JP2006340201A - リーダ装置及び無線周波数識別システム - Google Patents

リーダ装置及び無線周波数識別システム Download PDF

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Abstract

【課題】同一チャネルを使用している他のリーダ装置の送信波からの干渉を防ぐことができる無線周波数識別システムを得る。
【解決手段】電力供給用信号を送信するリーダ装置101と、電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグ102とを備えた無線周波数識別システムにおいて、前記リーダ装置101は、前記電力供給信号を生成する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散部214と、前記タグからの応答信号に対して前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散を施すスペクトラム逆拡散部207とを備えた。また、拡散符号に対して所望の周波数で変調信号を生成する変調信号生成部と、タグからの応答信号を前記変調信号生成部より生成された前記変調信号とミキシングするためのミキサ部とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、物品の識別や追跡のために使用されているリーダ装置及び無線周波数識別システムに関するものである。
無線周波数識別(Radio Frequency Identification:以下RFIDと称す)システムは、物品の識別や追跡のために使用されている。RFIDシステムは、リーダ装置と呼ばれる無線送受信機とタグとよばれる物品に付設された比較的安価な装置との間で通信する無線通信システムである。タグは、リーダ装置からの問い合わせ信号(コマンド信号)に対して、識別情報を含む応答信号(レスポンス信号)の送信を行う。リーダ装置は、コマンド信号をタグへ送信した後、タグへの電力供給用信号である連続波(CW)無線信号を前記コマンド信号とタグへ送信する。タグは、反射によってそのCW信号を用いて応答情報に対して振幅変調を施しリーダ装置にレスポンス信号を送信する。
そのため、リーダ装置は、タグにコマンド信号および電力供給用信号であるCW信号を送る送信手段とタグからのレスポンス信号をうける受信手段と、レスポンス信号内のデータから識別情報を分析する信号分析手段を備えており、タグは、コマンド信号を受信する受信手段と、コマンド信号を分析する信号分析手段と、レスポンス信号を送信する送信手段と、識別情報を保持している記憶手段とを備えている。
RFIDシステムは、通信を行うエリア内には複数の同一チャネルを使用する装置がないことが前提である。そのため、同一チャネルを使用しているリーダ装置およびタグの信号が干渉する。干渉を回避する方法として、リーダ装置からの呼びかけに対して同一チャネルを使用している複数のタグのレスポンス信号の干渉を避けるために、応答信号の送信タイミングを異ならせることによってタグからのレスポンス信号が互いに干渉してしまう問題を回避するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−315081号公報
上述した方法では、所望のタグのレスポンス信号に対して同一チャネルを使用するタグのレスポンス信号の干渉を回避することができるが、同一チャネルを使用している他のリーダ装置の送信波と干渉してしまう問題が残されている。一般的に、リーダ装置は送信電力が大きいので干渉距離が大きく、タグはリーダ装置からの電力供給用信号を受信してその反射によってリーダ装置にレスポンス信号を送信するため送信電力が小さい。そのため、同一チャネルを使用する他のリーダ装置からの信号が干渉しないためには、同一チャネルを使用するリーダ装置間の離隔距離が十数km以上必要とされ、十分な離隔距離を確保して通信を行う場合は同時に使用できるチャネル数が少なくなるという問題が生じる。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、同一チャネルを使用している他のリーダ装置の送信波からの干渉を防ぐことができるリーダ装置及び無線周波数識別システムを得ることを目的とするものである。
この発明に係るリーダ装置は、受信した電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとともに無線周波数識別システムを構築するリーダ装置であって、前記電力供給信号を送信する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散手段と、前記応答信号に対して前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散を施すスペクトラム逆拡散手段とを備えたことを特徴とする。
また、受信した電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとともに無線周波数識別システムを構築するリーダ装置であって、前記電力供給用信号を送信する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散およびスペクトラム逆拡散するために用いるものであって、前記拡散符号に対して所望の周波数で変調信号を生成する変調信号生成手段と、前記応答信号を前記変調信号生成手段より生成された前記変調信号とミキシングするためのミキサ手段とを備えたことを特徴とする。
また、この発明に係る無線周波数識別システムは、電力供給用信号を送信するリーダ装置と、前記電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとを備えた無線周波数識別システムにおいて、前記リーダ装置は、前記電力供給信号を生成する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散手段と、前記タグからの応答信号に対して前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散を施すスペクトラム逆拡散手段とを備えたことを特徴とする。
また、電力供給用信号を送信するリーダ装置と、前記電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとを備えた無線周波数識別システムにおいて、前記リーダ装置は、前記電力供給用信号を所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散およびスペクトラム逆拡散するために用いるものであって、前記拡散符号に対して所望の周波数で変調信号を生成する変調信号生成手段と、前記タグからの応答信号を前記変調信号生成手段より生成された前記変調信号とミキシングするためのミキサ手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、他のリーダ装置が同一チャネルを使用していても他のリーダ装置の送信波は無拡散または他の拡散符号によってスペクトラム拡散された信号のため、他のリーダ装置が送信する干渉波は所望のタグからのレスポンス信号と無相関となり所望のレスポンス信号のみの識別情報の取得が可能となる。つまり、同一チャネルを使用するリーダ装置からの送信波による干渉をうけずに通信を行うことができ、同時に使用することができるチャネル数を増やすことが可能となる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るRFIDシステムは、リーダ装置101が1つまたは複数のタグ102(102−1,102−2,・・・、102−nを総称する)が保持する固有の識別情報を読み出すものである。リーダ装置101には必要に応じて管理装置103が接続されている。また、リーダ装置101と同一チャネルを使用してある離隔距離をおいて通信を行うリーダ装置104があり、1つまたは複数のタグ105(105−1,105−2,・・・、105−nを総称する)と同様に通信を行っており、必要に応じて管理装置106が接続されている。
リーダ装置101は、タグに対して指示を示したコマンド信号を送信する。タグ102は、固有の情報を含む識別情報を内部に保持しており、リーダ装置101からの指示に応じて前記識別情報の少なくとも一部を示すレスポンス信号をリーダ装置101に送信する。その際、リーダ装置101は、タグ102がレスポンス信号を送信するために用いる電力供給用信号であるCW信号を送信しており、タグ102は、リーダ装置101からの電力供給用信号の反射を用いて、識別情報が含まれたレスポンス信号を送信する。管理装置103は、リーダ装置101により読み取られた情報を受け取り、タグ102自体またはタグ102が取り付けられた物品等に関する情報処理および管理を行う。
図2は、本実施の形態1に係るリーダ装置101の構成を示すブロック図である。
リーダ装置101は、図2に示すように、タグ102に対して与える各種の情報を含んだコマンド信号およびタグへの電力供給用信号を生成する信号生成部201と、信号生成部201より生成された信号を無線伝送が可能な信号に変換する変調部202と、変調部202の出力信号を電力増幅する送信信号増幅部203と、送信信号増幅部203の出力の信号をタグに向けて送信し、またタグからのレスポンス信号を受信するためのアンテナ部204と、アンテナ部204より受信されたレスポンス信号を増幅する受信信号増幅部205と、受信信号増幅部205の出力信号をベースバンド信号に変換する復調部206と、復調部206の出力信号を所定の拡散符号によってスペクトラム逆拡散を行うスペクトラム逆拡散部207と、スペクトラム逆拡散部207出力の信号を分析しその信号に含まれた各種の情報を判定する信号分析部208と、管理装置103が接続され管理装置103から与えられる指示や情報の読み込みや管理装置103への情報を出力する外部インターフェース部209と、リーダ装置各部の制御を行うリーダ装置制御部210とを有している。
ここで、リーダ装置制御部210は、タグ102に対してレスポンス信号の送信を要求するためのコマンド信号および送信に係わる制御を行うコマンド信号送信制御手段211と、タグへの電力供給用信号生成における拡散符号生成など電力供給用信号生成および送信に関わる制御を行う電力供給用信号送信制御手段212と、レスポンス信号を受信しスペクトラム逆拡散部207におけるスペクトラム逆拡散に係わる制御と信号分析部208から与えられる各種の情報中の識別情報を読み込むレスポンス信号受信制御手段213とから成っている。また、信号生成部201は、電力供給用信号生成の際にスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散部214を備えている。
図3は、本実施の形態1に係るタグ102の構成を示すブロック図である。
タグ102は、図3に示すように、リーダ装置101に対してレスポンス信号を送信するための応答情報を生成する信号生成部301と、信号生成部301の出力信号を無線伝送可能の信号に変換する変調部302と、変調部302の出力信号をリーダ装置101に送信し、リーダ装置101からのコマンド信号および電力供給用信号を受信するためのアンテナ部303と、アンテナ部303から出力されるコマンド信号をベースバンド信号に変換する復調部304と、復調部304の出力の信号を分析しその信号に含まれる信号の情報を判定する信号分析部305と、タグ各部を制御するタグ制御部306と、タグの識別情報を記憶している記憶部307とを有している。
ここで、タグ制御部306は、コマンド信号の受信を制御するコマンド信号受信制御手段308と、レスポンス信号の送信を制御するレスポンス信号送信制御手段309とから成っている。
次に動作について説明する。なお、ここでは、電力供給用信号生成の際、リーダ装置101に拡散符号Aが割り当てられており、リーダ装置104に拡散符号Bが割り当てられているものとする。
図4に示すように、まず、リーダ装置101は、タグ102へコマンド信号を送信する。続いて、リーダ装置101は、タグ102に対して電力供給用信号を送信する。タグ102は、リーダ装置101からの電力供給用信号の反射を用いて応答情報に対して振幅変調を施しレスポンス信号の送信を行う。
続いて、本実施の形態1に係るリーダ装置101およびタグ102の各部の動作について説明する。
まず、リーダ装置101において、リーダ装置制御部210は、タグへの指示を示したコマンド信号を作成するように信号生成部201を制御し、信号生成部201は、コマンド信号を生成する。この時、スペクトラム拡散部214は動作させずパスする。続いて、信号生成部201より作成されたコマンド信号を変調部202によって無線伝送可能な信号に変調し、送信信号増幅部203において信号を増幅し、アンテナ部204より送信される。これらの一連の制御は、リーダ装置制御部210内のコマンド信号送信制御手段211によって制御される。
タグ102は、アンテナ部303において、リーダ装置101より送信されたコマンド信号を受信し、復調部304においてベースバンド信号に変換する。変換された信号は、信号分析部305において分析され、受信された信号がコマンド信号だと認識され、タグ制御部306へ伝えられる。これら一連の制御は、コマンド信号受信制御手段308によって制御される。
タグ制御部306内のレスポンス信号送信制御手段209は、受信したコマンド信号の内容をうけ、記憶部307から識別情報を読み出し、信号生成部301において識別情報を用いてレスポンス信号送信のための応答情報を生成するように指示する。
リーダ装置101において、コマンド信号の送信後、リーダ装置制御部210内の電力供給用信号送信制御手段212は、タグ102への電力供給用信号を生成するように信号生成部201を制御する。これに基づき、信号生成部201は、電力供給用信号を生成するために、信号生成部201内のスペクトラム拡散部214にて割り当てられた拡散符号Aを生成する。このとき、あらかじめ保存された複数の拡散符号のうち割り当てられた拡散符号Aを読み出してもよい。信号生成部201は、スペクトル拡散部214において電力供給用信号を生成する。生成された電力供給用信号は、変調部202によって無線伝送可能な信号に変調し、送信信号増幅部203によって信号を増幅し、アンテナ部204より送信される。これら一連の制御は、リーダ装置制御部210内の電力供給用信号送信制御手段212によって制御される。
タグ102は、電力供給用信号をアンテナ部303にて受信する。受信した電力供給用信号は変調部302へと伝えられる。信号生成部301において生成された応答情報は、変調部302において受信した電力供給用信号を用いて無線伝送可能の信号に変調する。変調された信号は、レスポンス信号としてアンテナ部303よりリーダ装置101に送信される。これらの一連の制御は、タグ制御部306内のレスポンス信号送信制御手段309によって制御される。
リーダ装置101は、タグ102からのレスポンス信号をアンテナ部204において受信する。受信されたレスポンス信号は、受信信号増幅部205において増幅され、復調部206においてベースバンド信号に変換される。ベースバンド信号に変換された信号は、スペクトラム逆拡散部207に入力し、先の電力供給用信号を生成した際の拡散符号Aによってスペクトラム逆拡散が施される。このとき、電力供給用信号を生成した際と同一の拡散符号によってのスペクトラム逆拡散が施されてレスポンス信号が生成される。一方、同一の拡散符号によってスペクトラム逆拡散が施されていない信号は生成されない。スペクトラム逆拡散が施された信号は、信号分析部208に入力し、応答情報だと認識される。認識された応答情報は、リーダ制御部210において必要な識別情報を読み取られ、外部インターフェース部209を経て管理装置103などにタグの固有の情報が伝えられる。これら一連の制御は、リーダ制御部210内のレスポンス信号受信制御手段213において制御される。
リーダ装置101が送信する電力供給用信号、タグ102が送信するレスポンス信号、リーダ装置101が受信したレスポンス信号の処理における各データに関して図5を用いて説明する。なお、図5において、搬送波波形は図示せず省略している。
リーダ装置101は、所定の拡散符号長の拡散符号Aを用いて信号生成部201内のスペクトラム拡散部214においてスペクトラム拡散した電力供給用信号を送信する(図5(a)参照)。電力供給用信号を受信したタグ102は、記憶部307から読み出した識別情報をもとに信号生成部301においてシンボル長に応じた応答情報を生成する(図5(b)参照)。タグ102は、受信したリーダ装置101からの電力供給用信号を用いて変調部302において応答情報に対して振幅変調を施しレスポンス信号としてリーダ装置101に送信する(図5(c)参照)。レスポンス信号を受信したリーダ装置101は、復調部206において復調処理の後、スペクトラム逆拡散部207において拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散を施し応答情報データを再生する。このように、電力供給用信号を生成した際と同一の拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散を施すため、応答情報データは再生される(図5(d)、(e)参照)。
続いて、リーダ装置104が送信するコマンド信号がリーダ装置101に受信された場合のデータ処理について図6を用いて説明する。なお、図6において、搬送波波形は図示せず省略している。
リーダ装置104は、あるシンボル長の無拡散のコマンド信号を送信する(図6(a)参照)。リーダ装置104が送信したコマンド信号を誤って受信したリーダ装置101は、復調部206において復調処理の後、スペクトラム逆拡散部207において拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散を施す。このとき、受信したコマンド信号は無拡散信号であり、無拡散信号と拡散符号Aは無相関の関係のため、リーダ装置101のスペクトラム逆拡散部207においてスペクトラム逆拡散が施されてもスペクトラム逆拡散部207の出力において信号は再生されない(図6(b)、(c)参照)。
同様に、リーダ装置104が送信する電力供給用信号がリーダ装置101に受信された場合のデータ処理について図7を用いて説明する。なお、図7において、搬送波波形は図示せず省略している。
リーダ装置104は、所定の拡散符号長の拡散符号Bを用いてスペクトラム拡散した電力供給用信号を送信する(図7(a)参照)。リーダ装置104が送信した電力供給用信号を誤って受信したリーダ装置101は、復調部206において復調処理の後、スペクトラム逆拡散部207において拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散を施す。このとき、受信した電力供給用信号は拡散符号Bで拡散されている信号であり、拡散符号Aと拡散符号Bは無相関の関係のため、リーダ装置101のスペクトラム逆拡散部207においてスペクトラム逆拡散が施されてもスペクトラム逆拡散部207の出力において信号は再生されない(図6(b)、(c)参照)。
従って、実施の形態1によれば、リーダ装置104がリーダ装置101と同一チャネルを使用して通信していても、リーダ装置101は拡散符号Aを用いているのに対し、リーダ装置104は別の拡散符号Bを採用しているため、リーダ装置101がタグ102と通信を行う際、同時刻にリーダ装置104がコマンド信号または電力供給用信号をタグ105に向かって送信し、誤ってリーダ装置101がアンテナ部204においてタグ102のレスポンス信号とともにリーダ装置104が送信するコマンド信号または電力供給用信号を受信しても、リーダ装置104が送信したコマンド信号または電力供給用信号は無拡散または拡散符号Bを用いて拡散された信号のため、スペクトラム逆拡散部207では所望のタグ102が送信したレスポンス信号に含まれる応答情報のみが再生される。
このことにより、同一チャネルを使用する他のリーダ装置からの干渉を受けることもなく通信を行うことができる。
また、リーダ装置がそれぞれ拡散符号で拡散された電力供給用信号を送信することにより、リーダ装置に比べ多数使用されるタグの構成を従来のものと変更することなく外部からの雑音に対する耐性を高めることができる。
なお、本実施の形態1は、拡散符号の生成をスペクトラム拡散部214にて生成もしくは保持するとしたが、リーダ装置制御部210内にて生成もしくは保持し、スペクトラム拡散時に読み出すことも可能である。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、リーダ装置が所定の拡散符号においてスペクトラム拡散を施した電力供給信号を送信し、タグからのレスポンス信号に対してスペクトラム逆拡散を施すことによって所望のタグからの信号のみを再生する無線周波数識別システムについて述べたが、次に、実施の形態1のRFIDシステムを用いた場合において、高分解能のアナログディジタル変換器を必要としないリーダ装置の実施の形態を示す。
まずは、図8に実施の形態1を実施した場合のリーダ装置101の復調部206の一般的な構成を示す。ただし、図8に示す構成は、リーダ装置101が送信する電力供給用信号は所定の拡散符号に対して位相変調が施されたデータであり、タグ102が送信するレスポンス信号は上記位相変調信号に対して応答情報によって振幅変調が施されたデータであることを前提としている。
図8に示す復調部206は、リーダ装置101が受信したレスポンス信号に対し受信信号増幅部205の出力信号を同相ベースバンド信号と直交ベースバンド信号に変換する直交復調部801と、直交復調の際に用いられるCW信号を発振する局部発振部802と、直交復調部801の出力信号に対して自帯域外の雑音を濾波するための低域通過フィルタ803、804と、低域通過フィルタ803、804の出力信号をディジタル信号に変換するためのアナログディジタル変換部(ADC)805、806にて構成されている。
次に、図8に示す構成を備えた復調部の場合に生じる問題点について述べる。
一般的に、リーダ装置101の受信部に対してリーダ装置101の送信波の回り込みを防ぐために、通常、アンテナ部204内などにサーキュレータなどが用いられる。前記サーキュレータによるリーダ装置101の受信部に対して回りこむ送信波の減衰量は約40dB程度である。一般的に、リーダ装置101のアンテナ部204における送信電力は30dBmであり、タグ102からの受信電力は−50dBm程度である。このとき、リーダ装置101の送信波がサーキュレータを経てリーダ装置101の受信部へ回りこむ電力は−10dBm程度となり、リーダ装置101の受信部に入力される信号のうち、タグ102からの受信電力よりもリーダ装置101の送信波の回りこみの電力の方が大きい。
このような場合、図8に示す復調部の構成では、ADC805、806に入力される電力のうちリーダ装置101の受信部に回りこんだリーダ装置101の送信波が大部分を占める。このため、ADC805、806はタグ102からの受信信号のみを再生するために必要な分解能によりもさらに多くの分解能が必要となり、ADC805、806の所要分解能が大きくなるという問題が生じる。
本実施の形態2では、上記の問題を解決するためのRFIDシステムに用いるリーダ装置について示す。
図9は、本実施の形態2に係るリーダ装置101の構成を示すブロック図である。
図9おいて、リーダ装置101は、タグ102に対して与える各種の情報を含んだコマンド信号を生成するコマンド信号生成部901と、コマンド信号生成部901より生成された信号を無線伝送が可能な信号に変換するコマンド信号変調部902と、電力供給用信号生成のために所定の拡散符号によって位相変調信号の生成を行う位相変調信号生成部903と、位相変調信号生成部903における位相変調の際に用いられ、コマンド信号変調部902におけるコマンド信号変調の際に用いられるCWを発振する局部発振部904と、コマンド信号変調部902の出力信号または位相変調信号生成部903の出力信号を電力増幅する送信信号増幅部905と、送信信号増幅部905の出力の信号をタグに向けて送信し、またタグからのレスポンス信号を受信するためのアンテナ部906と、アンテナ部906より受信されたレスポンス信号を増幅する受信信号増幅部907と、受信信号増幅部907の出力信号を位相変調信号生成部903の出力信号とミキシングするためのミキサ部908と、ミキサ部908の出力信号に対して送信部から回りこんだ送信波を減衰するための高域通過フィルタ909と、高域通過フィルタ909の出力信号に対して応答情報を得るために信号変換を行うリミッタ910と、リミッタ910の出力の信号を分析しその信号に含まれた各種の情報を判定する信号分析部911と、管理装置103が接続され管理装置103から与えられる指示や情報の読み込みや管理装置103へ情報を出力する外部インターフェース部912と、リーダ装置各部の制御を行うリーダ装置制御部913とを有している。
ここで、リーダ装置制御部913は、タグ102に対してレスポンス信号の送信を要求するためのコマンド信号生成および送信に係わる制御を行うコマンド信号送信制御手段914と、タグへの電力供給用信号生成および送信に係わる制御を行う電力供給用信号送信制御手段915と、レスポンス信号の受信に関わる制御と信号分析部から与えられる各種の情報中の識別情報を読み込むレスポンス信号受信制御手段916と、所定の拡散符号を生成または内部に保持しており、位相変調信号生成部904へ所定拡散符号を出力するための拡散符号保持手段917とから成っている。
次に、本実施の形態2に係るリーダ装置101の動作について説明する。なお、ここでは、電力供給用信号生成の際、リーダ装置101に拡散符号Aが割り当てられており、リーダ装置104に拡散符号Bが割り当てられているものとする。
まず、リーダ装置101において、リーダ装置制御部913内のコマンド信号送信制御手段914は、タグへの指示を示したコマンド信号を作成するようにコマンド信号生成部901を制御し、コマンド信号生成部901は、コマンド信号を生成する。続いて、コマンド信号生成部901より生成されたコマンド信号をコマンド信号変調部902において局部発振部904が出力する所定の周波数のCWを用いて無線伝送可能な信号に変調する。コマンド信号変調部902の出力信号は、送信信号増幅部905において増幅され、アンテナ部906よりコマンド信号として送信される。これらの一連の制御は、リーダ装置制御部913内のコマンド信号送信制御手段914によって制御される。このとき、位相変調信号生成部903は動作しない。
タグ102は、実施の形態1と同様の動作を行い、リーダ装置101から受信したコマンド信号を処理しコマンド信号の内容はタグ制御部306へ伝えられる。タグ制御部306は受信したコマンド信号の内容に従って信号生成部301に対してレスポンス信号送信のための応答情報を生成するように指示する。
リーダ装置101がコマンド信号送信の後、リーダ装置制御部913内の電力供給用信号送信制御手段915は、タグ102への電力供給用信号を生成するようにリーダ装置制御部913内の拡散符号保持手段917および位相変調信号生成部903を制御する。拡散符号保持手段917は、所定の拡散符号Aを生成もしくは保持しており、位相変調信号生成部903が拡散符号Aを用いて位相変調信号生成を行うために位相変調信号生成部903に拡散符号データを出力する。電力供給用信号送信制御手段915は、所定の周波数のCWを発振するように局部発振部904を制御し、局部発振部904は、制御された周波数のCWを発振する。位相変調信号生成部903は、拡散符号保持手段917より入力された拡散符号Aのデータと局部発振部904より発振されたCWを用いて位相変調を施し位相変調信号の生成を行う。ここで、生成された信号は、実施の形態1において変調部202が生成した電力供給用信号と同等である。生成された位相変調信号は、送信信号増幅部905によって信号を増幅され、電力供給用信号としてアンテナ部906より送信される。このとき、コマンド信号生成部901とコマンド信号変調部902は動作していない。
タグ102は、リーダ装置101からの電力供給用信号を受信し、実施の形態1と同様の処理を行ってレスポンス信号を生成し、レスポンス信号をリーダ装置101に送信する。
リーダ装置101は、タグ102からのレスポンス信号をアンテナ部906において受信する。受信されたレスポンス信号は、受信信号増幅部907において増幅される。このとき、リーダ装置101の送信部から回りこんだ送信波も一緒に受信信号増幅部907によって増幅される。受信信号増幅部907の出力信号は、ミキサ部908において位相変調信号生成部903で生成された位相変調信号を用いてミキシングされる。この処理により、レスポンス信号は所定の拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散処理が行われたことと同等となる。ミキサ部908の出力信号は、高域通過フィルタ909に入力し、リーダ装置101の送信部から回りこんだ送信波成分を減衰するために、高域通過フィルタ909によってDC除去される。高域通過フィルタ909の出力信号を識別情報が分析可能な信号に変換するためにリミッタ910に入力しリミッタ処理がなされる。リミッタ処理がなされた信号は、信号分析部911に入力し、応答情報だと認識される。認識された応答情報は、リーダ装置制御部913において必要な識別情報を読み取られ、外部インターフェース部912を経て管理装置103などにタグの固有の情報が伝えられる。これら一連の制御は、リーダ装置制御部913内のレスポンス信号受信制御手段916において制御される。
従って、実施の形態2によれば、リーダ装置101は高分解能のADCを用いることなく所定の拡散符号Aを用いた電力供給用信号を生成し、タグ102への送信が可能となり、タグ102から受信されるレスポンス信号に対して所定の拡散符号Aを用いてスペクトラム逆拡散を施し、同一チャネルを使用している他のリーダ装置からの干渉をうけることなく、所望のタグの識別情報を取得することができる。これにより、タグの構成を従来のものと変更することなく外部からの雑音に対する耐性を高めることができる。
なお、本実施の形態2では、リーダ装置101の送信部からの回りこみの送信波を減衰するために高域通過フィルタ909を用いているが、リーダ装置101の送信部からの回りこみの送信波を減衰できる手段であるなら他の手段を用いてもよい。
また、本実施の形態2では、コマンド信号および電力供給用信号の信号生成および変調部を、コマンド信号生成部901、コマンド信号変調部902、位相変調信号生成部903、局部発振部904としているが、上記の処理をコマンド信号生成および拡散符号を位相情報に変換することができる信号生成部と所望の周波数に無線伝送可能な信号に変換する変調部として行ってもよい。
この発明の実施の形態1に係るRFIDシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るリーダ装置101の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るタグ102の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるリーダ装置101とタグ102の送信信号の説明図である。 この発明の実施の形態1におけるリーダ装置101が送信する電力供給用信号、タグ102が送信するレスポンス信号、リーダ装置101が受信したレスポンス信号の処理における各データの説明図である。 この発明の実施の形態1におけるリーダ装置104が送信するコマンド信号がリーダ装置101に受信された場合のデータ処理についての説明図である。 この発明の実施の形態1におけるリーダ装置104が送信する電力供給用信号がリーダ装置101に受信された場合のデータ処理についての説明図である。 この発明の実施の形態1を実施した場合のリーダ装置101の復調部206の一般的な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るリーダ装置101の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101,104 リーダ装置、102,105 タグ、103,106 管理装置、201 信号生成部、202 変調部、203 送信信号増幅部、204 アンテナ部、205 受信信号増幅部、206 復調部、207 スペクトラム逆拡散部、208 信号分析部、209 外部インターフェース部、210 リーダ装置制御部、211 コマンド信号送信制御手段、212 電力供給用信号送信制御手段、213 レスポンス信号受信制御手段、214 スペクトラム拡散部、301 信号生成部、302 変調部、303 アンテナ部、304 復調部、305 信号分析部、306 タグ制御部、307 記憶部、308 コマンド信号受信制御手段、309 レスポンス信号送信制御手段、801 直交復調部、802 局部発振部、803,804 低域通過フィルタ、805,806 ADC、901 コマンド信号生成部、902 コマンド信号変調部、903 位相変調信号生成部、904 局部発振器、905 送信信号増幅部、906 アンテナ部、907 受信信号増幅部、908 ミキサ部、909 高域通過フィルタ、910 リミッタ、911 信号分析部、912 外部インターフェース部、913 リーダ装置制御部、914 コマンド信号送信制御手段、915 電力供給用信号送信制御手段、916 レスポンス信号受信制御手段、917 拡散符号保持手段。

Claims (4)

  1. 受信した電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとともに無線周波数識別システムを構築するリーダ装置であって、
    前記電力供給信号を送信する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散手段と、前記応答信号に対して前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散を施すスペクトラム逆拡散手段とを備えた
    ことを特徴とするリーダ装置。
  2. 受信した電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとともに無線周波数識別システムを構築するリーダ装置であって、
    前記電力供給用信号を送信する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散およびスペクトラム逆拡散するために用いるものであって、前記拡散符号に対して所望の周波数で変調信号を生成する変調信号生成手段と、前記応答信号を前記変調信号生成手段より生成された前記変調信号とミキシングするためのミキサ手段とを備えた
    ことを特徴とするリーダ装置。
  3. 電力供給用信号を送信するリーダ装置と、前記電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとを備えた無線周波数識別システムにおいて、
    前記リーダ装置は、前記電力供給信号を生成する際に所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を施すスペクトラム拡散手段と、前記タグからの応答信号に対して前記拡散符号を用いてスペクトラム逆拡散を施すスペクトラム逆拡散手段とを備えた
    ことを特徴とする無線周波数識別システム。
  4. 電力供給用信号を送信するリーダ装置と、前記電力供給用信号の反射を用いて識別情報を含んだ応答信号を送信する一つまたは複数のタグとを備えた無線周波数識別システムにおいて、
    前記リーダ装置は、前記電力供給用信号を所定の拡散符号を用いてスペクトラム拡散およびスペクトラム逆拡散するために用いるものであって、前記拡散符号に対して所望の周波数で変調信号を生成する変調信号生成手段と、前記タグからの応答信号を前記変調信号生成手段より生成された前記変調信号とミキシングするためのミキサ手段とを備えた
    ことを特徴とする無線周波数識別システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021077988A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 国立大学法人 鹿児島大学 通信システム、送信装置、及び受信装置

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