JP2007282910A - 遊技用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技用装置が遊技機と接続されていないときに手持ちの遊技媒体を使用して遊技が行なわれることを防止する遊技用装置を提供することを目的とする。
【解決手段】S200においてメダル貸出機がスロットマシンと接続されていないと判断されたときには、S300以降の処理が実行されない。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技用装置に関する。詳しくは、遊技媒体の投入を受付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、遊技者所有の価値媒体を受付ける価値媒体受付手段と、該価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内で前記遊技機による遊技を可能にするための遊技可能化制御を行なう遊技可能化制御手段と、前記遊技媒体を誘導する誘導部と前記投入口に対向させ前記誘導部により誘導された遊技媒体を排出し前記投入口へ投入させるための排出口とを含む誘導手段とを備える遊技用装置に関する。
この種の遊技用装置として従来から一般的に知られているものに、たとえば、スロットマシンからの電圧を変圧して、スロットマシンに供給する台間機があった。スロットマシンでは、台間機から電圧が供給されているか否かに基づき、台間機との接続状態を監視していた(たとえば、特許文献1参照)。
また、他の遊技用装置として、紙幣が投入されたことに応じて所定額(たとえば、1000円)に相当する枚数(たとえば、50枚)分のメダルを、案内ノズルを介して、当該メダル貸出機に隣接して設置されたスロットマシンのメダル投入口に投入する第1機能と、スロットマシンから払出されたメダルを受入れてメダル搬送ベルトを介して案内ノズルまで搬送し、スロットマシンのメダル投入口に投入する第2機能とを有するものがあった(たとえば、特許文献2参照)。
特開2002−291970号公報 特開2003−190616号公報
しかしながら、特許文献2に記載のメダル貸出機の機能を、特許文献1に記載の台間機に適用した場合、以下のような不都合が生じる。前述した台間機は、遊技機等と接続されていなければ使用できないものである。それにもかかわらず、たとえば、前述した第2機能の適用により、接続状態を監視しないスロットマシンに隣接させて使用することで、お客の手持ちメダルを受入れてメダル搬送ベルトを介して案内ノズルまで搬送し、スロットマシンのメダル投入口に投入し、当該スロットマシンによる遊技を行なうことが可能となってしまうといった不都合が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑み考え出されたものであり、遊技用装置が遊技機と接続されていないときに手持ちの遊技媒体を使用して遊技が行なわれることを防止する遊技用装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段の具体例およびその効果
(1) 遊技媒体(たとえば、メダル)の投入を受付ける投入口(たとえば、メダル投入口34)を有する遊技機(たとえば、スロットマシン1)に対応(隣接)して設けられ、遊技者所有の価値媒体を受付ける価値媒体受付手段(たとえば、紙幣識別機60、カードR/W61)と、該価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内で前記遊技機による遊技を可能にするための遊技可能化制御(たとえば、メダルの貸出、変形例におけるクレジット加算信号を送信する処理等)を行なう遊技可能化制御手段(たとえば、S400)と、前記遊技媒体を誘導する誘導部と前記投入口に対向させ前記誘導部により誘導された遊技媒体を排出し前記投入口へ投入させるための排出口とを含む誘導手段(たとえば、誘導ノズル90)とを備える遊技用装置(たとえば、メダル貸出機50)であって、
前記遊技媒体を受入れる遊技媒体受入部(たとえば、投入トレー55、貯留用トレー55a)と、
前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給するために揚送する揚送手段(たとえば、メダル揚送装置74)と、
前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給するための供給制御を行なう供給制御手段(たとえば、S500)と、
前記遊技機と接続されているか否かを判定する判定手段(たとえば、S200)と、
該判定手段により前記遊技機と接続されていないと判定されているとき、前記遊技可能化制御手段および前記供給制御手段を不能動化する不能動化手段(たとえば、S200によりNOと判断されたときにS300以降の処理を実行させない)。
このような構成によれば、遊技用装置が遊技機と接続されていないときには、遊技可能化制御手段および供給制御手段が不能動化される。これにより、遊技用装置が遊技機と接続されているときにだけ、遊技可能化制御手段による遊技可能化制御や、供給制御手段による供給制御が行なわれ、遊技機による遊技を可能にすることができる。
(2) 前記遊技用装置は、前記投入口により投入が受付けられた遊技媒体の数を予め定められた上限数(たとえば、50)まで記憶可能な遊技媒体数記憶手段(たとえば、記憶部)を備える遊技機(たとえば、スロットマシン1)に対応して設けられ、
前記誘導手段より下方に設けられ、前記遊技媒体を貯留するための貯留手段(たとえば、第1〜第4実施形態における第2タンク57a)と、
前記価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内に相当する価値相当数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第1操作手段(たとえば、投入ボタン85)と、
該第1操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第1操作時供給数(たとえば、第1供給数)を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内(たとえば、3〜30の範囲内)で設定する第1供給数設定手段(たとえば、第1供給数設定ボタン83)と、
前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第2操作手段(たとえば、投入ボタン85)と、
該第2操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第2操作時供給数(たとえば、第2供給数)を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内(たとえば、3〜30の範囲内)で設定する第2供給数設定手段(たとえば、第2供給数設定ボタン84)とをさらに備え、
前記揚送手段は、さらに、前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記誘導手段に供給するために揚送し、
前記遊技可能化制御手段は、前記遊技可能化制御として、前記第1操作手段の操作に応じて、前記第1操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第1操作時供給制御を行なう第1操作時供給制御手段(たとえば、S400)を含み、
前記供給制御手段は、前記供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第2操作時供給制御を行なう第2操作時供給制御手段(たとえば、S500)を含む。
このような構成によれば、第1操作手段または第2操作手段の操作に応じて、上限数未満の範囲内から各々設定された数分の遊技媒体が、投入口へ投入され遊技媒体数記憶手段に記憶される。このため、投入口へ投入された遊技媒体が遊技機から排出されてしまうことを防止することができる。
(3) 前記揚送手段は、
所定数の遊技媒体(たとえば、12枚のメダル)を揚送するための揚送通路を有する揚送装置(たとえば、揚送スクリュー76を収容する揚送路ケースからなる揚送路78)と、
前記揚送通路に1つずつ遊技媒体を進入させる遊技媒体進入装置(たとえば第2実施形態における第3ホッパモータ58、第4実施形態における第2ホッパモータ57)とを含み、
前記揚送装置は、前記遊技媒体進入装置からの遊技媒体を前記揚送通路内へ受入れる受入部(たとえば、挿入口75)と、揚送された遊技媒体を前記揚送通路外へ排出する排出部(たとえば、排出口77)とを有し、
前記第1操作時供給制御手段および前記第2操作時供給制御手段は、
前記遊技媒体進入装置により遊技媒体を1つずつ前記受入部から前記揚送通路内に進入させる(たとえば、図20のS424)とともに、前記揚送装置により前記揚送通路に進入している前記所定数の遊技媒体を揚送させる(たとえば、図21のS434)制御を行ない、
揚送すべき数分の遊技媒体が前記排出部から前記揚送通路外へ排出されたとき(たとえば、図21のS436aでYES、S444aでYES)、前記遊技媒体進入装置および前記揚送装置の作動を終了させる制御を行なう(たとえば、図21のS437、S445)。
このような構成によれば、揚送通路内に所定数の遊技媒体が進入した状態で揚送装置の作動を終了させるため、次に揚送装置の作動が開始されるとすぐに遊技媒体を揚送通路外へ排出することができる。このため、第1操作手段または第2操作手段の操作が行なわれてから各々設定された数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(4) 前記誘導手段より上方(たとえば、誘導ノズル90より上方)に設けられ、少なくとも前記第2操作時供給制御が行なわれるときに用いる遊技媒体を貯留するための供給用貯留手段(たとえば、第1タンク56a)と、
前記揚送手段を制御する揚送制御手段(たとえば、第3実施形態における図24のS600)と、
前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数を計数する計数手段(たとえば、第3実施形態における第3ホッパモータ58、第3センサ65、第3実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理)とをさらに備え、
前記揚送制御手段は、前記供給用貯留手段により貯留されている遊技媒体の貯留量に応じて(第7センサ97により第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量(エンプティレベル)以下となったと判断されたとき)、前記揚送手段を制御して前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するための揚送制御を行ない(たとえば、図25のS601でYESのときにS603を実行)、
前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記計数手段により計数された数(たとえば、払出残数)の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記供給用貯留手段により貯留された前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なう(たとえば、第3実施形態における払出制御処理の第2供給制御処理)。
このような構成によれば、第2操作手段の操作が行なわれてから第2操作時供給数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(5) 前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数を計数する計数手段(たとえば、第4実施形態における第3ホッパモータ58、第3センサ65、第4実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理)をさらに備え、
前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記計数手段により計数された数の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記揚送手段を制御して前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記第2操作時供給数分揚送し、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なう(たとえば、第4実施形態における払出制御処理の第2供給制御処理)。
このような構成によれば、揚送手段を制御することにより、第2操作時供給数分の遊技媒体を投入口へ投入することができるため、遊技用装置の機器構成を極力簡略化することができる。
(6) 前記遊技用装置(第5〜第6実施形態におけるメダル貸出機50)は、前記投入口により投入が受付けられた遊技媒体の数を予め定められた上限数(たとえば、50)まで記憶可能な遊技媒体数記憶手段(たとえば、記憶部)を備える遊技機(たとえば、スロットマシン1)に対応して設けられ、
前記誘導手段より上方(たとえば、誘導ノズル90より上方)に設けられ、前記遊技媒体を貯留するための貯留手段(たとえば、第5〜第6実施形態における第2タンク57a、図27、図28、図31)と、
前記価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内に相当する価値相当数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第1操作手段(たとえば、図27に示す投入ボタン85)と、
該第1操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第1操作時供給数(たとえば、第1供給数)を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内(たとえば、3〜30の範囲内)で設定する第1供給数設定手段(たとえば、図27に示す第1供給数設定ボタン83)と、
前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第2操作手段(たとえば、図27に示す投入ボタン85)と、
該第2操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第2操作時供給数(たとえば、第2供給数)を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内(たとえば、3〜30の範囲内)で設定する第2供給数設定手段(たとえば、図27に示す第2供給数設定ボタン84)とをさらに備え、
前記遊技可能化制御手段は、前記遊技可能化制御として、前記第1操作手段の操作に応じて、前記第1操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第1操作時供給制御を行なう第1操作時供給制御手段(たとえば、第5〜第6実施形態におけるS400)を含み、
前記供給制御手段は、前記供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第2操作時供給制御を行なう第2操作時供給制御手段(たとえば、第5〜第6実施形態におけるS500)を含む。
このような構成によれば、第1操作手段または第2操作手段の操作に応じて、上限数未満の範囲内から各々設定された数分の遊技媒体が、投入口へ投入され遊技媒体数記憶手段に記憶される。このため、投入口へ投入された遊技媒体が遊技機から排出されてしまうことを防止することができる。また、貯留手段が誘導手段より上方に設けられているため、第1操作手段の操作が行なわれてから第1操作時供給数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(7) 前記揚送手段は、
所定数の遊技媒体(たとえば、12枚のメダル)を揚送するための揚送通路を有する揚送装置(たとえば、揚送スクリュー76を収容する揚送路ケースからなる揚送路78)と、
前記揚送通路に1つずつ遊技媒体を進入させる遊技媒体進入装置(たとえば第6実施形態における第3ホッパモータ58)とを含み、
前記揚送装置は、前記遊技媒体進入装置からの遊技媒体を前記揚送通路内へ受入れる受入部(たとえば、挿入口75)と、揚送された遊技媒体を前記揚送通路外へ排出する排出部(たとえば、排出口77)とを有し、
前記第2操作時供給制御手段は、
前記遊技媒体進入装置により遊技媒体を1つずつ前記受入部から前記揚送通路内に進入させる(たとえば、第6実施形態における図18のS523参照)とともに、前記揚送装置により前記揚送通路に進入している前記所定数の遊技媒体を揚送させる(たとえば、第6実施形態における図18のS527参照)制御を行ない、
揚送すべき数分の遊技媒体が前記排出部から前記揚送通路外へ排出されたとき(たとえば、第6実施形態における図18のS531またはS532でYES、S536でYES)、前記遊技媒体進入装置および前記揚送装置の作動を終了させる制御を行なう(たとえば、第6実施形態における図18のS533、S537参照)。
このような構成によれば、揚送通路内に所定数の遊技媒体が進入した状態で揚送装置の作動を終了させるため、次に揚送装置の作動が開始されるとすぐに遊技媒体を揚送通路外へ排出することができる。このため、第2操作手段の操作が行なわれてから設定された数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(8) 前記誘導手段より上方(たとえば、誘導ノズル90より上方)に設けられ、少なくとも前記第2操作時供給制御が行なわれるときに用いる遊技媒体を貯留するための供給用貯留手段(たとえば、第1または第5実施形態における第1タンク56a)と、
前記揚送手段を制御する揚送制御手段(たとえば、第1または第5実施形態における図16のS511)とをさらに備え、
前記遊技媒体受入部は、前記誘導手段より下方(たとえば、誘導ノズル90より下方)に設けられており、
前記揚送手段は、さらに、前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するために揚送し、
前記揚送制御手段は、前記揚送手段を制御して前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するための揚送制御を行ない(たとえば、第1または第5実施形態におけるにおける図18のS524でYESと判定されてからS536でYESと判定されるまで揚送モータ59を駆動)、
前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記遊技媒体受入部が受入れた数(たとえば、払出残数)の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記供給用貯留手段により貯留された前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なう(たとえば、第1または第5実施形態における図17の第2供給制御処理)。
このような構成によれば、第2操作手段の操作が行なわれてから第2操作時供給数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(9) 前記遊技媒体受入部は、前記誘導手段より下方(たとえば、誘導ノズル90より下方、図19、図31参照)に設けられており、
前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記揚送手段を制御して前記遊技媒体受入部が受入れた前記遊技媒体を前記第2操作時供給数分揚送し(たとえば、第2実施形態または第6実施形態における図18の第2揚送制御処理)、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なう(たとえば、第2実施形態または第6実施形態における図22の第2供給制御処理)。
このような構成によれば、揚送手段を制御することにより、第2操作時供給数分の遊技媒体を投入口へ投入することができるため、遊技用装置の機器構成を極力簡略化することができる。
(10) 前記第1操作時供給制御手段は、前記価値媒体受付手段により前記価値媒体が受付けられたとき(たとえば、図11のS407またはS408でYES、図29のS707またはS708でYES)にも、前記第1操作時供給制御を行なう(たとえば、図11のS412、S413、図29のS712、S713等)。
このような構成によれば、価値媒体受付手段により価値媒体が受付けられてから、第1操作時供給数分の遊技媒体が投入口へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
(11) 前記誘導部は、遊技者が前記遊技媒体を投入するための投入用開口(たとえば、ノズル投入口95)を有し、
前記誘導手段は、前記排出口を前記投入口に対向させた状態で、前記投入用開口から投入された遊技媒体を前記排出口から排出し前記投入口に投入可能である(たとえば、図6参照)。
これにより、投入口へ遊技媒体を手入れせざるを得ない状況においても、誘導手段を退避させることなく遊技媒体の投入を行なうことができる。
(12) 前記誘導部は、前記投入口に対して鉛直方向、水平方向、および奥行き方向に前記排出口を変位させるための変位部(たとえば、第1誘導部90a、第1方向変換部90b、第2誘導部90c)と、前記投入口に対する前記排出口の向きを変更させるための角度変更部とを有し、
前記誘導手段は、前記変位部および前記角度変更部を調整することにより、前記排出口を前記投入口に対向させた状態に保持可能である(図6等参照)。
このような構成によれば、投入口の設けられている位置が各々異なる複数種類の遊技機に対応させて、誘導手段の排出口を遊技機の投入口に対向させることができる。
(13) 前記誘導部は、前記遊技機の前面に沿って前記排出口を上方向または下方向に回転させるための回転部(たとえば、ピン91で結合された第1傾斜部92と第2傾斜部93)を有し、
前記誘導手段は、前記排出口を上方向または下方向に回転させることにより、前記排出口を前記投入口に対向させた状態と、前記排出口を前記投入口に対向させていない状態とに変化可能である(図6等参照)。
このような構成によれば、遊技機のメンテナンスが行なわれる際に、誘導手段を、遊技者側に張り出させることなく退避させた状態に変化させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の最良の形態においては、遊技用装置の一例として、スロットマシン1に対応して設けられるメダル貸出機50を示すが、これに限らず、パチンコ遊技機やコイン遊技機等、遊技媒体の投入を受付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、遊技者所有の価値媒体を受付ける価値媒体受付手段と、該価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内で前記遊技機による遊技を可能にするための遊技可能化制御を行なう遊技可能化制御手段と、前記遊技媒体を誘導する誘導部と前記投入口に対向させ前記誘導部により誘導された遊技媒体を排出し前記投入口へ投入させるための排出口とを含む誘導手段とを備えるものであれば、どのような遊技用装置であってもよい。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は、遊技機の一例であるスロットマシン1、およびスロットマシン1に並設して使用される遊技用装置の一例であるメダル貸出機50の全体正面図である。図2(a)は、メダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図であり、図2(b)は、メダルが誘導される状態を示す断面図である。図3(a),(b),(c)は、それぞれ、メダル貸出機50の内部構成を上面からみた断面図である。
まず、図1および図2を参照して、メダル貸出機50の構成について詳細に説明する。メダル貸出機50は、前面を形成する第1〜第4前面枠50a〜50dと、各種装置が設けられた本体部50eとから構成されている。
第1前面枠50aには、価値媒体としての紙幣を挿入するための紙幣挿入口60aと、価値媒体としてのプリペイドカードを挿入するためのプリペイドカード挿入口61aとが設けられている。
紙幣挿入口60aに対する本体部50e内部には、紙幣挿入口60aから挿入された紙幣を受付けて挿入された紙幣の真偽を判別する紙幣識別機60が設けられている。紙幣識別機60は、真の紙幣と判別した場合に該紙幣から特定される額の範囲内の所定額(たとえば、1000円)に相当する枚数(たとえば、50枚)分のメダルを貸出可能にするための信号を出力する。すなわち、紙幣識別機60は、受付けた紙幣から特定される額の範囲内でメダルを貸出可能にし、後述するようにスロットマシン1のメダル投入口34へメダルを投入することにより遊技を可能にするための遊技可能化制御を行なう。紙幣識別機60は、受付けた紙幣を複数枚重ねて貯留する紙幣貯留箱を含む。
プリペイドカード挿入口61aに対する本体部50e内部には、プリペイドカード挿入口61aから挿入されたプリペイドカードを受付けるカードリーダライタ(以下、カードR/Wという)61が設けられている。カードR/W61は、受付けたプリペイドカードの記録情報の読み取り並びに書き込みを実施し、該プリペイドカードから特定される額の範囲内の所定額(たとえば、1000円)に相当する枚数(たとえば、50枚)分のメダルを貸出可能にするための信号を出力する。すなわち、カードR/W61は、受付けたプリペイドカードから特定される額の範囲内でメダルを貸出可能にし、後述するようにスロットマシン1のメダル投入口34へメダルを投入することにより遊技を可能にするための遊技可能化制御を行なう。
また、第1前面枠50aの下端は、回動自在に軸支されており、第1前面枠50aの裏面に設けられた施錠装置の鍵穴51に所定のキーを挿入し、時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて第1前面枠50aを開放することができるようになっている。遊技場店員は、第1前面枠50aを開放し、紙幣挿入口60aから挿入された紙幣の回収や、各種メンテナンス等を行なう。
第2前面枠50bには、第1供給数設定ボタン83と、第1供給数表示器70と、第2供給数設定ボタン84と、第2供給数表示器71と、貯留数表示器72とが設けられている。貯留数表示器72の下方には、さらに、投入ボタン85と、誘導ノズル90とが設けられている。
誘導ノズル90は、先端をスロットマシン1のメダル投入口34に対向させた状態に保持することにより、後述するように、貸出時および払出時に、スロットマシン1のメダル投入口34までメダルを誘導し投入させるための誘導手段である。紙幣やプリペイドカードが受付けられたことにより貸出可能となったメダルの枚数である貸出残数が1以上であるとき、または後述するメダル受入口54へメダルが投入されたことにより払出可能となったメダルの枚数である払出残数が1以上であるときに、投入ボタン85が押圧操作されると、メダルが誘導ノズル90へ供給されて、スロットマシン1のメダル投入口34に投入される。貸出残数および払出残数は、各々、後述するRAM5に記憶される。RAM5には、貸出残数および払出残数の合計数として、上限値50まで記憶される。誘導ノズル90から排出されるメダルは、第6センサ68により検出され、スロットマシン1のメダル投入口34に投入される。
第1供給数設定ボタン83は、押圧操作することにより、貸出時に誘導ノズル90へ供給する枚数である第1供給数を所定の範囲内(たとえば、3〜30枚)で設定するための第1操作手段である。第1供給数表示器70は、第1供給数を表示する。第1供給数設定ボタン83を押圧操作する毎に、第1供給数表示器70に表示された第1供給数が1ずつ加算表示される。そして、第1供給数設定ボタン83を所定時間以上押圧操作したままの状態(以下、長押操作という)にすると、第1供給数表示器70に表示された第1供給数が設定される。
第2供給数設定ボタン84は、押圧操作することにより、払出時に誘導ノズル90へ供給する枚数である第2供給数を所定の範囲内(たとえば、3〜30枚)で設定するための第2操作手段である。第2供給数表示器71は、第2供給数を表示する。第2供給数設定ボタン84を押圧操作する毎に、第2供給数表示器71に表示された第2供給数が1ずつ加算表示される。そして、第2供給数設定ボタン84を長押操作すると、第2供給数表示器71に表示された第2供給数が設定される。なお、第1供給数および第2供給数の設定方法については、これに限るものではない。貯留数表示器72は、貸出残数および払出残数の合計数が表示される。
第3前面枠50cの下端は、回動自在に軸支されており、第3前面枠50cの裏面に設けられた施錠装置の鍵穴52に所定のキーを挿入し、時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて第3前面枠50cを開放することができるようになっている。
第4前面枠50dには、メダルを本体部50e内部に受入れるためのメダル受入口54を形成するための投入トレー55が設けられている。後述するように遊技の結果スロットマシン1から払出されたメダルがメダル受入口54へ投入され、投入ボタン85を操作することにより、誘導ノズル90からスロットマシン1のメダル投入口34へ設定された枚数分のメダルが投入される。
投入トレー55の上端は、回動自在に軸支されており、下端を手前側に引くことにより投入トレー55を開放することができるようになっている。遊技場店員は、投入トレー55を開放し、各種メンテナンス等を行なう。投入トレー55に対する本体部50e内部には、当該投入トレー55が開放されている状態を検出するための第5センサ63が設けられている。
次に、メダル貸出機50の本体部50e内部の構成について説明する。メダル貸出機50の本体部50e内部には、前述した紙幣識別機60およびカードR/W61に加え、貯留用トレー55a、該貯留用トレー55a上のメダルを誘導ノズル90へ供給するために揚送する揚送制御を行なうメダル揚送装置74、メダルを一時的に貯留する第1タンク56a、供給に用いるメダルを貯留するための第2タンク57a、および各種ボタンからの操作信号に基づき各種装置を制御するための制御基板2(図4参照)を収納した制御基板ボックス73が設けられている。
第2タンク57aは、誘導ノズル90より下方に設けられており、払出部材を回転させて貯留したメダルを1枚ずつ排出口57bから払出す第2ホッパモータ57と、排出口57bから排出されるメダルを検出する第2センサ64とを備えている。第2ホッパモータ57が排出部材を回転駆動させることにより、第2タンク57aに貯留されたメダルが1枚ずつ貯留用トレー55a上に払出される(図2(b)参照)。
遊技場店員は、第3前面枠50cを開放することで、供給に用いる多量のメダルが貯留された第2タンク57aに、メダルを補給することができる(図2(b)参照)。なお、第2タンク57aへのメダル補給は、自動メダル補給装置(図示せず)によって補給されるものであってもよい。
貯留用トレー55aは、メダル貸出機50の奥に向かって下方向に傾斜し所定量のメダルを貯留可能であって、メダル受入口54から受入れられたメダルや、第2タンク57aから払出されたメダルを貯留し、メダル揚送装置74へ誘導する(図2(b)参照)。
メダル揚送装置74は、挿入口75から挿入されたメダルを1枚ずつ揚送し排出口77から排出するための揚送スクリュー76を収容する揚送路ケースからなる揚送路78と、揚送スクリュー76を駆動する揚送モータ59と、挿入部材を回転させて貯留したメダルを1枚ずつ挿入口75へ挿入する第3ホッパモータ58と、挿入口75に挿入されるメダルを検出する第3センサ65と、排出口77から排出されるメダルを検出する第4センサ66とを備えている。
前述した貯留用トレー55aは、第3ホッパモータ58に向かって傾斜している。このため、貯留用トレー55aに貯留されているメダルは、第3ホッパモータ58に誘導される。
図3(a)は、第3ホッパモータ58付近を上面からみた断面図である。図3(a)を参照して、第3ホッパモータ58が挿入部材を回転駆動させることにより、貯留用トレー55aに貯留されたメダルが1枚ずつ貯留用トレー55a側とは反対側に送り出される。送り出されたメダルは、第3センサ65により検出され、挿入口75に挿入される。
揚送スクリュー76の外周には、螺旋状突出部が形成されている。揚送路78では、揚送モータ59により揚送スクリュー76が回転駆動し、挿入口75から挿入されたメダルが、揚送スクリュー76の螺旋状突出部の上面と揚送路78の内壁とに摺接することにより、上方へと揚送されていく。本実施の形態における揚送スクリュー76の外周には、一方向から見た場合に螺旋状突出部が12段形成されている。よって、揚送路78内には、最大で12枚のメダルを揚送することが可能である(図2(b)参照)。
図3(b)は、排出口77付近を上面からみた断面図である。図3(b)を参照して、揚送スクリュー76により揚送されたメダルは、第4センサ66により検出され、排出口77から排出され、第1タンク56aへ供給される。
第1タンク56aは、誘導ノズル90より上方に設けられ、メダル揚送装置74により揚送されたメダルを一時的に貯留する一時貯留タンクである。第1タンク56aは、払出部材を回転させて貯留したメダルを1枚ずつ排出口56bから払出す第1ホッパモータ56と、排出口56bから排出されるメダルを検出する第1センサ67とを備えている。
図3(c)は、第1ホッパモータ56付近を上面からみた断面図である。図3(c)を参照して、第1ホッパモータ56が排出部材を回転駆動させることにより、第1タンク56aに貯留されたメダルが1枚ずつ払出される。払出されたメダルは、供給部材79を介して、誘導ノズル90へ供給される。
制御基板ボックス73は、後述するメダルの貸出および払出の制御を行なう制御基板2が収容されている。ここで、図4を参照して、制御基板2と当該制御基板2に接続されている各種電気部品等との関係を説明する。図4は、制御基板2と各種電気部品等との関係を示すブロック図である。
制御基板2には、プログラムに従ってメダル貸出機50を制御する制御用マイクロコンピュータ3が搭載されている。制御用マイクロコンピュータ3は、プログラムに従って接続された各種電気部品を制御するCPU4、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM5、メダル供給制御用のプログラム等を記憶するROM6、および各種電気部品と信号を送受信するI/Oポート部7を含む。RAM5に記憶されているデータは、バックアップ電源(図示略)によりバックアップされている。このため、制御用マイクロコンピュータ3は、停電の回復時に停電発生前に記憶されていたデータに基づく制御を再開できる。
制御用マイクロコンピュータ3には、紙幣識別機60およびカードR/W61からの信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、紙幣識別機60、およびカードR/W61からの信号に基づき、RAM5に記憶されている貸出残数に所定額相当枚数を加算記憶するとともに、第1供給数分のメダルをスロットマシン1のメダル投入口34へ供給する処理を行なう。
制御用マイクロコンピュータ3には、第1供給数設定ボタン83および第2供給数設定ボタン84からの信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、第1供給数設定ボタン83および第2供給数設定ボタン84からの信号に基づき、設定された第1供給数および第2供給数をRAM5に記憶する。また、制御用マイクロコンピュータ3は、第1供給数設定ボタン83および第2供給数設定ボタン84からの信号またはRAM5に記憶されている第1供給数および第2供給数に基づき、第1供給数表示器70および第2供給数表示器71の表示制御を行なう。
制御用マイクロコンピュータ3には、投入ボタン85からの信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、投入ボタン85からの信号に基づき、RAM5に記憶された貸出残数または払出残数から第1供給数または第2供給数を減算記憶するとともに、第1供給数または第2供給数分のメダルをスロットマシン1のメダル投入口34へ供給する処理を行なう。また、制御用マイクロコンピュータ3は、RAM5に記憶された貸出残数または払出残数に基づき、貯留数表示器72の表示制御を行なう。また、後述するエラーが発生したときに、制御用マイクロコンピュータ3は、エラーの内容を特定するための情報を、貯留数表示器72に表示する。
制御用マイクロコンピュータ3には、本体部50e内部の遊技場店員が操作可能な位置に設けられたリセットボタン86からの信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、リセットボタン86からの信号に基づき、後述するエラー状態を解除する処理を行なう。
また、制御用マイクロコンピュータ3には、第1センサ67、第2センサ64、第3センサ65、第4センサ66、第5センサ63、第6センサ68からの信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、第1センサ67からの信号に基づき第1タンク56aからメダルが排出されたことを、第2センサ64からの信号に基づき第2タンク57aからメダルが排出されたことを、第3センサ65からの信号に基づき貯留用トレー55a上のメダルがメダル揚送装置74へ挿入されたことを、第4センサ66からの信号に基づきメダル揚送装置74からメダルが排出されたことを、第5センサ63からの信号に基づき投入トレー55が開放されていることを、第6センサ68からの信号に基づき誘導ノズル90からスロットマシン1のメダル投入口34へメダルが排出されたことを特定する。
また、制御用マイクロコンピュータ3は、第1ホッパモータ56、第2ホッパモータ57、第3ホッパモータ58、および揚送モータ59の駆動制御を行なう。
さらに、制御用マイクロコンピュータ3には、スロットマシン1と電気的に接続されていることを示す接続信号が入力される。制御用マイクロコンピュータ3は、後述するように、接続信号が入力されていないとき、すなわちスロットマシン1と接続されていないときに、後述する貸出制御や払出制御を行なわない。本実施の形態においては、制御用マイクロコンピュータ3は、スロットマシン1からの接続信号が入力されているか否かに基づき、スロットマシン1と接続されているか否かを判定する例について説明するが、これに限らず、制御用マイクロコンピュータ3は、スロットマシン1から電源が供給されているか否かに基づき、スロットマシン1と接続されているか否かを判定するものであってもよい。
次に、図3(c)、図5、および図6を参照して、誘導ノズル90の構造を説明する。図5は、誘導ノズル90を右側面からみた断面図である。図6は、誘導ノズル90を右上方向からみた斜視図である。
図5および図6に示すように、誘導ノズル90は、第1誘導部90aと、第1方向変換部90bと、第2誘導部90cと、第2方向変換部90dとを含む。誘導ノズル90は、第1誘導部90aのメダル入口側から受入れたメダルを、スロットマシン1のメダル投入口34に対向させる第2方向変換部90dの下面に開設されている排出口まで誘導する。
第1誘導部90aは、供給部材79からのメダルを第1方向変換部90bに誘導するための部材である。供給部材79の外形状は、第1誘導部90aのメダル入口側端の内形状と合致するように形成されている。図5に示すように、第1誘導部90aは、供給部材79を包み込んで装着することにより、本体部50eに保持される。第1誘導部90aは、本体部50eに対して奥行き方向に伸縮可能に連結される。第1誘導部90aにより、第2方向変換部90dの下面に開設されている排出口を、スロットマシン1のメダル投入口34に対して奥行き方向に変位させる変位部が構成されている。
第1誘導部90aのメダル排出側の端部は、誘導されてきたメダルを鉛直下向きに排出するように形成されている。第1誘導部90aの他端側は、筒状に形成されており、同じく筒状に形成された第1方向変換部90bが回動可能にかつ鉛直方向に伸縮可能に連結される。第1誘導部90aと第1方向変換部90bとの連結部により、第2方向変換部90dの下面に開設されている排出口を、スロットマシン1のメダル投入口34に対して鉛直方向に変位させる変位部が構成されている。
第1方向変換部90bは、第1誘導部90aに対して所定角度回動させることにより、第1誘導部90aからのメダルの面の向きを落下する際に変換させて、排出されるメダルの面の向きを調整可能に形成されている。
また、第1方向変換部90bのメダル排出側は、誘導されてきたメダルを略水平方向に排出する傾斜部が形成されている。第2誘導部90cの傾斜部は、第1傾斜部92と、第2傾斜部93とを含む。第1傾斜部92と第2傾斜部93とは、互いに対向する端の上方がピン91で結合されている。よって、第2傾斜部93は、第1傾斜部92に対して上方向に回動可能に連結されている。ピン91で結合された第1傾斜部92と第2傾斜部93とにより、スロットマシン1の透視窓14が形成されている前面に沿って、第2方向変換部90dの下面に開設されている排出口を上方向に回転させるための回転部が構成されている。第2傾斜部93を上方向に回動させた状態にすることにより、スロットマシン1のメダル投入口34に排出口を対向させた状態から、対向させていない状態に変化させることができる。第2傾斜部93は、第1傾斜部92に対して上方向に回動させた状態にすることにより、第1傾斜部92からメダルが排出されないように形成されている。
第2誘導部90cは、第1方向変換部90bからのメダルを第2方向変換部90dに誘導するための部材である。第2誘導部90cのメダル入口側の外形状は、第1方向変換部90bの第2傾斜部93の内形状と合致するように形成されている。図3(c)および図6に示すように、第2誘導部90cは、第2傾斜部93に嵌め込んで装着される。第2誘導部90cは、第1方向変換部90bのメダル排出方向に伸縮可能に連結される。第1方向変換部90bと第2誘導部90cとの連結部により、第2方向変換部90dの下面に開設されている排出口を、スロットマシン1のメダル投入口34に対して水平方向に変位させる変位部が構成されている。
第2誘導部90cのメダル排出側の端部は、誘導されてきたメダルを鉛直下向きに排出するように形成されている。第1誘導部90aの他端側は、筒状に形成されており、同じく筒状に形成された第2方向変換部90dが回動可能に連結される。また、第2誘導部90cの上面には、お客がメダルを手入れで投入するためのノズル投入口95が開設されている。ノズル投入口95に投入されたメダルは、第2方向変換部90dに誘導される。
第2方向変換部90dは、第2誘導部90cに対して所定角度回動させることにより、第2誘導部90cからのメダルの面の向きを落下する際に変換させて、第2方向変換部90dの排出口から排出されるメダルの面の向きを調整可能に形成されている。第2方向変換部90dにより、スロットマシン1のメダル投入口34に対する排出口の向きを変更させる角度変更部が構成されている。
このように、本実施の形態における誘導ノズル90は、前述した変位部および角度変更部を、隣接するスロットマシンの機種に合わせて調整することにより、スロットマシン1のメダル投入口34に第2方向変換部90dの排出口を対向させた状態に保持することができる。
次に、図1を参照して、スロットマシン1の構成について説明する。スロットマシン1は、前面が開口する筐体2aと、この筺体の側端に回動自在に枢支された前面扉2bとから構成されており、前面扉2bの裏面に設けられた施錠装置の鍵穴3aに挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面扉2bを開放することができるようになっている。
前面扉2bの前面上部には、上部飾り枠4が設けられており、上部には遊技効果ランプ部41、および液晶表示部15が設けられており、下部には遊技パネル6やクレジット表示部31が設けられている。上部飾り枠4の下部は、遊技パネル6から前方に突出するように形成されており、この突出部には遊技媒体であるメダルを投入可能なメダル投入口34や各種操作ボタン36a、36b、37、40L、40C、40R、およびスタートレバー38等が設けられている。
上部飾り枠4の下方には、下部飾り枠7が設けられており、この枠内にはスロットマシン1の機種名称等が描かれたタイトルパネルが設けられている。さらに下部飾り枠7の下方には、遊技媒体の一例となるメダルが払出されるメダル払出穴9が設けられているとともに、端部に灰皿10が設けられたメダル受皿11が設けられている。
上部飾り枠4の上部左右側には、内部に設けられる高音用のスピーカから出力される音を放音する放音部12a、12bがそれぞれ設けられており、これら放音部12a、12bからは、演出効果を高めるための音声やメロディ等の効果音が放音されるようになっている。
遊技パネル6には、スロットマシン1の筐体2aに内設されたリール51L、51C、51Rを透視可能な透視窓14と、透視窓14の下側に位置するクレジット表示部31とが設けられている。
クレジット表示部31は、クレジットが表示される。クレジットとは、遊技者所有の有価価値としてスロットマシン1内部の記憶部(図示省略)に記憶されているメダル数であり、メダル投入口へのメダルの投入、およびメダルの払出を伴う入賞の発生等によって加算更新され、賭数を設定したり、精算操作に基づいてメダルを外部に排出したりすることによって減算更新される。このスロットマシン1では、クレジットとして記憶可能な価値の上限値が最大でメダル50枚分とされている。そして、上限値を越えるクレジットの加算更新の要求が発生した場合にはその上限を越えるメダルがメダル払出穴9から払出される。更にクレジット表示部31は、スロットマシン1に発生した各種の異常、特にはメダルの払出に起因して発生した異常を表示するエラー表示器としても機能する。
遊技パネル6から前面側に突出するように形成された上部飾り枠4の下部上面右側には、メダル投入口が形成されたメダル投入口34が設けられているとともに、左側には精算ボタン37、1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36bがそれぞれ設けられている。
1枚BETボタン36aは、1クレジットを賭ける際に押圧するボタンであり、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施の形態ではメダル3枚分)をクレジットに記憶されている範囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンである。
精算ボタン37は、記憶部に記憶されているクレジットの精算操作をする際に押圧するボタンであり、この精算ボタン37の押圧操作に伴い、クレジット表示部31に表示されているクレジット数が0になるまで減算更新されるとともに、クレジット相当数のメダルがメダル払出穴9から払出されるようになっている。
前面扉2bの裏面略中央部には、メダル投入口34から投入されたメダルをホッパタンクに導く投入メダルセレクタ(図示省略)が固設されている。この投入メダルセレクタの上流側には不正メダル排出部(図示省略)が設けられており、大きさや厚みが適正メダルと異なる不正メダルは、投入メダルセレクタの下方に設けられる返却メダル流路の上部投入口に排出され、メダル払出穴9を介してメダル受皿11に返却されるようになっている。
上部飾り枠4の下部における前側面には、スタートレバー38、ストップボタン40L、40C、40Rがそれぞれ設けられている。
スタートレバー38は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー38を操作することにより各リール51L、51C、51Rの回転が開始される。
各ストップボタン40L、40C、40Rは、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51Rの回転を停止させる際に操作するボタンである。
筐体2a内略中央部には、複数種の図柄(たとえば、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム」等)が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回されたリール51L、51C、51R(ゲームの進行を実行するために用いるゲーム用リール)を有するリールユニットからなる可変表示装置(図示省略)が設けられている。それぞれのリール51L、51C、51Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータからなるリールモータによりそれぞれ独立して縦方向に回転(駆動)、停止するように構成されており、各リール51L、51C、51Rが回転することにより、表示窓14には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
次に、遊技者が遊技(ゲーム)を行なうための操作や、該操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。ゲームを開始する場合は、メダルやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭けて所望の大きさの賭数を設定する。賭数は、メダルをメダル投入口34から投入するか、あるいはMAXBETボタン36bやまたは1枚BETボタン36aを押圧操作しクレジットを使用することにより設定できるようになっている。遊技者により1枚のメダルがメダル投入口34から投入されるか、1枚BETボタン36aが押圧操作されると賭数が「1」に設定され、2枚目のメダルがメダル投入口34から投入されるか、1枚BETボタン36aが2回押圧操作されると賭数が「2」に設定され、3枚目のメダルがメダル投入口34から投入されるか、1枚BETボタン36aが3回押圧操作されるか、あるいはMAXBETボタン36bが押圧されると賭数が「3」に設定され、賭数に応じた所定の入賞ラインが有効となる。
そして上記のように少なくとも最小数である「1」の賭数が設定された時点でスタートレバー38の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー38を押圧操作すれば、可変表示装置が作動して各リール51L、51C、51Rが回転し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化するように表示される。リール51L、51C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効になる。操作有効ランプが点灯している状態で遊技者がいずれかのストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応するリール51L、51C、51Rの回転が停止され、透視窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。
全てのリール51L、51C、51Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ライン上に予め定められた図柄の組み合わせが表示された場合には入賞(所定の入賞)が発生し、入賞ラインに対応するリールランプ(図示省略)等が点灯するとともに、効果音等が出力されること等による演出が実行される。そして、入賞内容に対応して予め定められた所定枚数のメダルが遊技者に対してクレジットとして払出されてクレジット表示部31に表示されたクレジット数が加算更新される。また、クレジット数が上限数である50枚に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9から払い出される。なお、遊技者は、メダル払出穴9から払出されたメダルを、メダル貸出機50のメダル受入口54へ投入し、投入ボタン85を押圧操作することにより、第2供給数分のメダルを誘導ノズル90からスロットマシン1のメダル投入口34へ投入させることができる。
ここで、第1実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(a)〜(g)は、それぞれ、貸出制御および払出制御の概念を説明するための図であり、図7(a)は、第1実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。なお、図7においては、点線矢印により貸出制御が行なわれたときのメダルの誘導経路を示し、実線矢印により払出制御が行なわれたときのメダルの誘導経路を示している。
第1実施形態における貸出制御のうち、払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが貯留用トレー55aに払出されてメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに貯留する処理が行なわれるとともに、第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
また、第1実施形態における貸出制御のうち、払出残数がない状態で投入ボタン85が操作されたときには、貸出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第1実施形態における払出制御のうち、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに貯留する処理が行なわれるとともに、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
また、第1実施形態における払出制御のうち、払出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第1実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について詳細に説明する。図8は、制御用マイクロコンピュータ3が実行するメイン制御の内容を示すフローチャートである。
まず、S100においては、電源の立上げに伴う初期設定が行なわれる。具体的には、制御用マイクロコンピュータ3に接続された各種電気部品等との接続状況および作動状況を確認するとともに、バックアップデータの有無を確認し、バックアップデータが存在する場合には、電源断前の状態に復帰させる処理を実施する。また、バックアップデータが存在しない場合には、RAM5の各種レジスタの設定等を実行する。
初期設定が終了すると、S200において、メダル貸出機50が、スロットマシン1と接続されているか否かを判定する処理が行なわれる。S300においては、メダル投入口34に投入するメダルの枚数を設定するための供給数設定処理が行なわれる。
S400においては、紙幣識別機60またはカードR/W61に受付けられた遊技者所有の価値媒体から特定される金額の範囲内の所定額(たとえば、1000円)に相当する枚数(たとえば、50枚)分のメダルを、設定された第1供給数分ずつメダル投入口34へ投入させるための貸出制御処理が行なわれる。
S500においては、メダル受入口54から受入れられた枚数分のメダルを、設定された第2供給数分ずつメダル投入口34へ投入させるための払出制御処理が行なわれた後に、S200へ再度移行される。
図9は、制御用マイクロコンピュータ3がS300において実行する供給数設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S301においては、第1供給数設定ボタン83が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。S301において第1供給数設定ボタン83が操作されていないと判断されたときには、S305において第2供給数設定ボタン84が操作されたか否かが判断される。
S301において第1供給数設定ボタン83が操作されたと判断されたとき、または、S305において第2供給数設定ボタン84が操作されたと判断されたときに、S302において当該操作に応じた供給数を第1供給数表示器70または第2供給数表示器71に表示する処理が行なわれる。たとえば、第1供給数設定ボタン83が操作されたときには、当該操作に応じた第1供給数を第1供給数表示器70に表示する処理が行なわれる。一方、第2供給数設定ボタン84が操作されたときには、当該操作に応じた第2供給数を第2供給数表示器71に表示する処理が行なわれる。
S303においては、決定操作として長押操作が行なわれたか否かを判断する処理が行なわれる。決定操作がされていないと判断されたときには、S302に移行され、再度操作に応じた供給数を表示する処理が行なわれる。これにより、供給数を設定中であるときに、以降の貸出制御処理や払出制御処理が行なわれることを防止することができる。
一方、S303において決定操作がされたと判断されたときには、S304において操作に応じた第1供給数または第2供給数を更新する処理を行ない、供給数設定処理を終了する。S304において、S301において第1供給数設定ボタンが操作されていたときには、S302において第1供給数表示器70に表示されている第1供給数に更新する処理を行ない、S305において第2供給数設定ボタンが操作されていたときには、S302において第2供給数表示器71に表示されている第2供給数に更新する処理を行なう。S304において第1供給数または第2供給数を更新する処理とは、S302において表示された第1供給数または第2供給数を、RAM5に記憶する処理が行なわれる。なお、前述したように、供給数の設定が行なわれた後、第1供給数表示器70および第2供給数表示器71には、各々、RAM5に記憶された第1供給数および第2供給数が表示される。
図10は、制御用マイクロコンピュータ3がS400において実行する貸出制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S401において、払出残数があるか否か、すなわち払出残数がRAM5に記憶されているか否かを判断する処理が行なわれる。S401において払出残数がないと判断されたときには、S402においてRAM5に記憶されている貸出残数が第1供給数以下であるか否かを判断する処理が行なわれる。S402において貸出残数が第1供給数以下でないと判断されたときには、S404へ移行される。
一方、S402において貸出残数が第1供給数以下であると判断されたときには、S403において紙幣またはプリペイドカードが受付けられたか否かを判断して貸出制御を行なう受付時処理が実行される。S404においては、投入ボタン85が操作されたか否かを判断して貸出制御を行なう第1操作時処理が実行され、貸出制御処理を終了する。
本実施の形態においては、S401で説明したように、払出残数がある場合には、S403における受付時処理やS404における第1操作時処理が行なわれず、S500の払出制御処理が優先的に行なわれるように制御されている。また、S402で説明したように、貸出残数が第1供給数以下でない場合には、S403における受付時処理が行なわれないため、後述するように投入ボタン85を操作することにより第1供給数分メダルを供給することができる場合にまで新たに紙幣やプリペイドカードを受付けて50枚のメダル貸出してしまうことを防止するとともに、貸出残数および払出残数の合計数が50以上になることを防止することができる。これにより、お客が遊技を終了する際に、RAM5に記憶された貸出残数および払出残数分のメダル払出を受ける場合であっても、上限100まで記憶するものと比較し時間を短くすることができ、かつメダル払出を受けるために操作する回数を少なくすることができる。
図11は、制御用マイクロコンピュータ3がS403において実行する受付時処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S405においては、第5センサ63により検出があったか否か、すなわち投入トレー55が開放されたメンテナンス状態であるか否かを判断する処理が行なわれる。第5センサ63によりメンテナンス状態であることが検出されたときには、S406において投入トレー開放中エラーを報知し受付時処理を終了する。これにより、たとえば、遊技場店員等の手が本体部50e内部に挿入されている状態で、第3ホッパモータ58が回転することを防止することができる。
一方、第5センサ63により検出されず、使用できる状態であると判断されたときには、S407において紙幣が受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。すなわち、紙幣識別機60により、紙幣が受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。S407において紙幣が受付けられていないと判断されたときには、S408においてカードR/W61により、プリペイドカードが受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。S408においてプリペイドカードが受付けられていないと判断されたときには受付時処理を終了する。
一方、S407において紙幣が受付けられたと判断されたとき、または、S408においてプリペイドカードが受付けられたと判断されたときには、S409において所定額分(たとえば、1000円分)減算する処理が行なわれる。
S410においては、所定額分減算したことに伴い、貸出数として「50」をセットし、RAM5に記憶されている貸出残数に「50」を加算する処理が行なわれる。S411においては、スロットマシン1のメダル投入口34へ投入するメダルの数である供給数および貸出上限値として、第1供給数をセットする処理が行なわれる。これにより、後述するように、貸出数「50」のうち、第1供給数分のメダルがスロットマシン1のメダル投入口34へ投入される。供給数は、第6センサ68によりメダルが検出されたときに減算される。貸出上限値は、セットされた供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給されたか否かの判定に用いる。なお、貸出数、供給数、および貸出上限値は、RAM5に記憶される。
S412においては、第2タンク57aに貯留されているメダルを貯留用トレー55a上に払出すとともに、該払出された枚数分のメダルをメダル揚送装置74に挿入して揚送し上方から排出する第1揚送制御処理が行なわれる。S413においては、第1タンク56aから第1供給数分のメダルを払出し、誘導ノズル90に供給する第1供給制御処理が行なわれる。
S414においては、S412における第1揚送制御処理やS413における第1供給制御処理が行なわれた結果、貸出数が「0」となりかつ供給数が「0」となったか否かを判断する処理が行なわれる。S414において貸出数が「0」かつ供給数が「0」となっていないと判断されたときには、S412へ再度移行される。一方、S414において貸出数が「0」となりかつ供給数が「0」となったと判断されたときには、受付時処理を終了する。
図12および図13は、制御用マイクロコンピュータ3がS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。第1揚送制御処理においては、S420〜S427において、第2タンク57aから「50」枚分のメダルを払出すための処理が行なわれる。また、S432〜S437において、メダル揚送装置74の下方から「50」枚分のメダルを挿入する処理が行なわれる。さらに、S441〜S445において、メダル揚送装置74の上方から「50」枚分のメダルを排出する処理が行なわれる。
まず、S420においては、第2タンク57aに貯留されているメダルが、第2センサ64によりメダルが検出された回数を示す第2センサ検出値が「50」であるか否かを判断する処理が行なわれる。第2センサ検出値は、RAM5に記憶される。S420において第2センサ検出値が「50」であると判断されたときには、図13のS431へ移行される。一方、S420において第2センサ検出値が「50」でないと判断されたときには、S421において第2ホッパーモータ57の駆動を開始または継続させるための処理が行なわれる。
S422においては、第2センサ64により検出が行なわれたか否かを判断する処理が行なわれる。第2センサ64により検出されていないと判断されたときには、S426へ移行される。一方、第2センサ64により検出されたと判断されたときには、S423において第3ホッパーモータ58が駆動しているか否かを判断する処理が行なわれる。第3ホッパーモータ58が駆動していないと判断されたときには、S424において第3ホッパーモータ58の駆動を開始するための処理が行なわれる。これにより、第2ホッパモータ57によりメダルが払出されたことに応じて、第3ホッパーモータ58の駆動を開始することができる。一方、S423において第3ホッパーモータ58が駆動していると判断されたときには、S425へ移行される。
S425においては、RAM5に記憶されている第2センサ検出値に1加算する処理が行なわれる。S426においては、第2センサ検出値が「50」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S426において第2センサ検出値が「50」であると判断されたときには、S427において第2ホッパーモータ58を停止する処理を行ない図13のS431へ移行される。これにより、第2ホッパモータ57によりメダルが50枚分払出されたことに応じて、第2ホッパモータ57の駆動を停止することができる。一方、S426において第2センサ検出値が「50」でないと判断されたときには、S428において第2センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S428において第2センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S429において第2タンク57aにメダルがないことを示す第2タンクエラー報知が行なわれる。S430においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S429へ移行される。一方、S428において第2センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S430においてリセット操作されたと判断されたときは、図13のS431へ移行される。
S431においては、貸出数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S431において貸出数が「0」であると判断されたときには、第1揚送制御処理を終了する。一方、貸出数が「0」でないと判断されたときには、S432において第3センサ65によりメダルが検出された回数を示す第3センサ検出値が「50」であるか否かを判断する処理が行なわれる。
S432において第3センサ検出値が「50」であると判断されたときには、S441へ移行される。一方、S432において第3センサ検出値が「50」でないと判断されたときには、S433において第3センサ65によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S433において第3センサ65によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S436へ移行される。一方、S433において第3センサ65によりメダルが検出されたと判断されたときには、S434において揚送モータ59の駆動を開始するための処理が行なわれる。これにより、第3ホッパモータ58によりメダルが挿入口75へ挿入されたことに応じて、揚送モータ59の駆動を開始することができる。S435においては、第3センサ検出値を1加算する処理が行なわれる。
S436においては、第3センサ検出値が「50」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S436において第3センサ検出値が「50」であると判断されたときには、S437において第3ホッパーモータ58を停止するための処理が行なわれる。これにより、第3ホッパーモータ58によりメダルが50枚分挿入されたことに応じて、第3ホッパモータ58の駆動を停止することができる。一方、S436において第3センサ検出値が「50」でないと判断されたときには、S438において第3センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S438において第3センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S439においてメダル揚送装置74の挿入口75付近においてメダル詰り等が発生していることを示す挿入口エラー報知が行なわれる。S440においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S439へ移行される。一方、S438において第3センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S430においてリセット操作されたと判断されたときは、S441へ移行される。
S441においては、第4センサ66によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S441において第4センサ66によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S444に移行される。一方、S441において第4センサ66によりメダルが検出されたと判断されたときには、S442においてメダルが検出された回数を示す第4センサ検出値に1加算する処理が行なわれる。第4センサ検出値は、RAM5に記憶される。S443においては、メダル揚送装置74によりメダルが揚送され排出口77から排出されたことに伴い貸出数を1減算する処理が行なわれる。
S444においては、第4センサ検出値が「50」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S444において第4センサ検出値が「50」であると判断されたときには、S445において揚送モータ59を停止するための処理を行ない第1揚送制御処理を終了する。これにより、50枚分のメダルが排出口77から排出されたことに応じて、揚送モータ59の駆動を停止することができる。
一方、S444において第4センサ検出値が「50」でないと判断されたときには、S446において第4センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。S446において第4センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S447においてメダル揚送装置74の揚送通路内においてメダル詰り等が発生していることを示す揚送内エラー報知が行なわれる。S448においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S447へ移行される。一方、S446において第4センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S448においてリセット操作されたと判断されたときは、第1揚送制御処理を終了する。
図14は、制御用マイクロコンピュータ3がS413において実行する第1供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。第1供給制御処理では、S451〜S456において第1タンク56aから貸出上限値分のメダルを払出すための処理が行なわれる。また、S460〜S462においては、供給数分のメダルが誘導ノズル90からスロットマシン1のメダル投入口34へ投入するために排出されたか否かを判断する処理が行なわれる。
まず、S450においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。供給数が「0」であると判断されたときには、第1供給制御処理を終了する。一方、S450において供給数が「0」でないと判断されたときには、S451において第1センサ67によりメダルが検出された回数を示す第1センサ検出値が貸出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。すなわち、第1タンク56aから貸出上限値分メダルが払出されたか否かを判断する処理が行なわれる。第1センサ検出値は、RAM5に記憶される。
S451において第1センサ検出値が貸出上限値に達したと判断されたときには、S460へ移行される。一方、S451において第1センサ検出値が貸出上限値に達していないと判断されたときには、S452において第1ホッパーモータ56の駆動を開始または継続するための処理が行なわれる。
S453においては、第1センサ67によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S453において第1センサ67によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S455へ移行される。一方、S453において第1センサ67によりメダルが検出されたと判断されたときには、S454において第1センサ検出値に1加算する処理を行ないS455へ移行される。
S455においては、第1センサ検出値が貸出上限値に達しているか否かを判断する処理が行なわれる。S455において第1センサ検出値が貸出上限値に達していると判断されたときには、S456において第1ホッパーモータ56を停止するための処理を行ないS460へ移行する。これにより、第1ホッパモータ56によりメダルが貸出上限値分払出されたことに応じて、第1ホッパモータ56の駆動を停止することができる。一方、S455において第1センサ検出値が貸出上限値でないと判断されたときには、S457において第1センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S457において第1センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S458において第1タンク56aにメダルがないことを示す第1タンクエラー報知が行なわれる。S459においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S458へ移行される。一方、S457において第1センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S459においてリセット操作されたと判断されたときは、S460へ移行される。
S460においては、第6センサ68によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S460において第6センサ68によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S462へ移行される。一方、S460において第6センサ68によりメダルが検出されたと判断されたときには、S461において貸出残数および供給数各々から1減算する処理を行ないS462へ移行される。
S462においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S462において供給数が「0」であると判断されたときには、第1供給制御処理を終了する。一方、S462において供給数が「0」でないと判断されたときには、S463において供給数が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S463において供給数が所定時間変化していないと判断されたときには、S464において誘導ノズル90内の通路においてメダル詰り等が発生していることを示す誘導エラー報知が行なわれる。S465においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S464へ移行される。一方、S463において供給数が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S465においてリセット操作されたと判断されたときは、第1供給制御処理を終了する。
図15は、制御用マイクロコンピュータ3がS404において実行する第1操作時処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S470においては、投入ボタン85が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。S470において投入ボタン85が操作されていないと判断されたときには、第1操作時処理を終了する。一方、S470において投入ボタン85が操作されたと判断されたときには、S471において貸出残数が第1供給数以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。
S471において貸出残数が第1供給数以上であると判断されたときには、S472において供給数および貸出上限値として第1供給数をセットする処理を行ないS475へ移行する。一方、S471において貸出残数が第1供給数以上でないと判断されたときには、S473において貸出残数が1以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。S473において貸出残数が1以上でないと判断されたときには第1操作時処理を終了する。一方、S473において貸出残数が1以上であると判断されたときには、S474において供給数および貸出上限値として貸出残数をセットする処理を行ないS475へ移行する。なお、S473において貸出残数が1以上であると判断されなかったときには、貸出残数が「0」であるため、第1操作時処理を終了する。
S475においては、図14で説明した第1供給制御処理が行なわれる。S476においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S476において供給数が「0」でないと判断されたときには、S475へ移行される。一方、S476において供給数が「0」であると判断されたときには、第1操作時処理を終了する。
図16は、制御用マイクロコンピュータ3がS500において実行する払出制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S501においては、投入ボタン85が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。S501において投入ボタン85が操作されていないと判断されたときには、払出制御処理を終了する。一方、S501において投入ボタン85が操作されていると判断されたときには、S502において払出残数が第2供給数以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。S502において払出残数が第2供給数以上であると判断されたときには、S503において供給数および払出上限値として第2供給数をセットする処理を行ないS506へ移行される。払出上限値は、セットされた供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給されたか否かの判定に用いる。なお、払出上限値は、RAM5に記憶される。
一方、S502において払出残数が第2供給数以上でないと判断されたときには、S504において払出残数が1以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。S504において払出残数が1以上であると判断されたときには、S505において供給数および払出上限値として払出残数をセットする処理を行ないS506へ移行される。S506においては、図17を用いて後述する第2供給制御処理を実行する。S507においては供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S507において供給数が「0」でないと判断されたときには、S506へ移行される。一方、S507において供給数が「0」であると判断されたときには、払出制御処理を終了する。
S504に戻り、払出残数が1以上でないと判断されたときには、S508において第5センサ63により検出があったか否かを判断する処理が行なわれる。第5センサ63によりメンテナンス状態であることが検出されたときには、S509において投入トレー開放中エラーを報知し払出制御処理を終了する。
一方、第5センサ63により検出されず、使用できる状態であると判断されたときには、S511において、メダル受入口54から受入れられ貯留用トレー55a上に貯留されているメダルをメダル揚送装置74に挿入して揚送し、挿入した枚数分のメダルを上方から排出する第2揚送制御処理が行なわれる。S512においては、図17を用いて後述する第2供給制御処理が行なわれる。
S513においては、S511における第2揚送制御処理やS512における第2供給制御処理が行なわれた結果、取込完了フラグがオン状態にセットされており、第3センサ検出値と第4センサ検出値とが同じであり、かつ供給数が「0」となっているか否かを判断する処理が行なわれる。取込完了フラグとは、第3ホッパモータ58が駆動されて、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがすべてまたはクレジット上限に達するまでメダル揚送装置74に挿入されたときにオン状態にセットされるフラグである。S513においてNOと判断されたときには、S511へ再度移行される。一方、S513においてYESと判断されたときには、払出制御処理を終了する。
図17は、制御用マイクロコンピュータ3がS506およびS512において実行する第2供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。第2供給制御処理では、S551〜S556において第1タンク56aから払出上限値分のメダルを払出すための処理が行なわれる。また、S560〜S562においては、供給数分のメダルが誘導ノズル90からスロットマシン1のメダル投入口34へ投入するために排出されたか否かを判断する処理が行なわれる。
まず、S550においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。供給数が「0」であると判断されたときには、第2供給制御処理を終了する。一方、S550において供給数が「0」でないと判断されたときには、S551において第1センサ67によりメダルが検出された回数を示す第1センサ検出値が払出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。すなわち、第1タンク56aから払出上限値分メダルが払出されたか否かを判断する処理が行なわれる。第1センサ検出値は、RAM5に記憶される。
S551において第1センサ検出値が払出上限値に達したと判断されたときには、S560へ移行される。一方、S551において第1センサ検出値が払出上限値に達していないと判断されたときには、S552において第1ホッパーモータ56の駆動を開始または継続するための処理が行なわれる。
S553においては、第1センサ67によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S553において第1センサ67によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S555へ移行される。一方、S553において第1センサ67によりメダルが検出されたと判断されたときには、S554において第1センサ検出値に1加算する処理を行ないS555へ移行される。
S555においては、第1センサ検出値が払出上限値に達しているか否かを判断する処理が行なわれる。S555において第1センサ検出値が払出上限値に達していると判断されたときには、S556において第1ホッパーモータ56を停止するための処理を行ないS560へ移行する。これにより、第1ホッパモータ56によりメダルが払出上限値分払出されたことに応じて、第1ホッパモータ56の駆動を停止することができる。一方、S555において第1センサ検出値が払出上限値でないと判断されたときには、S557において第1センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S557において第1センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S558において第1タンク56aにメダルがないことを示す第1タンクエラー報知が行なわれる。S559においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S558へ移行される。一方、S557において第1センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S559においてリセット操作されたと判断されたときは、S560へ移行される。
S560においては、第6センサ68によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S560において第6センサ68によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S562へ移行される。一方、S560において第6センサ68によりメダルが検出されたと判断されたときには、S561において貸出残数および供給数各々から1減算する処理を行ないS562へ移行される。
S562においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S562において供給数が「0」であると判断されたときには、第2供給制御処理を終了する。一方、S562において供給数が「0」でないと判断されたときには、S563において供給数が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S563において供給数が所定時間変化していないと判断されたときには、S564において誘導ノズル90内の通路においてメダル詰り等が発生していることを示す誘導エラー報知が行なわれる。S565においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S564へ移行される。一方、S563において供給数が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S565においてリセット操作されたと判断されたときは、第2供給制御処理を終了する。
図18は、制御用マイクロコンピュータ3がS511において実行する第2揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。第2揚送制御処理においては、S521〜S533において、メダル揚送装置74の下方から貯留用トレー55a上に貯留されたメダルを挿入する処理が行なわれる。また、S534〜S537において、S521〜S533においてメダル揚送装置74に挿入された枚数分のメダルを排出する処理が行なわれる。
まず、S520においては、取込完了フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する処理が行なわれる。S520において取込完了フラグがオン状態にセットされていないと判断されたときには、貯留用トレー55a上にメダルが残存している可能性があるためS521以降の処理が行なわれる。
S521においては、第3ホッパーモータ58が駆動しているか否かを判断する処理が行なわれる。S521において第3ホッパーモータ58が駆動していると判断されたときには、S524へ移行される。一方、S521において第3ホッパーモータが駆動していないと判断されたときには、S523において第3ホッパーモータ58の駆動を開始するための処理を行なう。
S524においては、第3センサ65によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。第3センサ65によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S531へ移行される。一方、S524において第3センサ65によりメダルが検出されていると判断されたときには、S525において揚送モータ59の駆動を開始させるための処理が行なわれる。
S526においては、第3センサ検出値が第2供給数以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。すなわち、メダル揚送装置74に挿入された値が第2供給数以上であるか否かを判断する処理が行なわれる。S526において第3センサ検出値が第2供給数以上であると判断されたときには、S528へ移行される。
一方、S526において第3センサ検出値が第2供給数以上でないと判断されたときには、S527において供給数および誘導数を1加算するとともに、払出上限値として加算後の誘導数をセットし、第1ホッパーモータ56の駆動を開始または継続させるための処理が行なわれる。誘導数は、RAM5に記憶される。S528においては、払出残数に1加算する処理が行なわれる。S529においては、第3センサ検出値に1加算する処理が行なわれる。
S531においては、第3センサ検出値が上限記憶可能数であるか否かを判断する処理が行なわれる。上限記憶可能数とは、メダル受入口54に受入れられたメダルのうちクレジットできる上限数を示す。具体的には、本実施の形態においてはクレジット数が50であるため、第2供給数に50を加算した値から、貸出残数および払出残数(投入ボタン85が操作されたときの払出残数)を差し引いた値が相当する。S531では、クレジット上限まで貯留用トレー55a上のメダルを取込んだか否かが判断される。これにより、誘導ノズル90へ第2供給数分のメダルを供給するとともに、貸出残数と払出残数との合計数がクレジット上限となるように、貯留用トレー55a上のメダルを取込みメダル揚送装置74へ挿入することができる。なお、上限記憶可能数の算出方法については、これに限るものではない。
S531において第3センサ検出値が上限記憶可能数でないと判断されたときには、S532において第3センサ検出値が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。S532では、貯留用トレー55a上のメダルをすべて取込んだか否かが判断される。S532において第3センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S534へ移行される。
一方、S531において第3センサ検出値が上限記憶可能数であると判断されたとき、または、S532において第3センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがすべてまたはクレジット上限に達するまでメダル揚送装置74に挿入されたと判断されて、S533において第3ホッパーモータ58を停止するための処理を行なうとともに、取込完了フラグをオン状態にセットする処理を行なう。
S534においては、第4センサ66によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S534において第4センサ66によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S536へ移行される。一方、S534において第4センサ66によりメダルが検出されたと判断されたときには、S535において第4センサ検出値に1加算する処理が行なわれる。
S536においては、第4センサ検出値が第3センサ検出値に到達したか否かを判断する処理が行なわれる。S536において第4センサ検出値が第3センサ検出値に到達したと判断されたときには、S537において揚送モータ59を停止するための処理が行なわれ、第2揚送制御処理を終了する。
一方、S536において第4センサ検出値が第3センサ検出値に到達していないと判断されたときには、S538において第4センサ検出値が所定時間変化しているか否かを判断する処理が行なわれる。
S538において第4センサ検出値が所定時間変化していないと判断されたときには、S539においてメダル揚送装置74の揚送通路内においてメダル詰り等が発生していることを示す揚送内エラー報知が行なわれる。S540においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S539へ移行される。一方、S538において第4センサ検出値が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S540においてリセット操作されたと判断されたときは、第2揚送制御処理を終了する。
次に、前述した第1実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 図9で説明したように、第1供給数設定ボタン83または第2供給数設定ボタン84を操作することにより、スロットマシン1内部の記憶部にクレジットとして記憶可能な50枚未満である3〜30枚の範囲内で第1供給数および第2供給数各々を設定することができる。そして、図8のS400における貸出制御処理やS500における払出制御処理において、第1供給数または第2供給数分のメダルを誘導ノズル90に供給する処理が行なわれる。これにより、第1供給数または第2供給数分のメダルがメダル投入口34へ投入されクレジットとして記憶される。このため、メダル投入口34へ投入されたメダルが、クレジットの上限を越えるとしてメダル払出穴9から払出されてしまうことを防止することができる。
(2) 図10のS401およびS402において払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下であると判定され、図11のS407またはS408で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、S412において第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが貯留用トレー55aに払出されてメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに貯留する処理が行なわれるとともに、S413において第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。また、図10のS401において払出残数がないと判定され、S402において貸出残数が第1供給数以下でないと判定され、図15のS470において投入ボタン85の操作が検出されたときには、貸出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
また、図16のS501において投入ボタン85の操作が検出されてS502およびS504において払出残数がないと判断されたときには、S511において貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに貯留する処理が行なわれるとともに、S512において払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。また、図16のS501において投入ボタン85の操作が検出されてS502およびS504において払出残数があると判断されたときには、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
このように第1タンク56aに貯留されているメダルが誘導ノズル90へ供給されるため、紙幣やプリペイドカードの受付けてからまたは投入ボタン85の操作が行なわれてから、設定されている供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。また、手入れの際にメダルがこぼれるといった不都合の発生を防止することができる。
(3) 第2誘導部90cの上面には、お客がメダルを手入れで投入するためのノズル投入口95が開設されている。そして、ノズル投入口95に投入されたメダルは、排出口から排出されるように構成されている。これにより、たとえば、本体部50eの内部の装置類の故障により、メダルを手入れせざるを得ない状況においても、誘導ノズル90を退避させることなくメダルをメダル投入口34へ投入することができる。
(4) 第1誘導部90aは、本体部50eに対して奥行き方向に伸縮可能に連結される。また、第1誘導部90aの他端側は、筒状に形成されており、同じく筒状に形成された第1方向変換部90bが鉛直方向に伸縮可能に連結される。さらに、第2誘導部90cは、第1方向変換部90bのメダル排出方向に伸縮可能に連結される。また、第2方向変換部90dは、第2誘導部90cに対して所定角度回動させることにより、第2誘導部90cからのメダルの面の向きを落下する際に変換させる。これにより、隣接して設置されるスロットマシンの機種に合わせて各部を調整することにより、スロットマシン1のメダル投入口34に第2方向変換部90dの排出口を対向させた状態に保持することができる。
(5) 第2傾斜部93は、第1傾斜部92に対して上方向に回動可能に連結されている。これにより、第2傾斜部93を上方向に回動させた状態にすることにより、スロットマシン1のメダル投入口34に排出口を対向させた状態から、対向させていない状態に変化させることができる。
(6) S200においてメダル貸出機50がスロットマシン1と接続されていないと判定されたときには、S300以降の処理が実行されない。これにより、メダル貸出機50がスロットマシン1と接続されているときにだけ、S300以降の処理が行なわれるため、遊技機による遊技を可能にすることができるとともに、スロットマシンとの接続を必要としないメダル貸出機等との差別化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第2実施形態においては、第1実施形態で説明した第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えていないメダル貸出機50について説明する。第2実施形態におけるメダル貸出機50の構成は、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えておらず、メダル揚送装置74から排出されたメダルが供給部材79を介して誘導ノズル90へ供給されるように構成されている点で、第1実施形態で説明したメダル貸出機50の構成と異なる。このため、第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
図19は、第2実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。第2実施形態においては、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えておらず、揚送スクリュー76により揚送されたメダルは、第4センサ66により検出され、排出口77から排出され、供給部材79を介して、誘導ノズル90へ供給される。
このような第2実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(b)は、第2実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第2実施形態における貸出制御のうち、貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが貯留用トレー55aに払出される。そして、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
また、第2実施形態における貸出制御のうち、貸出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第2実施形態における払出制御のうち、貸出残数がない状態でメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第2供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第2実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について詳細に説明する。なお、第1実施形態において図8、図9、図11、図15を用いて説明した処理については、第2実施形態においても同様である。
第2実施形態においては、図7(b)を用いて説明したように、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数が計数されず、第2供給数分ずつメダルがメダル揚送装置74へ挿入されるため、払出残数を記憶する必要がない。よって、第2実施形態における貸出制御処理では、図10のS401の判断処理を行なわない点を除き、図10で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第2実施形態においては、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数が計数されない例について説明するが、これに限らず、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数を計数する計数器を設けて、第1実施形態と同様に払出残数に基づき、図10で説明した同様の処理が行なわれるものであってもよい。
図20は、制御用マイクロコンピュータ3が第2実施形態におけるS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。第2実施形態においては、図7(b)を用いて説明したように、第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが貯留用トレー55aに払出される。よって、第2実施形態における第1揚送制御処理では、図20に示すように、図12のS420〜S425で説明した処理と同様の処理を行なった後に、S425aにおいて貸出数を1減算する処理を行ない、図12のS426〜S430で説明した処理と同様の処理が行なわれる。
図21および図22は、制御用マイクロコンピュータ3が第2実施形態におけるS413およびS475において実行する第1供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、図21に示すS431aにおいて、第4センサ検出値が貸出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。S431aにおいて第4センサ検出値が貸出上限値に達していると判断されたときには、S450へ移行する。一方、第4センサ検出値が貸出上限値に達していないと判断されたときには、S432aにおいて第3センサ検出値が貸出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。
S432aにおいて第3センサ検出値が貸出上限値に達したと判断されたときには、S441へ移行される。一方、S432aにおいて第3センサ検出値が貸出上限値に達していないと判断されたときには、図13のS433〜S435で示した処理と同様の処理が行なわれ、S436aにおいて第3センサ検出値が貸出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。
S436aにおいては、第3センサ検出値が貸出上限値に達したと判断されたときには、S437において第3ホッパーモータ58を停止するための処理が行なわれる。一方、S436aにおいて第3センサ検出値が貸出上限値に達していないと判断されたときには、図13のS438〜S440で示した処理と同様の処理が行なわれる。
また、S441においては、第4センサ66によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S441において第4センサ66によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S444aに移行される。一方、S441において第4センサ66によりメダルが検出されたと判断されたときには、S442において第4センサ検出値に1加算する処理が行なわれる。
S444aにおいては、第4センサ検出値が貸出上限値に達したか否かを判断する処理が行なわれる。S444aにおいて第4センサ検出値が貸出上限値に達したと判断されたときには、S445において揚送モータ59を停止するための処理を行ない、S450へ移行する。
一方、S444aにおいて第4センサ検出値が貸出上限値に達していないと判断されたときには、図13のS446〜S448で示した処理と同様の処理が行なわれ、S450へ移行する。
図22に示すS450においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。供給数が「0」であると判断されたときには、第1供給制御処理を終了する。一方、S450において供給数が「0」でないと判断されたときには、S460において、第6センサ68によりメダルが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S460において第6センサ68によりメダルが検出されていないと判断されたときには、S462へ移行される。一方、S460において第6センサ68によりメダルが検出されたと判断されたときには、S461において貸出残数および供給数各々から1減算する処理を行ないS462へ移行される。S462においては、供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S462において供給数が「0」であると判断されたときには、第1供給制御処理を終了する。一方、S462において供給数が「0」でないと判断されたときには、図14のS463〜S465で示した処理と同様の処理が行なわれ、第1供給制御処理を終了する。
次に、第2実施形態における払出制御処理では、図16のS502〜S507の処理が行なわれない。すなわち、第2実施形態における払出制御処理では、図16で示すS501において投入ボタン85が操作されたと判断されたときに、S508に移行され第5センサ63により検出があったか否かを判断する処理が行なわれる。S508において第5センサ63により検出されたときには、S509において投入トレー開放中エラーを報知し払出制御処理を終了する。一方、第5センサ63により検出されず、使用できる状態であると判断されたときには、S511において第2実施形態における第2揚送制御処理を行なった後、S512において第2実施形態における第2供給制御処理が行なわれる。
第2実施形態における第2揚送制御処理では、図18で示した第2揚送制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第2実施形態における第2揚送制御処理では、図18に示すS525において揚送モータ59の駆動を開始するための処理を行なった後、供給数を1加算する処理を行ない、S529へ移行される。また、第2実施形態における第2揚送制御処理では、S531において第3センサ検出値が第2供給数に達したか否かを判断する処理が行なわれる。
第2実施形態における第2供給制御処理では、図17に示すS550において供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれ、供給数が「0」であると判断されたときには、第2供給制御処理を終了し、供給数が「0」でないと判断されたときには、S560に移行される。S560〜S565の処理については、図17のS560〜S565の処理と同様の処理が行なわれるため、説明を繰返さない。
次に、前述した第2実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 貸出残数が第1供給数以下であると判定され、紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが貯留用トレー55aに払出される。そして、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。また、貸出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。また、貸出残数がない状態でメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第2供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
このように、設定されている供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され供給部材79を介して誘導ノズル90へ供給されるため、たとえば、第1タンク56aを構成に含める必要がないため、メダル貸出機50の本体部50e内部の機器構成を極力簡略化することができる。
(2) 揚送すべき数分のメダルが揚送路78へ挿入されたときに第3ホッパモータ58の駆動を停止し、揚送すべき数分のメダルが揚送路78から排出されたときに揚送モータ59の駆動を停止させる制御を行なう。すなわち、揚送路78内に12枚分のメダルが進入した状態で揚送モータ59を停止させるため、次に揚送モータ59の駆動が開始されるとすぐにメダルを揚送路78外へ排出することができる。このため、設定された数分のメダルが揚送されてメダル投入口34へ投入されるまでの時間を短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
また、以上に示した第2実施形態については、前述した第1実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第3実施形態においては、メダル受入口54から受入れられたメダルを計数し外部へ排出するメダル貸出機50について説明する。
第3実施形態におけるメダル貸出機50の構成は、メダル受入口54から受入れられたメダルが第3ホッパモータ58により外部へ排出される点、第2タンク57aから払出されたメダルがメダル揚送装置74に直接挿入されるように構成されている点、および第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量を検出するための第7センサが設けられている点で、第1実施形態で説明したメダル貸出機50の構成と異なる。このため、第3実施形態においては、第1実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
図23は、第3実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。第3実施形態における第2タンク57aは、誘導ノズル90より下方に設けられており、挿入部材を回転させて貯留したメダルを1枚ずつ挿入口75へ挿入する第2ホッパモータ57を備えている。第2ホッパモータ57が挿入部材を回転駆動させることにより、第2タンク57aに貯留されたメダルが1枚ずつメダル揚送装置74へ挿入される。
メダル揚送装置74は、揚送スクリュー76を収容する揚送路ケースからなる揚送路78と、揚送モータ59と、挿入口75から挿入されるメダルを検出する第2センサ64と、排出口77から排出されるメダルを検出する第4センサ66とを備えている。第2ホッパモータ57が挿入部材を回転駆動させることにより、第2タンク57aに貯留されたメダルが1枚ずつメダル揚送装置74へ挿入され、第2センサ64により検出される。
メダル受入口54から受入れられたメダルは、貯留用トレー55aの傾斜により、第3ホッパモータ58に誘導される。第3ホッパモータ58が排出部材を回転駆動させることにより、貯留用トレー55aに貯留されたメダルが1枚ずつ貯留用トレー55a側とは反対側に送り出される。送り出されたメダルは、第3センサ65により検出され、排出部材94を介してメダル貸出機50の外部に排出される。第3ホッパモータ58と第3センサ65とにより、メダル受入口54から受入れたメダルの数が計数される。
また、第1タンク56aは、第1ホッパモータ56および第1センサ67に加え、第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量(エンプティレベル)以下となったか否かを検出するための第7センサ97とを備えている。第3実施形態においては、第7センサ97により第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったと判断されたときに、自動的に、第2タンク57aのメダルがメダル揚送装置74を介して補給されるように構成されている。
このような第3実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(c)は、第3実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第3実施形態における貸出制御のうち、払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
第3実施形態における貸出制御のうち、払出残数がない状態で投入ボタン85が操作されたときには、貸出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
第3実施形態における払出制御のうち、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれるとともに、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
また、第3実施形態における払出制御のうち、払出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されているメダルが第2供給数分、誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第3実施形態における貸出制御および払出制御に伴い、第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったときには、第2タンク57aに貯留されたメダルのうち予め定められた補給量(第1タンク56aがあふれない量、たとえば200等)分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに補給される。
以上、第3実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について詳細に説明する。なお、第1実施形態において図9、図10、図14〜図17を用いて説明した処理については、第3実施形態においても同様である。
図24は、制御用マイクロコンピュータ3が第3実施形態において実行するメイン制御の内容を示すフローチャートである。第3実施形態においては、図7(c)を用いて説明したように、第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったときには、第2タンク57aに貯留されたメダルのうち予め定められた補給量分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに補給される。よって、第3実施形態におけるメイン処理では、図24のS600に示すように、S500に続き、第1タンク56aにメダルを補給するための補給制御処理が実行される点を除き、図8で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第3実施形態においては、S400またはS500の処理が終了した後に、S600の処理が行なわれる。すなわち、S400およびS500と並行して、S600の処理が行なわれない。これにより、S400またはS500の処理負担と、S600の処理負担とを時間的に分散することができる。なお、このように、分散するものに限らず、S600の処理は、S400またはS500の処理と並行して実行するようにしてもよい。
図25は、制御用マイクロコンピュータ3がS600において実行する補給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S601において、第7センサ97により第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったことが検出されたか否かを判断する処理が行なわれる。S601において第7センサ97により第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったことが検出されていないと判断されたときには、補給制御処理を終了する。一方、S601において第7センサ97により第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったことが検出されたと判断されたときには、S602において補給数として「200」をセットする処理が行なわれる。S603においては、第3揚送制御処理が行なわれる。
第3揚送制御処理では、第2センサ64により200枚のメダルが検出されて第2センサ検出値が「200」になるまで第2ホッパモータ57を駆動させてメダルをメダル揚送装置74へ挿入する処理(図12のS420〜S430で説明した処理参照、S420およびS426において「200」に達したか否か判定、S423およびS424に換えて図13のS434を実行)と、第4センサ66により200枚のメダルが検出される毎に補給数を1ずつ減算し、該補給数が「0」になるまで揚送モータ59を駆動させてメダルを排出し第1タンク56aへ供給する処理(図13のS431、S441〜S448で説明した処理参照、S431において補給数が「0」であるか否か判定、S443で補給数1減算、S444において「200」に達したか否か判定)とが行なわれる。
第3実施形態においては、図7(c)を用いて説明したように、貸出制御および払出制御として、第1タンク56aからメダルが誘導ノズル90に供給される。よって、第3実施形態における受付時処理では、図11のS412における第1揚送制御処理が行なわれない点、S410で貸出数がセットされない点、S414で貸出数について判断を行なわない点を除き、図11で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。
第3実施形態においては、図7(c)を用いて説明したように、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれる。よって、第3実施形態における払出制御処理では、図16のS513において第3センサ検出値と第4センサ検出値とが同一であるか否かを判断しない点を除き、図16で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。また、第3実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理では、図18で示したS525およびS534〜S540の処理を行なわない点、およびS530の判断処理を行なわずS520においてYESと判断されたときに第2揚送制御処理を終了する点を除き、図18で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第3実施形態の第2揚送制御処理における取込完了フラグとは、第3ホッパモータ58が駆動されて、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがすべてまたはクレジット上限に達するまで計数され外部に排出されたときにオン状態にセットされるフラグをいう。
次に、前述した第3実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) S400またはS500の処理が終了した後、第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったときには、第2タンク57aに貯留されたメダルのうち予め定められた補給量分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに補給される。これにより、S400またはS500の処理負担と、S600の処理負担とを時間的に分散することができる。
また、以上に示した第3実施形態については、前述した第1〜第2実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1〜第2実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第4実施形態においては、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えておらず、かつメダル受入口54から受入れられたメダルを計数し外部へ排出するメダル貸出機50について説明する。
第4実施形態におけるメダル貸出機50の構成は、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、第1センサ67、および第7センサ97を備えておらず、メダル揚送装置74から排出されたメダルが供給部材79を介して誘導ノズル90へ供給されるように構成されている点で、第3実施形態で説明したメダル貸出機50の構成と異なる。このため、第4実施形態においては、第3実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
図26は、第4実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。第4実施形態においては、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、第1センサ67、および第7センサ97を備えておらず、揚送スクリュー76により揚送されたメダルは、第4センサ66により検出され、排出口77から排出され、供給部材79を介して、誘導ノズル90へ供給される。
このような第4実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(d)は、第4実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第4実施形態における貸出制御のうち、払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
また、第4実施形態における貸出制御のうち、払出残数がない状態で投入ボタン85が操作されたときには、第2タンク57aに貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第4実施形態における払出制御のうち、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれるとともに、払出残数の範囲内で第2タンク57aに貯留されているメダルのうち、第2供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
また、第4実施形態における払出制御のうち、払出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、払出残数の範囲内で第2タンク57aに貯留されているメダルのうち、第2供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第4実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について説明する。第4実施形態におけるメダル貸出機50は、第2実施形態で説明した第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えないように構成した点と、第3実施形態で説明したメダル受入口54から受入れられたメダルを計数し外部へ排出する点とを組合せた構成である。このため、第4実施形態において実行される制御内容は、第1実施形態で説明した制御内容に、第2実施形態において説明した変更点と、第3実施形態で説明した変更点とを組合せた制御内容になる。なお、第1実施形態において図8、図9、図10、図15を用いて説明した処理については、第4実施形態においても同様である。
第4実施形態においては、図7(d)を用いて説明したように、貸出制御として、第2タンク57aに貯留されているメダルのうち、第1供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送されて誘導ノズル90に供給される。よって、第4実施形態における受付時処理では、S410で貸出数がセットされない点、S412における第1揚送制御処理を行なわない点、およびS414で貸出数について判断を行なわない点を除き、図11で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。
第4実施形態における受付時処理の第1供給制御処理では、第2ホッパモータ57を駆動させて第1供給数分のメダルをメダル揚送装置74へ挿入するとともに、第1供給数分のメダルを排出し誘導ノズル90へ供給するための処理が行なわれる。よって、第4実施形態における受付時処理の第1供給制御処理では、図21および図22で示した第1供給制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第4実施形態における受付時処理の第1供給制御処理では、図21中の「第3センサ」、「第3センサ検出値」を、それぞれ、「第2センサ」、「第2センサ検出値」に置き換えて処理が行なわれ、かつ、S432aにおいてNOと判断されたときに第2ホッパモータ57の駆動を開始または継続させるための処理を行なった後にS433へ移行される。なお、第4実施形態における第1操作時処理の第1供給制御処理についても、第4実施形態における受付時処理の第1供給制御処理と同様の処理が行なわれる。
また、第4実施形態においては、図7(d)を用いて説明したように、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれる。よって、第4実施形態における払出制御処理では、図16のS513において第3センサ検出値と第4センサ検出値とが同一であるか否かを判断しない。
また、第4実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理では、図18で示したS525およびS534〜S540の処理を行なわない点、およびS530の判断処理を行なわずS520においてYESと判断されたときに第2揚送制御処理を終了する点を除き、図18で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第4実施形態の第2揚送制御処理における取込完了フラグとは、第3ホッパモータ58が駆動されて、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがすべてまたはクレジット上限に達するまで計数され外部に排出されたときにオン状態にセットされるフラグをいう。
また、第4実施形態における払出制御処理における第2供給制御処理では、第2ホッパモータ57を駆動させて設定枚数分のメダルをメダル揚送装置74へ挿入し排出する処理と、誘導ノズル90から設定枚数分のメダルが排出されたか否かを判定するための処理とが行なわれる。よって、第4実施形態においては、図21および図22で示した第1供給制御処理と同様の処理が、払出制御処理における第2供給制御処理として行なわれる。なお、第4実施形態における払出制御処理の第2供給制御処理では、図22中の「第3センサ」、「第3センサ検出値」、「貸出上限値」を、それぞれ、「第2センサ」、「第2センサ検出値」、「払出上限値」に置き換えて処理が行なわれ、かつ、図21中のS461において払出残数および供給数各々から1減算する処理が行なわれる。
次に、前述した第4実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1)第2タンク57aに貯留されているメダルが設定されている供給数分ずつメダル揚送装置74に直接挿入されて揚送され、誘導ノズル90へ供給される。このため、一旦、貯留用トレー55a上に払出されたメダルをメダル揚送装置74へ挿入する場合と比較して、設定された数分のメダルが揚送されてメダル投入口34へ投入されるまでの時間をより短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
また、以上に示した第4実施形態については、前述した第1〜第3実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1〜第3実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
〔第5実施形態〕
次に、第5実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第5実施形態においては、第1実施形態で説明した第2タンク57aが、誘導ノズル90より上方に設けられているメダル貸出機50について説明する。
図27は、遊技機の一例であるスロットマシン1、およびスロットマシン1に並設して使用される第5実施形態における遊技用装置の一例であるメダル貸出機50の全体正面図である。図28は、第5実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。
図27および図28を参照して、第5実施形態におけるメダル貸出機50の構成について詳細に説明する。第5実施形態におけるメダル貸出機50は、前面を形成する第1〜第4前面枠50a〜50dと、各種装置が設けられた本体部50eとから構成されている。
第5実施形態における第1前面枠50aの下端は、回動自在に軸支されており、第1前面枠50aの裏面に設けられた施錠装置の鍵穴51に所定のキーを挿入し、時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて第1前面枠50aを開放することができるようになっている。
第5実施形態における第3前面枠50cには、紙幣挿入口60aと、プリペイドカード挿入口61aとが設けられている。第3前面枠50cの下端は、回動自在に軸支されており、第3前面枠50cの裏面に設けられた施錠装置の鍵穴52に所定のキーを挿入し、時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて第3前面枠50cを開放することができるようになっている。遊技場店員は、第3前面枠50cを開放し、紙幣挿入口60aから挿入された紙幣の回収や、各種メンテナンス等を行なう。
なお、第5実施形態におけるメダル貸出機50の第2前面枠50bおよび第4前面枠50dの構成については、第1実施形態と同様の構成となるため、重複する説明は繰返さない。
次に、第5実施形態におけるメダル貸出機50の本体部50e内部の構成について説明する。第5実施形態におけるメダル貸出機50の本体部50e内部には、紙幣識別機60、カードR/W61、貯留用トレー55a、メダル揚送装置74、第1タンク56a、第2タンク57a、および制御基板ボックス73が設けられている。
第5実施形態における第2タンク57aは、誘導ノズル90および当該誘導ノズル90へメダルを供給する第1タンク56aより上方に設けられている。第2タンク57aが備える第2ホッパモータ57が排出部材を回転駆動させることにより、第2タンク57aに貯留されたメダルが1枚ずつ第1タンク56aに払出される。遊技場店員は、第1前面枠50aを開放することで、第2タンク57aに、メダルを補給することができる。
また、第5実施形態における紙幣識別機60およびカードR/W61は、第3前面枠50cに対する位置に設けられている。第3前面枠50cには、紙幣挿入口60aと、プリペイドカード挿入口61aとが設けられている。第3前面枠50cを開放することで、遊技場店員は、紙幣挿入口60aから挿入された紙幣の回収や、各種メンテナンス等を行なう。
なお、第5実施形態におけるメダル貸出機50の本体部50e内部に設けられているその他の構成については、第1実施形態と同様の構成であるため、重複する説明は繰返さない。
このような第5実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(e)は、第5実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第5実施形態における貸出制御のうち、払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている1000円に対応する50枚のメダルが第1タンク56aに払出されるとともに、第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
また、第5実施形態における貸出制御のうち、払出残数がない状態で投入ボタン85が操作されたときには、貸出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第5実施形態における払出制御のうち、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに貯留する処理が行なわれるとともに、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
また、第5実施形態における払出制御のうち、払出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、払出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第5実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により第5実施形態において実行される制御内容について詳細に説明する。第5実施形態においては、図7(e)を用いて説明したように、紙幣やプリペイドカードを受付けたときにメダル揚送装置74を制御してメダルを揚送するための処理を行なう必要がない。このため、第5実施形態においては、第1実施形態において説明した図8〜図10と同様の処理が行なわれる。また、第5実施形態においては、図10のS403で説明した受付時処理において図29で説明する受付時処理が実行される。なお、第5実施形態におけるその他の処理については、第1実施形態において図14〜図18を用いて説明した処理と同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。
図29は、制御用マイクロコンピュータ3が第5実施形態における図10のS403において実行する受付時処理の制御内容を示すフローチャートである。
まず、S705においては、第5センサ63により検出があったか否か、すなわち投入トレー55が開放されたメンテナンス状態であるか否かを判断する処理が行なわれる。第5センサ63によりメンテナンス状態であることが検出されたときには、S706において投入トレー開放中エラーを報知し受付時処理を終了する。なお、第5実施形態における受付時処理においては、第2タンク57aから第1タンク56aにメダルが払出され、第3ホッパモータ58を回転させる必要がないため、S705およびS706の処理を行なうことなく、後述するS707から処理を開始するように構成してもよい。
一方、第5センサ63により検出されず、使用できる状態であると判断されたときには、S707において紙幣が受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。すなわち、紙幣識別機60により、紙幣が受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。S707において紙幣が受付けられていないと判断されたときには、S708においてカードR/W61により、プリペイドカードが受付けられたか否かを判断する処理が行なわれる。S708においてプリペイドカードが受付けられていないと判断されたときには受付時処理を終了する。
一方、S707において紙幣が受付けられたと判断されたとき、または、S708においてプリペイドカードが受付けられたと判断されたときには、S709において所定額分(たとえば、1000円分)減算する処理が行なわれる。
S710においては、所定額分減算したことに伴い、貸出数として「50」をセットし、RAM5に記憶されている貸出残数に「50」を加算する処理が行なわれる。S711においては、スロットマシン1のメダル投入口34へ投入するメダルの数である供給数および貸出上限値として、第1供給数をセットする処理が行なわれる。これにより、後述するように、貸出数「50」のうち、第1供給数分のメダルがスロットマシン1のメダル投入口34へ投入される。なお、貸出数および供給数は、RAM5に記憶される。
S712においては、第2タンク57aに貯留されている貸出数分のメダルを第1タンク56aに払出す貸出用供給制御処理が行なわれる。S713においては、図14を参照して説明した第1供給制御処理が行なわれる。
S714においては、S712における貸出用供給制御処理やS713における第1供給制御処理が行なわれた結果、貸出数が「0」となりかつ供給数が「0」となったか否かを判断する処理が行なわれる。S714において貸出数が「0」かつ供給数が「0」となっていないと判断されたときには、S712へ再度移行される。一方、S714において貸出数が「0」となりかつ供給数が「0」となったと判断されたときには、受付時処理を終了する。
図30は、制御用マイクロコンピュータ3が第5実施形態における図29のS712において実行する貸出用供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。貸出用供給制御処理においては、第2タンク57aから「50」枚分のメダルを払出すための処理が行なわれる。
まず、S720においては、貸出数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S720において貸出数が「0」であると判断されたときには、貸出用供給制御処理を終了する。一方、S720において貸出数が「0」でないと判断されたときには、S721において第2ホッパーモータ57の駆動を開始または継続させるための処理が行なわれる。
S722においては、第2センサ64により検出が行なわれたか否かを判断する処理が行なわれる。第2センサ64により検出されていないと判断されたときには、S726へ移行される。一方、第2センサ64により検出されたと判断されたときには、S723において貸出数を1減算する処理が行なわれる。S726においては、貸出数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれる。S726において貸出数が「0」であると判断されたときには、S727において第2ホッパーモータ58を停止する処理を行ない、貸出用供給制御処理を終了する。これにより、第2ホッパモータ57によりメダルが50枚分払出されたことに応じて、第2ホッパモータ57の駆動を停止することができる。一方、S726において貸出数が「0」でないと判断されたときには、S728において貸出数が所定時間変化していないか否かを判断する処理が行なわれる。
S728において貸出数が所定時間変化していないと判断されたときには、S729において第2タンク57aにメダルがないことを示す第2タンクエラー報知が行なわれる。S730においては、リセットボタン86が操作されたか否かを判断する処理が行なわれる。リセット操作が行なわれていないと判断されたときには、S729へ移行される。一方、S728において貸出数が所定時間変化していないと判断されなかったとき、または、S730においてリセット操作されたと判断されたときは、貸出用供給制御処理を終了する。
次に、前述した第5実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 第2タンク57aを誘導ノズル90より上方に設けたため、メダル揚送装置74を駆動させることなく、貸出制御を行なうことができる。これにより、メダル揚送装置74が故障したとしても、貸出制御を行なうことができる。
また、以上に示した第5実施形態については、前述した第1〜第4実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1〜第4実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
〔第6実施形態〕
次に、第6実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第6実施形態においては、第5実施形態で説明した第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えていないメダル貸出機50について説明する。第6実施形態におけるメダル貸出機50の構成は、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えておらず、メダル揚送装置74から排出されたメダルおよび第2タンク57aから払出されたメダルが供給部材79を介して誘導ノズル90へ供給されるように構成されている点で、第5実施形態で説明したメダル貸出機50の構成と異なる。このため、第6実施形態におけるメダル貸出機50の構成については、第5実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
図31は、第6実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。第6実施形態においては、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えていない。このため、揚送スクリュー76により揚送されたメダルは、第4センサ66により検出され、排出口77から排出され、供給部材79を介して、誘導ノズル90へ供給される。また、第2タンク57aから払出されたメダルは、第2センサ64により検出され、供給部材79を介して、誘導ノズル90へ供給される。
このような第6実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(f)は、第6実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第6実施形態における貸出制御のうち、貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
また、第6実施形態における貸出制御のうち、貸出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、貸出残数の範囲内で第1タンク56aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
さらに、第6実施形態における払出制御のうち、貸出残数がない状態でメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルのうち、第2供給数分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第6実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について詳細に説明する。なお、第5実施形態において第1実施形態と同様の処理が行なわれるとして説明した図8、図9、図15については、第6実施形態においても同様である。
第6実施形態においては、図7(f)を用いて説明したように、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数が計数されず、第2供給数分ずつメダルがメダル揚送装置74へ挿入されるため、払出残数を記憶する必要がない。よって、第6実施形態における貸出制御処理では、図10のS401の判断処理を行なわない点を除き、図10で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第6実施形態においては、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数が計数されない例について説明するが、これに限らず、メダル受入口54から受入れられたメダルの枚数を計数する計数器を設けて、第5実施形態と同様に払出残数に基づき、図10で説明した同様の処理が行なわれるものであってもよい。
第6実施形態においては、図7(f)を用いて説明したように、第2タンク57aに貯留されている第1供給数分のメダルが払出されて、誘導ノズル90に供給される。よって、第6実施形態における受付時処理では、図29で示した受付時処理のうち、S710において貸出数として第1供給数がセットされ、S712において貸出用供給制御処理が行なわれない。
第6実施形態における第1供給制御処理では、図14で示した第1供給制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第6実施形態における第1供給制御処理では、第2タンク57aに貯留されたメダルが誘導ノズル90に供給されるため、図14中の「第1センサ」、「第1ホッパモータ」、「第1センサ検出値」、「第1タンク」を、それぞれ、「第2センサ」、「第2ホッパモータ」、「第2センサ検出値」、「第2タンク」に置き換えて処理が行なわれる。
次に、第6実施形態における払出制御処理では、図16のS502〜S507の処理が行なわれない。すなわち、第6実施形態における払出制御処理では、図16で示すS501において投入ボタン85が操作されたと判断されたときに、S508に移行され第5センサ63により検出があったか否かを判断する処理が行なわれる。S508において第5センサ63により検出されたときには、S509において投入トレー開放中エラーを報知し払出制御処理を終了する。一方、第5センサ63により検出されず、使用できる状態であると判断されたときには、S511において第6実施形態における第2揚送制御処理を行なった後、S512において第6実施形態における第2供給制御処理が行なわれる。
第6実施形態における第2揚送制御処理では、図18で示した第2揚送制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第6実施形態における第2揚送制御処理では、図18に示すS525において揚送モータ59の駆動を開始するための処理を行なった後、供給数を1加算する処理を行ない、S529へ移行される。また、第6実施形態における第2揚送制御処理では、S531において第3センサ検出値が第2供給数に達したか否かを判断する処理が行なわれる。
第6実施形態における第2供給制御処理では、図17に示すS550において供給数が「0」であるか否かを判断する処理が行なわれ、供給数が「0」であると判断されたときには、第2供給制御処理を終了し、供給数が「0」でないと判断されたときには、S560に移行される。S560〜S565の処理については、図17のS560〜S565の処理と同様の処理が行なわれるため、説明を繰返さない。
次に、前述した第6実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 第2タンク57aから払出されたメダルは、供給部材79を介して、誘導ノズル90に供給される。このため、たとえば第1タンク56aにメダルを払出した後、第1タンク56aからメダルを払出すことによりメダルを誘導ノズル90に供給する場合と比較して、設定された数分のメダルがメダル投入口34へ投入されるまでの時間をより短縮することができるため、稼働率を向上させることができる。
また、以上に示した第6実施形態については、前述した第1〜第5実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1〜第5実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
〔第7実施形態〕
次に、第7実施形態におけるメダル貸出機50について説明する。第7実施形態においては、第5実施形態で説明したメダル揚送装置74および第1タンク56a等を備えておらず、かつメダル受入口54から受入れられたメダルを計数し外部へ排出するメダル貸出機50について説明する。第7実施形態におけるメダル貸出機50の構成は、メダル揚送装置74、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えていない点、およびメダル受入口54から受入れられたメダルが第3ホッパモータ58により外部へ排出される点で、第5実施形態で説明したメダル貸出機50の構成と異なる。このため、第7実施形態におけるメダル貸出機50の構成については、第5実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は繰返さない。
図32は、第7実施形態におけるメダル貸出機50の内部構成を右側面からみた断面図である。第7実施形態においては、メダル揚送装置74を備えていない。また、第7実施形態においては、第1タンク56a、第1ホッパモータ56、および第1センサ67を備えていない。このため、誘導ノズル90へのメダルの供給は、すべて第2タンク57aに貯留されたメダルが払出されることにより行なわれる。
また、メダル受入口54から受入れられたメダルは、貯留用トレー55aの傾斜により、第3ホッパモータ58に誘導される。第3ホッパモータ58が排出部材を回転駆動させることにより、貯留用トレー55aに貯留されたメダルが1枚ずつ貯留用トレー55a側とは反対側に送り出される。送り出されたメダルは、第3センサ65により検出され、排出部材94を介してメダル貸出機50の外部に排出される。
このような第7実施形態におけるメダル貸出機50における貸出制御および払出制御の概念を説明する。図7(g)は、第7実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。
第7実施形態における貸出制御のうち、払出残数がなくかつ貸出残数が第1供給数以下である状態で紙幣やプリペイドカードが受付けられたときには、第2タンク57aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
第7実施形態における貸出制御のうち、払出残数がない状態で投入ボタン85が操作されたときには、貸出残数の範囲内で第2タンク57aに貯留されている第1供給数分のメダルが誘導ノズル90へ供給される。
第7実施形態における払出制御のうち、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれるとともに、払出残数の範囲内で第2タンク57aに貯留されている第2供給数分のメダルが、誘導ノズル90へ供給される。
また、第7実施形態における払出制御のうち、払出残数がある状態で投入ボタン85が操作されたときには、払出残数の範囲内で第2タンク57aに貯留されているメダルが第2供給数分、誘導ノズル90へ供給される。
以上、第7実施形態における貸出制御および払出制御の概念を説明したが、次に、制御用マイクロコンピュータ3により実行される制御内容について詳細に説明する。なお、第5実施形態において第1実施形態と同様の処理が行なわれるとして説明した図8、図9、図10、図15については、第7実施形態においても同様である。
第7実施形態においては、図7(g)を用いて説明したように、第2タンク57aに貯留されている第1供給数分のメダルが払出されて、誘導ノズル90に供給される。よって、第7実施形態における受付時処理では、図29で示した受付時処理のうち、S710において貸出数として第1供給数がセットされ、S712において貸出用供給制御処理が行なわれない。
第7実施形態における第1供給制御処理では、図14で示した第1供給制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第7実施形態における第1供給制御処理では、第2タンク57aに貯留されたメダルが誘導ノズル90に供給されるため、図14中の「第1センサ」、「第1ホッパモータ」、「第1センサ検出値」、「第1タンク」を、それぞれ、「第2センサ」、「第2ホッパモータ」、「第2センサ検出値」、「第2タンク」に置き換えて処理が行なわれる。
第7実施形態においては、図7(g)を用いて説明したように、払出残数がなくかつメダル受入口54へメダルが投入され貯留用トレー55a上にメダルが貯留されている状態で投入ボタン85が操作されたときには、貯留されているメダルが計数された後に排出する処理が行なわれる。よって、第7実施形態における払出制御処理では、第5実施形態で第1実施形態と同様であるとして説明した図16のS513において第3センサ検出値と第4センサ検出値とが同一であるか否かを判断しない点を除き、図16で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。
また、第7実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理では、図18で示したS525およびS534〜S540の処理を行なわない点、およびS530の判断処理を行なわずS520においてYESと判断されたときに第2揚送制御処理を終了する点を除き、図18で説明した同様の処理が行なわれるため、説明は繰返さない。なお、第7実施形態における払出制御処理の第2揚送制御処理における取込完了フラグとは、第3ホッパモータ58が駆動されて、貯留用トレー55a上に貯留されているメダルがすべてまたはクレジット上限に達するまで計数され外部に排出されたときにオン状態にセットされるフラグをいう。
第7実施形態におけるS506の第2供給制御処理では、図17で示した第2供給制御処理と同様の処理が行なわれる。なお、第7実施形態における第2供給制御処理では、第2タンク57aに貯留されたメダルが誘導ノズル90に供給されるため、図17中の「第1センサ」、「第1ホッパモータ」、「第1センサ検出値」、「第1タンク」を、それぞれ、「第2センサ」、「第2ホッパモータ」、「第2センサ検出値」、「第2タンク」に置き換えて処理が行なわれる。
次に、前述した第7実施形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 第2タンク57aを誘導ノズル90より上方に設け、第2タンク57aから誘導ノズル90へメダルを供給するように構成したため、メダル揚送装置74を駆動させることなく、貸出制御および払出制御を行なうことができる。このため、メダル揚送装置74を構成に含める必要がないため、メダル貸出機50の本体部50e内部の機器構成をより一層簡略化することができる。
また、以上に示した第7実施形態については、前述した第1〜第6実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1〜第6実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施形態における第1供給数および第2供給数を設定できる範囲は、3〜30である場合について説明した。しかし、これに限らず、第1供給数および第2供給数を設定できる範囲は、スロットマシン1のクレジットとして記憶可能な価値の上限値未満の範囲内であれば、どのような範囲であってもよい。
また、第1供給数および第2供給数について、それぞれ設定する例について説明したが、これに限らず、設定した供給数を貸出制御処理および払出制御処理で共用するように構成してもよい。このように構成した場合、貸出残数と払出残数とを各々記憶するものではなく、合計残数を記憶するように構成してもよい。
(2) 前述した実施形態におけるメダル貸出機50のRAM5には、貸出残数および払出残数の合計数として、上限値50まで記憶される例について説明した。これにより、お客が遊技を終了するため、貸出残数および払出残数の合計数分のメダルの払出しを受ける際、一回の操作で、スロットマシン1のメダル投入口34へ投入することができる。しかし、上限値は50に限らず、どのような値(たとえば、100等)であってもよい。
(3) 前述した実施形態においては、図18のS531において、メダル受入口54から受入れられたメダルのうち、上限記憶可能数分だけ取り込みS528において払出残数に加算し、残りメダルについてそのまま放置される例について説明した。このように、残りメダルが放置されている場合には、貯留用トレー55a上にメダルが残っている旨を報知するように構成してもよい。
また、残りメダルをそのまま放置するものに限らず、たとえば、メダル受入口54から受入れられたメダルをすべて取り込むように制御してもよい。この場合、取り込み枚数が上限記憶可能数に達した場合、それ以後取り込まれたメダルの枚数分、スロットマシン1のメダル投入口34へ投入するように制御してもよい。
(4) 前述した実施形態においては、図10のS401で示したように、払出残数がある場合、貸出残数がある場合であっても、S403やS404の処理が行なわれることなく、図16の払出制御処理が優先して行なわれる。しかし、これに限らず、貸出残数がある場合、払出出残数がある場合であっても、図16の払出制御処理を行なうことなく、S403およびS404の処理を優先して行なうように構成してもよい。
(5) 前述した実施形態においては、図16のS505において、貸出残数がある場合であっても、供給数として払出残数分しかセットされない例について説明した。しかし、これに限らず、S505においては、第2供給数を上限として、貸出残数と払出残数との合計数をセットするように構成してもよい。
(6) 前述した実施形態においては、投入トレー55および貯留用トレー55aが誘導ノズル90より下方に設けられている例について説明した。しかし、これに限らず、投入トレー55および貯留用トレー55aを誘導ノズル90より上方に設けてもよい。
(7) 前述した第1、第2、および第5実施形態においては、紙幣またはプリペイドカードが受付けられたときに、第2タンク57aから貸出数分のメダルを払出す例について説明した。しかし、これに限らず、紙幣またはプリペイドカードが受付けられたとき、および投入ボタン85が操作されたときに、第2タンク57aからメダルを第1供給数分ずつ払出し、誘導ノズル90に供給するように構成してもよい。
(8) 前述した第3実施形態においては、第1タンク56aに貯留されたメダル貯留量が所定量以下となったときには、第2タンク57aに貯留されたメダルのうち予め定められた補給量分のメダルがメダル揚送装置74により揚送され、第1タンク56aに補給される例について説明した。しかし、これに限らず、たとえば、第1タンク56aの貯留量が所定量(満タンレベル)以上であるか否かを検出するためのセンサを設け、当該センサにより貯留量が所定量以上になったことが検出されるまで、メダルを補給するように構成してもよい。
(9) 貯留用トレー55aにメダルが貯留されているか否かを検出するためのセンサを、本体部50e内部に設けてもよい。第1、第3、第4、第5、および第7実施形態においては、当該センサによりメダルが検出されたときに、第3ホッパモータ58の駆動を開始するように構成してもよい。
(10) 前述した実施形態においては、遊技可能化制御として、紙幣識別機60またはカードR/W61に受付けられた紙幣またはプリペイドカードから所定額(たとえば、1000円)分を使用して、該所定額に相当する枚数分(たとえば、50枚)のメダルをスロットマシン1のメダル投入口34へ投入する例について説明した。しかし、遊技可能化制御としては、これに限らず、紙幣識別機60またはカードR/W61に受付けられた紙幣またはプリペイドカードから所定額(たとえば、1000円)分を使用して、スロットマシン1のクレジット数を加算させるためのクレジット加算信号を送信する処理を行なうものであってもよい。
(11) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
遊技機の一例であるスロットマシン、およびスロットマシンに並設して使用される価値媒体処理装置の一例であるメダル貸出機の全体正面図である。 (a)は、メダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図であり、(b)は、メダルが誘導される状態を示す断面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ、メダル貸出機の内部構成を上面からみた断面図である。 制御基板と各種電気部品等との関係を示すブロック図である。 誘導ノズルを右側面からみた断面図である。 誘導ノズルを右上方向からみた斜視図である。 (a)〜(g)は、それぞれ、貸出制御および払出制御の概念を説明するための図である。 制御用マイクロコンピュータが実行するメイン制御の内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS300において実行する供給数設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS400において実行する貸出制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS403において実行する受付時処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS413において実行する第1供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS404において実行する第1操作時処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS500において実行する払出制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS506およびS512において実行する第2供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS511において実行する第2揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。 制御用マイクロコンピュータが第2実施形態におけるS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータが第2実施形態におけるS412において実行する第1揚送制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータが第2実施形態におけるS413において実行する第1供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。 制御用マイクロコンピュータが第3実施形態において実行するメイン制御の内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータがS600において実行する補給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。 遊技機の一例であるスロットマシン、およびスロットマシンに並設して使用される第5実施形態における遊技用装置の一例であるメダル貸出機の全体正面図である。 第5実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。 制御用マイクロコンピュータが第5実施形態におけるS403において実行する受付時処理の制御内容を示すフローチャートである。 制御用マイクロコンピュータが第5実施形態におけるS712において実行する貸出用供給制御処理の制御内容を示すフローチャートである。 第6実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。 第7実施形態におけるメダル貸出機の内部構成を右側面からみた断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン、2 制御基板、3 制御用マイクロコンピュータ、50 メダル貸出機、54 メダル受入口、56 第1ホッパモータ、57 第2ホッパモータ、58 第3ホッパモータ、59 揚送モータ、60 紙幣識別機、61 プリペイドカード挿入口、63 第5センサ、64 第2センサ、65 第3センサ、66 第4センサ、67 第1センサ、68 第6センサ、70 第1供給数表示器、71 第2供給数表示器、72 貯留数表示器、83 第1供給数設定ボタン、84 第2供給数設定ボタン。

Claims (13)

  1. 遊技媒体の投入を受付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、遊技者所有の価値媒体を受付ける価値媒体受付手段と、該価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内で前記遊技機による遊技を可能にするための遊技可能化制御を行なう遊技可能化制御手段と、前記遊技媒体を誘導する誘導部と前記投入口に対向させ前記誘導部により誘導された遊技媒体を排出し前記投入口へ投入させるための排出口とを含む誘導手段とを備える遊技用装置であって、
    前記遊技媒体を受入れる遊技媒体受入部と、
    前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給するために揚送する揚送手段と、
    前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給するための供給制御を行なう供給制御手段と、
    前記遊技機と接続されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記遊技機と接続されていないと判定されているとき、前記遊技可能化制御手段および前記供給制御手段を不能動化する不能動化手段とを備えることを特徴とする、遊技用装置。
  2. 前記遊技用装置は、前記投入口により投入が受付けられた遊技媒体の数を予め定められた上限数まで記憶可能な遊技媒体数記憶手段を備える遊技機に対応して設けられ、
    前記誘導手段より下方に設けられ、前記遊技媒体を貯留するための貯留手段と、
    前記価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内に相当する価値相当数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第1操作手段と、
    該第1操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第1操作時供給数を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内で設定する第1供給数設定手段と、
    前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第2操作手段と、
    該第2操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第2操作時供給数を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内で設定する第2供給数設定手段とをさらに備え、
    前記揚送手段は、さらに、前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記誘導手段に供給するために揚送し、
    前記遊技可能化制御手段は、前記遊技可能化制御として、前記第1操作手段の操作に応じて、前記第1操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第1操作時供給制御を行なう第1操作時供給制御手段を含み、
    前記供給制御手段は、前記供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第2操作時供給制御を行なう第2操作時供給制御手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記揚送手段は、
    所定数の遊技媒体を揚送するための揚送通路を有する揚送装置と、
    前記揚送通路に1つずつ遊技媒体を進入させる遊技媒体進入装置とを含み、
    前記揚送装置は、前記遊技媒体進入装置からの遊技媒体を前記揚送通路内へ受入れる受入部と、揚送された遊技媒体を前記揚送通路外へ排出する排出部とを有し、
    前記第1操作時供給制御手段および前記第2操作時供給制御手段は、
    前記遊技媒体進入装置により遊技媒体を1つずつ前記受入部から前記揚送通路内に進入させるとともに、前記揚送装置により前記揚送通路に進入している前記所定数の遊技媒体を揚送させる制御を行ない、
    揚送すべき数分の遊技媒体が前記排出部から前記揚送通路外へ排出されたとき、前記遊技媒体進入装置および前記揚送装置の作動を終了させる制御を行なうことを特徴とする、請求項2に記載の遊技用装置。
  4. 前記誘導手段より上方に設けられ、少なくとも前記第2操作時供給制御が行なわれるときに用いる遊技媒体を貯留するための供給用貯留手段と、
    前記揚送手段を制御する揚送制御手段と、
    前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数を計数する計数手段とをさらに備え、
    前記揚送制御手段は、前記供給用貯留手段により貯留されている遊技媒体の貯留量に応じて、前記揚送手段を制御して前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するための揚送制御を行ない、
    前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記計数手段により計数された数の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記供給用貯留手段により貯留された前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なうことを特徴とする、請求項2に記載の遊技用装置。
  5. 前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数を計数する計数手段をさらに備え、
    前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記計数手段により計数された数の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記揚送手段を制御して前記貯留手段により貯留された遊技媒体を前記第2操作時供給数分揚送し、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なうことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の遊技用装置。
  6. 前記遊技用装置は、前記投入口により投入が受付けられた遊技媒体の数を予め定められた上限数まで記憶可能な遊技媒体数記憶手段を備える遊技機に対応して設けられ、
    前記誘導手段より上方に設けられ、前記遊技媒体を貯留するための貯留手段と、
    前記価値媒体受付手段に受付けられた価値媒体から特定される価値の範囲内に相当する価値相当数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第1操作手段と、
    該第1操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第1操作時供給数を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内で設定する第1供給数設定手段と、
    前記遊技媒体受入部が受入れた遊技媒体数分の前記遊技媒体を前記誘導手段に供給するための操作を受付ける第2操作手段と、
    該第2操作手段の操作に応じて前記誘導手段に供給する遊技媒体の数である第2操作時供給数を、前記遊技媒体数記憶手段の上限数未満の数の範囲内で設定する第2供給数設定手段とをさらに備え、
    前記遊技可能化制御手段は、前記遊技可能化制御として、前記第1操作手段の操作に応じて、前記第1操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第1操作時供給制御を行なう第1操作時供給制御手段を含み、
    前記供給制御手段は、前記供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する第2操作時供給制御を行なう第2操作時供給制御手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の遊技用装置。
  7. 前記揚送手段は、
    所定数の遊技媒体を揚送するための揚送通路を有する揚送装置と、
    前記揚送通路に1つずつ遊技媒体を進入させる遊技媒体進入装置とを含み、
    前記揚送装置は、前記遊技媒体進入装置からの遊技媒体を前記揚送通路内へ受入れる受入部と、揚送された遊技媒体を前記揚送通路外へ排出する排出部とを有し、
    前記第2操作時供給制御手段は、
    前記遊技媒体進入装置により遊技媒体を1つずつ前記受入部から前記揚送通路内に進入させるとともに、前記揚送装置により前記揚送通路に進入している前記所定数の遊技媒体を揚送させる制御を行ない、
    揚送すべき数分の遊技媒体が前記排出部から前記揚送通路外へ排出されたとき、前記遊技媒体進入装置および前記揚送装置の作動を終了させる制御を行なうことを特徴とする、請求項6に記載の遊技用装置。
  8. 前記誘導手段より上方に設けられ、少なくとも前記第2操作時供給制御が行なわれるときに用いる遊技媒体を貯留するための供給用貯留手段と、
    前記揚送手段を制御する揚送制御手段とをさらに備え、
    前記遊技媒体受入部は、前記誘導手段より下方に設けられており、
    前記揚送手段は、さらに、前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するために揚送し、
    前記揚送制御手段は、前記揚送手段を制御して前記遊技媒体受入部が受入れた数分の遊技媒体を前記供給用貯留手段に貯留するための揚送制御を行ない、
    前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記遊技媒体受入部が受入れた数の範囲内で、前記第2操作手段の操作に応じて、前記供給用貯留手段により貯留された前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なうことを特徴とする、請求項2、3、6のいずれかに記載の遊技用装置。
  9. 前記遊技媒体受入部は、前記誘導手段より下方に設けられており、
    前記第2操作時供給制御手段は、前記第2操作時供給制御として、前記第2操作手段の操作に応じて、前記揚送手段を制御して前記遊技媒体受入部が受入れた前記遊技媒体を前記第2操作時供給数分揚送し、前記第2操作時供給数分の遊技媒体を前記誘導手段に供給する制御を行なうことを特徴とする、請求項2、3、6、7のいずれかに記載の遊技用装置。
  10. 前記第1操作時供給制御手段は、前記価値媒体受付手段により前記価値媒体が受付けられたときにも、前記第1操作時供給制御を行なうことを特徴とする、請求項2〜請求項9のいずれかに記載の遊技用装置。
  11. 前記誘導部は、遊技者が前記遊技媒体を投入するための投入用開口を有し、
    前記誘導手段は、前記排出口を前記投入口に対向させた状態で、前記投入用開口から投入された遊技媒体を前記排出口から排出し前記投入口に投入可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の遊技用装置。
  12. 前記誘導部は、前記投入口に対して鉛直方向、水平方向、および奥行き方向に前記排出口を変位させるための変位部と、前記投入口に対する前記排出口の向きを変更させるための角度変更部とを有し、
    前記誘導手段は、前記変位部および前記角度変更部を調整することにより、前記排出口を前記投入口に対向させた状態に保持可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の遊技用装置。
  13. 前記誘導部は、前記遊技機の前面に沿って前記排出口を上方向または下方向に回転させるための回転部を有し、
    前記誘導手段は、前記排出口を上方向または下方向に回転させることにより、前記排出口を前記投入口に対向させた状態と、前記排出口を前記投入口に対向させていない状態とに変化可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の遊技用装置。
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JP2014226366A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 ダイコク電機株式会社 遊技媒体計数装置

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