JP2007269070A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】舵角エンドを精度良く判定して、的確に駆動電流を低減補正することによって、操舵補助用のモータの過熱の防止及び操舵感の向上を図る電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】車両の操舵部材30に加えられる操舵トルクに基づいて目標補助力を定め、これに応じて操舵補助用のモータ5の駆動電流を増減制御する一方、操舵機構が左右の舵角エンド位置にあるとき前記駆動電流を低減補正する電動パワーステアリング装置において、操舵軸の出力側の回転角センサ4bにより検出された回転角度の変化率に基づいて操舵軸の出力側の動きの有無を判定し、この判定に応じて駆動電流の低減補正を行う構成にしている。舵角エンドを精度良く判定して、舵角エンドにおいて、的確に駆動電流が低減補正され、モータの過熱及び電力の浪費を防止できる。また舵角エンドでない場合は、駆動電流の低減補正を行わずに、操舵感を良好に保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、舵角限界位置を精度良く判定して、的確に駆動電流を低減補正することによって、操舵補助用のモータの過熱の防止及び操舵感の向上を図る電動パワーステアリング装置に関する。
ステアリングホイール等の操舵部材の回転操作に応じて操舵補助用のモータを駆動し、該モータの回転を適宜の減速手段により減速して操舵機構に加えて操舵を補助する電動パワーステアリング装置は、操舵部材に加えられる操舵トルクをトルクセンサにより検出し、検出された操舵トルクに基づいて目標補助力を定め、該目標補助力を発生させるべく操舵補助用のモータの駆動電流を増減制御する構成となっている。
ところで、一般に車両の操舵輪は操舵の範囲が制限されており、この操舵の範囲の上限(以下、舵角エンドという)において、操舵機構の移動を拘束することにより操舵輪がこれ以上転舵しないよう制限されている。そして車両の操舵機構には、ラックピニオン式、ボールねじ式等の形式がある。例えば、ラックピニオン式の操舵機構においては、操舵部材が回転操作されたときに、この回転が操舵軸を介してピニオン軸に伝達され、該ピニオン軸の回転がラック軸の軸長方向の移動に変換され、左右の前輪が各別のタイロッドを介して押し引きされて操舵がなされる構成となっており、舵角エンドであるラック軸が左右の最大移動位置に達したとき、例えばラックハウジングにラック軸を当接させラック軸の移動を機械的に拘束することにより操舵輪の操舵の範囲が制限されている。
ところが、前述した電動パワーステアリング装置において、このような舵角エンドである場合に、操舵トルクを与えながら保舵したときに、この操作に応じて操舵補助用のモータに駆動電流が供給されるため、回転できないモータに電流を流すことになり、モータの過熱及び電力の浪費を生じる虞がある。
このような舵角エンドでのモータの過熱を防止するために、操舵トルクが所定値以上であり、操舵速度が所定値以下であるという2つの条件が満たされたときに、舵角エンドであると判定して、操舵補助用のモータの駆動電流を低減補正することによって、前述のモータの過熱を防止するようにした電動パワーステアリング装置がある(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
以上のような補正を行った場合、特許文献1に開示されているように、ステアリング操作がゆっくり行われているときに前述の2つの条件が満たされる結果、舵角エンドであると誤判定されて低減補正が行われ、十分な操舵補助力が得られずに操舵感の悪化を招来するという問題がある。特許文献1の電動パワーステアリング装置では、前述の2つの条件を所定時間以上満足することを舵角エンド判定の条件に入れることにより、特許文献2の電動パワーステアリング装置では、モータの発熱量に相当する損失積算値が所定値以上であるということを舵角エンド判定の条件に入れることにより、上記の問題の解消を図っている。
特開平11−43059号公報 特開2001−191933号公報
ところが、特許文献1の電動パワーステアリング装置では、何らの根拠も示されることなく所定時間が3〜10秒に設定されている。実際に舵角エンドである場合に、特許文献1の電動パワーステアリング装置では所定時間分だけ、特許文献2の電動パワーステアリング装置では損失積算値が所定値以上になる時間分だけ、夫々遅れて駆動電流の低減補正を行うこととなり、電力の浪費となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操舵軸の出力側の動きの有無を判定する判定手段を設け、該判定手段が操舵軸の出力側の動き有りと判定したときに、操舵補助用のモータの駆動電流に対する舵角エンド時の低減補正を行わないようにすることにより、舵角エンドを精度良く判定して、的確に駆動電流を低減補正することによって、モータの過熱の防止及び操舵感の向上を図る電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る電動パワーステアリング装置は、操舵部材と操舵機構とを連結する操舵軸の中途に配したトルクセンサによる操舵トルクの検出結果に基づいて目標補助力を求め、該目標補助力を発生すべく操舵補助用のモータの駆動電流を制御する一方、前記操舵機構が左右の舵角限界位置にあるとき前記駆動電流を低減補正する電動パワーステアリング装置において、前記操舵軸の操舵機構との連結側の回転角度を検出する舵角センサと、該舵角センサの検出結果に基づいて前記連結側の動きの有無を判定する判定手段と、該判定手段により前記連結側の動き有りと判定されたときに前記操舵補助用のモータの駆動電流を低減補正することを中止する中止手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記トルクセンサは、前記操舵軸の前記操舵部材側及び操舵機構側夫々に回転角センサを備えており、前記操舵機構側の回転角センサは、前記操舵軸の連結側の前記舵角センサを兼ねていることを特徴とする。
第1発明によれば、操舵機構との連結側である操舵軸の出力側の動きの有無を判定することにより、舵角限界位置である舵角エンドを精度よく判定することができるため、舵角エンドにおいて、的確に駆動電流が低減補正され、モータの過熱及び電力の浪費を防止できる。また舵角エンドでない場合は、駆動電流の低減補正を行わないようにすることができ、操舵感を良好に保つことができる。
第2発明によれば、車両の操舵部材に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサが、操舵軸の出力側の舵角センサを兼ねていることから、新たに舵角センサを設けることなく、モータの過熱及び電力の浪費を防止でき、また操舵感を良好に保つことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。
ラックピニオン式の操舵機構は、図示しない車体の左右方向に延設されたラックハウジング10の内部に軸長方向への移動自在に支持されたラック軸1と、ラックハウジング10の中途に交叉するピニオンハウジング20の内部に回転自在に支持されたピニオン軸2とを備える公知の構成を有している。
ラックハウジング10の両側から外部に突出するラック軸1の両端は、各別のタイロッド11,11を介して操舵輪としての左右の前輪12,12に連結され、またピニオンハウジング20の一側から外部に突出するピニオン軸2の上端は、操舵軸であるステアリング軸3を介して操舵部材としてのステアリングホイール30に連結されている。またピニオンハウジング20の内部に延びるピニオン軸2の下部には、図示しないピニオンが形成されており、該ピニオンは、ラックハウジング10との交叉部において、ラック軸1の外面に適長に亘って形成されたラック歯に噛合させてある。
ステアリング軸3は、筒形をなすコラムハウジング31の内部に回転自在に支持され、該コラムハウジング31を介して、図示しない車室の内部に前方を下とした傾斜姿勢を保って固定されており、コラムハウジング31の下方へのステアリング軸3の突出端にピニオン軸2が連結され、同じく上方への突出端にステアリングホイール30が固設されている。
以上の構成により、操舵のためにステアリングホイール30が回転操作された場合、この回転がステアリング軸3を介してピニオン軸2に伝達され、該ピニオン軸2の回転が、ピニオンとラック歯との噛合部においてラック軸1の軸長方向の移動に変換されることとなり、このようなラック軸1の移動により、左右の前輪12,12が各別のタイロッド11,11を介して押し引きされて操舵がなされる。
ステアリング軸3を支持するコラムハウジング31の中途には、ステアリングホイール30の回転操作によりステアリング軸3に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ4が設けてあり、該トルクセンサ4よりも下位置に操舵補助用のモータ5が取付けてある。
トルクセンサ4は、検出対象となるステアリング軸3を上下の2軸である入力軸及び出力軸に分割し、これらの2軸を捩れ特性が既知のトーションバーにより同軸上に連結して、操舵トルクの作用によりトーションバーの捩れを伴って前記2軸間に生じる相対角変位を適宜の手段により検出する公知の構成を有している。図示のトルクセンサ4は、入力軸に設けられた回転角センサ4aと出力軸に設けられた回転角センサ4bとを備えており、これら2つの回転角センサ4a,4bにより検出された夫々の回転角度の差を算出することによって操舵トルクを求めている。
トルクセンサ4は、例えば、ステアリング軸3の入力軸及び出力軸夫々の外周に磁性体製のターゲットを周方向に複数並設し、これらのターゲットの並設位置の外側に、各ターゲットの通過に応じて変化する出力を発する磁気センサ(MRセンサ)を対向配置して、入力軸及び出力軸の回転角度を夫々検出する公知のMRセンサタイプを用いることができる。別の例として、ステアリング軸3の入力軸及び出力軸の外周に、出力される位相の異なる2種類の交流電圧から回転角度を検出するレゾルバを夫々設ける公知のツインレゾルバタイプを用いることができる。尚、トルクセンサ4は、これらの検出手段に限定されず、ステアリング軸3の入力軸及び出力軸の回転角度を夫々検出することが可能な適宜のトルクセンサ4を用いることができる。
操舵補助用のモータ5は、コラムハウジング31の外側に軸心を略直交させて取付けてあり、例えば、コラムハウジング31の内部に延びる出力端に固着されたウォームをステアリング軸3に外嵌固定されたウォームホイールに噛合させ、モータ5の回転を、ウォーム及びウォームホイールにより減速してステアリング軸3に伝えるように伝動構成されている。この構成によれば、操舵補助用のモータ5の回転は、ステアリング軸3に減速伝動され、該ステアリング軸3の下端に連設されたピニオン軸2に回転力が付与されることとなり、この回転に応じて前述のごとく行われる操舵が補助される。
尚、操舵補助用のモータ5は、図示の位置に限らず、操舵トルクの検出がなされるトルクセンサ4よりも下位置であれば、ステアリング軸3、ピニオン軸2又はラック軸1に伝動構成して適宜の位置に取付けることができる。ラック軸1に伝動構成する場合、モータ5の回転をラック軸1の軸長方向の移動に変換するために、ボールねじ機構等の運動変換手段が必要となる。
このように取付けられた操舵補助用のモータ5は、アシスト制御部6から図示しないモータ駆動回路を介して与えられる制御指令に従って駆動される。アシスト制御部6には、トルクセンサ4を構成する回転角センサ4a,4bによる夫々の回転角度の検出値、車両の適宜部位に配された車速センサ等の走行状態センサ7による車速等の走行状態の検出値が与えられている。また、操舵補助用のモータ5にはモータ電流センサ50が設けてあり、モータ電流センサ50によるモータ5の駆動電流の検出値はアシスト制御部6に与えられている。
図2は、アシスト制御部6のブロック図である。アシスト制御部6は、内部バス60により相互に接続されたCPU61,ROM62及びRAM63を備え、ROM62に記憶された制御プログラムに従うCPU61の動作により以下のアシスト制御を実施するECUとして構成されている。回転角センサ4a,4bによる夫々の回転角度の検出値、走行状態センサ7による車速等の走行状態の検出値及びモータ電流センサ50によるモータ5の駆動電流の検出値は、各別の入力インターフェース64a,64b,65,66を介してCPU61に取り込まれるようになしてある。
図3は、アシスト制御部6のCPU61の動作内容を示すフローチャートである。CPU61は、回転角センサ4a,4bにより検出される夫々の回転角度及び走行状態センサ7により検出される車速等の走行状態を所定のサンプリング周期にて取込み(ステップS1)、これらの回転角度の差から操舵トルクTを算出し(ステップS2)、次いでこれらの操舵トルクTの算出値及び車速等の走行状態の検出値を用いて、目標の操舵補助力を発生すべく操舵補助用のモータ5に供給する駆動電流値の目標値(目標駆動電流値)を算出する(ステップS3)。
ステップS3での目標駆動電流値の算出は、例えば、ステップS2で算出された操舵トルクTの算出値をROM62に格納された制御マップに適用して基準駆動電流値を求め、この基準駆動電流値を、走行状態センサ7から取り込まれる走行状態に応じて増減補正する手順によりなされる。このような目標駆動電流値の算出動作は、従来から既知の動作であり、図3中には、単一のサブルーチンブロックにより示し、詳細な説明は省略する。
以上のように目標駆動電流値の算出を終えた後、CPU61は、算出された目標駆動電流値を以下の手順により低減補正する舵角エンド補正動作を行い(ステップS4)、得られた補正駆動電流値を操舵補助用のモータ5に供給し、該モータ5を駆動する(ステップS5)。このときCPU61は、モータ電流センサ50によって検出されたモータ電流値と補正駆動電流値との偏差を算出し、この偏差に基づいて操舵補助用のモータ5に供給する補正駆動電流値を修正するフィードバック制御を行う。
図4は、舵角エンド補正動作の内容を示すフローチャートであり、この動作においてCPU61は、操舵トルクTが予め設定された所定値Tref以上であるか否か、及び操舵速度Vが予め設定された所定値Vref以下であるか否かを夫々判定する(ステップS11,12)。ここで、操舵速度Vは、例えば、ステアリング軸3の入力軸に設けられた回転角センサ4aにより検出された回転角度の変化率を算出することにより求められる。この回転角度の変化率の算出は、ステップS1において取込まれた現時点の回転角度と、前回のサンプリング時に取込まれた回転角度とを用いた差分演算によりなされる。前回の回転角度は、ワークエリアとしてのRAM63に記憶させておけばよい。
ステップS11の判定条件を満足している場合には(ステップS11:YES)、CPU61は、操舵機構が左右の舵角エンド位置にある可能性ありと判断し、次にステップS12に進む。また、ステップS11の判定条件を満足していない場合には(ステップS11:NO)、CPU61は、操舵機構が左右の舵角エンド位置にないと判断して、後述する目標駆動電流の低減補正を行うことなくリターンし、ステップS3で算出された目標駆動電流値をそのまま操舵補助用のモータ5に供給し、該モータ5を駆動する。
さらに、ステップS12の判定条件を満足している場合には(ステップS12:YES)、CPU61は、操舵機構が左右の舵角エンド位置にあると判断し、次にステップS13に進む。また、ステップS12の判定条件を満足していない場合には(ステップS12:NO)、CPU61は、操舵機構が左右の舵角エンド位置にないと判断して、後述する目標駆動電流の低減補正を行うことなくリターンし、ステップS3で算出された目標駆動電流値をそのまま操舵補助用のモータ5に供給し、該モータ5を駆動する。
ステップS13において、CPU61は、操舵軸の出力側の回転角センサ4bにより検出された回転角度の変化率Aを算出する。この回転角度の変化率Aの算出は、ステップS1において取込まれた現時点の回転角度と、前回のサンプリング時に取込まれた回転角度とを用いた差分演算によりなされる。前回の回転角度は、ワークエリアとしてのRAM63に記憶させておけばよい。
次に、CPU61は、操舵軸の出力側の動きの有無を判定する(ステップS14)。この判定は、ステップS13で算出された操舵軸の出力側の回転角度の変化率Aが予め設定されたしきい値Aref以下であるか否かで判定する。ここで用いるしきい値は、ステップS12での判定に用いる所定値と比較して十分に小さく、ゼロに近い値に設定されている。
ステップS14での判定の結果、操舵軸の出力側の動きが無いと判定した場合には(ステップS14:YES)、CPU61は、舵角エンドであると判断し、補正係数aを1.0未満の予め設定された値(例えば、0.5)に設定する(ステップS15)。次いで、CPU61は、操舵トルクT及び車速等の走行状態に応じてステップS3で算出された目標駆動電流値にステップS15で設定された補正係数aを積算し、この積算結果を補正駆動電流値として更新登録して(ステップS16)リターンし、この補正駆動電流値を操舵補助用のモータ5に供給し、該モータ5を駆動する。一方、操舵軸の出力側の動きが有ると判定した場合には(ステップS14:NO)、CPU61は、舵角エンドでないと判断し、目標駆動電流の低減補正を行うことなくリターンし、ステップS3で算出された目標駆動電流値をそのまま操舵補助用のモータ5に供給し、該モータ5を駆動する。
このようにCPU61においては、舵角エンドでない場合には操舵軸の出力側の動きが有ることに着目して、操舵軸の出力側の回転角センサ4bにより検出された回転角度の変化率に基づいて操舵軸の出力側の動きの有無を判定し、この判定に応じて駆動電流の低減補正を行っているため、舵角エンドにおいて、迅速に駆動電流の低減補正することができ、操舵補助用のモータの過熱及び電力の浪費を防止することができる。また舵角エンドでない場合は、駆動電流の低減補正を行わないようにすることができ、操舵感を良好に保つことができる。
尚、以上の実施の形態では、ラックピニオン式の操舵機構を備える車両への適用例について述べたが、本発明は、ボールねじ式の操舵機構等、他の形式の操舵機構を備える車両への適用も可能であることは言うまでもない。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 アシスト制御部のブロック図である。 アシスト制御部のCPUの動作内容を示すフローチャートである。 舵角エンド補正動作の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ラック軸(操舵機構)、2 ピニオン軸(操舵機構)、3 ステアリング軸(操舵軸)、4 トルクセンサ、4a,4b 回転角センサ、5 モータ、6 アシスト制御部(判定手段,中止手段)、7 走行状態センサ、30 ステアリングホイール(操舵部材)、50 モータ電流センサ

Claims (2)

  1. 操舵部材と操舵機構とを連結する操舵軸の中途に配したトルクセンサによる操舵トルクの検出結果に基づいて目標補助力を求め、該目標補助力を発生すべく操舵補助用のモータの駆動電流を制御する一方、前記操舵機構が左右の舵角限界位置にあるとき前記駆動電流を低減補正する電動パワーステアリング装置において、前記操舵軸の操舵機構との連結側の回転角度を検出する舵角センサと、該舵角センサの検出結果に基づいて前記連結側の動きの有無を判定する判定手段と、該判定手段により前記連結側の動き有りと判定されたときに前記操舵補助用のモータの駆動電流を低減補正することを中止する中止手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記トルクセンサは、前記操舵軸の前記操舵部材側及び操舵機構側夫々に回転角センサを備えており、前記操舵機構側の回転角センサは、前記操舵軸の連結側の前記舵角センサを兼ねていることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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