JP4631571B2 - Ask復調器、無線通信装置、並びに反射波通信システム - Google Patents

Ask復調器、無線通信装置、並びに反射波通信システム Download PDF

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Description

本発明は、ASK(Amplitude Shift Keying:振幅シフト・キーイング)変調された信号を復調するASK復調器、並びにASK変調された送信信号を受信処理する無線通信装置に関する。
また、本発明は、反射波読み取り器が無変調搬送波を送信し、反射器側で送信データに従った変調反射波からデータを読み出すとともに、反射波読み取り器から反射器へのデータ通信機能を備えた双方向通信が可能な反射波通信システムに係り、特に、反射波読み取り器から送信されるASK変調された搬送波をASK復調するASK復調器、並びに、反射波読み取り器から無変調搬送波を受信し送信データに従った変調反射波を返すとともにASK変調された搬送波を受信処理する反射器付き無線通信装置、並びに双方向の反射波通信システムに関する。
局所でのみ適用可能な無線通信手段の一例として、RFIDシステムが広く知られている。タグとリーダライタの間の通信方法には、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる。
RFIDは、本来は識別情報や読み書き可能な記憶領域を含んだデバイスとして開発された。すなわち、無線タグは特定周波数の電波を受信したことに応答して識別情報や記憶されている情報に相当する電波を発信する動作特性を持ち、タグ読み取り装置は、無線タグの情報を近距離(例えば約1m程度)から非接触で読み出し、無線タグが貼付された物品が何であるかを特定することができる(例えば、特許文献1を参照のこと)。
最近では、RFIDで用いられる通信方式が低消費電力で実現できることから、無線データ通信を、従来の無線LANやBluetooth通信などから、RFIDからなる反射波通信に置き換えることが検討されている。
例えば、電波通信を利用した反射波通信システムでは、反射波読み取り器側から無変調搬送波を送信し、反射器側におけるアンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づいて反射波に対する反射波に変調を施してデータの読み出しを行なうことができる(例えば、特許文献2を参照のこと)。したがって、反射器を搭載した機器から反射波読み取り器を搭載した機器への一方向の送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において特に有効と考えられる。
反射器側でアンテナの負荷インピーダンスを変化させる(すなわち、反射波の変調を行なう)ためのアンテナ・スイッチは一般的にガリウム砒素のICで構成され、その消費電力は数10μW以下である。すなわち、反射器から反射波読み取り器への一方向伝送では、数10μWでデータ伝送が可能であり、これは、一般的な無線LANの平均消費電力と比較すると、圧倒的な性能差である(例えば、特許文献3を参照のこと)。
例えば、デジタル・カメラなどのバッテリ駆動のモバイル機器をデータ送信機とし、パーソナル・コンピュータなど情報格納用端末装置をデータ受信機とした場合、デジタル・カメラ側に反射器を搭載しておくと、パーソナル・コンピュータに接続された反射波読み取り器から無変調搬送波を送り出すことによって、デジタル・カメラ側から画像データなどの比較的大容量のデータを低消費電力で読み出すことができ、デジタル・カメラのバッテリに負担を与えることはない。
他方、画像データなどの比較的大容量のデータ通信を行なう場合には、送信側では送信データを細かいパケットに分割して送信し、受信側では各パケットの到着の可否をACK(Acknowledgement)又はNACK(Negative Acknowledgement)パケットで通達するという双方向のパケット通信を行なうことが一般的である。
このようなアプリケーションの多様性を考慮すると、反射波通信を用いてデータ転送を行なう場合には、反射波読み取り器から反射器へのデータ読み出しという片方向の通信に加え、反射波読み取り器を持つ機器から反射器を持つ機器へのデータ通信機能を付与し、双方向通信を実現する必要があると思料される。
反射波通信を利用したデータ通信システムにおいて、双方向通信を実現する1つの方法として、反射器を持つ機器が別の通信手段を搭載することが考えられる。しかしながら、これは端末コストの増大を招来する。
また、反射波通信を利用したデータ通信システムで双方向通信を実現するために、反射波読み取り器が無変調搬送波ではなくデータを乗せた変調搬送波を送信するという方法が考えられる。この場合、反射器側では受信電波を検波し、搬送波に変調が施されている場合にはこれを復調処理して送信データを復元すればよい。反射波読み取り器における変調は、反射器側での検波の容易性を考慮して、例えば低ビットレートのASK(振幅シフト・キーイング)方式が使用される(例えば、特許文献3を参照のこと)。
ここで、反射器にASK復調回路を実装する場合について考察してみる。
例えば、受信されるASK信号が微弱な場合でも良好に動作するASK信号用受信装置について提案がなされている(例えば、特許文献4を参照のこと)。このASK信号用受信装置は、受信されたASK信号が入力される第1のダイオードを含み、該ASK信号のピーク値にほぼ追従する閾値信号を発生する閾値発生回路と、受信されたASK信号が入力される第2のダイオードを含む入力回路と、入力回路から前記第2のダイオードを介して出力されるASK信号が入力されるとともに、閾値発生回路から前記第1のダイオードを介して出力される前記閾値信号を第1の閾値として動作する第1のコンパレータと、第1のコンパレータ4の出力を検波する検波回路と、検波回路の出力が入力され、所定の固定値からなる第2の閾値で動作する第2のコンパレータで構成される。
また、微小入力レベルから大入力レベルに亘り、データ判別できるASK受信機について提案がなされている(例えば、特許文献5を参照のこと)。このASK受信機は、ASK信号を増幅する可変利得増幅器と、検波回路により可変利得増幅器の出力からASK信号の変調信号成分を取り出する検波回路と、ASK信号の変調信号成分を波形整形して出力するコンパレータと、検波回路の出力を可変利得増幅器の利得可変信号に変換し、可変利得増幅器へ与える利得制御回路を設けている。そして、利得制御回路の出力を一定の比率で振り分ける利得制御電流分配回路を設け、コンパレータの出力及び利得制御電流分配回路の一方の出力に応じて第1の閾値電圧を可変し、これをコンパレータの一方の入力端子に印加する閾値回路と、利得制御電流分配回路他方の出力に応じて第2の閾値電圧を可変し、これをコンパレータの他方の入力端子に印加する閾値回路を設けている。
しかしながら、これらのASK受信方式においてはコンパレータなどの外部部品が必要であったり、01判定のための閾値をあらかじめ装備したり、閾値発生回路を持つ必要がある。近年小型化が進む携帯端末にデータ送信機能に加えて搭載した場合、例えばこれらの通信機能をモジュール化して搭載した場合においても消費電力や回路の実装スペースの点で問題が生じる。
特開平6−123773号公報 特開平01−182782号公報 特開2005−64822号公報 特開2004−328352号公報 特開2004− 56458号公報
本発明の目的は、反射波読み取り器が無変調搬送波を送信し、反射器側で送信データに従った変調反射波からデータを読み出すとともに、反射波読み取り器から反射器へのデータ通信機能を備えた双方向通信が可能な優れた反射波通信システムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、反射波読み取り器から送信されるASK変調された搬送波をASK復調するASK復調器、並びに、反射波読み取り器から無変調搬送波を受信し送信データに従った変調反射波を返すとともにASK変調された搬送波を受信処理する反射器付き無線通信装置、並びに双方向の反射波通信システムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、低コスト並びに低消費電力で、省スペースで実装が可能となるASK復調器、並びに、反射波読み取り器から無変調搬送波を受信し送信データに従った変調反射波を返すとともにASK変調された搬送波を受信処理する反射器付き無線通信装置、並びに双方向の反射波通信システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、ASK変調されたRF信号の電力の大小を電圧に変換するRF検出機能部と、
電圧に変換されたRF信号の直流成分を除去する直流阻止コンデンサと、
インバータ及び帰還抵抗からなり、直流成分を除去した後の微小な信号を所定の電圧レベルにまで反転増幅する反転増幅回路と、
反転増幅された信号をさらに反転させることで信号の正負を戻すインバータと、
を具備することを特徴とするASK復調器である。
本発明は、ASK変調された信号を復調するASK復調器に関する。従来のASK受信方式においてはコンパレータなどの外部部品が必要であったり、01判定のための閾値をあらかじめ装備したり、閾値発生回路を持つ必要がある。このため、これらの通信機能をモジュール化して搭載した場合においても消費電力や回路の実装スペースの点で問題が生じる。
そこで、本発明に係るASK復調器は、コンパレータやアナログ・アンプを用いる代わりに、アナログ・スイッチと直流阻止コンデンサと反転増幅回路とインバータを用いて構成する。これらにより、閾値判定することなくASK信号をデジタル回路に入力することができ、部品点数及び実装面積を小さくすることが可能である。
本発明に係るASK復調器の反転増幅回路及びインバータにCMOS発振回路を用いることで、IC回路内のモジュールを利用して実装することができるので、例えば受信信号のデジタル処理を行なうデジタル処理回路と一体化することができ、低コストであるとともに省スペース化することができる。
また、本発明に係るASK復調器は、前記RF検出機能部と前記直流阻止コンデンサの間にアナログ・スイッチを挿設し、前記RF検出機能部によるRF検出の直前若しくは同時にアナログ・スイッチをオン状態にするようにしてもよい。
ここで、受信信号がバースト信号であった場合には、周期の長い信号として反転増幅回路にはRF検出機能部からの出力が伝わり、このため反転増幅回路15の出力がHigh又はLowレベルの一方に張り付くことがあり、その結果、RF検出機能部からの信号を反転増幅した出力をするまでに時間がかかるという問題がある。
その対策として、バースト受信時においては、受信開始の直前に前記アナログ・スイッチをオン状態にして導通するか、又は受信開始後のパケットのプリアンブル部を受信開始した場合に前記アナログ・スイッチをオン状態にすることによって、信号入力時に信号レベルが固定しないようにすることができる。
ASK変復調方式は、例えば反射波伝送システムにおいて反射波読み取り器から反射器へデータ伝送を行なう際に、反射器側での検波の容易性を考慮して適用することができる。但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
反射波通信システムによれば、反射波読み取り器は、無変調搬送波を送信し、反射器側で送信データに従った変調反射波からデータを読み出すことができる。反射波通信は、一方向の送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において特に有効であるが、比較的大容量のデータ通信を行なう場合には、受信側では各パケットの到着の可否をACK又はNACKパケットで通達するために、反射波通信を利用したデータ伝送システムにおいても双方通信が必要である。
例えば、反射波読み取り器は、ACK又はNACKなどのデータ送信を行なう場合には、無変調搬送波ではなくASK変調搬送波を送信する。一方、反射器は、アナログ・スイッチと直流阻止コンデンサと反転増幅回路とインバータを用いて構成されるASK復調器を備えている。そして、受信電波を検波し、搬送波に変調が施されていない場合には、アンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づく反射波の変調を利用してデータ通信を行なうが、これをASK復調処理して送信データを復元すればよい。
すなわち、本発明によれば、反射波読み取り器が無変調搬送波を送信し、反射器側で送信データに従った変調反射波からデータを読み出すとともに、反射波読み取り器から反射器へのデータ通信機能を備えた双方向通信が可能な優れた反射波通信システムを提供することができる。
本発明によれば、低コスト並びに低消費電力で、省スペースで実装が可能となるASK復調器を提供することができる。本発明に係るASK復調器は、IC回路内のモジュールを利用して実装することができるので、例えば受信信号のデジタル処理を行なうデジタル処理回路と一体化することができ、低コストであるとともに省スペース化することができる。
また、本発明によれば、反射波読み取り器が無変調搬送波を送信し、反射器側で送信データに従った変調反射波からデータを読み出すとともに、反射波読み取り器から反射器へのデータ通信機能を備えた双方向通信が可能な優れた反射波通信システムを提供することができ、かかる双方向通信を低コストであるとともに省スペースで実現することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、RFIDを利用した双方向通信が可能な通信システムに関する。RFIDシステム自体は、局所でのみ適用可能な無線通信手段の一例として当業界において広く知られている。タグとリーダライタの間の通信方法には、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる。以下では、このうち、ISM(Industrial Scientific Medical Band)と呼ばれる2.4GHz帯のマイクロ波の電波通信を行なう反射波通信方式に本発明を適用した実施形態について説明する。
反射波通信は、反射波読み取り器側から無変調搬送波を送信し、反射器側におけるアンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づいて反射波に対する変調を施してデータの送信を行なうものであり、一方向の送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において特に有効である。また、反射波通信によれば低消費電力なデータ読み出しを行なうことができることから、無線データ通信を、従来の無線LANやBluetooth通信などから、RFIDからなる反射波通信システムに置き換えることができる。
図1には、本発明の一実施形態に係る反射波伝送システムの構成例を示している。
図示の反射波通信システムは、反射波読み取り器150及びこれに接続されるホスト機器160と、反射器100及びこれに接続される端末機器110で構成される。
ホスト機器の例としては、テレビ、モニタ、プリンタ、PC、VTR、DVDプレーヤ、オーディオ・プレーヤなど、据え置き型の家電製品が挙げられる。また、端末機器の例としては、デジタル・カメラや、ビデオ・カメラ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型オーディオ再生装置、ICレコーダなど、静止画や動画、音楽、音声を収集又は録音が可能で、且つこれらのデータを送信用のデータとして蓄積することができる、バッテリ駆動型のモバイル系機器を対象とする。
反射器100は、アンテナ101と、アンテナ・スイッチ102と、アンテナ負荷103と、バンドパス・フィルタ104と、ASK検波部105と、通信制御部106で構成される。本実施形態では、無線電波の周波数としてISMと呼ばれる2.4GHz帯を用いる。
端末機器110で収集された画像や音響などの大容量データの転送を行なう場合、反射器100では、通信制御部106は端末インターフェース部107経由で端末機器110から送信データを受け取ると、このデータのビット・イメージに従ってアンテナ101に接続されたアンテナ・スイッチ102のオン/オフ動作を行なう。例えば、データが1のときはアンテナ・スイッチ102をオンに、データが0のときオフとする。
図示の通り、アンテナ・スイッチ102がオンのときは、アンテナ101は50Ωのアンテナ負荷103で終端され、オフのときは、アンテナ101はオープンとなる。この動作は、転送先から到来する無変調搬送波に対して、オンのときは終端、オフのときは反射の振る舞いをすることから、転送先となる反射波読み取り器150では、送信電波に対する反射波の有無を検出することによって送信データを読み取ることができる。
なお、図1に示すシステム構成において、反射器100からの反射波信号は、ASK変調波と等価であり、比較的ビットレートが低い。勿論、バック・スキャッタ通信方式においても、ASK変調以外に、PSK、又はFSK変調方式を適用することも可能である。例えば、位相差が異なる複数の反射路を設け、伝送データに応じて反射路をスイッチングすることにより、BPSKやQPSK、8相PSK変調などのより高いビットレートの位相変調方式を実現することができる。例えば、本出願人に既に譲渡されている特開2005−136666号公報並びに特開2005−136943号公報には、反射波読み取り器から送出される無変調搬送波に対し、反射器がQPSK変調した反射波を返す反射波伝送システムについて記載されている。
アンテナ・スイッチ102は一般的にガリウム砒素のICで構成され、その消費電力は数10μW以下である。したがって、上述した通信方式によれば、非接触、超低消費電力で且つ高速の無線伝送を実現することができる。
バンドパス・フィルタ104、ASK検波部104は、転送先である反射波読み取り器150からASK変調された送達確認信号を受信するときに用い、その制御は、通信制御部106で行なわれる。伝送の送達確認を行なわない一方向の伝送であれば、この2つのブロックは不要となるが、これは本発明の要旨には直接関連しないので、ここではこれ以上説明しない。
バンドパス・フィルタ(BPF)104は、2.4GHz帯の周波数を通過させ、他の周波数帯を減衰される目的で使用される。送達確認を行なう場合に必要なASK検波部105の消費電力は30mW以下で実現することができる。
したがって、図1に示した反射波伝送システムにおいて大容量データ伝送を行なうときの平均電力としては、送達確認方式の場合で10mW以下となり、一般的な無線LANの平均消費電力と比較すると、圧倒的な性能差である。また一方向伝送では、数10μWでデータ伝送が可能である。
端末機器110からの送信データは反射波で伝送されるため、ホスト機器160側からは反射波を作り出すための無変調のキャリアを送信する必要がある。反射波読み取り器150は、2.4GHz帯のアンテナ151と、サーキュレータ152と、直交検波部153及びAGCアンプ154からなる受信部と、ミキサ156とパワー・アンプ157からなる送信部と、周波数シンセサイザ155とを備えている。通信制御部158は、送受信部における反射波通信動作を制御するとともに、ホスト・インターフェース部159経由でホスト機器160との間でデータやコマンドの授受を行なう。
送信部から無変調キャリアを送信するためには、通信制御部158からミキサ155に対してある直流電圧を与えることにより実現される。送信する無変調キャリアの周波数は、通信制御部158から制御される周波数シンセサイザの周波数で決まる。本実施形態では、ISMと呼ばれる2.4GHz帯を用いている。ミキサ155から出力される無変調キャリアは、パワー・アンプ156にて所定のレベルまで増幅され、サーキュレータ152経由でアンテナ151より送出される。
無変調キャリアに対する反射器100からの変調反射波信号は、反射波読み取り器150から送信される周波数と同じである。この反射波信号は、アンテナ151で受信され、サーキュレータ152経由で上述した受信部に入力される。すなわち、直交検波部153には、送信と同じローカル周波数が入力されるため、直交検波部153の出力には、反射器100で掛けられたASK変調波(若しくはPSK変調波)が現れることになる。 但し、受信した信号はローカル信号と位相が異なるため、I軸信号とQ軸信号には、その位相差に応じた変調信号が現われる。
AGCアンプ部154では、最適値にゲインを制御され、その出力信号は、通信制御部158に渡される。通信制御部158では、I軸及びQ軸の各信号よりデジタル・データへの復調を行ない、正しいデータはホスト機器160により復号化され、例えばスピーカから音声出力される。
端末機器110からのデータの送達確認を行なう場合、通信制御部158は、受信したパケット・データが正しければ肯定応答のACKを、誤っていれば否定応答のNACKのデジタル・データをミキサ155に転送し、ASK変調をかける。データの正誤は、画像データ・パケットに付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)符号で判断する。
図2には、TDD(時分割多重)方式を採用した反射波伝送システムの動作例を示している。本システムでは搬送波に対する反射を利用するため、反射波読み取り器150は、無変調搬送波を送信して反射波を受信する状態と、自らASK変調波によりデータ送信する状態を繰り返す。また、反射器100では、無変調搬送波にデータを乗せて反射波として返信し、次に反射波読み取り器150側からのASK変調波を受信する状態とを繰り返す。
反射波伝送システムは、反射器100から反射波読み取り器150へのアップワードの伝送速度の方が反射波読み取り器150から反射器100へのダウンワードの伝送速度よりも高速であるという非対称の伝送システムである。したがって、上述したように、端末機器110すなわち反射器100側からの送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において、伝送効率が高まり、非接触、低消費電力で且つ高速なデータ伝送を実現することができる。
以上説明してきたように、反射波通信は、反射波読み取り器150側から無変調搬送波を送信し、反射器100側におけるアンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づいて反射波に対する反射波に変調を施してデータの送信を行なうものであり、一方向の送信比率が通信のほとんどを占めるような通信形態において特に有効である。
比較的大容量のデータ通信を行なう場合には、受信側では各パケットの到着の可否をACK又はNACKパケットで通達するために、双方通信が必要である。図1及び図2に示した実施形態では、反射波読み取り器150からACK又はNACKなどのデータ送信を行なう場合には、無変調搬送波ではなく変調搬送波を送信する。そして、反射器100側では受信電波を検波し、搬送波に変調が施されている場合にはこれを復調処理して送信データを復元する。反射器100側での検波の容易性を考慮して、低ビットレートのASK方式が使用される。
従来のASK受信方式においてはコンパレータなどの外部部品が必要であったり、01判定のための閾値をあらかじめ装備したり、閾値発生回路を持つ必要がある。このため、これらの通信機能をモジュール化して搭載した場合においても消費電力や回路の実装スペースの点で問題が生じる。
そこで、本実施形態では、ASK検波部105を、コンパレータやアナログ・アンプを用いる代わりに、アナログ・スイッチと直流阻止コンデンサと反転増幅回路とインバータを用いて構成している。これらにより、閾値判定することなくASK信号をデジタル回路に入力することができ、部品点数及び実装面積を小さくすることが可能である。
図3には、本実施形態に係るASK検波部105の回路構成を示している。同図に示すように、ASK検波部105は、RF検出機能部12と、アナログ・スイッチ13と、直流阻止コンデンサ14と、反転増幅回路15と、インバータ16とを備え、検波した後の信号がデジタル回路で構成される通信制御部106へ入力される。
RF検出機能部12は、例えば半波整流・包絡線検波であっても良いし、例えば2.4GHzのISM(Industry Science Medical)帯においても使用可能なMaxim Integrated Products社製のMAX4003のようなRSSI(Receive Signal Strength Indicator:受信信号強度検出)用に製作されたICチップを用いることもできる。
反転増幅回路15及びインバータ16は、回路規模を小さくするために、CMOS発振回路を利用して構成することができる。また、低コスト化のために、例えば後段の通信制御部106を構成するデジタル回路内の素子モジュールとして含めて実装することもできる。後者の場合、大幅な省スペース化となる。
また、反転増幅回路15に用いる帰還抵抗には、例えば1MΩ程度の抵抗素子を用い、充分にゲインを大きく取りLow信号を電源電圧レベルに、またHigh信号をGNDレベルにまで増幅させることができる。
反転増幅回路15及びインバータ16は、それぞれ単体のCMOSインバータをそれぞれ用いて実装することもできる。CMOSでの反転増幅回路を使うことで、外付けのコンパレータやオペアンプなどの部品を用いる場合に比べ、低コストで且つ低消費電力の復調器を実現することができる。
図4には、図3に示した回路構成において、図中の(a)〜(d)で示した各点における受信信号及び復調信号の動作を概念的に示している。
図4(a)には、ASK変調されたRF信号をアンテナ101で受信したASK信号を例示している。図4(b)には、RF検出機能部12において、このASK信号の受信電力の大小に合わせて直流電圧に変換した出力信号を示している。
このRF検出の直前若しくは同時にアナログ・スイッチ13はオン状態となる。そして、直流阻止コンデンサ14で直流成分を除去した後、図4(c)に示すように、微小な信号を反転増幅回路15において電源電圧レベルにまで反転増幅する。さらに、図4(d)に示すように、インバータ16でさらに反転させることで信号の正負を戻してから、後段の通信制御部106に入力する。
連続信号を受信する場合には、直流阻止コンデンサ14を通じて信号が反転増幅回路15に伝わり、その直流成分が除去された信号は反転増幅回路のフィードバックにより中点に近い電位を持つ。これによって、直流電圧に変換された受信信号は反転増幅され、電源電圧レベルとGNDレベルをとる。
しかし、受信信号がバースト信号であった場合には、周期の長い信号として反転増幅回路15にはRF検出機能部12からの出力が伝わり、このため反転増幅回路15の出力がHigh又はLowレベルの一方に張り付くことがある。その結果として、ASK信号の受信開始から反転増幅回路のフィードバックが有効に働き、RF検出機能部12からの信号を反転増幅した出力をするまでに時間がかかる場合がある。
このような誤動作の対策として、図3に示した回路構成例では、アナログ・スイッチ13のオン/オフ操作により、信号入力時に信号レベルが固定しないようにしている。すなわち、バースト受信時においては受信開始の直前にアナログ・スイッチ13をオン状態にして導通するか、又は受信開始後の例えばパケットのプリアンブル部を受信開始した場合にアナログ・スイッチ13をオン状態にする。このようなスイッチング動作によって、反転増幅回路15の入力を信号入力時に固定しないことが有効である。
図5には、反射波伝送ができ、なお且つASK復調を用いたASK受信が可能である携帯端末装置201と無変調キャリア送信及び反射波受信とASK変調によるデータ送信が可能な反射波読み書き装置301による双方向通信のシーケンスを示している。例えば、反射波読み書き装置301から携帯端末201に向けて制御パケットとしてデータ送信を要求する送信リクエスト、データの受信を通達するACKが送信可能であるとする。
反射波読み書き装置301は、送信リクエストを示すパケットをASK変調して送信し(401)、携帯端末装置201はそれをASK検波部105で復調し、受信する(402)。
反射波読み書き装置301は、例えば送信リクエスト送信後のタイミングで搬送波送信を開始する(403)。携帯端末装置201は、その搬送波を反射する際に、反射波伝送方式による変調をかけてデータ送信を行なう(404)。
反射波読み書き装置301は、所望のデータを受信し(405)、ACKを返送する(406)。携帯端末装置201はACKを受信することでデータが要求のあった反射波読み書き装置301に届いたことを知ることができる(407)。
本実施形態に係る反射波伝送システムでは、以上のような通信シーケンスが可能となり、双方向通信が省スペース、低コスト、低消費電力で可能となる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、電波通信方式のRFIDシステムに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。電磁結合方式や電磁誘導方式など他の通信方式に基づくRFIDシステムにおいて、タグ読取装置からタグに対してASK変調方式を用いてデータ伝送を行なう場合や、その他の通信システムにおいてASK変調された信号を受信する場合に、同様に本発明を適用することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る反射波伝送システムの構成例を示した図である。 図2は、TDD(時分割多重)方式を採用した反射波伝送システムの動作例を示した図である。 図3は、本発明に係るASK検波部105の回路構成を示した図である。 図4は、図3に示した回路構成において、図中の(a)〜(d)で示した各店における受信信号及び復調信号の動作を概念的に示した図である。 図5は、反射波伝送ができ、なお且つASK復調を用いたASK受信が可能である携帯端末装置と無変調キャリア送信及び反射波受信とASK変調によるデータ送信が可能なリーダ装置による双方向通信のシーケンスを示した図である。
符号の説明
12…RF検出機能部
13…アナログ・スイッチ
14…直流阻止コンデンサ
15…反転増幅回路
16…インバータ
100…反射器
101…アンテナ
102…アンテナ・スイッチ
103…アンテナ負荷
104…バンドパス・フィルタ
105…ASK検波部
106…通信制御部
107…端末インターフェース部
110…端末機器
150…反射波読み取り器
151…アンテナ
152…サーキュレータ
153…直交検波部
154…AGCアンプ
155…周波数シンセサイザ
156…ミキサ
157…パワー・アンプ
158…通信制御部
159…ホスト・インターフェース部
160…ホスト機器

Claims (7)

  1. ASK変調されたRF信号の電力の大小を電圧に変換するRF検出機能部と、
    電圧に変換されたRF信号の直流成分を除去する直流阻止コンデンサと、
    単体のCMOSインバータ及び帰還抵抗からなり、直流成分を除去した後の微小な信号を所定の電圧レベルにまで反転増幅する反転増幅回路と、
    反転増幅された信号をさらに反転させることで信号の正負を戻す単体のCMOSインバータと、
    を具備し、
    前記帰還抵抗は、Low信号を電源電圧レベルまで増幅するとともにHigh信号をGNDレベルまで増幅するように抵抗値が設定される、
    ことを特徴とするASK復調器。
  2. 前記RF検出機能部と前記直流阻止コンデンサの間に挿入されたアナログ・スイッチと、
    前記アナログ・スイッチのスイッチング動作を制御する制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のASK復調器。
  3. 前記制御手段は、前記RF検出機能部によるRF検出の直前若しくは同時にアナログ・スイッチをオン状態にする、
    ことを特徴とする請求項2に記載のASK復調器。
  4. 前記制御手段は、バースト受信時においては、受信開始の直前に前記アナログ・スイッチをオン状態にして導通するか、又は受信開始後のパケットのプリアンブル部を受信開始した場合に前記アナログ・スイッチをオン状態にする、
    ことを特徴とする請求項2に記載のASK復調器。
  5. 請求項1に記載のASK復調器を備え、送信機からのASK変調信号を受信処理する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  6. 反射波読み取り器との間で反射波伝送を行なう無線通信装置であって、
    前記反射波読み取り器から無変調搬送波を受信し、反射波に対する変調を施してデータの送信を行なうデータ送信手段と、
    請求項1に記載のASK復調器を備え、前記反射波読み取り器からのASK変調搬送波を受信するデータ受信手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  7. 電波通信に基づくデータ通信を行なう反射波通信システムであって、
    無変調搬送波を送信するとともに、これに対する変調反射波からデータ読出しを行なう反射波読み取り器と、
    前記反射波読み取り器から無変調搬送波を受信して反射波に対する変調を施してデータの送信を行なうとともに、請求項1に記載のASK復調器を用いて前記反射波読み取り器からのASK変調搬送波を受信する反射器と、
    を具備することを特徴とする反射波通信システム。
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