JPH0517377A - スチレンの製造法 - Google Patents
スチレンの製造法Info
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- JPH0517377A JPH0517377A JP3169808A JP16980891A JPH0517377A JP H0517377 A JPH0517377 A JP H0517377A JP 3169808 A JP3169808 A JP 3169808A JP 16980891 A JP16980891 A JP 16980891A JP H0517377 A JPH0517377 A JP H0517377A
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- Japan
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- cooled
- styrene
- heat exchange
- indirect heat
- line
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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-
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 スチレン製造工程における反応生成物の熱回
収レベルを向上させると共に、その熱を有効かつ効果的
に利用すること。 【構成】 エチルベンゼンの脱水素反応生成物を間接的
熱交換5により114℃に冷却した後、水との間接的熱
交換により85℃まで冷却すると共に、温水または蒸気
を製造する。ついで、反応生成物を40℃に冷却するこ
とにより、炭化水素からなる気相、水蒸気凝縮物からな
る水相およびスチレンを含有する有機相に分離7する。
蒸留17により有機相からスチレンを分離し、冷却して
スチレンを回収する。上記気相は10℃まで冷却して、
炭化水素を凝縮物として回収する。上記温水又は蒸気は
吸収式冷凍機105の熱源として使用することにより、
冷水を製造し、この冷水を上記熱交換の冷媒として利用
する。
収レベルを向上させると共に、その熱を有効かつ効果的
に利用すること。 【構成】 エチルベンゼンの脱水素反応生成物を間接的
熱交換5により114℃に冷却した後、水との間接的熱
交換により85℃まで冷却すると共に、温水または蒸気
を製造する。ついで、反応生成物を40℃に冷却するこ
とにより、炭化水素からなる気相、水蒸気凝縮物からな
る水相およびスチレンを含有する有機相に分離7する。
蒸留17により有機相からスチレンを分離し、冷却して
スチレンを回収する。上記気相は10℃まで冷却して、
炭化水素を凝縮物として回収する。上記温水又は蒸気は
吸収式冷凍機105の熱源として使用することにより、
冷水を製造し、この冷水を上記熱交換の冷媒として利用
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチレンの製造法に関
する。さらに詳しくは、エチルベンゼンの脱水素反応生
成物から効率的にスチレンおよび熱を回収する方法に関
するものである。
する。さらに詳しくは、エチルベンゼンの脱水素反応生
成物から効率的にスチレンおよび熱を回収する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スチレンは主にエチルベンゼンの脱水素
反応によって製造される。この脱水素反応は、その特性
から高温、低圧条件が要求されるので、反応生成物の温
度も高温となり、通常は550〜650℃となる。この
熱を回収するために、従来は原料エチルベンゼンの予熱
に利用したり、蒸気として回収すること等が行われてい
る。しかし、プロセス内で有効に利用できる反応生成物
の熱回収レベルは110℃程度に留まっている。
反応によって製造される。この脱水素反応は、その特性
から高温、低圧条件が要求されるので、反応生成物の温
度も高温となり、通常は550〜650℃となる。この
熱を回収するために、従来は原料エチルベンゼンの予熱
に利用したり、蒸気として回収すること等が行われてい
る。しかし、プロセス内で有効に利用できる反応生成物
の熱回収レベルは110℃程度に留まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スチレン製
造工程における反応生成物の熱回収レベルを向上させる
と共に、その熱を有効かつ効果的に利用することにあ
る。
造工程における反応生成物の熱回収レベルを向上させる
と共に、その熱を有効かつ効果的に利用することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチルベンゼ
ンの脱水素反応によるスチレンの製造法において、
(a)脱水素反応工程から流出される反応生成物を間接
的熱交換により所望の温度に冷却し、(b)その流出物
を水との間接的熱交換により冷却すると共に、温水また
は蒸気を製造し、(c)(b)工程からの流出物をさら
に冷却することにより、主に炭化水素からなる気相、水
蒸気凝縮物からなる水相、およびスチレンを含有する有
機相の3相に分離し、(d)上記気相は間接的熱交換に
より冷却して凝縮物を分離した後、圧縮機に導いて断熱
圧縮し、一方凝縮物は(c)工程に戻し、(e)圧縮さ
れた気相を間接的熱交換によりさらに冷却し、生成した
凝縮物を(c)工程に戻し、(f)上記有機相は蒸留工
程に付して、該有機相からスチレンを分離し、冷却して
回収することを特徴とするスチレンの製造法である。
ンの脱水素反応によるスチレンの製造法において、
(a)脱水素反応工程から流出される反応生成物を間接
的熱交換により所望の温度に冷却し、(b)その流出物
を水との間接的熱交換により冷却すると共に、温水また
は蒸気を製造し、(c)(b)工程からの流出物をさら
に冷却することにより、主に炭化水素からなる気相、水
蒸気凝縮物からなる水相、およびスチレンを含有する有
機相の3相に分離し、(d)上記気相は間接的熱交換に
より冷却して凝縮物を分離した後、圧縮機に導いて断熱
圧縮し、一方凝縮物は(c)工程に戻し、(e)圧縮さ
れた気相を間接的熱交換によりさらに冷却し、生成した
凝縮物を(c)工程に戻し、(f)上記有機相は蒸留工
程に付して、該有機相からスチレンを分離し、冷却して
回収することを特徴とするスチレンの製造法である。
【0005】
【具体的説明】本発明の方法を添付図面を用いて詳細に
説明する。図1は、エチルベンゼンの脱水素反応により
スチレンを製造する本発明方法の代表例を模式的に示し
たものである。
説明する。図1は、エチルベンゼンの脱水素反応により
スチレンを製造する本発明方法の代表例を模式的に示し
たものである。
【0006】脱水素反応部1から流出される反応生成物
はライン2を通って第1冷却部3に連続的に供給され、
ここで所定の温度、例えば110〜200℃に冷却され
る。第1冷却部3からの流出物は、従来はライン4を通
って凝縮・分離部7に供給されていたが、本発明では第
1冷却部と凝縮・分離部との間に間接熱交換器5を設置
し、ここで温水循環ポンプ102よりライン103を通
して供給された水と熱交換することにより70〜110
℃に冷却され、ライン6を通って凝縮・分離部7に供給
される。ライン103を通して供給された水は昇温し、
温水又は蒸気として回収される。
はライン2を通って第1冷却部3に連続的に供給され、
ここで所定の温度、例えば110〜200℃に冷却され
る。第1冷却部3からの流出物は、従来はライン4を通
って凝縮・分離部7に供給されていたが、本発明では第
1冷却部と凝縮・分離部との間に間接熱交換器5を設置
し、ここで温水循環ポンプ102よりライン103を通
して供給された水と熱交換することにより70〜110
℃に冷却され、ライン6を通って凝縮・分離部7に供給
される。ライン103を通して供給された水は昇温し、
温水又は蒸気として回収される。
【0007】ライン6からの流出物は、凝縮・分離部7
で水または空気との間接的熱交換により更に冷却され、
主に炭化水素(例えば、メタン、エチレン、芳香族炭化
水素類、水素、窒素、二酸化炭素等)からなる気相、水
蒸気凝縮物からなる水相、およびスチレン、未反応エチ
ルベンゼン、軽質物質(ベンゼン、トルエンなど)およ
び重質物質(スチレン重量物など)からなる有機相の3
相に分離される。
で水または空気との間接的熱交換により更に冷却され、
主に炭化水素(例えば、メタン、エチレン、芳香族炭化
水素類、水素、窒素、二酸化炭素等)からなる気相、水
蒸気凝縮物からなる水相、およびスチレン、未反応エチ
ルベンゼン、軽質物質(ベンゼン、トルエンなど)およ
び重質物質(スチレン重量物など)からなる有機相の3
相に分離される。
【0008】上記気相は、ライン8を通って間接熱交換
器115に供給され、そこで40℃以下に冷却され、凝
縮した液体はライン9を通って凝縮・分離部7に戻さ
れ、一方未凝縮気相はライン10を通って圧縮機11に
供給され、断熱圧縮される。ここでの気相の冷却は、圧
縮機11に送られる気相の量およびその動力を減少させ
る効果を生ずる。例えば、圧縮機11の入口温度が40
℃の場合の動力を100%とすると、入口温度を33℃
まで冷却した場合の動力は87%となり、13%削減さ
れることになる。
器115に供給され、そこで40℃以下に冷却され、凝
縮した液体はライン9を通って凝縮・分離部7に戻さ
れ、一方未凝縮気相はライン10を通って圧縮機11に
供給され、断熱圧縮される。ここでの気相の冷却は、圧
縮機11に送られる気相の量およびその動力を減少させ
る効果を生ずる。例えば、圧縮機11の入口温度が40
℃の場合の動力を100%とすると、入口温度を33℃
まで冷却した場合の動力は87%となり、13%削減さ
れることになる。
【0009】断熱圧縮後の気相は、ライン12を通って
間接熱交換器117に送られて40℃以下に冷却され、
その凝縮物は凝縮・分離部7に戻され、未凝縮気相はラ
イン14を通ってベントガスとして他の設備(図示せ
ず)に送られる。このような操作により、該気相中に存
在する有効な炭化水素を回収することができる。例え
ば、圧縮機11から排出される35℃の気体に含まれる
炭化水素を100%とすると、これを熱交換器117で
10℃に冷却することにより、ライン14から排出され
るベントガス中の炭化水素は36%となり、64%の有
効な炭化水素が回収される。
間接熱交換器117に送られて40℃以下に冷却され、
その凝縮物は凝縮・分離部7に戻され、未凝縮気相はラ
イン14を通ってベントガスとして他の設備(図示せ
ず)に送られる。このような操作により、該気相中に存
在する有効な炭化水素を回収することができる。例え
ば、圧縮機11から排出される35℃の気体に含まれる
炭化水素を100%とすると、これを熱交換器117で
10℃に冷却することにより、ライン14から排出され
るベントガス中の炭化水素は36%となり、64%の有
効な炭化水素が回収される。
【0010】上記水相は、ライン15を通って他の設備
(図示せず)へ送られる。上記有機相は、ライン16を
通って蒸留部17に供給され、そこで軽質物質、未反応
エチルベンゼン、重質物質およびスチレンに分離され
る。軽質物質、未反応エチルベンゼンおよび重質物質
は、それぞれライン18,19および20を通って他の
設備(図示せず)に送られ,スチレンはライン21を通
って間接熱交換器116に供給され、40℃以下に冷却
された後、ライン22から製品として回収される。この
冷却により、生成スチレンの品質劣化が防止される。
(図示せず)へ送られる。上記有機相は、ライン16を
通って蒸留部17に供給され、そこで軽質物質、未反応
エチルベンゼン、重質物質およびスチレンに分離され
る。軽質物質、未反応エチルベンゼンおよび重質物質
は、それぞれライン18,19および20を通って他の
設備(図示せず)に送られ,スチレンはライン21を通
って間接熱交換器116に供給され、40℃以下に冷却
された後、ライン22から製品として回収される。この
冷却により、生成スチレンの品質劣化が防止される。
【0011】一方、反応生成物の冷却のために間接熱交
換器5に供給された水は、反応生成物との熱交換により
昇温され、70〜110℃の温水または蒸気となり、ラ
イン104を通って吸収式冷凍機105に送られ、該冷
凍機の作動熱源として使用される。吸収冷凍機105内
で消費された温水または蒸気凝縮水はライン106を通
って温水タンク100に戻され、ライン101を通って
温水循環ポンプ102に供給され、再びライン103か
ら間接熱交換器5へ循環される。なお、温水として回収
する場合は、温水タンク100および温水循環ポンプ1
02は、吸収式冷凍機105の上流に設置することもで
きる。
換器5に供給された水は、反応生成物との熱交換により
昇温され、70〜110℃の温水または蒸気となり、ラ
イン104を通って吸収式冷凍機105に送られ、該冷
凍機の作動熱源として使用される。吸収冷凍機105内
で消費された温水または蒸気凝縮水はライン106を通
って温水タンク100に戻され、ライン101を通って
温水循環ポンプ102に供給され、再びライン103か
ら間接熱交換器5へ循環される。なお、温水として回収
する場合は、温水タンク100および温水循環ポンプ1
02は、吸収式冷凍機105の上流に設置することもで
きる。
【0012】また、冷水タンク107よりライン108
を通して冷水循環ポンプ109へ供給された水は、ライ
ン110を通って吸収式冷凍機105に送られ、ここで
30℃以下、好ましくは10℃以下に冷却され、冷水と
してライン111を通って各使用機器に供給される。例
えば、ポイントAで三方向に分割され、ライン112、
113、および114を通って間接熱交換器115,1
16、および117に供給される。これらの熱交換器で
熱交換により、例えば10℃未満から10〜15℃まで
昇温した上記冷水は、各々ライン118,119、およ
び120を通して排出され、ライン121で合流されて
冷水タンク107に戻され、循環される。なお、冷水タ
ンク107および冷水循環ポンプ109は、吸収式冷凍
機105の下流に設置することもできる。
を通して冷水循環ポンプ109へ供給された水は、ライ
ン110を通って吸収式冷凍機105に送られ、ここで
30℃以下、好ましくは10℃以下に冷却され、冷水と
してライン111を通って各使用機器に供給される。例
えば、ポイントAで三方向に分割され、ライン112、
113、および114を通って間接熱交換器115,1
16、および117に供給される。これらの熱交換器で
熱交換により、例えば10℃未満から10〜15℃まで
昇温した上記冷水は、各々ライン118,119、およ
び120を通して排出され、ライン121で合流されて
冷水タンク107に戻され、循環される。なお、冷水タ
ンク107および冷水循環ポンプ109は、吸収式冷凍
機105の下流に設置することもできる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を説明する。
実施例1
エチルベンゼン脱水素反応部1から流出した600℃の
反応生成物を、第1冷却部3により114℃に冷却し
た。ついで、間接熱交換器5で上記生成物を、温水循環
ポンプ102よりライン103を通って供給される80
℃の水と熱交換することにより、85℃の温度まで冷却
し、ライン106を通して凝縮・分離部7へ供給した。
反応生成物を、第1冷却部3により114℃に冷却し
た。ついで、間接熱交換器5で上記生成物を、温水循環
ポンプ102よりライン103を通って供給される80
℃の水と熱交換することにより、85℃の温度まで冷却
し、ライン106を通して凝縮・分離部7へ供給した。
【0014】反応生成物は凝縮・分離部7でさらに40
℃まで冷却することにより、主に炭化水素からなる気
相、水蒸気凝縮物からなる水相、スチレン、未反応エチ
ルベンゼン、軽質物質および重質物質からなる有機相の
3相に分離された。一方、ライン103を通って間接熱
交換器5に供給された上記水は上記反応生成物との熱交
換により85℃に昇温し、ライン104を通って吸収式
冷凍機105に送られ、該冷凍機の作動熱源として使用
した。
℃まで冷却することにより、主に炭化水素からなる気
相、水蒸気凝縮物からなる水相、スチレン、未反応エチ
ルベンゼン、軽質物質および重質物質からなる有機相の
3相に分離された。一方、ライン103を通って間接熱
交換器5に供給された上記水は上記反応生成物との熱交
換により85℃に昇温し、ライン104を通って吸収式
冷凍機105に送られ、該冷凍機の作動熱源として使用
した。
【0015】吸収式冷凍機105には、冷水循環ポンプ
109よりライン110を通して15℃の水が供給さ
れ、該冷凍機内で冷却され、10℃の冷水が製造され
た。この冷水をライン112を通して間接熱交換器11
5に供給し、凝縮・分離部7で分離された、ライン8か
らの炭化水素からなる気相を40℃から33℃の温度に
冷却して部分凝縮させ、その凝縮物は凝縮・分離部7に
戻した。
109よりライン110を通して15℃の水が供給さ
れ、該冷凍機内で冷却され、10℃の冷水が製造され
た。この冷水をライン112を通して間接熱交換器11
5に供給し、凝縮・分離部7で分離された、ライン8か
らの炭化水素からなる気相を40℃から33℃の温度に
冷却して部分凝縮させ、その凝縮物は凝縮・分離部7に
戻した。
【0016】未凝縮の気相は圧縮機11で断熱圧縮さ
れ、ライン12を通して間接熱交換器117に供給し、
ライン114を通して供給される前記冷水と熱交換させ
ることにより10℃まで冷却し、その凝縮物はライン1
3を通して凝縮・分離部7に戻し、気相はライン14か
らベントガスとして他の設備に移送した。
れ、ライン12を通して間接熱交換器117に供給し、
ライン114を通して供給される前記冷水と熱交換させ
ることにより10℃まで冷却し、その凝縮物はライン1
3を通して凝縮・分離部7に戻し、気相はライン14か
らベントガスとして他の設備に移送した。
【0017】上記有機相は、ライン16を通って蒸留部
17に送られ、軽質物質、未反応エチルベンゼン、重質
物質およびスチレンに分溜され、それぞれライン18、
19、20および21を通して蒸留部から排出された。
スチレンは間接熱交換器116に送り、ライン113を
通して供給される前記冷水と熱交換させることにより1
0℃に冷却して、精製スチレンを得た。
17に送られ、軽質物質、未反応エチルベンゼン、重質
物質およびスチレンに分溜され、それぞれライン18、
19、20および21を通して蒸留部から排出された。
スチレンは間接熱交換器116に送り、ライン113を
通して供給される前記冷水と熱交換させることにより1
0℃に冷却して、精製スチレンを得た。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エチルベンゼンの脱水
素反応生成物を水と熱交換することにより、温水または
蒸気を製造し、これを熱源として吸収式冷凍機を作動さ
せ冷水が製造される。該冷水を該反応生成物の凝縮、分
離、蒸留工程における排出および流出物の冷却に使用す
ることにより、圧縮機動力の削減、ベントガス中の有効
炭化水素の回収、および生成スチレンの品質劣化防止な
どの効果がもたらされる。
素反応生成物を水と熱交換することにより、温水または
蒸気を製造し、これを熱源として吸収式冷凍機を作動さ
せ冷水が製造される。該冷水を該反応生成物の凝縮、分
離、蒸留工程における排出および流出物の冷却に使用す
ることにより、圧縮機動力の削減、ベントガス中の有効
炭化水素の回収、および生成スチレンの品質劣化防止な
どの効果がもたらされる。
【図1】 エチルベンゼンの脱水素反応によりスチレン
を製造する本発明方法の代表例を示した模式図である。
を製造する本発明方法の代表例を示した模式図である。
1 脱水素反応部
3 第1冷却部
5 間接熱交換器
7 凝縮・分離部
11 圧縮機
17 蒸留部
100 温水タンク
105 吸収式冷凍機
107 冷水タンク
115 間接熱交換器
116 間接熱交換器
117 間接熱交換器
Claims (3)
- 【請求項1】 エチルベンゼンの脱水素反応によるスチ
レンの製造法において、 (a)脱水素反応工程から流出される反応生成物を間接
的熱交換により所望の温度に冷却し、 (b)その流出物を水との間接的熱交換により冷却する
と共に、温水または蒸気を製造し、 (c)(b)工程からの流出物をさらに冷却することに
より、主に炭化水素からなる気相、水蒸気凝縮物からな
る水相、およびスチレンを含有する有機相の3相に分離
し、 (d)上記気相は間接的熱交換により冷却して凝縮物を
分離した後、圧縮機に導いて断熱圧縮し、一方凝縮物は
(c)工程に戻し、 (e)圧縮された気相を間接的熱交換によりさらに冷却
し、生成した凝縮物を(c)工程に戻し、 (f)上記有機相は蒸留工程に付して、該有機相からス
チレンを分離し、冷却して回収することを特徴とするス
チレンの製造法。 - 【請求項2】 上記(b)工程において、該流出物を7
0〜110℃の範囲の温度に冷却する請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 上記(b)工程において製造された温水
または蒸気を熱源として、吸収式冷凍機を作動させ30
℃以下の冷水を製造し、該冷水を上記(d)、(e)及
び/又は(f)工程における冷却に用いる請求項1記載
の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169808A JPH0517377A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | スチレンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169808A JPH0517377A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | スチレンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517377A true JPH0517377A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15893284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169808A Pending JPH0517377A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | スチレンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517377A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335287B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2002-05-03 | 유현식 | 스티렌 모노머 정제공정 도입부의 열교환 장치 개선 공정 |
KR100335288B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2002-05-03 | 유현식 | 에틸벤젠 투입방법의 개선에 따른 조 스티렌 모노머 제조 공정 |
EP1842842A1 (en) * | 2006-04-07 | 2007-10-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for producing organic acid |
CN107454896A (zh) * | 2015-03-31 | 2017-12-08 | 德希尼布工艺技术股份有限公司 | 预热脱氢反应器进料的方法 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3169808A patent/JPH0517377A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335287B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2002-05-03 | 유현식 | 스티렌 모노머 정제공정 도입부의 열교환 장치 개선 공정 |
KR100335288B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2002-05-03 | 유현식 | 에틸벤젠 투입방법의 개선에 따른 조 스티렌 모노머 제조 공정 |
EP1842842A1 (en) * | 2006-04-07 | 2007-10-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for producing organic acid |
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