JP2007283445A - 吸着ノズル - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気孔等の加工精度や、多軸搭載ヘッドにおける軸の直列精度が低い場合でも、吸気孔の開口端の大きさや形状の影響を受けることなく、微小部品をも容易且つ確実に吸着・保持できるようにする。
【解決手段】先端に形成されている吸気孔12の開口端14を部品Pに当接し、該吸気孔12内を負圧にすることにより該部品Pを吸着・保持する吸着ノズル10において、前記開口端14を含む、少なくとも吸気孔12の一部に多孔質材料が充填された多孔質部16を形成した。
【選択図】図1
【解決手段】先端に形成されている吸気孔12の開口端14を部品Pに当接し、該吸気孔12内を負圧にすることにより該部品Pを吸着・保持する吸着ノズル10において、前記開口端14を含む、少なくとも吸気孔12の一部に多孔質材料が充填された多孔質部16を形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、吸着ノズル、特に小型部品に対する高度な吸着安定性と、信頼性の高い搭載精度とを実現する際に適用して好適な吸着ノズルに関する。
一般に、配線基板等の基板に、電子部品等の部品を搭載するために、いわゆる電子部品の実装装置が用いられている。
この実装装置では、いわゆるテープフィーダ等の部品供給装置により所定位置に供給される部品を、搭載ヘッドに装着されている吸着ノズルにより吸着・保持し、所定位置に位置決めされている基板上方に搭載ヘッドを移動させた後に、該吸着ノズルを下降させて該基板上に搭載することが行なわれている。
このような部品の吸着搭載に使用される吸着ノズルは、例えば特許文献1に開示されているように、通常その先端に開口端を有する吸気孔が機械加工等により形成され、該吸気孔内を負圧にすることにより、その先端(開口端)に所望の部品を吸着するようになっている。
しかしながら、前記従来の吸着ノズルで吸着搭載するチップ部品等の電子部品は、電子装置等の小型化に伴い、その大きさがますます微小化されつつあることから、以下のような問題がある。
前記吸着ノズルにより、例えば1mm以下の微小チップ部品を吸着する場合には、所定位置に供給される微小チップ部品に対するノズル先端に形成されている開口端の位置が、吸着姿勢や吸着能力に大きく影響するため、吸気孔等を形成するノズル加工には高度な加工技術と能力が要求されることになる。
又、横方向に複数の吸着ノズルが一列に装着可能な、いわゆる多軸の搭載ヘッドを有する実装装置において、複数のチップ部品を対応するノズルで同時吸着するときには、供給位置における各電子部品の位置精度と共に、各吸着ノズルの軸の直列精度が要求される。
更に、吸気孔(開口端)の大きさや形状が部品の吸着姿勢に大きく関わるため、該部品の端部や側面を吸着する吸着ミスを発生したり、部品の一部を吸気孔の中に落とし込んで、例えば縦向きに吸着してしまうチップ立ちを発生させたりすることがある。このような場合は、生産時間の増大を来たしたり、部品搭載精度を著しく悪化させたりすることになる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、吸気孔等の加工精度や、多軸搭載ヘッドにおける軸の直列精度が低い場合でも、吸気孔の開口端の大きさや形状の影響を受けることなく、微小部品をも容易且つ確実に吸着・保持することができる吸着ノズルを提供することを課題とする。
本発明は、先端に形成されている吸気孔の開口端を部品に当接し、該吸気孔内を負圧にして該部品を吸着・保持する吸着ノズルにおいて、前記開口端を含む、少なくとも吸気孔の一部に多孔質材料が充填されているようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明は、又、前記多孔質材料に、前記開口端側に貫通する第2吸気孔が形成されているようにしてもよい。
本発明によれば、開口端に多孔質材料が充填されているようにしたので、該多孔質材料の先端の全面で部品を吸着・保持することが可能となることから、開口端より大きい部品はもとより、小さい微小部品をも容易且つ確実に吸着・保持することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の吸着ノズルの要部を示す、一部を破断した拡大部分断面図である。
本実施形態の吸着ノズル10は、図示を省略した上端部が、搭載ヘッドに上下動と回転が可能に取付けられているシャフトの下端部に装着され、図示されている下端部の先端に電子部品Pを吸着・保持可能になっている。
この吸着ノズル10の内部には吸気孔12が先端まで貫通形成された中空の筒体からなり、その下端(先端)には、横断面が矩形や丸形状等の開口端14が形成されている。
そして、上記吸気孔12には、開口端14を含むその一部に多孔質材料が充填された多孔質部16が形成され、吸気孔12内を負圧にすることにより、該多孔質部16内の細孔を通して開口端の全面に均等な負圧が伝達されるようになっている。
この多孔質部16を形成する多孔質材料としては、開口端14に対して均等な通気性を有しているものであれば、その材料・材質は任意であるが、例えば焼結金属や発泡ウレタン等の発泡プラスチック、流体を通過させるフィルタ材料等を挙げることができる。
これらの多孔質材料を、通気孔12の内壁との間に、該材料に形成されている細孔より大きな隙間ができないように、必要に応じて接着剤を介在させたり、圧入する等により、該内壁に密に固着する。これにより、多孔質材料が存在しない通気孔12の空筒部に吸引形成された負圧を、開口端14に位置する多孔質部16の全面に均等に伝達することが可能となる。
以上説明した本実施形態の吸着ノズル10においては、電子部品Pを吸着するための吸気孔12の開口端14を多孔質材料を充填した多孔質部16で形成したので、該開口端14が図示されているような同程度の大きさの部品Pは勿論、これより大きい場合でも該部品Pを確実に吸着することができる。図2には、開口端14と同程度の大きさの部品を吸着・保持している様子を示す。
一方、図3には従来の吸着ノズル20の先端部を拡大して示すように、通気孔22は全体が空筒であるため、確実に吸着するためには開口端24を電子部品Pより小さくする必要があり、それ故に該通気孔12の加工に高い精度が要求されることになる。
これに対し、本実施形態の吸着ノズル10では多孔質材料16を充填して開口端14の任意位置で吸着可能としたので、該開口端14を部品Pと同程度又はそれ以上の大きさにすることもできるため、図3に示した吸気孔22のような加工精度はなくても良い。
又、本実施形態の吸着ノズル10と開口端14の大きさが同程度の従来の吸着ノズル30を図4に示すように、電子部品Pの大きさが開口端34に近いため、正確に吸着することが難しい上に、図示されているように吸気孔32内に部品Pの一部が落ち込んだ斜め立ち状態になり易い。
これに対して、本実施形態では、図3に示した従来の吸気孔22の場合よりも十分に大きな開口端(吸着面積)14を確保することが可能であるため、部品吸着エリアを広くとることができる上に、多孔質部16が形成されているため、吸気孔12内に部品Pが落ち込むことも確実に防止できる。
又、このように吸着面積を大きくすることができるため、従来より大きな吸着力による部品吸着が可能となる。従って、吸着ノズル10を位置決めする目標位置に対して部品の停止位置がオフセットしていたとしても、該部品に対する吸着マージンが増加するため、結果として生産性、信頼性の向上を図ることができる。
又、部品供給装置には、微小部品の場合でも、部品供給位置に対する部品の高い停止精度が要求されず、又、搭載ヘッドには、該部品に対する吸着ノズルの高い位置決め精度も要求されないため、これら各装置の生産コストの低減を図ることができる上に、多軸の搭載ヘッドにも容易に適用することができる。
更に、微小部品でも被吸着面全体を開口端14により吸着することができるため、高い吸着力の確保が可能である。又、その際、部品Pの被吸着面の形状に合わせて多孔質部16の先端(吸着面)の加工が可能であるため、図5に図1の開口端14に位置する多孔質部16の先端部と、吸着する電子部品Pとの関係の一例を拡大して示すように、多孔質部16の先端を凹面状にすることにより、図中上端の被吸着面が平らでない凸面状の部品Pに対しても、吸着姿勢の安定化を図ることができる。
なお、特表2002−505624号公報には、通気孔の開口側を通気性のカバーで覆った吸着ノズルが開示されているが、これはノズル先端の外周部を該カバーで覆っているため、負圧はその外周部までリークすることになる。従って、本実施形態の吸着ノズル10のように、吸気孔先端の開口端14を部品Pに直接当接(接触)することはできず、該開口端14の内側のみによる、従来と同様の強い負圧力により部品を吸着することはできない。
又、前記特許文献1でも、図28にノズルの外周部を多孔質材料で形成したものを開示しているが、構造が全く異なることから、本実施形態のような広い範囲の強い吸着力を得ることはできない。
図6には、本発明に係る第2実施形態の吸着ノズルの、前記図1に相当する部分断面図と、それを下方から見た多孔質部16の先端部分の平面図を示す。
この吸着ノズル10は、横断面が矩形の多孔質部16が、前記第1実施形態の吸着ノズルと同様に吸気孔12内に充填され、更にこの多孔質部16を開口端14まで貫通する上記吸気孔12より細い第2吸気孔18が形成されている。
この吸着ノズル10によれば、第1実施形態の吸着ノズル10の場合と同様に開口端14に位置する多孔質部16の全体により確実に吸着保持することができる上に、微小部品をも第2吸気孔18により強力に吸着保持することができる。
10…吸着ノズル
12…吸気孔
14…開口端
16…多孔質材料
18…第2吸気孔
20、30…従来の吸着ノズル
12…吸気孔
14…開口端
16…多孔質材料
18…第2吸気孔
20、30…従来の吸着ノズル
Claims (2)
- 先端に形成されている吸気孔の開口端を部品に当接し、該吸気孔内を負圧にして該部品を吸着・保持する吸着ノズルにおいて、
前記開口端を含む、少なくとも吸気孔の一部に多孔質材料が充填されていることを特徴とする吸着ノズル。 - 前記多孔質材料に、前記開口端側に貫通する第2吸気孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸着ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006114055A JP2007283445A (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 吸着ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006114055A JP2007283445A (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 吸着ノズル |
Publications (1)
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JP2007283445A true JP2007283445A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38755674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006114055A Pending JP2007283445A (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 吸着ノズル |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2014107523A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-09 | Panasonic Corp | 部品実装装置及び吸着ツール |
JP2019111639A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-11 | 京セラ株式会社 | 吸着ノズルおよび吸着ノズル組み立て体 |
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2006
- 2006-04-18 JP JP2006114055A patent/JP2007283445A/ja active Pending
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