JP2007273024A - 磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及びそれを用いた磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及びそれを用いた磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ライト素子に付与するライト電流で、磁気ヘッドを突き出すとともに、磁気ヘッドに設けた発熱素子で、突き出し量を制御する磁気ディスク装置において、環境条件やヘッドのばらつきによらず、オーバーライト特性の劣化を防止する。
【解決手段】リード動作時に、磁気ヘッド(3)の発熱素子(36)に、第1の電力値P2と第2の電力値P1の和の電力を供給し、磁気ヘッド(3)のライト素子(3−1)によるライト動作時に、発熱素子(36)に、第1の電力値P2の電力を供給し、且つライト素子(3−1)をライト電力で駆動する。第1の電力値によって、各ヘッドのばらつきや環境変化に応じた突き出し制御が可能となり、オーバーライト特性を向上するとともに、リード特性も向上できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの磁気スペーシングを制御して、ライト特性を向上するための磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及びそれを用いた磁気ディスク装置に関し、特に、磁気ヘッドに発熱素子を設け、発熱素子の発熱により、磁気ヘッドの一部を突き出し、磁気スペーシングを制御する磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及びそれを用いた磁気ディスク装置に関する。
近年、情報処理の高度化に伴い、データの信頼性確保が重要な要素を占めている。特に磁気記録再生装置では、媒体にデータが記録できているかどうかが、一番重要な機能である。磁気ディスク装置は、磁気記録媒体に、データから生成されるライト電流の反転に応じて、磁気データが保存される。そして,このデータは、リードヘッド(特に、磁気抵抗効果を用いたMRヘッド)によって読み取られ,磁気データから電気信号データに変換され,コントローラに送られる。
磁気ディスク装置がライト動作に移る時は、まず、コントローラからのライトゲート信号によって,リードチャネルがライトモードになり,ライトヘッドにデータに依存したライト電流が流れる。図14に示すように、低温時などは、このライトヘッドは、書き込む前は、温度が低く,書き込みが始まると,ライト電流の印加によって温度が上昇する。これは,ライトヘッドの磁極に、過渡的に温度ストレスが加わり、結果として、ライト磁極は熱膨張し、磁極は媒体方向に突き出す事になる。これを、一般的にはPTP(Pole Tip Protrusion)という。
そして,この時の現象として,書き始めでは、磁極が突き出してなく,ライト電流の印加時間に合わせて、徐々に磁極が突き出してくることから、ライトヘッドとリードヘッドからなる磁気ヘッドの磁気スペーシングは、書き始めで比較的大きく、書き込みの進行に伴い、磁気スペーシングが小さくなる。
このため、書き始めは、書き終わりよりもライト能力が低い。これは、オーバーライト性能劣化として見えてくる。図15に示すように、即ち、書き始め(先頭)ほど,トラックに書き込まれた以前のデータを書き消す能力が低く,リード時に、前のデータがノイズとして見え,その結果、エラーレートが悪化する。又、除々に、ライトヘッドが突き出してくると,磁気ヘッドが、媒体に近づいて、ライトされるため,一般的にはオーバーライトは良くなっていく傾向がある。殊に、磁気ディスク装置が、低温環境下で使用される場合には、この書き始めと書き終わりの温度差が大きくなり、書き込みの先頭ライトの性能は、著しく低下する。
また,近年では、トラック密度や記録密度の向上に伴い、磁気ヘッドの磁気スペーシングの低減が必須となっている(例えば、10ナノメーター程度が要求される)。このため、磁気記録媒体と磁気ヘッド素子との磁気スペーシングを、一定にするのが困難になってきている。例えば、磁気ヘッドは、磁気ディスクの回転による風圧を利用して、浮上するため、高度(気圧)や環境温度などの環境条件は、磁気スペーシングを変化させ、磁気スペーシングのバラツキを生む。また、ヘッド毎のバラツキやシリンダの位置、ライト電流の設定値等も、磁気スペーシングのバラツキを生む原因となる。これらは、時に、ライト性能の低下および信号品質を低下引き起こし、時には、媒体接触から素子劣化や、最悪素子破壊などの問題を引き起こす。
このオーバーライト特性を改善するため、ライト開始からある一定時間、ライト電流を増加させ、オーバーライトの改善を図る方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。この方法は、ライト開始直後のヘッド突き出し時間を早めるだけのものであり、ライト電流の最大値の制限や、ライト素子の許容最大電流値の制限から、先頭のセクタにおけるオーバーライト不足によるエラーレート劣化を解消することは、困難である。
又、従来、磁気ヘッド内部にヒータを設け、ヒータによる発熱により、磁気ヘッドの突き出し量を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献3)。
更に、他の従来技術では、磁気ヘッド内にヒータを設け、ヒータを用いて、磁気スペーシングの調整が必要な時点で、例えば、ライト直前に、ヒートパワーを印加するとともに、一時的にヒートパワーを増加し、突き出し応答時間を短縮する方法が提案されている。(例えば、特許文献4、特許文献5)。
特開2004−281012号公報(図2) 米国特許第6,798,598号公報(図2) 特開平5−020635号公報(図1、図3、図5) 特開2004−342151号公報(図7) 米国特許公開2005/0057841号公報(図7)
しかしながら、第1の従来技術では、磁気スペーシングの調整のため、リード/ライトとも、同一のヒートパワーを印加しており、ヘッドに設けた音響センサーで、ヘッドの接触を検出すると、ヒートパワーを低減するという制御を行うため、ヘッドが、前述のライト素子のライト電流による突き出しにより、ヘッドが媒体に接触してしまう。このため、ヘッドの劣化や、ヘッドの損傷が生じやすい。
又、第2の従来技術では、磁気スペーシング調整の必要時に、ヒートパワーを一時的に増加するものであり、風圧や温度や気圧という環境条件やヘッドのばらつきによる対策を考慮していない。このため、環境条件の変化やヘッド(特に、ライト素子)のばらつきがあると、オーバーライトの劣化の向上は、期待できない。
従って、本発明の目的は、環境条件やヘッドのばらつきがあっても、ライト開始時のオーバーライト特性の劣化を防止するための磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及び磁気ディスク装置を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、環境条件やヘッドのばらつきがあっても、ヘッドと磁気記録媒体の磁気スペーシングを制御するための磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及び磁気ディスク装置を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、環境条件やヘッドのばらつきがあっても、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触を防止して、リード性能とライト性能を向上するための磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法、リード/ライト回路及び磁気ディスク装置を提供することにある。
この目的の達成のため、本発明は、ライト素子とリード素子とが分離された磁気ヘッドの磁気ディスクに対する磁気スペーシングを制御する磁気スペーシング制御方法において、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するステップと、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電力で駆動するステップとを有する。
又、本発明の磁気ディスク装置は、回転する磁気ディスクと、ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの半径方向に、前記磁気ヘッドを移動するアクチュエータと、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給し、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電力で駆動する制御ユニットとを有する。
又、本発明のリード/ライト回路は、ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドで、磁気ディスクのデータをリード及びライトするためのリード/ライト回路において、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するリード回路と、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電力で駆動するライト回路とを有する。
更に、本発明は、好ましくは、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給するステップを更に有する。
更に、本発明は、好ましくは、前記磁気ヘッドの前記発熱素子に印加する電力値を増加する毎に、前記ライト素子により前記磁気ディスクにデータを書き込み、その後、前記リード素子で、前記磁気ディスクに書き込まれたデータを読み出し、信号品質を測定するステップと、前記測定された信号品質から前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出するステップとを更に有する。
更に、本発明は、好ましくは、前記算出ステップは、前記電力値を増加する毎に、前回測定した前記信号品質と、今回測定した前記信号品質とを比較するステップと、前記比較において、前記今回測定した前記信号品質が、前回測定した前記信号品質より劣化したことを検出し、検出時点の前記電力値を記憶するステップと、前記記憶した電力値から、前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出するステップとを有する。
更に、本発明は、好ましくは、複数の前記磁気ヘッドの内、アクセスする磁気ヘッドに対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有する。
更に、本発明は、好ましくは、前記磁気ヘッドがアクセスする前記磁気ディスクのシリンダ位置に対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有する。
更に、本発明は、好ましくは、前記磁気ヘッドの環境条件に対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有する。
本発明では、リード動作時に、磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給し、磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、発熱素子に、第1の電力値の電力を供給し、且つライト素子をライト電力で駆動するため、第1の電力値によって、各ヘッドのばらつきや環境変化に応じた突き出し制御が可能となり、オーバーライト特性を向上するとともに、リード特性も向上できる。
以下、本発明の実施の形態を、磁気ディスク装置の構成、第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態、他の実施の形態の順で説明するが、本発明は、この実施の形態に限られない。
(磁気ディスク装置の構成)
図1は、本発明の磁気ディスク装置の一実施の形態の構成図、図2は、図1の磁気ヘッドの説明図、図3は、図1及び図2の磁気ヘッドの詳細構成図である。図1に示すように、磁気ディスクドライブ機構10では、磁気記憶媒体である磁気ディスク4が、スピンドルモータ5の回転軸2に設けられている。スピンドルモータ5は、磁気ディスク4を回転する。アクチュエータ(VCM)1は、サスペンション(図2参照)の先端に磁気ヘッド3を備え、磁気ヘッド3を磁気ディスク4の半径方向に移動する。
アクチュエータ1は、回転軸を中心に回転するボイスコイルモータ(VCM)で構成される。図では、磁気ディスク装置に、2枚の磁気ディスク4が搭載され、4つの磁気ヘッド3が、同一のアクチュエータ1で同時に駆動される。
磁気ヘッド3は、リード素子と、ライト素子とからなる。磁気ヘッド3は、スライダに、磁気抵抗(MR)素子を含むリード素子を積層し、その上にライトコイルを含むライト素子を積層して、構成される。
又、磁気ディスクドライブ機構10の制御プリント板(制御回路部)10には、ハードデイスクコントローラ6、MPU7、クロック源8,9、バッファ回路30、リード/ライトチャネル回路32、サーボ回路34が設けられている。
リード/ライト(R/W)チャネル回路32は、磁気ヘッド3の読み取り及び書込みを制御し、且つライト信号を磁気ヘッド3に供給するライト回路と、磁気ヘッド3からリード信号を受け、復調するリード回路とを有する。サーボ回路34は、スピンドルモータ5を駆動するスピンドルモータ駆動回路と、リード/ライトチャネル回路32からのリード信号のサーボ信号を受け取り、現在位置を検出し、目標位置との誤差に応じて、ボイスコイルモータ(VCM)1を駆動制御する位置制御回路とを有する。
ハードデイスクコントローラ(HDC)6は、インターフェイス36でホストと通信し、且つサーボ信号のセクタ番号を基準にして,1周内の位置を判断し,データの記録・再生を行う。バッファ用ランダムアクセスメモリ(RAM)30は、リードデータやライトデータを一時格納する。HDC6は、USB,ATAやSCSI等のインターフェイス36で、ホストと通信する。
マイクロコントローラ(MPU)7は、HDC6からのコマンドを解析し、HDC6を介して、各種の処理を行う。このため、MPU7は、各種のプログラムを格納するリードオンリーメモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)を有する。更に、後述するヒートパワーテーブル50を有する。
この磁気ディスク4には、外周から内周に渡り、各トラックにサーボ信号(位置信号)が、円周方向に等間隔に配置される。尚、各トラックは、複数のセクタで構成され、位置信号は,サーボマークServo Markと、トラック番号Gray Codeと、インデックスIndexと、オフセット情報(サーボバースト)PosA,PosB,PosC,PosDとからなる。
この磁気ディスクドライブ機構10は、複数の磁気ディスク4を持ち、これらが一つのスピンドルモータ5に重ねられ、一定方向に回転する。
図2に示すように、磁気ヘッド3は、スライダ3−3上に、リード素子3−2(TMR等の磁気抵抗素子)と、ライト素子(インダクション素子)3−2を設けて、構成される。このスライダ3−3は、サスペンション3−4によって把持されている。
また。サスペンション3−4に、ヘッドIC38が搭載され、ヘッドIC38を介して、リード素子3−2からの再生信号やコントローラ(リード/ライトチャネル回路32)からの書込み信号が、ライト素子3−1に伝送されるように、サスペンション3−4上で、電気的に接続されている。
サスペンション3−4は、機械的に、VCM1のキャリッジアームに固定され、キャリッジアームは、ベアリングとボイスコイルモータの磁石とコイルが取り付けられている。VCM1は、ベアリングを回転中心として、可動し、スピンドルモータ5により回転する媒体4に対し、ヘッド3は、コントローラから指示された任意の周(シリンダという)に合わせて移動し、指定されたデータフォーマットに則ってデータを読み書きする。
ヘッドスライダ3−3は、回転するディスク4上の空気に乗って、滑空しており、ディスク4の表面と対するスライダ3−3の表面において、エアベアリングを形成し、そこから発生する負圧力とサスペンション3−4のジンバル部3−5とのバネ力によって、浮上姿勢を保っている。
図3(A)の横面図、図3(B)の正面図にも示すように、このヘッド部3−1,3−2に近い箇所に、ヒータ36を持つ。ここでは、ライト素子3−1のライトコイルの横に、絶縁層を介して抵抗体36を設ける。これにより、ライトコイルと同様の突き出しAを起こさせる事が出来る。
図2に示すように、ヒータ36もヘッドIC38に接続され、且つヘッドIC38を介して、コントローラ(リード/ライトチャネル回路32)からのヒートパワー電力を受け、発熱する。図2、図3(A)に示すように、このリード素子3−2の下端と、磁気ディスク4面との間隔が、元の磁気スペーシングであり、突き出しAの下端と磁気デイスク4の面との間隔が、突き出しで変形された磁気スペーシングである。
(第1の実施の形態)
図4は、本発明のヘッド磁気スペーシング制御方法の第1の実施の形態の処理フロー図、図5は、そのタイムチャート図である。この実施の形態では、ヘッド3がリード及びライトの時には、ヒータ36にベースパワーP2を与えて、ヘッド3を突き出さし量のばらつきを補正し、リード時にはヒータ36に更に、リードパワーP2を加える。
図5を参照して、図4の処理を説明する。
(S10)リード/ライトチャネル回路32は、HDC6からの指示に応じて、磁気ヘッド3のリード/ライトイネーブル信号Enableに応じて、リード/ライトを可能とし、リードなら「ハイ」、ライトなら「ロー」のR/Wゲート信号R/NWをヘッドIC38に送る。
(S12)ここで、リード/ライトチャネル回路32は、リード期間であるR/Wゲート信号の「ハイ」の期間に、磁気ヘッド3のヒータ36に,(P1+P2)の電力を供給し、ヒータ36を発熱する。
(S14)一方、リード/ライトチャネル回路32は、ライト期間であるR/Wゲート信号の「ロー」の期間に、磁気ヘッド3のヒータ36に,P2の電力を流し、ヒータ36を発熱する。リード/ライトチャネル回路32は、ライト期間であるR/Wゲート信号の「ロー」の期間に、磁気ヘッド3のライト素子3−1に、データに従ったライト電力を供給する。
(S16)更に、リード/ライトチャネル回路32は、シーク期間に、磁気ヘッド3のヒータ36に,(P4+P2)の電力を供給し、ヒータ36を発熱する。
図5に示すように、電力値P1は、リード時にのみ与えるパワーであり、電力値P2は,常に与えるヒータパワーである。リード時には、ライト時の突き出しと同じになるように、ヘッド3を,ヒータ36によって予め突き出させておく。ライトに切り変わったところで、ヒータ36の発熱パワーを落とし、ライト素子3−1を電力駆動することによって、突き出し量を、常に一定値に制御する。これによって、ライト以前に、ヘッド3の状態を、熱突き出しさせておくことにより、先頭ライトの性能を改善することが出来る。
ここで、常時付与する電力値P2は,環境条件およびヘッドバラツキを補正するためのものであり、ライト/リードに関わらず、常に,印加して、パワーをかける。これにより、本発明では、ライト時の先頭特性の改善だけでなく、環境条件やヘッド、シリンダ位置に応じた最適の突き出し量を設定する事が出来る。又、リード時も突き出し制御するため、リード時のS/N比の向上に寄与する。
図5では、サーボ信号のリード時(Servo Read)、データリード(Read)時には、ヒータ36に、(P1+P2)のパワーを印加し、ライト時には、P2のパワーを印加する。又、シーク制御時は、ヘッド3が移動しており、風圧による磁気スペーシングが不安定となるため、ヘッド3の突き出し量は、少ない方が、良いが、サーボ情報をリードする必要があるため、ばらつき補正パワー量P2に、リードを保証するのに必要なパワーP4を加え、ヒータ36を加熱して、突き出し制御する。
このように、ライト開始直後からのPTPによる、オーバーライト劣化を防止でき、リード時のSNを改善することが出来、環境温度,シリンダ位置、ヘッドばらつき,気圧変化などに最適のライト性能を確保することが出来る。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態の説明図であり、ばらつき補正パワーの測定処理フロー図である。前述のばらつき補正パワーP2は、磁気ヘッドのばらつきがある一定の範囲であれば、設計上決定できる。
しかしながら、シリンダ位置、気圧、温度、ヘッドのばらつきのいずれか又は複数のものに、対応するばらつき補正パワーP2を決定するのは、測定が有効である。
図6により、測定処理を説明する。
(S20)MPU7は、ヒータパワーP2を、初期値にセットし、HDC6に測定開始を指示する。
(S22)HDC6は、リード/チャネル回路32に、ライトを指示し、且つヒータパワーP2を指示する。リード/ライトチャネル回路32は、先ず、磁気ヘッド3のヒータ36に,P2の電力を流し、ヒータ36を発熱する。次に、リード/ライトチャネル回路32は、ライト期間であるR/Wゲート信号の「ロー」の期間に、磁気ヘッド3のライト素子3−1に、測定データに従ったライト電力を供給する。
(S24)リード/ライトチャネル回路32は、磁気ヘッド3のリード素子3−2で、書き込んだ測定データをリードさせ、リードデータの品質を測定する。例えば、ここでは、最尤復号器から得られる最尤情報(Viterbi Metrics Margin)又はエラーレートを信号品質として、測定する。
(S26)MPU7は、この測定された信号品質値を、リード/ライトチャネル回路32から、HDC6を介して受け、前回測定した信号品質値と今回測定した信号品質値とを比較する。MPU7は、この比較により、今回測定した信号品質値が、前回測定した信号品質値信号と比べ、所定値劣化したかを判定する。MPU7は、今回測定した信号品質値が、前回測定した信号品質値信号と比べ、所定値劣化していないと判定すると、ヒートパワーP2を、所定値増加し、ステップS22に戻る。
(S28)一方、MPU7は、この比較により、今回測定した信号品質値が、前回測定した信号品質値信号と比べ、所定値劣化したと判定すると、このヒートパワーP2で、磁気ヘッド3の突き出し量が、信号品質の最大値のピーク点を越え、劣化方向に遷移したと判定する。即ち、磁気ヘッド3の突き出しにより、磁気ディスクに近接しすぎると、又は接触すると、信号品質は、向上方向から劣化方向に変化する。これをタッチダウンパワーといい、このヒートパワーP2を記録する。更に、このヒートパワーP2では、ライト時に、ライト電流により、更に突き出し量が増加し、更に信号品質が劣化するため、この測定したヒートパワーP2から最低磁気スペーシングを保証するヒートパワーP3を差し引き、これを、最大保証パワー(即ち、前述の補正パワー)P2として、テーブル50(図1参照)に格納する。
このようにして、対応するばらつき補正パワーP2を、個々のヘッドで測定する。図7は、ヘッド毎の磁気スペーシング及びヒートパワーのばらつきを示すものであり、個々のヘッドで、補正パワーを測定し、図8のように、テーブル50に、ヘッド番号に対応して、補正パワー(ヒートパワー)P2を格納する。MPU7は、HDC6からのアクセスヘッド番号に応じて、テーブル50を参照し、対応するヒートパワーP2を取り出し、HDC6に通知し、リード/ライト時の磁気ヘッド3のヒータ36にヒートパワーP2を与える。
図9は、シリンダ位置毎の磁気スペーシング及びヒートパワーのばらつきを示すものであり、図10は、その説明図である。図10に示すように、磁気ヘッド3は、磁気ディスク4の回転による風圧で、浮上する。一方、磁気ディスク4の回転による風圧は、磁気ディスク4のインナー及びアウターでは、比較的小さいWI,W0となり、磁気ディスク4の真ん中では、比較的大きいWMとなる。このため、図9に示すように、磁気ディスク4のシリンダ位置の磁気スペーシングは、磁気ディスク4のインナー及びアウターで、比較的小さく、真ん中で、比較的大きくなる。
これに応じて、ヒートパワーP2を設定する。即ち、個々のヘッドで、ゾーンの代表位置で、補正パワーを測定し、図11のように、テーブル50に、ゾーンの代表シリンダ位置に対応して、補正パワー(ヒートパワー)P2を格納する。MPU7は、HDC6からのアクセスするシリンダ位置に応じて、テーブル50を参照し、対応するヒートパワーP2を補間演算で計算し、HDC6に通知し、リード/ライト時の磁気ヘッド3のヒータ36にヒートパワーP2を与える。
同様に、磁気ディスク装置の環境温度によっても、ヒータによる磁気ヘッドの突き出し量が異なる。即ち、環境温度が低い場合には、ヒートパワーを大きく、環境温度が高い場合H、ヒートパワーを小さくする。従って、同様に、各環境温度で、補正パワーを測定し、図8、図11と同様に、テーブル50に、環境温度に対応して、補正パワー(ヒートパワー)P2を格納する。MPU7は、図示しない温度センサーからの検出温度に応じて、テーブル50を参照し、対応するヒートパワーP2を取り出し、HDC6に通知し、リード/ライト時の磁気ヘッド3のヒータ36にヒートパワーP2を与える。
又、浮上型ヘッドのため、磁気ディスク装置の気圧によっても、磁気スペーシングが異なる。従って、気圧が低い場合には、ヒートパワーを小さく、気圧が高い場合H、ヒートパワーを大きくする。即ち、同様に、各気圧で、補正パワーを測定し、図8、図11と同様に、テーブル50に、気圧に対応して、補正パワー(ヒートパワー)P2を格納する。MPU7は、図示しない気圧センサーからの検出気圧に応じて、テーブル50を参照し、対応するヒートパワーP2を取り出し、HDC6に通知し、リード/ライト時の磁気ヘッド3のヒータ36にヒートパワーP2を与える。
このようにして、環境条件やヘッド個々のばらつきに応じた補正パワーP2を設定できる。又、この実施例では、装置出荷後のキャリブレーションにより、初期測定値を校正することもできる。
(他の実施の形態)
前述の実施の形態では、2枚の磁気ディスクを搭載した磁気ディスク装置で説明したが、1枚、又は3枚以上の磁気ディスクを搭載した装置にも適用できる。同様に、磁気ヘッドの形態は、図2及び図3のものに限らず、他の分離型磁気ヘッドの形態にも適用できる。
(付記1)ライト素子とリード素子とが分離された磁気ヘッドの磁気ディスクに対する磁気スペーシングを制御する磁気スペーシング制御方法において、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するステップと、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電力で駆動するステップとを有することを特徴とする磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記2)前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給するステップを更に有することを特徴とする付記1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記3)前記磁気ヘッドの前記発熱素子に印加する電力値を増加する毎に、前記ライト素子により前記磁気ディスクにデータを書き込み、その後、前記リード素子で、前記磁気ディスクに書き込まれたデータを読み出し、信号品質を測定するステップと、前記測定された信号品質から前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出するステップとを更に有することを特徴とする付記1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記4)前記算出ステップは、前記電力値を増加する毎に、前回測定した前記信号品質と、今回測定した前記信号品質とを比較するステップと、前記比較において、前記今回測定した前記信号品質が、前回測定した前記信号品質より劣化したことを検出し、検出時点の前記電力値を記憶するステップと、前記記憶した電力値から、前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出するステップとを有することを特徴とする付記3の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記5)複数の前記磁気ヘッドの内、アクセスする磁気ヘッドに対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有することを特徴とする付記1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記6)前記磁気ヘッドがアクセスする前記磁気ディスクのシリンダ位置に対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有することを特徴とする付記1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記7)前記磁気ヘッドの環境条件に対応する前記第1の電力値を、テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給するステップを更に有することを特徴とする付記1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
(付記8)回転する磁気ディスクと、ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの半径方向に、前記磁気ヘッドを移動するアクチュエータと、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給し、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電力で駆動する制御ユニットとを有することを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記9)前記制御ユニットは、磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給して、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークすることを特徴とする付記8の磁気ディスク装置。
(付記10)前記制御ユニットは、前記磁気ヘッドの前記発熱素子に印加する電力値を増加する毎に、前記ライト素子により前記磁気ディスクにデータを書き込み、その後、前記リード素子で、前記磁気ディスクに書き込まれたデータを読み出し、信号品質を測定し、前記測定された信号品質から前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出することを特徴とする付記8の磁気ディスク装置。
(付記11)前記制御ユニットは、前記電力値を増加する毎に、前回測定した前記信号品質と、今回測定した前記信号品質とを比較して、前記今回測定した前記信号品質が、前回測定した前記信号品質より劣化したことを検出し、検出時点の前記電力値を記憶し、前記記憶した電力値から、前記磁気ヘッドの前記第1の電力値を算出することを特徴とする付記10の磁気ディスク装置。
(付記12)複数の前記磁気ヘッドの各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記制御ユニットが、前記テーブルから、アクセスする前記磁気ヘッドに対応する前記第1の電力値を読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記8の磁気ディスク装置。
(付記13)前記磁気ディスクの複数のシリンダ位置の各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記制御ユニットが、前記磁気ヘッドがアクセスする前記磁気ディスクのシリンダ位置に対応する前記第1の電力値を、前記テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記8の磁気ディスク装置。
(付記14)環境条件の各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記制御ユニットが、前記磁気ヘッドの環境条件に対応する前記第1の電力値を、前記テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記8の磁気ディスク装置。
(付記15)ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドで、磁気ディスクのデータをリード及びライトするためのリード/ライト回路において、前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するリード回路と、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電流で駆動するライト回路とを有することを特徴とするリード/ライト回路。
(付記16)前記リード/ライト回路は、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給することを特徴とする付記15のリード/ライト回路。
(付記17)複数の前記磁気ヘッドの各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記テーブルから、アクセスする前記磁気ヘッドに対応する前記第1の電力値を読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記15のリード/ライト回路。
(付記18)前記磁気ディスクの複数のシリンダ位置の各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記磁気ヘッドがアクセスする前記磁気ディスクのシリンダ位置に対応する前記第1の電力値を、前記テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記15のリード/ライト回路。
(付記19)環境条件の各々に対応する前記第1の電力値を格納するテーブルを更に有し、前記磁気ヘッドの環境条件に対応する前記第1の電力値を、前記テーブルから読み出し、前記発熱素子へ供給することを特徴とする付記15のリード/ライト回路。
リード動作時に、磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給し、磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、発熱素子に、第1の電力値の電力を供給し、且つライト素子をライト電力で駆動するため、第1の電力値によって、各ヘッドのばらつきや環境変化に応じた突き出し制御が可能となり、オーバーライト特性を向上するとともに、リード特性も向上でき、磁気ディスク装置の性能向上に有効である。
本発明の一実施の形態の磁気ディスク装置の構成図である。 図1の磁気ヘッドの構成図である。 図1及び図2の磁気ヘッドの詳細構成図である。 本発明の一実施の形態のヘッド突き出し処理フロー図である。 本発明の一実施の形態のヒータ制御の説明図である。 本発明の一実施の形態の測定処理フロー図である。 本発明の第1の実施の形態のヘッドと磁気スペーシング及びヒートパワーの説明図である。 図7のヒートパワーテーブルの説明図である。 本発明の第2の実施の形態のシリンダ位置と磁気スペーシング及びヒートパワーの説明図である。 図9のシリンダ位置と磁気スペーシングの説明図である。 図9のヒートパワーテーブルの説明図である。 本発明の第3の実施の形態の環境温度と磁気スペーシング及びヒートパワーの説明図である。 本発明の第4の実施の形態の気圧と磁気スペーシング及びヒートパワーの説明図である。 従来技術の磁気ヘッドの突き出し量制御の説明図である。 従来技術のオーバーライト特性を説明する図である。
符号の説明
1 アクチュエータ(VCM)
3 磁気ヘッド
4 磁気ディスク
5 スピンドルモータ
6 HDC
7 MPU
20 制御プリント板(制御ユニット)
32 リード/ライトチャネル回路
3−1 ライト素子
3−2 リード素子
3−3 スライダ
3−4 サスペンション
36 発熱素子

Claims (5)

  1. ライト素子とリード素子とが分離された磁気ヘッドの磁気ディスクに対する磁気スペーシングを制御する磁気スペーシング制御方法において、
    前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するステップと、
    前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電流で駆動するステップとを有する
    ことを特徴とする磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
  2. 前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項1の磁気ヘッドの磁気スペーシング制御方法。
  3. 回転する磁気ディスクと、
    ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドと、
    前記磁気ディスクの半径方向に、前記磁気ヘッドを移動するアクチュエータと、
    前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給し、前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電流で駆動する制御ユニットとを有する
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 前記制御ユニットは、
    磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力値より大きく、前記第1の電力値と第2の電力値の和の電力値より小さい電力値の電力を供給して、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの目標トラックにシークする
    ことを特徴とする請求項3の磁気ディスク装置。
  5. ライト素子とリード素子とが分離され、発熱素子を内蔵する磁気ヘッドで、磁気ディスクのデータをリード及びライトするためのリード/ライト回路において、
    前記リード素子によるリード動作時に、前記磁気ヘッドの発熱素子に、第1の電力値と第2の電力値の和の電力を供給するリード回路と、
    前記磁気ヘッドのライト素子によるライト動作時に、前記発熱素子に、前記第1の電力値の電力を供給し、且つ前記ライト素子をライト電流で駆動するライト回路とを有する
    ことを特徴とするリード/ライト回路。
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