JP2007277182A - 有機酸の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機酸の製造プロセスにおいて、有機酸を水等の溶剤で捕集する工程で高濃度の有機酸溶液が得られるようになると、熱回収によって生成する蒸気の利用量が減少する傾向にあるが、さらに進んだ反応熱の有効利用法を見出して、地球環境保全および製品コスト削減に役立てることを課題としている。
【解決手段】250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程での発生熱の少なくとも一部を1MPaG以上の高圧蒸気として回収し、この高圧蒸気の少なくとも一部をブロアが連結された背圧蒸気タービンに供給してブロアを駆動すると共に、背圧蒸気タービンの排気である1MPaG未満の低圧蒸気Aの少なくとも一部を吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用する。
【選択図】なし

Description

本発明は、接触気相酸化反応に際して生成する反応熱を有効利用しながら、アクリル酸等の有機酸を製造する方法に関するものである。より詳しくは、接触気相酸化反応工程で発生する大量の熱、ならびに有機酸製造中に生成する副生物を廃ガスや廃油として燃焼処理するときに発生する熱を蒸気として回収し、この蒸気を有効利用することにより熱効率・生産効率を高め得た有機酸の製造方法に関するものである。
本願出願人は、従来から、接触気相酸化反応による有機酸(例えばアクリル酸)の製造を行っている。接触気相酸化反応を行う化学プラントのみならず、大型化学プラントにおいて発生する廃熱量は大きいため、これまでも、熱利用技術の導入によって可能な限り有効に廃熱を活用するための努力が払われてきた。
例えば特許文献1には、燃料電池設備における冷却水廃熱回収方法として、燃料電池の発電時に除熱のために用いた冷却水から水蒸気を得て、排ガスタービン発電機に供給するとともに、吸収式冷凍機にも供給して冷水を得る技術が開示されている。特許文献2には、ガスタービンコージェネレーションシステムとして、排熱回収ボイラを通過した排ガスから温水を発生させ、吸着式冷凍機の駆動熱源として利用する技術が開示されている。この特許文献2では、冷水をタービンの吸気を冷却するのに用いている。
また、有機化合物製造プラントにおいても排熱利用が行われており、特許文献3には、100〜130℃程度のアンモオキシデーションプロセスで得られる90℃以下の熱源を駆動源として吸収式冷凍機等を駆動する技術が、特許文献4には、スチレン製造の際の熱利用技術が、それぞれ示されている。
さらに、化学プラントではないが、ゴミ焼却炉での排熱利用についても検討されており、特許文献5には、ゴミ焼却炉で発生した燃焼ガスでボイラーにより蒸気を生成し、タービンを駆動して発電機で発電すると共に、タービン出口の低温蒸気の一部をリチウムブロマイド吸収式冷凍機の駆動熱源とし、タービン入口の高温蒸気の一部をアンモニア吸収式冷凍機の駆動熱源として用いる技術が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1〜5に記載の技術は、いずれも接触気相酸化反応による有機酸の製造方法についての排熱利用方法ではなく、これらをそのまま有機酸製造プラントに適用することが適切であるとは言えない。
ところで、接触気相酸化反応に際しては原料をガスで供給する必要があり、例えば、アクリル酸を製造する場合、原料の液化プロピレンを蒸発器を介してガス化し、反応器に供給している。プロピレン等の原料を接触気相酸化反応触媒の存在下に分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化すると、目的物である有機酸の他に副生物を含む生成ガスが得られ、これと同時に大量の反応熱が発生する。通常はこの反応熱を熱交換により回収している。
続く次工程では、接触気相酸化によって生成したガスを有機酸捕集塔に導いて、有機酸捕集溶剤(通常、水が使われる)と接触させて冷却・吸収捕集し、有機酸と副生物を含有する溶液を得てから、蒸留や晶析等の方法で精製し、精製有機酸を得ている。
このような接触気相酸化反応により有機酸を製造するときに発生する反応熱利用については、本願出願人も以前から検討を重ねており、例えば特許文献6として、アクリル酸製造プラントにおける発生熱(反応熱も含む)を蒸気として回収し、熱エネルギー、力学エネルギー、電気エネルギーのいずれかとして使用する発明を出願した。また特許文献7として、アクリル酸製造工程で発生する蒸気や冷液をポリアクリル酸製造プラントで利用する発明を出願した。
特開平7−65818号公報 特開2002−266656号公報 特開昭57−93946号公報 特開平5−17377号公報 特開平11−83232号公報 特開2003−73327号公報 特開2003−268011号公報
最近では、有機酸捕集塔における捕集プロセスの効率が改善され、高濃度のアクリル酸水溶液が得られるようになってきた。従来は、アクリル酸捕集工程の後工程として、脱水蒸留、高沸点不純物カット蒸留、アクリル酸回収蒸留、アルデヒドカット蒸留等の工程をいくつか組み合わせて精製を行っており、これらの蒸留工程に反応工程等から回収した低圧蒸気を利用してきたが、高濃度のアクリル酸水溶液が得られるようになると、続く蒸留工程の回数や時間が少なくて済むこととなるため、アクリル酸製造プラントで回収した蒸気の利用量が減少する傾向にある。
また、有機酸のエステルを生成する工程、あるいは、精製工程が晶析工程を含む場合の晶析工程では、大量の冷水(ブライン)が必要となるが、この冷水を製造するのに、以前は、商用電力によって冷凍機を駆動するか、蒸気によってタービンを回転させ、発電機を介して得た電力によって冷凍機を駆動していた。しかし、前者はコストが高く、後者は発電効率が良いとは言えなかった。また、上記特許文献7には、吸収式冷凍機の使用が示唆されているが、具体的にどのように使用するかについては、触れられていない。
そこで本発明では、上記特許文献6や7よりもさらに具体的かつ効率的な反応熱の有効利用法を見出して、地球環境保全および製品コスト削減に役立つ有機酸の製造方法を提供することを課題として掲げた。
本願の第一の発明は、250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程での発生熱の少なくとも一部を1MPaG(Gはゲージ圧の意味、以下同じ)以上の高圧蒸気として回収し、この高圧蒸気の少なくとも一部を、分子状酸素を反応器へ供給するためのブロアが連結された背圧蒸気タービンに供給してブロアを駆動すると共に、背圧蒸気タービンの排気である1MPaG未満の低圧蒸気Aの少なくとも一部を吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用するところに要旨を有する。
本願の第二の発明は、250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程での発生熱の少なくとも一部を1MPaG未満の低圧蒸気Bとして回収し、この低圧蒸気Bの少なくとも一部を吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用するところに要旨を有する。
本願の第三の発明は、250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程での発生熱の一部を1MPaG以上の高圧蒸気として回収し、この高圧蒸気の少なくとも一部をブロアが連結された背圧蒸気タービンに供給してブロアを駆動すると共に、前記反応熱および/または廃棄物燃焼工程での発生熱の一部を1MPaG未満の低圧蒸気Bとして回収し、この低圧蒸気Bの少なくとも一部と前記背圧蒸気タービンの排気である1MPaG未満の低圧蒸気Aの少なくとも一部とを吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用するところに要旨を有する。
上記低圧蒸気Aおよび/または低圧蒸気Bの少なくとも一部を復水蒸気タービンに供給することにより、発電機を介して電力を得ることも好ましい。
また、上記接触気相酸化反応を行う反応器の除熱を熱媒を用いて行い、この除熱後の熱媒を用いて1MPaG以上の高圧蒸気を製造してもよい。
さらに、本発明の製造方法では、上記接触気相酸化反応工程に続けて、接触気相酸化反応生成物である有機酸ガスを液媒体で捕集して、有機酸を80質量%以上含む有機酸溶液を製造する捕集工程を含むことが好ましい。また、吸収式冷凍機で得られた冷媒を用いる冷却工程を含む態様、この冷却工程が有機酸の晶析工程を含む態様、有機酸が(メタ)アクリル酸である態様は、いずれも本発明の好ましい実施態様である。
本発明によれば、接触気相酸化反応によるう有機酸の製造プロセス中で発生する種々の熱を蒸気として回収して、この蒸気から直接機械エネルギーを得たり、蒸気を直接、吸収式冷凍機の熱源として使用しているので、蒸気から電力を経て機械エネルギーや吸収式冷凍機の電源とするよりも効率的に蒸気を利用することができた。
本発明の有機酸の製造方法は、250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含むものである。250℃〜450℃であれば、熱の有効利用が図れるためである。接触気相酸化される原料ガスとしては、プロパン、プロピレン、(メタ)アクロレイン、イソブチレン、キシレン、ナフタレン、ベンゼン、ブタン等を用いることができ、これらを分子状酸素含有ガスと接触気相酸化することにより、(メタ)アクリル酸、フタル酸、マレイン酸等を製造することができる。
以下では、本発明の有機酸の製造方法を、プロパンおよび/またはプロピレン(以下、「プロピレン」で代表する。)を原料とするアクリル酸の製造方法に基づいて説明するが、本発明は以下の製造方法に限定される趣旨ではなく、もちろん、上記した原料ガスを用いた接触気相酸化反応にも適用可能である。また、本発明の効果を阻害しない範囲で、以下の製造方法に適宜変更を加えることもできる。したがって有機酸製造プロセスにおいて生成する蒸気は以下の種類に限定される趣旨ではなく、例示以外の蒸気についても同様に本発明の方法で好適に処理できる。
プロパンおよび/またはプロピレンを原料とするアクリル酸の製造方法においては、まず、プロピレンと分子状酸素との気相接触酸化反応が行われる。原料ガス濃度、すなわちプロピレンの濃度は7〜15体積%が好ましく、水濃度は0〜10体積%の範囲とすることが好ましい。分子状酸素は、プロピレン:分子状酸素(体積比)で1:1.0から1:2.0の範囲とすることが好ましい。分子状酸素としては、例えば空気,酸素富化空気,純酸素を用いることができる。また接触気相酸化装置としては、特に限定されないが、熱交換率の優れた多管式反応器を用いることが推奨される。
反応器の操業条件は限定されないが、例えば反応器で二段接触気相酸化反応を行う場合、前段触媒層では供給したガス化プロピレンからアクロレイン含有ガスを生成する。反応温度は250〜450℃の範囲とするが、例えば、反応圧力は0〜0.5MPaG、空間速度は300〜5000h-1(STP)とすることが優れた反応効率を得る観点から推奨される。そして前段触媒層で生成したアクロレイン含有ガスを後段触媒層に導入してアクリル酸含有ガスを生成する。なお、後段触媒層では反応温度を好ましくは250℃以上とし、好ましくは380℃以下、より好ましくは300℃以下の範囲に設定し、反応圧力を0〜0.5MPaG,空間速度300〜5000h-1(STP)とすることが好ましい。反応器に充填する触媒としては、前段,後段共に通常のアクリル酸製造に用いられている酸化触媒を使用すればよい。アクリル酸含有ガスの生成方法としては、二段階接触気相酸化反応に限られず、1段、或いは複数段による公知のアクリル酸含有ガス生成方法を採用することができる。
上記の様にガス化プロピレンを接触気相酸化させると、この反応は発熱反応なので、反応熱が生じる。そこで、例えば、前段および後段の反応器の胴側に、熱媒を所定の反応温度(例えば250〜450℃)で供給し、管内の反応熱を除熱する。反応熱を吸収して昇温した熱媒の一部を抜き出し、これを蒸気発生装置(熱媒ボイラー)に供給することにより、水蒸気を発生させることができる。水に熱を与えることで冷却された熱媒は、再び反応器胴側に循環させればよい。また後段の反応器においても同様に、熱媒を蒸気発生装置に循環供給する。熱媒には、硝酸カリウムと亜硝酸ナトリウム混合物、硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウムおよび硝酸ナトリウムの混合物、硝酸カリウムと硝酸ナトリウムと亜硝酸ナトリウムとの混合物(HTS:通称「ナイター」:例えば、綜研テクニックス社製の「NeoSK−SOLT」)等の無機系溶融塩や、ダウサーム(ダウ・ケミカル社製)等の有機系熱媒を用いればよい。
蒸気発生装置は、前段および後段の反応器に共通して設置し、高圧蒸気を発生させることが熱の有効利用という点からは好ましいが、最初から低圧蒸気を発生させてもよい。また蒸気発生装置を前段および後段反応器の各々に個別に設置してもよく、例えば、前段で高圧蒸気、後段で低圧蒸気を発生させてもよい。ここで、高圧蒸気とは1MPaG以上の水蒸気を、低圧蒸気とは1MPaG未満の水蒸気をいう。
本発明において用いられる蒸気発生装置としては特に限定されず、例えば、丸ボイラー,自然循環式水管ボイラー,強制循環ボイラー,貫流ボイラーなど、公知の熱媒ボイラーを用いることができる。
蒸気発生装置における蒸気圧力は、熱媒の凝固点相当蒸気圧力よりも高く、かつ熱媒温度相当蒸気圧力未満の範囲であれば自由に選択できるが、高圧蒸気の方が発生蒸気を有効に利用することができるため、1MPaG以上が好ましく、1.5MPaG以上がより好ましい。上限は特に限定されないが、4.8MPaG以下、より好ましくは4.5MPaG以下が好ましい。操作圧力が低いと、水蒸気温度が熱媒の凝固点に近づき、熱媒が固結し易くなるだけでなく、その粘度が上昇するので、伝熱効率が悪くなることがある。その結果、十分な熱回収を行うには、装置が大型化することになる。一方、操作圧力を高くし過ぎると、設計圧力が高くなるため装置が高価となる。また、高圧では、熱媒との温度差が低くなるので、装置の伝熱面積が大きくなる。
蒸気発生装置における圧力制御手段は、特に制限されるべきものではなく、例えば、弁(コントロールバルブ)などを挙げることができる。また、蒸気発生装置内の圧力は、例えば、ブルドン管型、ダイヤフラム型などの圧力計や圧力センサなどを、適所に適宜設置して計測することができる。蒸気発生装置内の温度は、熱電温度計、抵抗温度計、膨脹温度計などを配管または機器の適所に適宜設置して計測することができる。なお、上記圧力計や温度計等の検出部、および圧力制御バルブ等の動作部を用いて、圧力の自動制御が可能なように制御部を組み合わせてもよい。
反応熱を、1MPaG以上(より好ましくは1.5MPaG以上)の高圧蒸気(温度は特に限定されないが、通常183〜270℃)として回収した場合、該高圧蒸気の全部または一部を、必要に応じて前記高温熱媒との熱交換によってさらに183℃超〜450℃に過熱して、分子状酸素を反応器へ供給するためのブロアが連結された背圧蒸気タービンへ供給する。高圧蒸気がタービンを回転させることにより、ブロアファンも回転するため、分子状酸素を反応器へ供給することができる。なお、背圧蒸気タービンへ高圧蒸気を供給し、ブロア駆動動力を得た後、余剰動力がある場合には、発電に利用しても良い。得られる電力は製造プロセス内で用いることができる。
上記背圧蒸気タービンに回転エネルギーを与えた蒸気は、0.1〜1.0MPaG程度120〜300℃程度の低圧過熱蒸気(以下、低圧蒸気A)となって排気される。本発明では、この低圧蒸気Aの少なくとも一部を吸収式冷凍機の再生器の熱源として利用する。また残りの一部をアクリル酸精製のための蒸留工程における再沸器の熱源として利用することが好ましい。このとき、水を低圧蒸気Aに供給して、温度120〜183℃の飽和水蒸気とすることが好ましい。温度が高すぎると、アクリル酸の重合等の不都合が起こる上、再生器や再沸器として多管式熱交換器を用いる場合には飽和水蒸気の方が伝熱効率に優れるからである。水を低圧蒸気Aに供給するには、背圧蒸気タービンの排気を吸収式冷凍機の再生器(あるいは蒸留工程の再沸器)まで供給するラインの途中にポンプ等で水を合流させればよい。
吸収式冷凍機としては、冷媒の蒸発→吸収→再生→凝縮→蒸発といったサイクルを行い得る公知の設備が使用される。冷媒としては、水、アンモニア等が使用でき、吸収液としては、臭化リチウム、水等が使用できる。再生器は、冷媒により希釈された吸収液から冷媒を蒸発させて吸収液を回収するものであり、この蒸発のための熱源に上記低圧蒸気Aを利用するのである。
吸収式冷凍機で得られる冷水は、当該アクリル酸製造プロセスの内部における冷却工程、あるいは他のアクリル酸エステルやアクリル酸の重合プロセスにおける冷却工程で使用することができる。冷却工程では、凝縮器や冷却器等が使用可能である。アクリル酸の精製工程で晶析を行う場合には、この晶析工程で冷水を使用しても良い。なお、冷水としては、水単独以外に、エチレングリコール水溶液やメタノール水溶液等が使用可能である。
上記低圧蒸気Aを吸収式冷凍機の再生器や蒸留工程の再沸器の熱源として用いても、まだ余剰の低圧蒸気Aがある場合は、復水蒸気タービンに供給し、電力として回収することもできる。なお、回収された電力はアクリル酸製造プロセス内のポンプ等の電源として使用するとよい。これにより、無駄にパージされる蒸気はなくなり、接触気相酸化反応によって生成した反応熱から回収された蒸気をほぼ全部有効利用することができる。
一方、上記蒸気発生装置において、高圧蒸気ではなく、低圧蒸気(以下、低圧蒸気Bとする)を発生させた場合、この低圧蒸気Bの少なくとも一部は、上記した低圧蒸気Aの場合と同様に、吸収式冷凍機の再生器用熱源および/または蒸留工程の再沸器の熱源として利用することが好ましい。そして、余剰の低圧蒸気Bがある場合も、上記と同様、復水蒸気タービンに供給して電力を回収する。
また、上記蒸気発生装置が前段および後段反応器の各々に個別に設置されている場合、例えば、前段で高圧蒸気、後段で低圧蒸気Bを発生させてもよい(もちろんその逆でもよいが、一般的には前段の方が高圧蒸気を得やすい反応条件となる)。この場合、前段反応器から得られた高圧蒸気は前記したようにブロアが連結された背圧蒸気タービンへ供給してブロアの駆動に用いる。そして、その排気(低圧蒸気A)と後段反応器から得られた低圧蒸気Bとの一部を吸収式冷凍機の再生器の熱源に用い、残りの一部を蒸留工程の再沸器で用い、なお余剰の低圧蒸気Aおよび/またはBがあれば復水蒸気タービンで電力へと変換すればよい。
本発明では、反応器で生成した生成ガスの有する熱を回収してもよく、この生成ガスを捕集塔へ供給する前に廃熱ボイラーへと供給し、反応生成ガスの有する熱を回収して低圧蒸気を発生させることが好ましい。廃熱ボイラーでの運転温度は、140℃未満だと易閉塞物質が析出することによって設備の閉塞を起こすことがあるので、140℃以上が好ましい。廃熱ボイラーで発生する低圧蒸気は、上記低圧蒸気Aまたは低圧蒸気Bと同様に、吸収式冷凍機の再生器や蒸留工程の再沸器の熱源に用いたり、復水蒸気タービンへ供給する。なお、廃熱ボイラーで高圧蒸気を回収することも可能であり、運転条件に基づき適宜選定される。
廃熱ボイラーを経た反応生成ガスは捕集塔へと供給される。捕集塔の形式は特に限定されるものではなく、例えば、泡鐘トレイ、多孔板トレイ、バルブトレイ、デュアルフロートレイ、バッフルトレイ、リップルトレイ等に、ガーゼ型・シート型・グリッド型等の規則充填物や不規則充填物を内装したものが使用可能である。
捕集用の溶剤としては、水、有機酸含有水等の低沸点溶剤や、ジフェニルエーテル、ジフェニル等の高沸点溶剤を使用することができる。反応生成ガスに対する捕集用の溶剤の質量流量は、反応生成ガスに含まれるアクリル酸の質量流量の0.1〜1.5倍とすることが好ましい。質量流量比(溶剤/アクリル酸)が0.1倍を下回ると、アクリル酸のロスが増大するおそれがある。また、1.5倍を超えると高濃度のアクリル酸溶液の捕集が困難となるため好ましくない。
捕集溶剤として水を用いると、反応生成ガス中のアクリル酸が水に捕集され、アクリル酸濃度50〜98質量%程度のアクリル酸水溶液が得られる。この水溶液は、次の精製工程に供給され、蒸留、晶析等の工程で脱水・精製される。精製工程に必要な機器の小型化や、消費エネルギー削減の点からは、水溶液中のアクリル酸濃度が80〜98質量%であることが好ましい。アクリル酸の濃度が80〜98質量%である場合、反応熱等から得られる蒸気の精製工程での消費量が比較的少なくなるが、本発明では、これまで説明したように、余った蒸気を排気することなく、吸収式冷凍機の熱源に使用したり、タービンを駆動させて発電を行うなどして発生蒸気を有効に利用することができるというメリットがある。アクリル酸の濃度が80〜98質量%のときは、捕集塔の塔頂から排出されるガスの一部はアクリル酸のロスを低減させるために、反応器にリサイクルすることが好ましい。このリサイクルされるガスは、反応器へ戻す前に、凝縮器で冷却することが推奨される。反応器へ導入される水分量を低減することができるからである。
本発明においては、廃棄物燃焼の際に発生する発生熱も蒸気発生の熱源とすることができる。廃棄物とは、捕集塔の塔頂から導出される廃ガスの一部(一部は凝縮器で冷却した後、捕集塔へリサイクルすることが好ましい。)や、続く他の工程(例えば、蒸留、晶析等の精製工程)で分離された廃ガスおよび/または廃液を意味し、これらの廃ガスおよび/または廃液を燃焼するときの発生熱を、蒸気発生装置を用いて高圧蒸気および/または低圧蒸気として回収する。高圧蒸気、低圧蒸気の利用方法は、前記した反応熱の場合と同様にすればよい。廃ガスおよび/または廃液は、1つの燃焼器で燃やしてもよいし、廃ガスと廃液を別々の燃焼器で燃やしてもよい。また、廃ガスおよび/または廃液が生成する工程毎に燃焼器を設けて燃やしてもよく、これらの燃焼器から発生する発生熱を蒸気へ変換する蒸気発生装置も1つでも複数でも構わない。
高圧蒸気、低圧蒸気A、低圧蒸気Bは、上述した以外にも、製造プラント内外の種々の蒸気消費装置の動力源や熱源として使用できる。各種装置(例えばブロア、コンプレッサ、ポンプ等)や機器の駆動用として比較的高温の熱源が必要なところへは、高圧蒸気を優先的に回し、真空発生装置、熱交換器、再沸器、加熱器等の比較的低温蒸気の熱源で足りるところへは、低圧蒸気A・Bを供給することが好ましい。また、蒸気の供給先は、アクリル酸の製造プラント内にとどまらず、例えば、アクリル酸のエステル化プラントや、アクリル酸の重合プラント等の必要箇所に供給してもよい。
以下実施例によって本発明をさらに詳述するが、下記実施例は本発明を制限するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは、全て本発明に含まれる。
実施例
プロピレンを原料としてアクリル酸を製造した。プロピレンを気相接触酸化反応するための反応器は、前後の2段に分かれた多管式反応器である。前段反応器と後段反応器には、ともに熱媒としてHTS(硝酸カリウム53質量%+亜硝酸ナトリウム40質量%+硝酸ナトリウム7質量%;いわゆる「ナイター」)を使用した。前段反応器の反応は300℃で、後段反応器の反応は260℃で行った。
反応熱を除去したナイターの大部分を、蒸気発生装置としての熱媒ボイラーに供給し、2MPaGの高圧蒸気を29.2T/hr発生させた。この2MPaGの高圧蒸気を、前記ナイターの一部を用いてさらに過熱した後、分子状酸素含有ガスを反応器に供給するブロワー駆動用の背圧蒸気タービンに供給した。タービンの排気蒸気は、0.6MPaGの過熱低圧蒸気(29.2T/hr)であり、この過熱低圧蒸気の一部に水を供給することにより、0.6MPaGの飽和蒸気(1)をさらに0.3T/hr回収した。
反応器で生成した反応生成ガスを、蒸気発生装置としての廃熱ボイラーに供給し、ここでは0.6MPaGの飽和蒸気(2)を0.8T/hr回収した。廃熱ボイラーから排出された反応生成ガスを捕集塔に供給し、水で捕集した。塔底から得られた捕集液のアクリル酸濃度は89.0質量%であった。捕集塔の塔頂から排出された廃ガスの一部を凝縮器で冷却した後に反応器へリサイクルし、残りを廃ガス処理設備で燃焼処理した。
この燃焼熱から4MPaGの高圧蒸気を11.7T/hr回収した。この4MPaGの高圧蒸気は、隣接する吸水性樹脂製造設備で全量が消費された。
上記背圧蒸気タービンの排気である0.6MPaGの低圧蒸気29.2T/hrと、0.6MPaGの飽和蒸気(1)0.3T/hrと、上記廃熱ボイラーにより回収した0.6MPaGの飽和蒸気(2)0.8T/hrの合計30.3T/hrのうちの12.1T/hrは、吸収式冷凍機へ再生器の熱源として供給し、冷水を得た。この冷水は、アクリル酸の製品化(精製)工程である晶析工程で使用された。また6.6T/hrは、アクリル酸製造プロセスの精製工程における再沸器と真空発生装置で消費した。残りの11.6T/hrの過熱低圧蒸気を復水タービンに供給したところ、1554kWの電力を得ることができた。アクリル酸製造プロセスでのポンプ等の平均消費電力は約1700kWであり、外部から購入する電力を約150kWに低減できた。また、消費されずに大気中にパージされた蒸気量はゼロであった。
本発明の有機酸の製造方法は、熱回収方法として、高圧蒸気や低圧蒸気を発生させて、これらの蒸気を直接、ブロアの回転エネルギーとして利用したり、吸収式冷凍機で冷水を製造するのに利用したので、蒸気から一旦電力を得た後に、ブロアの駆動電力としたり冷凍機の駆動電力とする場合に比べて、より効率的に熱利用できるようになった。さらに、余剰低圧蒸気から電力を得ることで、プロセス内の必要電力の大部分をまかなうことができるようになった。
よって、本発明で採用した蒸気利用方法は、アクリル酸製造プロセスのみならず、高温で発熱反応を行うプロセスのプラントであれば適用可能である。

Claims (9)

  1. 250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程で発生する熱の少なくとも一部を1MPaG以上の高圧蒸気として回収し、この高圧蒸気の少なくとも一部を、ブロアが連結された背圧蒸気タービンに供給してブロアを駆動すると共に、背圧蒸気タービンの排気である1MPaG未満の低圧蒸気Aの少なくとも一部を吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用することを特徴とする有機酸の製造方法。
  2. 250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程で発生する熱の少なくとも一部を1MPaG未満の低圧蒸気Bとして回収し、この低圧蒸気Bの少なくとも一部を吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用することを特徴とする有機酸の製造方法。
  3. 250℃〜450℃で行われる原料ガスの接触気相酸化反応工程を含む有機酸の製造方法において、反応熱および/または廃棄物燃焼工程で発生する熱の一部を1MPaG以上の高圧蒸気として回収し、この高圧蒸気の少なくとも一部をブロアが連結された背圧蒸気タービンに供給してブロアを駆動すると共に、前記反応熱および/または廃棄物燃焼工程でで発生する熱の一部を1MPaG未満の低圧蒸気Bとして回収し、この低圧蒸気Bの少なくとも一部と前記背圧蒸気タービンの排気である1MPaG未満の低圧蒸気Aの少なくとも一部とを吸収式冷凍機に供給し、この吸収式冷凍機の熱源として使用することを特徴とする有機酸の製造方法。
  4. 上記低圧蒸気Aおよび/または低圧蒸気Bの少なくとも一部を復水蒸気タービンに供給することにより、発電機を介して電力を得る請求項1〜3のいずれかに記載の有機酸の製造方法。
  5. 上記接触気相酸化反応を行う反応器の除熱を、熱媒を用いて行うと共に、除熱後の熱媒を用いて1MPaG以上の高圧蒸気を製造するものである請求項1または3に記載の有機酸の製造方法。
  6. 接触気相酸化反応工程に続けて、接触気相酸化反応生成物である有機酸ガスを液媒体で捕集して、有機酸を80質量%以上含む有機酸溶液を製造する捕集工程を含む請求項1〜5のいずれかに記載の有機酸の製造方法。
  7. 吸収式冷凍機で得られた冷水を用いる冷却工程を含む請求項1〜6のいずれかに記載の有機酸の製造方法。
  8. 上記冷却工程が有機酸の晶析工程を含むものである請求項7に記載の有機酸の製造方法。
  9. 有機酸が(メタ)アクリル酸である請求項1〜8のいずれかに記載の有機酸の製造方法。
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