JPH10267327A - 空気調和機とそのメンテナンス装置 - Google Patents

空気調和機とそのメンテナンス装置

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JPH10267327A
JPH10267327A JP9078340A JP7834097A JPH10267327A JP H10267327 A JPH10267327 A JP H10267327A JP 9078340 A JP9078340 A JP 9078340A JP 7834097 A JP7834097 A JP 7834097A JP H10267327 A JPH10267327 A JP H10267327A
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JP
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display
operation data
air conditioner
graph
maintenance device
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JP9078340A
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Haruhiko Konno
春彦 金野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス装置の接続容易化を図った空気
調和機とグラフ表示の最適化を図ったメンテナンス装置
とを提供する。 【解決手段】 空気調和機のメンテナンスを行う場合、
メンテナンス作業者は、先ず電源リッドを取り外し、接
続ポート113にメンテナンス装置111からの接続ケ
ーブル119を接続する。しかる後、メンテナンス作業
者がメンテナンス装置111のキーボード117から所
定の手順で入力を行うと、ディスプレイ115上には各
種運転データが一覧表形式で表示される。運転データの
表示は文字と数字とにより行われるが、メンテナンス作
業者がポインティングペン120によりディスプレイ1
15上でグラフ化すべき運転データを適宜指定すると、
指定された運転データがグラフで表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機とその
メンテナンス装置に係り、詳しくはメンテナンス装置の
接続容易化やグラフ表示の最適化等を図る技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の空気調和機からなる空気
調和システムでは、各室外ユニットおよび各室内ユニッ
トにそれぞれ制御装置が備えられており、各制御装置間
で相互に通信を行うことにより運転制御が行われる。通
信方式としては、近年、バスラインを用いたシリアル通
信が採用されており、比較的細い(例えば、無極性2線
の)信号ケーブルによって多量のデータの送受信が行わ
れる。そして、各空気調和機の室外ユニットを屋上等に
隣接配置した場合、そこから各室内ユニットまで冷媒配
管を配管し、電源ケーブル等も冷媒配管と同様に敷設さ
れるが、信号ケーブルは各空気調和機で1本のバスライ
ンを共用することが多い。
【0003】また、近年の空気調和システムでは、室外
ユニット内の制御基板に自己の運転データと共に各室内
ユニットの運転データを記録する不揮発性メモリ等の記
憶装置が設けられており、定期点検時等にメンテナンス
作業者が過去および現在の運転状態を知ることができ
る。この場合、メンテナンス作業者は、室外ユニットか
らアウタパネルを取り外した後、制御基板上に設けられ
た接続ポートにメンテナンス装置を接続し、ディスプレ
イ表示やプリンタ出力等により運転データを確認してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の室外
ユニットでは、メンテナンス装置を制御基板上の接続ポ
ートに接続する方式を採っているため、室外ユニットの
設計自由度が少なくなる等の問題があった。すなわち、
接続ポートへのアクセス性を考慮すると、制御基板を室
外ユニットの外周付近に設置する必要がある他、アウタ
パネルの分割部位も制約を受ける。また、アウタパネル
は、これを取り外して室外ユニット内の各種機器の点検
や修理等を行うため、比較的大面積となっている。した
がって、メンテナンス装置の接続時にアウタパネルを取
り外す場合、その置き場所に困ること等が多かった。一
方、従来のメンテナンス装置では、各種運転データ(圧
縮機の吐出圧力や、熱交換器温度、外気温度等)が文字
と数字とによりディスプレイ上に表示されるが、メンテ
ナンス作業者が運転状態の時間的変化を直感的に把握す
ることは困難であった。この問題を解消するべく、本発
明者等は、全ての表示をグラフ化することを試みたが、
全運転データに対応するグラフが重なって表示された場
合、個々の表示項目について運転状態の時間的変化を読
みとることが非常に困難であった。また、グラフ表示に
用いられるスケールが各運転データ毎に固定されている
と、比較的小さな変化が検知し難く、かつ、ディスプレ
イ上のスペースが有効に利用されない等の問題もあっ
た。更に、室内ユニット側の運転データと室外ユニット
側の運転データとが同一の時間軸をもって表示されない
場合、例えば、室内側熱交換器温度と室外側熱交換器温
度との比較が行い難かった。
【0005】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
メンテナンス装置の接続容易化を図った空気調和機とグ
ラフ表示の最適化を図ったメンテナンス装置とを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、室外ユニットの外周部に、メ
ンテナンス装置用の接続ポートが配設された開口部を形
成した空気調和機を提案する。
【0007】この発明によれば、例えば、室外ユニット
の外周部にリッド付きの開口部を形成し、この開口部内
に制御基板から独立させた接続ポートを配設する。これ
により、制御基板を任意の部位に設置できると共に、大
型のアウタパネルを脱着することが不要となる。
【0008】また、請求項2の発明では、室外ユニット
の外周部に電源ケーブル接続用の開口部が形成された空
気調和機において、当該開口部内にメンテナンス装置用
の接続ポートを配設した空気調和機を提案する。
【0009】この発明によれば、メンテナンス装置用の
接続ポートが電源ケーブル接続用の開口部に配設されて
いるため、接続ポートのために独立した開口部を形成す
る必要がなく、製造コストの低減や見栄えの向上、設置
自由度の向上が図られる。
【0010】また、請求項3の発明では、空気調和機に
接続され、当該空気調和機の保守・点検に供されるメン
テナンス装置であって、画像情報を表示するディスプレ
イと、前記空気調和機の運転データを文字・数字情報と
して前記ディスプレイに表示させる文字・数字情報表示
制御手段と、前記空気調和機の運転データをグラフ情報
として前記ディスプレイに表示させるグラフ情報表示制
御手段と、外部入力に基づいて、前記文字・数字情報表
示制御手段により表示された複数の運転データから任意
のものを選択する表示項目選択手段と、この表示項目選
択手段により選択された運転データを前記文字・数字情
報表示制御手段による表示から前記グラフ情報表示制御
手段による表示に切り換える表示切換手段とを備えたも
のを提案する。
【0011】この発明によれば、多数の運転データが存
在しても、表示項目選択手段により選択されたものだけ
がグラフとしてディスプレイに表示されるため、運転状
態の時間的変化が容易に読みとれる。
【0012】また、請求項4の発明では、空気調和機に
接続され、当該空気調和機の保守・点検に供されるメン
テナンス装置であって、画像情報を表示するディスプレ
イと、前記空気調和機の運転データを文字・数字情報と
して前記ディスプレイに表示させる文字・数字情報表示
制御手段と、前記空気調和機の運転データをグラフ情報
として前記ディスプレイに表示させるグラフ情報表示制
御手段と、外部入力に基づいて、前記文字・数字情報表
示制御手段により表示された複数の運転データから任意
のものを選択する表示項目選択手段と、この表示項目選
択手段により選択された運転データを前記文字・数字情
報表示制御手段による表示から前記グラフ情報表示制御
手段による表示に切り換える表示切換手段とを備え、前
記グラフ情報表示制御手段は、前記表示項目選択手段に
より選択された運転データの表示にあたり、前記ディス
プレイ上にグラフの軌跡が所定の範囲に入るスケールを
もって表示させるものを提案する。
【0013】この発明によれば、例えば、グラフ情報表
示制御手段は、選択された運転データのグラフがディス
プレイの中央部に表示可能な最大スケールをもって表示
を行う。
【0014】また、請求項5の発明では、請求項3また
は4のメンテナンス装置において、前記グラフ情報表示
制御手段が、表示項目選択手段により選択された運転デ
ータが複数存在した場合、これら運転データを同一時間
軸をもって前記ディスプレイに表示させるものを提案す
る。
【0015】この発明によれば、例えば、グラフ情報表
示制御手段は、グラフ表示すべき運転データとして、室
内側熱交換器温度と室外側熱交換器温度とが選択された
場合にも、これらのグラフを同一時間軸をもってディス
プレイに表示させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0017】図1はガスヒートポンプ型空気調和機の概
略構成図であり、同図中には、実線で冷媒回路を示し、
一点鎖線で電気回路を示してある。本実施形態の空気調
和機は、いわゆるマルチタイプパッケージエアコンであ
り、十数台の室内ユニット1と一台の室外ユニット3と
から構成されている。室内ユニット1側には、室内熱交
換器5、電動ファン7、電動膨張弁9等が設置されてい
る。また、室外ユニット3側には、圧縮機11、電磁式
の四方弁13、室外熱交換器15、電動ファン17、ア
キュムレータ19、レシーバタンク21等が設置されて
いる。冷媒回路を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液
冷媒の流通に供される冷媒配管31〜48により接続さ
れている。図中、23はガスエンジンであり、フレキシ
ブルカップリング25を介して圧縮機11を駆動する。
【0018】室内ユニット1内には、電動ファン7や電
動膨張弁9を駆動する室内側制御基板(以下、室内側E
CUと記す)51が設置されている。室内側ECU51
は、CPUを始め、入出力インタフェースやROM,R
AM,タイマカウンタ等から構成されており、その入力
インタフェースには、室内熱交換器5の吸込温度を検出
する吸込温度センサ53、吹出温度を検出する吹出温度
センサ55、室内熱交換器5の入口側および出口側の冷
媒温度を検出する冷媒温度センサ57,59等が接続し
ている。
【0019】一方、室外ユニット3の内部には、四方弁
13、電動ファン17、ガスエンジン23等を駆動制御
する室外側制御基板(以下、室外側ECU)61が設置
されている。室外側ECU61は、CPUを始め、入出
力インタフェースやROM,RAM,EEPROM,タ
イマカウンタ等から構成されており、その入力インタフ
ェースには、室外熱交換器15の入口側および出口側の
冷媒温度を検出する冷媒温度センサ63,65、圧縮機
11の吸入側および吐出側の冷媒温度を検出する冷媒温
度センサ67,69、圧縮機11の吸入側および吐出側
の圧力を検出する圧力センサ71,73、外気温を検出
する外気温センサ75等が接続している。
【0020】また、室外ユニット3の出力インタフェー
スには、圧縮機11のバイパスライン46,47に介装
されたバイパス弁81,83、暖房運転時に作動する室
外側膨張弁85,87、リキッドライン48に介装され
たリキッド弁89等が接続している。
【0021】ガスエンジン23は、燃料系に燃料用ガス
の供給源からのガス配管91が接続しており、このガス
配管91にはガス調整弁93と燃料ガス弁(遮断弁)9
4とが介装されている。また、冷却系には、図示しない
ラジエータからの冷却水配管95,97とが接続されて
おり、供給側の冷却水配管95には電動式の冷却水ポン
プ99と冷却水三方弁101とが介装されている。ガス
調整弁93や燃料ガス弁94、冷却水ポンプ99、冷却
水三方弁101は室外側ECU61に接続しており、室
外側ECU61により駆動制御される。図中、103は
冷却水温を検出する水温センサであり、室外側ECU6
1の入力インタフェースに接続している。
【0022】室外側ECU61は、各室内ユニット1内
の室内側ECU51と接続されており、両者の間で駆動
指令や運転情報の授受が行われる。また、ガスエンジン
23には運転制御を集中的に行うエンジン制御ユニット
105が付設されており、室外側ECU61とこのエン
ジン制御ユニット105との間でも駆動指令や運転情報
の授受が行われる。尚、エンジン制御ユニット105に
は、ガスエンジン23に取り付けられた種々のセンサ
(図示せず)が接続しており、エンジン回転数や総運転
時間、スタータの総運転時間等の情報がエンジン制御ユ
ニット105を介して室外側ECU61に入力する。
【0023】室外ユニット3の外周部には、室外側EC
U61とメンテナンス装置111との接続に供される接
続ポート113が付設されている。本実施形態の場合、
メンテナンス装置111は、液晶型のディスプレイ11
5とキーボード117とを備えたポータブルコンピュー
タであり、接続ケーブル119を介して接続ポート11
3に接続される。図中、120はディスプレイ115上
の表示をポインティングするためのポインティングペン
である。
【0024】図2は室外ユニット3の背面を示す斜視図
である。同図に示したように、室外ユニット3の外観形
状は直方体であり、前面(図示せず)および背面の上半
分には、吸気グリル121が形成され、上面には左右一
対の排気口123が形成されている。背面の下部には、
比較的大きな左右メインアウタパネル125,127が
配置され、右メインアウタパネル127の右方には比較
的小さな上下サブアウタパネル129,131が配置さ
れ、両サブアウタパネル129,131の間には電源や
通信線等の接続部(以下、電源接続部と記す)を覆う更
に小さな電源リッド133が設けられている。
【0025】本実施形態の場合、左メインアウタパネル
125を取り外すと、エンジンオイルや冷却水の点検・
補充等を行うことができ、右メインアウタパネル127
を取り外すと、室外側ECU61を含む各種電装品の点
検や修理・交換を行うことができる。図2中、135,
136は冷媒配管が接続されるサービスバルブであり、
下サブアウタパネル131に形成されたバルブ開口13
7内に配設されている。また、139,140は電源ケ
ーブルおよび通信ケーブルであり、これらは下サブアウ
タパネル131に形成されたケーブル導入孔141,1
42から室外ユニット3内に導入されている。
【0026】図3は電源リッド133を取り外した状態
を示す要部拡大図である。同図に示したように、電源リ
ッド133内の電源接続部151には、電源端子153
や通信端子155の他に、接続ポート113が配設され
ている。本実施形態の場合、電源端子155には三相2
00Vの電源ケーブル139が接続され、通信端子15
5には各室外側ECU51と信号の授受を行うためのバ
スライン(二線無極性の通信ケーブル)140が接続さ
れる。
【0027】さて、空気調和機のメンテナンスを行う場
合、メンテナンス作業者は、先ず電源リッド133を取
り外し、接続ポート113にメンテナンス装置111か
らの接続ケーブル119を接続する。この際、電源リッ
ド133が小型・軽量であるため、その取り外し作業が
極めて容易に行える他、置き場所に困ることもなくなっ
た。また、接続ポート113用に別途アウタパネルを設
けないため、そのためのメンテナンス作業スペースを確
保する必要がなくなり、室外ユニット3の設置自由度が
向上する。尚、本実施形態では、電源リッド133をス
クリューにより室外ユニット3に取り付けたが、例え
ば、上端あるいは下端をヒンジとして電源リッド133
を開閉させるようにしてもよい。
【0028】接続ポート113に接続ケーブル119が
接続された後、メンテナンス作業者がメンテナンス装置
111のキーボード117から所定の手順で入力を行う
と、ディスプレイ115上には各種運転データが表示さ
れる。運転データの表示は文字・数字またはグラフによ
り行われるが、その一例を図を参照して以下に説明す
る。
【0029】メンテナンス作業者がキーボード117か
ら運転データの表示指令を入力すると、室外側ECU5
1からメンテナンス装置111内のRAMに各種の運転
データが転送される。そして、これら運転データは、メ
ンテナンス装置111内で整理された後、現時点のもの
が文字と数字とにより一覧表形式でディスプレイ115
上に表示される。
【0030】図4は、メンテナンス作業者が、9号機〜
16号機までの室内ユニット1と室外ユニット3との運
転データの表示指令を入力した際の表示例である。この
例では、各室内ユニット1については、容量(kW),
モデル名,発停(運転/停止),モード(冷房/暖房/
送風),サーモ(空調運転中か否か),吸込温度,吹出
温度,熱交換器の入口側冷媒温度,熱交換器の出口側冷
媒温度,ファン風量(弱/強/急),電動膨張弁9の開
度が表示されている。
【0031】また、室外ユニット3については、圧縮機
11の吸込圧力および吸込側冷媒温度,圧縮機11の吐
出圧力および吐出側冷媒温度,熱交換器の入口側冷媒温
度,熱交換器の出口側冷媒温度,外気温度,ガスエンジ
ン23の冷却水温度,ファン出力,電動膨張弁85の開
度,バイパス弁81の開度,リキッド弁89の開度,ガ
ス調整弁93の開度,エンジンオイル交換後の経過時
間,ガスエンジン23の運転時間,ガスエンジン23の
運転回数,四方弁13のON/OFF,燃料ガス弁94
のON/OFF,冷却水ポンプ99のON/OFF,冷
却水三方弁101のON/OFF,吸込加熱度,エンジ
ン回転数,スタータの運転時間,スタータの運転回数が
表示されている。
【0032】メンテナンス作業者は、所望の運転データ
の時間的変化をグラフ化する場合、先ず、ポインティン
グペン120によりディスプレイ115上でグラフ化す
べき運転データを指定する。図5は、室内ユニット1の
15号機について熱交換器の入口側および出口側冷媒温
度を指定し、室外ユニット3についても熱交換器の入口
側および出口側冷媒温度を指定した場合を示したもので
あり、その部位が反転表示されている。
【0033】この状態で、メンテナンス作業者が右上の
グラフボタン161をポインティングすると、各運転デ
ータの過去24時間分が室外側ECU51からメンテナ
ンス装置111内のRAMに転送され、図6に示したグ
ラフが表示される。このグラフ表示にあたっては、全運
転データがディスプレイ115上の所定の領域(二点鎖
線で示す)に収まるようにスケールが設定されると共
に、全運転データが同一の時間軸をもって表示される。
【0034】これにより、メンテナンス作業者は、グラ
フ表示から室外ユニット3や室内ユニット1の運転状況
を的確に把握し、必要があればしかるべき処置をとるこ
とができる。図6中の163,164はスクロールボタ
ンであり、これらを適宜ポインティングすることによ
り、所望の時間的範囲の運転データを表示させることが
できる。尚、グラフ化すべき運転データの指定は、例え
ば、温度と圧力とのように単位が異なっているものにつ
いても可能であり、この場合には、二つの座標軸が上下
に表示される。
【0035】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態は、本発明をガスヒートポンプ型
の空気調和機から構成された空気調和機に適用したもの
であるが、電動圧縮機を備えた空気調和機から構成され
たもの等に適用してもよい。また、上記実施形態は、本
発明を一台の室外ユニットと複数台の室内ユニットとを
備えた空気調和機に適用したものであるが、一台の室外
ユニットに一台の室内ユニットが接続された空気調和機
に適用してもよいし、複数台の室外ユニットと複数台の
室内ユニットとから構成された空気調和システムに適用
してもよい。
【0036】また、上記実施形態では、メンテナンス装
置用の接続ポートを電源接続部内に配設するようにした
が、接続ポート専用の開口部を室外ユニットに形成する
ようにしてもよいし、リッドをヒンジ等により開閉させ
るようにしてもよい。また、上記実施形態では、ポイン
ティングペンによりグラフ化すべき運転データを指定す
るようにしたが、タッチパッドやトラックボール等を用
いて指定するようにしてもよい。更に、空気調和機の具
体的装置構成やディスプレイ上の表示形態等について
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の空気調和機
によれば、室外ユニットの外周部に、メンテナンス装置
用の接続ポートが配設された開口部を形成するようにし
たため、例えば、室外ユニットの外周部にリッド付きの
開口部を形成し、この開口部内に制御基板から独立させ
た接続ポートを配設することにより、制御基板を任意の
部位に設置できると共に、大型のアウタパネルを脱着す
ることが不要となる。
【0038】また、室外ユニットの外周部に電源ケーブ
ル接続用の開口部が形成された空気調和機において、当
該開口部内にメンテナンス装置用の接続ポートを配設し
たものによれば、接続ポートのために独立した開口部を
形成する必要がなく、製造コストの低減や見栄えの向上
が図られる。
【0039】また、本発明のメンテナンス装置によれ
ば、画像情報を表示するディスプレイと、前記空気調和
機の運転データを文字・数字情報として前記ディスプレ
イに表示させる文字・数字情報表示制御手段と、前記空
気調和機の運転データをグラフ情報として前記ディスプ
レイに表示させるグラフ情報表示制御手段と、外部入力
に基づいて、前記文字・数字情報表示制御手段により表
示された複数の運転データから任意のものを選択する表
示項目選択手段と、この表示項目選択手段により選択さ
れた運転データを前記文字・数字情報表示制御手段によ
る表示から前記グラフ情報表示制御手段による表示に切
り換える表示切換手段とを備えるようにしたため、多数
の運転データが存在しても、表示項目選択手段により選
択されたものだけがグラフとしてディスプレイに表示さ
れるため、運転状態の時間的変化が容易に読みとれる。
【0040】また、運転データの表示にあたり、ディス
プレイ上にグラフの軌跡が所定の範囲に入るスケールを
もって表示させるものでは、例えば、選択された運転デ
ータのグラフがディスプレイの中央部に表示可能な最大
スケールをもって表示が行われることにより、メンテナ
ンス作業者による運転状態の把握が容易となる。
【0041】また、表示項目選択手段により選択された
運転データが複数存在した場合、これら運転データを同
一時間軸をもって前記ディスプレイに表示させるもので
は、各運転データ間の関連が容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の概略構
成図である。
【図2】室外ユニットの背面を示す斜視図である。
【図3】電源接続部を示す要部拡大図である。
【図4】文字と数字とによる運転データの表示例であ
る。
【図5】グラフ化すべき運転データを指定した状態を示
す説明図である。
【図6】グラフによる運転データの表示例である。
【符号の説明】
1 室内ユニット 3 室外ユニット 5 室内熱交換器 11 圧縮機 17 室外熱交換器 23 ガスエンジン 111 メンテナンス装置 113 接続ポート 115 ディスプレイ 120 ポインティングペン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットの外周部に、メンテナンス
    装置用の接続ポートが配設された開口部を形成したこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 室外ユニットの外周部に電源ケーブル接
    続用の開口部が形成された空気調和機において、当該開
    口部内にメンテナンス装置用の接続ポートを配設したこ
    とを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 空気調和機に接続され、当該空気調和機
    の保守・点検に供されるメンテナンス装置であって、 画像情報を表示するディスプレイと、 前記空気調和機の運転データを文字・数字情報として前
    記ディスプレイに表示させる文字・数字情報表示制御手
    段と、 前記空気調和機の運転データをグラフ情報として前記デ
    ィスプレイに表示させるグラフ情報表示制御手段と、 外部入力に基づいて、前記文字・数字情報表示制御手段
    により表示された複数の運転データから任意のものを選
    択する表示項目選択手段と、 この表示項目選択手段により選択された運転データを前
    記文字・数字情報表示制御手段による表示から前記グラ
    フ情報表示制御手段による表示に切り換える表示切換手
    段とを備えたことを特徴とするメンテナンス装置。
  4. 【請求項4】 空気調和機に接続され、当該空気調和機
    の保守・点検に供されるメンテナンス装置であって、 画像情報を表示するディスプレイと、 前記空気調和機の運転データを文字・数字情報として前
    記ディスプレイに表示させる文字・数字情報表示制御手
    段と、 前記空気調和機の運転データをグラフ情報として前記デ
    ィスプレイに表示させるグラフ情報表示制御手段と、 外部入力に基づいて、前記文字・数字情報表示制御手段
    により表示された複数の運転データから任意のものを選
    択する表示項目選択手段と、 この表示項目選択手段により選択された運転データを前
    記文字・数字情報表示制御手段による表示から前記グラ
    フ情報表示制御手段による表示に切り換える表示切換手
    段とを備え、 前記グラフ情報表示制御手段は、前記表示項目選択手段
    により選択された運転データの表示にあたり、前記ディ
    スプレイ上にグラフの軌跡が所定の範囲に入るスケール
    をもって表示させることを特徴とするメンテナンス装
    置。
  5. 【請求項5】 前記グラフ情報表示制御手段は、表示項
    目選択手段により選択された運転データが複数存在した
    場合、これら運転データを同一時間軸をもって前記ディ
    スプレイに表示させることを特徴とする、請求項3また
    は4記載のメンテナンス装置。
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