JP2007269117A - 車体構造 - Google Patents

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Masayuki Murafuji
正幸 村藤
Touji Arimatsu
東嗣 有松
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Abstract

【課題】フロントパネルの境界部に応力が集中することを回避できる車体構造を提供する。
【解決手段】本発明の車体構造は、一対のフロントピラー21と、一対のフロントピラー21の間にわたされたロアレール22と、一対のフロントピラー21とロアレール22とに固定されるフロントパネル23とを具備する。フロントパネル23は、第1の部分31、第2の部分32、境界部33、を有する。第1の部分31は、フロントピラー21に固着される。第2の部分32は、ロアレール22に固着される。境界部33は、第1の部分31と第2の部分32との間に位置するとともに、フロントピラー21とロアレール22とから離れている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両前部の車体構造に関する。
従来の大型車両の車体構造として、左右一対のフロントピラーと、この一対のフロントピラーの間にわたされたレインホースメントと、このレインホースメントの内側に通された補強用のクロスメンバと、車両の前面に固定されたフロントパネルと、フロントパネルの上側に取り付けられるフロントガラスと、を備えたものがある。
フロントパネルは、一対のフロントピラーと、レインホースメントとの両方にまたがるようにこれらに固定されている。フロントパネルは、フロントピラーに固定された第1の部分と、レインホースメントに固定された第2の部分と、フロントピラーとロアレール及びフロントパネルとが重合すると共に、フロントガラスの下縁両側のコーナ部に位置する境界部とを有している。この境界部は、フロントガラスが接着される箇所でもある。このため、当該境界部は、フロントガラスの縁部の形状に倣って、湾曲して形成されることが多い。
この従来の車体構造では、レインホースメントの内側にクロスメンバを設けることで、車体の剛性を高めて、衝突時の安全性を向上させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特公昭63−23030号公報
ところで、例えば車両の走行中に急ブレーキをかけた場合など、車体に撓みや捩れを発生させるような力が車体に対して作用することがある。このような場合には、フロントガラスを装着する開口が大きいこともあいまって、前記境界部に高応力が発生する。このため、長年にわたって境界部に繰り返し前記高応力が加えられた場合には、板厚が薄いフロントパネルの境界部に亀裂が生ずることも起こりうる。これを防ぐため、従来は、レインホースメントの内側にクロスメンバを設けていた。
本発明の目的は、フロントパネルの境界部に応力が集中するのを回避できる車体構造を提供することにある。
本発明の車体構造は、車両の上下方向に延び、同車両のフロントウインド開口部の両側縁を構成する左右一対のフロントピラーと、前記一対のフロントピラーの間にわたされ前記フロントウインド開口部の下縁を構成するロアレールと、前記一対のフロントピラーと前記ロアレールに前記車両前後方向、前側を覆うと共に固定されるフロントパネルとを具備し、前記フロントパネルは、前記フロントピラーに固着される第1の部分と、前記ロアレールに固着される第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分との間で前記開口部のコーナ部に位置するとともに、前記フロントピラーと前記ロアレールとから分離している境界部と、を有する。
本発明の一つの形態では、前記境界部に、下方に向けて延びる切欠きを設けている。また、前記ロアレールは、角形のパイプ材である。前記境界部は、前記切欠きの周囲を規定する縁部を含み、この縁部は、前記ロアレールの上縁よりも前記ロアレールの中心軸に近い位置に配置することが、より好ましい。さらに、前記切欠きは、半円形状をなしているとよい。
本発明によれば、フロントピラーとロアレールとのコーナ部に固着されない境界部を設けたため、車体の捩じれによりフロントパネルに変形が生じても、境界部において変形を許容することができる。また、境界部に切欠きを設けたため、フロントパネルの捩じれ中心がロアレールの捩じれ中心に近づきこの境界部に応力が集中するのを防いで、境界部に亀裂が発生することを回避できる。これにより、長年の使用にも耐えることができる堅牢な車体構造を提供できる。
以下に、図1から図4を参照して、本発明に係る車体構造を適用した車両の実施形態について説明する。
図1に示すように、車両の一例であるバス11は、車体12を含んでいる。車体12は、屋根13、フロントウインド14、サイドウインドウ15、ドア16、タイヤ17を備える。
図1ないし図3に示すように、バス11の前部には、左右一対のフロントピラー21と、この一対のフロントピラー21の間に渡されるロアレール22と、一対のフロントピラー21とロアレール22とに固定されるフロントパネル23とを備えている。
一対のフロントピラー21は、フロントウインド14の両側部に対応する位置に設けられている。フロントピラー21は、インナピラー24と、アウタピラー25とを備えて中空形状を形成している。フロントピラー21は、互いが対向する位置にフロントウインド14が取り付けられるフランジ状の第1の取付部26を有している。インナピラー24の対向する位置に、ロアレール22の両端部が固定されるための固定部27が設けられている。
ロアレール22は、フロントウインド14の下側に設けられている。ロアレール22は、その両端部において、インナピラー24の固定部27に溶接接合されている。ロアレール22は、例えば、角形のパイプ材で構成されている。ロアレール22は、バス11の前方に向かって凸になった弓型形状をなしている。
フロントパネル23の車幅方向の両側縁には、栓溶接用の孔38が形成されフロントピラー21に溶接固着される第1の部分31と、フロントパネル23の上側縁部には、栓溶接用の孔37が形成されロアレール22に溶接される第2の部分32と、第1の部分31と第2の部分32との間の開口部のコーナ部に位置し、フロントピラー21及びロアレール22のいずれとも結合されない境界部33とを備えている。フロントパネル23の第2の部分32は、フロントウインド14が取り付けられ、略垂直な面を有する第2の取付部35と、ロアレール22に沿って水平方向に折れ曲がった折り曲げ部36とを有している。折り曲げ部36は、ロアレール22に対する重ね代となっている。主として折り曲げ部36において、フロントパネル23はロアレール22に溶接固着されている。
図4に示すように、境界部33は、フロントピラー21とロアレール22とに溶接されずに、フロントピラー21とロアレール22とから分離されている。この境界部33に、下方に向けて延びる切欠き41が設けられている。切欠き41は、半円形状をなして形成されている。境界部33は、この切欠き41の周囲を規定する縁部42を含んでいる。この縁部42は、ロアレール22の上縁をなす角部22aから外れた位置にあり、この角部22aよりもロアレール22の中心軸Cに近い位置にある。
以上のように構成されたバス11において、車体12が捩じれるような力が車体12に加えられる事態が想定される。このような事態としては、例えば走行中に急ブレーキをかけた場合などが考えられる。車体12にこのような力が加えられた場合には、フロントピラー21に対してロアレール22を回転させるような回転力が働く。この回転力により、ロアレール22には、その中心軸Cを中心とした微小量の回動が引き起こされる。
本実施形態のバス11では、ロアレール22の回動に伴ってフロントパネル23が振動するように変形するものの、境界部33がフロントピラー21とロアレール22とに拘束されていないため、境界部33において、車体12の捩じれに起因するフロントパネル23の変形を許容する。また、ロアレール22の中心軸Cに近い切欠き41の縁部42の移動量は、ロアレール22の角部22aの移動量に比して小さいものになっている。このため、この移動でフロントパネル23に発生する応力は、極めて小さなものになっている。
なお、本実施形態では、境界部33に切欠き41を設けているが、この部分を他の構成、例えば、フロントパネル23の第1の部分31と第2の部分32とを弾力的に連結する部材などで構成してもよい。すなわち、切欠き41は、フロントピラー21・ロアレール22間に発生する応力の集中を回避できる構成であれば、どのような構成であってもよい。
以上が、車両の一例としてのバス11の実施形態である。本実施形態によれば、境界部33が、フロントピラー21とロアレール22とに溶接固着されることなく、フロントピラー21とロアレール22とから分離されている。このため、境界部33がフロントピラー21と、ロアレール22とによって拘束されることがないため、車体12の捩じれに起因してフロントパネル23に変形を生じたとしても、境界部33において当該変形を吸収することができる。
フロントパネル23の境界部33には、下方に向けて延び縁部42がロアレール22の捩じれ中心軸Cに近い切欠き41が設けられている。これにより、フロントパネル23の境界部33に応力集中が起こるのを回避して、境界部33に亀裂、ひび割れ等が発生することを防止できる。また、フロントパネル23をプレス成形する際に、切欠き41をフロントパネル23の他の構造と一括して成形できる。このため、境界部33に切欠き41を設けることとしても、フロントパネル23の製造工程が複雑になることがない。また、フロントウインド14周りのデザインの自由度を高めることができる。
ロアレール22は、角形のパイプ材で構成されている。このため、ロアレール22をレインホースメント等で構成する場合に比して、車体12を簡単かつ強固に構成することができる。
切欠き41の周囲を規定する縁部42は、ロアレール22の1つの角部22aよりもロアレール22の中心軸Cに近い位置にある。このため、最も移動量が大きいロアレール22の角部22aから外れた位置で、且つ中心軸Cに近い位置に境界部33を配置できる。これにより、境界部33で起こる移動量を小さなものにして、境界部33に生ずる応力を極めて小さなものにできる。
本実施形態では、切欠き41は、半円形状をなしている。切欠き41を設けることによって境界部33に応力が集中することが軽減されるが、万一境界部33に応力がかかった場合でも、切欠き41自身が半円形状であるため、切欠き41にかかる応力が縁部42の各箇所に均一に分散する。このため、切欠き41の一箇所に応力が集中することを回避して、境界部33に亀裂が発生することを防止できる。
本発明の車体構造は、上記実施形態に示したバス11用に限らず、例えばトラックのようなその他の車両に対しても実施可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
実施形態に係るバスの斜視図。 図1に示すバスのフロントパネルを車外方向から示す斜視図。 図1に示すバスのフロントパネルを車内方向から示す斜視図。 図2に示すフロントパネルの境界部を拡大して示す正面図。
符号の説明
11…バス
12…車体
21…フロントピラー
22…ロアレール
22a…角部
23…フロントパネル
31…第1の部分
32…第2の部分
33…境界部
41…切欠き

Claims (5)

  1. 車両の上下方向に延び同車両のフロントウインド開口部の両側縁を構成する左右一対のフロントピラーと、
    前記一対のフロントピラーの前記フロントウインド開口部の下縁を構成するロアレールと、
    前記一対のフロントピラーと前記ロアレールに前記車両前後方向、前側を覆うと共に固定されるフロントパネルとを具備し、
    前記フロントパネルは、
    前記フロントピラーに固着される第1の部分と、
    前記ロアレールに固着される第2の部分と、
    前記第1の部分と前記第2の部分との間で前記開口部のコーナ部に位置するとともに、前記フロントピラーと前記ロアレールとから分離している境界部と、
    を有することを特徴とする車体構造。
  2. 前記境界部に、下方に向けて延びる切欠きを設けたことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記ロアレールは、角形のパイプ材であることを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記境界部は、前記切欠きの周囲を規定する縁部を含み、この縁部は、前記ロアレールの上縁よりも前記ロアレールの中心軸に近い位置に配置することを特徴とする請求項3に記載の車体構造。
  5. 前記切欠きは、半円形状をなしていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の車体構造。
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