JP2007281788A - 送受信機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ミクサ25により変調されたベースバンド信号の変調信号であるRF信号又は分配器24により分配された局部発振信号を選択する選択スイッチ26を設け、サーキュレータ28がアンテナ29を介して選択スイッチ26により選択されたRF信号又は局部発振信号をタグ33に送信するとともに、そのタグ33から送信された応答信号を受信する。
【選択図】図1
Description
図5は従来の送受信機を示す構成図であり、図6は従来の送受信機における信号波形を示す説明図である。また、図7は従来の送受信機における信号スペクトラムを示す説明図である。
従来の送受信機では、コマンドデータなどの送信データをタグ11(電池レスタイプのタグ)に送信する場合、制御装置1がコマンドデータを出力して、ベースバンド回路2がコマンドデータをベースバンド信号に変換し、さらに、ミクサ4がベースバンド信号をRF信号に変換する。
そして、アンプ5がRF信号を増幅し、増幅後のRF信号をサーキュレータ6に出力することにより、サーキュレータ6に接続されているアンテナ7から増幅後のRF信号がタグ11に向けて送信される。
そして、アンプ5がRF信号Aを増幅して、増幅後のRF信号Bをサーキュレータ6に出力することにより、サーキュレータ6に接続されているアンテナ7から電力供給用信号として、増幅後のRF信号Bがタグ11に向けて送信される。
なお、サーキュレータ6は、電力供給用信号をアンテナ7に出力しているとき、アンテナ7がタグ11から送信された応答信号(タグ11が応答データを変調した信号)を受信すると、その応答信号を受信側回路のアンプ8に出力するが、その電力供給用信号も一緒に受信側回路のアンプ8に出力することになる。
このような構造の送受信機では、ベースバンド回路2内のDA変換器2aの熱雑音などが雑音として、ベースバンド信号に付加されるため、図6に示すように、ミクサ4がベースバンド信号をRF信号Aに変換する際、その熱雑音によってRF信号Aが僅かな振幅変調を受けることになる。
このため、タグ11の応答信号と一緒に、僅かな振幅変調を受けているRF信号B(電力供給用信号)が受信側回路に回り込むことになる(図7を参照)。
これにより、受信側回路の制御装置1がベースバンド回路10の出力信号から応答データを復調する際、H/Lの判別を誤る確率が高まるため、データ復調の成功率が低下して、通信距離が低下することがある。
図1はこの発明の実施の形態1による送受信機を示す構成図であり、図において、制御装置21は例えばコマンドデータなどの送信データをベースバンド回路22に出力するとともに、選択対象の信号を指示する選択信号を選択スイッチ26に出力する。
ベースバンド回路22はDA変換器22aを内蔵しており、制御装置21から出力されたコマンドデータをベースバンド信号に変換する処理を実施する。なお、ベースバンド回路22はベースバンド信号変換手段を構成している。
分配器24は局部発振器23により発振された局部発振信号を分配し、分配後の局部発振信号をミクサ25及び選択スイッチ26に出力する。
なお、局部発振器23及び分配器24から局部信号発振手段が構成されている。
選択スイッチ26は制御装置1から出力される選択信号が、ミクサ25から出力されるRF信号の選択を指示していれば、そのRF信号を選択してアンプ27に出力し、制御装置1から出力される選択信号が、分配器24から出力される局部発振信号の選択を指示していれば、その局部発振信号を選択してアンプ27に出力する。なお、選択スイッチ26は信号選択手段を構成している。
サーキュレータ28はアンプ27による増幅後のRF信号又は局部発振信号をアンテナ29に出力する一方、そのアンテナ29により受信されたタグ33の応答信号をアンプ30に出力する。ただし、サーキュレータ28はタグ33の応答信号をアンプ30に出力する際、アンプ27による増幅後の局部発振信号もアンプ30に出力する。
アンテナ29はサーキュレータ28から出力されたRF信号又は局部発振信号をタグ33に向けて送信するとともに、タグ33から送信された応答信号を受信する。
アンプ30はサーキュレータ28から出力されたタグ33の応答信号と局部発振信号の合成信号を増幅し、増幅後の合成信号をミクサ31に出力する。
なお、アンプ27、サーキュレータ28、アンテナ29及びアンプ30から送受信手段が構成されている。
ベースバンド回路32はHPF(High Pass Filter)やLPF(Low Pass Filter)を内蔵しており、HPFやLPFを用いて、ミクサ31により検波されたタグ33の応答信号をろ波することにより、ろ波信号であるベースバンド信号を制御装置21に出力する。
制御装置21はベースバンド回路32からベースバンド信号を受けると、そのベースバンド信号をH/L閾値と比較して、H/L判別を実施することにより、タグ33の応答データを復調する。
なお、ミクサ31、ベースバンド回路32及び制御装置21からデータ復調手段が構成されている。
タグ33は電池レスタイプのタグである。
図4はこの発明の実施の形態1による送受信機の処理内容を示すフローチャートである。
送受信機は、タグ33を起動する際、電力供給用の無変調信号としてCW信号(電力一定のRF信号)をタグ33に送信する(ステップST1)。この実施の形態1では、CW信号として局部発振信号をタグ33に送信する。
具体的には、以下の通りである。
また、分配器24は、局部発振器23により発振された局部発振信号を分配し、分配後の局部発振信号をミクサ25及び選択スイッチ26に出力する。
選択スイッチ26は、制御装置21から選択信号を受けると、その選択信号が分配器24から出力される局部発振信号の選択を指示していれば、その局部発振信号を選択してアンプ27に出力する。
サーキュレータ28は、アンプ27から増幅後の局部発振信号を受けると、増幅後の局部発振信号をアンテナ29に出力する。
アンテナ29は、サーキュレータ28から出力された増幅後の局部発振信号を受けると、増幅後の局部発振信号をCW信号としてタグ33に向けて送信する。
タグ33は、送受信機から送信されたCW信号を受信すると、そのCW信号から電力を取得して起動する。
これにより、タグ33は、以後、送受信機から送信されるコマンドデータの変調信号を受信することができるようになる。
具体的には、以下の通りである。
ベースバンド回路22は、制御装置21からコマンドデータを受けると、そのコマンドデータをベースバンド信号に変換する。
また、分配器24は、局部発振器23により発振された局部発振信号を分配し、分配後の局部発振信号をミクサ25及び選択スイッチ26に出力する。
選択スイッチ26は、制御装置21から選択信号を受けると、その選択信号がミクサ25から出力されるRF信号の選択を指示していれば、そのRF信号を選択してアンプ27に出力する。
サーキュレータ28は、アンプ27から増幅後のRF信号を受けると、増幅後のRF信号をアンテナ29に出力する。
アンテナ29は、サーキュレータ28から出力された増幅後のRF信号を受けると、増幅後のRF信号をタグ33に向けて送信する。
タグ33は、送受信機から送信されたRF信号を受信すると、そのRF信号からコマンドデータを復調する。
タグ33は、上記の通り、コマンドデータが応答データの送信を要求するコマンドであれば、応答データの送信準備を行う。
具体的には、以下の通りである。
また、分配器24は、局部発振器23により発振された局部発振信号を分配し、分配後の局部発振信号をミクサ25及び選択スイッチ26に出力する。
選択スイッチ26は、制御装置21から選択信号を受けると、その選択信号が分配器24から出力される局部発振信号の選択を指示していれば、その局部発振信号を選択してアンプ27に出力する。
サーキュレータ28は、アンプ27から増幅後の局部発振信号を受けると、増幅後の局部発振信号をアンテナ29に出力する。
アンテナ29は、サーキュレータ28から出力された増幅後の局部発振信号を受けると、増幅後の局部発振信号をCW信号としてタグ33に向けて送信する。
タグ33は、送受信機から送信されたCW信号を受信すると、そのCW信号から電力を取得して、コマンドデータに対する応答データを変調し、その変調信号である応答信号を送受信機に向けて送信する。
サーキュレータ28は、アンテナ29からタグ33の応答信号を受けると、タグ33の応答信号をアンプ30に出力する。
このとき、サーキュレータ28は、アンプ27から引き続き増幅後の局部発振信号を受けているので、増幅後の局部発振信号もタグ33の応答信号と一緒にアンプ30に出力する。
ただし、アンプ27から増幅後の局部発振信号が出力されているときは、選択スイッチ26がミクサ25から出力されるRF信号を選択していないため、ベースバンド回路22のDA変換器22aから出る熱雑音の影響が受信側回路(アンプ30、ミクサ31、ベースバンド回路32、制御装置21)に及ぶことはない(図3を参照)。
ミクサ31は、アンプ30から増幅後の合成信号を受けると、局部発振器23により発振された局部発振信号を用いて、増幅後の合成信号からタグ33の応答信号を検波する。
制御装置21は、ベースバンド回路32からベースバンド信号を受けると、図2に示すように、そのベースバンド信号をH/L閾値と比較して、H/L判別を実施することにより、タグ33の応答データを復調する。
即ち、制御装置21は、ベースバンド信号がH/L閾値より大きければ、Hレベルのデータを復調し、ベースバンド信号がH/L閾値より小さければ、Lレベルのデータを復調する。
Claims (3)
- 送信データをベースバンド信号に変換するベースバンド信号変換手段と、
局部発振信号を発振する局部信号発振手段と、
上記局部信号発振手段により発振された局部発振信号を用いて上記ベースバンド信号変換手段により変換されたベースバンド信号を変調し、上記ベースバンド信号の変調信号である無線周波数信号を出力する変調手段と、
上記変調手段から出力された無線周波数信号又は上記局部信号発振手段により発振された局部発振信号を選択する信号選択手段と、
上記信号選択手段により選択された無線周波数信号又は局部発振信号をタグに送信するとともに、上記タグから送信された応答信号を受信する送受信手段と、
上記送受信手段により受信された応答信号から応答データを復調するデータ復調手段とを備えた送受信機。 - 信号選択手段は、タグに電力を供給して上記タグを起動する際、または、上記タグから送信される応答信号を受信する際に、局部信号発振手段により発振された局部発振信号を選択することを特徴とする請求項1記載の送受信機。
- 送受信手段は、信号選択手段により選択された局部発振信号をタグに送信しながら、上記タグから送信された応答信号を受信することを特徴とする請求項1または請求項2記載の送受信機。
Priority Applications (1)
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Citations (2)
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JP2006072826A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線タグシステム、リーダライタ、無線タグ装置およびデータの書き込み・読み出し方法 |
JP2007124535A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Omron Corp | 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ |
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