JP2007124535A - 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ - Google Patents

送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007124535A
JP2007124535A JP2005316987A JP2005316987A JP2007124535A JP 2007124535 A JP2007124535 A JP 2007124535A JP 2005316987 A JP2005316987 A JP 2005316987A JP 2005316987 A JP2005316987 A JP 2005316987A JP 2007124535 A JP2007124535 A JP 2007124535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
modulator
modulated
transmission
modulated wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005316987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4604964B2 (ja
Inventor
Kazushi Yamazaki
一志 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2005316987A priority Critical patent/JP4604964B2/ja
Priority to US11/581,484 priority patent/US7822388B2/en
Publication of JP2007124535A publication Critical patent/JP2007124535A/ja
Priority to US12/883,218 priority patent/US20110032082A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4604964B2 publication Critical patent/JP4604964B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号受信する送受信装置において、受信時におけるSN比を向上させる。
【解決手段】変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号を受信する送受信装置10は、所定の搬送波を生成する発振器14と、発振器14の生成した搬送波を送信ベースバンド信号で変調して変調波を生成する変調器12と、変調器12によって変調された変調波、または変調器によって変調されない無変調波を増幅するパワーアンプ13と、パワーアンプ13の出力をアンテナ16に送るサーキュレータ15とを含む。アンテナ16から無変調波を送信するときは、発振器12とパワーアンプ13とを直接接続するよう、スイッチ22a,22bはバイパス回路23側に切替られる。
【選択図】図2

Description

この発明は、送受信装置、変調集積回路およびRFIDリーダライタに関し、特に、受信時のSN比(signal to noise ratio)を向上できる、送受信装置、変調集積回路およびRFIDリーダライタに関する。
従来のRFID(Radio Frequency IDentification)リーダライタ(非接触ICカード読取/書込装置)が、たとえば、特開2004−206245号公報(特許文献1)に開示されている。図7は、特許文献1に開示されたRFIDリーダライタ(以下、「リーダライタ」と省略する)60の要部を示すブロック図である。
図7を参照して、従来のリーダライタ60は、無線送信部61と、無線受信部71と、無線送信部61からの送信信号をアンテナ67へ導き、アンテナ67で受信した外部のタグ(無線ICカード)50からの受信信号を無線受信部71へ導くサーキュレータ66とを含み、アンテナ67を介してタグ50と送受信を行なう。
無線送信部61は、所定の周波数の搬送波を生成する発振器64と、搬送波を入力された送信ベースバンド信号で変調する変調器62と、電力増幅器63と、マッチング回路65とを含む。無線受信部71は復調器72を含み、復調器72で受信ベースバンド信号が生成される。
リーダライタ60とタグ50との通信は以下のように行なわれる。送信データ伝送の場合は、発振器64からの搬送波を変調器62へ入力し、データ(送信ベースバンド信号)によりこれを変調する。そしてこれを電力増幅器63で増幅し、マッチング回路65を経て、サーキュレータ66を介してアンテナ67から送信する。また、電力伝送のみの場合は、発振器64からの搬送波を無変調のままで送信する。リーダライタ60からタグ50への送信は、電磁結合によりアンテナ67が生成する磁束がタグ50の図示のないアンテナコイルと鎖交し、誘起電圧を励起することにより行われる。タグ50では、アンテナコイルの誘起電圧をタグ50内の整流回路(図示せず)で整流してタグ50内の各回路の電源として用いる。また、同じ誘起電圧を復調回路(図示せず)へ導いてリーダライタ60からのデータを復調する。
次に、タグ50よりリーダライタ60へのデータ伝送時には、リーダライタ60は無変調の搬送波を送信して、タグ50へ電力供給のみを行っている。タグ50側では、内蔵のメモリ(図示せず)から読み出されたデータに応じた信号が出力され、それを受信信号としてアンテナ67で受信し、復調器72で復調する。
図8は、リーダライタ60からタグ50にコマンドが送信された後の、リーダライタ60とタグ50との間の送信信号等を同一時間軸で示した図である。図8(A)は、リーダライタ60のコマンド送信とそれに対するレスポンス受信タイミングを示す図であり、図8(B)は、タグ50のコマンド受信とそれに対するレスポンス送信タイミングを示す図である。図8(C)は、リーダライタ60からタグ50への送信信号の波形を示す図である。図8(D)は、タグ50での動作とレスポンスデータに応じた反射係数の切替の様子を示す図であり、図8(E)は、タグ50からリーダライタ60への送信信号のレスポンス波形を示す図である。
図8を参照して、リーダライタ60とタグ50との通信は次のように行われる。図8(A)に示すように、リーダライタ60からタグ50にコマンドが送信された後、タグ側のレスポンスタイミング時にリーダライタ60からは無変調波が送信される(図8(C))。タグ側でのレスポンス返信は、図8(B)、(D)および(E)に示すように、この無変調波をバックスキャッタすることで送信している。ここでバックスキャタとは、タグ50において、タグ50のアンテナによる反射で、反射係数Aと反射係数Bとに切替ることをいう。すなわち、タグ50側ではリーダライタ60から送られる無変調波の反射率をバックスキャッタによって変化させることにより、レスポンスデータを変調し(図8(E))、リーダライタ60に返信する。リーダライタ60ではこの返信された信号を復調器72で復調することで、タグ50からのレスポンスデータを得る。
特開2004−206245号公報(段落番号0033、図2等)
上記したように、リーダライタ60は、タグ50からのレスポンス受信時に無変調波を同時に送信する必要がある。しかし、この際(受信時)、サーキュレータ66において、送信信号の一部が受信部に回り込むことにより、復調器72が飽和して受信感度が低下する等の問題が発生しうる。このような場合に対処するためには、無線受信部71の前段に減衰器(図7において81で示す)を挿入することで、送信信号の回り込みで受信部が飽和しないリーダライタを実現することも考えられる。
しかしながら、このようにしても、以下のような問題が生じうる。すなわち、タグ50からの受信タイミング時に無線送信部61では無変調波を送出しているが、この無変調波は、完全な無変調波とすることが困難であり、実際上は送信ベースバンド信号に含まれるノイズ成分や変調器自身で発生するノイズによって、搬送波が変調される。
このため、無変調波が受信部に回り込むとこのノイズ成分が復調され、受信ベースバンド信号のSN比が悪化するという問題がある。以下に、このSN比が悪化するメカニズムを説明する。
図9は、図7に示したリーダライタ60において、SN比が悪化するメカニズムを説明するための模式図である。図9において横軸は周波数を示し、縦軸は、信号の強度を表わしている。図9は(A)から(F)までの7つの信号を含むが、それぞれの信号の得られる位置は、図7において、それぞれの位置をアルファベットで示している。
図9(A)は、発振器64から出力される搬送波を示す図であり、所定の周波数fcのみを有している。図9(B)は、搬送波が電力増幅器63で増幅され、無線送信部61から出力される信号を示す図であり、所定の周波数fcだけでなく、送信ベースバンド信号に含まれるノイズや変調器61自身で発生するノイズも含まれている。ここでノイズレベルは斜線で示している。この図でわかるように、搬送波のレベルに対するノイズのレベル(C/N比:Carrier to Noise ratio)は、タグ50の動作に何ら影響のない十分高いレベルである。図9(C)は、送信信号による回り込み信号を示す図であり、送受信間のアイソレーション分だけ搬送波とノイズレベルとが低下している。図9(D)は、タグ50からの受信信号を示し、空間損失によってノイズと信号成分双方が減衰しているが、S/N比は十分高いレベルである。図9(E)は、図9(C)で表わされた送信回り込み信号と図9(D)で表わされたタグ50からの受信信号の合成された信号で、図7における減衰器81への入力信号になる。この信号は、送信回り込み信号に含まれるノイズのため、タグ50から受信信号のSN比が低下する。
図9(F)は受信部71への入力信号で、減衰器81ではノイズレベルとともに信号レベルも低下するため、SN比は向上しない。この信号が復調器72に入力されて復調され、受信ベースバンド信号となるため、これらの図から、送信信号の回り込みが多くなるほど、受信ベースバンド信号のSN比が悪化することがわかる。
この発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、タグとの通信等に使用される、変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号受信する送受信装置、変調集積回路およびRFIDリーダライタにおいて、受信時におけるSN比を向上させることを目的とする。
この発明に係る、変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号を受信する送受信装置は、所定の搬送波を生成する発信器と、発信器の生成した搬送波を変調して変調波を生成する変調器と、変調器によって変調された変調波、または無変調波を送信する送信手段とを含み、送信手段が無変調波を送信するときは、発信器を送信手段に直接接続するよう制御する制御手段を含む。
無変調波の送信時には、ノイズ源となりうる変調器を経由することなく発信器を直接送信手段に接続するため、ノイズの少ない無変調波を送信できる。したがって、この送信信号が回り込み信号となってもそのノイズの影響は少ない。
その結果、変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号受信する送受信装置の受信時におけるSN比を向上させることができる。
好ましくは、発信器を送信手段に直接接続することによって変調器をバイパスするバイパス回路をさらに含み、送信手段が無変調波を送信するときは、制御手段は、バイパス回路を経由して無変調波を送信手段に送信する。
さらに好ましくは、発信器と送信手段との間には、バイパス回路または変調器のいずれかを経由するためのスイッチが設けられ、制御手段は、発信器を変調器に接続するか、または、送信手段に直接接続するかの選択を、スイッチを制御して行ない、それによって、送信手段から変調波または無変調波のいずれかが送信される。
この発明の他の局面においては、変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号受信する送受信装置は、所定の搬送波を生成する発信器と、データに応じて生成されたベースバンド信号を入力し、発信器の生成した搬送波をベースバンド信号によって変調して変調波を生成する変調器と、変調器によって変調された変調波、または無変調波を送信する送信手段とを含み、送信手段が無変調波を送信するときは、変調器へのベースバンド信号の入力を遮断する遮断手段を含む。
無変調波の送信時には、ノイズ源となりうるベースバンド信号の入力を遮断するため、ベースバンド信号のノイズのない無変調波を送信できる。したがって、この送信信号が回り込み信号となってもそのノイズの影響は少ない。
その結果、変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号受信する送受信装置の受信時におけるSN比を向上させることができる。
好ましくは、変調器は、ベースバンド信号を入力する入力端子、または直流電圧源のいずれかに接続するためのスイッチを含み、遮断手段は、変調器へのベースバンド信号の入力の遮断を、スイッチを直流電圧源に接続することによって行なう。
この発明のさらに他の局面においては、変調波および無変調波を選択的に外部へ送信する変調集積回路は、外部から搬送波を入力する搬送波入力端子と、搬送波入力端子から入力された搬送波を変調する変調器と、変調器で変調された変調波、または無変調波を出力する出力端子と、外部からの切替信号に応じて、変調波を出力するときは、搬送波入力端子から入力された搬送波を変調器を経由して、無変調波を出力するときは、変調器を経由することなく直接、出力端子に接続する接続手段とを含む。
この発明のさらに他の局面においては、変調波および無変調波を選択的に外部へ送信する変調集積回路は、外部から入力され、データに応じて生成されたベースバンド信号を入力する入力端子と、入力端子に接続可能に設けられ、外部から入力された搬送波をベースバンド信号によって変調して変調波を生成する変調器と、変調器で変調された変調波または無変調波を出力する出力端子とを含み、外部からの切替信号に応じて、出力端子から無変調波を出力するときは、変調器への前記入力端子との接続を遮断する遮断手段とを含む。
好ましくは、RFIDリーダライタは、上記の集積回路を備える。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1および図2はこの発明の一実施の形態に係る送受信装置をリーダライタに適用した場合の、リーダライタの要部を示すブロック図である。図1を参照して、リーダライタ10は、搬送波を生成する発信器の一例としての発振器14と、無線送信部11と、無線受信部18と、無線送信部11からの送信信号を送信手段となるアンテナ16へ導き、アンテナ16で受信した外部のタグ50からの受信信号を減衰器17を介して無線受信部18へ導くサーキュレータ15を含み、アンテナ16を介してタグ50との送受信を行なう。無線受信部18は従来と同様に復調器20とアンプ19とを含み、アンプ19で増幅された信号が受信ベースバンド信号として取り出される。
無線送信部11は、送信ベースバンド信号を受けて発振器14からの搬送波を変調する変調器12と、パワーアンプ13と、発振器14とパワーアンプ13との間をバイパスするバイパス回路23と、搬送波を変調器12を経由させるか、バイパス回路23を経由させるかを選択するためのスイッチ22a,22bとを含む。
なお、このスイッチ22a,22bを操作するための切替制御信号は、リーダライタ10全体を制御する制御回路21から出力される。
次に、リーダライタ10の動作について説明する。この実施の形態においては、変調時と無変調時とでは制御回路21からの切替制御信号によってスイッチ22a,22bの接続を切替る。すなわち、変調時(コマンド送信時)にはこの図1に示すように、スイッチ22a,22bを変調器12側に接続する。それによって、発振器14と変調器12とが接続されて、搬送波信号が変調器12に入力され、変調される。
一方、無変調時(レスポンス受信時)には、図2に示すように、スイッチ22a,22bをバイパス回路23側に接続し、搬送波信号は変調器12を介さずにバイパス回路23を通り、直接パワーアンプ13のような、次段の回路に接続される。すなわち、この実施の形態においては、スイッチ22a,22b、バイパス回路23およびスイッチ22a,22bの切替を行なうスイッチ切替信号を出力する制御回路21とで制御手段、または接続手段が構成されている。
このように構成することにより、無変調時は搬送波信号が直接送信されるため、送信ベースバンド信号に含まれるノイズや変調器で発生するノイズが送信信号として送信されなくなる。
したがって、無変調波(送信信号)が受信部に回り込むことで、このノイズ成分が復調され、受信ベースバンド信号のSN比が悪化するという問題点が原理上発生しなくなる。
その結果、受信時のSN比が向上し、通信距離の向上や受信性能の安定化するという効果が得られる。
次に、上記実施の形態の変形例について説明する。変形例は、変調時と無変調時とで送信レベルに差が生じる場合に対処するもので、バイパス回路23、または変調器12の搬送波入力端子直前にゲイン調整回路を挿入することにより、変調時と無変調時とのレベルに差を生じさせないようにしている。
図3は、この変形例における、無線送信部11aを示す図であり、図1における無線送信部11に対応する。図3を参照して、変形例における無線送信部11aには、変調時と無変調時とで送信レベルに差が生じないように、変調器12の搬送波入力端子直前にゲイン調整回路33を設けている。なお、このゲイン調整回路は、バイパス回路23に設けてもよい。この場合の例を図3に点線33aで示している。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図4は、この発明の他の実施の形態に係るリーダライタの構成を示すブロック図であり、図1および図2において、一点鎖線で囲んだ、Aで示す部分に対応する図である。これ以外の部分については、同じ構成であるので、図面および説明を省略する。図4(A)は先の実施の形態における図1(変調時)に対応し、図4(B)は、図2(無変調時)に対応する。
図4を参照して、この実施の形態におけるリーダライタ30の送信部31においては、先の実施の形態におけるスイッチ22a,22bおよびバイパス回路23に代えて、分配器24と、分配器24または変調器12のいずれかとパワーアンプ13とを接続するスイッチ25とを設けている。すなわち、スイッチ25を切替ることによって、発振器14の搬送波が変調器12を経由または経由しないで、送信手段としてのアンテナ16を介して出力される。なお、ここでは、分配器24、スイッチ25および制御回路21によって、制御手段が構成されている。
この場合も先の実施の形態と同様の効果を発揮する。この例においては、先の実施の形態に加えて、分配器24によって、変調器12とスイッチ25とへの分配割合を任意の比に設定できるため、先の実施の形態で述べた、変調時と無変調時とのレベル差を調整(レベル差が発生しないような比に設定)できるとともに、スイッチの数を減らすことによる、コストダウンの効果も得ることができる。
次にこの発明のさらに他の実施の形態について説明する。この実施の形態は、変調器12自身で発生するノイズが十分に低く、変調器12のノイズが無線受信部18に廻り込んでも受信SN比に影響を与えないレベルで、送信ベースバンド出力部で発生するノイズが支配的である場合に適応される。
図5はこの実施の形態に係るリーダライタのブロック図である。ここでも、図1および図2において、Aで示す部分に対応する図である。これ以外の部分については、同じ構成であるので、図面および説明を省略する。図5(A)は先の実施の形態における図1(変調時)に対応し、図5(B)は、図2(無変調時)に対応する。
図5を参照して、この実施の形態におけるリーダライタ40の送信部41においては、変調器12は発振器14に接続されている。変調器12はスイッチ26を介して送信ベースバンド信号を出力する、送信ベースバンド出力部27または直流電圧源29を介して接地された終端抵抗28のいずれかに接続可能である。
すなわち、この実施の形態においては、変調時(コマンド送信時)には送信ベースバンド信号を変調器12に入力し、無変調時(レスポンス受信時)には、送信ベースバンド信号を変調器12から切り離すようにスイッチ26を制御回路21が制御する。したがって、ここでは、制御回路21、スイッチ26が、送信器としてのアンテナ16が無変調波を送信するときに変調器12へのベースバンド出力部(回路)との接続を遮断する遮断手段として作動する。
変調器自身で発生するノイズが十分に低い場合、このように構成することにより、無変調時はベースバンド信号を生成する回路から発生するノイズが変調器に入力されないため、このノイズが送信信号として送信されなくなる。
よって無変調波(送信信号)が無線受信部18に回り込むことで、このノイズ成分が復調され、受信ベースバンド信号のSN比が悪化するという問題点が原理上発生しなくなるため、今回の発明を適用することで受信時のSN比が向上するため、少ない部品点数で通信距離の向上や受信性能の安定化するという効果を発揮する。
なお、上記各実施の形態におけるリーダライタとしては、任意の周波数帯の電波を使用できるが、受信時のSN比を向上できることから、通信距離の向上や受信性能の安定化が図れるため、特に周波数が860〜960MHz、および2.45GHzのUHF帯において、効果が大きい。
また、上記実施の形態においては、送受信装置の一例としてRFIDリーダライタを例にあげて説明したが、これに限らず、これ以外の送信および受信機能を有する送受信装置、たとえば、レーダ等に適用してもよい。
さらに、そのような送受信装置の有する機能を、1つのチップ上に送受信用の集積回路、または送信用の集積回路として形成してもよい。
この場合の例について、図6を参照して説明する。図6は、変調器と、変調器をバイパスするためのスイッチとを内蔵した変調IC(Integrated Circuit)の構成を示すブロック図である。変調ICは、基本的に、図1に示した無線送信部11からパワーアンプ13を除いた部分で構成されている。
図6(A)は、変調ICの第1の例を示すブロック図であり、上記した図1に対応するものである。図6(A)を参照して、変調IC35a(図中点線で囲んだ部分)は、ベースバンド信号を入力する入力端子36aと、変調器12と、変調器12をバイパスするためのバイパス回路23およびスイッチ22a,22bと、これらのスイッチ22a,22bを切替るための切替信号を入力する入力端子37aと、搬送波を入力する搬送波入力端子38aと、変調波または無変調波を出力する出力端子39aとを含む。この変調IC35aの動作は、図1に示した実施の形態における対応する部分と同じであるので、その説明は省略する。
図6(B)は、変調ICの第2の例を示すブロック図である。図6(B)を参照して、この変調IC35bは、図4(A)に対応するもので、ベースバンド信号を入力する入力端子36bと、変調器12と、変調器12をバイパスするための分配器24およびスイッチ25と、このスイッチ25を切替るための切替信号を入力する入力端子37bと、搬送波を入力する搬送波入力端子38bと、変調波または無変調波を出力する出力端子39bとを含む。
図6(C)は、変調ICの第3の例を示すブロック図である。図6(C)を参照して、この変調IC35cは、図5(A)に対応するもので、ベースバンド信号または直流電圧源29を入力する入力端子36c、36dと、変調器12と、ベースバンド信号、または直流電圧源のいずれかを変調器12に接続するためのスイッチ26と、このスイッチ26を切替るための切替信号を入力する入力端子37cと、搬送波を入力する搬送波入力端子38cと、変調波を出力する出力端子39cとを含む。
また、上記実施の形態においては、搬送波を生成するための発信器として、所定の周波数で発振する発振器を用いる例について説明したが、これに限らず、搬送波を生成できるものであれば任意の発信器を採用してもよい。
変調IC35bおよび35cの動作も、上記した実施の形態における対応する部分と同じであるので、その説明は省略する。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係る送受信装置は、受信時におけるSN比を向上できるため、送受信装置として有利に使用される。
この発明の一実施の形態に係るリーダライタの要部を示すブロック図であり、変調時の状態を示す図である。 リーダライタの要部を示すブロック図であり、無変調時の状態を示す図である。 この発明の他の実施の形態に係るリーダライタの要部を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施の形態に係るリーダライタの要部を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施の形態に係るリーダライタの要部を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施の形態に係るリーダライタの要部を示すブロック図である。 先行技術文献に開示されたリーダライタの要部を示すブロック図である。 リーダライタからタグにコマンドが送信された後の、両者間の送信信号等を同一時間軸で示した図である。 SN比が悪化するメカニズムを説明するための模式図である。
符号の説明
10,30,40 RFIDリーダライタ、11,31,41 無線送信部、12 変調器、13 パワーアンプ、14 発振器、15 サーキュレータ、16 アンテナ、17 減衰器、18 無線受信部、19 アンプ、20 復調器、21 制御回路、22 スイッチ、23 バイパス回路、24 分配器、25,26 スイッチ、28 終端抵抗、29 直流電圧源、30 タグ。

Claims (9)

  1. 変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号を受信する送受信装置であって、
    所定の搬送波を生成する発信器と、
    前記発信器の生成した搬送波を変調して変調波を生成する変調器と、
    前記変調器によって変調された変調波、または変調されない無変調波を送信する送信手段と、
    前記送信手段が前記無変調波を送信するときは、前記変調器をバイパスして前記発信器と前記送信手段とを直接接続する制御手段とを含む、送受信装置。
  2. 前記発信器を前記送信手段に直接接続することによって前記変調回路をバイパスするバイパス回路をさらに含み、
    前記送信手段が前記無変調波を送信するときは、前記制御手段は、前記バイパス回路を経由して前記無変調波を前記送信手段に送信する、請求項1に記載の送受信装置。
  3. 前記発信器と前記送信手段との間には、前記バイパス回路または前記変調器のいずれかを経由するためのスイッチが設けられ、
    前記制御手段は、前記発信器を前記変調器に接続するか、または、前記送信手段に直接接続するかの選択を、前記スイッチを制御して行ない、
    それによって、前記送信手段から前記変調波または前記無変調波のいずれかが送信される、請求項2に記載の送受信装置。
  4. 変調波と無変調波とを選択的に外部へ送信し、外部から応答信号を受信する送受信装置であって、
    所定の搬送波を生成する発信器と、
    データに応じて生成されたベースバンド信号を入力し、前記発信器の生成した搬送波を前記ベースバンド信号によって変調して変調波を生成する変調器と、
    前記変調器によって変調された変調波、または無変調波を送信する送信手段とを含み、
    前記送信手段が前記無変調波を送信するときは、前記変調器への前記ベースバンド信号の入力を遮断する遮断手段を含む、送受信装置。
  5. 前記変調器は、前記ベースバンド信号を入力する入力端子、または直流電圧源のいずれかに接続するためのスイッチを含み、
    前記遮断手段は、前記変調器への前記ベースバンド信号の入力の遮断を、前記スイッチを前記直流電圧源に接続することによって行なう、請求項4に記載の送受信装置。
  6. 変調波および無変調波を選択的に外部へ送信する変調集積回路であって、
    外部から搬送波を入力する搬送波入力端子と、
    前記搬送波入力端子から入力された搬送波を変調する変調器と、
    前記変調器で変調された変調波、または無変調波を出力する出力端子と、
    外部からの切替信号に応じて、変調波を出力するときは、前記搬送波入力端子から入力された搬送波を前記変調器を経由して、無変調波を出力するときは、前記変調器を経由することなく直接、前記出力端子に接続する接続手段とを含む、変調集積回路。
  7. 変調波および無変調波を選択的に外部へ送信する変調集積回路であって、
    外部から入力され、データに応じて生成されたベースバンド信号を入力する入力端子と、
    前記入力端子に接続可能に設けられ、外部から入力された搬送波を前記ベースバンド信号によって変調して変調波を生成する変調器と、
    前記変調器で変調された変調波または無変調波を出力する出力端子とを含み、
    外部からの切替信号に応じて、前記出力端子から無変調波を出力するときは、前記変調器への前記入力端子との接続を遮断する遮断手段とを含む、変調集積回路。
  8. 請求項6に記載の集積回路を備えたRFIDリーダライタ。
  9. 請求項7に記載の集積回路を備えたRFIDリーダライタ。



JP2005316987A 2005-10-31 2005-10-31 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ Active JP4604964B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316987A JP4604964B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ
US11/581,484 US7822388B2 (en) 2005-10-31 2006-10-17 Transceiver, modulation integrated circuit, and RFID reader/writer
US12/883,218 US20110032082A1 (en) 2005-10-31 2010-09-16 Transceiver, modulation integrated circuit, and rfid reader/writer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316987A JP4604964B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007124535A true JP2007124535A (ja) 2007-05-17
JP4604964B2 JP4604964B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=37995533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005316987A Active JP4604964B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7822388B2 (ja)
JP (1) JP4604964B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281788A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 送受信機

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2237013B1 (en) * 2002-10-31 2012-06-06 University of Massachusetts Rapid cell block embedding method and apparatus
WO2008148226A1 (de) * 2007-06-06 2008-12-11 Elektrobit Wireless Communications Ltd. Rfid schreib-/lesestation und verfahren zum betrieb einer solchen
KR100914850B1 (ko) * 2009-03-27 2009-09-02 주식회사 아이디로 백스캐터링 방식 rfid 통신 시스템
EP2387159A1 (en) * 2010-05-12 2011-11-16 Imec Reconfigurable receiver architectures
US8760261B2 (en) * 2010-06-11 2014-06-24 Intelleflex Corporation Devices employing fast carrier cancellation and methods thereof
US8823493B2 (en) * 2010-06-11 2014-09-02 Intelleflex Corporation Devices employing modulator switching and methods thereof
US8766775B2 (en) * 2010-06-11 2014-07-01 Intelleflex Corporation Devices employing delay matching to mitigate local oscillator noise and methods thereof
US20130005280A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 Hong Kong Applied Science and Technology Research Institute Company Limited Method for constructing a wireless communication device to achieve motion sensing function
US20170017874A1 (en) * 2016-05-06 2017-01-19 Qualcomm Incorporated Radio frequency identification (rfid) reader with frequency adjustment of continuous radio frequency (rf) wave
CN108073841A (zh) * 2016-11-17 2018-05-25 北京同方微电子有限公司 一种用于rfid标签的智能天线系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005069503A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力供給装置及び電力供給方法
JP2006072826A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線タグシステム、リーダライタ、無線タグ装置およびデータの書き込み・読み出し方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4302764A (en) * 1976-12-30 1981-11-24 International Business Machines Corporation Nondestructive read-out dynamic memory cell
EP1615158B1 (en) * 2002-12-24 2014-08-27 Panasonic Corp Non-contact chip card reader
US7463388B2 (en) * 2003-05-29 2008-12-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with control of image formation using read information
JP4446785B2 (ja) * 2003-08-27 2010-04-07 京セラ株式会社 高周波送受信器およびそれを具備するレーダ装置ならびにそれを搭載したレーダ装置搭載車両およびレーダ装置搭載小型船舶
US7253719B2 (en) * 2004-04-13 2007-08-07 Impinj, Inc. Multi-oscillator clock signals

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005069503A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力供給装置及び電力供給方法
JP2006072826A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線タグシステム、リーダライタ、無線タグ装置およびデータの書き込み・読み出し方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007281788A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 送受信機

Also Published As

Publication number Publication date
US20070096878A1 (en) 2007-05-03
JP4604964B2 (ja) 2011-01-05
US7822388B2 (en) 2010-10-26
US20110032082A1 (en) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4604964B2 (ja) 送受信装置、変調集積回路およびrfidリーダライタ
KR101114066B1 (ko) 무선 통신 시스템, 무선 통신 장치 및 무선 통신 방법
JP4387323B2 (ja) Rfid用送受信装置
RU2571730C2 (ru) Способ и средство передачи данных от транспондера считывателю преимущественно в средствах для осуществления оплаты с использованием мобильного устройства связи
KR20080097115A (ko) 무선 주파수 식별 장치
JP4537248B2 (ja) キャリアセンス方法及び送受信装置
EP3267589B1 (en) System to process a high voltage antenna signal within an integrated circuit
JP4657657B2 (ja) リーダライタ、及び無線タグシステム
JP4384654B2 (ja) 無線識別タグの単側波帯域応答方法
JP4807029B2 (ja) Rfidシステム及びrfidタグ
JP5137128B2 (ja) Rfidリーダライタ
JP2008187227A (ja) Rfidリーダ
US20070275673A1 (en) Signal transmitting and receiving apparatus capable of preventing the receiving end from saturating
JP4628992B2 (ja) 無線送受信機
JP4352985B2 (ja) 無線通信装置
JP5053310B2 (ja) 送受信回路及びその信号受信方法
KR100961672B1 (ko) 비접촉 송/수신 시스템에 의해 전송되는 전자기 신호를 위한 모듈레이터 장치
JP2006203469A (ja) 情報通信装置および物品識別システム
US10784905B2 (en) Communication device
JP2008283637A (ja) 無線通信装置
JP2009044306A (ja) Rfidタグ用リーダ
KR20070053109A (ko) Rfid 리더 및 rfid 시스템
KR100718685B1 (ko) 송수신 회로 및 이를 포함하는 무선 주파수 식별 리더
JP2007208851A (ja) データ読出装置及び無電源通信素子
JP2006174115A (ja) 補助型リーダ・ライタ、rfidシステム、およびrfidシステムの通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4604964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3