JP2007272707A - 仕様選択システム - Google Patents

仕様選択システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007272707A
JP2007272707A JP2006099482A JP2006099482A JP2007272707A JP 2007272707 A JP2007272707 A JP 2007272707A JP 2006099482 A JP2006099482 A JP 2006099482A JP 2006099482 A JP2006099482 A JP 2006099482A JP 2007272707 A JP2007272707 A JP 2007272707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
history data
compressor
terminal device
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006099482A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006099482A priority Critical patent/JP2007272707A/ja
Publication of JP2007272707A publication Critical patent/JP2007272707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 予め保持した仕様データの中から、顧客先の機器の運転履歴データに適合する新規な機種、付属品等を選択し、サービス性を向上させる。
【解決手段】 通信端末装置11には、複数種類の圧縮機1の仕様と、各種の付属品の仕様とを仕様データ26として保持する記憶回路25を設ける。そして、通信端末装置11は、顧客先で使用中の圧縮機1の制御装置7から読込んだ運転履歴データ9の内容に応じて、この運転履歴データ9に適合する圧縮機1、付属品等を仕様データ26の中から選択する。これにより、顧客の要望に適合する機種への買替えや付属品の追加等をスムーズに提案することができ、サービス性を向上させることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば圧縮機等の流体機械や、エアコン(エア・コンデイショナー)、クーラ等からなる各種の機器に好適に用いられる仕様選択システムに関する。
一般に、例えば圧縮機等の流体機械や、エアコン、クーラ等からなる各種の機器には、様々な仕様をもつ複数種類の機種が用意されている。このような機器のメンテナンスや故障時の対処等については、機器を購入した顧客だけでなく、専門のメンテナンス員であっても難しい場合がある。
このため、従来技術では、例えば機器が故障したときに、PDA(Personal Digital Assistants)、パーソナルコンピュータ等からなる通信装置を機器に接続し、この通信装置がインターネットを通じて製造元のサービスセンタ等と通信することにより、故障に対処する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−263516号公報
ところで、上述した従来技術は、顧客への電子端末を使った故障の修理サービスの一例であるが、この他のサービスとして、顧客の様々な要望を満たすために、新しい機器を提案したり、現在の製品への付属品の追加を薦めたりするサービスが考えられる。しかし、昨今では顧客需要が多様化し、製品や付属品の種類が増え、多数の選択肢が存在することになる。
このため、顧客自身だけではなく、例えば顧客から相談を受けた専門のメンテナンス員等であっても、多数の選択肢の中から顧客の要求を満たす仕様を選び出すのが難しいという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、機器またはその付属品の製品ラインナップの中から、使用環境に沿った顧客にとって適切な仕様を容易に選択することができ、サービス性を向上できるようにした通信端末装置等の仕様選択システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、運転状態の履歴データを記憶している使用中の機器に接続され前記機器に記憶された前記履歴データを読込む履歴データ読込手段と、前記使用中の機器を含めて複数種類の機器および/またはその付属品の仕様が仕様データとして保持された仕様データ保持手段と、前記仕様データ保持手段に保持された前記仕様データの中から前記履歴データ読込手段で読込んだ前記運転状態の履歴データに適合する機器および/または付属品の仕様を選択する仕様選択手段とからなる構成を採用している。
また、請求項2の発明では、圧縮運転を行うときに運転状態の履歴データを記憶している使用中の流体機械に接続され前記流体機械に記憶された前記履歴データを読込む履歴データ読込手段と、前記使用中の流体機械を含めて複数種類の流体機械および/またはその付属品の仕様が仕様データとして保持された仕様データ保持手段と、前記仕様データ保持手段に保持された前記仕様データの中から前記履歴データ読込手段で読込んだ前記運転状態の履歴データに適合する流体機械および/または付属品の仕様を選択する仕様選択手段とから構成している。
請求項1の発明によれば、例えば機器のメンテナンス、販売等を行うメンテナンス員は、顧客先に履歴データ読み込み手段、例えば通信端末装置を携行することにより、この通信端末装置を顧客先で使用中の機器に接続して無線式または有線式のデータ通信を行うことができる。そして、通信端末装置は、使用中の機器に記憶された運転状態の履歴データを履歴データ読込手段によって読込むことができる。このため、メンテナンス員は、例えば通信端末装置に読込まれた履歴データを確認することにより、この履歴データに応じて機器の普段の運転状態、運転時の設定、設置環境等を容易に把握することができ、顧客に対して機器の取扱い等に関する適切なアドバイスを行うことができる。
また、仕様データ保持手段としては、例えば通信端末装置の記憶回路や、この装置の本体とデータ通信を行うサーバ等の記憶装置を用いることができる。そして、仕様データ保持手段は、複数種類の機器や当該機器に付属される付属品の仕様を、仕様データとして予め保持しておくことができる。このため、メンテナンス員は、この仕様データによって所望の機種、付属品等に関する詳細なデータを顧客先でも確認することができ、機器に関連した製品ラインナップについて顧客に適切な説明を行うことができる。
また、本システムにあっては、仕様選択手段によって使用中の機器の履歴データを分析することができ、その分析結果に適合する仕様の機器、付属品等が仕様データの中に存在する場合には、例えば1台または何台かの適合製品を選択してメンテナンス員や顧客に表示することができる。これにより、メンテナンス員は、例えば多数の製品ラインナップが用意されていたり、商品知識が不足している場合でも、顧客の要望に適合する機種や付属品を簡単かつ速やかに選び出すことができる。従って、機器の買替え、付属品の追加等を顧客に対してスムーズに提案することができ、サービス性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、例えば圧縮機等の流体機械に対して履歴データ読み込み手段、例えば通信端末装置を用いることができる。これにより、本システムにあっては、請求項1の場合とほぼ同様に、使用中の流体機械に記憶された履歴データに応じて、仕様データの中から適切な機種や付属品を選択することができ、サービス性を向上させることができる。
以下、本発明の仕様選択システムの実施の形態による通信端末装置を、機器としての空気圧縮機に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図中、1は後述の通信端末装置11が用いられる流体機械としての空気圧縮機を示し、該空気圧縮機1は、例えば3気筒型の往復動圧縮機からなり、空気を吸込んで圧縮空気を吐出するものである。そして、空気圧縮機1は、圧縮空気を貯えるタンク2と、後述のクランクケース3、クランク軸4、シリンダ5、モータ6、制御装置7によって大略構成されている。
ここで、空気圧縮機1は、これを使用する顧客の要望等に対応して様々な機種が用意されている。また、これらの機種には、それぞれ異なる容量をもつ各種の追加タンク(図示せず)が増設可能となっている。また、制御装置7としては、モータ6をインバータ制御するインバータ式のものと、商用電源等からモータ6に通常の通電を行う非インバータ式のものとが用意されている。そして、本実施の形態では、これらの追加タンクと、インバータ式及び非インバータ式の制御装置7とを、空気圧縮機1に付属される各種の付属品として例示している。
3は例えばタンク2上に設けられたクランクケースで、該クランクケース3内にはクランク軸4が回転可能に設けられている。そして、クランク軸4のうちクランクケース3から突出する部位にはプーリ4Aが取付けられている。また、クランクケース3の上部側には例えば3個のシリンダ5が搭載されている。
そして、各シリンダ5内にはピストン(何れも図示せず)がそれぞれ往復動可能に挿嵌されている。これらのピストンは連接棒等を介してクランク軸4に連結され、クランク軸4の回転に応じて個々のシリンダ5内で往復動する。これにより、空気圧縮機1は、各シリンダ5内でピストンが往復動するときに、個々のシリンダ5内に空気を吸込んで圧縮し、タンク2に向けて圧縮空気を吐出するものである。そして、この圧縮空気はタンク2内に貯えられ、必要に応じて外部の空圧機器(図示せず)等に供給される。
6は例えばタンク2上に設けられた電動式のモータで、該モータ6は、クランク軸4を回転駆動するものである。この場合、モータ6の出力軸にはプーリ6Aが設けられ、このプーリ6Aはベルト等を介してクランク軸4側のプーリ4Aに連結されている。これにより、モータ6の作動時には、その回転がプーリ4A,6A、ベルト等を介してクランク軸4に伝達される。
7は空気圧縮機1に搭載されたマイクロコンピュータ等からなる制御装置で、該制御装置7は、圧縮機1の運転制御や通信端末装置11とのデータ通信を行うものである。ここで、制御装置7は、図2に示す如く、各種の演算処理を行うCPU7Aと、例えばA/D変換回路等からなる入力回路部7Bと、圧縮運転の開始を検出する運転検出部7Cと、モータ6を電源に対して接続,遮断する電源リレー7Dと、例えばLED、表示器、ブザー等からなる出力回路部7Eと、通信端末装置11とデータ通信を行う通信回路部7Fと、例えばROM、RAM、不揮発性メモリ等からなる記憶部7Gとによって構成されている。
この場合、入力回路部7Bには、例えば空気圧縮機1に搭載された振動センサ、温度センサ、圧力センサ等からなる各種のセンサ8が接続されている。また、記憶部7Gには、圧縮運転やデータ通信の制御に用いる各種のプログラムと、後述の運転履歴データ9等を含む各種のデータとが記憶されている。
そして、制御装置7は、各センサ8や運転検出部7Cによる検出結果と、記憶部7Gに記憶されたプログラムとに応じて圧縮機1の運転制御を行う。この運転制御の一例としては、例えばタンク2内の圧力等に応じて電源リレー7Dを開,閉し、圧縮機1を断続的に運転する圧力開閉式の制御(ON/OFF制御)がある。また、制御装置7は、必要に応じて出力回路部7Eを作動させることにより、圧縮機1の使用者等に各種の情報を報知する。
一方、通信回路部7Fは、例えば赤外線を用いたIrDA通信(Infrared Data Association)等の無線通信を行う通信ポート(図示せず)を有している。そして、制御装置7は、通信回路部7Fを介して通信端末装置11とデータ通信を行い、運転履歴データ9等を通信端末装置11に送信する。
9は制御装置7の記憶部7Gに更新可能に記憶された運転履歴データで、該運転履歴データ9は、圧縮機1が過去に使用されたときの運転状態(運転履歴)を表す各種の履歴データであり、そのデータ内容は、制御装置7の電源を切った状態でも保持される構成となっている。
ここで、運転履歴データ9には、図7、図10に示す如く、例えば圧縮機1に通電が行われた延べ時間である通電時間Tw、圧縮機1が実際に運転された延べ時間である運転時間To、単位時間当りの電源リレー7Dの開,閉頻度を示す運転頻度F等が含まれている。また、運転履歴データには、圧縮運転中の最高圧力、最低圧力や、圧縮機1の時間帯毎の運転パターン、各センサ8から出力された検出信号のデータ等も含まれている。
次に、図3ないし図8を参照しつつ、空気圧縮機1に用いられる携帯型の通信端末装置11について説明する。
この通信端末装置11は、例えば有線式または無線式の通信手段によって現在使用中の圧縮機1の制御装置7と接続され、この制御装置7との間でデータ通信を行うものである。この場合、通信端末装置11は、例えば圧縮機1の販売、メンテナンス等を行うメンテナンス員によって顧客先に携行され、顧客先に設置された圧縮機1に対して使用される。
また、通信端末装置11は、例えばPDA(Personal Digital Assistants)、携帯型パーソナルコンピュータ等からなり、後述のCPU12、入力操作部13、表示部19、通信回路部24、記憶回路25によって構成されている。
12は通信端末装置11に搭載されたCPU(中央演算処理回路)で、該CPU12は、メンテナンス員によって入力操作部13が操作されたときに、その操作内容に応じて表示部19の画面を切換えたり、データ通信や診断処理(図10参照)等を行うものである。
13はCPU12の入力側に接続された入力操作部13で、該入力操作部13は、例えば電源スイッチ等を含む各種の操作スイッチ14(図3参照)と、表示部19に表示される設定入力キー15、通信画面表示キー16、診断キー17、停止キー18等からなる複数種類のタッチキー(図6参照)とを含んで構成されている。
19はCPU12の出力側に接続された表示部で、該表示部19は、例えば液晶パネル等によって構成され、図6ないし図8に示す如く、後述の設定入力画面20、履歴データ表示画面22、仕様提案画面23等を表示するものである。また、表示部19は、入力操作部13の各タッチキー等を表示するタッチパネルとしての機能も有している。
そして、通信端末装置11の作動時には、例えば設定入力キー15、通信画面表示キー16または診断キー17の何れかをタッチ操作することにより、それぞれ設定入力画面20、履歴データ表示画面22または仕様提案画面23を表示させることができる。
20は例えば設定入力キー15を操作したときに表示部19に表示される設定入力画面で、該設定入力画面20は、図6に示す如く、例えば顧客先に設置された圧縮機1固有の設置環境や、顧客によってカスタマイズされた圧縮機1の設定等を設定・環境データ21として入力する画面である。
この設定・環境データ21には、例えば顧客先に設置された圧縮機1の機種、設置台数n、台数制御(圧縮機の運転台数を必要に応じて切換える制御)の有無、タンク2の容量、設置場所の温度t、要求空気圧、圧力損失、配管径、電源電圧、電源電流等が含まれている。そして、これらの設定・環境データ21は、設定入力画面20に設けられた複数個所の入力欄20Aにそれぞれ入力され、後述の記憶回路25に記憶される。
22は例えば通信画面表示キー16を操作したときに表示部19に表示される履歴データ表示画面で、該履歴データ表示画面22は、図7に示す如く、圧縮機1側の制御装置7から読込んだ運転履歴データ9を表示する画面である。
この場合、履歴データ表示画面22には、例えばタッチキー等からなる通信開始キー22Aが設けられ、この通信開始キー22Aが操作されたときには、後述の通信回路部24によって制御装置7との間でデータ通信が行われる。これにより、制御装置7の記憶部7Gに記憶された運転履歴データ9が通信端末装置11に読込まれ、この運転履歴データ9は記憶回路25に記憶される。
23は例えば診断キー17を操作したときに表示部19に表示される仕様提案画面で、該仕様提案画面23は、図8に示す如く、例えば圧縮機1の省エネルギ化を目的として、現在使用中の圧縮機1に対する機種または仕様の変更、追加タンク、インバータ式制御装置等の追加、設置環境の変更、運転時の設定変更等を顧客に提案する画面である。
ここで、診断キー17が操作されたときには、図10に示す如く、記憶回路25に記憶された運転履歴データ9と設定・環境データ21とを用いて、CPU12により所定の診断処理が実行される。そして、通信端末装置11は、この診断結果に応じて各種の提案内容(例えば、提案内容(1)〜(6)等)を作成すると共に、提案内容を具体的に実行するときに必要な数値等を演算し、これらの内容を仕様提案画面23の表示欄23Aに表示する。
また、通信端末装置11は、提案内容に適合する新規な圧縮機、または提案内容に適合する追加タンク、インバータ式制御装置等の付属品が、後述する仕様データ26の中にあるか否かを判定する。そして、適合する機種、付属品等があると判定した場合には、例えば図8中の表示欄23Aの項目(g)に示すように、該当する機種または付属品を選択し、これを表示する。
なお、図8では、例えば提案内容に適合する圧縮機を選択した場合を図示している。この場合、表示欄23Aには、例えば最大の省エネルギ効果が得られる1つの提案内容(1台の機種または付属品)のみを表示する構成としてもよく、または効果が得られる複数種類の提案内容(何台かの機種または付属品)を表示してメンテナンス員や顧客に選ばせる構成としてもよい。
さらに、仕様提案画面23には、表示した提案内容に応じて設備の変更を導入するときに必要な導入コストを表示する表示欄23Bと、この変更を行った場合に生じる消費電力及びコストの削減効果をそれぞれ試算して表示する他の表示欄23C,23Dとが設けられている。
24は例えばIrDA通信等の無線通信を行う通信回路部で、該通信回路部24は、制御装置7の通信回路部7Fとほぼ同様の通信ポート(図示せず)を有している。そして、通信回路部24は、制御装置7との間でデータ通信を行うことにより、その記憶部7Gから運転履歴データ9等を読込むものである。
25は仕様データ保持手段としての記憶回路で、該記憶回路25は、例えばROM、RAM、不揮発性メモリ等によって構成され、入力操作部13、表示部19及び通信回路部24を制御するためのプログラムと、図10に示す診断処理プログラムと、後述の仕様データ26とが予め記憶、保持されている。
26は記憶回路25に予め保持された仕様データで、該仕様データ26は、図5に示す如く、それぞれ仕様が異なる複数種類の圧縮機の仕様データと、追加タンク、制御装置等からなる複数種類の付属品の仕様データとを、圧縮機に関連した製品ラインナップとしてデータベース化したものである。なお、本実施の形態では、仕様データ26を通信端末装置11の記憶回路25に保持する構成としたが、後述の変形例(図11)に示すように、例えば仕様データ26を外部のサーバ等に保持する構成としてもよい。
そして、仕様データ26のうち、まず機種毎の仕様データについて述べると、この仕様データは、例えば圧縮機のタイプ(往復動型またはスクロール型)、吐出圧、吐出流量、タンク容量、モータ容量、消費電力、定格電流、運転方式(圧力検出式固定またはアンローダ式固定)、制御方式(インバータ式であるか否か)等を含むデータであり、この他にも圧縮機の性能、運転効率、運転コスト等に関連した各種のデータが含まれている。
また、付属品の仕様データには、例えば各種のタンク容量をもつ追加タンクの仕様データや、各種のインバータ式制御装置の仕様データ等が含まれている。この場合、本実施の形態では、仕様データ26として、圧縮機の仕様データと付属品の仕様データとを用いる構成としたが、圧縮機と付属品のうち何れか一方の仕様データのみを用いる構成としてもよい。
そして、通信端末装置11は、仕様データ26と提案内容とを比較することにより、設定・環境データ21と運転履歴データ9とに適合する機種、付属品等を製品ラインナップの中から選択し、これを表示するものである。
本実施の形態による通信端末装置11は上述の如き構成を有するもので、次に図9を参照しつつ、通信端末装置11を用いた作業手順について説明する。
まず、例えば圧縮機1のメンテナンス、販売等を行うメンテナンス員は、圧縮機1を購入した顧客先に通信端末装置11を携行する。そして、通信端末装置11の電源を投入し、設定入力キー15をタッチ操作すると、表示部19には、図6に示す如く、設定入力画面20が表示される。
そして、ステップ1では、メンテナンス員が顧客の説明等に従って通信端末装置11を操作することにより、設定入力画面20の各入力欄20Aに設定・環境データ21を入力する。
次に、ステップ2では、通信画面表示キー16をタッチ操作することにより、表示部19を履歴データ表示画面22に切換える。そして、ステップ3では、通信端末装置11の通信回路部24を現在使用中の圧縮機1(制御装置7)側の通信回路部7Fに向けた状態で、通信開始キー22Aをタッチ操作する。
これにより、ステップ4では、2つの通信回路部7F,24の間で赤外線通信が行われ、制御装置7の記憶部7Gに記憶された運転履歴データ9が通信端末装置11に読込まれる。そして、この運転履歴データ9は記憶回路25に記憶されると共に、図7に示すように履歴データ表示画面22に表示される。
次に、ステップ5では、診断キー17をタッチ操作することにより、表示部19を仕様提案画面23に切換える。これにより、ステップ6では、後述の診断処理が実行され、顧客への提案内容が作成されるので、ステップ7では、図8に示す如く、この提案内容を仕様提案画面23の表示欄23Aに表示する。このとき、提案内容を導入した場合の導入コストと、この提案内容による消費電力及びコストの削減効果とを試算し、試算結果を表示欄23B〜23Dに表示する。
次に、ステップ8では、ステップ6で作成した提案内容を用いて仕様データ26を検索することにより、製品ラインナップの中に提案内容に適合する機種、付属品等があるか否かを判定する。そして、ステップ8で「YES」と判定したときには、ステップ9で適合する機種や付属品を選択し、ステップ10では、その製品名を仕様提案画面23に表示する。また、ステップ8で「NO」と判定したときには、ステップ9,10を行うことなく終了する。
次に、図10を参照しつつ、運転履歴データ9と設定・環境データ21とを用いた診断処理について説明する。
まず、ステップ11では、記憶回路25に記憶された使用中の圧縮機1の運転履歴データ9(例えば、通電時間Tw、運転時間To、運転頻度F)と、設定・環境データ21(設置台数n、温度t)とを読出す。
次に、ステップ12では、例えば運転時間Toと通電時間Twとの割合(To/Tw)が時間の上限値Tよりも大きいか否かを判定する。そして、ステップ12で「YES」と判定したときには、圧縮運転を行っている時間が適切な使用状態と比較して長いから、ステップ13では、例えば提案内容(1)として、タンク2及びモ-タ6の大容量化、インバータ制御や台数制御の導入、圧縮機1の買替え等を推奨する。
また、ステップ12で「NO」と判定したときには、ステップ14で割合(To/Tw)が時間の下限値Tよりも小さいか否かを判定する。そして、ステップ14で「YES」と判定したときには、圧縮運転を行っている時間が短いから、ステップ15では、例えば提案内容(2)として、圧縮機1の設定圧力を低くすることを推奨したり、圧力検出式固定運転の実施、タンク2及びモ-タ6の小容量化等を提案する。
次に、ステップ16では、運転頻度Fと通電時間Twとの割合(F/Tw)が頻度の上限値Fよりも大きいか否かを判定する。そして、ステップ16で「YES」と判定したときには、圧縮機1の開閉制御中にON/OFF動作が頻繁に行われているので、ステップ17では、例えば提案内容(3)として、アンロ-ダ式固定運転の実施、タンク2及びモ-タ6の大容量化、インバータ制御や台数制御の導入、圧縮機1の買替え等を推奨する。
また、ステップ16で「NO」と判定したときには、圧縮機1のON/OFF動作があまり行われていないから、ステップ18では、例えば提案内容(4)として、タンク2及びモ-タ6の小容量化等を提案する。
次に、ステップ19では、圧縮機周囲の温度tが高温判定値Hよりも高いか否かを判定し、「YES」と判定したときには、環境温度が高過ぎるから、ステップ20では、例えば提案内容(5)として、圧縮機1の設置場所の変更、環境温度の低減等を提案する。また、ステップ19で「NO」と判定したときには、ステップ21の判定に移る。
次に、ステップ21では、使用中の圧縮機1の設置台数nが複数台数であるか否かを判定し、「YES」と判定したときには、後述のステップ25に移る。また、ステップ22では、運転頻度Fが頻度許容値Fmaxよりも大きいか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ25に移る。
また、ステップ23では、運転時間Toが時間許容値Tmax1よりも大きいか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ25に移る。さらに、ステップ24では、通電時間Twが他の時間許容値Tmax2よりも大きいか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ25に移る。一方、ステップ21〜24の全てで「NO」と判定したときには、ステップ25を行うことなく、ステップ26でリターンする。
次に、ステップ25では、各ステップ21〜24の何れかで判定した理由によって圧縮機1が余裕のない状態で使用されているから、例えば提案内容(6)として、インバータ制御や台数制御の導入、圧縮機1の買替え等を推奨し、ステップ26でリターンする。
かくして、本実施の形態によれば、通信端末装置11は、使用中の圧縮機1から運転履歴データ9を読込み、この運転履歴データ9と仕様データ26とを用いて運転履歴データ9等に適合する機種、付属品等を選択する構成としている。
これにより、例えば圧縮機1のメンテナンス、販売等を行うメンテナンス員は、顧客先に通信端末装置11を携行することができ、この通信端末装置11を顧客先で使用中の圧縮機1に接続して無線式または有線式のデータ通信を行うことができる。そして、通信端末装置11は、使用中の圧縮機1に記憶された運転履歴データ9を読込むことができ、この運転履歴データ9を表示部19(履歴データ表示画面22)に表示させることができる。
このため、メンテナンス員は、表示された運転履歴データ9に応じて圧縮機1の普段の運転状態、運転時の設定、設置環境等を容易に把握することができ、顧客に対して圧縮機1の取扱い等に関する適切なアドバイスを行うことができる。
また、通信端末装置11の記憶回路25には、例えば複数種類の圧縮機1の仕様と、追加タンク、インバータ式制御装置等からなる付属品の仕様とを、仕様データ26として予め保持しておくことができる。このため、メンテナンス員は、例えば仕様データ26を必要に応じて表示部19に表示させることにより、所望の機種、付属品等に関する詳細なデータを顧客先でも確認することができ、その製品ラインナップについて顧客に適切な説明を行うことができる。
また、通信端末装置11は、CPU12によって所定の診断処理を行うことにより、使用中の圧縮機1の運転履歴データ9を分析することができる。そして、この分析結果に適合する仕様の圧縮機1、付属品等が仕様データ26の中に存在する場合には、例えば1台または何台かの適合製品を選択してメンテナンス員や顧客に表示することができる。
これにより、メンテナンス員は、例えば多数の製品ラインナップが用意されていたり、商品知識が不足している場合でも、顧客の要望に適合する圧縮機1や付属品を簡単かつ速やかに選び出すことができる。従って、圧縮機1の買替え、付属品の追加等を顧客に対してスムーズに提案することができ、サービス性を向上させることができる。
また、通信端末装置11は、例えば顧客先の圧縮機1の仕様、運転時の設定、設置環境等に応じて各種の提案内容(例えば、提案内容(1)〜(6)等)を作成し、この提案内容も仕様提案画面23の表示欄23A等に表示するようにしている。さらに、提案した変更を導入するのに必要な導入コストと、この変更を導入した場合の消費電力及びコスト(電気料金)の削減効果等も試算し、これらの試算内容を表示欄23B〜23Dに表示している。
これにより、例えば顧客が圧縮機1の買替えを望まない場合でも、現在使用中の圧縮機1に対して導入可能な各種の変更を提案することができ、しかも変更を行った場合の対費用効果等も判り易く示すことができるから、顧客の要望に応じてきめ細やかなサービスを行うことができる。
なお、前記実施の形態では、図9中のステップ4が履歴データ読込手段の具体例を示し、ステップ8,9が仕様選択手段の具体例を示している。
また、実施の形態では、仕様データ26を通信端末装置11の記憶回路25に保持する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図11に示す変形例のように、端末装置の本体から離れた記憶装置に仕様データ26を保持する構成としてもよい。この場合、仕様データ26は、例えばサーバ等の記憶装置101に記憶、保持されており、この記憶装置101は仕様データ保持手段を構成している。そして、通信端末装置11′は、例えば携帯電話、PDA等の無線通信装置102を介して記憶装置101とデータ通信することにより、記憶装置101から仕様データ26を読込む構成としてもよい。
また、実施の形態では、仕様データ26として、圧縮機の仕様データと付属品の仕様データとを用いる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、圧縮機と付属品のうち何れか一方の仕様データのみを用いる構成としてもよい。
また、実施の形態では、例えば図8中の表示欄23Aの項目(g)に示す如く、提案内容に適合する圧縮機1を選択し、その機種名を表示する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば提案内容に適合する追加タンク、制御装置7等からなる付属品を選択し、その機種名を表示する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、例えばIrDA等の無線通信手段によって通信端末装置11と制御装置7とを接続する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば電波等を用いた他の無線通信手段、または信号線等を用いた有線通信手段によって通信端末装置11と制御装置7とを接続する構成としてもよい。
一方、実施の形態では、通信端末装置11が接続される圧縮機として、往復動型の空気圧縮機1を例に挙げて述べた。しかし、本発明はこれに限らず、例えば渦巻状のラップ部を有する2つのスクロールを相対的に旋回運動させることにより各スクロールのラップ部の間で圧縮動作を行う構成としたスクロール型の圧縮機に適用してもよい。
また、本発明の通信端末装置11は、空気圧縮機1に限らず、例えば冷媒圧縮機、真空ポンプ等の流体機械に適用してもよく、さらにはエアコン、クーラ等を含む各種の機器にも広く適用できるものである。
本発明の実施の形態に適用される空気圧縮機を示す正面図である。 空気圧縮機の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態による通信端末装置を示す斜視図である。 通信端末装置の回路構成を示す回路図である。 通信端末装置の記憶回路に記憶された圧縮機及びその付属品の仕様データを示す説明図である。 設定入力画面を示す正面図である。 履歴データ表示画面を示す正面図である。 仕様提案画面を示す正面図である。 通信端末装置を用いた作業手順を示す流れ図である。 図9中の診断処理を示す流れ図である。 本発明の変形例による通信端末装置を空気圧縮機と共に示す全体構成図である。
符号の説明
1 空気圧縮機(流体機械)
2 タンク
5 シリンダ
6 モータ
7 制御装置
9 運転履歴データ
11,11′ 通信端末装置
12 CPU
13 入力操作部
19 表示部
20 設定入力画面
21 設定・環境データ
22 履歴データ表示画面
23 仕様提案画面
24 通信回路部
25 記憶回路(仕様データ保持手段)
26 仕様データ
101 記憶装置(仕様データ保持手段)

Claims (2)

  1. 運転状態の履歴データを記憶している使用中の機器に接続され前記機器に記憶された前記履歴データを読込む履歴データ読込手段と、
    前記使用中の機器を含めて複数種類の機器および/またはその付属品の仕様が仕様データとして保持された仕様データ保持手段と、
    前記仕様データ保持手段に保持された前記仕様データの中から前記履歴データ読込手段で読込んだ前記運転状態の履歴データに適合する機器および/または付属品の仕様を選択する仕様選択手段とから構成してなる仕様選択システム。
  2. 圧縮運転を行うときに運転状態の履歴データを記憶している使用中の流体機械に接続され前記流体機械に記憶された前記履歴データを読込む履歴データ読込手段と、
    前記使用中の流体機械を含めて複数種類の流体機械および/またはその付属品の仕様が仕様データとして保持された仕様データ保持手段と、
    前記仕様データ保持手段に保持された前記仕様データの中から前記履歴データ読込手段で読込んだ前記運転状態の履歴データに適合する流体機械および/または付属品の仕様を選択する仕様選択手段とから構成してなる仕様選択システム。
JP2006099482A 2006-03-31 2006-03-31 仕様選択システム Pending JP2007272707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099482A JP2007272707A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 仕様選択システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099482A JP2007272707A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 仕様選択システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007272707A true JP2007272707A (ja) 2007-10-18

Family

ID=38675427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006099482A Pending JP2007272707A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 仕様選択システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007272707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152745A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Amadera Kuatsu Kogyo Kk エアーコンプレッサ管理システム及び方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003271801A (ja) * 2002-03-18 2003-09-26 Hitachi Ltd 電気製品のマーケティング方法およびシステム
JP2004046413A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Daikin Ind Ltd 省エネルギー用部品/省エネルギー用機器の導入関連情報提供装置
JP2004102802A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Hitachi Ltd 顧客サポートシステム及び民生機器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003271801A (ja) * 2002-03-18 2003-09-26 Hitachi Ltd 電気製品のマーケティング方法およびシステム
JP2004046413A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Daikin Ind Ltd 省エネルギー用部品/省エネルギー用機器の導入関連情報提供装置
JP2004102802A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Hitachi Ltd 顧客サポートシステム及び民生機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152745A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Amadera Kuatsu Kogyo Kk エアーコンプレッサ管理システム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110276656B (zh) 家电设备、服务器、程序、通信终端
JP6690720B2 (ja) 故障診断システム及び管理システム
US20130188046A1 (en) Home appliance, diagnostic apparatus and method
CN106288222B (zh) 空调设备、基于移动设备的空调控制方法、装置和系统
KR20100123485A (ko) 공기조화기 진단방법 및 이를 수행하는 휴대 단말 장치
JP5887217B2 (ja) 機械設備の管理システム
EP1548679A2 (en) Monitoring system and method for home appliances
US6742209B2 (en) System for providing washing machine operation information and method for the same
JP6217421B2 (ja) 空気圧縮機および空気圧縮機制御システム
JP2004215125A (ja) ネットワーク対応家電製品
JP2007272707A (ja) 仕様選択システム
JP3747798B2 (ja) 省エネルギ支援サービス及び冷凍空調装置のサービスシステム
JP2008002752A (ja) 空気調和機管理システム及びこれに用いる空気調和機
JPH10267327A (ja) 空気調和機とそのメンテナンス装置
CN112680925B (zh) 检测洗衣机故障的装置
JP2011242085A (ja) 空気調和機
JPH04252883A (ja) 真空ポンプ及びその運転方法
JP2020070943A (ja) 冷凍システム
JP7413571B2 (ja) 圧縮機及び圧縮機システム
KR20130023014A (ko) 차량용 공조장치
BE1028675B1 (nl) Werkwijze voor het beheren van een compressor
CN215618202U (zh) 一种机器人工作状态提示装置及机器人
US20140183212A1 (en) Vending machine with temperature-control device
BE1028672B1 (nl) Werkwijze voor het beheren van een compressor
JP2001255060A (ja) コンテナ用冷凍装置のコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110310

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110311

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111004