JP2005236859A - シート供給装置及びこれを用いた画像読取装置 - Google Patents

シート供給装置及びこれを用いた画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 給紙トレイから処理プラテンにシートを安定してムラなく搬送し、シートを供給する搬送速度、処理プラテン上でのシートのブレなどを防止して読み取り精度を向上する。
【解決手段】 給紙トレイ20上のシートを繰り出しローラ30、給紙ローラ31、レジストローラ33で連続して給紙し、搬送ローラ40で処理プラテンに順次搬送する際に、繰り出しローラ30、給紙ローラ31、該搬送ローラ40にて搬送されるシートを処理プラテンで処理中にレジストローラ33に連結した給紙駆動モータM1を停止させた後に駆動して後続シートを供給する第1の動作モードと、シートを処理プラテンで処理した後上記給紙駆動モータM1を停止した後に駆動して後続シートを供給する第2の動作モードと、この第1、第2の動作モードの設定手段とを備えた。
【選択図】 図9

Description

本発明はトレイ上に積載したシートを順次処理プラテンに供給し、処理プラテンでシートの画像を読み取り、或いは印刷などの処理を施すシート供給装置に係わり、特にスキャナーなどの画像読取装置にシート原稿を供給するシート供給装置及びこれを用いた画像読取装置に関する。
一般にシート上の原稿を読み取り、或いはシート上に印字、印刷するスキャナー、複写機、プリンターなどのシート処理装置は処理プラテンの上流側にシートをスタックする給紙トレイを、下流側に排紙トレイを設け、給紙トレイから排紙トレイに順次シートを給送する過程で読み取り、印刷などの処理を施している。
このような装置では、給紙トレイからシートをローラ、ベルトなどで繰り出た後、このシートをローラその他の搬送手段で処理プラテンに所定速度で給送し、処理後のシートを排紙ローラなどで排紙トレイに搬出する構造が広く採用されている。
これを画像読取装置で説明すると、給紙トレイには積載したシートを分離してその一枚を繰り出す分離ローラ(或いはベルト)が設けられ、この分離ローラから送られたシートをレジストローラ(一対のローラ)で一時的に待機させ、給紙の指示信号を受けてこのレジストローラでシートを処理プラテンに向けて供給し、処理プラテンの上流側でローラ、ベルトなどの搬送手段でシートを処理プラテンに一定速度で送るものが一般的な構造として知られている。
そして、上述した分離ローラ及びレジストローラなどの給紙手段は、給紙トレイから繰り出したシートをプラテン上流側の搬送手段に引き渡すとその駆動を停止し、その後に給紙手段を再駆動して後続するシートを給紙手段によって繰り出すように制御される(例えば、特許文献1参照)。
一方かかる構造にあってプラテンでの画像読取精度にはシートの送りムラ、装置の振動が影響し、画像を白黒2値で読み取る場合と、カラーで読み取る場合では後者への影響が大きい。これは白黒2値の場合は1ラインのセンサーで読み取るのに対しカラーの場合はRGB3ラインのセンサーで読み取る関係で色ズレを引き起こす為であり、同様に高い解像度程その影響が大きい。
従って給紙トレイから処理プラテンにシートを安定してムラなく搬送することが読取などの処理精度の向上に不可欠となり、シートを供給する搬送速度、処理プラテン上でのシートの乱れなどを防止する種々の改善が提案されている。
特開2001−354339号公報
前述したようにレジストローラなどの給紙手段は従来給紙トレイから繰り出したシートをプラテン上流側の搬送手段に引き渡した後はその駆動を停止して後続するシートの供給に備えるのが一般的な制御として知られている。
本発明者は上述の処理精度に影響を及ぼす種々の要因を追述する過程でこのレジストローラの停止の際処理プラテンで画像読取などの処理を行なうと精度に悪影響を及ぼすことに着目するに至った。
図12にレジストローラ(周速度105mm/s)でシートを給送し、同速度の搬送ローラでプラテンにシートを供給し、シート後端がレジストローラを通過した後その駆動モータを停止し逆回転させた。この時のプラテンにおける画像読取精度を均一濃度のテストチャートで実験したところ同図の濃度差が生じ、処理プラテンでシートの読取中に上流側のレジストローラの駆動モータを停止し次いで逆回転すると読取精度に大きな影響を及ぼすことが判明した。同時に本発明者は種々の読取条件で同様の実験を行った処、カラー画像でその影響が大きく、またモノクロ画像でも1200dpi以上の解像度でその影響が大きいことが判明した。
そこで本発明は給紙トレイからシートを繰り出したレジストローラなどの給紙手段をプラテン上でシートの処理が終了するまで同一速度で回転を継続させる動作モードとプラテン上でシートの処理中に給紙手段を停止させる動作モードを備えることによって、処理精度を選択することが可能なシート供給装置の提供をその主な目的としている。
更にカラー読取モード或いは読取解像度の設定で上記動作モードを自動的に設定することの可能な画像読取装置の提供を目的としている。
本発明は上記課題を達成する為、給紙トレイ、給紙手段、搬送手段、処理プラテンの順にシートを供給する際に、給紙手段に連結した給紙駆動モータを該給紙手段の駆動回転で繰り出したシートを処理プラテンで処理中に停止させて後続シートを供給する第1の動作モードと、シートを処理プラテンで処理した後上記給紙駆動モータを停止若しくは逆転させて後続シートを供給する第2の動作モードとこの第1、第2の動作モードの設定手段を備える。
これによってカラー画像或いは高精度の解像度を必要とする画像読取若しくは高精度な処理を必要とするときは第2の動作モードでシートを供給し、比較的処理精度を必要としないときは第1の動作モードでシートを供給することによって目的に応じた精度で処理を施すことが出来る。
更に本発明は上記給紙手段を給紙トレイ上のシートを一枚ずつ分離する分離ローラと、この分離ローラからのシートを一時的に待機させるレジストローラで構成し、この分離ローラとレジストローラを正逆転可能な給紙駆動モータで相反的に駆動回転することによって給紙トレイから連続してシートを繰り出すことが出来、この給紙駆動モータを前述の第1の動作モードと第2の動作モードに回転制御する。また前記第1、第2の動作モードはスキャナーなどの画像読取装置にあっては処理プラテンに光電変換素子などの画像読取手段を配置し、読取画像がカラーであるかモノクロであるかのモード、読取解像度などの読取条件に応じて設定する。その構成はコントロールパネル或いはコンピュータなどの外部装置の入力手段からの情報に応じて自動的に上記第1、第2の動作モードの設定を行なう。
更に、上述の第1、第2の動作モードは給紙トレイから処理プラテンに至るシートの経路中にシートの後端を検出するシート検出センサーを設け、この検出センサーからの信号で前記給紙駆動モータの停止若しくは逆転のタイミングを得る。
本発明はプラテン上を所定速度で走行するシートに画像読取、印字などの処理を施す際に上流側に位置する給紙手段の駆動モータをプラテン上で処理が完了する前に停止若しくは逆転する第1の動作モードと処理が完了した後に停止若しくは逆転する第2の動作モードを選択的に設定出来るようにしたものであるから、処理の条件に応じて高精度な処理を選択することが可能である。特にスキャナーなどの画像読取装置にあってはカラー読み取り、高解像度の読み取りの場合は高精細に、モノクロ、低解像度の読み取りの場合は高速に処理することが可能である。
また処理プラテンに於ける処理条件の設定に応じて自動的に第1、第2の動作モードを設定することにより装置使用時の操作を簡便に行なうことが出来る。
図1は、シート供給装置としての自動原稿送り装置を備えた原稿読取装置の断面図である。図2は、自動原稿送り装置の要部の拡大断面図である。
以下、図1、図2に基づき原稿読取装置及び自動原稿送り装置について説明する。
原稿読取装置は、画像読取装置本体1と、本体装置1の上面に開閉自在に取り付けられた自動原稿送り装置2から構成されている。
画像読取装置本体1は、その上部に主にブック原稿や大サイズ原稿を読み取り処理するための第1のプラテンガラス3と、第1のプラテンガラス3に隣接して設けられて自動原稿送り装置2で搬送される原稿を読み取り処理するための第2のプラテンガラス4が配設されている。そして、第1、第2のプラテンガラスの下方には、原稿の画像を読み取る読取手段が備えられている。
そして、この画像読取装置本体1は、第1のプラテンガラス3上に手置きされた原稿を後述する読取手段の第1、第2の光学キャリッジを移動させて読み取るブック原稿読み取りモードと自動原稿送り装置2によって第2のプラテンガラス4上を移動する原稿に対して第1、第2の光学キャリッジを静止させて読み取る原稿読み取りモードとを有している。
読取手段は、原稿を照射するキセノンランプ等の光源23と、原稿からの反射光を導くための第1ミラー24とを備える第1キャリッジ21a、第1ミラー24からの反射光を導く第2ミラー25と第2ミラー25からの反射光を導く第3ミラー26とを備える第2キャリッジ21b、第1ミラー24と第2ミラー25と第3ミラー26を介して導かれた原稿の反射光を集光する集光レンズ27、反射光を受光して光電変換する3ラインセンサー28、3ラインセンサー28からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変更処理やR、G、Bの3つの信号を同一ラインの情報として揃えるための遅延処理を行なうための処理基板29を備えている。
次に、読取手段の読み取り動作について説明すると、第1のプラテンガラス3上に手置きされた原稿を読み取るブック原稿読取モード時には、第1キャリッジ21aと第2キャリッジ21bを副走査モータ(図示せず)の駆動により2対1の速度で移動させて、第1のプラテンガラス3上の原稿に光源23からの照射光を照射し、原稿の反射光を第1ミラー24、第2ミラー25、第3ミラー26及びレンズ27を介してライン状に設けられた3ラインセンサー28に入射させる。そして、入射光を光電変換して原稿情報(画像情報)を読み取る。
また、第2のプラテンガラス4上を移動する原稿を読み取るシート原稿読取モード時は、第1キャリッジ21aと第2キャリッジ21bを第2のプラテンガラス4の下方に静止させ、自動原稿送り装置2によって搬送される原稿に光源23の照射光を照射する。そして、原稿の反射光を第1ミラー24、第2ミラー25、第3ミラー26及びレンズ26によって3ラインセンサー28に入射させ、ブック原稿読取モード時と同様に入射光を3ラインセンサー28にて光電変換して原稿情報(画像情報)を読み取る。
そして、3ラインセンサー28にて光電変換された原稿情報としてのアナログ信号をA/D変更器等でデジタル信号に変更処理し、所定の画像処理を施した後に図示しない画像形成装置に送信する。
ここで、3ラインセンサー28は、RGBセンサーの3本のラインセンサーが基板上に平行に配置されている。これらの画素の大きさは、7μm×7μm(或いは、10μm×10μm、14μm×14μm)程度の大きさであり、センサーのライン間隔は画素のサイズの10〜20倍(即ち、約0.1〜0.2mm)程度である。このように3つのセンサーの間にライン間隔が存在するため、同時刻に原稿面上の同じ位置を読むことができない。例えば、ある時刻において、3ラインセンサー28のRセンサーが走査ラインN、Gセンサーが走査ラインN−1、Bセンサーが走査ラインN−2の情報を読み取っているとすると、走査ラインNにおけるR、G、Bの3つのカラー情報を得るためには、読取手段が更に走査して、Gセンサー及びBセンサーが走査ラインNの情報をそれぞれ読み取り、これらを遅延させた情報を合成する遅延処理を行なっている。
自動原稿送り装置2は、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ20と、給紙トレイ20上の原稿を1枚ずつ分離して第2のプラテンガラス4に向けて給送する給送部21と、原稿を第2のプラテンガラス4上面に沿って通過させる搬送部22と、第2のプラテンガラス4上面を通過した原稿を受け取って排出する排紙部23’と、この排紙部23’から排出される画像を読み取られた原稿を収納する排紙トレイ25と、を備えている。さらに、この原稿搬送装置2は、第2のプラテンガラス4上面から排出された原稿をスイッチバックして、再び搬送部22に送り込み第2のプラテンガラス4上面に再給紙させるためのスイッチバック部24’と、を具備している。
また、排紙トレイ25の下方には、スポンジ等の多孔質部材と白色マイラー等のフィルム部材で構成されて第1のプラテンガラス3上に手置きされた原稿を押圧する押圧カバー27が設けられ、給紙トレイ20には給紙トレイ20上に載置された原稿側部を規制するサイドガイド26が設けられている。
給紙部21は、下降して給紙トレイ20上の原稿の最上面に接し、原稿を繰り出す昇降自在な繰り出しローラ30、繰り出しローラ30で繰り出された原稿を給紙する給紙ローラ31と給紙ローラ31とは逆方向に回転して2枚目以下の原稿を戻すように作用する分離ローラ32で構成された分離手段、この分離手段で1枚に分離された原稿の先端を突き当てて整合した後に下流側に送るレジストローラ対33で構成された給紙手段を備え、給紙路34に沿って原稿を給紙する。
搬送部22は、プラテンガラス2の上方に設けられた大形の搬送ローラ40と、この搬送ローラ40の外周に圧接された複数のピンチローラ41、42、43、44で構成される搬送手段を備えている。そして、給紙部21から送られた原稿は搬送ローラ40の外周に沿って形成された搬送路46にて送られる。なお、第2のプラテンガラス4及びすくい上げガイド5と白色のガイド板45との間に形成された通路を介して第2のプラテンガラス4の上面を送られて第2のプラテンガラス4で形成された搬送路46に沿って搬送される。
排紙部23’は、原稿を排紙トレイ25に排紙する排紙ローラ対50が設けられている。そして、搬送部22からの片面原稿を排紙路51に沿って原稿を排紙トレイ25に排紙するとともに、スイッチバック部24’からの両面原稿を表裏反転して排紙トレイ25に排紙する。
このスイッチバック部24’は、原稿の搬送方向をスイッチバックする正逆転可能なスイッチバックローラ対55が配置されており、このスイッチバックローラ対55は後述する両面モードの際に原稿の後端側をニップした状態で逆回転して原稿をスイッチバックして搬送部22に向けて送るように制御され、さらにスイッチバック対55はスイッチバック部24’から搬送部22を介して循環される原稿の先後端がすれ違う際に支障なく搬送できるようにスイッチバック駆動ローラ55aからスイッチバック従動ローラ55bが離間するように構成されている。
なお、原稿をスイッチバックして搬送部22に戻すためのスイッチバック路56は搬送ローラ40の周面に沿って給紙路34と搬送路46の連結部35に合流するように形成されている。また、搬送路46から排紙路51に連なる経路とスイッチバック路56は図1に示すように交差するように形成されている。
第2のプラテンガラス4を通過した原稿を搬送するためのピンチローラ43の下流には、原稿を排紙部23’またはスイッチバック部24’のいずれか一方に案内するための第1フラッパ60が設けられている。また、この第1フラッパ60のスイッチバック部24’側には第2フラッパ61が設けられており、この第2フラッパ61は、常時付勢バネ(図示せず)で下方に付勢されており、搬送部22からスイッチバック部24’に送られる際には、排紙される原稿の先端により上方に押し上がり原稿の通過を許容し、原稿がスイッチバックしてスイッチバック部24’に沿って搬送ローラ40の外周面に送られる際には下方に位置して原稿を搬送ローラ40の外周面に案内するように構成されている。さらに、ピンチローラ44の下流には第3のフラッパ62が設けられており、この第3のフラッパ62は、搬送部22から送られた原稿を排紙部23’に案内する位置とスイッチバック部24’でスイッチバックされた原稿を搬送ローラ40の外周に沿って搬送部22に向けて案内する位置に切り換わるように構成されている。
次に、自動原稿送り装置2の駆動構成について説明する。
本実施例の装置では、給紙部21を駆動するための正逆転自在な給紙駆動モータM1と搬送部22及び排紙部23’を駆動するための搬送駆動モータM2とスイッチバック部24’を駆動するための正逆転自在な反転駆動モータM3で各部のローラを駆動するように構成されている。
そして、これらの各モータは、図6に示すように装置側板100にビス等の固定部材で取り付けられた取付板101、102、103にビス等で取り付けられている。
図4は給紙部21の駆動構成図、図5は搬送部22及び排紙部23’の駆動構成図、図6はスイッチバック部24’の駆動構成図であり、この図4〜6に基づいて給紙部21、搬送部22及び排紙部23’、スイッチバック部24’の駆動構成について、さらに詳しく説明する。
給紙駆動モータM1の正転駆動は、図3に示すようにプーリP1からプーリP2にタイミングベルトT1を介して伝達され、プーリP2の駆動はギヤZ1から給紙ローラ31の駆動軸に取り付けられたギヤZ2に伝達されて、給紙ローラ31が原稿を給紙する方向に回転する。給紙ローラ31の駆動軸には、プ−リP3が設けられており、繰り出しローラ30の軸に設けられたプーリP4との間に張架したタイミングベルトT2を介して繰り出しローラ30にも駆動が伝達される。また、給紙ローラ31の駆動軸には、繰り出しローラ30を支持する昇降アーム30a、30bの一端側が取り付けられており、この駆動軸の給紙方向の回転(給紙駆動モータM1の正転駆動)により昇降アーム30a、30bが回動して繰り出しローラ30を下降させて繰り出しローラ30が原稿に接触される。なお、繰り出しローラ30が原稿に接触して所定のトルクが発生すると、バネクラッチA、バネクラッチBの作用により昇降アーム30a、30bに対して給紙ローラ31の駆動軸は空転するように構成している。
このとき、給紙駆動モータM1はプーリP2の同軸上に設けられたプーリP5からタイミングベルトT3、ギヤZ3を介してレジスト駆動ローラ33aの駆動軸に設けられたギヤZ4に連結されているが、ギヤZ4内に設けられたワンウエイクラッチOW2の作用でレジスト駆動ローラ33aの駆動軸は回転しない。
給紙駆動モータM1の逆転駆動は、プーリP1からプーリP2にタイミングベルトT1を介して伝達され、プーリP2と同軸に設けられたプーリP5からタイミングベルトT3を介してギヤZ3に伝達され、そしてギヤZ3に歯合されたギヤZ4によってレジスト駆動ローラの軸及びレジスト駆動ローラ33aが給紙方向に回転する。このとき、給紙ローラ31の駆動軸にも給紙駆動モータM1の逆転駆動が伝達され、昇降アーム30a、30bを反時計回りに回動させることにより繰り出しローラを上昇させるが、給紙ローラ31はその内部に設けられたワンウエイクラッチOW1の作用で回転しない。上昇された昇降アーム30a、30bは規制部材(図示せず)に当接し、バネクラッチCの作用により昇降アーム18aに対して給紙ローラ19の駆動軸は空転するように構成している。
上述ように給紙トレイ20上に載置した原稿を給紙するための給紙部21の給紙駆動伝達系は複数のギヤ、プーリ、タイミングベルトから構成されているため、給紙駆動モータ自体の振動だけでなく、駆動伝達系の各部品の寸法精度におけるガタ等によっても振動が生じる。
次に、搬送部22及び排紙部23’’の駆動構成について図4に基づき説明すると、搬送駆動モータM2の駆動は、その駆動軸に設けられたプーリP10からタイミングベルトT11を介してプーリP11に駆動を伝達され、さらにプーリP11の同軸に設けられたプ−リP12からタイミングベルトT12を介して搬送ローラ40の軸に取り付けられたプーリP13に駆動が伝達される。これによって、搬送ローラ40が回転する。
また、搬送ローラ軸のプーリP13が取り付けられた反対の側にはギヤZ11が取り付けられており、このギヤZ11は、ギヤZ12、ギヤZ13、ギヤZ14、ギヤZ15を介して排紙駆動ローラ50aの軸に伝達され、排紙駆動ローラ50aを駆動回転させる。
スイッチバック部24’の駆動構成は、図5に示すように反転駆動モータM3の駆動軸に取り付けられたプーリP21と、スイッチバック駆動ローラ55aの軸に取り付けられたプーリP22と、プーリP21とプーリP22に掛渡されたタイミングベルトT21で構成される。そして、反転駆動モータM3の駆動はプーリP21からタイミングベルトT21を介してプーリP22に伝達され、スイッチバック駆動ローラ55aを回転駆動する。
また、前述したようにスイッチバックローラ対55は離間自在に構成されおり、その駆動源としての離間ソレノイドSOL1が設けられている。この離間ソレノイドSOL1は、励磁(ON)されることによりスイッチバック従動ローラ55bをスイッチバック駆動ローラ55aに圧接する位置に移動させ、励磁を解除(OFF)されることによりスイッチバック従動ローラ55bをスイッチバック駆動ローラ24aから離れる方向に付勢する付勢バネの作用でスイッチバック従動ローラ55bをスイッチバック駆動ローラ55aから離間する位置に移動させるように構成されている。
さらに、第1フラッパ60及び第3フラッパ62を可動させるためのフラッパソレノイドSOL2が設けられている。
給紙トレイ20には、サイズセンサーS1が設けられており、このセンサーS1で特定のサイズのみを検出する。また、給紙トレイ20上に載置された原稿の幅方向をサイドガイド26の移動量によって出力が変化するボリューム(図示せず)から検出し、この原稿幅を検出する。
また、給紙トレイ20上に原稿が載置されたことを検出するエンプティセンサーS2が配置され、給紙路34にはレングスセンサーS3及びレジストセンサーS4が配置されている。また、搬送路46中のプラテンガラス2の手前にはリードセンサーS5が配置され、排紙路51には排紙センサーS6、スイッチバック路56にはスイッチバックセンサーS7がそれぞれ配置されている。そして、レングスセンサーS3、レジストセンサーS4、リードセンサーS5、排紙センサーS6、スイッチバックセンサーS7はそれぞれ送られる原稿の端部を検出する。
これらの各センサーS1〜S7は、図7のブロック図に示すように装置全体の駆動を制御する制御手段としての制御基板70上に実装されたCPU71に入力回路を介して接続されている。そして、各センサーからの検知信号に基づいて、各モータM1、M2、M3及び離間ソレノイドSOL1、フラッパソレノイドSOL2の駆動が制御される。
さらに、制御基板70は、原稿読取装置本体1の制御部と通信ケーブルにて接続されており、原稿読取装置本体1の操作部にて設定された片面/両面読取情報、カラー/モノクロ情報、解像度情報、給紙指令を含む各種コマンド等を受信する。また、制御基板70は、原稿サイズ情報、原稿エラー情報、読取手段が読取開始するための読取コマンドを含む各種コマンド等を原稿読取装置本体1に送信する。
また、給紙駆動モータM1、搬送駆動モータM2、反転駆動モータM3は、パルスモータであり、CPU71からのパルス信号に基づき、各駆動回路から電流が供給されて駆動される。なお、CPU71から出力されるパルス信号は後述する各モータを駆動制御するための時間をカウントするタイマーとして利用されている。
上記構成からなる自動原稿送り装置の原稿搬送制御動作を説明する。
本実施例では、原稿の片面のみを読み取る片面モードと原稿の両面を読み取る両面モードを有する。
先ず、図8、図9の給紙動作フローチャートに基づき、片面モードの給紙動作について説明すると、エンプティセンサーS2がON状態、すなわち給紙トレイ20上に原稿が載置されたことが検知され、原稿読取装置本体1から給紙指令があると、読取情報としての片面/両面読取情報、カラー/モノクロ原稿情報、解像度の情報、読取倍率等を取得する(ST1〜ST3)。これらの情報は、本体1からの給紙指令コマンドと併せて本体1からシリアル転送され、この情報をRAMに記憶する。
そして、原稿読取装置本体1からカラー/モノクロ原稿情報、解像度の情報、読取倍率情報に基づき、ROMに格納された複数の読取速度データの1つが読取速度として選択されて設定される(ST4)。なお、本実施例では、100mm/s〜325mm/sの範囲の読取データが格納されており、原稿の読取速度は100mm/s〜325mm/sの範囲で設定することが可能となっている。
原稿読取装置本体1から給紙指令に従って、給紙駆動モータM1が正転駆動され、1枚目の原稿が給紙される(ST5)。このとき、繰り出しローラ30と給紙ローラ31は、原稿送り方向に回転されるが、レジストローラ対33はワンウエイクラッチWO2の作用によって回転しない。そして、レジストセンサーS4が給送された原稿の先端を検出すると、その検知から所定時間t1後に給紙駆動モータM1は一旦停止される(ST6〜ST8)。給紙駆動モータM1が停止したとき、原稿の先端はレジストローラ対33のニップ部に当て付けられてたわみが形成され、原稿の先端が整合されスキューが除去される。
そして、一旦停止後、原稿が1枚目であれば原稿搬送り速度が420mm/secとなる回転数で給紙駆動モータM1を逆転駆動する(ST8〜ST11)。このとき、繰り出しローラ30は原稿から離間する位置に上昇し、給紙ローラ31は、ワンウエイクラッチWO1の作用によって駆動が断たれ、レジストローラ対33のレジスト駆動ローラ33aは原稿送り方向に回転される。
レジストローラ対33が回転することによって原稿は、給紙路34から搬送路46に搬送され、後述する搬送動作によって原稿は第2のプラテンガラス4上に搬送されて読み取られるが、この過程において、原稿の先端がリードセンサーS5で検出されると給紙駆動モータM1はt3時間後に一旦停止され、その後原稿を読み取るための設定された読取速度で送るように再駆動される(ST12〜ST16)。
そして、給紙駆動モータM1が再駆動された以降に、次原稿(2枚目の原稿)の給紙動作が制御される。この次原稿の給紙動作は、原稿読取装置本体1からの読取情報のカラー/モノクロ原稿情報に応じて異なる制御を実行する。
先ず、原稿読取装置本体1からの読取情報のカラーか、またはモノクロ原稿かが判断される(ST17)。そして、モノクロ原稿であれば、レジストセンサーS4が原稿の後端を検出した後にt5時間経過した時点で給紙駆動モータM1を停止させる。その後、エンプティセンサーS2によって給紙トレイ20上の原稿の有無を検出し、原稿があれば給紙駆動モータM1を正転駆動し、次原稿の給紙動作を開始する(ST18〜ST19、ST22〜ST23)。また、原稿がなければ、全ての原稿が給紙されたとして、給紙動作を完了する。
ここで、t5時間はレジストセンサーS4で原稿の後端が検出してから原稿の後端がレジストローラ対33を通過するまでの距離に相当した時間であり、給紙駆動モータM1は少なくともレジストローラ対33を原稿の後端が通過されるまで駆動し、レジストローラ対を回転させる。これによって、原稿の読み取り中に搬送駆動モータM2に負荷変動が生じることがないため、負荷変動による搬送駆動モータM2の回転速度変動を抑えることができ、良好な画像が得られる。
一方、カラー原稿であれば、原稿の後端がリードセンサーS5で検出されるまで、給紙駆動モータM1の逆転駆動を継続させる。そして、原稿の後端がリードセンサーS5で検出され、t6時間経過後に給紙駆動モータM1を停止させる(ST20〜ST21、ST22)。このとき原稿の後端は読取位置を通過し、原稿の読取動作が終了している。その後、エンプティセンサーS2によって給紙トレイ20上の原稿の有無を検出し、原稿があれば給紙駆動モータM1を正転駆動し、次原稿の給紙動作を開始する(ST23)。また、原稿がなければ、全ての原稿が給紙されたとして、給紙動作を完了する。
なお、原稿の後端をリードセンサーS5で検出されてから、次原稿の給紙動作を開始するまでの時間t6は、原稿がリードセンサーS5から第2のコンタクガラス4の読取位置に至る距離だけ搬送される時間に設定されている。
2枚目以降の給紙動作では、給紙駆動モータM1の逆転駆動し、レジストローラ対33で原稿を送る送り速度をモノクロ原稿とカラー原稿で異ならせる。モノクロ原稿の場合は、読取速度(原稿送り速度が100mm/s〜324mm/s)で原稿を送るように給紙駆動モータM1を逆転駆動し(ST25、ST27)、カラー原稿の場合に原稿搬送速度が420mm/secで送るように駆動制御される(ST25、ST26)。これによって、カラー原稿を給紙する場合には、一時的に原稿の搬送速度が速くなるため、カラー原稿読み取り時原稿交換時間が短縮される。
次に、原稿搬送、排紙動作について、図10、図11の搬送、排紙動作フローチャートに基づき、搬送、排紙動作について説明する。
搬送動作は、レジストセンサーS4が1枚目原稿の先端を検出したことに基づき、給紙駆動モータによるレジストローラ対の原稿搬送速度(420mm/sec)と等速な搬送速度で搬送ローラ40が原稿を搬送するための駆動速度で搬送駆動モータM2を駆動する(ST30〜ST32)。これにより、レジストローラ対33から送られた原稿を支障なく円滑に搬送することができる。
そして、原稿の先端がリードセンサーS5で検出された後、t3時間経過した時点で搬送駆動モータM2を一旦停止し、その後原稿を読み取るための読取速度で原稿を搬送するように再駆動させる(ST33〜ST37)。この再駆動により搬送ローラ40が回転し、原稿の先端が読取位置に到達した時点で読取手段による原稿の読み取りが開始される。ここまでの搬送駆動モータM2の駆動、停止の動作は、上記した給紙駆動モータM1の逆転の駆動、停止の動作(ST11〜ST16)と同期して実行される。
そして、リードセンサーS5が原稿の後端を検出してからt6時間経過した時点で原稿の読み取りが終了する(ST38〜ST39)。
この原稿搬送過程において、エンプティセンサーS2が原稿を検出していれば、次原稿があると判断し、2枚目以降の搬送動作が実行される(ST40)。
また、エンプティセンサーS2が原稿を検出していなければ、最終原稿であると判断し、排紙センサーS6が原稿後端を検出した後、t7時間経過したならば、搬送駆動モータを停止して全ての動作を終了する(ST41〜ST43)。
2枚目以降の搬送動作では、原稿画像の種類がモノクロ原稿であれば、上述した1枚目の原稿搬送過程で次原稿が搬送ローラ40にお送り込まれているので、搬送モータ1の駆動速度を原稿が読取速度で搬送される速度に維持したまま駆動する(ST50、ST52)。したがって、1枚目(先の原稿)も原稿搬送速度を読取速度に維持したまま、排紙ローラ対50によって排紙トレイ25に排紙される。
一方、カラー原稿の場合は、レジストローラ対33によって次原稿が420mm/sで搬送ローラ40に送り込まれるので、搬送駆動モータM2による原稿搬送速度を読取速度から420mm/sに切り換える(ST50、ST51)。これによって、レジストローラ対33からの次原稿がスムーズに搬送ローラ40に引き渡すことができる。
ここで、片面モードの搬送動作では、フラッパソレノイドSOL2は励磁が解除された状態であり、第1フラッパ60はスイッチバック路56を塞ぐ位置にあり、また第3フラッパは排紙部23’に原稿を案内する位置にある。
次に、両面モードについて説明すると、両面モードでの1枚目の原稿の給紙動作及び2枚目の給紙動作の途中までは、上述した片面モードと同様であるが、次原稿(2枚目以降の原稿)を給紙駆動モータM1の正回転でレジストローラ対に原稿を突き当てて整合した後の動作が片面モードの給紙動作とは異なる。
給紙駆動モータM1の正回転でレジストローラ対33に原稿を突き当てて整合した次原稿は、一旦レジストローラ対33に原稿を突き当った状態で待機される。そして、後述するように原稿の両面(表裏面)が読み取られて、スイッチバック部24’でスイッチバクックされた後に排紙部23’に送られた先原稿(1枚目の原稿)の後端が排紙センサーS6で検出されると、給紙駆動モータM1を逆転駆動して待機中の次原稿を搬送路46に向けて送り出すように制御される。
次に、両面モード時の搬送・排紙動作を説明すると、搬送路46に送り込まれた原稿は、片面モードと同様にリードセンサーS5の原稿の先端検出による搬送駆動モータM2の停止によって、一時的に停止する。そして、搬送駆動モータM2が読取速度で再駆動されることにより、原稿の表面が読取手段によって読み取られる。ここで、リードセンサーS5が原稿先端を検知すると、反転駆動モータM3は正転駆動されると共にソレノイドが励磁される。読取位置で読み取られた原稿は、第1フラッパ60によってスイッチバック路56に案内される。
そして、原稿の後端がリードセンサーS5で検出したことに基づき、読取位置を原稿の後端が通過して原稿の読み取りが終了したことが認識されると、搬送駆動モータM2を読取速度から高速に切り換えて搬送する。
スイッチバック路56に案内された原稿は、スイッチバックローラ対55の正転駆動によって搬送される。そして、リードセンサーS5が原稿の後端の通過を検知して所定時間後に反転駆動モータM3の駆動が一旦停止され、逆転駆動される。
反転駆動モータM3の逆転駆動によって、スイッチバックローラ対55は逆転駆動し、原稿はスイッチバックされる。これにより、原稿は第2フラッパによって搬送ローラ40の外周面に案内される。原稿の先端が再びリードセンサーS5によって検出されると、搬送駆動モータM2は一旦停止され、離間ソレノイドSOL1が励磁される。この離間ソレノイドSOL1の励磁により、スイッチバック駆動ローラ55aからスイッチバック従動ローラ55bが離間する。搬送駆動モータM2は一旦停止されてから所定時間後に読取速度で再駆動され、搬送ローラ40によって第2のプラテンガラス4の読取位置に送られて原稿の裏面が読取手段により読み取られる。そして、裏面が読み取られた原稿の先端は、第1フラッパによってスイッチバック路56に導かれる。
ここで、裏面が読み取られた原稿の先端は、スイッチバック路56で原稿後端とすれ違うこととなるが、スイッチバック駆動ローラ55aに対してスイッチバック従動ローラ55bが離間しているので、支障なく搬送することができる。
搬送ローラ40によって搬送される原稿の後端がリードセンサーS5で検出され、原稿の後端が読取位置を通過したことが認識されると、搬送駆動モータM2を読取速度から高速に切り換えるとともに、離間ソレノイドSOL1の励磁を解除する。これにより、スイッチバック駆動ローラ55aに対してスイッチバック従動ローラ55bが圧接され、原稿はスイッチバックローラ対55によって搬送される。
そして、スイッチバックセンサーS7が原稿の後端を検知すると、反転駆動モータM3の駆動が停止され、その後反転駆動モータM3が逆転駆動されると共に、ソレノイドSOL2の励磁を解除する。フラッパソレノイドSOL2の励磁を解除することで第3フラッパは排紙路51に原稿を案内する位置に切り換わり、スイッチバックローラ55にてスイッチバックされた原稿は、第3フラッパによって排紙路51に原稿を案内され、排紙ローラ対50により排紙トレイ25に排紙される。
ここで、上述した給紙動作では、モノクロ原稿の時には給紙路34に配置されたレジストセンサーS4が先原稿の後端を検出したことに基づき、先原稿の後端がレジストローラ33を通過した時点で、給紙駆動モータM1を停止し、その後に給紙駆動モータM1を起動して給紙トレイ20上の次原稿を給紙するように制御している。これによって、原稿間の間隔を極力小さくし、原稿処理時間を短縮することができる。
一方、カラー原稿の時は、読取位置手前に配置されたリードセンサーS5が先原稿の後端を検出したことに基づき、先原稿の後端が読取位置を通過した時点で、給紙駆動モータM1の停止し、その後に給紙駆動モータM1を起動して給紙トレイ20上の次原稿を給紙するように制御している。つまり、カラー原稿の場合は、先原稿の読み取り中に給紙駆動モータの停止、起動を行なわないように制御している。これによって、装置自体の振動を最小限に抑えることができ、良好なカラー画像を得ることができる。
このように、モノクロ原稿の場合とカラー原稿の場合で給紙動作を選択して実行するようにしたので、原稿画像の種類に応じた最適な処理が可能となる。
なお、上記実施例では、カラー原稿、モノクロ原稿によって、先原稿を送るための給紙駆動モータの駆動を停止するタイミング、及び次原稿を給紙するためのモータ駆動開始のタイミングを切り換えるようにしたが、カラー原稿、モノクロ原稿だけでなく、高解像(例えば、1200DPI以上の解像度)、低解像度(1200DPIより小さい解像度)によって、モータ駆動停止、開始のタイミングを切り換えるようにしてもよい。
この場合、原稿読取装置本体1からの解像度の情報が低解像度であれば、給紙路34に配置されたレジストセンサーS4が先原稿を検出したことによって給紙駆動モータM1を停止させ、その後に給紙駆動モータを起動させて次原稿を給紙し、高解像度であれば、読取位置手前に配置されたリードセンサーS5が先原稿の後端を検出したことによって、先原稿の後端の読取位置通過を判断し、給紙駆動モータM1を停止させ、その後に給紙駆動モータを起動させて次原稿を給紙するように制御する。
これによって、低解像の場合は、先原稿の読み取り中に次原稿の給紙動作を開始することができ、原稿の交換時間が短縮される。また、高解像の場合は、先原稿の読み取り終了後に次原稿の給紙動作を開始させることができ、装置自体の振動を最小限に抑えて、良好な画像が得られる。
また、モノクロ原稿、カラー原稿、高解像度、低解像度の情報によって、次原稿の給紙のためのモータ駆動開始タイミングを制御することもできる。
具体的には、原稿読取装置本体1からの情報がモノクロ原稿と低解像度であれば、給紙路34に配置されたレジストセンサーS4が先原稿を検出したことによって給紙駆動モータM1を停止させ、その後に給紙駆動モータを起動させて次原稿を給紙し、原稿読取装置本体1からの情報にカラー原稿または高解像度の情報の少なくとも1つが含まれていれば、読取位置手前に配置されたリードセンサーS5が先原稿の後端を検出したことによって、先原稿の後端の読取位置通過を判断し、給紙駆動モータM1を停止させ、その後に給紙駆動モータを起動させて次原稿を給紙するように制御する。
さらに、上記の実施例では、画像読取装置本体1の操作部で設定されたモノクロ、カラーの原稿画像種類の情報を画像読取装置本体1から受信して得ていたが、ACS(オート・カラー・セレクション)機能を設け、自動的に原稿の画像識別を行なうようにしても良い。
なお、ACS機能は、読取手段で読み取った1枚目の画像データからモノクロ・カラーの画像識別する方法や、自動原稿送り装置の給紙トレイから排紙トレイに至る案内経路中にモノクロ・カラーの画像識別するためのセンサーを設ける方法等で達成できる。
図12は、従来の装置における色ずれを示す評価データであり、図12(a)は1枚のカラー原稿の読み取り開始から終了までのRGBの色ずれを示す濃度差データを時系列で表したデータ、図12(b)は先原稿が読取に到達して読み取りが開始された時点からの給紙駆動モータのタイミングチャートを示す。給紙駆動モータM1の駆動を示すタイミングチャートである。
図中の濃度差データは、モノクロの万線原稿をRGBで読み取った時の隣接するR−G、G−Bの濃度差を示すものであり、例えば、R、G、Bが原稿の同一位置を読み取ったとした場合は、R−G、G−Bの濃度差は同じ値となり、濃度差は「0」となるが、R、G、Bの読み取り位置にずれが生じると、濃度差が生じる。濃度差は、40以下では画像の色ずれが明確に現れないが、40を超えると色ずれが明確となり、違和感が生じる。特に、40を超える濃度差が連続する場合や、濃度差が50を超えると色ずれによる画像劣化が激しくなり、画像不良の恐れが生じる。
従来の装置においては、図12(b)に示すように、先原稿の読み取りを開始した時点から218.1mm点で給紙駆動モータを停止させて次原稿の給紙するために給紙駆動モータを正回転起動するときと、レジストローラ対に次原稿を突き当てた後に給紙駆動モータを停止させて再び搬送部に原稿を搬送するために給紙駆動モータを逆転起動されるときに、図12(a)に示すように最も色ずれが生じ、RGBの濃度差が40を超える。
つまり、給紙駆動モータの起動、停止が読取中の先原稿の読取画像に大きく影響し、色ずれ等の画像劣化を生じさせる要因となっている。
図13は、本発明を適応した実施例に示す装置における色ずれを示す評価データであり、図13(a)は1枚のカラー原稿の読み取り開始から終了までのRGBの色ずれを示す濃度差データを時系列で表したデータ、図13(b)はカラー原稿を読み取る場合の先原稿が読取に到達して読み取りが開始された時点からの給紙駆動モータのタイミングチャートである。
本実施例の装置おいては、図13(b)に示すように、先原稿の読取中に給紙駆動モータを駆動させないように制御することで、自動原稿送り装置の振動が最小限に抑えることができる。これによって、図13(a)に示すようにRGBの濃度差がほぼ40以下となり、色ずれのない良好な画像を得ることができる。
本実施例によれば、モノクロ原稿や低解像度等の比較的読取画像の劣化が生じ難いものは、分離手段の下流側近傍に配置された第1のセンサーが読み取り中の先原稿の後端を検出したことによって、給紙駆動モータを起動して給紙トレイ上の次原稿を給紙するように制御し、カラー原稿や高解像度等の比較的画像の劣化が生じ易いものは、読取位置上流側近傍に配置された第2のセンサーが先原稿の後端を検出したことに基づき、読み取り完了を判断して給紙駆動モータを停止させ、その後に給紙駆動モータを起動して給紙トレイ上の次原稿を給紙するように制御することで、比較的読取画像の劣化が生じ難いものは、原稿の読み取り中に次原稿の給紙動作を実行させ、原稿間の間隔を極力小さくして原稿処理時間を短縮し、比較的画像の劣化が生じ易いものは、原稿の読み取りが完了してから次原稿の給紙動作を実行させ、装置自体の振動を最小限に抑え、クオリティの高い、きめ細かい画像を得ることができる。
これによって、モノクロ、ハーフトーン、カラー等の原稿画像の種類や読取解像、読取倍率等の読取条件に応じて最適な読取処理が選択されるので、装置の取り扱いが容易となる。
トレイ上に積載したシートを順次処理位置に供給し、処理位置でシートに処理を施す装置に利用することが可能である。
本発明に係る自動原稿送り装置を備えた原稿読取装置の断面図である。 本発明に係る自動原稿送り装置の要部の拡大断面図である。 本発明に係る給紙駆動モータ及び搬送駆動モータの取り付け構造を示す斜視図である。 本発明に係る給紙部の駆動伝達機構を示す図である。 本発明に係る搬送部及び排紙部の駆動伝達機構を示す図である。 本発明に係るスイッチバック部の駆動伝達機構を示す図である。 本発明に係る自動原稿送り装置の制御部の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明に係る片面モードにおける給紙動作フローチャート図である。 本発明に係る片面モードにおける給紙動作フローチャート図である。 本発明に係る片面モードにおける搬送、排紙動作フローチャート図である。 本発明に係る片面モードにおける搬送、排紙動作フローチャート図である。 従来の装置における画像の色ズレを示す実験データであり、(a)は濃度差検出データ、(b)は給紙駆動モータの動作状態のタイミングチャートである。 図1の装置における画像の色ズレを示す実験データであり、(c)は濃度差検出データ、(d)は給紙駆動モータの動作状態のタイミングチャートである。
符号の説明
1 原稿読取装置本体
2 自動原稿送り装置
4 第2のプラテンガラス
20 給紙トレイ
25 排紙トレイ
30 繰り出しローラ
31 給紙ローラ
33 レジストローラ対
34 給紙路
40 搬送ローラ
46 搬送路
70 制御基板
M1 給紙駆動モータ
M2 搬送駆動モータ
S2 エンプティセンサー
S4 レジストセンサー
S5 リードセンサー
OW1、OW2 ワンウエイクラッチ

Claims (13)

  1. シートを積載収納する給紙トレイと、
    この給紙トレイ上のシートを順次一枚ずつ分離給送する給紙手段と、
    この給紙手段の下流側に設けられ該給紙手段からのシートを処理プラテンに所定速度で搬送する搬送手段と、
    上記給紙手段を駆動する給紙駆動モータと、
    上記搬送手段を駆動する搬送駆動モータと、
    上記給紙駆動モータ及び搬送駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は第1、第2、少なくとも2つの動作モードと、この第1、第2の動作モードの設定手段を有し、上記第1の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理中に上記給紙駆動モータを停止し、上記第2の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理した後上記給紙駆動モータを停止することを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記処理プラテンにはシート上の画像を読取る画像読取手段が設けられ、前記設定手段は該画像読取手段の読取条件に応じて前記第1、第2の動作モードを設定するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  3. 前記読取条件は複数の解像度の1つを選択することによって決定され、前記設定手段は予め定めた所定の解像度が選択されたとき前記第1、第2の動作モードが設定されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート供給装置。
  4. 前記読取条件はシートのカラー情報を読取るカラー読取りと白黒情報を読取るモノクロ読取りに選択的に決定され、前記設定手段はカラー読取りのとき前記第2の動作モードにモノクロ読取りのとき前記第1の動作モードに設定されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート供給装置。
  5. 前記給紙手段は前記給紙トレイ上のシートを一枚づつ分離する給紙ローラと、
    この給紙ローラからのシートを一時的に待機させるレジストローラとで構成され、
    前記給紙駆動モータは正逆転で該給紙ローラとレジストローラとを相反的に駆動するリバーシブルモータで構成されていることを特徴とする請求項1乃至2記載のシート供給装置。
  6. 前記制御手段は、前記処理プラテンのシート搬送方向上流側に配置された第1検出センサーのシート検出信号に基づいて前記第1の動作モードを実行し、前記第1検出センサーのシート搬送方向下流側に配置された第2検出センサーのシート検出信号に基づいて前記第2の動作モードを実行するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  7. シートを積載収納する給紙トレイと、
    この給紙トレイ上のシートを順次一枚ずつ分離給送する給紙ローラと、
    この給紙ローラからのシートを一時的に待機させるレジストローラと、
    このレジストローラからのシートをシート処理プラテンに所定速度で搬送する搬送ローラと、
    上記給紙ローラと上記レジストローラとを相反的に駆動回転する正逆転可能な給紙駆動モータと、
    上記搬送ローラを駆動回転する搬送駆動モータと、
    上記給紙駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は第1、第2、少なくとも2つの動作モードと、この第1、第2の動作モードの設定手段を有し、上記第1の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理中に上記給紙駆動モータの停止と駆動を実行して後続シートを供給し、上記第2の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理した後上記給紙駆動モータの停止と駆動を実行して後続シートを供給することを特徴とするシート供給装置。
  8. シートを積載収納する給紙トレイと、
    この給紙トレイ上のシートを順次一枚ずつ分離給送する給紙ローラと、
    この給紙ローラからのシートを一時的に待機させるレジストローラと、
    このレジストローラからのシートをシート処理プラテンに所定速度で搬送する搬送ローラと、
    上記給紙ローラと上記レジストローラとを相反的に駆動回転する正逆転可能な給紙駆動モータと、
    上記搬送ローラを駆動回転する搬送駆動モータと、
    上記給紙駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    この制御手段は、上記レジストローラの回転で供給したシート後端が上記処理プラテンを通過する前に上記給紙駆動モータを駆動して上記給紙ローラで後続シートを繰り出す第1の動作モードと、上記レジストローラの回転で供給したシート後端が上記処理プラテンを通過した後に上記給紙駆動モータを駆動して上記給紙ローラで後続シートを繰り出す第2の動作モードを備えていることを特徴とするシート供給装置。
  9. 前記処理プラテンにはシート上の画像を読取る画像読取手段が設けられ、前記制御手段はこの画像読取手段の読取条件に応じて前記第1、第2の動作モードを設定するように構成されていることを特徴とする請求項6記載のシート供給装置。
  10. 前記画像読取手段は前記処理プラテンを所定速度で通過するシートのカラー情報を読取るモードと白黒情報を読取るモードを有し、前記制御手段はカラー情報を読取るモードでは前記第2の動作モードに設定され白黒情報を読取るモードでは前記第1の動作モードに設定されることを特徴とする請求項7記載のシート供給装置。
  11. 前記搬送手段は第1の動作モードと第2の動作モードとでシートを搬送する速度が異なるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6記載のシート供給装置。
  12. シートを積載収納する給紙トレイと、
    この給紙トレイ上のシートを順次1枚ずつ分離給送する給紙手段と、
    この給紙手段の下流側に設けられた処理プラテンと、
    この処理プラテンに設けられ、該処理プラテン上を所定速度で移動するシートを光電変換素子で読取る画像読取手段と、
    上記給紙手段からのシートを上記処理プラテンに所定速度で搬送する搬送手段と、
    上記給紙手段を駆動する給紙駆動モータと、
    上記搬送手段を駆動する搬送駆動モータと、
    上記給紙駆動モータ及び搬送駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は第1、第2、少なくとも2つの動作モードと、この第1、第2の動作モードの設定手段を有し、上記第1の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理中に上記給紙駆動モータを停止し、上記第2の動作モードは上記給紙手段から供給したシートを上記処理プラテンで処理した後上記給紙駆動モータを停止することを特徴とする画像読取装置。
  13. 前記画像読取手段はカラー情報を読取るカラーモードと白黒情報を読取るモノクロモードと、カラーモードとモノクロモードを選択する選択手段とを有し、前記設定手段はモノクロモードのとき前記第1の動作モードに、カラーモードのとき前記第2の動作モードに設定することを特徴とする請求項12記載の画像読取装置。
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