JP2007269167A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カムシャフト、クランクシャフト間の伝動を行うチェーン伝動機構、それとACGのような回転体との2部品からなるカバー構成を必要とし、円滑な空気のエンジン吸入口への案内を阻害しかねない要素を有する船外機のエンジンにおいて、エンジンカバー内に取り入れられる空気の、エンジン吸入口への円滑、確実な流入を確保することを可能とする。
【解決手段】エンジンカバー20に設けられ、エンジンカバーの空気取入口23の反対側に配設された吸入口18bと、エンジンカバーの空気取入口から空気取入口に向けて設けられた吸気案内手段を備え、吸気案内手段は、空気取入口の下方に位置する棚面56と第2カバー50の上面52aと概ね連続する部分とを備える船外機1。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンルーム内に取り入れられる空気をエンジン吸入口に吸入させる際、空気の案内を行うカバーを備える船外機に関するものである。
船外機において、エンジンルーム内に取り入れた空気をエンジン吸入口に導くために案内カバーを設けることが実用化されている。
従来、エンジンルーム内に取り入れた空気の案内カバーを有する船外機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−200878号公報
特許文献1は、船外機のエンジンルーム24(特許文献1の公報の符号を用いる。以下同じ)内に空気の案内(整流)技術が開示されている。
エンジン3を収容するエンジンカバー(22)の新気取入口(22a)からの空気は、ベルト伝動機構(カムシャフト、交流発電機の冷却ファン駆動用ベルト伝動機構等)を覆うベルトカバー(71)の上面に沿って流れ、一部は誘導壁(72e)及び(72f)によってその流れが誘導され、吸気サイレンサ(61)の吸気口(82a)から吸気され、エンジンに新気を吸入させる。ベルトカバー(71)は、上カバー(72)と下カバー(73)とからなる。
近年、別の船外機のエンジンでは、クランクシャフトとカムシャフトとの間のベルトに代わり、チェーンを用いたチェーン伝動機構が採用される場合もある。
この場合、チェーンはその潤滑のため密閉状態にカバーされるが、クランクシャフト上のACG(交流発電機。以下ACGと記す)のような大きな回転体は、その回転体によるオイルとの接触及び拡散を避けるため、カバーで画成されたチェーン室の外側に設けられる。
従って、このような形式のエンジンでは、カバー体はチェーン室を区画形成するものと、大径の回転体を覆うものとの2部品で形成されている。
本発明は、カムシャフト、クランクシャフト間の伝動を行うチェーン伝動機構、それとACGのような回転体との2部品からなるカバー構成を必要とし、円滑な空気のエンジン吸入口への案内を阻害しかねない要素を有する船外機のエンジンにおいて、エンジンカバー内に取り入れられる空気の、エンジン吸入口(吸気サイレンサ)への円滑、確実な流入を確保し、且つ吸入空気の温度を上昇を抑制しつつ空気流の案内(整流)を行い、エンジン出力向上に寄与し得る船外機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、クランクシャフト縦置きのバーチカル4ストロークエンジンであって、エンジンの上部にカムシャフト伝動機構を有し、該カムシャフト伝動機構を密閉して覆う第1のカバーと、該第1カバーの外に設けられた回転体と、該回転体を覆う第2カバーとを有し、エンジン及びこれらの外方を覆い、空気取り入れ口を有するエンジンカバーを備える船外機であって、エンジンカバー内に設けられ、該エンジンカバーの空気取り入れ口の反対側に配設されたエンジンの吸入口と、前記エンジンカバーの空気取り入れ口から前記吸入口に向けて設けられた吸気案内手段を備え、吸気案内手段は、空気取り入れ口の下方に位置する棚面と第2カバーの上面と概ね連続する部分とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記棚面は前記第2カバーに一体成形で形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、前記棚面は前記第1カバーの上面に形成され、前記第2カバーに当接するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3何れか1項において、前記棚面の側方には側部案内面を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4において、前記側部案内面は向かい合う一対の側部案内面からなり、該一対の側部案内面は、前記エンジンの吸気口に向けての長さ方向において非対称に設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1において、前記吸気案内手段の棚面を上流側棚面とし、該上流側棚面と概ね上面が連続する第2カバーの上面と概ね連続し、第2カバーの下流側に延出、エンジンの吸入口に空気を指向させる下流側棚面を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6において、前記上流側棚面、第2カバーの上面、下流側棚面の側方には側部案内面を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンの上部のカムシャフト伝動機構を密閉して覆う第1のカバーと、該第1カバーの外に設けられた回転体と、回転体を覆う第2カバーとを有し、エンジン及びこれらの外方を覆い、空気取り入れ口を有するエンジンカバーを備える船外機であって、エンジンカバー内に設けられ、エンジンの空気取入口の反対側に配設されたエンジンの吸入口と、空気取り入れ口からエンジンの吸入口に向けて設けられた吸気案内手段を備え、吸気案内手段は、空気取り入れ口の下方に位置する棚面と第2カバーの上面と概ね連続する部分とを備えるように構成したので、先ず、エンジンカバーの空気取り入れ口から内部に導入された空気(新気)は、案内手段でエンジン吸入口(吸気サイレンサ等)に効率良く導くことができる。
また、カバーを第1カバー、第2カバーの2部品で構成するので、夫々の要求、即ち、例えば、油密性、製造のしやすさ、コスト等に対応することが容易である。
更に、第1カバー、第2カバーの2部品で構成することで、2部品の間からエンジンカバー内に取り入れた空気の熱源への流れを制限することができ、温度影響の少ない状態で吸気を案内することができる。
請求項2に係る発明では、請求項1において、棚面を第2カバーに一体成形で形成したので、請求項1の効果に加えるに、回転体を覆う第2カバーの上面とエンジンカバーの空気取り入れ口から空気を第2カバーの上面に案内する棚面を含む案内手段が第2カバーと一体となり、回転体を覆う第2カバーの内側に空気が流れず、空気のエンジン吸入口への案内が円滑になされる。
また第2カバーの外側を空気が流れるので、エンジン吸入口に導入される空気の温度上昇を抑制して、冷たい状態の外気をエンジン吸入口に供給することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1において、棚面を第1カバーの上面に形成して第2カバーに当接するようにしたので、請求項1の効果に加えるに、第1カバーの上面に形成した案内手段である棚面により、回転体を覆う第2カバーの上面に沿って空気は流れ、第2カバーの内側に空気が流れず、空気のエンジン吸入口への案内が円滑になされる。
また、第1カバーに設けた案内手段である棚面によって第2カバーの外側を空気が流れるので、エンジン吸入口に導入される空気の温度上昇を抑制して、冷たい状態の外気をエンジン吸入口に供給することができる。
請求項4に係る発明では、請求項1〜請求項3何れか1項において、棚面の側方には側部案内面を設けたので、請求項1〜請求項3何れか1項の効果に加えるに、棚面を含む案内手段、側部案内面により、エンジンカバー内に取り入れられた空気は、棚面、第2カバーの上面とこの両側に起立した側部案内面(側壁)により確実、円滑に第2カバーの上面に沿ってエンジン吸入口に、一層円滑、確実に導入させることができるとともに、カバーを合成樹脂で成形する場合においては、カバーの剛性の向上、剛性を確保する上においても有利である。
請求項5に係る発明では、請求項4において、側部案内面は向かい合う一対の側部案内面で構成し、一対の側部案内面をエンジンの吸気口に向けての長さ方向において非対称に設けたので、側部案内面の案内壁の無い部分や非対称の部分からエンジン吸入口に整流して案内する空気の一部をエンジンの周囲に分岐して流すことができ、エンジンルーム内において空気の流れを必要な部位に流すこともでき、エンジンルーム内全体の空気の流れを改善することができる。
請求項6に係る発明では、請求項1において、案内手段の棚面を上流側棚面と第2カバーの上面と概ね連続し、第2カバーの下流側に延出、エンジンの吸入口に空気を指向させる下流側棚面とで構成するので、請求項1の効果に加えるに、案内手段が第2カバーを挟む上流側棚面と下流側棚面とにより、空気取り入れ口からエンジン吸入口まで円滑に整流されて流れ、効率的な空気(新気)をエンジン吸入口に円滑に供給することができる。
請求項7に係る発明では、請求項6において、上流側棚面、第2カバーの上面、下流側棚面の側方には側部案内面を設けたので、請求項6の効果に加えるに、側部案内面(側壁)により確実、円滑に上流側棚面、第2カバーの上面、下流側棚面に沿ってエンジン吸入口に、一層円滑、確実に導入させることができるとともに、カバーを合成樹脂で成形する場合においては、剛性の向上、確保する上においても有利である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、船外機の全体を示す側面図であり、内部機構の主なものを破線で示した図である。
1は船外機であり、図の右側の矢印Frで示した方向を推進方向の前方とし、左側の矢印Rrで示した方向を後方とし、上部に配置したエンジン2をエンジンカバー20で覆っている。
エンジン2は、シリンダ、ピストンが略水平(横向きと記す)で、クランクシャフト略縦向き(縦置きと記す)の4ストローク複数気筒エンジンである。
エンジン2は、後方のシリンダヘッドカバーを含む燃焼室3aを内頂部に有するシリンダヘッド3、シリンダ4a、ピストン4bを備える中間部のシリンダブロック4、クランクシャフト5aを内装した前方のクランクケース5を備える。
エンジン2のクランクケース5の前側方には吸気サイレンサを含むエンジン吸気装置6が配設され、エンジン吸入口に空気(新気)を導入する。エンジン2の下部にはマウントケース7aが配設され、マウントケース7aでエンジンを支持し、マウントケース7a下面に結合するオイルケース7b内にオイルパン7cが配設されている。
エンジン2の周りをエンジンカバー20で覆い、エンジンカバー20は上下2分割カバーで構成され、上カバー21、下カバー25とからなり、前後のロック機構13,13で上下のカバー21,25は開閉自在に一体化されている。
クランクシャフト5aは前記したように縦向きに配設されており、下端部にフライホイール5bを備えるとともに、下方に垂下された駆動軸8に連結されており、駆動軸8は、下カバー25の下方に延設されたエクステンションケース9内を縦通し、エクステンションケース9の下端部に固着されたギヤケース10内のギヤ伝達機構11に連結されている。
ギヤ伝達機構11は、駆動軸8の動力を、ギヤケース10内において前後方向を向いて配置された水平な被動軸11aに伝え、被動軸11aの後端部はギヤケース10の後部から後方に突出し、後端部にプロペラ12が固着され、エンジン2の動力でプロペラ12を駆動し、ドグクラッチで切り換えることで、プロペラの正逆回転を切り換え、前進又は後進の推進力を得る。
尚、図中13は、船の船尾に船外機を着脱自在に取り付けるスターンブラケットである。
図2は、船外機の拡大平面図で、エンジンカバー部分の平面図、図3は船外機の上部構造の要部を示す説明的拡大縦断側面図、図4は同要部の説明的拡大縦断正面図である。
これら図2〜図4に従って、本発明の要旨となる構成を説明する。
図3、図4はエンジン上部のカムシャフトのチェーン伝動機構、ACG(交流発電機)、吸気サイレンサ及びエンジンカバーの上部を断面として示し、エンジンは断面で示していない。
船外機1の後部に位置するエンジン2のシリンダヘッドカバーを含むシリンダヘッド3の3bの上面の上にカムシャフト上端部3cが突出し、一方、シリンダブロック4とクランクケース5との境界部上の上面5bの上にクランクシャフト5aの出力部5cが突出するように設けられている。
このカムシャフト上端部3dとクランクシャフト5aの出力部5cの下部には、カムシャフト伝動機構を構成する大径・小径の駆動スプロケット14、被動スプロケット15が固着され、スプロケット14,15間にはチェーン16、実施例では駒を積層して連結したサイレントチェーンを用いた。
これらによりカムシャフト伝動機構17を構成した。
以上のチェーン・スプロケット伝動機構からなるカムシャフト伝動機構17の周囲は、上方及び周囲をケース又はカバー30で覆い、該カバーを第1カバーとし、周囲及び上方にチェーン・スプロケット機構の潤滑油の飛散を防止するように密閉カバーで構成する。
第1カバー30は、カムシャフト側の被動スプロケット15の上方の部分で一段高い段部31aを有し、クランクシャフト側の駆動スプロケット14の前方でクランクケース5の上面5bの端縁に屈曲して当接する前端部31b、クランクシャフトの出力部5cを縦通させるオイルシール32でシールされた縦通孔31cを備える蓋板部31と、蓋板部31と接合され、エンジン周囲を囲む周壁部33とからなる。
前記した第1カバー30の蓋板部31上に突出したクランクシャフトの出力部5cの上部周には、ACG(交流発電機。以下ACGと記す)40の回転体(磁石付きフライホイール)41の筒状基部41dが結合されており、回転体41の内周には磁石41aが固着されている。
回転体の内側には、鉄心42aにコイル42bを巻き付けた発電用コイル42が配設されており、回転体41の上面41bには回転体41内に空気を導入するガイド部41c…(…は複数を表す。以下同じ)が設けられている。
前記した第1カバー30の蓋板部31の縦通孔31cを縦通する部分は、実際には回転体41の下部の基部41dであり、この基部41d周と縦通孔31cとの間にオイルシール32が介設されている。
以上のオイルシール構造により、チェーン・スプロケット機構の潤滑で発生する潤滑油の飛沫は、第1カバー30の外に飛散、漏洩することが防止され、蓋板部31上に配設されているACG40側に侵入することはない。
エンジン2のクランクケース5の前方部位で、上半部に相当する部位であって、エンジン2の右側(船外機の進行方向右側)には、エンジンの空気(新気)の吸入口を構成する吸気サイレンサ18(吸気箱)を配設した。
図では吸気サイレンサ18の上半部及び連通ダクト部を断面として示しており、上半部の下面に、エンジンカバー内(エンジンルーム内)に空気を取り入れる吸気口18aが箱の全面から下向きに開口されている。
エンジンカバー20の上カバー21の頂部21aは、前半部21bが上方へ膨出し、後半部の幅方向中間部が一段低い凹部21cとして形成され、凹部21cは後端部が最も低く、前方に緩やかに上傾し、勾配がきつい上傾する斜面部21dで前半部21bに連続する。
前方に緩やかに上傾する凹部21cの幅方向中間部で、前半部分には、外の空気をエンジンカバー20内に取り入れる空気取入口23を形成する。
凹部21cの後半部から前半部にかけては、図2に示すように幅が漸減し、前端部は前方に角部を向けて平面視略三角形の上部をなし、上カバー21の頂部21aは、凹部21cの前半部の両側の部分が上カバー21の頂部21aの前半部21bの後半部と同様に高さが高く形成されている。
空気取入口23は、実施例では上方に起立した縁部23aで構成され、実施例では図2に示されるように平面視で略5角形をなす。
前記した凹部21cは、図2で示すように平面視で後方に広がった前後に長い略三角形をなす。この略三角形の凹部21cを上から覆うリッド24を、空気取入口23上に配設する。リッド24で凹部21c及びリッド24の上を覆い、上カバー21の上面の一部を構成する。
リッド24は、前後長さが凹部21cの前後長さよりも少し短く、側面視では後半部が高くなった山形をなす。
リッド24は幅方向の中間部が高く、両側が低く成るように傾斜し、その下面の四隅に脚部24a…を垂下、突設し、該脚部24a…を介して凹部21cの後部左右及び斜面部21dに起設したボス部21e…に固着し、リッド24を凹部21c上にこれの上面に対し所定高さ離間して取り付け、支持する。
リッド24の後端部24cと凹部21cの対向する上面との間に、空気を取り入れる空間Sを形成する。
リッド24の後部21bは最も高い部分から後下傾し、後端部24cは凹部21cの後部上面と所定空間をあけ、後方に大きな隙間をあけるように上方に位置し、リッド24の下面24dと前記した空気取入口23の上端部23bとの間には大きな空間を確保する。
尚リッド24の後端部24eは、上カバー21の頂部21aの前半部後端の山形部21fと斜面部21dの上端部近傍に形成した係合部21gに当接されて、上カバー21の頂部21aと連続している。
以上のACG40の回転体40の上を覆う第2カバー50をエンジンブロックに取り付け、固定し、第1カバー30の上に配設する。
第2カバー50により回転体41を覆った状態及び第1カバー30との関係、エンジンカバー20の上カバー21内における関係は、図3、図4の断面図で、また平面的なレイアウトの関係は図2で示される通りである。
第2カバー単体の構造は、図5〜図11に示す通りである。
図5は、第2カバー単体の後方斜視図、図6は、同前方斜視図、図7は同平面図、図8は、図7の矢視8方向の図、図9は、図7の矢視9方向の図、図10は、図7の矢視10方向の図、図11は、図7の11−11線断面図である。
これらの図面と図2〜図4を参照して、第2カバーを説明する。
第2カバー50は、前記した回転体41の上及び周囲を覆う円形ドーム状のキャップ部51を有する。
キャップ部51は、円盤状で湾曲屋根状の天蓋部52と、これの下端部周から下方に垂下した周壁部53とを一体に連続して備える。
周壁部53の下端の外縁には、複数の上向きU形の係止部54…や、下向きU形の係止部55を一体に設け、天蓋部52の一部の下端部と周壁部53との間には棚面部56を後方に延設する。上向きU形係止部64でカム室と吸気サイレンサとを連通するブリーザーホースを支持し、下向きU形係止部65は、エンジンブロックの凸起(不図示)と係合する貫通孔を有するグロメット65bとともに、第2カバー60をエンジンブロックに固定するものである。
上記した棚面部56は、平面視が直角三角形類似の板状体で構成されている。板状体には、後方に開放した複数条の凹凸部57…を備え、棚面部56の前端部56aは天蓋部52に連続し、上方に湾曲した天蓋部52の幅方向中間部の上面52aと連続面を構成し、水平な棚面部56から天蓋部52の上面に棚面部56の上面56aは連続している(図5、図7参照)。
天蓋部52の外周で、前記した棚面部56の反対側には棚面部58を前方に突設し、この前方に延出した棚面部58を下流側棚面部と記し、前記した後方に延出した棚面部56を上流側棚面部と記した。
棚面部56,58は、上流側棚面部56は前後方向に長く、下流側棚面部58は短く、棚面部58の上面58aは平坦であり、上面58aは天蓋部52に連続し、上方に湾曲した天蓋部52の幅方向中間部の前記した上面52aと連続面を構成し、下流側棚面部58、天蓋部52の上面52a、上流側棚面部56で連続した空気案内面を構成する。
以上の天蓋部52前後の棚面部56,58、天蓋部52の上面の両側部には、側部案内面を構成する板状の案内壁59,60を起立設置する。
左右の案内壁59,60は、一方59は、上流側棚面部56の斜辺部56bの前部で天蓋部52と合流する部分から始まり、この部分から少し立ち上がって立上部59aとし、これの前端部から斜め上方に上傾する斜辺59bとし、この部分から前方に延出して若干前方に緩やかに下傾した壁部前半部59cとし、下流側棚面部58の側部にまで延びて起立して配設される。
他方の案内壁60は、上流側棚面部56の直線状の辺56cから始まる低い上流部60aと、天蓋部上面52aの端部から直立し、前方に延びる高い壁部60bとを備え、壁部58bは、下流側棚面部58の一側に設けた凹欠部58bの側端部まで設置されている。
以上の左右の案内壁59,60は、左右で形状、高さ、前後方向の長さが非対称である。
以上のように案内壁59,60を非対称とすることで、上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58間を後方から前方(上流側から下流側)に整流して流れる空気を、一部が側方に流れることを許容する。
これにより、案内壁の無い部分や非対称の部分からエンジン吸入口に整流して案内する空気の一部をエンジンの周囲に分岐して流すことができ、エンジンルーム内において空気の流れを必要な部位に流すこともでき、エンジンルーム内全体の空気の流れを改善することができる。
以上の上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58の両側部に設けた案内壁59,60は各部一体成形し、第2カバー50の剛性を確保し、その多の構成部分(周壁部53、係止部54,55)も一体成形し、各部分は合成樹脂で全一体に成形する。
以上の上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58、左右の案内壁59,60でエンジンルーム内に取り入れる吸気案内手段を構成する。
以上の案内壁59,60は概ね左右で平行に設けられており、図2、図7で示したように全体として上流側が左側(図2、図7の上方)に少し偏り、下流側が少し右側(図2、図7の下方)に偏っている。
ところで、天蓋部52の左右の案内壁59,60で囲まれた上面52aを除く左右の部分の上面52b,52cには、天蓋部52の中心から放射状に複数の長孔を上下に貫通するように設け、キャップ部51内への空気導入孔61…を形成する。
また、キャップ部51の周壁部53の一側部、具体的は左側(図2の上方、図7の上方)には、外方に概ね角形に膨出するダクト部62を設ける。
ダクト部62を左前方から見た様子を示した斜視図の図6、側面図である図9、縦断側面図である図11で明示されており、周壁53のこの面の内面53aの前後方向中間部に左外方に膨出するように形成されており、膨出したダクト部62は、上面62a、前後の面62b、62cが閉じ、下方が開放されている。
これにより、天蓋部52内と連通し、外方に膨出し、下方に開放部62dで開放されたダクト部62を一体に形成した。
図3及び図4に戻って、前記したチェーン伝動機構17を気密にカバーする第1カバー30の蓋部31上に突出するACG40の回転体41の上方及び周囲を第2カバー50で覆い、具体的なキャップ部51で回転体41を覆う。
上流側棚面部56は第1カバー30の蓋部31上に離間して、これと平行に配設されており、該棚面部56はエンジンカバー20の上カバー21の後半部に設けた空気取入口23の下方に向かい合うように位置する。
周壁部53は回転体41の周りを囲み、周壁部53の下端部は第1カバーの蓋部31の上面に当接し、上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58の左右に設けられた案内壁59,60は、上カバー21の前半部の下面に沿って前後方向に配設される。
第2カバー50に設けた上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58、左右の案内壁59,60で形成したエンジンルーム内取り入れ空気の案内手段は、図2及び図3で明らかなように、船外機のエンジンカバー50内の上部において、後方から前方にかけて設けられており、下流側棚面部58の前方には湾曲しつつ下方に延びるエンジンカバー21の前面部21hが位置する。
また、第2カバー50のキャップ部51の周壁部53に設けたダクト部62は、図4で明らかなように第1カバー30の外側にはみ出して開放部62dがエンジンカバー20の内に下方に開放し、この側に前記した吸気サイレンサ18が配設されており、ダクト部を有しない反対側には熱影響を回避したい電子制御部19を配置した。
図12は、エンジンカバー内に取り入れた空気の流れを示す説明図であり、構成要素は代表的なものにのみ符号を付した。
外の空気は、エンジンカバー20の上カバー21の後半部に設けたリッド24と凹部21cとの間の空間Sからリッド24と凹部21cとbの間に侵入する。侵入した空気は空気取入口23からエンジンカバー内矢印(a)のように侵入し、取入口23の直下の第2カバー50の上流側棚面部56に突き当たる。
上流側棚面部56に当たった空気は矢印(b)方向に流れ、左右の案内壁59,60で規制され、上流側棚面部56、天蓋部52の上面52a、下流側棚面部58に案内され、エンジンカバーの上カバー21の天井面との間を進んで矢印(b)のように整流されて流れる。
この空気流は、エンジンカバーの上カバー21の前端部内に湾曲コーナー部に案内され、前面部21hの内壁に沿って下方に流れる。
この先に、吸気装置を構成する吸気サイレンサ18が臨み、吸気サイレンサ18の前且つ下向き吸入口18aから空気は吸入され、燃料供給装置に新気として供給される。
ところで、エンジンカバー内に取り入れられた空気は、前記した矢印(a)、(b)、(c)のように流れるが、左右の案内壁59,60が左右非対称なので、天蓋部52の左右の上面にも流れる。
ところで、キャップ部51内でSCG40の回転体41は回転しており、回転体41の上面に設けた空気導入ガイド部41c…の作用で、天蓋部52の設けた空気導入孔61…から、天蓋部52の左右の上面の流れから空気を内部に吸入し、回転体を含むACGの構成部品を冷却する。
ACG40を冷却した後の空気は、キャップ部51の一側部に設けた前記のダクト部62からエンジンルーム内に排出される。
図4に示した通り、排出部62dには、下方、或いは近傍に電子制御部19が配設されていないので、電子制御部19へのACG冷却後の空気による熱的影響を防止することができる。
図13は、本発明の変更実施例の第1例を示す要部の説明的縦断側面図である。
第1カバー130の蓋部131に上方に起立する環状堤片132を起設し、第2カバーのキャップ部151を下方への突出量の少ない周壁部153と天蓋部152とで構成し、周壁部153と環状堤片132とを突き合わせて接合Aしたもので、キャップ部の周壁部を上下に分割して形成した例である。
図14は、図13の変更実施例を示す要部の説明的縦断側面図である。
図13と同様に、第1カバー130の蓋部131に上方に起立する環状堤片132を起設し、第2カバーのキャップ部151を下方への突出量の少ない周壁部153と天蓋部152とで構成し、周壁部153と環状堤片132とをZ形に切欠し、印籠状態で段部相互を突き合わせて接合Bしたもので、キャップ部の周壁部を同様に上下に分割して形成した例である。
図15は、本発明の変更実施例の第2例を示すエンジンカバーの上部を含む船外機上部の縦断側面図である。
本実施例においても、船外機の基本構造は図3の機構と同様なので、同一部分には同一符号を付し、説明は省略する。
本実施例では、第2カバー50の上流側棚面部、天蓋部の上面、下流側棚面部の側方に起設された案内壁を前後2分割で形成したものである。
本実施例では、天蓋部52の後部に棚面部を設けず、第1カバー30の蓋部31上面であって、第2カバー50の天蓋部52の後端部の後方で、空気取入口23の下方の部分に、蓋部30と一体に案内壁上流部260を起設し、天蓋部52には案内壁260の下流部(前半部)160を起設し、前後の案内壁260,160を前後で突き合わせ、接合したものである。
本発明は、船外機のエンジンルーム内に空気を効率的に取り入れるのに好適である。
船外機の全体を示す側面図であり、内部機構の主なものを破線で示した図である。 船外機の拡大平面図で、エンジンカバー部分の平面図ある。 船外機の上部構造の要部を示す説明的拡大縦断側面図である。 船外機の上部構造の要部を示す説明的拡大縦断正面図である。 第2カバー単体の後方斜視図である。 第2カバー単体の前方斜視図である。 第2カバー単体の平面図である。 図7の矢視8方向の図である。 図7の矢視9方向の図である。 図7の矢視10方向の図である。 図7の11−11線断面図である。 エンジンカバー内に取り入れた空気が案内手段を介して整流される空気の流れを示す説明図である。 本発明の変更実施例の第1例を示す要部の説明的縦断側面図である。 図13の変更実施例を示す要部の説明的縦断側面図である。 本発明の変更実施例の第2例を示すエンジンカバーの上部を含む船外機上部の縦断側面図である。
符号の説明
1…船外機、 2…エンジン、 5a…クランクシャフト、 17…カムシャフト伝動機構、 18…エンジンの吸入口を構成する吸気サイレンサ、 20…エンジンカバー、 21…上カバー、 23…空気取入口、 30…第1カバー、50…第2カバー、 56,52a,58,59,60…吸気案内手段、 56…上流側棚面部、 58…下流側棚面部、59,60…側部案内面。

Claims (7)

  1. クランクシャフト縦置きのバーチカル4ストロークエンジンであって、エンジンの上部にカムシャフト伝動機構を有し、該カムシャフト伝動機構を密閉して覆う第1のカバーと、該第1カバーの外に設けられた回転体と、該回転体を覆う第2カバーとを有し、エンジン及びこれらの外方を覆い、空気取り入れ口を有するエンジンカバーを備える船外機であって、
    前記エンジンカバー内に設けられ、該エンジンカバーの空気取り入れ口の反対側に配設されたエンジンの吸入口と、前記エンジンカバーの空気取り入れ口から前記エンジンの吸入口に向けて設けられた吸気案内手段を備え、
    前記吸気案内手段は、前記空気取り入れ口の下方に位置する棚面と前記第2カバーの上面と概ね連続する部分とを備える、
    ことを特徴とする船外機。
  2. 前記棚面は前記第2カバーに一体成形で形成したことを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記棚面は前記第1カバーの上面に形成され、前記第2カバーに当接するようにしたことを特徴とする請求項1記載の船外機。
  4. 前記棚面の側方には側部案内面を有することを特徴とする請求項1〜請求項3何れか1項に記載の船外機。
  5. 前記側部案内面は向かい合う一対の側部案内面からなり、該一対の側部案内面は、前記エンジンの吸気口に向けての長さ方向において非対称に設けられていることを特徴とする請求項4記載の船外機。
  6. 前記案内手段の棚面を上流側棚面とし、該上流側棚面と概ね上面が連続する第2カバーの上面と概ね連続し、第2カバーの下流側に延出、エンジンの吸入口に空気を指向させる下流側棚面を有することを特徴とする請求項1記載の船外機。
  7. 前記上流側棚面、第2カバーの上面、下流側棚面の側方には側部案内面を有することを特徴とする請求項6記載の船外機。
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