JP2007268702A - 正面抜き取り器を持つハンマーおよびハンマーヘッド - Google Patents

正面抜き取り器を持つハンマーおよびハンマーヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】ハンマーの支点を実質的に一定に維持することで、くぎが抜き取られるにつれてくぎを抜き取るのに必要な労力が増加しないようにする。
【解決手段】第1の端部を有するハンドル614と、ハンドル614の第1の端部に固定され、打撃面622が設けられた打撃ヘッド620を一端に有するハンマーヘッドと、打撃ヘッド620から拡張された第1の正面抜き取り器632と、ハンドルと打撃ヘッド620との間に配置された第2の正面抜き取り器634とを備えている。一つの実施態様として、このハンマーは、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634との間に位置するスロット633と、正面抜き取り器632、634と一緒に一体的に形成され、正面抜き取り器632、634を結合している水かき状部635とを備えている。
【選択図】図15

Description

本願は、2002年8月22日にファイルされた米国特許出願第10/225,464号の後続部分を構成するものであり、米国においては2001年9月6日に出願された米国仮特許出願第60/317,119号に基づいて優先権が主張されている。
本発明は、くぎまたは他の固定具の抜き取りに使用し得るハンマーおよびハンマーヘッドに関する。より詳細には、本発明は正面抜き取り器を持つハンマーまたはハンマーヘッドに関する。
従来のハンマーはほとんどが直線的な裂け目爪タイプまたは曲線的な裂け目爪タイプのいずれかである。両方のタイプがくぎの抜き取りに使われる。これらのくぎ抜きハンマーは、ハンマーヘッドの正面に打金またはヘッドを有し、ハンマーヘッドの後部に打金とは反対側に位置するくぎ取り除き爪を持つ。くぎ抜きハンマーはさまざまな家事目的、および組み立ておよび仕上げ作業やはぎ取りおよび他の取り壊し作業などの建設産業において使用される。当然ながらこれらの用途はほんの例示に過ぎず、ハンマーはさまざまな他の目的で他の用途に使うことができる。
従来のくぎ抜きハンマーの1つの大きな制約は、簡単にまたは迅速にくぎを抜き取るためには使えないという点である。これはいったん約1インチの距離までくぎが抜き取られるとてこの作用が実質的に小さくなるという事実が大きな原因である。特に、従来のくぎ抜きハンマーを使ってくぎが抜き取られるにつれてこの支点がくぎから離れることにより、てこの作用が事実上小さくなり、またさらにくぎを引き抜くためにハンマーの使用者によって加えられなければならない必要な力が事実上大きくなる。従来のくぎ抜きハンマーのこのような欠点または制約は、くぎが抜き取りの難しい設計となっている場合に特に問題である。例えば、大型のくぎ、のりが塗布されたくぎ、またはリブ付き軸部をもつくぎは抜き取りが非常に困難な場合があり、そのため抜き取るにはユーザーによって大きな力を加えなければならない場合がある。
従来のくぎ抜きハンマーの他の制約は、比較的長さの長いくぎの抜き取り、またはすでに部分的に表面から取り除かれているくぎに関する。ハンマーヘッドの打撃部に対する従来の爪の幾何学的寸法のため完全な抜き取りがしばしば妨げられる。それに加え、抜き取ろうとしているくぎが特に長い場合、従来の爪を使った抜き取りはくぎを大きく折り曲げる場合がありその結果完全な抜き取りがさらに妨げられる。このような長いくぎを抜き取るには、大工はしばしばハンマーに加えて特別なくぎ抜き工具を使うか、または木材または他の物質からなるブロックを見つけてハンマーのヘッドの下に配置しハンマーを高くして支点を表面よりも上の位置とすることでてこの作用をより大きくする必要がある。
従来のくぎ抜きハンマーの上述の制約を解消しようとしてさまざまな解決策が提案されてきた。特に、米国特許第6,279,876号、第5,441,236号、第5,249,776号、第5,060,911号、第4,998,996号、第4,533,116号、第4,422,620号、第2,657,903号、および第2,589,046号はすべて、支点の配置が改善されるかさもなければくぎの抜き取り、とくに長いくぎの抜き取りを容易にするための適切なてこの作用を提供するよう調整可能とされているくぎ抜きハンマーを開示している。この点に関して、これらの提案されているハンマーは支点を高くして長いくぎが抜き取れるようになっているハンマーの頂上部から外側に延びる可動式メカニズムを提供する。しかしながら提案されている解決策はさまざまな移動部品を利用するため費用がかさみハンマーの耐久性を低下させる。さらに、提案されている多くの実施例では延長した支点を規定するのにハンマーを手動で調整しなければならず、かかる特徴を持つハンマーを使うのは面倒であり、不便であり、時間の浪費である。可動式の延長可能な支点はハンマーの安定性も低下させ、さらにハンマーの従来の打撃およびはぎ取り用途によって不可避的に生じる支点メカニズムの磨耗および破損にともなってユーザーが負傷する大きな危険性を作り出す。
従来のくぎ抜きハンマーの上述の制約を解決しようとして他の解決策もまた提案されてきた。例えば、米国特許第2,239,719号、第1,535,685号、第1,425,369号、および第559,049号はすべて、長いくぎおよびさまざまな長さで表面から延びているくぎと係合して引き抜けるようになっている複数の爪を持ったハンマーを開示している。しかしながらこのような提案されているくぎ抜きハンマーは、くぎから支点が離れて移動することにより、てこの作用が制限される点にはまだ対応できていない。これらさまざまな提案されている解決策は従来の手段による抜き取りにまつわる効率の悪さを解決できておらず、むしろかえって破損、非安定性、時間の浪費、消耗、および負傷の可能性などのさらなる効率の悪さか、または従来のくぎ抜きハンマーを完全に機能させるにあたってのさまざまな障害のいずれかを生み出すという別の問題を生み出している。
従来のくぎ抜きハンマーのさらに別の制約は、ハンマーヘッドの爪の配置のために、ユーザーは爪を使うのに握り方を反転させおよび/またはハンマーを方向転換させなければならないという点である。このことはくぎを連続的に迅速に打ち込んだり抜き取ったりしなければならない状況では作業効率の妨げとなる。例えば、アルミニウム、しんちゅう、または亜鉛めっきされたくぎなどのより脆弱なくぎはより硬質の木材または表面に打ち込まれると曲がりやすい。当然ながら、これらの曲がったくぎは取り除いて交換用のくぎを代わりに挿入できるようにしなければならない。抜き取って別の交換用のくぎを挿入するたびに握り方を二度反転させおよび/またはくぎ抜きハンマーを方向転換させることになる。米国特許第1,252,903号はレース状ハチェットを開示しており、これはハチェットと同じ側にハンマーポールの下に配置された爪を持つものである。しかしながら参照文献’903号のレース状ハチェットは従来のハンマーのようには使えない、これはハンマーポールの反対側には爪が設けられていないためである。さらに、開示されているレース状ハチェットの爪は十分なてこの作用を提供できないためほとんどのくぎを効率的にまたは完全に抜き取ることができない。特に、長いくぎおよびさまざまな長さで表面から延びているくぎは開示されているレース状ハチェットを使っては簡単に抜き取ることができない。さらに、ほとんどのくぎを抜き取るのに、開示されているレース状ハチェットはくぎを爪とは別の手段に係合させるために実質的に配置換えする必要があり、また完全な抜き取りを行うために木製のブロックといったさらなる手段の使用も見込んでいる。この点で開示されているレース状ハチェットは、提案されている解決策において従来のくぎ抜きハンマーをくぎ抜き器として使用することに伴う問題に固有の効率の悪さに似た効率の悪さをともなう余地がある。
最後に、米国特許第D438,082号はくぎを所定の位置に保持するための備えを持ってユーザーが他方の手でくぎを保持せずともくぎを最初に表面に打ち込めるようにしたハンマー用の装飾的な設計を開示している。くぎの軸部に係合する止めねじによりくぎは所定の位置に保持されるように思える。しかしながらかかる保持手段の使用は面倒である、なぜならユーザーが保持手段を使いたいときはいちいち止めねじを固定しそして緩める必要があるからである。
従って上述のことがらを考慮すると、従来のハンマーの上述の制約を回避する改善されたハンマーに対するまだ満たされていない必要性は未だに存在する。特に、くぎの抜き取りを簡単にし、ハンマーをハンマーとして完全に機能できるようにし、ハンマーの有用性を向上するさらなる機能性および特徴を提供する改善されたハンマーに対するまだ満たされていない必要性は未だに存在する。
上述のことがらを考慮すると、本発明の1つの課題は表面からのくぎの抜き取りを簡単にするハンマーを提供することである。
本発明の他の課題は、ハンマーの支点を実質的に一定に維持することで、くぎが抜き取られるにつれてくぎを抜き取るのに必要な労力が増加しないようにするハンマーを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、握り方を反転させるかまたはハンマーを方向転換させることなくくぎを抜き取れるようにするハンマーを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、長いくぎの抜き取りを簡単にするハンマーを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、簡単によじれるようにすることで通常の大きさの木製のはりを簡単に適切に配置できるようにするハンマーを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、表面へのくぎの最初の打ち込みを簡単にするハンマーを提供することである。
本発明のさらに他の課題は、くぎの抜き取り効率を大きくし有用性を向上させるハンマーを提供しつつ、ハンマーを従来と同じように使えるようにすることである。
これらおよび他の課題および特徴は次のハンマーによって達成される。すなわち、このハンマーは、第1の端部を有するハンドルと、ハンドルの第1の端部に固定され、ハンマーの正面を定義する打撃面が設けられた打撃ヘッドを一端に有するハンマーヘッドと、打撃ヘッドから拡張された第1の正面抜き取り器と、ハンドルと打撃ヘッドとの間に配置された第2の正面抜き取り器と、を備えている。
このハンマーの1つの実施態様によれば、第1の正面抜き取り器は、打撃面の近位に配置された打撃ヘッドの末端から拡張されている。この時、第2の抜き取り器は第1の抜き取り器よりも長さが短いことが好ましい。また、第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器とを通って延びる溝と、第1の正面抜き取り器と第2の正面抜き取り器との間に位置する少なくとも1つのスロットをさらに備えていてもよい。ここで、このスロットは、くぎのヘッドがそのなかに支持される大きさとされてくぎが打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっていればよい。例えば、このスロットは約1/16から1/8インチの幅、一例として約3/32インチの幅とされる。
また、本発明の別の実施態様によると、このハンマーのスロットは、それぞれの末端において、水かき状部により連結されている。そして、この水かき状部は、第1の正面抜き取り器および第2の正面抜き取り器と一緒に一体的に形成され、正面抜き取り器を一緒に連結していることが好ましい。
また、別の実施態様によると、第1の正面抜き取り器は、ハンドルに実質的に平行に打撃ヘッドから拡張され、ハンドルから約1と5/8インチの間隔があけられている。別の態様によると、第2の正面抜き取り器は、ハンドルに実質的に平行に拡張され、ハンドルから約1と1/4インチの間隔があけられている。
また、このハンマーの別の実施態様では、第1の正面抜き取り器と第2の正面抜き取り器との少なくとも1つが帯磁されて、くぎをそのなかに支持できるようにし、くぎが打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっている。さらに、第1の正面抜き取り器は、その末端において、湾曲部を有することにより角度がつけられている端部を有している。
その他、本発明ハンマーヘッドは、この明細書に記載されたようにさまざまな特徴が与えられている。
本発明のこれらおよび他の利点および特徴は、添付の図面とともに検討すると本発明の好適な実施態様の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
以上説明したように、本発明によれば、表面からのくぎの抜き取りを簡単にするハンマーを提供することができる。
また、ハンマーの支点を実質的に一定に維持することで、くぎが抜き取られるにつれてくぎを抜き取るのに必要な労力が増加しないようにするハンマーを提供することができる。
また、握り方を反転させるかまたはハンマーを方向転換させることなくくぎを抜き取れるようにするハンマーを提供することができる。
また、長いくぎの抜き取りを簡単にするハンマーを提供することができる。
また、簡単によじれるようにすることで通常の大きさの木製のはりを簡単に適切に配置できるようにするハンマーを提供することができる。
また、表面へのくぎの最初の打ち込みを簡単にするハンマーを提供することができる。
また、くぎの抜き取り効率を大きくし有用性を向上させるハンマーを提供しつつ、ハンマーを従来と同じように使えるようにすることができる。
通常の当業者であれば明らかにわかるように、本発明によるハンマーおよびハンマーヘッドは従来のハンマーのすでに述べた欠点を克服するものである。特に本発明はくぎの抜き取りを簡単とし、ユーザーのよりよく手が届く距離を改善することで高い位置にあるくぎを抜き取れるようにしたものである。さらに、本発明の1つの実施態様によるハンマーおよびハンマーヘッドはまた、くぎの挿入も容易とし、はりが簡単に回転できるようにするものである。この点に関して、以下に記載するさまざまな図面はハンマーヘッドと一体的に形成されているハンドルを備えた完全なハンマーを示しているが、本発明は別個のハンドルに簡単に取り付けることができその結果ハンマーを形成できるハンマーヘッドも含むものであることは明らかである。従って、ここで以下に記載するような本発明のさまざまな特徴はハンマーならびにハンマーヘッドの両方に適用できる。
図1は、本発明の1つの実施態様によるハンマー10の部分側面図である。本発明ならびに以下の他の実施態様に示すハンマー10は大工、自宅所有者などによって一般に使われている爪タイプのものであるが、本発明はこれに限られるものではなく他のタイプのハンマーとしても同様に具体化し得る点に留意すべきである。
再び図1を参照すると、図示されている実施態様のハンマー10はハンドル14の第1の端部に取り付けられているヘッド12を備えている。ハンマー10のハンドル14にはハンドルグリップ16(部分的にだけ示している)が設けられてユーザーが簡単にハンマー10を扱えるようにしている。ハンマー10のヘッド12はハンドル14に対して実質的に垂直に延びている打撃ヘッド20を備えている。打撃ヘッド20はその一端にくぎや固定具を打ち込むための打撃面22を備えている。ハンマー10のヘッド12はまた、くぎのヘッドに係合してくぎを抜き取るためのv字型の溝を持つ従来の爪24も備えている。爪24を設けることで、図示されているハンマー10が実質的に従来のように使用できるようになっている。
図示している実施態様によるハンマー10にはまた、打撃ヘッド20の下側とハンマー10のハンドル14の正面側との間に斜めにまたがっているインターフェース部30も設けられている。図示されている実施態様では、インターフェース部30が斜め向きになっていることにより図示されるようにインターフェース部30とハンマーヘッド12とハンドル14との間に厚縁部31が形成されている。インターフェース部30には第1、第2、および第3の正面抜き取り器32、34、および36がそれぞれ設けられている。この点に関して、正面抜き取り器32、34、および36はそれぞれキャビティまたはスロット33、35、および37によってインターフェース部30に形成されている。
インターフェース部30に形成されているスロット33、35、および37は、抜き取りのために正面抜き取り器32、34、および36によってくぎのヘッドまたは他の固定具のヘッドが係合されるような大きさとなっていることが好ましい。この点に関して、インターフェース部30の表面38(点線で表示されている)は抜き取られるくぎまたは他の固定具の動きを制限する溝の接触面を定義している。さらに、正面抜き取り器32、34、および36はインターフェース部30に沿って順次配置され、違う長さで壁またははりなどの表面から突出しているくぎまたは他の固定具を簡単に抜き取れるようにしている。さらに、正面抜き取り器32、34、および36が順次配置されていることで、てこの作用を累加的にして長いくぎまたは他の固定具が簡単に抜き取れるようになっている。
図2は図1のハンマー10の正面図を示しており、これらの図面は両方とも本願において明確化のために参照するものである。図示するように、インターフェース部30は好ましくはハンマー10の打撃ヘッド20よりも幅が超えることはなく、インターフェース部30が標準的なくぎ抜きハンマーとしてのハンマー10の完全な機能を妨害しないようになっている。しかしながら、他の実施態様および用途では、本発明のインターフェース部30およびそれに設けられている正面抜き取り器は打撃ヘッド20よりも幅がわずかに大きくてもよい。v字型表面が溝40と正面抜き取り器32、34、および36との間の境界を示した状態で、表面38を備えた溝40は図示するように正面抜き取り器32、34、および36を通って延びている。
図3は、壁、はり、または何らかの他の表面であり得る表面6から従来の爪24を使ってくぎ2を抜き取るのに使用中の、本発明の実施態様のハンマー10を示している。矢印「A」の方向にハンマー10を回転させることによりくぎ2を抜き取ることができる。しかしながら、図面ではくぎ2が従来の爪24を使って抜き取るさいには、ハンマー10が矢印Aの方向に回転するにつれてハンマー10の支点Cが矢印「B」の方向に移動してくぎ2から離れる。すでに述べたように、支点Cがこのように移動してくぎ2から離れることにより支点Cとくぎ2との間の有効な応力中心距離の長さが長くなり、その結果、矢印Aの方向にハンマー10を回転させるのに必要な力が増大する。
図4は、ハンマー10のインターフェース部30に設けられている第1の正面抜き取り器32を使って表面6からくぎ2を抜き取るのに使用中の、本発明の実施態様のハンマー10を示している。この点に関して、ハンマー10は打撃ヘッド20の打撃面22が表面6に沿って配置されるように配置されている。そして、ハンマー10は正面抜き取り器32がくぎ2のヘッド4に係合するように操作される。ハンマー10は矢印「D」の方向に回転されることでハンマー10が支点「E」を中心に回動し、これによりくぎ2をそのヘッド4によって引っ張ることにより抜き取ることができる。
図3に関して上で述べたように従来の爪24を使うくぎの抜き取りとは反対に、図4に示す支点Eはくぎ2の位置に対して実質的に静止したままである。従って支点Eとくぎ2との間の応力中心距離の長さは一定のままである。その結果、矢印Dの方向にハンマー10を回転させるのに必要な力は従来の爪24を使う場合のように増大することはなく、よってくぎおよび他の固定具を取り除くのにハンマー10のユーザーによって必要とされる労力および力は大幅に縮小される。もしくぎ2が長い場合は支点Eが実際にはわずかに移動してくぎ2に近寄ることにより、くぎ2が抜き取られるにつれてハンマー10を回転させるのに必要な力をさらに小さくすることができる。
労力がこのように縮小されることで、日常的に多数のくぎおよび他の固定具を抜き取らなければならない大工や額縁職人といった末端ユーザーの疲労を最小限とすることにより本発明によるハンマー10の有用性が大幅に向上する。それに加えて、本発明のハンマー10はさらに従来の爪抜き取り器を使ったのであれば取り除けないであろうくぎも抜き取りできるようにする。
さらに、ハンマー10の境界面30に正面抜き取り器32、34、および36を順次配置することによって長いくぎまたは固定具の抜き取りも簡単となっている。特に、くぎ2が格別長いかまたは表面6から大きく離れて突出している場合に、くぎ2のヘッド4が第1の正面抜き取り器32に係合するとハンマー10を適切に配置し作用させることが簡単には達成できない場合がある。かかる場合には、より長く突出しているくぎを受容するようインターフェース部30に沿って配置されている第2の正面抜き取り器34を使うことができる。図示されている実施態様では、インターフェース部30にはより長く突出しているくぎを受容するための第3の正面抜き取り器36がさらに設けられている。
さらに正面抜き取り器32、34、および36がインターフェース部30に順次配置されているため、ユーザーが第1の正面抜き取り器32を使って表面6から部分的にくぎ2を抜き取れるようにし、次に第2の正面抜き取り器34および/または第3の正面抜き取り器36を使ってくぎ2の残っている部分を完全に抜き取れるようにすることで長いくぎの抜き取りが簡単となっている。これにより、当該分野において従来大工が行っていたように木製のブロックを使ってハンマーヘッド12の位置を支持する必要や、従来行われていたような複雑な機構の必要がなくなる。
この点に関して、本発明の上述の実施態様は、表面からくぎまたは他の固定具を抜き取るための新規の方法を提供している。特に、図1、図2、および図4を参照すると、開示されている方法は、ハンマー10をくぎ2の隣に、ハンマー10の正面を定義しているハンマー10の打撃面22がくぎ2が抜き取られようとしている表面6に接触するように配置する工程を含んでいる。くぎ2はハンマー10の正面に向かって打撃面22の近位に配置されている第1の正面抜き取り器32を使って係合される。そして図4に示されるようにハンドル14が矢印Dの方向に打撃面2を中心に回転されてくぎを表面から部分的に抜き取る。
そしてくぎ2は第1の正面抜き取り器32から開放され、ハンマー10の正面に向かって第1の正面抜き取り器32とハンドル14との間に配置されている第2の正面抜き取り器34に係合される。ハンドル14が再び打撃面22を中心に回転されて表面からさらにくぎ2を抜き取るようにする。くぎ2の長さによっては、上述の工程は表面6から完全にくぎ2を抜き取るのに十分である。しかしながら上述の工程がくぎを完全に抜き取らない範囲では、くぎ2は第2の正面抜き取り器34から開放されてハンマー10の正面に向かって第2の正面抜き取り器34とハンドル14との間に配置されている第3の正面抜き取り器36と係合される。ハンドル14が再び打撃面22を中心に回転されて表面6から完全にくぎ2を抜き取るようにする。
本発明によりハンマー10を利用するさらなる恩恵は図5および図6にも示されており、これらの図はそれぞれ従来の爪24および正面抜き取り器32を使って垂直面7からくぎ3を抜き取るのに使用中のハンマー10を表している。くぎ3が垂直面7に埋め込まれている場合は、もしくぎ3およびそのヘッド5がユーザーのちょうど手の届かない高さにあるならば、従来の爪24がくぎ3を抜き取る能力は著しく低下する可能性がある。特に、図5に示すようにハンマー10の従来の爪24を使ってくぎ3を抜き取るためには、実際にはハンマー10のハンドルグリップ16をくぎ3自身の高さよりも高い位置に上昇させなければならない。従って、はしごまたは他の上昇装置を使ってユーザーの手の届く範囲を広くしない限り簡単には抜き取ることはできない。
反対に、図6にはっきりと示すように、正面抜き取り器32、34、および36は、ハンマー10のハンドルグリップ16をくぎ3に対して十分に低い高さ位置に配置する。これによりユーザーの手の届く範囲が有効的に広くされ、くぎ3のヘッド5が係合できるようになる。このようにして、本発明は他の場合であれば手の届く範囲外であると思われるくぎまたは他の固定具を正面抜き取り器32、34、および36を使って抜き取れるようにする。
ハンマー10はスチールおよび/または他の適切な材料を使ってどのような従来の方法でも製造できる。この点に関して、正面抜き取り器の設けられたインターフェース部30はハンマーヘッド12および/またはハンドル14と一体的に形成してよい。さもなければ、インターフェース部30をハンマー10とは別個に製造してその後ハンマーヘッド12および/またはハンドル14に溶接またはそれをしっかりと取り付けるための何らかの他の適切な方法によって取り付けてもよい。この点に関して、本発明によるインターフェース部および正面抜き取り器は既存の従来のハンマーに後付けできる別個の構成部材として実現してもよい。例えば、インターフェース部および正面抜き取り器はボルト、ねじ、ピンなどを含む締付け金具および/または固定具を使って機械的に固定される。さらに、図示している実施態様ではインターフェース部30はハンマー10のハンマーヘッド12およびハンドル14に取り付けられているが、インターフェース部30は他の実施態様では片持ちとし得る。
図7は本発明の他の実施態様によるハンマー110の部分側面図である。図示されるように、ハンマー110は上で説明した図1のハンマー10に実質的に類似である。この点に関して、ハンマー110はハンドル114の第1の端部に取り付けられているヘッド112、およびハンドルグリップ116(部分的にのみ示す)が設けられたハンドル114を備えている。ハンマー110のヘッド112はハンドル114から垂直に延びている打撃ヘッド120、および従来の爪124を備えており、打撃ヘッド120は打撃面122を持っている。
図示されている実施態様によるハンマー110はまた打撃ヘッド120の下側とハンマー110のハンドル114の正面側との間に斜めにまたがっているインターフェース部130も備えている。この点に関して、図示されている実施態様では、インターフェース部130が斜め向きになっていることにより図示されるようにインターフェース部130とハンマーヘッド112との間に開口部131が形成されている。開口部131は製造材料を節約しまた重量およびバランス上の事項の応用を可能とする役割を果たす。
すでに説明した実施態様と同様に、インターフェース部130には第1、第2、および第3の抜き取り器132、134、および136がそれぞれ設けられている。この点に関して、正面抜き取り器132、134、および136はくぎまたは他の固定具のヘッドが係合できるような大きさとされているスロット133、135、および137によってそれぞれインターフェース部130に形成されている。上ですでに述べたように、インターフェース部130の表面138(点線で表示されている)はくぎまたは他の固定具の動きをそれが抜き取られるにつれて制限する溝の接触面133、135、および137を定義している。ハンマー110は図3から図6に関してすでに説明したハンマー10と実質的に同じように利用できる。従って、ハンマー110およびその動作についてのさらなる説明は省略して繰り返しを避ける。
図8は図7のハンマー110に実質的に類似の、本発明のさらに他の実施態様によるハンマー210の部分側面図である。この点に関して、ハンマー210はハンドルグリップ(部分的にのみ示す)を持つハンドル214の第1の端部に取り付けられているヘッド212を備えている。ハンマー210のヘッド212は打撃面222を持つ打撃ヘッド220、および従来の爪224を備えている。
ハンマー210はまた打撃ヘッド220の下側とハンドル214の正面側との間に斜めにまたがり開口部231を持つインターフェース部130も備えている。すでに説明した実施態様と同様に、インターフェース部230には上で説明したように使って表面からくぎまたは他の固定具を抜き取ることのできる第1、第2、および第3の正面抜き取り器232、234、および236がそれぞれ設けられている。正面抜き取り器232、234、および236はスロット233、235、および237によってそれぞれインターフェース部230に形成されており、表面238はスロットを通って延びている溝の接触面を定義している。
図8の図面によって示されているように、本実施態様ではハンマー210の第1のスロット233および第2のスロットは拡大されており、実質的に角度のついた形状となっていてスロットの幅がインターフェース部に向かって小さくなるようになっている。スロット233および235が拡大していることで、すでに説明した実施態様のスロットと比較するとくぎのヘッドをスロット233および235により簡単に配置できるようになっている。その結果第1の正面抜き取り器232または第2の正面抜き取り器234によってくぎのヘッドが簡単に係合される。特に、スロット233および235が角度のついた形状となっていることでハンマー210のユーザーはハンマー210を、所望の正面抜き取り器に対応するスロットが抜き取ろうとしているくぎのヘッドの近位となるように配置することができる。そしてくぎのヘッドがそれに結合されている抜き取り器によりスロットの傾斜のついた表面に沿ってスライドするようにハンマー210を引っ張ることで、くぎのヘッドを簡単に係合することができる。このようにして、簡単にくぎが迅速に抜き取れるようにして作業効率をさらに改善することができる。
当然ながら、上で説明した図1から図8は3つの正面抜き取り器によって本発明の実施態様を図示しているが、本発明の他の実施態様では違う数の抜き取り器を設けてもよい。すでに上で述べ、またこれらの図示した実施態様に示したように、インターフェース部は打撃ヘッドおよびハンドルに取り付けることができる。しかしながら以下に具体的に説明するように、本発明の他の実施態様ではインターフェース部を片持ちとして打撃ヘッドまたはハンドルに取り付けできるようにすることができる。
図9は、本発明のさらに他の実施態様によるハンマー310の部分側面図である。図示されるように、ハンマー310は、ハンドルグリップ316(部分的にのみ示す)を持つハンドル314の第1の端部に取り付けられるヘッド312を備えている。また、ハンマー310のヘッド312は、打撃面322を持つ打撃ヘッド320と、従来の爪324とを備えている。ハンマー310はまた、上で説明したように表面からくぎまたは他の固定具を抜き取るのに使える第1、第2、および第3の正面抜き取り器332、334、および336をそれぞれ持つインターフェース部330とを備えている。この点に関して、正面抜き取り器332、334、および336は、それぞれスロット333、335、および337によってインターフェース部330に形成されており、表面338はスロットを通って延びている溝の接触面を定義している。
上で説明した実施対応とは反対に、ハンマー310のインターフェース部330は片持ちとなっていてハンマー310のハンドル314に取り付けられている。図示されている実施態様では、インターフェース部330およびそこに設けられている正面抜き取り器が、ハンマー310のハンドル314と一緒に形成されている。このことは、ハンマーヘッドがハンドルとは別個の部材として形成されその後一緒に取り付けられて完成したハンマーとする構成においては、特に有利になるであろう。本実施態様では3つの正面抜き取り器が図示されているが、再び、他の実施態様では違う数の抜き取り器を設けてもよい点に留意すべきである。
図10は、本発明のさらに他の実施態様によるハンマー410の部分側面図であり、図11は、その正面図を示している。従来のくぎ抜きハンマー同様、ハンマー410はハンドル414の第1の端部に取り付けられるヘッド412を備えており、ハンドル414にはハンドルグリップ(部分的にのみ示す)が設けられている。ハンマー410のヘッド412は打撃ヘッド420および従来の爪424を備えており、打撃ヘッドはハンドル414から垂直に延びていて打撃面422を持っている。
さらに、ハンマー410には打撃ヘッド420に取り付けられているインターフェース部430が設けられている。図1から図9に関して上で説明した上述の実施態様とは異なり、ハンマー410のインターフェース部430は打撃ヘッド420から片持ちとなっていてハンドル414には取り付けられていない。インターフェース部430には第1および第2の正面抜き取り器432、433がそれぞれ設けられている。第1の正面抜き取り器432は、くぎまたは他の固定具のヘッドが抜き取りのために係合できる大きさとされているスロット433によってインターフェース部430に形成されている。第2の正面抜き取り器434もまたインターフェース部430に形成されている。インターフェース部430の表面438(点線で表示されている)は、図11に示す溝440の接触面を定義している。そして、この溝440は、第1の正面抜き取り器432および第2の正面抜き取り器434を通って延びており、くぎまたは他の固定具が抜き取られる際に、これらの動きを規制するようになっている。
図12は、ハンマー410の正面抜き取り器を使って垂直面407からくぎ403を抜き取るのに使用中の図10のハンマーの側面図である。特に、図示されるようにくぎ403のヘッド405は第1の正面抜き取り器432によって係合されて、矢印「G」の方向にハンマー410を回転するとくぎ403が表面407から引き抜かれるようになっている。くぎが表面407からさらに突出している場合、または第1の正面抜き取り器432を使って部分的にしか取り除けない場合は、第2の正面抜き取り器407が用いられる。例えば、表面407からさらに突出しているくぎ403’は図示しているように第2の正面抜き取り器434をくぎのヘッド405’に係合し、そして矢印Gの方向にハンマーを回転させることによって簡単に取り除くことができる。
再び図10を参照すると、本発明の図示される実施態様では、第1の正面抜き取り器432および第2の正面抜き取り器434は、両方とも外向きに延びておりハンマー410のハンドル414に実質的に平行である。好ましい実施態様では、図示されるように、第2の正面抜き取り器434は、第1の正面抜き取り器432を越えて延びることはない。これにより、組み立ておよび大工仕事の際に用いる木製のはりをよじるのにこのハンマー410を使えるというメリットがある。すなわち、かかるはりをハンマー410のハンドル414と正面抜き取り器432および434のうちいずれか1つとの間に係合することにより、このはりをよじることができる。
また、特に図10に示すように、ハンマー410およびそれに設けられている第1の正面抜き取り器432は、w1の幅寸法を持つ点線の長方形によって概略的に示される木製のはりP1に係合するような寸法にしてもよい。また、矢印「F」の方向にハンマー410を回転して、第1の正面抜き取り器432およびハンマー410のハンドル414をよじる動作を行うことにより、概略的に図示される木製のはりP1を簡単に回転することができる。同様に、第2の正面抜き取り器434は、w1よりも小さい幅寸法w2を持つ点線の長方形によって概略的に示される木製のはりP2に係合するような寸法にしてもよい。そして矢印「F」の方向にハンマー410を回転して、第2の正面抜き取り器434およびハンマー410のハンドル414をよじる動作を行うことにより、概略的に図示される木製のはりP2を簡単に回転することができる。
上述の点に関して、ハンマー410のハンドル414および第1の抜き取り器432は、互いに約1 5/8インチの間隔をあけることにより、従来の「厚さ2インチ幅4インチ」の木製のはりに係合させてよじることができるようになる。また、ハンマー410のハンドル414および第2の正面抜き取り器434は互いに約1 1/4インチの間隔をあけることにより、一般に使われている木製のはりに係合させてよじることができるようになる。当然ながら、上述の寸法は単に従来のハンマーと比較してハンマー410にさらなる有用性および価値を加える一例として挙げたにすぎないということに留意されなければならない。
図10から図12の実施態様には、2つの正面抜き取り器432および434が示されているが、本発明の他の実施態様として、1つの正面抜き取り器または2つより多くの正面抜き取り器など、異なる数の正面抜き取り器が設けられてもよい点も留意されなければならない。さらに、正面抜き取り器は、長さが違っていても同じであってもよく、(図示されるように)向きが平行でもハンドル414に対して角度がつけられていてもよい。ハンマー410は、どのような従来の方法でも製造することができる。この点に関して、インターフェース部430および正面抜き取り器432および434はハンマーヘッド412と一体的に形成してよい。あるいは、インターフェース部430および正面抜き取り器432および434をハンマー410とは別個に製造し、その後に溶接またはしっかりとした取り付けを行うための他の方法または機構によってハンマーヘッド412を取り付けてもよい。
さらに、図10から図12の正面抜き取り器は、実質的に厚さ寸法を持つインターフェース部430から突出しているものとして図示され説明されているが、本実施態様では、インターフェース部は、正面抜き取り器432および434を打撃ヘッド420の下側に固定するのに役立つという点に留意すべきである。その結果、他の実施態様ではインターフェース部430は非常に薄いかさもなければ省略されて正面抜き取り器432および/または434が本質的に打撃ヘッド420自身から直接突出されるようにしてもよい。しかしながら、抜き取りの最中にくぎの曲がり具合を制御したり、抜き取り器が打撃ヘッド420の近くに配置されたのであれば困難であろう長いくぎの抜き取りができるようしたりするのにインターフェース部430を設けるのが好ましい。
図13は、本発明のさらに他の実施態様によるハンマー510の部分側面図である。見て取れるように、ハンマー510は、図10から12に関して上で説明したハンマー410に似ている。ハンマー510は、ハンドル514の第1の端部に取り付けられているヘッド512を備えており、ハンマー510のヘッド512はハンドル514に対して実質的に垂直に延びる打撃ヘッド520と、従来の爪524とを備えている。また、打撃ヘッド520は打撃面522を備えている。さらにハンマー510には、第1および第2の正面抜き取り器532および534がそれぞれ設けられているインターフェース部530と、くぎまたは他の固定具の動きをそれが抜き取られるにつれて制限する溝の接触面を定義している表面538(点線で表示されている)とが設けられている。
図示されている実施態様では、インターフェース部530に第1の正面抜き取り器532を形成しているスロット533は、くぎ503のヘッド505に係合するような大きさとされており、これによりくぎ503を図13に示される実質的な片持ち位置に支持する。また、これにより、ユーザーが手を使ってくぎ503を表面に対して支持または配置する必要なくただハンマー510を振り動かしてくぎ503の頂点を持つ表面を打撃するだけでくぎ503を最初に表面に打ち込むことが可能となる。そしてユーザーは単にスロット533からくぎを解放し、その後ユーザーは打撃工具としてハンマー510を従来の用途に使うことによりくぎを表面に打ち込みつづけることができる。
スロット533は幅を1/16から1/8インチの間の幅にすることにより、もっとも一般的に使用されるくぎのヘッドに係合可能とし得る。好ましくは、スロット533は幅を約3/32インチとし、インターフェース部530に向かって幅がわずかに先細りとなるような寸法とすることで、さまざまな厚さのくぎのヘッドに係合可能とできる。
くぎ503をスロット533に保持するための上述の方法の代わりに、またはそれに加えて、インターフェース部530、第1の正面抜き取り器532、および/または第2の正面抜き取り器534を帯磁させてくぎを図示されるような実質的に片持ち位置に支持可能とし得る。くぎおよび固定具のほとんどはスチールでできているため、これらは磁力の印加によって所定の位置に支持できる。当然ながら、このような特徴は図1から9に関して上で説明した本発明の実施態様にも同様に簡単に組み込むことができる。
図14は、本発明のさらに他の実施態様によるハンマー610の部分側面図である。図14からもわかるように、このハンマー610は、図10から12において上述したハンマー410と同様である。すなわち、図示のハンマー610は、実質的にハンマー410と同様の特徴を与えられている。以下に詳述するように、両者の実施態様の主要な相違は、ハンマー610が正面抜き取り器632、634の間にわたってスロット633の端を覆う水かき状部635をさらに備えていることである。
特に、このハンマー610は、ハンドル614の第一の端部に取り付けられるボディ613を有するハンマーヘッド612を備えており、このハンマーヘッド612は、ハンドル614に実質的に平行に拡張されている。このハンマー610のハンマーヘッド612は、ボディ613と、ハンマーヘッド612の一方の端部に配置された打撃ヘッド620と、他方の端部に設けられた従来の爪624とを備えている。打撃ヘッド620は、その末端に打撃面622を有している。さらに、図15の背面図と図16の底面図とにおいて最もよく示されているように、ハンマー610の打撃ヘッド620には、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とが設けられている。図14に示すように、第1と第2の正面抜き取り器632、634は、打撃ヘッド620の打撃面622の近位かつ下方において、打撃ヘッド620の末端に向けて配置されている。
図16を参照して、一つの溝640が、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とを通って延び、正面抜き取り器632、634を定義している。前述したように、この溝640は、くぎやその他の固定具を正面抜き取り器632、634を使用して引き抜く際に、それらの動きを規制するものである。しかしながら、前述の実施態様において示されたような正面抜き取り器632、634の断面幅方向に拡張され、明らかに第1の正面抜き取り器632を第2の正面抜き取り器634から分離するスロット633とは異なり、本実施態様では、スロット633は、正面抜き取り器632、634を通って拡張されてはいない。その代わり、スロット633は、それぞれの端部が水かき状部635によって周囲を囲まれており、この水かき状部635によって第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とが結合されている。ここで、この水かき状部635は、ハンマーヘッド612の別の部品ではなく、ハンマーヘッド612の製作過程において正面抜き取り器632、634と一緒に一体的に形成されることが好ましい。この点において、この水かき状部635は、鋼のようなハンマーヘッド612と同じ材質からなり、ハンマーヘッド612のその他の物理的性質と同じ物理的性質になるように形成されることが好ましい。
水かき状部635は、図15の背面図と図16の底面図とにおいて最もよく示されている。溝640は、ハンマーヘッド612の長手方向に延び、これにより、第1の正面抜き取り器632または第2の正面抜き取り器634によって引き抜かれる際のくぎの脚部が受け入れられる正面抜き取り器の間のスペースが定義される。スロット633は、図16の底面図において最もよく示されているように、ハンマーヘッド612の幅方向に拡張され、これにより、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とが定義されている。前述の実施態様とは対照的に、スロット633は、正面抜き取り器632、634の幅を拡張していない。その代わり、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とは、水かき状部635により、外側の周縁部において結合されている。別の言い方をすると、スロット633は、正面抜き取り器632、634の断面幅よりは小さい寸法になっており、水かき状部635を形成するようにハンマーヘッド612の部材を残すことにより、スロット633が結合されるようになっている。このように、図16に明瞭に示されているように、溝640とスロット633との交差部は、特に水かき状部635によって、十字に似た形を形成している。
もちろん、スロット633は、ハンマーヘッド612の断面方向、長手方向ともに、くぎの引き抜きの際にくぎのヘッドを受け入れることができる十分な寸法になっている。この点において、スロット633は、最も一般的に用いられているくぎのヘッドに適用可能なように、(ハンマーヘッド612の長手の方向に)1/16から1/8インチの幅とされている。ここで、このスロット633は、さまざまな厚みのくぎのヘッドに適用可能なように、約3/32インチの幅とされていることが好ましい。
ハンマー610は、上述のハンマー410と実質的に同じように用いられる。すなわち、まず、第1の正面抜き取り器632がくぎのヘッドとくぎが打ち付けられた木材の表面との間になるように、第1の正面抜き取り器632の間においてスロット633の中にくぎのヘッドをスライドさせることにより、まずくぎのヘッドを押し出す。このようにくぎのヘッドが打撃ヘッド620の近くに置かれ、てこの作用が従来のハンマー610よりも増加する。それから、ハンマー610のハンドル614が回転され、打撃面622がてこの支点を与えつつハンマーヘッド612が打撃面622を中心に回転される。そして、これにより、正面抜き取り器632、634が上方に回転させられ、くぎのヘッドが引っ張られてくぎが引き抜かれる。
それから、ハンマー610がくぎのヘッドから取り外され、溝640の中で部分的に引き抜かれたくぎの脚部に対して、再びハンマー610の位置決めが行われ、今度は、くぎのヘッドが第2の正面抜き取り器634に取り付けられる。
そして、再びハンマー610のハンドル614が回転されることにより、第2の正面抜き取り器634がくぎのヘッドを引き抜き、くぎがさらに引き抜かれる。
なお、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634との間に水かき状部635の領域が設けられることにより、第1の正面抜き取り器632および第2の正面抜き取り器634それぞれの引き抜き容量と耐久性とが、顕著に増加するということが理解される。特に、この水かき状部635の領域は、引き抜き過程において、正面抜き取り器632、634に働く応力集中を分散させることに役立っている。例えば、第1の正面抜き取り器632がくぎを抜くのに用いられる場合は、この第1の正面抜き取り器632に働く力は、第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634とを結合する水かき状部635を通して部分的に第2の正面抜き取り器634に分散される。また同様に、第2の正面抜き取り器634がくぎを抜くのに用いられる場合は、この第2の正面抜き取り器634に働く力は、水かき状部635を通して部分的に第1の正面抜き取り器632に分散される。結果として、くぎを引き抜くのに際して、正面抜き取り器632、634の許容応力についてほとんど懸念することなく、もっと大きな力をかけることができるようになる。また、このように正面抜き取り器632、634のそれぞれに働く応力を効果的に低減することができるので、明らかに第1の正面抜き取り器632と第2の正面抜き取り器634との両方の耐久性を顕著に増大させることができる。
さらに、図17の正面図に示されているように、ハンマー610の第1の正面抜き取り器632にかかる図示の実施態様には、第1の正面抜き取り器632の末端において溝640の幅を拡大する角度のついた端部637が設けられている。この第1の正面抜き取り器632の端部637につけられた角度は、ハンマー610がくぎを抜くのに用いられる時に、第1の正面抜き取り器632の間において溝640の中にくぎの脚部を位置決めするのに便利なものである。図17をよく見れば、図示の好ましい実施態様においては、端部637は、湾曲部を有することにより角度がつけられ、これによりくぎの脚部を第1の正面抜き取り器632の間においてさらにスムースに位置決めすることができるようになっている。もちろん他の実施態様として、端部637は、必ずしも角度がつけられたり、湾曲部を備えたりしたものである必要はない。
すでに述べたように、本発明によるハンマーおよびハンマーヘッドはスチールおよび/または他の適切な材料を使ってどのような従来の方法でも製造し得る。正面抜き取り器を備えた説明済みのインターフェース部はハンマーヘッドおよび/またはハンドルと一体的に形成してよく、または別個に製造し後で溶接またはなんらかの他の適切な用法で取り付けてもよい。これにより本発明によるインターフェース部および正面抜き取り器を既存の従来のハンマーに後付けされる別個の構成部材として実現できる。
本発明によるさまざまな実施態様を図示し説明してきたが、本発明はこれらに限定されないことがわかる。本発明は当業者によって変更、改変、およびさらに応用され得る。さらに、最初に述べたように、本発明は後でハンドルと一緒にアセンブリされて完全なハンマーとされるハンマーヘッドにも簡単に応用できる。従って、本発明はすでに図示し説明した詳細に制限されることはなく、かかる変更および改変をすべて含むものである。
本発明の1つの実施態様によるハンマーの部分側面図である。 図1のハンマーの正面図である。 図1のハンマーの、それに設けられている従来の爪を使ってくぎを抜き取るのに使用中の部分側面図である。 図1のハンマーの、それに設けられている正面抜き取り器を使ってくぎを抜き取るのに使用中の部分側面図である。 図1のハンマーの、従来の爪を使って垂直表面上のくぎを抜き取るのに使用中の側面図である。 図1のハンマーの、本発明の1つの実施態様によるハンマーの正面抜き取り器を使って垂直表面上のくぎを抜き取るのに使用中の側面図である。 本発明の他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 本発明のさらに他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 本発明のさらに他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 本発明のさらに他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 図10のハンマーの正面図である。 図10のハンマーの、正面抜き取り器を使って垂直表面上のくぎを抜き取るのに使用中の側面図である。 本発明の他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 本発明のさらに他の実施態様によるハンマーの部分側面図である。 図14のハンマーの背面図である。 図14のハンマーの底面図である。 図14のハンマーの正面図である。

Claims (38)

  1. ハンマーであって、
    第1の端部を有するハンドルと、
    前記ハンドルの前記第1の端部に固定され、前記ハンマーの正面を定義する打撃面が設けられた打撃ヘッドを一端に有するハンマーヘッドと、
    前記打撃ヘッドから拡張された第1の正面抜き取り器と、
    前記ハンドルと前記打撃ヘッドとの間に配置された第2の正面抜き取り器と、
    を備えていることを特徴とするハンマー。
  2. 前記第1の正面抜き取り器は、前記打撃面の近位に配置された前記打撃ヘッドの末端から拡張されていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  3. 前記第2の抜き取り器は前記第1の抜き取り器よりも長さが短いことを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  4. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器とを通って延びる溝をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  5. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器との間に位置する少なくとも1つのスロットをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  6. 前記少なくとも1つのスロットは、くぎのヘッドがそのなかに支持される大きさとされて前記くぎが前記打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっていることを特徴とする請求項5に記載のハンマー。
  7. 前記少なくとも1つのスロットは約1/16から1/8インチの幅とされていることを特徴とする請求項5に記載のハンマー。
  8. 前記少なくとも1つのスロットは、約3/32インチの幅とされていることを特徴とする請求項7に記載のハンマー。
  9. 前記少なくとも1つのスロットは、それぞれの末端において、水かき状部により連結されていることを特徴とする請求項5に記載のハンマー。
  10. 前記水かき状部は、前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器と一緒に一体的に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のハンマー。
  11. 前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器を一緒に連結する水かき状部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  12. 前記水かき状部は、前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器と一緒に一体的に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のハンマー。
  13. 前記第1の正面抜き取り器は、前記ハンドルに実質的に平行に前記打撃ヘッドから拡張されていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  14. 前記第1の正面抜き取り器は、前記ハンドルから約1と5/8インチの間隔があけられていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  15. 前記第2の正面抜き取り器は、前記ハンドルに実質的に平行に拡張されていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  16. 前記第2の正面抜き取り器は前記ハンドルから約1と1/4インチの間隔があけられていることを特徴とする請求項15に記載のハンマー。
  17. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器との少なくとも1つが帯磁されて、くぎをそのなかに支持できるようにし、前記くぎが前記打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  18. 前記第1の正面抜き取り器は、その末端において、角度のついた端部を有していることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  19. 前記端部は、湾曲部を有することにより角度がつけられていることを特徴とする請求項18に記載のハンマー。
  20. 前記打撃ヘッドの反対側に配置される従来の爪も備えることを特徴とする請求項1に記載のハンマー。
  21. ハンマーヘッドであって、
    ハンドルに取り付けられるボディと、
    前記ハンマーヘッドの正面を定義している打撃面を有する前記ボディから拡張された打撃ヘッドと、
    前記打撃面の近位に位置する打撃ヘッドの末端から拡張された第1の正面抜き取り器と、
    前記打撃ヘッドから拡張された第2の正面抜き取り器と、
    を備えたことを特徴とするハンマーヘッド。
  22. 前記第1の正面抜き取り器は前記第2の正面抜き取り器よりも長いことを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  23. 前記第1の正面抜き取り器は、前記打撃面に実質的に平行であることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  24. 前記第2の正面抜き取り器は、前記打撃面に実質的に平行であることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  25. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器とを通って延びる溝をさらに備えていることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  26. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器との間に位置する少なくとも1つのスロットをさらに備えていることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  27. 前記少なくとも1つのスロットは、それぞれの末端において、水かき状部により連結されていることを特徴とする請求項26に記載のハンマーヘッド。
  28. 前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器を一緒に連結する水かき状部をさらに備えていることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  29. 前記水かき状部は、前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器と一緒に一体的に形成されていることを特徴とする請求項28に記載のハンマーヘッド。
  30. 前記スロットは、そのなかにくぎのヘッドを保持する大きさとされ、前記くぎが前記溝に保持され前記打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっていることを特徴とする請求項26に記載のハンマーヘッド。
  31. 前記スロットはそのなかにくぎのヘッドを保持する大きさの約1/16から1/8インチの間の幅とされていることを特徴とする請求項30に記載のハンマーヘッド。
  32. 前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器との少なくとも1つが帯磁されて、くぎをそのなかに支持できるようにし、前記くぎが前記溝に保持され前記打撃面に対して実質的に垂直に片持ちとされるようになっていることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  33. 前記第1の正面抜き取り器は、その末端において、角度のついた端部を有していることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  34. 前記端部は、湾曲部を有することにより角度がつけられていることを特徴とする請求項33に記載のハンマーヘッド。
  35. 前記打撃ヘッドの反対側に配置される従来の爪も備えることを特徴とする請求項21に記載のハンマーヘッド。
  36. ハンマーヘッドであって、
    ハンドルに取り付けられるボディと、
    前記ハンマーヘッドの正面を定義している打撃面を有する前記ボディから拡張された打撃ヘッドと、
    前記打撃面の近位に位置する打撃ヘッドの末端から、前記打撃面に実質的に平行に拡張された第1の正面抜き取り器と、
    前記打撃ヘッドの末端から拡張され、前記第1の抜き取り器よりも長さが短い第2の正面抜き取り器と、
    前記第1の正面抜き取り器と前記第2の正面抜き取り器とを一緒に連結する水かき状部と、
    を備えていることを特徴とするハンマーヘッド。
  37. 前記水かき状部は、前記第1の正面抜き取り器および前記第2の正面抜き取り器と一緒に一体的に形成されていることを特徴とする請求項36に記載のハンマーヘッド。
  38. 前記第1の正面抜き取り器は、その末端において、角度のついた端部を有していることを特徴とする請求項36に記載のハンマーヘッド。
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