JP2007285293A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒ガスとともにモータの下流側に流れた潤滑油を、効率よく、モータの上流側に戻すことができる圧縮機を提供する。
【解決手段】圧縮要素2の吐出口340aは、シャフト12の回転軸12a方向からみて、ステータ5の外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフト12の上記回転軸12aに直交する方向からみて、上記ステータ5に重なる。したがって、上記圧縮要素2から吐出された冷媒ガスを、主として、上記ステータ5の外周面よりも内側の空間に、流すことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばエアコンや冷蔵庫等に用いられる圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備えていた。上記圧縮要素は、上記シャフトを支持する軸受けを有し、この軸受けは、上記軸受けと上記シャフトとの間に給油された潤滑油を上記軸受けの外側に吐出する油吐出口を有している。上記モータは、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを有している(特開平10−153188号公報:特許文献1参照)。
特開平10−153188号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機では、上記軸受けの上記油吐出口から吐出された潤滑油は、上記圧縮要素から上記密閉容器内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータと上記密閉容器の間の空間(外側通路)と、上記ステータと上記ロータの間の空間(内側通路)とを、流れる。
したがって、冷媒ガスとともに上記モータの下流側(上側)に流れた潤滑油は、冷媒ガスに邪魔されて、上記外側通路および上記内側通路を通りにくくなって、上記モータの上流側(下側)に戻りにくくなる。
そこで、この発明の課題は、冷媒ガスとともに上記モータの下流側に流れた潤滑油を、効率よく、上記モータの上流側に戻すことができる圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の圧縮機は、
密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備え、
上記モータは、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを有し、
上記ステータの径方向内側の空間を、
上記圧縮要素から上記密閉容器内に吐出された冷媒ガス、および、上記密閉容器内の潤滑油を、上記モータに関して上記圧縮要素と反対側に流す往き通路とする一方、
上記ステータの径方向外側の空間を、
上記密閉容器内の潤滑油を、上記モータに関して上記圧縮要素側に戻す戻り通路とすることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記ステータの径方向内側の空間を、冷媒ガスおよび潤滑油の往き通路とする一方、上記ステータの径方向外側の空間を、上記密閉容器内の潤滑油の戻り通路とするので、冷媒ガスとともに上記モータの下流側に流れた潤滑油を、効率よく、上記モータの上流側に戻すことができる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記圧縮要素は、上記圧縮要素から上記密閉容器内に冷媒ガスを吐出する吐出口を有し、
上記圧縮要素の上記吐出口は、上記シャフトの回転軸方向からみて、上記ステータの外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフトの上記回転軸に直交する方向からみて、上記ステータに重なることを特徴としている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記圧縮要素の上記吐出口は、上記シャフトの回転軸方向からみて、上記ステータの外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフトの回転軸に直交する方向からみて、上記ステータに重なるので、上記圧縮要素から吐出された冷媒ガスを、主として、上記ステータの外周面よりも内側の空間に、流すことができる。つまり、上記ステータの外周面よりも内側の空間を、冷媒ガスの流れ専用の通路とし、上記ステータの外周面よりも外側の空間を、潤滑油の戻り専用の通路とすることができる。
したがって、冷媒ガスとともに上記モータの下流側(上側)に流れた潤滑油を、効率よく、上記モータの上流側(下側)に戻して、冷媒ガスから分離することができる。また、上記ステータや上記ロータの発熱部分を、冷媒ガスによって、効率よく、冷却することができる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ステータは、径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数のティースを含むステータ本体と、上記各ティースにそれぞれ巻かれて複数の上記ティースに渡って巻かれていないコイルとを有している。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ステータの上記コイルは、いわゆる集中巻きであるので、上記コイルを上記ティースに簡単に巻設できる。また、隣り合う上記コイルの間に、冷媒ガスを通して、上記ステータを効率よく冷却することができる。
また、一実施形態の圧縮機では、
上記圧縮要素は、上記シャフトを支持する支持部を有し、この支持部は、上記支持部と上記シャフトとの間に給油された潤滑油を上記支持部の外側に吐出する油吐出口を有し、
上記ステータは、ステータコアと、このステータコアに巻かれたコイルと、このコイルよりも径方向外側に配置されたガイド部とを有し、
上記ガイド部は、上記支持部の上記油吐出口から吐出された潤滑油を、上記圧縮要素から上記密閉容器内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータの径方向内側にガイドすることを特徴としている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ガイド部は、上記支持部の上記油吐出口から吐出された潤滑油を、上記圧縮要素から上記密閉容器内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータの径方向内側にガイドするので、上記油吐出口から吐出された潤滑油を、冷媒ガスとともに、上記ステータの径方向内側の空間に、流すことができる。つまり、上記ステータの径方向内側の空間を、潤滑油および冷媒ガスの往き専用の通路とし、上記ステータの径方向外側の空間を、潤滑油の戻り専用の通路とすることができる。
したがって、冷媒ガスとともに上記モータの下流側(上側)に流れた潤滑油を、効率よく、上記モータの上流側(下側)に戻して、上記モータの上流側(下側)にある油溜まり部の油面切れを防止できる。また、上記ステータや上記ロータの発熱部分を、上記ステータの径方向内側を流れる潤滑油によって、効率よく、冷却することができる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ガイド部は、上記シャフトの回転軸方向からみて、上記支持部の上記油吐出口よりも径方向外側にあり、かつ、上記シャフトの上記回転軸に直交する方向からみて、上記支持部の上記油吐出口よりも上記ステータコアから遠くまで延びている。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ガイド部は、上記シャフトの回転軸方向からみて、上記油吐出口よりも径方向外側にあり、かつ、上記シャフトの上記回転軸に直交する方向からみて、上記油吐出口よりも上記ステータコアから遠くまで延びているので、上記油吐出口から吐出された潤滑油を、冷媒ガスとともに、上記ステータの径方向内側の空間に、確実に流すことができる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ガイド部は、上記コイルと上記ステータコアとの間に挟持されたインシュレータの一部である。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ガイド部は、上記コイルと上記ステータコアとの間に挟持されたインシュレータの一部であるので、上記インシュレータを上記ガイド部として兼用できて、部品数の減少を図ることができる。
また、一実施形態の圧縮機では、上記ステータコアは、径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数のティースを有し、上記コイルは、上記各ティースにそれぞれ巻かれて複数の上記ティースに渡って巻かれていない。
この実施形態の圧縮機によれば、上記ステータの上記コイルは、いわゆる集中巻きであるので、上記コイルを上記ティースに簡単に巻設できる。また、隣り合う上記コイルの間に、潤滑油を冷媒ガスとともに通して、上記ステータを効率よく冷却することができる。
この発明の圧縮機によれば、上記ステータの径方向内側の空間を、冷媒ガスおよび潤滑油の往き通路とする一方、上記ステータの径方向外側の空間を、上記密閉容器内の潤滑油の戻り通路とするので、冷媒ガスとともに上記モータの下流側に流れた潤滑油を、効率よく、上記モータの上流側に戻すことができる。
この発明の圧縮機によれば、上記圧縮要素の上記吐出口は、上記シャフトの回転軸方向からみて、上記ステータの外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフトの回転軸に直交する方向からみて、上記ステータに重なるので、潤滑油を効率よく分離できると共にモータを効率よく冷却できる。
この発明の圧縮機によれば、上記ガイド部は、上記支持部の上記油吐出口から吐出された潤滑油を、上記圧縮要素から上記密閉容器内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータの径方向内側にガイドするので、上記油溜まり部の油面切れを防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。この圧縮機は、いわゆる高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。
上記密閉容器1には、冷媒ガスを吸入する吸入管11が取り付けられ、この吸入管11にはアキュームレータ10が連結されている。つまり、上記圧縮要素2は、上記アキュームレータ10から上記吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。
この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒ガスは、例えば、二酸化炭素やR410AやR22である。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の吐出ガスを、上記圧縮要素2から吐出して上記密閉容器1の内部に満たして、上記モータ3を冷却した後、吐出管13から外部に吐出するようにしている。上記密閉容器1内の高圧領域の下部に、潤滑油9を溜めている。
図1と図2に示すように、上記モータ3は、ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置されたステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータ本体610と、このロータ本体610に埋設された磁石620とを有する。上記ロータ本体610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石620が、上記ロータ本体610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータ本体510と、このステータ本体510に巻かれたコイル520とを有する。なお、図2では、上記コイル520を一部省略して、描いている。
上記ステータ本体510は、例えば鉄からなり、上記密閉容器1に、焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記ステータ本体510は、環状部511と、この環状部511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された9つのティース512とを有する。
上記コイル520は、上記各ティース512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。
上記ステータ本体510には、インシュレータ530が、取り付けられている。このインシュレータ530は、上記ステータ本体510の軸方向の両端面のそれぞれに配置され、上記コイル520によって、上記ステータ本体510とともに巻かれている。なお、図2では、上記インシュレータ530を省略して、描いている。
上記インシュレータ530は、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドやポリエステル等の耐熱性のよい樹脂材料からなる。上記インシュレータ530は、上記シャフト12の軸方向12aからみて、上記コイル520の径方向外側に配置された周壁部531を有する。この周壁部531は、例えば、周方向の一定間隔毎に切れ込みを有する環状に形成されている。
上記周壁部531の上記回転軸12a方向の端面は、上記コイル520の上記回転軸12a方向の端面(つまりコイルエンド)よりも、上記回転軸12a方向の上記ステータ本体510から遠い位置に、延在している。
上記モータ3は、上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を上記シャフト12と共に回転させ、このシャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動する。
上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記圧縮要素2は、上記シャフト12の回転軸に沿って上から下へ順に、上側の端板部材50と、第1のシリンダ121と、中間の端板部材70と、第2のシリンダ221と、下側の端板部材60とを有する。
上記上側の端板部材50および上記中間の端板部材70は、上記第1のシリンダ121の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている。上記中間の端板部材70および上記下側の端板部材60は、上記第2のシリンダ221の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている。
上記第1のシリンダ121、上記上側の端板部材50および上記中間の端板部材70によって、第1のシリンダ室122を形成する。上記第2のシリンダ221、上記下側の端板部材60および上記中間の端板部材70によって、第2のシリンダ室222を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部51には、上記第1のシリンダ室122に連通する吐出口51aが設けられている。
上記本体部51に関して上記第1のシリンダ121と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁131が取り付けられている。この吐出弁131は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記第1のシリンダ121と反対側に、上記吐出弁131を覆うように、カップ状の第1のマフラカバー140が取り付けられている。この第1のマフラカバー140は、(ボルト等の)固定部材によって、上記本体部51に固定されている。上記第1のマフラカバー140は、上記ボス部52に挿通されている。
上記第1のマフラカバー140および上記上側の端板部材50によって、第1のマフラ室142を形成する。上記第1のマフラ室142と上記第1のシリンダ室122とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。上記本体部61には、上記第2のシリンダ室222に連通する(図示しない)吐出口が設けられている。
上記本体部61に関して上記第2のシリンダ221と反対側に位置するように、上記本体部61に(図示しない)吐出弁が取り付けられ、この吐出弁は上記吐出口を開閉する。
上記本体部61には、上記第2のシリンダ221と反対側に、上記吐出弁を覆うように、直線状の平板状の第2のマフラカバー240が取り付けられている。この第2のマフラカバー240は、(ボルト等の)固定部材によって、上記本体部61に固定されている。上記第2のマフラカバー240は、上記ボス部62に挿通されている。
上記第2のマフラカバー240および上記下側の端板部材60によって、第2のマフラ室242を形成する。上記第2のマフラ室242と上記第2のシリンダ室222とは、上記吐出口を介して、連通されている。
上記第1のマフラカバー140には、上記上側の端板部材50と反対側に、カップ状の第3のマフラカバー340が覆うように取り付けられている。上記第1のマフラカバー140および上記第3のマフラカバー340によって、第3のマフラ室342を形成する。
上記1のマフラ室142と上記第3のマフラ室342とは、上記第1のマフラカバー140に形成された(図示しない)孔部によって、挿通されている。
上記2のマフラ室242と上記第3のマフラ室342とは、上記下側の端板部材60、上記第2のシリンダ221、上記中間の端板部材70、上記第1のシリンダ121および上記上側の端板部材50に形成された(図示しない)孔部によって、挿通されている。
上記第3のマフラ室342と上記第3のマフラカバー340の外側とは、上記第3のマフラカバー340に形成された吐出口340aによって、連通されている。つまり、上記圧縮要素2は、上記吐出口340aから上記密閉容器1内に冷媒ガスを吐出する。
上記吐出口340aは、上記シャフト12の上記回転軸12a方向からみて、上記ステータ5の外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフト12の上記回転軸12aに直交する方向からみて、上記ステータ5に重なる。つまり、上記吐出口340aは、上記インシュレータ530の上記周壁部531の下端面531aよりも、径方向内側でかつ上側にある。
上記端板部材50,60,70、上記シリンダ121,221、および、上記マフラカバー140,240,340は、ボルト等の固定部材によって、一体に固定されている。上記圧縮要素2の上記上側の端板部材50は、溶接等によって、上記密閉容器1に取り付けられている。
上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記第1のシリンダ室122および上記第2のシリンダ室222の内部に進入している。
上記シャフト12には、上記第1のシリンダ室122内に位置するように、第1の偏心ピン126を設けている。この第1の偏心ピン126は、第1のローラ127に嵌合している。この第1のローラ127は、上記第1のシリンダ室122内で、上記第1のシリンダ室122の中心軸を公転可能に配置され、この第1のローラ127の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記シャフト12には、上記第2のシリンダ室222内に位置するように、第2の偏心ピン226を設けている。この第2の偏心ピン226は、第2のローラ227に嵌合している。この第2のローラ227は、上記第2のシリンダ室222内で、上記第2のシリンダ室222の中心軸を公転可能に配置され、この第2のローラ227の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
上記第1の偏心ピン126と上記第2の偏心ピン226とは、上記シャフト12の回転軸に対して、180°ずれた位置にある。
次に、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用を説明する。
図3に示すように、上記第1のローラ127に一体に設けたブレード128で上記第1のシリンダ室122内を仕切っている。すなわち、上記ブレード128の右側の室は、一の上記吸入管11が上記第1のシリンダ室122の内面に開口して、冷媒ガスの吸入室(低圧室)123を形成している。一方、上記ブレード128の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記第1のシリンダ室122の内面に開口して、冷媒ガスの吐出室(高圧室)124を形成している。
上記ブレード128の両面には、半円柱状のブッシュ125,125が密着して、シールを行っている。上記ブッシュ125,125は、上記第1のシリンダ121に保持されている。つまり、上記ブレード128は、上記第1のシリンダ121に支持されている。上記ブレード128と上記ブッシュ125,125の間、および、上記ブッシュ125と上記第1のシリンダ121の間は、上記潤滑油9で潤滑を行っている。
そして、上記第1の偏心ピン126が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記第1の偏心ピン126に嵌合した上記第1のローラ127が、この第1のローラ127の外周面を上記第1のシリンダ室122の内周面に接して、公転する。
上記第1のローラ127が、上記第1のシリンダ室122内で公転するに伴って、上記ブレード128は、このブレード128の両側面を上記ブッシュ125,125によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室123に吸入して、上記吐出室124で圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記第1のマフラ室142および上記第3のマフラ室342を経由して、上記吐出口340aから上記第3のマフラカバー340の外側に排出される。
一方、上記第2のシリンダ室222の圧縮作用も、上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と同様である。つまり、他の上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記第2のシリンダ室222に吸入し、上記第2のシリンダ室222内で上記第2のローラ227の公転運動で冷媒ガスを圧縮して、この高圧の冷媒ガスを、上記第2のマフラ室242および上記第3のマフラ室342を経由して、上記第3のマフラカバー340の外側に排出する。
上記第1のシリンダ室122の圧縮作用と上記第2のシリンダ室222の圧縮作用とは、180°ずれた位相にある。
上記構成の圧縮機によれば、上記圧縮要素2の上記吐出口340aは、上記シャフト12の上記回転軸12a方向からみて、上記ステータ5の外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフト12の上記回転軸12aに直交する方向からみて、上記ステータ5に重なるので、上記圧縮要素2から吐出された冷媒ガスを、主として、上記ステータ5の外周面よりも内側の空間に、流すことができる。
つまり、上記ステータ5の外周面よりも内側の空間(以下、内側通路という)を、冷媒ガスおよび潤滑油9の往き専用の通路とし、上記ステータ5の外周面よりも外側の空間(以下、外側通路という)を、上記潤滑油9の戻り専用の通路とすることができる。要するに、上記ステータ5の径方向内側の空間を、上記圧縮要素2から上記密閉容器1内に吐出された冷媒ガス、および、上記密閉容器1内の潤滑油を、上記モータ3に関して上記圧縮要素2と反対側に流す往き通路とする一方、上記ステータ5の径方向外側の空間を、上記密閉容器1内の潤滑油を、上記モータ3に関して上記圧縮要素2側に戻す戻り通路としている。
したがって、冷媒ガスとともに上記モータ3の下流側(上側)に流れた上記潤滑油9を、効率よく、上記外側通路を介して、上記モータ3の上流側(下側)に戻して、上記潤滑油9を冷媒ガスから分離することができる。また、上記ステータ5や上記ロータ6の発熱部分を、上記内側通路を通る冷媒ガスによって、効率よく、冷却することができる。
また、上記周壁部531は、上記インシュレータ530の一部であるので、上記インシュレータ530により、上記圧縮要素2から吐出された冷媒ガスの流れをガイドすることが出来ることから、新たな部品を必要とせず、部品数の増加を防止できる。
また、上記ステータ5の上記コイル520は、いわゆる集中巻きであるので、上記コイル520を上記ティース512に簡単に巻設できる。また、隣り合う上記コイル520,520の間に、冷媒ガスを通して、上記ステータ5を効率よく冷却することができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
上記圧縮要素2として、1つのシリンダ室を有する1シリンダタイプでもよい。上記第3のマフラカバー340を省略した一段マフラでもよい。このとき、上記圧縮要素2の上記吐出口が、上記ステータ5の下端面よりも、上側にあればよい。
上記周壁部531は、上記インシュレータ530の一部でなく、他の部材の一部としてもよく、または、上記ステータコア510に一体に形成されてもよい。
上記コイル520を、上記複数のティース512にわたって巻いた、いわゆる分布巻きとしてもよい。上記ティース512および上記磁石620の数量の増減は自由である。
(第2の実施形態)
図4は、この発明の圧縮機の第2実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1001と、この密閉容器1001内に配置された圧縮要素1002と、上記密閉容器1001内に配置され、上記圧縮要素1002をシャフト1012を介して駆動するモータ1003とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1001内に、上記圧縮要素1002を下に、上記モータ1003を上に、配置している。このモータ1003のロータ1006によって、上記シャフト1012を介して、上記圧縮要素1002を駆動するようにしている。
上記圧縮要素1002は、アキュームレータ1010から吸入管1011を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒ガスは、例えば、二酸化炭素やR410AやR22である。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素1002から吐出して密閉容器1001の内部に満たすと共に、上記モータ1003のステータ1005と上記ロータ1006との間の隙間を通して、上記モータ1003を冷却した後、上記モータ1003の上側に設けられた吐出管1013から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1001内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部1009が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部1009から、上記シャフト1012に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素1002や上記モータ1003のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。上記油通路として、上記シャフト1012の外周面に設けられた螺旋溝や、上記シャフト1012の内部に設けられた孔部である。
上記圧縮要素1002は、上記密閉容器1001の内面に取り付けられるシリンダ1021と、このシリンダ1021の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材1050および下側の端板部材1060とを備える。上記シリンダ1021、上記上側の端板部材1050および上記下側の端板部材1060によって、シリンダ室1022を形成する。
上記上側の端板部材1050は、円板状の本体部1051と、この本体部1051の中央に上方へ設けられたボス部1052とを有する。上記本体部1051および上記ボス部1052は、上記シャフト1012に挿通されている。
上記上側の端板部材1050は、上記シャフト1012を支持する支持部の一例である。この端板部材1050は、油吐出口1050aを有する。この油吐出口1050aは、(図示しない)上記油通路を介して上記端板部材1050と上記シャフト1012との間に給油された潤滑油を、上記端板部材1050の外側に吐出する。具体的に述べると、上記油吐出口1050aは、上記ボス部1052の上端面に形成され、上記シャフト1012外周面と上記ボス部1052内周面との間の空間である。
上記本体部1051には、上記シリンダ室1022に連通する吐出口1051aが設けられている。上記本体部1051に関して上記シリンダ1021と反対側に位置するように、上記本体部1051に吐出弁1031が取り付けられている。この吐出弁1031は、例えば、リード弁であり、上記吐出口1051aを開閉する。
上記本体部1051には、上記シリンダ1021と反対側に、上記吐出弁1031を覆うように、カップ型のマフラカバー1040が取り付けられている。このマフラカバー1040は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部1051に固定されている。上記マフラカバー1040は、上記ボス部1052に挿通されている。
上記マフラカバー1040および上記上側の端板部材1050によって、マフラ室1042を形成する。上記マフラ室1042と上記シリンダ室1022とは、上記吐出口1051aを介して、連通されている。
上記マフラカバー1040は、孔部1043を有する。この孔部1043は、上記マフラ室1042と上記マフラカバー1040の外側とを連通する。
上記下側の端板部材1060は、円板状の本体部1061と、この本体部1061の中央に下方へ設けられたボス部1062とを有する。上記本体部1061および上記ボス部1062は、上記シャフト1012に挿通されている。
要するに、上記シャフト1012の一端部は、上記上側の端板部材1050および上記下側の端板部材1060に支持されている。すなわち、上記シャフト1012は、片持ちである。上記シャフト1012の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室1022の内部に進入している。
上記シャフト1012の支持端側には、上記圧縮要素1002側の上記シリンダ室1022内に位置するように、偏心ピン1026を設けている。この偏心ピン1026は、ローラ1027に嵌合している。このローラ1027は、上記シリンダ室1022内で、公転可能に配置され、このローラ1027の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト1012の一端部は、上記偏心ピン1026の両側において、上記圧縮要素1002のハウジング1007で支持されている。このハウジング1007は、上記上側の端板部材1050および上記下側の端板部材1060を含む。
次に、上記シリンダ室1022の圧縮作用を説明する。
図5に示すように、上記ローラ1027に一体に設けたブレード1028で上記シリンダ室1022内を仕切っている。すなわち、上記ブレード1028の右側の室は、上記吸入管1011が上記シリンダ室1022の内面に開口して、吸入室(低圧室)1022aを形成している。一方、上記ブレード1028の左側の室は、(図4に示す)上記吐出口1051aが上記シリンダ室1022の内面に開口して、吐出室(高圧室)1022bを形成している。
上記ブレード1028の両面には、半円柱状のブッシュ1025,1025が密着して、シールを行っている。上記ブレード1028と上記ブッシュ1025,1025との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン1026が、上記シャフト1012と共に、偏心回転して、上記偏心ピン1026に嵌合した上記ローラ1027が、このローラ1027の外周面を上記シリンダ室1022の内周面に接して、公転する。
上記ローラ1027が、上記シリンダ室1022内で公転するに伴って、上記ブレード1028は、このブレード1028の両側面を上記ブッシュ1025,1025によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管1011から低圧の冷媒ガスを上記吸入室1022aに吸入して、上記吐出室1022bで圧縮して高圧にした後、(図4に示す)上記吐出口1051aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図4に示すように、上記吐出口1051aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室1042を経由して、上記マフラカバー1040の外側に排出される。
図4と図6に示すように、上記モータ1003は、上記ロータ1006と、このロータ1006の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ1005とを有する。
上記ロータ1006は、ロータ本体1610と、このロータ本体1610に埋設された磁石1620とを有する。上記ロータ本体1610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体1610の中央の孔部には、上記シャフト1012が取り付けられている。上記磁石1620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石1620が、上記ロータ本体1610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ1005は、ステータコア1510と、このステータコア1510に巻かれたコイル1520と、このコイル1520よりも径方向外側に配置されたガイド部1500とを有する。なお、図6では、上記コイル1520を一部省略して描き、上記ガイド部1500を省略して描いている。
上記ステータコア1510は、積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1001に、焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記ステータコア1510は、環状部1511と、この環状部1511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された9つのティース1512とを有する。
上記コイル1520は、上記各ティース1512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース1512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ1003は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル1520に電流を流して上記ステータ1005に発生する電磁力によって、上記ロータ1006を、上記シャフト1012と共に、回転させる。
上記ガイド部1500は、上記コイル1520と上記ステータコア1510との間に挟持されたインシュレータ1530の一部である。上記インシュレータ1530は、上記ステータコア1510の軸方向の両端面のそれぞれに配置され、上記コイル1520によって、上記ステータコア1510とともに巻かれている。なお、図6では、上記インシュレータ1530を省略して描いている。
上記インシュレータ1530は、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドやポリエステル等の耐熱性のよい樹脂材料からなる。上記インシュレータ1530は、上記シャフト1012の回転軸1012a方向からみて、上記コイル1520の径方向外側に配置された周壁部1531を有する。この周壁部1531は、例えば、周方向の一定間隔毎に切れ込みを有する環状に形成されている。つまり、上記ガイド部1500は、上記周壁部1531である。
上記ガイド部1500は、上記シャフト1012の上記回転軸1012a方向からみて、上記端板部材1050の上記油吐出口1050aよりも径方向外側にあり、かつ、上記シャフト1012の上記回転軸1012aに直交する方向からみて、上記端板部材1050の上記油吐出口1050aよりも上記ステータコア1510から遠くまで延びている。
つまり、上記周壁部1531の下端面1531aは、上記油吐出口1050aよりも、径方向外側でかつ下側にある。また、上記周壁部1531の上記下端面1531aは、上記コイル1520の下端面(つまりコイルエンド)よりも、下側にある。
上記ガイド部1500(上記周壁部1531)は、上記端板部材1050の上記油吐出口1050aから吐出された潤滑油を、上記圧縮要素1002から上記密閉容器1001内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータ1005の径方向内側にガイドして、上記ステータ1005の径方向内側の空間に流す。
つまり、上記ステータ1005の径方向内側の空間(以下、内側通路という)を、潤滑油および冷媒ガスの往き専用の通路とし、上記ステータ1005の径方向外側の空間(以下、外側通路という)を、潤滑油の戻り専用の通路とすることができる。要するに、上記ステータ1005の径方向内側の空間を、上記圧縮要素1002から上記密閉容器1001内に吐出された冷媒ガス、および、上記密閉容器1001内の潤滑油を、上記モータ1003に関して上記圧縮要素1002と反対側に流す往き通路とする一方、上記ステータ1005の径方向外側の空間を、上記密閉容器1001内の潤滑油を、上記モータ1003に関して上記圧縮要素1002側に戻す戻り通路としている。
ここで、上記内側通路とは、上記ステータ1005と上記ロータ1006との間のエアギャップや、上記隣り合うコイル1520,1520の間の空間をいう。上記外側通路とは、上記ステータコア1510の外周面に設けられた凹溝やDカット面等のつまりコアカットと上記密閉容器1001の内周面との間の空間をいう。
したがって、上記モータ1003の上流側(下側)の潤滑油を、冷媒ガスとともに、図4の矢印Aに示すように、上記内側通路を通して、上記モータ1003の下流側(上側)に、流し、上記モータの下流側(上側)に流れた潤滑油を、図4の矢印Bに示すように、上記外側通路を通して、上記モータの上流側(下側)に戻して、上記モータの上流側(下側)にある上記油溜まり部1009の油面切れを防止できる。
この油面切れの防止によって、上記油溜まり部1009の潤滑油を、上記シャフト1012を介して、上記圧縮要素1002や上記モータ1003へ、有効に送ることができて、圧縮機の信頼性が向上する。
また、上記内側通路を流れる潤滑油によって、上記ステータ1005の発熱部分である上記コイル1520や、上記ロータ1006の発熱部分を、効率よく、冷却することができる。
また、上記ガイド部1500は、上記インシュレータ1530の一部であるので、上記インシュレータ1530を上記ガイド部1500として兼用できて、部品数の減少を図ることができる。
また、上記ステータ1005の上記コイル1520は、いわゆる集中巻きであるので、上記コイル1520を上記ティース1512に簡単に巻設できる。また、隣り合う上記コイル1520,1520の間に、冷媒ガスを通して、上記ステータ1005を効率よく冷却することができる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記圧縮要素1002として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素1002として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
上記圧縮要素1002として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。上記コイル1520を、上記複数のティース1512にわたって巻いた、いわゆる分布巻きとしてもよい。
また、上記シャフト1012を支持する支持部としての上記端板部材1050は、上記シリンダ1021と別部材でなく、上記シリンダ1021に一体に形成されていてもよい。また、上記ガイド部1500は、上記インシュレータ1530の上記周壁部1531でなく、他の部材としてもよく、または、上記ステータコア1510に一体に形成されていてもよい。
また、上記圧縮要素1002が上、上記モータ1003が下に配置されていてもよい。また、上記シャフト1012に設けられた上記油通路の代わりに、上記端板部材1050の内面に螺旋溝を設けるようにしてもよい。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。 本発明の圧縮機の第2実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
510 ステータ本体
512 ティース
520 コイル
530 インシュレータ
531 周壁部
531a 端面
6 ロータ
610 ロータ本体
620 磁石
12 シャフト
12a 回転軸
50,60,70 端板部材
121,221 シリンダ
140,240,340 マフラカバー
340a 吐出口
1001 密閉容器
1002 圧縮要素
1003 モータ
1005 ステータ
1500 ガイド部
1510 ステータコア
1520 コイル
1530 インシュレータ
1531 周壁部
1531a 下端面
1006 ロータ
1009 油溜まり部
1012 シャフト
1012a 回転軸
1021 シリンダ
1050 上側の端板部材(支持部)
1050a 油吐出口
1060 下側の端板部材

Claims (6)

  1. 密閉容器(1,1001)と、
    この密閉容器(1,1001)内に配置された圧縮要素(2,1002)と、
    上記密閉容器(1,1001)内に配置され、上記圧縮要素(2,1002)をシャフト(12)を介して駆動するモータ(3,1003)と
    を備え、
    上記モータ(3,1003)は、ロータ(6,1006)と、このロータ(6,1006)の径方向外側に配置されたステータ(5,1005)とを有し、
    上記ステータ(5,1005)の径方向内側の空間を、
    上記圧縮要素(2,1002)から上記密閉容器(1,1001)内に吐出された冷媒ガス、および、上記密閉容器(1,1001)内の潤滑油を、上記モータ(3,1003)に関して上記圧縮要素(2,1002)と反対側に流す往き通路とする一方、
    上記ステータ(5,1005)の径方向外側の空間を、
    上記密閉容器(1,1001)内の潤滑油を、上記モータ(3,1003)に関して上記圧縮要素(2,1002)側に戻す戻り通路とすることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記圧縮要素(2)は、上記圧縮要素(2)から上記密閉容器(1)内に冷媒ガスを吐出する吐出口(340a)を有し、
    上記圧縮要素(2)の上記吐出口(340a)は、上記シャフト(12)の回転軸(12a)方向からみて、上記ステータ(5)の外周面よりも内側にあり、かつ、上記シャフト(12)の上記回転軸(12a)に直交する方向からみて、上記ステータ(5)に重なることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項2に記載の圧縮機において、
    上記ステータ(5)は、
    径方向内側に突出すると共に周方向に配列された複数のティース(512)を含むステータ本体(510)と、
    上記各ティース(512)にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース(512)に渡って巻かれていないコイル(520)と
    を有することを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記圧縮要素(1002)は、上記シャフト(1012)を支持する支持部(1050)を有し、この支持部(1050)は、上記支持部(1050)と上記シャフト(1012)との間に給油された潤滑油を上記支持部(1050)の外側に吐出する油吐出口(1050a)を有し、
    上記ステータ(1005)は、ステータコア(1510)と、このステータコア(1510)に巻かれたコイル(1520)と、このコイル(1520)よりも径方向外側に配置されたガイド部(1500)とを有し、
    上記ガイド部(1500)は、上記支持部(1050)の上記油吐出口(1050a)から吐出された潤滑油を、上記圧縮要素(1002)から上記密閉容器(1001)内に吐出された冷媒ガスとともに、上記ステータ(1005)の径方向内側にガイドすることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項4に記載の圧縮機において、
    上記ガイド部(1500)は、上記シャフト(1012)の回転軸(1012a)方向からみて、上記支持部(1050)の上記油吐出口(1050a)よりも径方向外側にあり、かつ、上記シャフト(1012)の上記回転軸(1012a)に直交する方向からみて、上記支持部(1050)の上記油吐出口(1050a)よりも上記ステータコア(1510)から遠くまで延びていることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項4または5に記載の圧縮機において、
    上記ガイド部(1500)は、上記コイル(1520)と上記ステータコア(1510)との間に挟持されたインシュレータ(1530)の一部であることを特徴とする圧縮機。
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