JP2011242085A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを削減してメンテナンスを容易にできる空気調和機を提供する。
【解決手段】室内ユニット10に配されて第1通信端子13aを有する室内通信部13と、室外ユニット30に配されて第2通信端子33aを有する室外通信部33と、所定周期で取得される室内ユニット10及び室外ユニット30の運転状況を示す運転状況データを所定期間分記憶して随時更新する第1記憶部15、35と、異常発生時に第1記憶部15、35に記憶済の運転状況データが書き込まれる不揮発性の第2記憶部14、34とを備え、室内通信部13と室外通信部33との間で駆動用データを送受信して駆動される空気調和機1において、第1通信端子13aまたは第2通信端子33aに通信線6と重複して接続される外部機器2から運転状況データの読出し要求があった際に、第2記憶部14、34に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して送信した。
【選択図】図3

Description

本発明は、室内ユニットと室外ユニットとを備えた空気調和機及び空気調和機システムに関する。
従来の空気調和機は異常が発生した場合に、使用者によって電話故障相談受付センター、販売店、サービス店等に修理が依頼される。電話故障相談受付センターでは異常状態や異常状態に至る運転環境等の情報を使用者から直接収集する。販売店やサービス店ではサービスマンが使用者宅へ出向いて異常が発生した空気調和機の状態を確認し、使用者から異常状態に至った経緯などを収集する。
しかしながら、近年の空気調和機は制御が非常に複雑化しているため、異常停止に至る要因は多岐にわたる。このため、異常発生の状態から要因を特定することは困難となっている。また、電話故障相談受付センターに寄せられる情報は一般使用者である顧客からであるため正確ではないことも多く、異常要因の特定を困難にしている。販売店やサービス店でも同様に、空気調和機の構造や電装回路に関してサービスマンによる目視による異常要因の特定は困難である。
上記の問題を解決するために、特許文献1には異常発生時の運転状況データを取得できる空気調和機が開示されている。この空気調和機は室内に配される室内ユニットと室外に配される室外ユニットとを備えたスプリット型に構成される。室内ユニットには各部を制御する室内制御装置(マイクロコンピュータ)が設けられる。室内制御装置には各種のセンサ、室内通信部及びメモリが接続される。
室外ユニットには同様に各部を制御する室外制御装置(マイクロコンピュータ)が設けられる。室外制御装置には各種のセンサ及び室外通信部が接続される。また、室内ユニット及び室外ユニットにはサービス用外部端子が設けられる。
空気調和機の運転が開始されると、室内ユニット及び室外ユニットの各種センサによって検知データが取得される。室外ユニットの各種センサで検知される検知データは室外通信部から送信され、室内通信部で受信される。各検知データには運転状況を示す運転状況データが含まれ、メモリの容量に応じて所定周期で取得される一定量の運転状況データがメモリに記憶されて随時更新される。
室内制御装置は各検知データに基づいて室内ユニットの各部を制御するとともに、室内通信部から制御データを送信する。室外制御装置は室外通信部で受信した制御データに基づいて室外ユニットの各部を制御する。これにより、空気調和機が運転される。
空気調和機の異常が発生した場合にサービスマンによってパーソナルコンピュータ等の外部機器がサービス用外部端子に接続され、運転状況データの転送要求が送信される。空気調和機は転送要求を受信するとメモリに記憶された運転状況データを取り出してサービス用外部端子に送る。これにより、外部機器によって異常が発生した直前の運転状況データを読み出し、異常の内容や原因を迅速に把握してメンテナンスを容易に行うことができる。
特許第2902730号公報(第2頁−第4頁、第8図)
しかしながら、上記従来の空気調和機によると、異常発生時に運転状況データを取得するためのサービス用外部端子が設けられるため空気調和機のコストが大きくなる問題があった。
本発明は、コストを削減してメンテナンスを容易に行うことのできる空気調和機及びそれを備えた空気調和機システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、室内ユニットと、室外ユニットと、前記室内ユニットに配されて第1通信端子を有する室内通信部と、前記室外ユニットに配されるとともに通信線を介して第1通信端子に接続される第2通信端子を有して前記室内通信部と通信を行う室外通信部と、所定周期で取得される前記室内ユニット及び前記室外ユニットの運転状況を示す運転状況データを所定期間分記憶して随時更新する第1記憶部と、異常発生時に第1記憶部に記憶済の前記運転状況データが書き込まれる不揮発性の第2記憶部とを備え、前記室内通信部と前記室外通信部との間で駆動用データを送受信して駆動される空気調和機において、
第1通信端子または第2通信端子に前記通信線と重複して接続される外部機器から前記運転状況データの読出し要求があった際に、第2記憶部に記憶された前記運転状況データを前記駆動用データに付加して前記室内通信部または前記室外通信部から送信することを特徴としている。
この構成によると、空気調和機の運転が開始されると、室内ユニット及び室外ユニットの各種センサによって検知データが取得される。室外ユニットの各種センサで検知された検知データから成る駆動用データは室外通信部の第2通信端子から通信線を介して送信され、室内通信部の第1通信端子で受信される。室内ユニットは各検知データに基づいて室内ユニットの各部を制御するとともに、室内通信部の第1通信端子から通信線を介して制御データから成る駆動用データを送信する。室外ユニットは室外通信部で受信した駆動用データに基づいて室外ユニットの各部を制御する。これにより、空気調和機が運転される。また、各検知データ及び制御データには運転状況を示す運転状況データが含まれ、第1記憶部の容量等に応じて一定量の運転状況データが第1記憶部に記憶されて随時更新される。
空気調和機の異常が発生すると、第1記憶部に記憶された運転状況データが不揮発性のフラッシュメモリ等の第2記憶部に書き込まれる。サービスマンによってパーソナルコンピュータ等の外部機器が通信線と重複して第1通信端子または第2通信端子に接続され、運転状況データの読み出し要求が送信される。空気調和機は読み出し要求を受信すると第2記憶部に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して室内通信部または室外通信部から送信する。これにより、異常が発生した直前の運転状況データが外部機器によって取得される。第1記憶部や第2記憶部は室内ユニット及び室外ユニットの一方に設けてもよく、両方に設けてもよい。
また本発明は、上記構成の空気調和機において、前記室内通信部及び前記室外通信部は、前記読出し要求の受領を示すデータを送信した後に、前記運転状況データを付加した前記駆動用データを送信することを特徴としている。この構成によると、室内ユニットまたは室外ユニットは読み出し要求を受信すると読出し要求の受領を示すデータを送信する。外部機器は読出し要求の受領を示すデータを受信すると読み出し要求を停止し、受信待機状態になる。
また本発明は、上記構成の空気調和機において、第1通信端子または第2通信端子に接続される外部機器から監視要求があった際に、第1記憶部に記憶された前記運転状況データを前記駆動用データに付加して前記室内通信部または前記室外通信部から送信することを特徴としている。
この構成によると、サービスマンによってパーソナルコンピュータ等の外部機器が第1通信端子または第2通信端子に接続され、監視要求が送信される。空気調和機は監視要求を受信すると第1記憶部に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して室内通信部または室外通信部から送信する。これにより、空気調和機を運転しながら外部機器によって空気調和機の運転状況データが随時取得され、空気調和機の運転状況が監視される。
また本発明は、上記構成の空気調和機において、前記室内通信部及び前記室外通信部は、前記監視要求の受領を示すデータを送信した後に、前記運転状況データを付加した前記駆動用データを送信することを特徴としている。この構成によると、室内ユニットまたは室外ユニットは監視要求を受信すると監視要求の受領を示すデータを送信する。外部機器は監視要求の受領を示すデータを受信すると監視要求を停止し、受信待機状態になる。
また本発明は、上記構成の空気調和機において、異常発生時に第1記憶部に記憶済の前記運転状況データを第2記憶部に書き込むとともに、所定期間前記運転状況データを取得して第2記憶部に書き込むことを特徴としている。
この構成によると、空気調和機の異常が発生すると、第1記憶部に記憶された運転状況データが第2記憶部に書き込まれる。また、新たに所定期間取得された運転状況データが第2記憶部に書き込まれる。空気調和機は読み出し要求を受信すると第2記憶部に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して室内通信部または室外通信部から送信する。これにより、異常が発生した直前及び直後の運転状況データが外部機器によって取得される。
また本発明の空気調和機システムは、上記各構成の空気調和機と、前記外部機器を構成するパーソナルコンピュータとを備えたことを特徴としている。
本発明によると、室内通信部の第1通信端子と室外通信部の第2通信端子との間で検知データや制御データから成る駆動用データを送受信して空気調和機を駆動する。室内ユニット及び室外ユニットの運転状況データは随時第1記憶部に記憶されて更新され、異常が発生すると第1記憶部に記憶済の運転状況データが第2記憶部に書き込まれる。そして、第1通信端子または第2通信端子に通信線と重複して接続される外部機器から運転状況データの読出し要求があった際に、第2記憶部に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して送信する。これにより、異常発生直前の運転状況データを外部機器から取得することができ、異常の内容や原因を迅速に把握してメンテナンスを容易に行うことができる。また、サービス用外部端子を別途設ける必要がなく、空気調和機のコストを削減することができる。
本発明の実施形態の空気調和機システムを示す構成図 本発明の実施形態の空気調和機の構成を示すブロック図 本発明の実施形態の空気調和機の室内ユニットの動作を示すフローチャート 本発明の実施形態の空気調和機の室内ユニットの動作を示すフローチャート 本発明の実施形態の空気調和機の室内ユニット及び室内ユニットの異常発生時の動作を示すフローチャート 本発明の実施形態の空気調和機の通常運転時のRAM及びROMのデータ配置を示す図 本発明の実施形態の空気調和機の異常発生時のRAM及びROMのデータ配置を示す図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の空気調和機を備えた空気調和機システムの構成図を示している。空気調和機1は室内に配される室内ユニット10と室外に配される室外ユニット30とを備えたスプリット型に構成される。室内ユニット10と室外ユニット30とは冷媒が流通する冷媒管8により接続され、冷媒の流通によって冷凍サイクルが運転される。
室内ユニット10には室内制御装置11が設けられ、室外ユニット20には室外制御装置31が設けられる。室内制御装置11に設けた室内通信部13(図2参照)の第1通信端子13aと室外制御装置31に設けた室外通信部33(図2参照)の第2通信端子33aとは通信線6で接続される。通信線6は一本の信号線により形成され、シリアル通信により駆動用データを互いに送受信する。駆動用データは詳細を後述するように、室内ユニット10から送信される室外ユニット30の制御データや、室外ユニット30から送信される各種センサの検知データから成っている。
また、第1通信端子13a及び第2通信端子33aには通信線6と重複して接続される通信線3によって外部機器であるパーソナルコンピュータ2を接続することができる。空気調和機1及びパーソナルコンピュータ2によって空気調和機1の運転状況を把握してメンテナンスを行う空気調和機システムが構成される。尚、通信線3を第1通信端子13aに接続してもよく、第2通信端子33aに接続してもよい。
図2は空気調和機1の構成を示すブロック図である。室内ユニット10の室内制御装置11にはシステムバス17で互いに接続されたCPU12、室内通信部13、ROM14、RAM15及び入出力回路16が設けられる。入出力回路16には熱交温度センサ21、室内温度センサ22、運転LED23、ファンモータ24、ルーバモータ25が接続される。
室外ユニット30の室外制御装置31は室内制御装置11と同様に構成され、システムバス37で互いに接続されたCPU32、室外通信部33、ROM34、RAM35及び入出力回路36が設けられる。入出力回路36には吐出温度センサ41、外気温度センサ42、コンプレッサ43、ファンモータ44、四方弁45が接続される。
CPU12は室内ユニット10の各部を制御するとともに室外ユニット30の各部を制御するための制御データを作成する。CPU32はCPU12で作成された制御データに基づいて室外ユニット30の各部を制御する。室内通信部13及び室外通信部33は第1、第2通信端子13a、33aに接続される通信線6を介してシリアル通信を行う。また、室内通信部13及び室外通信部33には通信線6と一体に束ねられる電源線7が接続され、室内ユニット10から室外ユニット30の各部に電力が供給される。
ROM14、34(第2記憶部)はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性のメモリから成り、制御プログラムを格納する。RAM15、35(第1記憶部)はCPU12、32による演算の一時記憶を行う。
また、RAM15、35には空気調和機1の運転状況を示す運転状況データが記憶される。運転状況データは各種の検知データや制御データに含まれ、例えば、室内温度、室内熱交換器の温度、外気温度、コンプレッサ43の吐出温度、コンプレッサ43の運転周波数等のデータから成る。運転状況データはRAM15、35の容量に応じて所定周期で所定期間分だけ記憶され、古いデータから順に随時更新される。
熱交温度センサ21は室内ユニット10に設けられる室内熱交換器(不図示)の温度を検知する。室内温度センサ22は室内温度を検知する。運転LED23は空気調和機1の駆動時に点灯される。ファンモータ24は室内ユニット10に設けられる送風ファン(不図示)を駆動する。ルーバモータ25は室内ユニット10の吹出口(不図示)に配されたルーバ(不図示)を駆動し、吹出口から送出される気流の風向を可変する。
外気温度センサ42は外気温度を検知する。コンプレッサ43は室外ユニット30に設けられ、コンプレッサ43の駆動によって冷媒管8に冷媒が流通して冷凍サイクルが運転される。吐出温度センサ41はコンプレッサ43から吐出される冷媒の温度(吐出温度)を検知する。ファンモータ44は室外ユニット30に設けられる送風ファン(不図示)を駆動する。四方弁45は暖房運転と冷房運転とを切り換える。
図3は室内ユニット10の動作を示すフローチャートである。また、図4は室外ユニット30の動作を示すフローチャートである。室内ユニット10と室外ユニット30とは同様の動作を行うので並行して説明する。両者の動作の主な相違点は、室外ユニット30は受信待機状態で所定周期のデータ検知時期になると各センサによるデータ検知を行って室内ユニット10に送信する。室内ユニット10は受信待機状態で室外ユニット30から送られた検知データを受信して制御データを室外ユニット30に送信する。
空気調和機1の運転が開始されると室内ユニット10はステップ#11でフラグF1が初期化され、室外ユニット30はステップ#51でフラグF2が初期化される。フラグF1、F2は通常の運転時に初期化して0が代入される。パーソナルコンピュータ2から運転状況データの読み出し要求があるとフラグF1、F2には1が代入される。パーソナルコンピュータ2から空気調和機1の監視要求があるとフラグF1、F2には2が代入される。
ステップ#12、#52では異常が発生したか否かが判別される。異常が発生した場合はステップ#13、#53で後述する異常時処理に移行する。異常が発生していない場合に室内ユニット10はステップ#15で室内通信部13がデータを受信したか否かが判断される。室内通信部13がデータを受信していない場合はステップ#12〜#15が繰り返し行われ、受信待機状態になる。
異常が発生していない場合に室外ユニット30はステップ#54でデータの検知時期か否かが判断される。各種センサによるデータは空気調和機1の始動時や所定の周期で検知され、データの検知時期になるとステップ#72に移行する。そして、後述するようにステップ#79で検知データから成る駆動用データを送信する。データの検知時期でない場合に室外ユニット30はステップ#55で室外通信部33がデータを受信したか否かが判断される。室外通信部33がデータを受信していない場合はステップ#52〜#55が繰り返し行われ、受信待機状態になる。
室内通信部13が通信線6または通信線3を介してデータを受信するとステップ#16に移行する。室外通信部33が通信線6または通信線3を介してデータを受信するとステップ#56に移行する。
ステップ#16、#56ではそれぞれフラグF1、F2が0か否かが判断される。フラグF1、F2が0でない場合はステップ#31、#71に移行する。フラグF1、F2が0の場合はステップ#17、#57に移行し、受信したデータがパーソナルコンピュータ2からの空気調和機1の監視要求か否かが判断される。監視要求の場合はステップ#19、#59でフラグF1、F2に2が代入され、ステップ#21、#61に移行する。
監視要求でない場合はステップ#18、#58に移行し、受信したデータがパーソナルコンピュータ2からの運転状況データの読み出し要求か否かが判断される。読み出し要求の場合はステップ#20、#60でそれぞれフラグF1、F2に1が代入され、ステップ#21、#61に移行する。
ステップ#21、#61では監視要求または読み出し要求の受領済を示すフラグを設定した通信データが室内通信部13または室外通信部33から送信される。そして、ステップ#12、#52にそれぞれ戻る。パーソナルコンピュータ2は受領済を示す通信データを室内通信部13及び室外通信部33から受信すると監視要求または読み出し要求を停止し、受信を待機する。
室内ユニット10では受信したデータが読み出し要求でない場合は室外ユニット30から送信された検知データから成る駆動用データであるのでステップ#31に移行する。ステップ#31では室内ユニット10の各種センサによる検知データが取得される。ステップ#32では室内ユニット10の検知データ及び室外ユニット30の検知データに基づいて、室内ユニット10の各部が制御される。ステップ#33では室内ユニット10の検知データ及び制御データから取得される運転状況データがRAM15に記憶される。
室外ユニット30では受信したデータが読み出し要求でない場合は室内ユニット10から送信された制御データから成る駆動用データであるのでステップ#71に移行する。ステップ#71では室内ユニット10から送られた制御データから成る駆動用データに基づいて、室外ユニット30の各部が制御される。そして、ステップ#52に戻る。これにより、空気調和機1が運転される。
また、ステップ#54の判断でデータ検知時期になると、ステップ#72で室外ユニット30の各種センサによる検知データが取得される。ステップ#73では室外ユニット30の検知データ及び制御データから取得される運転状況データがRAM35に記憶される。
ステップ#34、#74ではフラグF1、F2が判別される。フラグF1、F2が0の場合はそれぞれステップ#39、#79に移行する。
ステップ#39では室外ユニット30の制御データから成る駆動用データが室内通信部13から送信される。これにより、前述のステップ#71で室外ユニット30が制御される。そして、ステップ#12に戻り、ステップ#12〜#39が繰り返される間にステップ#33で運転状況データが所定周期でRAM15に蓄積される。
また、ステップ#79では室外ユニット30の検知データから成る駆動用データが室外通信部33から送信される。これにより、前述のステップ#15で室内ユニット10が駆動用データを受信し、室内ユニット10が制御される(ステップ#32)とともに室外ユニット30の制御データが送信される(ステップ#39)。そして、ステップ#52に戻り、ステップ#52〜#79が繰り返される間にステップ#73で運転状況データが所定周期でRAM35に蓄積される。
図6はこの時のRAM15及びROM14のデータ配置を示す図である。RAM15には通信データが一時記憶されるとともに、所定周期(時刻t0、t1、t2、・・・)で運転状況データがRAM15の容量に応じて所定期間分だけ保存される。ROM14には制御プログラムが格納される。尚、RAM35、ROM34も同様のデータ配置になっている。
ステップ#35〜#38及びステップ#75〜#78については後述する。
図5は異常時処理の動作を示すフローチャートを示している。図3、図4のステップ#13、#53で異常時処理に移行すると、ステップ#91で異常状態を示すデータが室内送信部13または室外送信部33から送信される。これにより、室内ユニット10で発生した異常を室外ユニット30で認識することができ、室外ユニット30で発生した異常を室内ユニット10で認識することができる。
ステップ#92では図7に示すように、RAM15、35に記憶済の運転状況データがそれぞれROM14、34にコピーして書き込まれる。これにより、異常発生直前の運転状況データが不揮発性のROM14、34に格納される。
ステップ#93では異常発生後に所定期間継続して運転状況データが所定周期で取得され、RAM15、35に書き込まれる。ステップ#94では異常発生後に取得した運転状況データがRAM15、35からROM14、34にコピーして書き込まれる。これにより、異常発生直後の所定期間の運転状況データが不揮発性のROM14、34に格納される。この時、取得された運転状況データをROM14、34に直接書き込んでもよい。そして、図3、図4のフローチャートに戻る。
図3のステップ#34及び図4のステップ#74の判断でフラグF1、F2が1の場合はステップ#35、#75に移行する。ステップ#35、#75ではそれぞれROM14、34から運転状況データが読み出される。ステップ#36、#76ではフラグF1、F2にそれぞれ2が代入される。ステップ#38、#78ではROM14、34から運転状況データが駆動用データに付加される。
ステップ#34及びステップ#74の判断でフラグF1、F2が2の場合はステップ#37、#77に移行する。ステップ#37、#77ではそれぞれRAM15、35から運転状況データが読み出される。ステップ#38、#78ではRAM15、35から運転状況データが駆動用データに付加される。
そして、ステップ#39で室内通信部13から運転状況データを付加した制御データから成る駆動用データが送信される。また、ステップ#79で室外通信部33から運転状況データを付加した検知データから成る駆動用データが送信される。
これにより、室内ユニット10及び室外ユニット30は受信した通信データから駆動用データを取り出して空気調和機1の運転を継続する。この時、フラグF1、F2が2であるため、運転状況データを付加した駆動用データの送信が継続される。また、パーソナルコンピュータ2は受信した通信データから運転状況データを取り出して運転状況を監視できるとともに、異常発生時の状況を把握することができる。
尚、ステップ#36、#76でフラグF1、F2にそれぞれ2が代入される。このため、ROM14、34から異常発生時の運転状況データが読み出された後はRAM15、35から運転中の運転状況データが読み出されて駆動用データに付加され、運転状況が監視される。
本実施形態によると、室内通信部13の第1通信端子13aと室外通信部33の第2通信端子33aとの間で検知データ及び制御データから成る駆動用データを送受信して空気調和機1を駆動する。室内ユニット10及び室外ユニット30の運転状況データは随時RAM15、35(第1記憶部)に記憶されて更新され、異常が発生するとRAM15、35に記憶済の運転状況データがROM14、34(第2記憶部)に書き込まれる。
そして、第1通信端子13aまたは第2通信端子33aに通信線6と重複して接続されるパーソナルコンピュータ2から運転状況データの読出し要求があった際に、ROM14、34に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して送信する。これにより、異常発生直前の運転状況データをパーソナルコンピュータ2から取得することができ、異常の内容や原因を迅速に把握してメンテナンスを容易に行うことができる。また、従来例のようなサービス用外部端子を別途設ける必要がなく、空気調和機1のコストを削減することができる。
また、第1通信端子13aまたは第2通信端子33aに接続されるパーソナルコンピュータ2から監視要求があった際に、RAM15、35に記憶された運転状況データを駆動用データに付加して室内通信部13及び室外通信部33から送信する。これにより、空気調和機1を運転しながらパーソナルコンピュータ2によって空気調和機1の運転状況データが随時取得され、運転状況を容易に監視することができる。従って、異常な運転状況で空気調和機1を駆動して異常状態をより正確に把握することができる。
また、室内通信部13及び室外通信部33は読み出し要求または監視要求の受領を示すデータを送信した後に、運転状況データを付加した駆動用データを送信する。このため、パーソナルコンピュータ2は読み出し要求または監視要求の受領を示すデータを受信して読み出し要求または監視要求を停止して受信を待機することができる。これにより、シリアル通信によって容易に運転状況データをパーソナルコンピュータ2により受信することができる。
また、異常発生時にRAM15、35に記憶済の運転状況データをROM14、34に書き込むとともに、所定期間だけ運転状況データを取得してROM14、34に書き込むので、異常が発生した直前及び直後の運転状況データをパーソナルコンピュータ2により取得することができる。
本実施形態において、室内ユニット10の運転状況データをRAM15及びROM14に記憶し、室外ユニット30の運転状況データをRAM35及びROM34に記憶している。RAM(第1記憶部)やROM(第2記憶部)を室内ユニット10及び室外ユニット30の一方に設け、他方の運転状況データを通信により取得して記憶してもよい。この時、運転状況データを付加した駆動用データは室内通信部13または室外通信部33の一方から送信される。
また、通信線3により接続される外部機器であるパーソナルコンピュータ2を専用の診断装置にしてもよい。しかし、汎用のパーソナルコンピュータ2を用いることで安価に運転状況データを取得することができる。
本発明によると、室内ユニットと室外ユニットとを備えた空気調和機に利用することができる。
1 空気調和機
2 パーソナルコンピュータ
3、6 通信線
7 電源線
8 冷媒管
10 室内ユニット
11 室内制御装置
12、32 CPU
13 室内通信部
13a 第1通信端子
14、34 ROM
15、35 RAM
16、36 入出力回路
21 熱交温度センサ
22 室内温度センサ
23 運転LED
24、44 ファンモータ
25 ルーバモータ
30 室外ユニット
31 室外制御装置
33 室外通信部
33a 第2通信端子
41 吐出温度センサ
42 外気温度センサ
43 コンプレッサ
45 四方弁

Claims (6)

  1. 室内ユニットと、室外ユニットと、前記室内ユニットに配されて第1通信端子を有する室内通信部と、前記室外ユニットに配されるとともに通信線を介して第1通信端子に接続される第2通信端子を有して前記室内通信部と通信を行う室外通信部と、所定周期で取得される前記室内ユニット及び前記室外ユニットの運転状況を示す運転状況データを所定期間分記憶して随時更新する第1記憶部と、異常発生時に第1記憶部に記憶済の前記運転状況データが書き込まれる不揮発性の第2記憶部とを備え、前記室内通信部と前記室外通信部との間で駆動用データを送受信して駆動される空気調和機において、
    第1通信端子または第2通信端子に前記通信線と重複して接続される外部機器から前記運転状況データの読出し要求があった際に、第2記憶部に記憶された前記運転状況データを前記駆動用データに付加して前記室内通信部または前記室外通信部から送信することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室内通信部及び前記室外通信部は、前記読出し要求の受領を示すデータを送信した後に、前記運転状況データを付加した前記駆動用データを送信することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 第1通信端子または第2通信端子に接続される外部機器から監視要求があった際に、第1記憶部に記憶された前記運転状況データを前記駆動用データに付加して前記室内通信部または前記室外通信部から送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内通信部及び前記室外通信部は、前記監視要求の受領を示すデータを送信した後に、前記運転状況データを付加した前記駆動用データを送信することを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 異常発生時に第1記憶部に記憶済の前記運転状況データを第2記憶部に書き込むとともに、所定期間前記運転状況データを取得して第2記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の空気調和機と、前記外部機器を構成するパーソナルコンピュータとを備えたことを特徴とする空気調和機システム。
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