JP2007276966A - 紙送り装置及びこれを用いた原稿給送装置 - Google Patents

紙送り装置及びこれを用いた原稿給送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートを繰出すローラ手段を作動位置と退避位置との間で昇降する駆動機構を簡単な構造でその制御を容易にする。
【解決手段】シートを支持する載置ガイドと、上記載置ガイド上のシートを下流側に給送する繰出ローラ手段と、上記繰出ローラ手段を上記載置ガイド上のシートと係合する作動位置と該シートから離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、上記繰出ローラ手段を回転駆動する駆動手段と、を備える。そして上記駆動手段に連結された駆動歯車を有する駆動回転軸と、上記駆動回転軸と距離を隔てて配置され中間歯車を有する中間回転軸とを設ける。上記駆動回転軸に上記駆動歯車の外周を転動するように第1第2の伝動歯車を揺動自在に取り付ける。上記中間回転軸には上記昇降アーム部材を、摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸承すると共に、上記繰出ローラ手段は上記中間歯車から伝動手段で駆動伝達する。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送ガイドに沿ってシートを給送、或いはスタッカ上のシートを順次繰り出す紙送り装置に係わり、例えば複写機、スキャナ装置などの原稿給送装置における原稿シートの給紙機構に関する。
一般に、この種の紙送り装置はスタッカに収納したシートを順次繰り出す給紙機構、或いはシートガイドに準備されたシートを順次下流に給送するフィダー機構として複写機などの画像形成装置、スキャナ装置など広汎な機器に用いられている。そしてその機構はローラ、ベルトなどの回転体(以下ローラ手段という)で搬送ガイド、給紙スタッカなどに準備されたシートを摩擦力で下流側に給送している。そして、シートを下流側に給送する際に給紙タイミングに応じてローラ手段をシートと接する位置と、これから待避した位置に昇降させる機構も広く用いられている。
例えば特許文献1には給紙スタッカから積載されたシートを順次下流側に繰り出す際にスタッカ上のローラ手段(キックローラ)を下流側の給紙ローラに給送する機構が開示されている。同文献にはキックローラをアーム状の昇降アーム部材に軸支持し、その基端部に給紙ローラを軸支持している。そして給紙ローラの軸(駆動回転軸)に駆動モータを連結し給紙ローラとキックローラを同一駆動で回転させている。同時にこの駆動源でキックローラを昇降させるため駆動モータを正逆転可能なモータで構成し、駆動回転軸と上記の昇降アーム部材基端部とをバネクラッチで連結し、モータの逆転で昇降アーム部材をキックローラが上昇する方向に揺動し、正転でキックローラが下降する方向に揺動させている。そして給紙ローラとキックローラとをワンウェイクラッチでシートを繰り出す方向にのみ回転させている。更に同公報のものは上記駆動モータの逆回転で給紙ローラの下流側に位置するレジストローラを回転させている。これによって1つの駆動モータの正逆転制御によってスタッカ上のシートの繰出、分離、整合給送を行うことが可能となり駆動系がシンプルでその制御が容易である特徴がある。
特開2002−182437号公報
上述のように例えばスタッカ上のシートを繰り出し、分離給送する際に給紙ローラの駆動回転軸に繰出ローラを軸承した昇降アーム部材を、バネクラッチを介して連結する構造にあっては次の問題がある。駆動機構がシンプルとなる反面シートを繰り出す都度、繰出ローラが上下昇降を繰り返すこととなる。これは駆動モータの逆転で繰出ローラの上昇スタッカジストローラの駆動給送を同時に行うため必然的に繰出ローラはシートと係合する作動位置とこれから退避した退避位置との間で昇降するためである。
このようにシートを繰り出す都度、繰出ローラが退避位置からシート上に落下するとバタバタ異音を発する問題が起きる。これと同時にシートに接する際にローラが部分的に片当たりして皺が生じたり、スキューが起きたりする問題があった。特に画像読取装置では繰出ローラがシートに接するときの振動でシート先端側の読取部で画像ブレが起きることがあり、同様にローラがシートから離れる際の負荷変動で画像ブレを起こす原因となっている。これは例えばカラー画像読取、高精細画像読取時にはその影響は大きいものがある。一方このような原因を解決するため、繰出ローラの上下昇降動作を独立したモータ、或いは電磁ソレノイドなどで行うことも試みられているが装置の大型化とコストアップを招いている。
そこで本発明は、スタッカなどからシートを繰り出すローラ手段を作動位置と退避位置との間で昇降する駆動機構を簡単な構造でその制御も容易である紙送り装置の提供をその課題としている。更に本発明は、給紙スタッカから所定の読取位置にシートを分離して給送する際にシート繰出し時の振動、騒音、スキューなどが少ない原稿給送装置の提供を課題としている。
本発明にあって「摩擦伝動手段」とは、駆動側回転軸と受動側回転軸との間に摩擦係合面を形成し、駆動回転側の駆動力を所定の方向若しくは所定範囲の駆動力(回転トルク)を受動側回転軸に伝達する手段を云う。また「繰出ローラ手段」とはローラ、エンドレスベルトなどの回転体で摩擦力によってシートなどを搬送する手段を云う。
本発明は前述の課題を解決するため次の手段を採用する。シートを支持する載置ガイドと、上記載置ガイド上のシートを下流側に給送する繰出ローラ手段と、上記繰出ローラ手段を上記載置ガイド上のシートと係合する作動位置と該シートから離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、上記繰出ローラ手段を回転駆動する駆動手段と、を備える。そして上記駆動手段に連結された駆動歯車を有する駆動回転軸と、上記駆動回転軸と距離を隔てて配置され中間歯車を有する中間回転軸とを設ける。この駆動回転軸と中間回転軸とに上記昇降アーム部材と繰出ローラ手段とを次のように連結する。
まず上記駆動回転軸に上記駆動歯車の外周を転動するように第1第2の伝動歯車を揺動自在に取り付ける。上記中間回転軸には上記昇降アーム部材を、摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸承すると共に、上記繰出ローラ手段は上記中間歯車から伝動手段で駆動伝達する。そして上記駆動回転軸の一方向回転で上記第1の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を所定方向に揺動回転し、上記駆動回転軸の逆方向回転で上記第2の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を反対方向に揺動回転させるように構成する。これによって駆動手段の所定方向回転で繰出ローラ手段を退避位置から作動位置に移動するのと同時に回転駆動する。また駆動手段の逆方向回転で繰出ローラ手段を作動位置から退避位置に移動することが出来る。
この場合、上記第1第2の伝動歯車は例えば駆動回転軸に回動アーム部材を設け、この回動アーム部材に取り付ける。そしてこの回動アーム部材にはこれを駆動制御するシフト手段を設ける。そこでこのシフト手段を駆動回転軸と上記回動アーム部材との間に配置したバネクラッチその他の摩擦伝動手段で構成することによって駆動回転軸の正逆転で第1第2の伝動歯車を中間歯車に選択的に噛合させることが出来、特別な駆動装置を用いることなく安価で簡単な構造で繰出ローラ手段を昇降させることが出来る。また、上記シフト手段は、更に上記第1第2の伝動歯車を上記中間歯車と噛合しない非伝動状態に上記回動アーム部材を運動規制する規制手段を備え、この規制手段は繰出ローラ手段の下流側の例えば読取ローラの駆動モータに連動させる。
次に本発明に係わる原稿給送装置は、原稿シートを載置する給紙スタッカと、上記給紙スタッカから原稿シートを順次繰り出す繰出ローラ手段と、上記繰出ローラ手段を上記給紙スタッカ上の原稿シートと係合する作動位置と該原稿シートから離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、上記繰出ローラからの原稿シートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラと、上記給紙ローラからの原稿シートを引き継ぎ搬送するレジストローラと、上記レジストローラの下流側に配置された読取プラテンと、上記レジストローラと上記読取プラテンとの間に配置され、該読取プラテンに原稿シートを給送する読取ローラとを備える。
そして駆動手段を有する駆動回転軸と、上記駆動回転軸に取り付けられた駆動歯車と、上記駆動回転軸と距離を隔てて配置され中間歯車を有する中間回転軸と、上記駆動回転軸に上記駆動歯車の外周を転動するように揺動自在に取り付けられた第1第2の伝動歯車とを備え、上記昇降アーム部材を上記中間回転軸に摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸承すると共に、上記繰出ローラ手段は上記中間歯車から伝動手段で駆動伝達され、上記駆動回転軸の一方向回転で上記第1の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を所定方向に揺動回転し、上記駆動回転軸の逆方向回転で上記第2の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を反対方向に揺動回転させるように構成する。
本発明は スタッカなどの載置ガイド上のシートを繰出ローラ手段で下流側に繰り出す際に、この繰出ローラ手段を支持した昇降アーム部材を中間回転軸に摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸支持し、この中間回転軸の中間歯車を駆動回転軸に揺動自在に配置した第1第2の伝動歯車で駆動するように構成し、駆動回転軸の正逆転で中間歯車に歯合する伝動歯車を切換えるようにしたものであるから次の効果を奏する。
まず、駆動回転軸の正逆転で昇降アーム部材を上下昇降させることによって繰出ローラ手段の回転駆動と同時に退避位置と作動位置との間でローラ手段を位置制御することが出来る。そしてこの制御の際に駆動回転軸の第1第2の伝動歯車を昇降アーム部材の中間歯車に切換え歯合する際に、非伝動状態を設けることによって繰出ローラ手段をシートと係合する作動位置に維持することが出来るため、シートを給送する都度繰出ローラ手段を昇降させる必要がなく、ローラがシートに接する際の異音と振動を軽減することができる。同時にローラがシートに接する際に片当たりしてスキューを招く恐れもない。特に原稿などの画像読取の際には、シート先端側の読取中に後端側の繰出ローラ手段が退避位置に移動することがなく、シート読取中の負荷変動で画像ブレが生ずることもない。
以下、本発明を図示の好適な実施の態様に基づいて詳述する。図1は本発明に係わる紙送り装置を内蔵した原稿給送装置の全体構成を示す説明図であり、図2はその要部の説明図である。
図1に示す原稿給送装置Aは給紙スタッカ10と排紙スタッカ31と、この給紙スタッカ10から排紙スタッカ31に原稿シートを搬送するU字状の搬送経路40と、この搬送経路中に配置された読取プラテン(第2プラテン)30とから構成され、給紙スタッカ10上の原稿シートは読取プラテン30を経て排紙スタッカ31に順次搬送されるようになっている。この原稿給送装置Aは通常のスキャナ装置Bに搭載され、スキャナ装置側の読取プラテン30に上記給紙スタッカ10上の原稿シートを給送し、読取プラテン30で画像読取した原稿シートを排紙スタッカ31に収納する。このためスキャナ装置Bは原稿シートを載置するプラテン(第1プラテン)51と、このプラテン51に沿って往復動自在のキャリッジ52と、光電変換ユニット53がケーシング50内に配置されている。キャリッジ52には光源54とミラーなどの光学素子55が内蔵され、プラテン上の原稿からの反射光を光電変換ユニット53に案内する。そして光電変換ユニット53には集光レンズ56が内蔵されCCDなどの光電変換素子上に原稿画像を結像する。また上記第1プラテン51とは別に第2プラテン30が設けられ、この第2プラテン30に上記搬送経路40が配置され、この第2プラテン30に給紙スタッカ10から原稿シートを順次給送するようになっている。
そして給紙スタッカ10の上方に配置された繰出ローラ手段11と、この繰出ローラ手段11からの原稿シートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラ12(給紙回転手段;以下同様)と、この給紙ローラ12からの原稿シートを下流側に引継ぎ搬送するレジストローラ13とが読取プラテン(第2プラテン)30に向かって順次配置され、給紙モータM1(第1の駆動モータ)に駆動連結されている。またこの読取プラテン(第2プラテン)30を挟んで上流側には読取ローラ41(搬入ローラ;以下同様)と、下流側には搬出ローラ42が配置され、搬出ローラ42の下流の排紙スタッカ31には排紙ローラ43が配置され、それぞれ搬送モータM2(第2の駆動モータ)に連結されている。また搬出ローラ42の下流には経路切換ガイド44と、循環経路45が設けられ、この循環経路45は排紙ローラ43に搬出した原稿シートをスイッチバックさせて上記レジストローラ13に案内する。これは表面画像を読取った原稿シートを反転させて再び読取プラテン30(第2プラテン)に給送し、その裏面画像を読み取るためである。上記経路切換ガイド44は上記駆動モータM1、M2とは異なる電磁ソレノイド(図示せず)が連結されている。
上記各経路中でシートを搬送する繰出ローラ手段11、給紙ローラ12、レジストローラ13は上記給紙モータM1(第1の駆動モータ)に、また上記搬入ローラ41、搬出ローラ42、排紙ローラ43は搬送モータM2(第2の駆動モータ)にそれぞれ以下のように連結され、各駆動モータM1、M2は正逆転モータで構成されている。
まず、繰出ローラ手段11は給紙スタッカ10上のシートと係合してこれを繰り出す作動位置(図2点線で示す状態)と、これから退避した退避位置(図2実線の状態)との間で移動自在に昇降アーム部材14に支持されている。そしてこの昇降アーム部材14は基端部14aを中間回転軸15に支持され、この中間回転軸15を中心に揺動自在に支持され、昇降アーム部材14の先端部14bには繰出ローラ手段11が軸承されている。この繰出ローラ手段11は前後一対のプーリ間に架け渡したエンドレスベルトで構成しても良いが、図示のものはローラ部材で構成する場合を示し、以下これをピックアップローラ11と云う。
上記中間回転軸15は装置フレームに回動自在に軸受け支持され、図3に示すように後述する駆動回転軸18から駆動回転力が中間歯車16を介して伝達されている。そして中間回転軸15には給紙ローラ12が一方向回転クラッチ12aを介して軸承され、図3時計方向(給紙方向)に回転するようになっている。この給紙ローラ12は分離部材32に圧接され原稿シートを1枚ずつ分離して下流側に給送する。また上記中間回転軸15の回転は伝動手段例えば伝動ベルト17でピックアップローラ11に給紙方向(図3時計方向)の回転が伝達される。一方、中間回転軸15にはピックアップローラ11を支持した昇降アーム部材14の基端部14aが遊嵌支持され、中間回転軸15との間に摩擦伝動手段(図示のものはバネクラッチ15a;以下同様)が設けられている。
従って中間回転軸15の回転はその一方向(給紙方向)回転は給紙ローラ12とピックアップローラ11に伝達され、正逆両方向の回転が昇降アーム部材14に伝達される。このとき昇降アーム部材14はバネクラッチ15aを介して中間回転軸15の回転が伝達され、作動位置でシートに接した後、及び退避位置でストッパ部材(図示せず)に係止された後はバネクラッチ15aが「すべり」転動することとなる。
そこで上記中間回転軸15には給紙モータM1が次のように連結される。図3に示すように中間回転軸15と距離を隔てた位置に駆動回転軸18が装置フレーム(図示せず)に軸受け支持され、この駆動回転軸18には駆動歯車19が軸承してある。そして駆動回転軸18には更にシフト手段(図示のものはバネクラッチ18a;以下同様)を介して回動アーム部材20が揺動自在に軸承してあり、この回動アーム部材20には第1伝動歯車21aと第2伝動歯車21bが軸支持されている。図示の回動アーム部材20は図5(a)に示すように二股状のレバーで構成され、その一方に第1伝動歯車21aが、他方に第2伝動歯車21bが支持してある。そしてこの第1、第2伝動歯車21a,21bは上記駆動歯車19にそれぞれ歯合し、駆動歯車19の外周に沿って転動する衛星歯車機構に構成されている。
第1、第2伝動歯車21a,21bは上述の中間歯車16に背反的に歯合する(図5(a),(b)参照)。従って駆動回転軸18を正逆転すればバネクラッチ18aの作用で回動アーム部材20は図5時計方向及び反時計方向に揺動回転し、中間歯車16に選択的に第1伝動歯車21aと第2伝動歯車21bが歯合する。そこでこの第1、第2伝動歯車21a,21bから前述の中間歯車16には正逆両方向の回転が伝達されることとなる。上記駆動回転軸18には伝動ベルト23を介して給紙モータM1が連結されている。尚上記バネクラッチ18aは駆動回転軸18と駆動歯車19との間に配置してあるが、これは駆動回転軸18と回動アーム部材20との間に配置しても良い。また、上記給紙モータM1には歯車列24を介してレジストローラ13の回転軸25が一方向回転クラッチ26を介して連結してある。この一方向回転クラッチ26は先の給紙ローラ12の一方向回転クラッチ12aとは反対方向に駆動伝達する関係になっている。つまり駆動モータM1の正回転(図示のものは時計方向回転)で給紙ローラ12及びピックアップローラ11が駆動回転され、逆回転(反時計方向回転)でレジストローラ13が駆動回転されるようになっている。
以上の構成で給紙モータM1の正回転で給紙ローラ12とピックアップローラ11のみが給紙方向に駆動回転され、逆回転でピックアップローラ11のみが給紙方向に駆動回転される。同時にピックアップローラ11を支持する昇降アーム部材14は上記モータM1の正回転で退避位置から作動位置にシフトされ、給紙モータM1の逆回転で作動位置から退避位置にシフトされることとなる。そこで、給紙モータM1が逆回転してもピックアップローラ11を作動状態に保持するため上述の回動アーム部材20の運動を規制する規制手段27が後述のように配置されている。
そこで上述の搬入ローラ41、搬出ローラ42、排紙ローラ43の駆動について説明すると、図4に示すように搬送モータM2は伝動ベルトV1を介して回転軸46に伝達され、この回転軸46から排紙ローラ43の駆動軸43aに伝動ベルトV2で連結されている。また、回転軸46から搬入ローラ41の駆動軸41aと搬出ローラ42の駆動軸42aに伝動ベルトV3を介して駆動が伝達されている。この伝動ベルトV3には伝動プーリ46aが設けられ、この伝動プーリ46aと回転軸46との間には一方向回転クラッチ(図示せず)が内蔵され、回転軸46の正逆回転の一方向のみを駆動軸41aと駆動軸42aに伝達するようになっている。従って搬送モータM2の正逆回転は排紙ローラ43に伝達され、その一方向回転のみが搬入ローラ41と搬出ローラ42とに伝達されることとなる。
そこで回転軸46の回転は歯車列47を介して制御軸48に伝達され、この制御軸48に第1レバー27a及び第2レバー27bから構成される規制手段27が設けられている。上記搬送モータM2に連結された制御軸48に第1レバー27aが遊嵌支持されている。この制御軸48と第1レバー27aとの間にはすべりクラッチ48aが設けてあり、第1レバー27aを所定角度範囲で揺動させるようになっている。そしてこの第1レバー27aには第2レバー27bが図5(a)のように係合してある。まずこの第2レバー27bは前述の回動アーム部材20の回転を運動規制する図5(a)の状態と、回動アーム部材20から離間した(b)の状態に揺動自在に軸支持されている。
またこの第2レバー27bは付勢スプリング49aで第1レバー27aをストッパ49bに付勢し、同時に第2レバー27bは第1レバー27aがすべりクラッチ48aの作用で従動回転するとストッパ49cで停止するようになっている。従って制御軸48の回転(図5時計方向)で第1レバー27aは図5(a)の状態から図6(b)の状態に揺動し、これに連動して第2レバー27bが回動アーム部材20を、第1、第2伝動歯車21a,21bが前記中間歯車16と歯合しない非伝動状態に運動規制する。この運動規制後は制御軸48の回転はすべりクラッチ48aによって第1レバー27aとの間ですべり運動することとなる。
そこでシートを給送する動作を図5(a)乃至図7(b)に基づいて説明する。
「装置初期状態」
図5(a)に示す装置の初期状態(非通電時)には、ピックアップローラ11は退避位置に、回動アーム部材20は第2伝動歯車21bが中間歯車16と噛合した位置に保持されている。この駆動系の負荷でピックアップローラ11は退避位置に保持されている。このピックアップローラ11が退避位置の状態で給紙スタッカ10上に原稿シートをセットすることが出来る。
「給紙スタート時」
図5(b)のように原稿シートがセットされ、給紙スタート信号で給紙モータM1を起動して駆動回転軸18を時計方向に回転する。この回転でバネクラッチ18aを介して駆動歯車19が回転する。駆動歯車19の回転に伴って回動アーム部材20が図5(a)の位置から同図(b)の状態に時計方向に回動する。すると中間歯車16に噛合していた第2伝動歯車21bが外れ、第1伝動歯車21aが噛合する。この連結で中間歯車16が時計方向に回転する。すると中間回転軸15が時計方向に回転し、昇降アーム部材14はバネクラッチ15aから摩擦回転力を受け時計方向に揺動する。この昇降アーム部材14の揺動でピックアップローラ11は退避位置から原稿シートに当接した作動位置に移動する。この作動位置ではバネクラッチ15aは昇降アーム部材14との間で滑るように緩み側に設定されている。これにより所定の押圧力でピックアップローラ11が原稿シートと接してこれを下流側に給送する。
「レジスト修正」
前記給紙モータM1の時計方向回転で、ピックアップローラ11が給紙スタッカ10上の原稿シートを給送すると、給紙ローラ12で1枚ずつに分離されレジストローラ13に到達する。このときレジストローラ13は停止状態で原稿シートは先端が突き当てられてスキュー補正される。このスキュー補正の後、給紙モータM1を停止する。この給紙モータM1停止後に搬送モータM2を正転方向に駆動する。すると制御軸48が回転しバネクラッチ48aを介して第1レバー27aを時計方向に回動する。この第1レバー27aの回動で第2レバー27bが付勢スプリング49aに抗して反時計方向に図5(b)の状態からストッパ49c位置まで回動させ図6(a)の状態となる。搬送モータM2が正転中は、このストッパ49cに当てた位置でバネクラッチ15a部が設定トルクで滑り、第2レバー27bがストッパ位置に押圧保持される。
「原稿シート給送」
スキュー補正完了し、第2レバー27bがストッパ49c位置に押圧保持された後、給紙モータM1を逆転する。するレジストローラ13が回転し原稿シートを読取プラテン(第2プラテン)30に向けて給送する。これと同時に給紙モータM1の逆転で駆動回転軸18が反時計方向に回転し、駆動歯車19及び回動アーム部材20は図6(a)の状態から同(b)の状態に反時計方向に回動する。この回動アーム部材20の回動で第1伝動歯車21aの歯車連結が外れ第2伝動歯車21bと中間歯車16が連結するように動くが、ストッパ位置に押圧保持された第2レバー27bに第1伝動歯車21aが運動規制されて回動アーム部材20の回動が阻止され、図6(b)のように中間歯車16との連結が外れたままの状態となる。このときピックアップローラ11は駆動されることなく原稿シート上に静止した状態でレジストローラ13によって原稿シートは給送され搬入ローラ41に受け継がれて原稿読み取りが行われる。このため給紙時のピックアップローラ11の揺動動作による衝撃も無く、良好な原稿読み取りが可能となる。
「シート給送後の動作」
給紙スタッカ10上にセットされた原稿シートが全て給紙され、原稿読取が完了した時点で、搬送モータM2を停止する。この後、この搬送モータM2を逆転し回動アーム部材20が図6(b)の位置から反時計方向に回動してストッパ49bで規制された初期位置に戻す。第2レバー27bも回動アーム部材20の回動で付勢スプリング49aにより、同様に回動アーム部材20の回動に追随して初期位置に戻る。続いて図7(b)のように第2レバー27bが初期位置に戻った時点で、給紙モータM1を逆転し、駆動歯車19の回転に連れて回動アーム部材20も図7(a)の位置から図7(b)の位置に反時計方向に回動する。この回動アーム部材20の回動で第2伝動歯車21bと中間歯車16が連結して中間歯車16が駆動され、バネクラッチ15aがロック状態となり、ピックアップローラ11がスタッカ面から揺動上昇して初期の退避位置に戻り給紙動作が完了する。
以下図1の原稿給送装置Aについて原稿シートを給紙スタッカ10から読取プラテン(第2プラテン)30に給送する動作について原稿シートの片面の画像を読み取る場合と、両面の画像を読み取る場合について説明する。
「片面画像読取り動作」
図9のフローチャートに基づいて説明すると、まず装置起動時には前記ピックアップローラ11は給紙スタッカ10の上方の退避位置に位置している。そこで原稿シートがセットされ、給紙スタートする(ST100)。まず給紙モータM1を正転(ST101)すると、駆動回転軸18が回転し、その回転はバネクラッチ18aを介して駆動歯車19と回動アーム部材20に伝達される。そこで回動アーム部材20は図5(a)の状態から同図(b)の状態に時計方向に回動する。この回動で第1伝動歯車21aが中間歯車16と歯合し、駆動回転軸18の回転が中間回転軸15に伝達される。この中間回転軸15の回転は一方向回転クラッチ12aを介して給紙ローラ12に伝えられ、これを時計方向に回転する。これと同時に伝動ベルト17を介してピックアップローラ11を時計方向に回転する。
一方中間回転軸15の回転はバネクラッチ15aを介して昇降アーム部材14の基端部14aに図5(b)のように時計方向の回転力を付与する。この昇降アーム部材14の揺動でこれに取り付けられたピックアップローラ11は退避位置から給紙スタッカ10上の原稿シートと係合する作動位置に移動する(ST102)。この作動位置でピックアップローラ11は原稿シートを下流側に給送し、同時に回転する給紙ローラ12に送る。この原稿シートは給紙ローラ12と分離部材32との間で1枚に分離され下流側に送り出される(ST103)。この過程で上記バネクラッチ15aは給紙方向回転で緩み側に設定されているため所定の押圧力をピックアップローラ11に付与した状態で昇降アーム部材14との間で「すべり」運動する。
給紙ローラ12で一枚に分離された原稿シートは停止状態のレジストローラ13に送られて先端突き当てされる。この原稿シート先端の湾曲でスキュー補正(ST104)される。つまりレジストローラ13は給紙モータM1より一方向回転クラッチ26を介して駆動連結されているが、この給紙時にはクラッチ26はOFF状態でレジストローラ13は駆動されずシート搬送方向回転がロックしていて確実にシートを突き当てることができる。
上述のスキュー補正が完了する見込み時間の後、給紙モータM1を停止する(ST105)。次いで搬送モータM2を逆転駆動させる(ST106)。この搬送モータM2の回転は制御軸46に伝達され、トルクリミッタとして機能するバネクラッチ48aを介して前記第1レバー27aが図6(a)の状態に揺動し、これと係合する第2レバー27bも付勢スプリング49aに抗してストッパ49cに当接する(ST107)。この状態でバネクラッチ48aはすべり運動を継続する。次いで、給紙モータM1を逆転させる(ST108)。この回転でレジストローラ13への駆動伝達の一方向回転クラッチ26がON状態になり、レジストローラ13がシート搬送方向に回転駆動される。
尚この給紙モータM1逆転で前述の回動アーム部材20は駆動歯車19の回転に連れて反時計方向に回動するが、所定位置にある第2レバー27bで運動を規制されて図6(b)のように第1伝動歯車21a、第2伝動歯車21b共に中間歯車16との連結が外れたままの非伝動状態となる(ST109)。従ってピックアップローラ11は原稿シート上に静止したフリー状態のまま、レジストローラ13で原稿シートは搬送される(ST110)。レジストローラ13で搬送された原稿シートは、下流の搬入ローラ41に受け渡されて搬送経路40を搬送され(ST111)、第2プラテン30上に所定速度で原稿シート搬送しながら画像読取りが実行される(ST112)。読取り後の原稿シートは、下流の搬出ローラ42で排紙スタッカ31に向けて搬送される(ST116)。
給紙スタッカ10に次原稿シートが有るか否かを判断し(ST117)、次原稿が有る場合には上記ステップ103に戻る。つまり搬送モータM2を正転駆動したまま、給紙モータM1を正転駆動し給紙動作に移行する(ST103)。給紙モータM1正転で回動アーム部材20は駆動歯車19の回転に連れて時計方向に回動し、駆動歯車19から第1伝動歯車21aを介して中間歯車16に伝動し、給紙ローラ12およびピックアップローラ11を給紙方向に回転駆動する。このときピックアップローラ11は原稿シート上に静止したフリー状態にあり、給紙時のピックアップローラ11の揺動動作をせずにシートの取込みが可能なため、ピックアップローラ11による下降衝撃も無く、良好な原稿読み取りが可能となる。
一方セットされた原稿が全て給紙され、原稿読み取りが完了した時点で、搬送モータM2が停止後(ST118)、原稿給送装置Aを初期の待機状態に戻す。先ず搬送モータM2を逆転(ST119)し図7(a)のように回動アーム部材20を図6(b)の位置から反時計方向に回動してストッパ49bで規制された初期の退避位置に戻す(ST120)。第2レバー27bも回動アーム部材20の回動で付勢スプリング49aにより、同様に初期の退避位置に戻る。続いて図7(b)のように第2レバー27bが退避位置に戻った時点で、給紙モータM1が逆転し(ST121)、駆動歯車19の回転に連れて回動アーム部材20も図7(a)の位置から図7(b)の位置に反時計方向に回動する。この回動アーム部材20の回動で第2伝動歯車21bと中間歯車16が連結して(ST122)中間歯車16が駆動され、バネクラッチ15aがロック状態となり、ピックアップローラ11がスタッカ面から揺動上昇して(ST123)初期の退避位置に戻り給紙動作が完了する(ST126)。
「両面画像読取り動作」
図10に示す原稿の表裏を読み取る両面動作フローにおいては、給紙スタッカ10に原稿をセットし給紙スタートして最初のシートの表面を読取って排出するまでは、片面動作フローと同じ内容である。両面動作ではシートの裏面を読み取るため表面を読取った後にシート後端から、スイッチバックさせレジストローラ13を経て読取プラテン30へ搬送する。また排紙スタッカ31上でページ順を揃えるために裏面読取り後、再度シート後端からスイッチバックさせレジストローラ13を経て読取り動作をせずに排紙スタッカ31に排出する。以下、最初1枚目のシートの表面読取り完了以降を詳細説明する。
給紙スタッカ10に原稿がセットされ、給紙スタートして最初の1枚目の表面の読み取りが完了し、搬出ローラ42にて排紙スタッカ31側にシートが搬送され搬送経路40の出口にある経路切換ガイド44をシート後端が抜けた後に、搬送モータM2が所定時間停止し逆転する。搬送モータM2の逆転で、シートは後端からスイッチバックして経路切換ガイド44の背面をパスガイドとして循環経路45をレジストローラ13へスイッチバック搬送される。また搬送モータM2の逆転で、回動アーム部材20は反時計方向に回動してストッパ49bで規制された初期の退避位置に戻る。第2レバー27bも回動アーム部材20の回動で付勢スプリング49aにより、同様に回動アーム部材20の回動に追随して初期の退避位置に戻る。
このときレジストローラ13を駆動する給紙モータM1は停止しており、スイッチバック搬送されたシート後端がレジストローラ13に突き当たりループしてレジストローラ13手前に設けられた湾曲ガイドでシート弛みを吸収させてスキュー補正を行う。スキュー補正した後に搬送モータM2を停止させ、給紙モータM1を逆転駆動してレジストローラ13を駆動し後端からシートを搬入ローラ41へと搬送する。ここで給紙モータM1の逆転により回動アーム部材20が駆動歯車19の回転に連れて反時計方向に回動し第2伝動歯車21bと中間歯車16が連結してバネクラッチ15aがロック状態となり、ピックアップローラ11がスタッカ面から揺動上昇して退避位置に戻る。
レジストローラ13から搬送されたシートは搬入ローラ41に受け渡され、読み取り部である第2プラテン30上にてシート裏面の読取りがシート搬送しながら行われる。給紙モータM1はシート後端が搬入ローラ41を抜けた時点で停止する。シート裏面の読取りが完了してシートは、さらに下流の搬出ローラ42にて搬送経路40の出口に搬送され、出口にある経路切換ガイド44で排紙スタッカ31方向へガイドされる。
シートが経路切換ガイド44を抜けた時点で搬送モータM2が一端停止した後、搬送モータM2が逆転駆動しシート両面の読み取りが完了したシートを、排紙スタッカ31上でのページ順をそろえるため再度レジストローラ13を経て読取プラテン30へ向かう循環経路45へ、カラ反転搬送する。また搬送モータM2の逆転駆動により回動アーム部材20が反時計方向に回動してストッパ49bで規制された初期の退避位置に戻る。さらに第2レバー27bも回動アーム部材20の回動で付勢スプリング49aにより、同様に回動アーム部材20の回動に追随して初期の退避位置に戻る。なおここで「カラ反転搬送」とは読取プラテン30で原稿画像を読み取ることなく通過させ原稿シートの表裏を反転させる搬送を云う(以下同様)。
カラ反転搬送したシートの先端をレジストローラ13に突き当てて、レジストローラ13手前の湾曲ガイドでスキュー補正した後に搬送モータM2を一端停止する。搬送モータM2停止後、給紙モータM1を逆転駆動してレジストローラ13を駆動しシートを搬入ローラ41へと搬送する。また給紙モータM1逆転直後に搬送モータM2を正転駆動してレジストローラ13から搬入ローラ41へシートを受け渡し、搬入ローラ41で読取プラテン30を経由して下流へ搬送する。このとき既に両面の読み取りが完了しているので読み取り動作は行わない。また搬送モータM2の正転駆動で回動アーム部材20が時計方向に回動し、第2レバー27bを付勢スプリング49aに抗してストッパ49c位置に保持する。搬入ローラ41へシートを受け渡し、シート後端がレジストローラ13を抜けた後に給紙モータM1を停止する。
給紙スタッカ10に次の読み取るシートがあれば、このカラ反転搬送シートが読取プラテン30を経由して搬出ローラ42にて排紙スタッカ31に排出中に給紙モータM1を正転駆動し給紙動作に移行する。このときピックアップローラ11は、並行してカラ反転しているシートの裏面でのレジ搬送時に揺動上昇して退避位置に戻っており、この給紙モータM1正転でピックアップローラ11がシート面に揺動下降する。このとき読取プラテン30は読取り動作をしておらず問題とならない。
給紙スタッカ10上にセットされた原稿が全て給紙され、原稿読み取りが完了した時点で、搬送モータM2が停止後、原稿給送装置Aを初期の待機状態に戻す。先ず搬送モータM2を逆転し回動アーム部材20を反時計方向に回動してストッパ49bで規制された初期の退避位置に戻す。第2レバー27bも回動アーム部材20の回動で付勢スプリング49aにより、同様に回動アーム部材20の回動に追随して初期の退避位置に戻る。続いて第2レバー27bが退避位置に戻った時点で、給紙モータM1が逆転し、駆動歯車19の回転に連れて回動アーム部材20も図7(a)の位置から図7(b)の位置に反時計方向に回動する。この回動アーム部材20の回動で第2伝動歯車21bと中間歯車16が連結して中間歯車16が駆動され、バネクラッチ15aがロック状態となり、ピックアップローラ11がスタッカ面から揺動上昇して初期の退避位置に戻り給紙動作が完了する。
本発明の紙送り装置を内蔵した原稿給送装置の全体構成図。 図1の装置の要部拡大説明図。 図1の装置に於ける給紙部駆動機構の説明図。 図1の装置における排紙部駆動機構の説明図。 図1の装置における繰出ローラ手段の動作説明図であり、(a)は装置起動時の状態説明図、(b)は駆動初期状態の説明図。 図1の装置における繰出ローラ手段の動作説明図であり、(a)はシート繰出し状態の説明図、(b)はシート給送後の状態の説明図。 図1の装置における繰出ローラ手段の動作説明図であり、(a)はシートの給送が終了した後の初期状態に復帰する状態の説明図、(b)は初期状態に復帰した後の状態説明図。 図4のバネクラッチの構造説明図。 原稿給送装置における片面画像読取時のフローチャート 原稿給送装置における両面画像読取時のフローチャート
符号の説明
A 原稿給送装置
B スキャナ装置
10 給紙スタッカ
11 ピックアップローラ(繰出ローラ手段)
12 給紙ローラ(給紙回転手段)
13 レジストローラ
14 昇降アーム部材
15 中間回転軸
16 中間歯車
15a バネクラッチ(摩擦伝動手段)
18 駆動回転軸
19 駆動歯車
20 回動アーム部材
21a 第1伝動歯車
21b 第2伝動歯車
27 規制手段
27a 第1レバー
27b 第2レバー
30 読取プラテン
48 制御軸

Claims (10)

  1. シートを支持する載置ガイドと、
    上記載置ガイド上のシートを下流側に給送する繰出ローラ手段と、
    上記繰出ローラ手段を上記載置ガイド上のシートと係合する作動位置と該シートから離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、
    上記繰出ローラ手段を回転駆動する駆動手段と、を備えた紙送り装置であって、
    上記駆動手段に連結された駆動歯車を有する駆動回転軸と、
    上記駆動回転軸と距離を隔てて配置され中間歯車を有する中間回転軸と、
    上記駆動回転軸に上記駆動歯車の外周を転動するように揺動自在に取り付けられた第1第2の伝動歯車と、を備え、
    上記昇降アーム部材を上記中間回転軸に摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸承すると共に、
    上記繰出ローラ手段は上記中間歯車から伝動手段で駆動伝達され、
    上記駆動回転軸の一方向回転で上記第1の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を所定方向に揺動回転し、上記駆動回転軸の逆方向回転で上記第2の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を反対方向に揺動回転させることを特徴とする紙送り装置。
  2. 前記駆動回転軸には、該駆動回転軸を中心に揺動自在の回動アーム部材と、この回動アーム部材を制御するシフト手段とが備えられ、
    前記第1第2の伝動歯車は、この回動アーム部材に軸承され、
    前記第1第2の伝動歯車は上記シフト手段で前記中間歯車と選択的に歯合することを特徴とする請求項1に記載の紙送り装置。
  3. 前記シフト手段は、前記駆動回転軸と前記回動アーム部材との間に配置され、駆動回転軸の回転を回動アーム部材に伝達するバネクラッチその他の摩擦伝動手段で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の紙送り装置。
  4. 前記シフト手段は、更に前記第1第2の伝動歯車を前記中間歯車と噛合しない非伝動状態に前記回動アーム部材を運動規制する規制手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の紙送り装置。
  5. 前記載置ガイドはシートを積層収納する給紙スタッカで構成され、
    前記繰出ローラ手段は上記給紙スタッカ上の作動位置と退避位置との間で揺動自在に前記昇降アーム部材に支持され、
    前記中間回転軸には上記給紙スタッカからのシートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラが一方向回転クラッチを介して連結され、
    前記駆動回転軸には上記給紙ローラからのシートを下流側に搬出するレジストローラが一方向回転クラッチを介して連結されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかの項に記載の紙送り装置。
  6. 原稿シートを載置する給紙スタッカと、
    上記給紙スタッカから原稿シートを順次繰り出す繰出ローラ手段と、
    上記繰出ローラ手段を上記給紙スタッカ上の原稿シートと係合する作動位置と該原稿シートから離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、
    上記繰出ローラからの原稿シートを1枚ずつ分離給送する給紙ローラと、
    上記給紙ローラからの原稿シートを引き継ぎ搬送するレジストローラと、
    上記レジストローラの下流側に配置された読取プラテンと、
    上記レジストローラと上記読取プラテンとの間に配置され、該読取プラテンに原稿シートを給送する読取ローラと、を備えた原稿給送装置において、
    駆動手段を有する駆動回転軸と、
    上記駆動回転軸に取り付けられた駆動歯車と、
    上記駆動回転軸と距離を隔てて配置され中間歯車を有する中間回転軸と、
    上記駆動回転軸に上記駆動歯車の外周を転動するように揺動自在に取り付けられた第1第2の伝動歯車と、を備え、
    上記昇降アーム部材を上記中間回転軸に摩擦伝動手段を介して揺動自在に軸承すると共に、
    上記繰出ローラ手段は上記中間歯車から伝動手段で駆動伝達され、
    上記駆動回転軸の一方向回転で上記第1の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を所定方向に揺動回転し、上記駆動回転軸の逆方向回転で上記第2の伝動歯車が上記中間歯車と歯合して上記昇降アーム部材を反対方向に揺動回転させることを特徴とする原稿給送装置。
  7. 前記給紙ローラは前記中間回転軸に一方向回転クラッチを介して連結され、
    前記駆動回転軸に連結された前記駆動手段は正逆転可能な駆動モータで構成され、
    前記レジストローラは上記駆動モータに一方向回転クラッチを介して連結され、
    上記駆動モータの回転で上記給紙ローラと上記レジストローラは相反的に駆動伝達されることを特徴とする請求項6に記載の原稿給送装置。
  8. 前記駆動回転軸には、前記第1第2の伝動歯車を備えた回動アーム部材が摩擦伝動手段を介して揺動自在に連結され、
    上記回動アーム部材は前記第1第2の伝動歯車を前記中間歯車と噛合しない非伝動状態に運動規制する規制手段を備え、
    この規制手段は前記読取ローラを駆動する駆動モータに連結されていることを特徴とする請求項7に記載の原稿給送装置。
  9. シートを載置する給紙スタッカと、
    上記給紙スタッカの上方に配置された繰出ローラ手段と、
    この繰出ローラ手段からのシートを1枚ずつ分離給送する給紙回転手段と、
    上記給紙回転手段の下流側に配置され、シート先端をレジスト修正するレジストローラと、
    上記繰出ローラ手段を、上記給紙スタッカ上のシートと係合する作動位置と上方に離間した退避位置との間で揺動自在に支持する昇降アーム部材と、
    上記レジストローラからのシートを所定の読取位置に搬送する搬入ローラと、
    上記読取位置からシートを搬出する搬出ローラと、
    上記繰出ローラ手段と上記給紙回転手段と上記レジストローラを駆動回転する第1の駆動モータと、
    上記搬入ローラと上記搬出ローラとを駆動回転する第2の駆動モータとを備え、
    上記昇降アーム部材は、その基端部を回転支軸に一方向摩擦伝動手段を介して連結支持され、
    上記第1の駆動モータに連結された上記回転支軸に正逆方向の回転を伝達する第1第2の伝動歯車と、この第1第2の伝動歯車を上記回転支軸に設けられた受動歯車に選択的に歯合して駆動伝達するシフト手段を有し、
    このシフト手段は上記第2の駆動モータの回転によって上記駆動伝達を切換えるように構成され、
    上記繰出ローラ手段は上記回転支軸から伝動手段で駆動連結されていることを特徴とする原稿給送装置。
  10. 前記摩擦伝動手段はバネクラッチで構成され、
    前記第1第2の伝動歯車は、前記第1の駆動モータに連結された駆動歯車の外周に転動するように回動アーム部材に支持され、
    前記シフト手段はこの回動アーム部材を上記第1の駆動モータの回転方向で上記第1第2の伝動歯車を前記受動歯車に選択的に歯合するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の原稿給送装置。
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