3群レンズを構成してしまうと、変倍時の移動による色収差を抑えることが困難である。このため、最も移動量が大きい第3群レンズを複数枚とすることによって、色収差を良好に抑えることができる。
また、第3群レンズG3を、物体側から像面側に向かって順に、開口絞りs、正の屈折力を有するレンズ13、負の屈折力を有するレンズ14となるように配置することによって、正の屈折力を有するレンズ13および負の屈折力を有するレンズ14の有効径を、開口絞りsの有効径と同程度にすることができる。上記開口絞りsの有効径を小さくすることによって、第3群レンズG3のレンズの有効径を小さくすることができる。
なお、第3群レンズG3を、物体側から順に、開口絞りs、負の屈折力を有するレンズ、正の屈折力を有するレンズとなるように配置してしまうと、正の屈折力を有するレンズの有効径が増加してしまう。
また、上記構成のズームレンズでは、第3群レンズG3と第4群レンズG4の間隔が最短でも2mm以上と比較的大きく、このスペースにメカニカルシャッター17を設けることが可能である。このとき、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間の第3群レンズG3近傍に、第3群レンズG3と一体で移動するようにシャッターを配置すると、開口絞りsに近いためシャッターの開口径を小さくすることができ、コンパクト化に有利である。また像面近傍にシャッターを設ける場合に比べて、光束の集まった位置でシャッターを切れるため、シャッター速度による周辺光量の低下を抑えることができる。
また、第4群レンズG4の最も物体側の面を、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるような非球面とすることによって、バックフォーカスを短くしつつ、軸外光線の像面への入射角が大きくなりすぎることを抑えることができる。
また、有効径の大きな第1群レンズG1を1枚のレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。このとき、第1群レンズを、物体側に凸面を有するメニスカスレンズ11とすることによって、開口率を向上し、広角端においても周辺光量比を高く保つことができる。また、上記メニスカスレンズ11の像面側の凹面を非球面とすることによって、軸外光線の収差補正を良好とすることができる。
また、第1群レンズG1は、高屈折率の低分散ガラス材料を用いることにより、レンズの曲率半径を大きくできるため、収差補正に有利であると共に、レンズの厚みが薄くなるため、コンパクト化にも有利である。
次に、この第1実施形態のズームレンズの数値例を表1〜表3に示す。表1の面データに示す数値例では、物体側から順に各面の曲率半径[mm]、軸上面間隔(レンズ厚または空気間隔)[mm]、d線に対する屈折率、d線に対するアッベ数を示している。また、表1,表2中の非球面は、以下の非球面式で表される非球面形状となっている。
但し、Kは円錐定数、A、B、C、Dは非球面係数、Yは光軸からの高さ、Rは非球面頂点の曲率半径、Zは光軸から高さYの非球面上の点の非球面頂点の接平面からの垂直方向の距離である。
次に、第1実施形態の非球面データを表2に示す。なお、表2中の浮動小数点形式の表現では、指数底10は記号Eで表わしかつ掛け算記号*は省略しており、例えば、−0.12345*10(−15乗)は、−0.12345E−15で表わされている。
次に、第1実施形態のズームデータを表3に示す。表3において、「面間隔2」とは、第2面と第3面との間の距離[mm]であり、「面間隔4」とは、第4面と第5面との間の距離[mm]であり、「面間隔9」とは、第9面と第10面との間の距離[mm]である。
また、図5A〜図5Cは、上記第1実施形態に対応する無限遠の収差図であり、図5Aが広角端、図5Bが中間焦点距離、図5Cが望遠端の収差図を夫々示しており、左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差である。
図5A〜図5Cに示す球面収差図において、点線はd線(波長587.6nm)、実線はC線(波長656.3nm)、一点鎖線はf線(波長486.1nm)を示している。また、図5A〜図5Cに示す非点収差図においては、実線Sがサジタル像面、点線Mがタンジェンシャル像面を示している。
上記第1実施形態のズームレンズでは、図5A〜図5Cに示すように、球面収差,非点収差および歪曲収差の各特性について、広角端,中間焦点距離および望遠端で良好な光学特性が得られた。
したがって、上記第1実施形態のズームレンズによれば、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズができ、デジタルカメラや、携帯電話,PDA等の携帯情報機器に好適な小型で薄型のズームレンズを実現することができる。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図2(a)は広角端、図2(b)は中間焦点距離、図2(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図2の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
図2はこの発明の第2実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図2(a)は広角端、図2(b)は中間焦点距離、図2(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図2の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
この第2実施形態のズームレンズは、図2に示すように、負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、負の屈折力を有する第4群レンズG4からなり、第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4が物体側から像面側に向かって順に配置されたズームレンズである。このズームレンズは、第1群レンズG1と第4群レンズG4が変倍時や合焦(焦点を合わせる)時に固定されている。また、変倍においては、広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3が光軸に沿って移動する。
上記第1群レンズG1は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ21であり、第2群レンズG2は、物体側に凸面を向け、像面側に凹面を向けた正の屈折力を有するレンズ22である。また、第3群レンズG3は、開口絞りsと、物体側に正の屈折力を有するレンズ23と、負の屈折力を持ち、ガラス材料の種類が異なるレンズ24とレンズ25とを有し、開口絞りs,レンズ23,レンズ24,レンズ25を物体側から像面側に向かって順に配置している。また、上記第4群レンズG4は、最も物体側の面が非球面であり、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるレンズ15である。また、上記第4群レンズG4の像面側にフィルター等のガラスブロックfを配置している。さらに、上記ガラスブロックfに対して第4群レンズG4と反対の側に、受光面を像面とするCCDやCMOSセンサ等の電子撮像素子18を配置している。
また、第3群レンズG3の開口絞りsとレンズ23,24,25は、レンズ移動機構2によりズーミング時に一体で光軸方向に移動する。
上記ズームレンズの構成において、第1群レンズG1と第4群レンズG4を固定することによって、ズームレンズの密閉性の向上が容易となり、防塵に優れると共に、十分な堅牢性を得ることができる。
また、開口絞りsを有する第3群レンズG3を、異なる材料からなる正の屈折力を有するレンズ23と負の屈折力を有するレンズ24,25で構成することによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。なお、正の屈折力を有するレンズを1枚とし負の屈折力を有するレンズを2枚としたが、正の屈折力を有するレンズを2枚以上としてもよいし、負の屈折力を有するレンズを1枚または3枚以上としてもよい。
また、第3群レンズG3を、物体側から像面側に向かって順に、開口絞りs、正の屈折力を有するレンズ23、負の屈折力を有するレンズ24,25となるように配置することによって、レンズ23およびレンズ24,25の有効径を、開口絞りsの有効径と同程度にすることができる。上記開口絞りsの有効径を小さくすることによって、第3群レンズG3のレンズの有効径を小さくすることができる。このとき、レンズ24とレンズ25の合成屈折力が負であれば、レンズ24の屈折力は正でもよい。
また、上記構成のズームレンズでは、第3群レンズG3と第4群レンズG4の間隔が最短でも2mm以上と比較的大きく、このスペースにメカニカルシャッター27を設けることが可能である。このとき、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間の第3群レンズG3近傍に、第3群レンズG3と一体で移動するようにシャッターを配置すると、開口絞りsに近いためシャッターの開口径を小さくすることができ、コンパクト化に有利である。また、像面近傍にシャッターを設ける場合に比べて、光束の集まった位置でシャッターを切れるため、シャッター速度による周辺光量の低下を抑えることができる。
また、第4群レンズG4の最も物体側の面を、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるような非球面とすることによって、バックフォーカスを短くしつつ、軸外光線の像面への入射角が大きくなりすぎることを抑えることができる。
また、有効径の大きな第1群レンズG1を1枚のレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。このとき、第1群レンズを、物体側に凸面を有するメニスカスレンズ21とすることによって、開口率を向上し、広角端においても周辺光量比を高く保つことができる。また、上記メニスカスレンズ21の像面側の凹面を非球面とすることによって、軸外光線の収差補正を良好とすることができる。
また、第1群レンズG1は、高屈折率の低分散ガラス材料を用いることにより、レンズの曲率半径を大きくできるため、収差補正に有利であると共に、レンズの厚みが薄くなるため、コンパクト化にも有利である。
この第2実施形態では、第3群レンズG3を3枚のレンズで構成することにより、さらに収差を抑えている。上記第3群レンズG3の有効径が小さいため、追加されるレンズも有効径が小さく厚みの薄いモノが利用できるため、レンズ全長の増加に対する影響が小さくできる。
次に、この第2実施形態のズームレンズの数値例を表4〜表6に示す。表4の面データに示す数値例では、物体側から順に各面の曲率半径[mm]、軸上面間隔(レンズ厚または空気間隔)[mm]、d線に対する屈折率、d線に対するアッベ数を示している。また、表4、表5中の非球面は、上記(式1)で表される非球面形状となっている。
次に、第2実施形態の非球面データを表5に示す。
次に、第2実施形態のズームデータを表6に示す。表6において、「面間隔2」とは、第2面と第3面との間の距離[mm]であり、「面間隔4」とは、第4面と第5面との間の距離[mm]であり、「面間隔10」とは、第10面と第11面との間の距離[mm]である。
また、図6A〜図6Cは、上記第2実施形態に対応する無限遠の収差図であり、図6Aが広角端、図6Bが中間焦点距離、図6Cが望遠端の収差図を夫々示しており、左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差である。
図6A〜図6Cに示す球面収差図において、点線はd線(波長587.6nm)、実線はC線(波長656.3nm)、一点鎖線はf線(波長486.1nm)を示している。また、図6A〜図6Cに示す非点収差図においては、実線Sがサジタル像面、点線Mがタンジェンシャル像面を示している。
上記第2実施形態のズームレンズでは、図6A〜図6Cに示すように、球面収差,非点収差および歪曲収差の各特性について、広角端,中間焦点距離および望遠端で良好な光学特性が得られた。
したがって、上記第2実施形態のズームレンズによれば、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズができ、デジタルカメラや、携帯電話,PDA等の携帯情報機器に好適な小型で薄型のズームレンズを実現することができる。
〔第3実施形態〕
図3はこの発明の第3実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図3(a)は広角端、図3(b)は中間焦点距離、図3(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図3の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
図3はこの発明の第3実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図3(a)は広角端、図3(b)は中間焦点距離、図3(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図3の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
この第3実施形態のズームレンズは、図3に示すように、負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、負の屈折力を有する第4群レンズG4からなり、第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4が物体側から像面側に向かって順に配置されたズームレンズである。このズームレンズは、第1群レンズG1と第4群レンズG4が変倍時や合焦(焦点を合わせる)時に固定されている。また、変倍においては、広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3が光軸に沿って移動する。
上記第1群レンズG1は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ31であり、第2群レンズG2は、物体側に凸面を向け、像面側に凹面を向けた正の屈折力を有するレンズ32である。また、第3群レンズG3は、開口絞りsと、物体側に正の屈折力を有するレンズ33と、像面側に負の屈折力を有するレンズ34とを有し、開口絞りs、レンズ33およびレンズ34を物体側から像面側に向かって順に配置している。また、上記第4群レンズG4は、最も物体側の面が非球面であり、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるレンズ35である。また、上記第4群レンズG4の像面側にフィルター等のガラスブロックfを配置している。
また、第3群レンズG3の開口絞りsとレンズ33,34は、レンズ移動機構2によりズーミング時に一体で光軸方向に移動する。
上記ズームレンズの構成において、第1群レンズG1と第4群レンズG4を固定することによって、ズームレンズの密閉性の向上が容易となり、防塵に優れると共に、十分な堅牢性を得ることができる。
また、開口絞りsを有する第3群レンズG3を、異なる材料からなる正の屈折力を有するレンズ33と負の屈折力を有するレンズ34で構成することによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。なお、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを夫々1枚としたが、いずれか一方を2枚以上として第3群レンズG3を構成してもよいし、両方を2枚以上として第3群レンズG3を構成してもよい。
また、第3群レンズG3を、物体側から像面側に向かって順に、開口絞りs、正の屈折力を有するレンズ33、負の屈折力を有するレンズ34となるように配置することによって、レンズ33およびレンズ34の有効径を、開口絞りsの有効径と同程度にすることができる。
また、上記構成のズームレンズでは、第3群レンズG3と第4群レンズG4の間隔が最短でも2mm以上と比較的大きく、このスペースにメカニカルシャッター36を設けることが可能である。このとき、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間の第3群レンズG3近傍に、第3群レンズG3と一体で移動するようにシャッターを配置すると、開口絞りsに近いためシャッターの開口径を小さくすることができ、コンパクト化に有利である。また、像面近傍にシャッターを設ける場合に比べて、光束の集まった位置でシャッターを切れるため、シャッター速度による周辺光量の低下を抑えることができる。
また、第4群レンズG4の最も物体側の面を、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるような非球面とすることによって、バックフォーカスを短くしつつ、軸外光線の像面への入射角が大きくなりすぎることを抑えることができる。
また、有効径の大きな第1群レンズG1を1枚のレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。このとき、第1群レンズを、物体側に凸面を有するメニスカスレンズ31とすることによって、開口率を向上し、広角端においても周辺光量比を高く保つことができる。また、上記メニスカスレンズ31の像面側の凹面を非球面とすることによって、軸外光線の収差補正を良好とすることができる。
また、第1群レンズG1は、高屈折率の低分散ガラス材料を用いることにより、レンズの曲率半径を大きくできるため、収差補正に有利であると共に、レンズの厚みが薄くなるため、コンパクト化にも有利である。
この第3実施形態では、第1群レンズG1を、モールド用ガラス材料にはない屈折率1.85以上の材料を用い、さらに像面側の面に樹脂層30により表面形状を非球面にすることにより特性を向上している。樹脂層30を物体側に形成すると、傷などが付きやすい樹脂面がズームレンズの外側に出てしまうため、好ましくない。
次に、この第3実施形態のズームレンズの数値例を表7〜表9に示す。表7の面データに示す数値例では、物体側から順に各面の曲率半径[mm]、軸上面間隔(レンズ厚または空気間隔)[mm]、d線に対する屈折率、d線に対するアッベ数を示している。また、表7、表8中の非球面は、上記(式1)で表される非球面形状となっている。
次に、第3実施形態の非球面データを表8に示す。
次に、第3実施形態のズームデータを表9に示す。表9において、「面間隔3」とは、第3面と第4面との間の距離[mm]であり、「面間隔5」とは、第5と第6面との間の距離[mm]であり、「面間隔10」とは、第10面と第11面との間の距離[mm]である。
また、図7A〜図7Cは、上記第3実施形態に対応する無限遠の収差図であり、図7Aが広角端、図7Bが中間焦点距離、図7Cが望遠端の収差図を夫々示しており、左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差である。
図7A〜図7Cに示す球面収差図において、点線はd線(波長587.6nm)、実線はC線(波長656.3nm)、一点鎖線はf線(波長486.1nm)を示している。また、図7A〜図7Cに示す非点収差図においては、実線Sがサジタル像面、点線Mがタンジェンシャル像面を示している。
上記第3実施形態のズームレンズでは、図7A〜図7Cに示すように、球面収差,非点収差および歪曲収差の各特性について、広角端,中間焦点距離および望遠端で良好な光学特性が得られた。
したがって、上記第3実施形態のズームレンズによれば、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズができ、デジタルカメラや、携帯電話,PDA等の携帯情報機器に好適な小型で薄型のズームレンズを実現することができる。
〔第4実施形態〕
図4はこの発明の第4実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図4(a)は広角端、図4(b)は中間焦点距離、図4(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図4の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
図4はこの発明の第4実施形態のズームレンズの構成を示す断面図であり、各断面図において、図4(a)は広角端、図4(b)は中間焦点距離、図4(c)は望遠端のズーム位置を示している。また、図4の左側が物体側であり、右側が像面側である。図中の矢印はズーミング時のレンズの移動の様子を示している。
この第4実施形態のズームレンズは、図4に示すように、負の屈折力を有する第1群レンズG1と、正の屈折力を有する第2群レンズG2と、正の屈折力を有する第3群レンズG3と、負の屈折力を有する第4群レンズG4からなり、第1群レンズG1,第2群レンズG2,第3群レンズG3および第4群レンズG4が物体側から像面側に向かって順に配置されたズームレンズである。このズームレンズは、第1群レンズG1と第4群レンズG4が変倍時や合焦(焦点を合わせる)時に固定されている。また、変倍においては、広角端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔よりも望遠端における第1群レンズG1と第2群レンズG2との間隔が小さくなり、かつ、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、レンズ移動機構1,2により第2群レンズG2,第3群レンズG3が光軸に沿って移動する。
上記第1群レンズG1は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ41であり、第2群レンズG2は、物体側に凸面を向け、像面側に凹面を向けた正の屈折力を有するレンズ42である。また、第3群レンズG3は、開口絞りsと、物体側に正の屈折力を有するレンズ43と、像面側に負の屈折力を有するレンズ44,45を有し、開口絞りs、レンズ43,44,45を物体側から像面側に向かって順に配置している。また、上記第4群レンズG4は、最も物体側の面が非球面であり、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるレンズ46である。また、上記第4群レンズG4の像面側にフィルター等のガラスブロックfを配置している。
また、第3群レンズG3の開口絞りsとレンズ43,44,45は、レンズ移動機構2によりズーミング時に一体で光軸方向に移動する。
上記ズームレンズの構成において、第1群レンズG1と第4群レンズG4を固定することによって、ズームレンズの密閉性の向上が容易となり、防塵に優れると共に、十分な堅牢性を得ることができる。
また、開口絞りsを有する第3群レンズG3を、異なる材料からなる正の屈折力を有するレンズ43と負の屈折力を有するレンズ44,45で構成することによって、色収差を補正しつつズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。なお、正の屈折力を有するレンズを1枚とし負の屈折力を有するレンズを2枚としたが、正の屈折力を有するレンズを2枚以上としてもよいし、負の屈折力を有するレンズを1枚または3枚以上としてもよい。
また、第3群レンズG3を、物体側から像面側に向かって順に、開口絞りs、正の屈折力を有するレンズ43、負の屈折力を有するレンズ44,45となるように配置することによって、レンズ43およびレンズ44,45の有効径を、開口絞りsの有効径と同程度にすることができる。上記開口絞りsの有効径を小さくすることによって、第3群レンズG3のレンズの有効径を小さくすることができる。このとき、レンズ44とレンズ45の合成屈折力が負であれば、レンズ44の屈折力は正でもよい。
また、上記構成のズームレンズでは、第3群レンズG3と第4群レンズG4の間隔が最短でも2mm以上と比較的大きく、このスペースにメカニカルシャッター47を設けることが可能である。このとき、第3群レンズG3と第4群レンズG4との間の第3群レンズG3近傍に、第3群レンズG3と一体で移動するようにシャッターを配置すると、開口絞りsに近いためシャッターの開口径を小さくすることができ、コンパクト化に有利である。また、像面近傍にシャッターを設ける場合に比べて、光束の集まった位置でシャッターを切れるため、シャッター速度による周辺光量の低下を抑えることができる。
また、第4群レンズG4の最も物体側の面を、光軸上の屈折力が負となり、第4群レンズG4の有効範囲内の周辺部の屈折力が正となるような非球面とすることによって、バックフォーカスを短くしつつ、軸外光線の像面への入射角が大きくなりすぎることを抑えることができる。
また、有効径の大きな第1群レンズG1を1枚のレンズで構成することによって、レンズ厚みによるズームレンズ全長の増加を最小限に抑えることができる。このとき、第1群レンズを、物体側に凸面を有するメニスカスレンズ41とすることによって、開口率を向上し、広角端においても周辺光量比を高く保つことができる。また、上記メニスカスレンズ41の像面側の凹面を非球面とすることによって、軸外光線の収差補正を良好とすることができる。
また、第1群レンズG1は、高屈折率の低分散ガラス材料を用いることにより、レンズの曲率半径を大きくできるため、収差補正に有利であると共に、レンズの厚みが薄くなるため、コンパクト化にも有利である。
この第4実施形態では、第1群レンズG1を、モールド用ガラス材料にはない屈折率1.85以上の材料を用い、さらに像面側の面に樹脂層40により表面形状を非球面にすることにより特性を向上している。樹脂層40を第1群レンズG1の物体側に形成すると、傷などが付きやすい樹脂面がズームレンズの外側に出てしまうため、好ましくない。
次に、この第4実施形態のズームレンズの数値例を表10〜表12に示す。表10の面データに示す数値例では、物体側から順に各面の曲率半径[mm]、軸上面間隔(レンズ厚または空気間隔)[mm]、d線に対する屈折率、d線に対するアッベ数を示している。また、表10,表11中の非球面は、上記(式1)で表される非球面形状となっている。
次に、第4実施形態の非球面データを表11に示す。
次に、第4実施形態のズームデータを表12に示す。表12において、「面間隔3」とは、第3面と第4面との間の距離[mm]であり、「面間隔5」とは、第5面と第6面との間の距離[mm]であり、「面間隔11」とは、第11面と第12面との間の距離[mm]である。
また、図8A〜図8Cは、上記第4実施形態に対応する無限遠の収差図であり、図8Aが広角端、図8Bが中間焦点距離、図8Cが望遠端の収差図を夫々示しており、左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差である。
図8A〜図8Cに示す球面収差図において、点線はd線(波長587.6nm)、実線はC線(波長656.3nm)、一点鎖線はf線(波長486.1nm)を示している。また、図8A〜図8Cに示す非点収差図においては、実線Sがサジタル像面、点線Mがタンジェンシャル像面を示している。
上記第4実施形態のズームレンズでは、図8A〜図8Cに示すように、球面収差,非点収差および歪曲収差の各特性について、広角端,中間焦点距離および望遠端で良好な光学特性が得られた。
したがって、上記第4実施形態のズームレンズによれば、防塵性と堅牢性を有しつつ、簡単な構成によりコンパクトでズーム比の大きい高性能なズームレンズができ、デジタルカメラや、携帯電話,PDA等の携帯情報機器に好適な小型で薄型のズームレンズを実現することができる。
上記第1〜第4実施形態では、表1〜表12に具体的な数値例を示したが、この発明のズームレンズは、これら実施形態に限定されるものではなく、広角端,中間焦点距離および望遠端で良好な光学特性(球面収差,非点収差および歪曲収差などの特性)が得られるように、第1群レンズ〜第4群レンズの屈折力および収差を適宜設定すればよい。
この発明のズームレンズは、上記第1〜第4実施形態に示すように、レンズの全長が20mm以下であり、電子撮像素子(図1の18)と組み合わせることによって、カメラモジュール全体の厚さを30mm以下と非常に短くすることが可能である。従って、デジタルカメラや、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant:パーソナル・デジタル・アシスタント)等の携帯情報機器に容易に搭載することが可能である。
この発明のズームレンズは、携帯用途に適した小型の撮影機器に適用することが可能である。
G1…第1群レンズ
G2…第2群レンズ
G3…第3群レンズ
G4…第4群レンズ
s…開口絞り
f…ガラスブロック
1,2…レンズ移動機構
11,21,31,41…メニスカスレンズ
12,22,32,42…レンズ
13,23,33,43,14,24,34,44,25,45…レンズ
15,26,35,46…レンズ
17,27,37,47…メカニカルシャッター
18…電子撮像素子
30,40…樹脂層
G2…第2群レンズ
G3…第3群レンズ
G4…第4群レンズ
s…開口絞り
f…ガラスブロック
1,2…レンズ移動機構
11,21,31,41…メニスカスレンズ
12,22,32,42…レンズ
13,23,33,43,14,24,34,44,25,45…レンズ
15,26,35,46…レンズ
17,27,37,47…メカニカルシャッター
18…電子撮像素子
30,40…樹脂層
Claims (12)
- 像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第1群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第2群レンズと、
正の屈折力を有し、ズーミング時に移動する第3群レンズと、
像面からの距離が固定された負の屈折力を有する第4群レンズとからなり、
上記第1群レンズ,第2群レンズ,第3群レンズおよび第4群レンズが物体側から上記像面に向かって順に配置され、
ズーミング時、広角端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔よりも望遠端における上記第1群レンズと上記第2群レンズとの間隔が小さくなり、かつ、上記第3群レンズと上記第4群レンズとの間隔が広角端から望遠端になるほど大きくなるように、上記第2群レンズおよび上記第3群レンズを光軸方向に移動させるためのレンズ移動機構を備えることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1に記載のズームレンズにおいて、
上記第3群レンズは、開口絞りと、複数のレンズとを有することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項2に記載のズームレンズにおいて、
上記第3群レンズの上記複数のレンズは、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項2に記載のズームレンズにおいて、
上記第3群レンズの上記複数のレンズは、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズであり、
上記開口絞りと上記正の屈折力を有するレンズと上記負の屈折力を有するレンズとが、上記物体側から上記像面側に向かって順に配置されていることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
上記第3群レンズと上記第4群レンズとの間かつ上記第3群レンズ近傍に配置されたメカニカルシャッターを備えることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
上記第4群レンズの最も上記物体側の面は非球面であり、
上記第4群レンズの光軸上の屈折力が負となり、上記第4群レンズの有効範囲内の周辺部の屈折力が正となっていることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のズームレンズにおいて、
上記第1群レンズが1枚のレンズのみで構成されていることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項7に記載のズームレンズにおいて、
上記第1群レンズの1枚のレンズが、上記物体側に凸面を有するメニスカスレンズであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項8に記載のズームレンズにおいて、
上記メニスカスレンズの像面側の凹面が非球面であることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項9に記載のズームレンズにおいて、
上記メニスカスレンズの像面側の凹面の表面形状を樹脂により非球面にしたことを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1乃至10のいずれか1つに記載のズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1乃至10のいずれか1つに記載のズームレンズと、
上記ズームレンズによって形成される像を受光する電子撮像素子と
を有することを特徴とする携帯情報機器。
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