JP6671837B2 - アドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法 - Google Patents

アドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、アドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法に関するものである。
複数の装置が通信媒体によって接続されるシステムとして、例えば図8の模式図に示されるように、1台の室外機101及び複数の室内機102が、冷媒配管及び通信媒体(通信ネットワーク)104により接続される空調システム(マルチ空調機)100が開発されている。なお、図8に示される室内機102はリモコン106による制御が可能とされている。
このような空調システムにおいて、特許文献1には、装置の電源投入時に通信手段で互いの冷媒仕様、能力ランク又は機種形態を認識し、室外ユニットが接続可能判定をすることにより、空調システムの運転を開始する前に接続異常判定するものが開示されている。
ここで、通信媒体104で情報の送受信を可能とするためには、各室内機102に対するアドレスの設定が必要である。
従来のアドレス設定では、図8のように冷媒配管系統が1系統のみの場合、室外機101のアドレスを固定し自動的にそのネットワーク内の室内機102のアドレスを採番することで自動アドレス設定を実施していた。図8の例では、室外機101を示す矩形内の数字が室外機101の番号(アドレス)である。また、室内機102を示す円内の数字のうち、左上の数字は接続されている室外機101の番号であり、右下の数字は例えば室外機101との通信の確定順に設定される室内機102の番号であり、これらを組み合わせたものが室内機102毎のアドレスとされる。
特開2006−78043号公報
一方、図9に示されるように、冷媒配管系統が2系統以上の複数になると、一つの室内機102に対して複数の室外機101が通信媒体104によって接続されている場合がある。このような場合には室内機102に対する室外機101のアドレスを固定できないため、自動アドレス設定の実施が難しかった。このため、例えば、室内機102に対して室外機101との接続に関する情報を手動で入力する方法によって、アドレス設定が行われる。
しかしながら、手動によるアドレス設定では、人為的なミスが発生する可能性がある。
また、自動アドレス設定が可能であっても、通信の確定順に室内機102にアドレスが付される場合、空調システムの電源がオフとされる度に室内機102のアドレスが変わる可能性がある。この結果、例えば、ある室内機102のアドレスが1になる場合もあれば10になるような場合もあるものの、空調システム100の管理者は、室内機102毎に付されたアドレスを簡易に知ることができない。
また、空調システムの据付者と使用者が異なる場合では、使用者に対して空調システム(室内機102)の電気代を請求する課金制度が用いられる場合がある。このような場合、課金を簡便かつ間違いなく行うためには、室内機102のアドレスが固定されることが好ましい。このため、例えば、ディップスイッチ等の物理的なスイッチを使用して室内機102のアドレスが変わらないように設定される。
また、空調システムの試運転の際の施工ミスの有無を確認する場合には、問題が生じた室内機102を確実に確認するために、試運転においてのみ室内機102のアドレスを固定する場合がある。
以上のように、空調システム100の室内機102に対してアドレスを自動設定することが好ましいが、一義的なアドレスを自動設定することが困難な場合もあり、そのような場合は別途手動等によりアドレスの設定が行われていた。
さらに、例えば室内機102のメーカーと空調システム100の制御装置のメーカーとが異なる場合等、室内機102の仕様の詳細が制御装置にとって明確でない場合がある。このような場合、制御装置は、室内機102から仕様に関する情報を別途受信する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の装置のアドレスを一義的に決定できる、アドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係るアドレス設定装置は、複数の装置及び該装置を制御する制御装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置及び該制御装置間で行うシステムのアドレス設定装置であって、前記システムは、前記装置として複数の室外機及び複数の室内機を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続される空調システムであり、前記制御装置は、前記システムの試運転を行い、所定の前記室外機を動作させて所定の前記室内機の動作確認を行い、前記制御装置によって該室外機と該室内機とが冷媒配管によって接続されていると判定されると、動作確認が行われた前記室内機毎に動作させた前記室外機の番号と該室内機の仕様を示す値とを所定の順序で組み合わせてアドレスとして設定し、設定した該アドレスをアドレス記憶領域に記憶するとともに設定した該アドレスを前記制御装置及び他の前記室内機及び前記室外機に送信する設定手段を備える。
本構成は、複数の装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置間で行うシステムのアドレス設定装置である。
なお、装置とは、例えば空調システムを構成する複数の室内機である。また、アドレスとは、他の装置と通信を行うために割り振られる固有の識別番号であり、例えば、数字、英文字、又は数字と英文字との組み合わせ等で構成される。
ここで、装置の仕様を示す値は、例えば装置毎に予め記憶され、装置の仕様が変化しなければ変化することはない。そこで、装置毎のアドレスが、装置の仕様を示す値を含むように設定手段によって設定される。
このため、本構成によれば、装置の仕様を示す値を装置毎のアドレスに含むので、装置毎のアドレスを一義的に決定できる。また、本構成は、装置の仕様がアドレスとして他の装置に送信されることとなる。このため、装置は、別途自身の仕様を示す情報を他の装置に送信することなく、他の装置に自身の仕様を認識させることができる。
本構成によれば、装置の動作確認とアドレス設定が同時に行われるので、装置毎のアドレスを効率良く一義的に決定できる。
上記第一態様では、前記設定手段が、前記室外機を動作させて前記室内機の膨張弁を所定開度とした場合に、動作確認できた前記室内機のアドレスを設定してもよい。
本構成によれば、冷媒配管で室外機と接続される室内機の動作確認とアドレス設定が同時に行われるので、室内機毎のアドレスを効率良く一義的に決定できる。
上記第一態様では、前記設定手段が、前記室内機に記憶されている前記室内機の仕様を読み出し該室内機の仕様を示す値とすることで、前記室内機毎のアドレスを設定する。
本構成によれば、予め記憶されている室内機の仕様に基づいて室内機毎のアドレスが設定されるので、室内機毎のアドレスを一義的に簡易に決定できる。
上記第一態様では、前記アドレスが、任意の値に書き換えが可能とされる。
本構成によれば、装置のアドレス設定に対する利便性が向上する。
本発明の第二態様に係る空調システムは、複数の室外機と、複数の室内機と、前述のアドレス設定装置と、を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続されている。
本発明の第三態様に係るアドレス設定方法は、複数の装置及び該装置を制御する制御装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置及び該制御装置間で行うシステムのアドレス設定方法であって、前記システムは、前記装置として複数の室外機及び複数の室内機を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続されている空調システムであり、前記室内機の仕様を示す値を前記室内機毎に設けられた記憶手段から読み出す読み出し工程と、前記システムの試運転を行い、所定の前記室外機を動作させて所定の前記室内機の動作確認を行い、該室内機が該室外機と冷媒配管によって接続されているか否かを判定する判定工程と、前記判定工程で前記室内機が前記室外機と前記冷媒配管によって接続されていると判定されると、前記動作確認が行われた室内機毎に動作させた前記室外機の番号と該室内機の仕様を示す値所定の順序で組み合わせてアドレスとして設定するアドレス設定工程と、設定した前記アドレスをアドレス記憶領域に記憶するとともに設定した前記アドレスを前記制御装置及び他の前記室内機及び前記室外機に送信する送信工程と、を含む。
本発明によれば、複数の装置のアドレスを一義的に決定できる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る空調システムの冷媒系統を示した図である。 本発明の実施形態に係る空調システムの電気的構成図である。 本発明の実施形態に係る室内機ローカルコントローラにおけるアドレス設定に関する機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る室内機アドレスの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る試運転処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る機器認証処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る機器認証処理の流れを示すフローチャートである。 空調システムの一例を示す模式図である。 空調システムの一例を示す模式図である。
以下に、本発明に係るアドレス設定装置、空調システム、及びアドレス設定方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、複数の装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置間で行うシステムを、一例として空調システムとする。すなわち、上記装置とは、空調システムを構成する室内機、室外機、及び制御装置であり、情報とは、各種センサによる計測結果や制御信号等である。
また、本実施形態に係る空調システムは、例えば大型商業施設やビル等に備えられる。
図1は、本実施形態に係る空調システム1の冷媒系統を示した図である。図1に示すように、空調システム1は、1台の室外機Bと、該室外機Bと共通の冷媒配管10により接続される複数の室内機A1,A2とを備える。図1では、便宜上、1台の室外機Bに、2台の室内機A1,A2が接続されている構成を例示しているが、室外機Bの設置台数及び室内機A1,A2の接続台数については限定されない。
室外機Bは、例えば、冷媒を圧縮して送出する圧縮機11、冷媒の循環方向を切り換える四方弁12、冷媒と外気との間で熱交換を行う室外熱交換器13、室外ファン15、冷媒の気液分離等を目的として圧縮機11の吸入側配管に設けられたアキュムレータ16等を備えている。また、室外機Bには、冷媒圧力を計測する圧力センサ21(高圧センサ21_1、低圧センサ21_2)、冷媒温度等を計測する温度センサ24等の各種センサ類20(図2参照)が設けられている。なお、高圧センサ21_1は圧縮機11から吐出された冷媒の圧力を計測し、低圧センサ21_2は圧縮機11へ送られる冷媒の圧力を計測する。
室内機A1,A2はそれぞれ、室内熱交換器31、室内ファン32、及び例えば電子膨張弁である室内機膨張弁33等を備えている。2台の室内機A1,A2は、それぞれ室外機B内のヘッダー22、ディストリビュータ23で分岐された各冷媒配管10に接続されている。
室内機温度センサ35_1は、室内熱交換器31の入口冷媒温度を計測し、室内機温度センサ35_2は、室内熱交換器31の中間冷媒温度を計測し、室内機温度センサ35_3は、室内熱交換器31の出口冷媒温度を計測する。
なお、一例として、室内機A1,A2又は室外機Bは、その仕様を満たすのであれば、後述する制御装置3と異なるメーカーが製造してもよい。
図2は、本実施形態に係る空調システム1の電気的構成図である。図2に示すように、室内機A1,A2、室外機B、制御装置3が共通バス5を介して接続されており、相互に情報の授受が可能な構成とされている。なお、共通バス5は、通信媒体の一例であり、通信は無線、有線を問わない。
制御装置3は、保守点検を行う保守点検装置6に通信媒体7を介して接続され、定期的に運転データを送信したり、異常発生時にはその旨を速やかに通知できるような構成とされている。
ここで、従来の空調システムでは、各室内機ユニット及び室外機ユニットの内部に、それぞれ制御装置が設けられている。これに対し、本実施形態では、各室内機制御部41,42及び室外機制御部43が、室内機A1,A2及び室外機Bとは独立して設けられている。具体的には、室内機A1を制御する室内機制御部41、室内機A2を制御する室内機制御部42、及び室外機Bを制御する室外機制御部43は、仮想化された制御部としてそれぞれ制御装置3に実装されている。また、制御装置3は、空調システム1の試運転を行う場合に、予め定められた処理順で室内機A1及び室外機Bを制御する試運転制御部44を備える。
具体的には、室内機A1を制御する室内機制御部41、室内機A2を制御する室内機制御部42、室外機Bを制御する室外機制御部43、及び試運転制御部44は、仮想化された制御部としてそれぞれ制御装置3に実装されている。
つまり、室内機制御部41,42及び室外機制御部43は、1つのハードウェアを有する制御装置3に集約されており、制御装置3が備えるハードウェア上でそれぞれ独立した動作が可能とされる。制御装置3は、室内機制御部41、42及び室外機制御部43を制御装置内に仮想的に存在させるためのマスター制御部40を有している。
制御装置3において、室内機制御部41,42及び室外機制御部43は、互いに情報の授受が可能な構成とされている。また、室内機制御部41,42及び室外機制御部43は、例えば、情報を共有しながら各自が独立した自律分散制御を実現させる自律分散制御を行うこととしてもよい。ここで、自律分散制御とは、センサ類20や他の制御部(例えば、室内機制御部41であれば、室内機制御部42及び室外機制御部43が他の制御部に相当する。)から情報を受信し、該情報を入力として所定のアプリケーションが制御ルールに従い、対応する室内機A1,A2又は室外機B(例えば、室内機制御部41であれば、室内機A1)に対して制御指令を与えることをいう。
室内機A1において、室内ファン32、室内機膨張弁33等(図1参照)の各種機器51に対応してそれぞれ設けられている室内機ローカルコントローラ52は、ゲートウェイ(通信手段)53を介して共通バス5に接続されている。なお、図示が省略されているが、室内機A2も室内機A1と同様の構成とされている。
室外機Bにおいて、圧縮機11、四方弁12、室外ファン13等(図1参照)の各種機器61に対応してそれぞれ設けられている室外機ローカルコントローラ62は、ゲートウェイ(通信手段)63を介して共通バス5に接続されている。
ゲートウェイ53,63は、例えば、通信ドライバ、アドレス記憶領域、機器属性記憶領域、構成機器情報記憶領域、OS、通信フレームワークを含む機能の集まりである。
アドレス記憶領域は、制御装置3等と通信を行うために割り振られる固有の識別番号であるアドレスを記憶するための記憶領域である。なお、アドレスの設定方法についての詳細は後述する。
また、機器属性記憶領域は、自身の属性情報及び保有する機器51、61の属性情報を記憶するための記憶領域であり、例えば、室内機であるか室外機であるか、能力、搭載センサ類(例えば、温度センサ、圧力センサ等)、機器の情報(例えば、ファンタップ数、弁のフルパルス等)等の情報が格納されている。
さらに、室外機B及び室内機A1,A2に設けられたセンサ類20(例えば、冷媒圧力を計測する圧力センサや冷媒温度を計測する温度センサ等)は、それぞれADボード71を介して共通バス5に接続されている。ここで、センサ類20の計測精度が低い場合には、ADボード71とセンサ類20との間に、計測値を補正するための補正機能を有するノードを設けることとしてもよい。このように、補正機能を持たせることにより、センサ類20として廉価で計測精度のさほど高くないセンサを利用することが可能となる。
このような空調システム1においては、例えば、制御装置3の室内機制御部41,42は、共通バス5を介してセンサ類20、室内機ローカルコントローラ52、室外機ローカルコントローラ62から計測データや制御情報を取得し、これらの計測データに基づいて、所定の室内機制御プログラムを実行することにより、室内機A1,A2に設けられた各種機器(例えば、室内ファン32、室内機膨張弁33等)に対して制御指令を出力する。制御指令は、共通バス5、ゲートウェイ53を介して室内機ローカルコントローラ52へ送られる。室内機ローカルコントローラ52は、受信した制御指令に基づいて、それぞれ対応する機器を駆動する。これにより、制御指令に基づく室内機A1,A2の制御が実現される。
同様に、制御装置3の室外機制御部43は、共通バス5を介してセンサ類20、室内機ローカルコントローラ52、室外機ローカルコントローラ62から計測データや制御情報を取得し、これらの計測データに基づいて、所定の室外機制御プログラムを実行することにより、室外機Bに設けられた各種機器(例えば、圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器13、室外ファン15等)に対して制御指令を出力する。制御指令は、共通バス5、ゲートウェイ63を介して室外機ローカルコントローラ62へ送られる。室外機ローカルコントローラ62は、受信した制御指令に基づいて、それぞれ対応する機器を駆動する。
室内機A1,A2及び室外機Bは、それぞれ室内機制御部41,42及び室外機制御部43によって自律分散制御されてもよい。この場合、室内機A1,A2及び室外機B間には、制御ルールが設定されており、この制御ルールに従ってそれぞれが制御を行う。たとえば、冷媒圧力を例に挙げると、室内機A1,A2は、センサ類20から取得した冷媒圧力が、所定の第1許容変動範囲内の場合には、ユーザなどに設定された設定温度や設定風量に、実温度や実風量を一致させるための制御指令を決定し、共通バス5を介して室内機A1,A2にそれぞれ出力する。ここで、室内機制御部41,42は、互いに情報の授受を行い協調することにより、各々の制御指令を決定することとしてもよい。また、室外機制御部43は、冷媒圧力を所定の第2許容変動範囲内に維持するための空調システム1の出力指令、例えば、圧縮機11の回転数や室外ファン15の回転速度等に関する制御指令を決定し、共通バス5を介して室外機Bに送信する。
例えば、第1許容範囲を第2許容範囲よりも広く設定しておくことで、室外機制御部43は室内機A1,A2の出力変化情報を把握し、室外機Bの挙動を決定することが可能となる。
なお、制御装置3、室内機ローカルコントローラ52、及び室外機ローカルコントローラ62は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
図3は、実施形態に係る室内機ローカルコントローラ52におけるアドレス設定に関する機能ブロック図である。なお、以下の説明において、各室内機A1,A2を区別する場合は、符号の末尾に1,2の何れかを付し、各室内機A1,A2を区別しない場合は、1,2を省略する。
室内機ローカルコントローラ52は、アドレス設定部70を備える。
アドレス設定部70は、室内機Aの仕様を示す値(以下「室内機仕様情報」という。)を含むように室内機A毎のアドレスを設定する。アドレスは、例えば、数字、英文字、又は数字と英文字との組み合わせ等で構成される。
室内機仕様情報とは、例えば、室内機容量、室内機種類、温度センサの本数、室内機膨張弁33の仕様、及びファンタップの数等である。室内機Aの仕様は、室内機Aの製造段階において所定のフォーマットに従って、上述したゲートウェイ53の機器属性記憶領域72に記憶される。
すなわち、アドレス設定部70は、機器属性記憶領域72に記憶されている室内機仕様情報を読み出して室内機Aのアドレスを設定し、設定したアドレス(以下「設定アドレス」という。)をゲートウェイ53のアドレス記憶領域74に記憶させる。
図4は、アドレス設定部70によって設定される室内機Aのアドレスの一例である。
図4に示されるアドレスは、左端から順に、室内機容量、室内機種類、温度センサ本数、膨張弁仕様、ファンタップ数、オプションの有無、接続される室外機Bの識別番号(アドレス)、及び室内機Aの識別番号を示す。
なお、室内機Aの識別番号が付される場合とは、他に同じ仕様の室内機Aが同じ室外機Bに接続されている場合である。このような場合は、例えば、設定アドレスが付された順に室内機Aの識別番号が昇順に付される、又は予め設定された識別番号が付される。一方、他に同じ仕様の室内機Aが無い場合は、設定アドレスに室内機Aの識別番号が付されなくてもよい。
このように、室内機A毎のアドレスが、室内機仕様情報を含むようにアドレス設定部70によって設定される。室内機仕様情報は、室内機Aの仕様が変化しなければ変化しない。このため、室内機ローカルコントローラ52は、室内機仕様情報を室内機Aのアドレスに含むことによって、室内機Aのアドレスを一義的に決定できる。
また、室内機仕様情報は、室内機ローカルコントローラ52に記憶されている情報なので、従来のような手動によるアドレス設定で懸案とされる人為的なミスが防止される。
また、室内機Aの仕様が、アドレスとして制御装置3や室外機B等の他の装置に送信されることとなる。このため、室内機Aは、別途自身の室内機仕様情報を制御装置3や室外機B等の他の装置に送信することなく、他の装置に認識させることができる。
例えば、制御装置3は、室内機Aの仕様を認識するために室内機ローカルコントローラ52にアクセスすることなく、アドレスを確認することによって室内機Aの仕様を認識できる。このため、例えば、室内機Aのメーカーと制御装置3のメーカーとが異なる場合等、室内機Aの仕様の詳細が制御装置3にとって明確でない場合でも、制御装置3は、アドレスを確認するのみで室内機Aから室内機仕様情報を容易に認識できるようになる。
このように、室内機Aの室内機仕様情報がアドレスと共に一括で送信されることとなるので、室内機仕様情報の送受信を別途行う必要が無くなり、共通バス5の通信負担が抑制される。
例えば、室内機Aを数十から100台以上備える空調システム1では、共通バス5を介した通信量が膨大となる。このため、室内機仕様情報を室内機Aの設定アドレスによって認識できるようになると、通信負担が軽減される。
なお、手動で種々の設定(アドレス設定を含む)を可能とするスイッチ等を室内機ローカルコントローラ52に備えてもよい。
また、本実施形態では、空調システム1の試運転を行い、動作確認が行われた室内機A毎にアドレスを設定する。これによれば、室内機Aの動作確認とアドレス設定が同時に行われるので、室内機A毎のアドレスが効率良く一義的に決定される。
また、例えばネットワークに接続されている装置が多数(例えば10以上)あるシステムでは、複数の装置がグループ分けされ、このグループ毎に試運転が行われることが想定される。そして、アドレスは、このグループ毎に関連付けることも可能となる。
上記グループは、例えば空調システム1において、配管施工時に管理したい同一の冷媒配管系統毎、すなわち一つの室外機Bに接続されている室内機A毎に分けられる。
図5は、本実施形態に係る試運転処理の流れを示すフローチャートである。試運転処理は、制御装置3が備える試運転制御部44によって実行される。
まず、ステップ100では、各室内機Aが備える室内機ローカルコントローラ52に対して、室内機Aに仮アドレスを設定させるための初期指令を出力する。仮アドレスは、例えば0から始まる数値が各室内機Aに順次割り振られる。なお、室外機Bには固有のアドレスとして0から始まる数値が各室内機Aに順次割り振られる。
次のステップ102では、室内機Aと室外機Bとの接続確認、及び室内機Aのアドレス設定を同時に行う機器認証処理を実行する。
図6は、本実施形態に係る機器認証処理の流れを示すフローチャートである。図6に示される機器認証処理は、外気温度が例えば20℃以上の場合であって、室外機Bを冷房運転することによって行われる例である。
まず、ステップ200では、所定の室外機Bを冷房運転させる。所定の室外機Bとは、本機器認証処理において未だ動作されていない室外機Bのうち、最もアドレスが小さい室外機Bである。室外機Bは、圧縮機11を所定回転数(例えば50rps)で動作させることで一台ずつ運転される。なお、圧縮機11がインバータータイプでない場合は、一定の速度(電源周波数)で運転される。
次のステップ202では、仮アドレスが最も小さい室内機Aを1台運転させる。このとき、室内機膨張弁33に所定のパルス指令が入力され、室内機膨張弁33が開かれる。
次のステップ204では、運転された室内機Aが有する室内機温度センサ35_1の計測結果が所定温度以下となったか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ212へ移行し、否定判定の場合はステップ206へ移行する。
なお、ステップ204では、一例として、室内機温度センサ35_1の計測結果が機器認証処理を開始する前に比べて10℃以下である場合に、肯定と判定する。
また、室内機温度センサ35_1の替りに室内機温度センサ35_2又は室内機温度センサ35_3の計測結果が用いられてもよい。また、ステップ204では、室内機温度センサ35_1,35_2,35_3の計測結果を比べることで、室内機温度センサ35_1,35_2,35_3の断線の有無を同時に検知してもよい。
ステップ204で肯定判定となる場合は、ステップ200で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていることを示している。一方、ステップ204で否定判定の場合は、ステップ200で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていない可能性を示している。
ステップ204で否定判定となった場合に移行するステップ206では、室内機膨張弁33に全閉とするパルス指令が入力される。
次のステップ208では、低圧センサ21_2の計測結果が所定圧力以下となったか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ214へ移行し、否定判定の場合はステップ210へ移行する。
ステップ208では、一例として、低圧センサ21_2の計測結果が0.30MPa以下である場合に、肯定と判定する。
ステップ208で肯定判定となる場合は、ステップ200で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていることを示している。一方、ステップ208で否定判定の場合は、ステップ200で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていないことを示している。
次のステップ210では、ステップ208で否定判定とされた室内機Aと室外機Bとの接続が未確定であるため、この室内機Aの仮アドレスを制御装置3の記憶部(不図示)に記憶させる保留処理を行い、ステップ202へ戻る。
なお、ステップ202に戻った場合は、運転していない室内機Aを仮アドレスの小さい順に一台ずつ運転させる。
また、未確定とされた室内機Aであっても、室外機Bとの接続がその後確認された場合、この室内機Aの仮アドレスは制御装置3の記憶部から消去される。
ステップ204で肯定判定となった場合に移行するステップ212では、室内機膨張弁33に全閉とするパルス指令が入力される。
次のステップ214では、ステップ202で運転状態とされた室内機Aのアドレスをアドレス設定部70に設定させる。具体的には、アドレス設定部70が、機器属性記憶領域72から室内機仕様情報を読み出し、これに接続されている室外機Bのアドレス等を付け加えることで、アドレスが設定される。
これにより、室内機Aのアドレスが接続される室外機Bに関連付けて設定される。
このように、アドレス設定部70は、室外機Bを動作させて室内機膨張弁33を所定開度とした場合に、動作確認できた室内機Aのアドレスを、室内機仕様情報や動作させた室外機Bの番号(アドレス)等を組み合わせて設定する。
これにより、冷媒配管10で室外機Bと接続される室内機Aの動作確認とアドレス設定が同時に行われるので、室内機A毎のアドレスが効率良く一義的に決定される。
次のステップ216では、全ての室内機Aに対して、ステップ200で運転状態とされた室外機Bとの接続確認が終了したか否かが判定され、肯定判定の場合はステップ218へ移行する。一方、否定判定の場合はステップ202へ戻る。
ステップ218では、全ての室内機Aを動作状態として室外機Bとの接続確認が終了したか否かが判定され、肯定判定の場合はステップ220へ移行する。一方、否定判定の場合はステップ200へ戻る。
なお、ステップ200に戻った場合は、運転していない室外機Bをアドレスの小さい順に一台ずつ運転させる。
ステップ220では、未確定とされた室内機Aが存在するか否かが判定され、肯定判定の場合はステップ222へ移行し、否定判定の場合は機器認証処理を終了する。
ステップ222では、未確定の室内機Aの仮アドレスを例えば制御装置3のモニタに表示させる報知処理を行い、機器認証処理を終了する。
図7は、外気温度が例えば20℃未満であり、室外機Bを暖房運転することで行われる機器認証処理の流れを示すフローチャートである。なお、図7における図6と同一のステップについては図6と同一の符号を付して、その説明を一部又は全部省略する。
ステップ200’では、所定の室外機Bを暖房運転させる。
次のステップ202では、仮アドレスが最も小さい室内機Aを1台運転させ、次のステップ204’では、室内機温度センサ35_1の計測結果が所定温度を超えたか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ212’へ移行する。一方、否定判定の場合はステップ206’へ移行する。
ステップ204’では、一例として、室内機温度センサ35_1の計測結果が機器認証処理を開始する前に比べて10℃を超えた場合に、肯定と判定する。
ステップ206’では、室内機膨張弁33に全開とするパルス指令が入力される。
次のステップ208’では、高圧センサ21_1の計測結果の変化量が所定圧力を超えるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ214へ移行し、否定判定の場合はステップ210へ移行する。
ステップ208’では、一例として、高圧センサ21_1の計測結果の変化量が0.30MPa以下である場合に、肯定と判定する。
ステップ208’で肯定判定となる場合は、ステップ200’で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていることを示している。一方、ステップ208’で否定判定の場合は、ステップ200’で運転状態とされた室外機Bとステップ202で運転状態とされた室内機Aとが冷媒配管10で接続されていないことを示している。
次のステップ210では、ステップ208’で否定判定とされた室内機Aの仮アドレスを、室外機Bとの接続が未確定のものとして制御装置3の記憶部(不図示)に記憶させる保留処理を行い、ステップ202へ戻る。
ステップ204’で肯定判定となった場合に移行するステップ212’では、室内機膨張弁33に全開とするパルス指令が入力される。
次のステップ214では、ステップ202で運転状態とされた室内機Aのアドレスを、アドレス設定部70に設定させる。そして、ステップ216,218において全ての室内機A及び室外機Bについて接続確認が終了したか否かを判定した後に、機器認証処理が終了される。
次に、設定アドレスの書き換えについて説明する。
本実施形態では、所定の機器を介して設定アドレスを任意の値に書き換え可能とされる。
設定アドレスの書き換えの手順の一例は以下のとおりである。
本実施形態では、作業者(サービスマン)が、予め定められた携帯型端末装置を室外機Bに備えられている外部接続端子に接続することで、室内機Aに記憶されている設定アドレスを書き換え可能とされている。なお、この携帯型端末装置は室内機Aから室内機仕様情報を読み出し表示可能とされているので、作業者は、読出された室内機仕様情報を確認することで不適合な機能品等を判断できる。
これにより、例えば、空調システム1を備えるビルオーナーが、管理方法を変更する等の目的のために、設定アドレスを任意の値に書き換えることができる。
そして、携帯型端末装置を室外機ローカルコントローラ62に接続した場合、携帯型端末装置に対して認証が行われ、認証に成功した場合に限り、携帯型端末装置で可能な作業を選択するためのメニュー画像が画面に表示される。
上記認証は、例えば、空調システム1が外部ネットワークのサーバに接続可能な場合に、サーバに記憶されている認証情報と携帯型端末装置が記憶している認証情報とを照合させることで行われる。
メニュー画像は、例えば、室内機Aの室内機仕様情報や設定アドレスの書き換え、故障診断、機器認証等の選択画像が表示される。
これにより、作業者による意図しない設定アドレス等の書き換えが防止される。
また、室内機Aの室内機仕様情報や設定アドレスに対して許容値を超えて書き換えが行われようとした場合、制御装置3がこれを検知し、エラー(警告)を携帯型端末装置に対して返す。
このように、許容値を超えた書き換えが生じる場合に、制御装置3が警告表示をおこなうので、作業者による書き換えの誤入力を抑制できる。
さらに、携帯型端末装置を室外機ローカルコントローラ62に接続すると変更前の室内機仕様情報が携帯型端末装置に記憶され、室内機仕様情報を変更した場合には、変更前後の室内機仕様情報を比較可能なように携帯型端末装置の画面に表示される。そして、この画面には確認ボタンも表示され、作業者によって確認ボタンがクリックされない限り、空調システム1の起動は許可されない。
このように、作業者に入力情報を確認させるので、エラーが生じた場合に作業者による入力ミスか否かが認識可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る空調システム1は、複数の室外機B、複数の室内機A、及び制御装置3が共通バス5によって接続され、情報の送受信を行う。そして、室内機ローカルコントローラ52が備えるアドレス設定部70によって、室内機Aの仕様を示す値である空調機仕様情報を含むように室内機Aのアドレスが設定される。
これにより、複数の室内機A毎のアドレスを一義的に決定できる。
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、複数の装置が通信媒体によって接続されるシステムを空調システム1とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他のシステムとする形態としてもよい。
他のシステムとしては、例えば、自動化によって管理された倉庫内で動くバッテリー式のフォークリフトを上記装置としたシステム、工場内で管理されているライン内の工作機械を上記装置としたシステム、地域冷暖房や工場内で管理されている複数の熱源装置(電動ターボ冷凍機)を上記装置としたシステム、複数の風力発電装置を上記装置としたウィンドファーム、及び複数のリチウム電池を備えたシステムであって、リチウム電池毎のBMU(Battery Management Unit)を上記装置としたシステム等である。
また、上記実施形態では、室内機Aの室内機ローカルコントローラ52にアドレス設定部70が備えられる形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、アドレス設定部70が制御装置3に備えられ、室内機仕様情報を各室内機Aの機器属性記憶領域72を、共通バス5を介して読み出し、各室内機Aのアドレスを設定する形態としてもよい。
また、上記実施形態で説明した試運転処理及び機器認証処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
A 室内機
B 室外機
1 空調システム
5 共通バス
52 室内機ローカルコントローラ
70 アドレス設定部
72 機器属性記憶領域

Claims (6)

  1. 複数の装置及び該装置を制御する制御装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置及び該制御装置間で行うシステムのアドレス設定装置であって、
    前記システムは、前記装置として複数の室外機及び複数の室内機を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続される空調システムであり、
    前記制御装置は、前記システムの試運転を行い、所定の前記室外機を動作させて所定の前記室内機の動作確認を行い、
    前記制御装置によって該室外機と該室内機とが冷媒配管によって接続されていると判定されると、動作確認が行われた前記室内機毎に動作させた前記室外機の番号と該室内機の仕様を示す値とを所定の順序で組み合わせてアドレスとして設定し、設定した該アドレスをアドレス記憶領域に記憶するとともに設定した該アドレスを前記制御装置及び他の前記室内機及び前記室外機に送信する設定手段を備えるアドレス設定装置。
  2. 記設定手段は、前記室外機を動作させて前記室内機の膨張弁を所定開度とした場合に、動作確認できた前記室内機のアドレスを設定する請求項1に記載のアドレス設定装置。
  3. 記設定手段は、前記室内機に記憶されている前記室内機の仕様を読み出し該室内機の仕様を示す値とすることで、前記室内機毎のアドレスを設定する請求項1または請求項2に記載のアドレス設定装置。
  4. 前記アドレスは、任意の値に書き換えが可能とされる請求項1から請求項の何れか1項記載のアドレス設定装置。
  5. 数の室外機と、
    複数の室内機と、
    求項1から請求項の何れか1項記載のアドレス設定装置と、
    を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続されている空調システム。
  6. 複数の装置及び該装置を制御する制御装置が通信媒体によって接続され、情報の送受信を該装置及び該制御装置間で行うシステムのアドレス設定方法であって、
    前記システムは、前記装置として複数の室外機及び複数の室内機を備え、冷媒配管系統が2系統以上であり、1の前記室内機に対して複数の前記室外機が前記通信媒体によって接続されている空調システムであり、
    記室内機の仕様を示す値を前記室内機毎に設けられた記憶手段から読み出す読み出し工程と、
    前記システムの試運転を行い、所定の前記室外機を動作させて所定の前記室内機の動作確認を行い、該室内機が該室外機と冷媒配管によって接続されているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で前記室内機が前記室外機と前記冷媒配管によって接続されていると判定されると、前記動作確認が行われた室内機毎に動作させた前記室外機の番号と該室内機の仕様を示す値所定の順序で組み合わせてアドレスとして設定するアドレス設定工程と、
    設定した前記アドレスをアドレス記憶領域に記憶するとともに設定した前記アドレスを前記制御装置及び他の前記室内機及び前記室外機に送信する送信工程と、
    を含むアドレス設定方法。
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