JP3614663B2 - パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、データキャリアがリーダライタから受け取った高周波リーダライタ無変調信号を、送信データで変調してリーダライタに送信するパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。図において、1はリーダライタ、2はデータキャリアであり、3はリーダライタ1の上位に配置された上位装置である。また、リーダライタ1内において、11はリーダライタデータ処理部、12はリーダライタ無線制御部、13はリーダライタ送信回路部、14はリーダライタ送信アンテナ、15はリーダライタ受信回路部、16はリーダライタ受信アンテナ、17は発振器部である。さらに、データキャリア2内において、21はデータキャリアデータ処理部、22はデータキャリア無線制御部、23はデータキャリア受信回路部、24はデータキャリア受信アンテナ、25はパッシブ変調器部、26はデータキャリア送信アンテナである。
【0003】
次に動作について説明する。
まずリーダライタ1からデータキャリア2への送信について説明する。上位装置3、あるいはリーダライタデータ処理部11からの送信データが、リーダライタ無線制御部12を通してリーダライタ送信回路部13に入力される。リーダライタ送信回路部13はその送信データで、発振器部17からの固定周波数による搬送波信号を変調し、高周波リーダライタ送信信号としてリーダライタ送信アンテナ14より送信する。
【0004】
データキャリア2では、このリーダライタ1からの高周波リーダライタ送信信号をデータキャリア受信アンテナ24にて受信し、それをデータキャリア受信回路部23にて受信データに変換する。変換された受信データはデータキャリア無線制御部22を通してデータキャリアデータ処理部21に送られ、データキャリアデータ処理部21においてデータ処理される。
【0005】
次にデータキャリア2からリーダライタ1への送信について説明する。リーダライタ1のリーダライタ送信回路部13は、上記高周波リーダライタ送信信号とともに、発振器部17からの固定周波数の搬送波信号を変調しない高周波リーダライタ無変調信号を、リーダライタ送信アンテナ14よりデータキャリア2に送信している。データキャリア2ではパッシブ変調器部25において、データキャリア送信アンテナ26で受信したその高周波リーダライタ無変調信号を、データキャリアデータ処理部21からデータキャリア無線制御部22を介して入力される送信データで変調して高周波データキャリア送信信号に変換する。この高周波データキャリア送信信号はデータキャリア送信アンテナ26よりリーダライタ1に送信される。
【0006】
リーダライタ1では、リーダライタ受信アンテナ16で受信したデータキャリア2からの高周波データキャリア送信信号を、リーダライタ受信回路部15に入力し、発振器部17からの固定周波数の搬送波信号を用いてこの高周波データキャリア送信信号を受信データに変換する。この受信データはリーダライタ無線制御部12、リーダライタデータ処理部11を通じて上位装置3へ送られる。
【0007】
次に図8を用いて、従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの通信周波数と通信スロット時間について説明する。ここで、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数fは、リーダライタ1内の発振器部17が発生する搬送波信号の周波数によって決定される。図示のように、この通信周波数fにおいて、リーダライタ1からデータキャリア2へデータを送信する通信スロット時間(図中ではR/W→D/Cと表記)と、データキャリア2からリーダライタ1へデータを送信する通信スロット時間(図中ではD/C→R/Wと表記)とが交互に繰り返されている。
【0008】
なお、このような従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムに関連する技術の記載がある文献としては、例えば、特開平1−95630号公報、あるいは特開平4−63025号公報などがある。これらの文献には、フェージングなどによる、混信妨害のおそれがある信号や、通信エラーなどが検出された場合に、送信側で別の周波数に切り替えて送信を行うとともに、受信側でもそれに合わせて受信周波数の変更を行うものが開示されている。なお、これらの文献では、データキャリアに相当するカードや受信機が発振器を備えており、また、通信フレーム毎にランダムな通信周波数の変更を行うことについてまでは言及されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは以上のように構成されているので、リーダライタ1の発振器部17が発生する搬送波信号の周波数は1種類であり、この1種類の固定された通信周波数にて、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムテム全体の通信を行っていたため、通信エリア内の金属等による反射波でフェージングが発生し、送受信データの欠落したり、リーダライタ1間で干渉が生じるなどの課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、フェージングによる送受信データの欠落、およびリーダライタ間の干渉を防止して、セキュリティの向上させることができるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、周波数制御部を設けて、リーダライタ送信回路部とリーダライタ受信回路部に供給する搬送波信号を発振している発振器部の発振周波数の切り替えを、その周波数制御部が発生する周波数制御信号によって制御し、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数を可変にし、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間とデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間とを一組として、その一組の通信スロット時間毎に発振器部の発振周波数の切り替えを行うようにしたものである。
【0013】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、周波数制御部を設けて、リーダライタ送信回路部とリーダライタ受信回路部に供給する搬送波信号を発振している発振器部の発振周波数の切り替えを、その周波数制御部が発生する周波数制御信号によって制御し、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数を可変にし、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間と、データキャリアからリーダライタへの通信スロット時間毎に、それぞれ発振器部の発振周波数の切り替えを行うようにしたものである。
【0014】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、通信開始前に発振器部の発振する搬送波信号の周波数を一巡させることによってキャリヤ検出を行い、発振器部の発振周波数の切り替え時に、検出されたキャリヤの周波数をスキップするようにしたものである。
【0015】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、発振器部の発振周波数を、あらかじめ設定された順番で切り替えるための周波数制御信号を、周波数制御部より発生するようにしたものである。
【0016】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、発振器部の発振周波数を、乱数発生部の発生する乱数にしたがって切り替えるための周波数制御信号を、周波数制御部より発生するようにしたものである。
【0017】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、リーダライタの上位に配置された上位装置より、乱数発生部の発生する乱数の初期値を設定するようにしたものである。
【0018】
この発明に係るパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、リーダライタに固有の番号を用いて、乱数発生部の発生する乱数の初期値を設定するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。図において、1はデータの読み出しおよび書き込みを行うリーダライタ、2はこのリーダライタ1によってデータの読み出しおよび書き込みが行われるデータキャリアであり、3はリーダライタ1の上位に配置された上位装置である。
【0020】
リーダライタ1内において、11は上位装置3と当該リーダライタ1間のデータのやり取りを行うリーダライタデータ処理部であり、12は当該リーダライタ1の無線通信を制御するリーダライタ無線制御部である。13はリーダライタ無線制御部12に制御されて、データキャリア2への送信データで搬送波信号を変調して高周波リーダライタ送信信号を生成するとともに、搬送波信号を変調しないそのままの高周波リーダライタ無変調信号を生成するリーダライタ送信回路部であり、14はこのリーダライタ送信回路部13からの高周波リーダライタ送信信号および高周波リーダライタ無変調信号をデータキャリア2に送信するリーダライタ送信アンテナである。
【0021】
また、15はデータキャリア2からの高周波データキャリア送信信号を、搬送波信号を用いて受信データに変換するリーダライタ受信回路部であり、16はデータキャリア2からの高周波データキャリア送信信号を受信してリーダライタ受信回路部15に入力するリーダライタ受信アンテナである。17はリーダライタ送信回路部13とリーダライタ受信回路部15に搬送波信号を供給する発振器部であり、18は周波数制御信号を発生し、それによってこの搬送波信号を発振している発振器部17の発振周波数の切り替えを制御する周波数制御部である。
【0022】
データキャリア2内において、21は当該データキャリア2におけるデータの処理を実行するデータキャリアデータ処理部であり、22は当該データキャリア2の無線通信を制御するデータキャリア無線制御部である。23はリーダライタ1から送られてきた高周波リーダライタ送信信号を受信データに変換するデータキャリア受信回路部であり、24はリーダライタ1からの高周波リーダライタ送信信号を受信してこのデータキャリア受信回路部23に入力するデータキャリア受信アンテナである。
【0023】
また、25はリーダライタ1から送られてきた高周波リーダライタ無変調信号を、データキャリアデータ処理部21よりデータキャリア無線制御部22を介して入力される当該データキャリア2の送信データによって変調し、高周波データキャリア送信信号を生成するパッシブ変調器部である。26はリーダライタ1からの高周波リーダライタ無変調信号を受信してパッシブ変調器部25に入力するとともに、パッシブ変調器部25の生成した高周波データキャリア送信信号をリーダライタ1に送信するデータキャリア送信アンテナである。
【0024】
なお、この図1に示した発明の実施の形態1によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムは、発振器部17の発振周波数を切り替えるための周波数制御信号を生成する周波数制御部14を備えている点で、図7に示した従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムとは異なっている。
【0025】
次に動作について説明する。
まずリーダライタ1からデータキャリア2への送信について説明する。送信すべき送信データが上位装置3からリーダライタデータ処理部11を経由して、またはリーダライタデータ処理部11から直接もたらされ、リーダライタ無線制御部12を通してリーダライタ送信回路部13に入力される。リーダライタ送信回路部13では、発振器部17から供給される搬送波信号をその送信データで変調し、高周波リーダライタ送信信号としてリーダライタ送信アンテナ14を介してデータキャリア2に送信する。なお、そのとき周波数制御部18は、リーダライタ無線制御部12の制御にしたがって周波数制御信号を生成し、発振器部17の発振周波数をその周波数制御信号によって切り替えている。
【0026】
データキャリア2では、このリーダライタ1から送られてくる高周波リーダライタ送信信号をデータキャリア受信アンテナ24にて受信する。受信された高周波リーダライタ送信信号はデータキャリア受信回路部23に入力されて、当該データキャリア2の受信データに変換される。データキャリア受信回路部23で変換された受信データはデータキャリア無線制御部22を経由してデータキャリアデータ処理部21に入力され、データキャリアデータ処理部21においてデータ処理される。
【0027】
次にデータキャリア2からリーダライタ1への送信について説明する。リーダライタ1のリーダライタ送信回路部13は、上記高周波リーダライタ送信信号を送信するとともに、発振器部17から供給される搬送波信号を変調せずに、そのまま高周波リーダライタ無変調信号としてリーダライタ送信アンテナ14を通じてデータキャリア2に送信している。なお、この場合も周波数制御部18は、リーダライタ無線制御部12の制御にしたがって周波数制御信号を生成し、発振器部17の発振周波数をその周波数制御信号によって切り替えている。
【0028】
データキャリア2では、このリーダライタ1からの高周波リーダライタ無変調信号をデータキャリア送信アンテナ26で受信してパッシブ変調器部25に入力する。パッシブ変調器部25ではこの受信された高周波リーダライタ無変調信号を、データキャリアデータ処理部21からデータキャリア無線制御部22を介してもたらされる、当該データキャリア2の送信データで変調して高周波データキャリア送信信号に変換する。パッシブ変調器部25にて変換された高周波データキャリア送信信号は、データキャリア送信アンテナ26を介してリーダライタ1に送信される。
【0029】
リーダライタ1は、このデータキャリア2より送信された高周波データキャリア送信信号をリーダライタ受信アンテナ16で受信し、それをリーダライタ受信回路部15に入力する。リーダライタ受信回路部15では、発振器部17の発振する搬送波信号を用いてこの受信した高周波データキャリア送信信号を受信データに変換する。なお、この場合も周波数制御部18は、リーダライタ無線制御部12の制御によって周波数制御信号を生成し、発振器部17の発振周波数をその周波数制御信号によって切り替えている。リーダライタ受信回路部15で変換された受信データは、リーダライタ無線制御部12、リーダライタデータ処理部11を経由して上位装置3へ送られる。
【0030】
次に図2を用いて、この実施の形態1のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムにおける通信周波数と通信スロット時間について説明する。この場合も、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数fは、リーダライタ1内の発振器部17の発生する搬送波信号の周波数によって決定される。なお、発振器部17の発振周波数は、周波数制御部18がリーダライタ無線制御部12の制御によって生成する周波数制御信号によって切り替えられる。したがって、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数fはF1,F2,F3,F4,……,Fn−1 ,Fnの周波数を任意に可変することができる。
【0031】
ここでは、周波数制御部18がリーダライタ無線制御部12の制御によって発生している周波数制御信号を、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間と、データキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間とを1組にして、当該1組の通信スロット時間毎に周波数の切り替えを行うものとしている。また、この発振器部17の発振周波数の切り替えの順番は、例えば、F1,Fn−1 ,F3,……のように、リーダライタ無線制御部12にあらかじめ設定されている順番に従うものとする。これにより、図2に示すように、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間とデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間の、最初の組は周波数F1の搬送波信号によって、次の組は周波数Fn−1 の搬送波信号によって、さらに次の組は周波数F3の搬送波によって、というように順次通信が行われる。
【0032】
以上のように、この実施の形態1によれば、パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数を、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間とデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間を一組として、その一組の通信が終了する度に、あらかじめリーダライタ無線制御部に設定しておいた順番にしたがって切り替えることで、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果が得られる。
【0033】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間とデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間を一組として、その一組の通信スロット時間毎に通信周波数の切り替えを行うものについて説明したが、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間と、データキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎に、それぞれ通信周波数の切り替えを行うようにしてもよい。
【0034】
図3はそのようなこの発明の実施の形態2によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムにおける通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。なお、パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるため、ここではその図示および説明は省略する。また、基本的な動作についても、実施の形態1の場合と同様であるため、以下、その異なる部分を中心に動作の説明を行う。
【0035】
リーダライタ送信回路部13からの高周波リーダライタ送信信号や高周波リーダライタ無変調信号の送信時、あるいはリーダライタ受信回路部15での高周波データキャリア送信信号を受信時に用いられる搬送波信号の周波数が、リーダライタ無線制御部12によって制御される周波数制御部18の生成した周波数制御信号によって切り替えられる。
【0036】
ここで、この実施の形態2のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムにおいては、周波数制御部18がリーダライタ無線制御部12の制御にしたがって発生している周波数制御信号を、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間、およびデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎に、それぞれ周波数の切り替えを行っている。また、この発振器部17の発振周波数の切り替えの順番は、例えば、F1,F3,Fn−1 ,Fn,F2,F1,……のように、リーダライタ無線制御部12にあらかじめ設定されている順番に従うものとする。
【0037】
これにより、図3に示すように、最初のリーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間(R/W→D/C)は周波数F1の搬送波信号によって、次のデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間(D/C→R/W)は周波数F3の搬送波信号によって、その次の(R/W→D/C)は周波数Fn−1 の搬送波信号によって、その次の(D/C→R/W)は周波数Fnの搬送波によって、さらにその次の(R/W→D/C)は周波数2の搬送波信号によって、その次の(D/C→R/W)は周波数F1の搬送波によって、というように順次通信が行われる。
【0038】
以上のように、この実施の形態2によれば、パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数を、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間、あるいはデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間の通信が終了する度に、通信周波数をあらかじめリーダライタ無線制御部に設定しておいた順番にしたがって切り替えることで、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果が得られる。
【0039】
実施の形態3.
上記実施の形態1および実施の形態2では、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間とデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間を一組として、あるいはリーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間、およびデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎に、通信周波数の切り替えを行うものについて説明したが、通信開始前に発振器部の発振する搬送波信号の周波数を一巡させてキャリヤ検出を行い、検出されたキャリヤの周波数をスキップして、通信周波数の切り替えを行うようにしてもよい。
【0040】
図4はそのようなこの発明の実施の形態3によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムにおける通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。なお、パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるため、ここではその図示および説明は省略する。また、基本的な動作についても、実施の形態1の場合と同様であるため、以下、その異なる部分を中心に動作の説明を行う。
【0041】
ここで、この実施の形態3のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムにおいては、実施の形態1の場合と同様に、周波数制御部18がリーダライタ無線制御部12の制御によって発生している周波数制御信号を、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間とデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎とを一組として、その一組毎に通信周波数の切り替えを行っている。また、この発振器部17の発振周波数の切り替えの順番は、例えば、F1,F2,Fn−1 ,F3,……のように、リーダライタ無線制御部12にあらかじめ設定されている順番に従うものとする。
【0042】
周波数制御部18はリーダライタ無線制御装置12の制御によって、通信の開始に先だって周波数制御信号を一巡させ、発振器部17の発生する搬送波信号の周波数を一通り切り替える。これによってキャリア検出を行い、キャリアが検出された周波数をリーダライタ無線制御部12内に記憶する。ここで、このキャリア検出によってキャリア有りと判定された通信周波数が、図4に示すようにF2であったとする。
【0043】
周波数制御部18があらかじめ設定されている順番にしたがって、周波数制御信号を発生させる際、その周波数制御信号によって切り替えられる通信周波数が、リーダライタ無線制御部12に記憶されているキャリアが検出された周波数に相当するものであった場合には、当該周波数をスキップさせて、その次の通信周波数に切り替える周波数制御信号を発生する。
【0044】
すなわち、図4に示すように、通信周波数F1によるR/W→D/CとD/C→R/Wの組の通信が終って、次の通信周波数F2によるR/W→D/CとD/C→R/Wの組の通信を開始する際、その周波数F2がキャリア有りとしてリーダライタ無線制御部12に記憶されているので、周波数制御部18の発生する周波数制御信号は、発振器部17にさらにその次の周波数の搬送波信号を発振させるためのものとなる。したがって、搬送波信号の周波数はFn−1 に切り替えられて、その通信周波数Fn−1 によるR/W→D/CとD/C→R/Wの組の通信が行われる。
【0045】
以上のように、この実施の形態3によれば、通信を行う前に通信周波数を一通り可変してキャリヤ検出を行い、次の通信に用いられる搬送波信号の周波数がこのキャリアを検出した周波数に相当した場合、それをスキップしてさらに次の順番の周波数に通信周波数を切り替えることで、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果が得られる。
【0046】
なお、上記説明では、実施の形態1によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムに適用した場合について説明したが、実施の形態2によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムに適用することも可能であり、上記説明のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムと同様の効果を奏する。
【0047】
実施の形態4.
上記各実施の形態では、周波数制御部の発生する周波数制御信号が、発振器部の発振する搬送波信号の周波数をあらかじめ定められた順番で切り替えるためのものである場合について説明したが、乱数発生部の発生する乱数にしたがって発振器部の発振する搬送波信号の周波数を切り替えるためのものであってもよい。
【0048】
図5はそのようなこの発明の実施の形態4によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。図において、1はリーダライタ、2はデータキャリア、3は上位装置であり、11はリーダライタデータ処理部、12はリーダライタ無線制御部、13はリーダライタ送信回路部、14はリーダライタ送信アンテナ、15はリーダライタ受信回路部、16はリーダライタ受信アンテナ、17は発振器部、18は周波数制御部、21はデータキャリアデータ処理部、22はデータキャリア無線制御部、23はデータキャリア受信回路部、24はデータキャリア受信アンテナ、25はパッシブ変調器部、26はデータキャリア送信アンテナである。なお、これらは図1に同一符号を付した各部に相当する部分である。
【0049】
また、19は上位装置3よりリーダライタデータ処理部11を介して初期値が設定され、その初期値に基づく乱数を発生して、それをリーダライタ無線制御部12に供給する乱数発生部である。なお、リーダライタ無線制御部12はこの乱数発生部19から受けた乱数にしたがって周波数制御部18を制御するものであり、周波数制御部18はこのリーダライタ無線制御部12の制御によって、発振器部17の発振する搬送波信号の周波数を、乱数発生部19の発生した乱数にしたがって切り替えるための周波数制御信号を発生するものである点で、図1に同一符号を付したものとは異なっている。
【0050】
次に動作について説明する。
ここで、このように構成されたパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数fは、リーダライタ1内の発振器部17が発振する搬送波信号の周波数によって決定される。また、発振器部17の発振周波数は、周波数制御部18がリーダライタ無線制御部12の制御によって生成する周波数制御信号によって切り替えられる。さらに、リーダライタ無線制御部12はこの周波数制御部18の制御を、乱数発生部19より受け取った乱数にしたがって行っている。
【0051】
ここで、乱数発生部19は設定された初期値に基づいて乱数を発生して、それをリーダライタ無線制御部12に供給している。この乱数発生部19の初期値の設定は、リーダライタ1が接続されている上位装置3より、それぞれのリーダライタ1毎に異なる値が個別に設定される。したがって、この乱数発生部19の発生する乱数により、各リーダライタ1毎に独自に通信周波数fを可変することができる。
【0052】
なお、この場合の通信周波数fの切り替えは、実施の形態1において説明したように、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間と、データキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間とを1組にして、当該1組の通信スロット時間毎に周波数の切り替えを行うものであってもよく、また実施の形態2で説明したように、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間、およびデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎に、それぞれ周波数の切り替えを行うものであってもよい。さらに、実施の形態3で説明したように、事前にキャリア検出を行って、キャリアのない周波数において上記実施の形態1あるいは実施の形態2による通信周波数の切り替えを行うようにしてもよい。
【0053】
以上のように、この実施の形態4によれば、乱数発生部により発生した乱数をもとにリーダライタ無線制御部、周波数制御部、発振器部を制御して通信周波数を切り替えることで、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるとともに、乱数発生部への初期値の設定を上位装置から行うことで、各リーダライタ毎に個別の初期値の設定が可能となり、各リーダライタ毎に異なった通信周波数の切り替えが可能になるなどの効果が得られる。
【0054】
実施の形態5.
上記実施の形態4では、乱数発生部への初期値の設定を上位装置から行う場合について説明したが、IDナンバや呼出名称等の各リーダライタに固有の番号を、乱数発生部の初期値として用いるようにしてもよい。図6はそのようなこの発明の実施の形態5によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図であり、各部には図5に示した実施の形態4の相当部分と同一符号を付してその説明を省略する。なお、乱数発生部19は上位装置3から初期値の設定が行われる実施の形態4のそれとは異なり、リーダライタデータ処理部11に登録されている、当該リーダライタ1のIDナンバや呼出名称等の固有の番号をその初期値として使用している。
【0055】
次に動作について説明する。
なお、基本的な動作は上記実施の形態4の場合と同様であり、乱数発生部19は設定された初期値に基づいて乱数を発生して、それをリーダライタ無線制御部12に供給している。この乱数発生部19の初期値としては、リーダライタデータ処理部11に登録されている当該リーダライタ1のIDナンバや呼出名称等の固有の番号が用いられ、それに基づく初期値がリーダライタデータ処理部11より乱数発生部19に設定される。したがって、各リーダライタ1はそれぞれ異なった初期値が設定された乱数発生部19の発生する乱数により、各リーダライタ1毎に独自に通信周波数fを可変することができる。
【0056】
この実施の形態5においても、通信周波数fの切り替えは、実施の形態1で説明した、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間と、データキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間とを1組にして、当該1組の通信スロット時間毎に周波数の切り替えを行うものでも、実施の形態2で説明した、リーダライタ1からデータキャリア2への通信スロット時間、およびデータキャリア2からリーダライタ1への通信スロット時間毎に、それぞれ周波数の切り替えを行うものでも、実施の形態3で説明した、事前にキャリア検出を行って、キャリアのない周波数において上記実施の形態1あるいは実施の形態2による通信周波数の切り替えを行うものでもよい。
【0057】
以上のように、この実施の形態5によれば、乱数発生部の初期値として、リーダライタのIDナンバや呼出名称等の固有の番号を用い、その乱数発生部が発生した乱数をもとにリーダライタ無線制御部、周波数制御部、発振器部を制御して通信周波数を可変することで、各リーダライタ毎に異なる初期値を設定して、通信周波数を個別に切り替えることが可能になり、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、周波数制御部を設け、それが発生する周波数制御信号によって、リーダライタ送信回路部とリーダライタ受信回路部に供給する搬送波信号を発振している発振器部の発振周波数を切り替えるように構成したので、当該パッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム全体の通信周波数を任意に変更することができ、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムが得られる効果がある。
【0059】
この発明によれば、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間とデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間とを一組として、その一組の通信スロット時間毎に発振器部の発振周波数の切り替えを行うように構成したので、送受信通信スロット時間毎に通信周波数を変えて通信を行うことができて、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0060】
この発明によれば、リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間、およびデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間毎に、それぞれ発振器部の発振周波数の切り替えを行うように構成したので、通信スロット時間毎に通信周波数を変えて通信を行うことができて、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0061】
この発明によれば、通信の開始前にキャリヤ検出を行い、検出されたキャリヤの周波数をスキップして発振器部の発振周波数の切り替えを行うように構成したので、キャリアのない周波数において通信周波数を変えて通信を行うことができて、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0062】
この発明によれば、周波数制御部より、発振器部の発振周波数をあらかじめ設定された順番で切り替える周波数制御信号を発生するように構成したので、あらかじめ設定された周波数を順番にしたがって切り替えながら通信を行うことができて、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0063】
この発明によれば、発振器部の発振周波数を切り替える周波数制御信号を、乱数発生部の発生する乱数にしたがって周波数制御部より発生するように構成したので、通信周波数を乱数にしたがって切り替えながら通信を行うことができて、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0064】
この発明によれば、乱数の初期値をリーダライタの上位に配置された上位装置より乱数発生部に設定するように構成したので、各リーダライタ毎に異なった初期値の設定を設定して個別の通信周波数の切り替えを行うことが可能になって、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【0065】
この発明によれば、リーダライタに固有の番号を用いて、乱数発生部の発生する乱数の初期値を設定するように構成したので、各リーダライタ毎に異なった初期値を設定して個別に通信周波数の切り替えを行うことが可能になって、フェージングによる送受信データの欠落の防止、およびリーダライタ間の干渉の防止が可能となり、セキュリティを向上させることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1における通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態2によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態3によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態4によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態5によるパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。
【図7】従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムを示す構成図である。
【図8】従来のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステムの通信周波数と通信スロット時間を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リーダライタ、2 データキャリア、3 上位装置、13 リーダライタ送信回路部、15 リーダライタ受信回路部、17 発振器部、18 周波数制御部、19 乱数発生部、23 データキャリア受信回路部、25 パッシブ変調器部。
Claims (7)
- 送信データを搬送波信号で変調して高周波リーダライタ送信信号として送信するとともに、前記搬送波信号を変調せずに高周波リーダライタ無変調信号として送信するリーダライタ送信回路部と、
受信した高周波データキャリア送信信号を前記搬送波信号により受信データに変換するリーダライタ受信回路部と、
前記搬送波信号を発振して、前記リーダライタ送信回路部とリーダライタ受信回路部に供給する発振器部と、
前記発振器部の発振する搬送波信号の周波数の切り替えを制御する周波数制御信号を発生する周波数制御部とを有するリーダライタ、および、前記リーダライタ送信回路部の送信した前記高周波リーダライタ送信信号を受信して受信データに変換するデータキャリア受信回路部と、
前記リーダライタ送信回路部より受信した前記高周波リーダライタ無変調信号を、前記リーダライタに送信する送信データによって変調し、それを前記高周波データキャリア送信信号として前記リーダライタに送信するパッシブ変調器部と、
前記周波数制御部が、周波数制御信号を発生して発振器部の発振する搬送波信号の周波数を切り替える際、
前記リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間とデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間を一組とし、当該一組の通信スロット時間毎に周波数の切り替えを行うものであることを特徴とするパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。 - 送信データを搬送波信号で変調して高周波リーダライタ送信信号として送信するとともに、前記搬送波信号を変調せずに高周波リーダライタ無変調信号として送信するリーダライタ送信回路部と、
受信した高周波データキャリア送信信号を前記搬送波信号により受信データに変換するリーダライタ受信回路部と、
前記搬送波信号を発振して、前記リーダライタ送信回路部とリーダライタ受信回路部に供給する発振器部と、
前記発振器部の発振する搬送波信号の周波数の切り替えを制御する周波数制御信号を発生する周波数制御部とを有するリーダライタ、および、前記リーダライタ送信回路部の送信した前記高周波リーダライタ送信信号を受信して受信データに変換するデータキャリア受信回路部と、
前記リーダライタ送信回路部より受信した前記高周波リーダライタ無変調信号を、前記リーダライタに送信する送信データによって変調し、それを前記高周波データキャリア送信信号として前記リーダライタに送信するパッシブ変調器部と、
前記周波数制御部が、周波数制御信号を発生して発振器部の発振する搬送波信号の周波数を切り替える際、
前記リーダライタからデータキャリアへの通信スロット時間、およびデータキャリアからリーダライタへの通信スロット時間毎に、それぞれ周波数の切り替えを行うものであることを特徴とするパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。 - 周波数制御部が、周波数制御信号を発生して発振器部の発振する搬送波信号の周波数を切り替える際、
通信開始前に発振器部の発振する搬送波信号の周波数を一巡させることによって行われたキャリヤ検出で検出されたキャリヤの周波数をスキップして、周波数の切り替えを行うものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。 - 周波数制御部が、発振器部の発振する搬送波信号の周波数を、あらかじめ定められた順番で切り替えるための周波数制御信号を発生するものであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。
- 乱数を発生する乱数発生部を備えるとともに、
周波数制御部が、発振器部の発振する搬送波信号の周波数を、前記乱数発生部の発生する乱数にしたがって切り替えるための周波数制御信号を発生するものであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。 - 乱数発生部の発生する乱数の初期値を、リーダライタの上位に配置された上位装置から設定することを特徴とする請求項5記載のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。
- 乱数発生部の発生する乱数の初期値として、リーダライタに固有の番号を使用することを特徴とする請求項5記載のパッシブ変調方式マイクロ波データキャリアシステム。
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