JPH06213526A - 複合式ヒートポンプ - Google Patents

複合式ヒートポンプ

Info

Publication number
JPH06213526A
JPH06213526A JP27668393A JP27668393A JPH06213526A JP H06213526 A JPH06213526 A JP H06213526A JP 27668393 A JP27668393 A JP 27668393A JP 27668393 A JP27668393 A JP 27668393A JP H06213526 A JPH06213526 A JP H06213526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat
tower
absorption tower
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27668393A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Morita
稔 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP27668393A priority Critical patent/JPH06213526A/ja
Publication of JPH06213526A publication Critical patent/JPH06213526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2315/00Sorption refrigeration cycles or details thereof
    • F25B2315/002Generator absorber heat exchanger [GAX]

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】GAXサイクルを有するヒートポンプにおい
て、その成績係数を高めるとともに、特に蒸発温度を0
℃以下−60℃までの温度範囲内において、高い効率を
示すものとする。 【構成】蒸留器1からのベーパーを凝縮器20で凝縮し
た後、凝縮液を受けて蒸発器30で蒸発し、この蒸発ベ
ーパーを吸収塔40の底部に導き、その吸収塔40の底
部の濃厚液を取出して吸収器熱交換器42を通して間接
熱交換を図った後、蒸留器1に導き、再生塔10の下部
から液を再生器熱交換器3を通して間接熱交換を図った
後、吸収塔40頂部に導く構成とし、さらに再生塔10
上部および吸収塔40上部に間接熱交換器4、43をそ
れぞれ設けて、これらの間に熱媒体を循環するようにし
たヒートポンプにおいて、蒸発器30と吸収塔40の底
部との間に蒸発器30での発生ベーパーの昇圧を図る機
械的圧縮機60を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水−アンモニア系の吸
収式の複合ヒートポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプのシステムとしては、種々
のものが提案されている。水−アンモニアを冷媒および
吸収剤とする単効用のヒートポンプシステムとして、再
生器、精留塔、凝縮器、過冷却器、蒸発器、吸収器、こ
の吸収器と再生器との間に設けた熱交換器を有するもの
がある。
【0003】この水−アンモニア系の場合には、蒸発器
の操作温度は−60℃まで可能であるが、再生器のアン
モニア濃度は0〜20%程度で希薄であるために、アン
モニアの精留のために多くの熱量を必要とし、成績係数
は低い。
【0004】通常の吸収サイクルでは、吸収器は再生器
より低い温度で作動させるが、水−アンモニア系におい
て、溶液の濃度幅を増大させることで、吸収器内に再生
温度より高温の作動領域を作ろうとするものがある。す
なわち、再生塔上部および吸収塔上部に間接熱交換器を
それぞれ設けて、熱媒体を循環するするようにすること
で、吸収熱の一部を再生器の再生用に利用し、吸収潜熱
と蒸発潜熱の熱交換を行うものであり、これをGAX(G
enerator Absorber Heat Exchanger) サイクルと呼ばれ
ている。
【0005】また、吸収塔に熱交換器を設けて、吸収熱
を再生塔に導いて利用するものをAHX(Absorber Hea
t Exchanger)サイクルと、再生塔に熱交換器を設けて、
再生熱を吸収塔に導いて利用するものをGHX(Generat
or Heat Exchanger)サイクルと呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のGAXサイクル
を有するヒートポンプでは、蒸発器と凝縮器(吸収器と
再生器)の間に昇温幅(図2に示すデューリング線図上
で幅ΔT)によって、成績係数が変化し、その昇温幅Δ
Tが小さいほど成績係数に優れる。この理由は、昇温幅
(温度差または圧力差)が小さいときには、吸収器から
再生器への熱移動量が大きくなるためである。
【0007】しかし、たとえば蒸発器を低温で操作し、
冷凍機のブラインとして利用しようとする場合おける、
−20℃〜−60℃程度の低温の蒸発温度の場合には、
温度差は60〜100 ℃程度と大きく、このヒートポンプ
の成績係数(冷却)は約0.7程度と低い。ちなみに、図
4に示すように、吸収器の温度を+30℃〜+40℃と
し、蒸発器の温度を−5℃〜−20℃とする場合には、
G−C線(再生器と凝縮器とを結ぶ線)とE−A線(蒸
発器と吸収器とを結ぶ線)とを横切って結ぶ前述のGA
Xサイクルを採ることができず、したがって成績係数は
0.6 〜0.8 程度である。
【0008】したがって、本発明の課題は、GAXサイ
クルを有効に利用してヒートポンプを構成し、その成績
係数を高めるとともに、特に蒸発温度を0℃以下−60
℃までの温度範囲内において、高い効率を示すものとす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、上部に蒸留
器を有する再生塔、凝縮器、蒸発器および吸収塔とを備
え、前記蒸留器からのベーパーを前記凝縮器で凝縮した
後、凝縮液を受けて前記蒸発器で蒸発し、この蒸発ベー
パーを前記吸収塔の底部に導き、その吸収塔の底部の濃
厚液を取出して前記蒸留器に導き、前記再生塔の下部か
ら液を前記吸収塔頂部に導く構成とし、さらに再生塔上
部および吸収塔上部に間接熱交換器をそれぞれ設けて、
これらの間に熱媒体を循環するようにしたヒートポンプ
において、前記蒸発器と吸収塔の底部との間に蒸発器で
の発生ベーパーの昇圧を図る機械的圧縮機を設けたこと
で解決できる。
【0010】また、前記蒸留器からのベーパーを前記凝
縮器で凝縮した後、凝縮液を受けて前記蒸発器で蒸発
し、この蒸発ベーパーを前記吸収塔の底部に導き、その
吸収塔の底部の濃厚液を取出して吸収塔の中段に設けた
吸収器熱交換器を通して間接熱交換を図った後、前記蒸
留器に導き、前記再生塔の下部から液を再生塔中段に設
けた再生器熱交換器を通して間接熱交換を図った後、前
記吸収塔頂部に導く構成とし、さらに再生塔上部および
吸収塔上部に間接熱交換器をそれぞれ設けて、これらの
間に熱媒体を循環するようにしてもよい。
【0011】ここで、前記吸収器熱交換器または再生器
熱交換器が、塔高さ方向に分離して複数有する構成とす
ることができる。
【0012】また、さらに、前記吸収塔の中段の吸収液
の一部を抜いて、その位置より上方の液温度が高い部分
を通る間接型の分岐熱交換器を通した後に再生塔に供給
する分岐経路を設けることができる。
【0013】
【作用】本発明では、前述のGAXサイクルを有する自
己再生型ヒートポンプにおいて、蒸発器と吸収器との間
に機械的圧縮機を設けて、蒸発器での発生ベーパーを昇
圧する。
【0014】これによって、吸収器の圧力が高まり、再
生器との圧力が小さくでき、昇圧状態での吸収操作に対
応する蒸発温度が上昇するので、蒸発温度と凝縮温度と
の差を小さくできる。したがって、後述の実施例で示す
ように、成績係数の高いヒートポンプシステムを構築で
きる。
【0015】本発明に係る機械的圧縮機を蒸留器と凝縮
器との間に設けることも考えられる。この場合には、吸
収器、蒸留器および再生器が低圧となるために、その機
器は大型となる。反対に機械的圧縮機は小さいもので足
りる。しかし、本発明に従って、蒸発器と吸収器との間
に機械的圧縮機を設けた方が、全設備費の比較でははる
かに低減できる。
【0016】さらに、冷却水温度が多少異なる場合であ
っても、凝縮器および再生器の圧力を一定とし、さらに
吸収器の圧力も一定、たとえば3〜7kg/cm2 とする条
件で機器を標準設計すれば、蒸発温度が異なる場合であ
っても、蒸発器の設計のみを代えればよく、この意味で
標準化が容易であり、設備機器を安価なものとすること
ができる。
【0017】一方、吸収塔の中段の吸収液の一部を抜い
て、その位置より上方の液温度が高い部分を通る間接型
の分岐熱交換器を通した後に再生塔に供給する分岐経路
を設けることができる。すなわち、吸収塔の上部より流
下する吸収液の一部を抜き出して、その液温度より高い
上方の吸収部に間接分岐熱交換器を設けて、この間接分
岐熱交換器を通す過程で、流下する吸収液と効果的に接
触させた後、再生塔、たとえばその中段に供給する。た
とえば、抜き出した吸収液のアンモニア濃度が高い場合
(たとえば10〜25重量%)には、前記の間接分岐熱
交換器において蒸発して潜熱を奪うので、これを再生塔
に供給することで発生熱量を回収できる。その結果、後
述の実施例の通り、成績係数を著しく高めることができ
る。
【0018】本発明の方法は、コ・ジェネレーション
(内燃機関により機械式圧縮機を駆動し、廃熱を吸収式
ヒートポンプの熱源とする方法)を用いた時に最も経済
的である。特に内燃機関がスターリングエンジンや、小
型ガスタービンである場合には機械的効率が低く、高温
の廃熱量が多い場合に本発明方法は最適である。
【0019】
【実施例】以下本発明を図面を参照しながら実施例によ
りさらに詳説する。図1は基本例を示したもので、10
は上部に蒸留器1を有する再生塔、20は凝縮器、30
は蒸発器、40は吸収塔である。
【0020】さらに再生塔10の下部には、外部加熱源
5が流通される加熱器2Aを有する再生器2が構成され
ている。この上部には、間接加熱のGHXを構成する再
生器加熱器3が設けられ、さらにその上方の蒸留器1と
の間に、GAXの要素を構成する間接加熱の第1再生・
吸収熱交換器4が配設されている。
【0021】一方で、吸収塔40の下部には、外部冷却
源44が流通される外熱冷却器41、この上方に間接加
熱のAHXを構成する吸収器熱交換器42、さらにGA
Xの要素を構成する間接加熱の第2吸収・再生熱交換器
43が配設されている。
【0022】前記蒸留器1からのベーパーは導路51を
通して凝縮器20で外部冷却源21により凝縮された
後、その凝縮液は導路52を通して蒸発器30に導か
れ、ここでブライン31により蒸発され、その蒸発ベー
パーは導路53を通して吸収塔40の底部に導かれる。
このとき、導路52と導路53との間には過冷却器54
が設けられている。また、蒸発器30からの蒸発ベーパ
ーは、機械的圧縮機60により昇圧されて吸収塔40の
底部に供給される。
【0023】他方で、吸収塔40の底部の濃厚液は、導
管55を通して濃厚液供給ポンプ56により、吸収塔の
中段に設けられた吸収器熱交換器42を通り間接熱交換
により吸収熱を除去した後、蒸留器1に導かれ、その蒸
留用の熱源に利用される。
【0024】これに対して、再生塔10の下部から希薄
液は導管58を介して再生塔10中段に設けた再生器熱
交換器3を通り、再生熱を除去する間接熱交換を図った
後、吸収塔40の頂部に導かれる。
【0025】さらに再生塔上部および吸収塔上部に設け
られた第1再生・吸収熱交換器4および第2吸収・再生
熱交換器43は、適宜の熱媒体が循環ポンプ70により
循環する循環路71により連結されている。
【0026】ここで、前記の機械的圧縮機60の駆動は
電動機でもよく、また内燃機関によるものでもよい。内
燃機関の場合には内燃機関からの排ガスを再生器2の加
熱器2Aに供給することにより、コ・ジェネレーション
による冷凍システムが完成する。
【0027】前記蒸発器30からは、冷凍機用ブライン
のほか、冷水を得るようにしてもよく、その一方で凝縮
器20および外熱冷却器41では温水を得ることができ
る。
【0028】図2は、デューリング線図上で、図1の装
置の操作条件例を示したもので、本発明の機械的圧縮機
60を用いない場合には、蒸発器の操作条件は符号3
0’の位置にある。この図からも、本発明に従って、機
械的圧縮機を設けることにより、小さい昇温幅ΔTを保
持しながら、もって効率の高い運転を可能としながら、
蒸発器の操作条件を低圧および低温とすることができ
る。
【0029】本発明において、吸収器熱交換器42また
は再生器熱交換器3が、図3に示すように、塔高さ方向
に分離して複数設けることがてきる。符号3A、3Bお
よび42A、42Bで示した。
【0030】なお、再生器熱交換器3、吸収器熱交換器
41、再生・吸収熱交換器4および吸収・再生熱交換器
43としては、多管式の落下膜型熱交換器を用いるのが
望ましい。
【0031】他方、図5には、図1の態様に対してさら
に、間接分岐熱交換器45を設けた例を示した。すなわ
ち、吸収塔の中段において、たとえば棚段部分から吸収
液の一部をポンプ57により抜き出し、これを抜き出し
位置より上方に設けた間接分岐熱交換器45通し、この
分岐熱交換器45において、吸収塔40の上部より流下
する吸収液と接触させた後、導路59を通して再生塔1
0、たとえばその中段に供給する。抜き出した吸収液の
アンモニア濃度が高い場合、たとえば10〜25重量%
程度の場合に有効な態様であり、分岐熱交換器45にお
いて一部が蒸発し潜熱を奪い、この蒸発ベーパーと液と
の混合物をこれを再生塔に供給することで発生熱量を効
率的に回収できる。
【0032】(実施例1)図1に示すシステムにおい
て、蒸発器30において、圧力1.22kg/cm2 で温度
−30℃で蒸発を図った。蒸発器30にはブラインが供
給され、入口温度−20℃、出口温度ー25℃とされ、
蒸発器30の内部に濃度99.8%のアンモニアがあ
り、これが蒸発されて過冷却器54を経て−28℃とな
り、機械式圧縮機60によって昇圧され、5.5kg/cm
2 となって吸収塔40の底部に供給された。
【0033】この蒸発ベーパーは、吸収塔40の上部よ
り落下する希薄アンモニア水溶液と接触しながら上昇
し、塔内に設けられている外熱冷却器41、吸収器熱交
換器42、第2吸収・再生熱交換器43によって冷却さ
れた。温度約35℃、濃度50〜52wt%の濃厚液は、
濃厚液循環ポンプ52により吸収器熱交換器42に導か
れ、吸収熱を回収して出口温度72℃で蒸留器1に供給
された。また、第2吸収・再生熱交換器43でも吸収熱
が回収され、その入口温度が84℃の状態から152℃
まで昇温され、この回収熱量が第1再生・吸収熱交換器
4に与えられ、蒸留用の熱として利用された。
【0034】再生器2の加熱器2Aに与えられる外部加
熱源の温度は198℃とされ、蒸発ベーパーは蒸留器1
に達し、そこでアンモニアの濃縮が図られ、アンモニア
濃度99.5%の状態でベーパーが凝縮器20に移行さ
れた。蒸留器1の上部温度は62℃、操作圧力は13.
7kg/cm2 である。
【0035】再生塔1の塔底のアンモニア濃度1.0〜
1.5%の希薄アンモニア液は、再生器加熱器3を通る
過程で、塔内を流下する液に熱量を与えた後、吸収塔4
0の頂部に供給された。
【0036】(実施例2)直径250m、棚段13段の
蒸留器、第1再生・吸収熱交換器20m2、再生器熱交換
器2.5m2、再生器の加熱器2.7m2、凝縮器4.5
m2、蒸発器4.5m2、外熱冷却器1.0m2、吸収器熱交
換器0.4m2、第2吸収・再生熱交換器20m2の機器を
もった図1の設備において、出力11KWの機械的圧縮機
を吐出圧力5.5kgf/cm2 でアンモニア100〜11
0kg/hrの割合で昇圧し、冷凍能力28,000Kcal/h
r とし、350リットル/hrで吐出圧力12kgf/c
m2 、1.5KWの駆動電動機からなる熱媒体循環ポンプ
を用い、吸収液を再生器加熱器に排ガス650℃で熱量
19,000Kcal/hrを送った。このときの機械的圧
縮機の動力消費量は7.0〜7.4KWであった。両者の
熱量をコ・ジェネ換算で評価すると、燃料基準のCOP
(成績係数)は0.86〜0.9である。この数値は蒸
発温度−30℃の従来例の冷凍機よりも効率が良いこと
が判明した。
【0037】(実施例3)図5に示すように、実施例2
の吸収器に4.0m2の分岐熱交換器、および100リッ
トル/hrの分岐ポンプを用いて、60リットル/hrの分
岐流を流し、吸収圧力4.85kgf/cm2 とし、他の条
件は実施例2と同じで運転した。機械的圧縮機の所要動
力は5.3KW、再生器への供給熱量は17,500〜1
7,800Kcal/hr であり、28,000Kcal/hr の冷
凍能力を得た。これをコ・ジェネを利用した時の必要熱
量に換算した燃料基準のCOPは0.985であり、き
わめて高い成績係数を得ることができた。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、機械的圧
縮機を吸収塔と蒸発器の間に挿入した自己再生型高効率
吸収式ヒートポンプによって、従来のいづれの冷凍機に
比較してCOPの非常によい冷凍システムを構築でき
る。
【0039】また、本発明装置をコ・ジェネレーション
用に用いることによって顕著な経済性を発揮する。さら
に、本装置は寒冷地における空気熱源によるヒートポン
プにも経済的に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概要構成図である。
【図2】デューリング線図上での本発明の操作条件を示
す説明図である。
【図3】本発明の変形例を示す要部構成図である。
【図4】比較例を示す概要図である。
【図5】本発明の他の例を示す概要図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に蒸留器を有する再生塔、凝縮器、蒸
    発器および吸収塔とを備え、 前記蒸留器からのベーパーを前記凝縮器で凝縮した後、
    凝縮液を受けて前記蒸発器で蒸発し、この蒸発ベーパー
    を前記吸収塔の底部に導き、その吸収塔の底部の濃厚液
    を取出して前記蒸留器に導き、前記再生塔の下部から液
    を前記吸収塔頂部に導く構成とし、 さらに再生塔上部および吸収塔上部に間接熱交換器をそ
    れぞれ設けて、これらの間に熱媒体を循環するようにし
    たヒートポンプであって、 前記蒸発器と吸収塔の底部との間に蒸発器での発生ベー
    パーの昇圧を図る機械的圧縮機を設けたことを特徴とす
    る複合式ヒートポンプ。
  2. 【請求項2】上部に蒸留器を有する再生塔、凝縮器、蒸
    発器および吸収塔とを備え、 前記蒸留器からのベーパーを前記凝縮器で凝縮した後、
    凝縮液を受けて前記蒸発器で蒸発し、この蒸発ベーパー
    を前記吸収塔の底部に導き、その吸収塔の底部の濃厚液
    を取出して吸収塔の中段に設けた吸収器熱交換器を通し
    て間接熱交換を図った後、前記蒸留器に導き、前記再生
    塔の下部から液を再生塔中段に設けた再生器熱交換器を
    通して間接熱交換を図った後、前記吸収塔頂部に導く構
    成とし、さらに再生塔上部および吸収塔上部に間接熱交
    換器をそれぞれ設けて、これらの間に熱媒体を循環する
    ようにしたヒートポンプであって、 前記蒸発器と吸収塔の底部との間に蒸発器での発生ベー
    パーの昇圧を図る機械的圧縮機を設けたことを特徴とす
    る複合式ヒートポンプ。
  3. 【請求項3】前記吸収器熱交換器または再生器熱交換器
    が、塔高さ方向に分離して複数有する請求項1または2
    記載の複合式ヒートポンプ。
  4. 【請求項4】さらに、前記吸収塔の中段の吸収液の一部
    を抜いて、その位置より上方の液温度が高い部分を通る
    間接型の分岐熱交換器を通した後に再生塔に供給する分
    岐経路を設けた請求項1または2記載の複合式ヒートポ
    ンプ。
JP27668393A 1992-11-26 1993-11-05 複合式ヒートポンプ Pending JPH06213526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27668393A JPH06213526A (ja) 1992-11-26 1993-11-05 複合式ヒートポンプ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-317310 1992-11-26
JP31731092 1992-11-26
JP27668393A JPH06213526A (ja) 1992-11-26 1993-11-05 複合式ヒートポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213526A true JPH06213526A (ja) 1994-08-02

Family

ID=26552059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27668393A Pending JPH06213526A (ja) 1992-11-26 1993-11-05 複合式ヒートポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06213526A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746273B1 (ko) * 2006-06-30 2007-08-06 경희대학교 산학협력단 지에이엑스 암모니아 흡수식 냉난방기
CN114432726A (zh) * 2020-10-31 2022-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种热耦合精馏塔

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746273B1 (ko) * 2006-06-30 2007-08-06 경희대학교 산학협력단 지에이엑스 암모니아 흡수식 냉난방기
CN114432726A (zh) * 2020-10-31 2022-05-06 中国石油化工股份有限公司 一种热耦合精馏塔

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5367884A (en) Generator-absorber-heat exchange heat transfer apparatus and method and use thereof in a heat pump
CN1766462B (zh) 一种利用尾气余热的氨水吸收式制冷装置
US4475353A (en) Serial absorption refrigeration process
JPH02306067A (ja) 吸収式冷凍法
WO1996034236A1 (en) Refrigerant enhancer-absorbent concentrator and turbo-charged absorption chiller
CN104964477A (zh) 一种多级板式蒸发吸收式制冷装置和方法
WO1991008426A1 (en) Rectification reflux by latent heat exchange with partially depressurized absorbent
JP2897587B2 (ja) 吸収式冷凍機
EP0725919B1 (en) Generator-absorber-heat exchange heat transfer apparatus and method and use thereof in a heat pump
CN101464067A (zh) 节能、紧凑型吸收式制冷机/冷温机
US5782097A (en) Generator-absorber-heat exchange heat transfer apparatus and method and use thereof in a heat pump
CN204902309U (zh) 一种多级板式蒸发吸收式制冷装置
EP0739471B1 (en) Generator-absorber heat exchange heat transfer apparatus and method using an intermediate liquor and use thereof in an absorption heat pump
CN2526753Y (zh) 多段式溴化锂吸收式热泵
JPH06213526A (ja) 複合式ヒートポンプ
JPH05272837A (ja) 圧縮・吸収複合式ヒートポンプ
JP4187563B2 (ja) アンモニア吸収冷凍機
JP3290464B2 (ja) 複合冷凍装置
JP3865346B2 (ja) 吸収冷温水機
JPH05280825A (ja) 吸収式ヒートポンプ
JPH07198222A (ja) 逆精留部を有するヒートポンプ
CN217423663U (zh) 烟气型溴化锂吸收式二类热泵机组
JPH06201221A (ja) 逆精留塔を有するヒートポンプ
KR100234062B1 (ko) 암모니아흡수식 사이클
JPH05256535A (ja) 吸収式ヒートポンプシステム