JP2007268602A - 軸肥大成形装置および軸肥大成形方法 - Google Patents

軸肥大成形装置および軸肥大成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】歩留りを低下させることなく、精度のよい軸肥大成形を行うことが可能な軸肥大成形装置および軸肥大成形方法を提供する。
【解決手段】軸肥大成形装置10は、金属軸材(ワークW)における任意の位置に肥大部を形成するための装置であって、ワークWの両端を保持しながら、ワークWに対して圧縮応力と曲げ応力とを付与する固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とを備えている。軸肥大成形過程におけるL/Dをセンシングして、L/Dの大きさの変化に応じて適度な圧縮応力および/または曲げ応力を付与するように加圧・曲げ側回転ホルダ12を制御する制御部20をさらに備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、軸材の中間部に素材径よりも大きな径を有する肥大部を成形する軸肥大成形装置および軸肥大成形方法に関する。
従来より、金属製の軸材における任意の位置に肥大部を成形する成形方法として、大径の軸材の不要な部分を切削する方法や、金属製の軸材に対して圧縮および曲げ応力を付与する軸肥大成形方法等がある。
このうち、軸肥大成形方法による肥大部の成形は、切削加工による肥大部の成形と比較して切削加工に要する時間が不要となり、効率よく金属軸材の任意の位置に肥大部を成形することができることから、近年注目されている。
例えば、特許文献1には、金属軸材における任意の位置に肥大部を成形する際に、金属軸材の両端を保持する一対の回転保持体間の距離Lの初期値L0を座屈が発生しない程度の間隔として肥大部を成形する軸肥大成形方法が開示されている。
具体的には、一般的に、座屈が発生しない程度の間隔としては、例えば、金属軸材の最大径Dとすると、その初期値D0と上記初期値L0との比L0/D0が3未満になるようにL0が設定される。
特開2005−88066号公報(平成17年4月7日公開)
しかしながら、上記従来の軸肥大加工方法では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された軸肥大成形方法では、初期スリーブ間間隔を、初期素材径D0との比L0/D0<3を満たす座屈しない程度の距離L0とすることで、軸肥大成形時における座屈の発生を抑制している。しかし、確実に座屈の発生を防止するためには、成形開始後に一定の圧縮・曲げ応力を付与する条件下において、初期値L0/D0<3を満たしつつ、L0/D0をできる限り小さめに設定する必要がある(図7参照)。
例えば、L0/D0をできる限り小さくするために、L0を小さくした場合には、肥大部の最大径が不足してしまうおそれがある。一方、D0を大きくした場合には、肥大成形後の工程において取り代が増えて加工時間が増大し、歩留りを低下させる要因となる。
本発明の課題は、歩留りを低下させることなく、精度のよい軸肥大成形を行うことが可能な軸肥大成形装置および軸肥大成形方法を提供することにある。
第1の発明に係る軸肥大成形装置は、金属軸材に対して圧縮応力と曲げ応力とを付与して、金属軸材の中間部に金属軸材の径よりも大きい径を有する肥大部を成形する軸肥大成形装置であって、一対の回転保持体と、圧縮機構と、偏心機構と、制御部と、を備えている。一対の回転保持体は、金属軸材の両端をそれぞれ保持しながら回転する。圧縮機構は、一対の回転保持体間の距離を小さくして金属軸材に対して圧縮応力を付与する。偏心機構は、回転保持体の少なくとも一方の軸芯を、他方の回転保持体の軸芯に対して所定の角度傾斜するように偏心させて曲げ応力を付与する。制御部は、一対の回転保持体間の距離L、一対の回転保持体の間に存在する金属軸材の最大径Dとすると、金属軸材の中間部に肥大部を成形する過程においてL/Dの値を検出し、この検出結果に応じて圧縮応力および曲げ応力の少なくとも一方を制御する。
ここでは、金属軸材に対して圧縮および曲げ応力を付与する一対の回転保持体間の距離Lと、一対の回転保持体の間に保持された金属軸材の最大径Dとの比L/Dをセンシングしながら、金属軸材に対して付与される圧縮・曲げ応力を制御する。
一般的に、軸肥大成形装置では、成形の度合いが進むにつれて、一対の回転保持体の間隔が狭くなるとともに金属軸材の最大径も大きくなっていく。このため、成形過程においてセンシングされるL/Dは、軸肥大成形が進むにつれて小さくなっていく。
ここで、成形の開始から金属軸材に対して一定の圧縮・曲げ応力を付与しながら成形を行った場合には、成形開始時の初期段階でL/D>3の場合には、成形過程において偏心や座屈等が発生するおそれがある。このため、成形の開始から金属軸材に対して一定の圧縮・曲げ応力を付与しながら成形を行う場合に座屈の発生を確実に回避するためには、成形開始時における初期段階でのL/Dを3よりもできる限り小さくする必要がある。この結果、L/Dをできる限り小さくするために、Lの初期値L0を小さくしたり、Dの初期値D0を大きくしたりした場合には、肥大部の最大径が不足したり、後加工が必要となったりして、歩留りの低下を招いていた。
本発明の軸肥大成形装置では、成形過程において変動するL/Dの数値を検出し、この検出結果に応じて金属軸材に対して付与される圧縮応力および曲げ応力のいずれか一方を調整するように制御を行う。
これにより、金属軸材の軸方向における圧縮応力と曲げ応力との合成応力が座屈を発生させるための応力を超えないように制御することができる。この結果、歩留りの低下を招くことなく、効率よく金属軸材における任意の位置に肥大部を成形することができる。
第2の発明に係る軸肥大成形装置は、第1の発明に係る軸肥大成形装置であって、制御部は、金属軸材の軸方向における圧縮応力と曲げ応力との合成応力が、金属軸材に座屈を発生させるために必要な座屈発生応力未満になるように、圧縮応力および曲げ応力の少なくとも一方を制御する。
ここでは、L/Dの検出結果に基づいて金属軸材に付与される圧縮応力と曲げ応力とを調整する際には、金属軸材の軸方向における圧縮応力と曲げ応力との合成応力が座屈発生応力よりも小さくなるように制御を行う。
これにより、成形過程において変動するL/Dの大きさに応じて圧縮応力および曲げ応力を適切に調整することで、座屈の発生を効果的に回避することができる。
なお、断面が円形の軸材の塑性座屈を発生させるために最低限必要な応力である座屈臨界応力σは、以下の関係式に示すようにL/Dの値の変化の影響を受け易い。
σ=16π2nCεn-1/(L/D)2 ・・・・・(1)
(ただし、σ:座屈臨界応力(軸方向)、nおよびC:材料定数、ε:相当塑性歪み)
第3の発明に係る軸肥大成形装置は、第1または第2の発明に係る軸肥大成形装置であって、制御部は、軸肥大成形過程において比L/Dの検出を複数回行う。
ここでは、軸肥大成形の過程において、L/Dの検出を複数回実施して、その都度金属軸材に対して付与される圧縮応力および/または曲げ応力の調整を行う。
これにより、軸肥大成形の進行に伴って変化するL/Dの大きさに応じて、金属軸材に対して付与される圧縮応力および/または曲げ応力を高精度に制御することができる。この結果、金属軸材における座屈の発生をさらに確実に回避することが可能になる。なお、L/Dの検出を複数回実施する場合には、所定時間経過毎にL/Dを検出してもよいし、金属軸材の変形量が所定量を超える毎にL/Dを検出してもよい。
第4の発明に係る軸肥大成形装置は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る軸肥大成形装置であって、制御部は、一対の回転保持体間の距離Lだけを検知して、比L/Dを検出する。
ここでは、L/Dの検出を行う際には、一対の回転保持体間の距離Lだけを検出する。
これにより、検出されたL値と、回転保持体間に挟まれた金属軸材の容積とから最大径Dを算出し、L/Dを求めることができる。この結果、最も検出が容易なL値を用いてL/Dを算出することで、さらに効率よく軸肥大成形を実施することができる。
第5の発明に係る軸肥大成形装置は、第1から第4の発明のいずれか1つに係る軸肥大成形装置であって、制御部は、金属軸材に対して付与される圧縮応力および曲げ応力の双方を制御する。
ここでは、検出されたL/Dの値に基づいて、金属材料に対して付与される圧縮応力および曲げ応力の双方を制御する。
これにより、圧縮応力および曲げ応力のいずれか一方だけを制御する場合と比較して、座屈の発生を回避するための制御の幅を広げてより柔軟な制御を行うことができる。
第6の発明に係る軸肥大成形方法は、金属軸材に対して圧縮応力と曲げ応力とを付与して、金属軸材の中間部に金属軸材の径よりも大きい径を有する肥大部を成形する軸肥大成形方法であって、第1から第4のステップを備えている。第1のステップでは、金属軸材の両端を一対の回転保持体によってそれぞれ保持しながら回転させる。第2のステップでは、一対の回転保持体間の距離を小さくして金属軸材に対して圧縮応力を付与する。第3のステップでは、回転保持体の少なくとも一方の軸芯を、他方の回転保持体の軸芯に対して所定の角度傾斜するように偏心させて曲げ応力を付与する。第4のステップでは、一対の回転保持体間の距離L、一対の回転保持体の間に存在する金属軸材の最大径Dとすると、金属軸材の中間部に肥大部を成形する過程においてL/Dの値を検出し、この検出結果に応じて圧縮応力および曲げ応力の少なくとも一方を制御する。
ここでは、金属軸材に対して圧縮および曲げ応力を付与する一対の回転保持体間の距離Lと、一対の回転保持体の間に保持された金属軸材の最大径Dとの比L/Dをセンシングしながら、金属軸材に対して付与される圧縮・曲げ応力を制御する。
一般的に、軸肥大成形方法では、成形の度合いが進むにつれて、一対の回転保持体の間隔が狭くなるとともに金属軸材の最大径も大きくなっていく。このため、成形過程においてセンシングされるL/Dは、軸肥大成形が進むにつれて小さくなっていく。
ここで、成形の開始から金属軸材に対して一定の圧縮・曲げ応力を付与しながら成形を行った場合には、成形開始時の初期段階でL/D>3の場合には、成形過程において偏心や座屈等が発生するおそれがある。このため、成形の開始から金属軸材に対して一定の圧縮・曲げ応力を付与しながら成形を行う場合に座屈の発生を確実に回避するためには、成形開始時における初期段階でのL/Dを3よりもできる限り小さくする必要がある。この結果、L/Dをできる限り小さくするために、Lの初期値L0を小さくしたり、Dの初期値D0を大きくしたりした場合には、肥大部の最大径が不足したり、後加工が必要となったりして、歩留りの低下を招いていた。
本発明の軸肥大成形方法では、成形過程において変動するL/Dの数値を検出し、この検出結果に応じて金属軸材に対して付与される圧縮応力および曲げ応力のいずれか一方を調整するように制御を行う。
これにより、金属軸材の軸方向における圧縮応力と曲げ応力との合成応力が座屈を発生させるための応力を超えないように制御することができる。この結果、歩留りの低下を招くことなく、効率よく金属軸材における任意の位置に肥大部を成形することができる。
なお、第2から第4のステップについては、複数のステップが同時に実施されてもよいし、段階的に実施されてもよい。また、各ステップの実施順については、特に限定されるものではない。
本発明に係る軸肥大成形装置によれば、歩留りの低下を招くことなく、効率よく金属軸材における任意の位置に肥大部を成形することができる。
本発明の一実施形態に係る軸肥大成形装置10について、図1〜図6を用いて説明すれば以下の通りである。
[軸肥大成形装置10の構成]
本実施形態に係る軸肥大成形装置10は、図1に示すように、金属製の丸棒であるワーク(金属軸材)Wの両端を保持した状態で回転させながらワークWに対して圧縮および曲げ応力を付与して所定の位置に肥大部を成形する装置であって、上記ワークWの両端を保持する左右一対の回転保持体として、固定側回転ホルダ(一対の回転保持体)11と、加圧・曲げ側回転ホルダ(一対の回転保持体)12と、回転モータMと、油圧シリンダ(圧縮機構、偏心機構)HCと、制御部20と、を備えている。なお、図1および図2に示す構成では、説明の便宜上、加圧・曲げ側回転ホルダ12を駆動するための油圧シリンダHCが1つだけ設けられているが、実際には、加圧・曲げ側回転ホルダ12の加圧力を調整する油圧シリンダと加圧・曲げ側回転ホルダ12の曲げ角度を調整する油圧シリンダとが別々に設けられているものとする。
本実施形態において軸肥大成形が施されるワークWは、軸肥大成形前の状態において直径がD0の金属製の丸棒であって、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間隔がL0になるように、軸肥大成形装置10にセットされる。
固定側回転ホルダ11は、ワークWの一端を保持しながら、回転モータMによって所定の回転速度で回転させられる一対の回転保持体の一方である。また、固定側回転ホルダ11は、回転モータMを介して制御部20に接続されており、その回転速度を制御される。
加圧・曲げ側回転ホルダ12は、ワークWの他端を保持しながら、固定側回転ホルダ11と同じく設定された回転速度で回転する一対の回転保持体の他方である。また、加圧・曲げ側回転ホルダ12には、油圧シリンダHCによって固定側回転ホルダ11側に対して近づこうとする力が加えられる。これにより、ワークWに対して、ワークWの軸方向に圧縮する応力を付与することができる。さらに、加圧・曲げ側回転ホルダ12には、油圧シリンダHCによって、固定側回転ホルダ11の回転軸に対して加圧・曲げ側回転ホルダ12における回転軸を傾ける方向に力が加えられる。これにより、ワークWに対して曲げ応力を付与することができる。また、加圧・曲げ側回転ホルダ12は、回転モータMおよび油圧シリンダHCを介して制御部20と接続されており、回転速度や、ワークWに対して圧縮応力を付与するための加圧力、曲げ応力を付与するための曲げ角度等が、制御部20において制御される。
制御部20は、上述したように、回転モータMを介して固定側回転ホルダ11と、回転モータMおよび油圧シリンダHCを介して加圧・曲げ側回転ホルダ12と、それぞれ接続されており、各ホルダ11・12における回転、加圧力、曲げ角度等を制御する。さらに、制御部20は、軸肥大成形中における固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間の距離Lのセンシングを行い、Lのセンシング結果に基づいて、軸肥大成形中におけるワークWの最大径Dを算出する。そして、制御部20は、これらの比L/Dに基づいて、ワークWに対して付与される圧縮応力(加圧力)と曲げ応力(曲げ角度)を変更するように加圧・曲げ側回転ホルダ12側の油圧シリンダHCを制御する。なお、制御部20における、軸肥大成形過程におけるL/Dのセンシング結果に基づいた加圧、曲げ角度の制御については後段にて詳述する。
[軸肥大成形装置10による軸肥大成形]
本実施形態の軸肥大成形装置10による軸肥大成形の工程について、図2〜図5を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、軸肥大成形装置10による軸肥大成形は、図2のフローチャートに従って実施される。なお、以下の工程における動作の主体は、特に断りのない限り、制御部20とする。
まず、図3(a)に示すように、固定側回転ホルダ11および加圧・曲げ側回転ホルダ12によってワークWの両端を保持した状態とした後、ステップS1では、固定側回転ホルダ11および加圧・曲げ側回転ホルダ12を回転モータMによって40rpmの回転速度で回転駆動しながら、加圧・曲げ側回転ホルダ12側を制御して、ワークWに対して400kNの圧縮応力、傾き2度の曲げ応力を付与する。
このとき、ワークWに対しては、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とによって図4(a)に示すような圧縮応力と、加圧・曲げ側回転ホルダ12によって図4(b)に示すような曲げ応力とが付与される。このため、ワークW内には、これらの圧縮応力と曲げ応力とを合成した、図4(c)に示すように、ワークWの上側にかかる大きな圧縮応力と、ワークWの下側にかかる引っ張り応力とがそれぞれ分布することになる。
そして、ステップS2では、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間の距離であるL値のセンシングを行う。
次に、ステップS3において、ステップS2において検知されたL値が、所定値以上であるか否かを判定する。ここでは、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間の距離(換言すれば、成形されたワークWに成形される肥大部の長さ)が、図3(c)に示すように、軸肥大成形の完了タイミングを意味する所定値未満、つまり所望の長さになったことを検出して軸肥大成形を終了させる。なお、初期段階では、ワークWの最大径D0に対して、比L0/D0が3よりも大きくなるようにセットされており、L値が所定値未満となることはないため、ステップS4へと進む。
次に、ステップS4では、検知されたL値に基づいて、まずはワークWにおける肥大部成形部分における最大径Dを算出する。そして、検知されたL値と算出されたD値とを用いて、L/Dを算出する。このとき、ステップS1から開始されるワークWに対する圧縮・曲げ応力の付与によって、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とに挟まれたワークWの部分には、図3(b)に示すように、徐々に肥大部が成形されてくる。このため、軸肥大成形が進むにつれて、L値は小さくなる方向に進み、D値は大きくなる方向に進むことから、その比であるL/Dの値は軸肥大成形の進行に伴って小さくなる方向に進んでいく。
なお、L値だけを検知してDを算出する方法としては、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間に保持されたワークWの容積が軸肥大成形の過程において一定と仮定すると、加圧・曲げ側回転ホルダ12によって付与される加圧力によって小さくなっていくL値だけをセンシングすることで、ワークWの肥大部の容積と検知されたL値とに基づいて容易にD値を算出することができる。
次に、ステップS5では、ステップS4において算出されたL/Dが3より大きいか否かを判定する。ここで、L/Dが3より小さい場合には、座屈発生のおそれはほとんどないため、ステップS10へと進み、加圧・曲げ側回転ホルダ12による加圧力・曲げ角度を一定として軸肥大成形を行う。一方、L/Dが3より大きいと判定されると、ステップS6へと進む。
ステップS6では、加圧・曲げ側回転ホルダ12側の油圧シリンダHCの状態からワークWに対して付与されている加圧力および曲げ角度を計算する。
そして、ステップS7では、ステップS4において算出されたL/Dの大きさに応じて、現在ワークWに対して付与されている加圧力および曲げ角度を補正するように、加圧・曲げ側回転ホルダ12側の油圧シリンダHCを制御する。
なお、断面が円形の軸材の塑性座屈を発生させるために最低限必要な応力である座屈臨界応力σは、以下の関係式から、L/Dの値の変化の影響を受け易いことがわかる。
σ=16π2nCεn-1/(L/D)2 ・・・・・(1)
(ただし、σ:座屈臨界応力(軸方向)、nおよびC:材料定数、ε:相当塑性歪み)
これにより、圧縮応力と曲げ応力とを上昇する方向に調整した場合でも、ワークWに座屈が発生することを回避することができる。
次に、ステップS8では、補正後の加圧力、曲げ角度によって、ステップS9におけるサンプリングタイムが経過するまで成形を継続して軸肥大成形をさらに進行させる。
次に、ステップS9において、サンプリングタイムが経過すると、ステップS2へ戻って、軸肥大成形が進んだ状態でのL値を再度検知する。
そして、これ以降は、ステップS3において、図3(c)に示すように、L値が軸肥大成形の完了を意味する所定の値以下となるまで、ステップS2〜ステップS9までの処理を繰り返し行う。そして、L値が所定の値以下になると、図3(c)に示すように、加圧・曲げ側回転ホルダ12における曲げ角度を0度、加圧力を0kNとし、固定側回転ホルダ11および加圧・曲げ回転側ホルダ12における回転速度を0にして、軸肥大成形を終了する。
ここで、ステップS2〜ステップS9までの処理を、図5を用いて具体的に説明すれば以下の通りである。
すなわち、図5のグラフに示すように、L/Dが小さくなっていくことを検出して、加圧力をA1からB1,C1,D1と段階的に変化させるように制御を行う。より詳細には、軸肥大成形が進んでL/Dの値が小さくなって行くにつれて、加圧力を初期値である400kN(A1)から550kN(B1)、1000kN(C1)、1300kN(D1)の順に段階的に加圧力を上昇させる。
同様に、図5のグラフに示すように、L/Dが小さくなっていくことを検出して、曲げ角度をA2からB2,C2,D2と段階的に変化させるように制御を行う。より詳細には、軸肥大成形が進んでL/Dの値が小さくなると、曲げ角度を初期値である2度(A2)から2度(B2)、2度(C2)、3度(D2)という順で2段階で上昇させる。
本実施形態の軸肥大成形装置10では、以上のように、軸肥大成形過程において、所定時間経過毎にセンシングしたL値に基づいてL/Dを算出し、このL/Dの大きさに基づいて加圧力および曲げ角度を変更制御している。
これにより、センシングされたL/Dの大きさに応じて適切な大きさの圧縮応力と曲げ応力とをワークWに対して付与することで、軸肥大成形過程において一定の加圧力、曲げ角度によって成形を行う従来の軸肥大成形方法と比較して、ワークWに座屈が発生することをより確実に回避しつつ、効率よく軸肥大成形を実施することができる。
一般的に、軸肥大成形過程において一定の加圧力、曲げ角度で成形を行う従来の軸肥大成形方法では、軸肥大成形開始時におけるL/Dの初期値L0/D0が3未満であることが、座屈の発生を回避するための要件とされてきた。
これに対して、本実施形態の軸肥大成形装置10による成形方法では、図6に示すように、座屈発生の基準となる偏芯量2.0mm以上となる初期値を、L0/D0=3.5まで拡張することができる。
この結果、一定条件で成形を進める従来の軸肥大成形方法と比較して、ワークWを軸肥大成形装置10に対してセットした際の初期条件を緩和し、製造歩留りを向上させることが可能になる。
なお、図6に示す例では、座屈発生の有無の判定を、偏心量が2.0mmを超えるか否かによって判定した結果を示しているものとする。
(比較例)
ここでは、本実施形態の軸肥大成形装置10による軸肥大成形方法のように、L/Dをセンシングしながらその都度、ワークWに対して付与される圧縮応力、曲げ応力を調整して成形された軸肥大成形との比較例として、成形開始後には一定の圧縮応力、曲げ応力を付与しながら成形を行った場合の試験結果について、図7を用いて説明する。
この従来の軸肥大成形方法による試験では、L/Dの初期値L0/D0を2.0から3.75まで0.25刻みで変化させた8個の試験片を用いて試験を行った。
試験結果としては、図7に示すように、L0/D0が3.0以下の場合には座屈の発生は見られなかった。一方、L0/D0が3.25以上になると座屈の発生が認められた。
[軸肥大成形装置10の特徴]
(1)
本実施形態の軸肥大成形装置10は、図1および図3(a)等に示すように、金属軸材(ワークW)における任意の位置に肥大部を成形するための装置であって、ワークWの両端を保持しながら、ワークWに対して圧縮応力と曲げ応力とを付与する固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とを備えている。そして、軸肥大成形過程におけるL/Dをセンシングして、L/Dの大きさの変化に応じて適度な圧縮応力および/または曲げ応力を付与するように加圧・曲げ側回転ホルダ12を制御する(図2参照)制御部20をさらに備えている。
これにより、軸肥大成形過程におけるL/Dの大きさに応じて、座屈が発生しない適度な大きさの圧縮応力と曲げ応力とを、ワークWに対して付与することができる。この結果、軸肥大成形過程において一定の大きさの圧縮応力と曲げ応力とを付与する従来の軸肥大成形方法と比較して、ワークWに座屈が発生することをより確実に回避することができる。
(2)
本実施形態の軸肥大成形装置10では、センシングされたL/Dに基づいて圧縮応力と曲げ応力とを調整する際には、制御部20が、これらの合成応力が座屈発生臨界応力σよりも小さくなるように、圧縮応力および曲げ応力の大きさを変更制御する。
これにより、L/Dの大きさに基づいて圧縮応力や曲げ応力を上昇させるような制御を行う場合でも、圧縮応力等を大きくしたことによって座屈が発生することをより確実に回避することができる。
(3)
本実施形態の軸肥大成形装置10では、図2に示すように、軸肥大成形過程において、制御部20が、L値のセンシングを複数回実施する。
これにより、軸肥大成形が開始された後、1回だけL値のセンシングを行って圧縮応力等の変更制御を行う場合と比較して、より高精度に軸肥大成形を行いながら、座屈の発生を回避することができる。
(4)
本実施形態の軸肥大成形装置10では、L/Dのセンシングを行うために、制御部20が、L値だけをセンシングしてL/Dを算出する。
これにより、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12との間に存在するワークWの肥大部成形部分の容積は肥大成形過程において一定であるから、L値だけをセンシングするだけで容易にDを算出することができる。この結果、センシングされたL値と算出されたD値とを用いて、これらの比L/Dを容易に算出することができる。
(5)
本実施形態の軸肥大成形装置10では、図2に示すように、L値のセンシング結果に基づいて算出されたL/Dの値に基づいて、制御部20が、ワークWに対して付与される圧縮応力と曲げ応力の双方を変更制御する。
これにより、圧縮応力および曲げ応力のいずれか一方を変更制御する場合と比較して、ワークWに対して、成形の進行に伴って変化するL/Dの大きさに応じた適度な応力を付与しながら、軸肥大成形を実施することができる。この結果、ワークWにおける座屈の発生を回避しつつ、より効果的に軸肥大成形を実施することが可能になる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、L/D(L値)について、軸肥大成形の過程において複数回のセンシングを行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、L/D(L値)のセンシングを、軸肥大成形の過程において1回だけ行うようにしてもよい。
この場合でも、軸肥大成形の過程においてL/Dのセンシングを1回行って、この検出結果に基づいて金属軸材に対する圧縮、曲げ応力の調整を行うことで、従来よりも軸肥大成形時における歩留りを向上させることができるという上記と同様の効果を得ることができる。
ただし、より確実に金属軸材における座屈の発生を防止するためには、上記実施形態のように、L/Dのセンシングを複数回実施して、その検出結果に基づいて圧縮および曲げ応力を調整することがより好ましい。
(B)
上記実施形態では、軸肥大成形の過程においてL/D(L値)のセンシングを複数回行って、圧縮応力および曲げ応力の大きさを段階的に変更する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、L/Dのセンシングの結果に基づいて、圧縮応力および曲げ応力の大きさを連続的に変更するように制御してもよい。
この場合でも、段階的に変更する場合と同様に、従来よりも軸肥大成形時における歩留りを向上させることができるという上記と同様の効果を得ることができる。
(C)
上記実施形態では、軸肥大成形の過程において、所定時間(サンプリングタイム)が経過するごとに、L値のセンシングを行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
L値をセンシングするタイミングとしては、所定時間経過毎に行う以外にも、例えば、L値が所定間隔縮まるごとに行う等のように、他の条件によってセンシングのタイミングを決定することもできる。
(D)
上記実施形態では、軸肥大成形時において、L/Dの検出結果に基づいて、圧縮応力および曲げ応力の双方を調整する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、L/Dの検出結果に基づいて、圧縮応力だけを調整する等のように、圧縮応力および曲げ応力のいずれか一方だけを調整して、座屈の発生を回避するような制御であってもよい。
この場合でも、従来よりも軸肥大成形時における歩留りを向上させることができるという上記と同様の効果を得ることができる。
ただし、制御の幅を広げることができるという面では、上記実施形態のように、圧縮応力および曲げ応力の双方について調整しながら制御を行うことがより好ましい。
(E)
上記実施形態では、Lの値だけを検出し、検出されたL値からDの値を算出しながら、L/Dを求める例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、LだけでなくDについてもセンシングしながら、L/Dを直接検出するようにしてもよい。
(F)
上記実施形態では、L/Dを検出しながら、軸方向における圧縮応力と曲げ応力との合成応力が座屈臨界応力を超えないように制御を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
軸方向における座屈臨界応力以外にも、L/Dを検出しながら、例えば、軸方向以外の方向における座屈臨界応力等の他のパラメータを基準にして、金属軸材における座屈の発生を回避するように制御を行ってもよい。
(G)
上記実施形態では、一対の回転保持体の一方を加圧・曲げ側回転ホルダ、他方を固定側回転ホルダとして用いながら軸肥大成形を行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、一対の回転保持体の双方を加圧・曲げ・回転ホルダとして用いながら、ワークに対して所定の大きさの圧縮・曲げ応力が付与されるように、軸肥大成形を行ってもよい。
(H)
上記実施形態では、金属軸材に対して圧縮応力と曲げ応力とを付与する機構として、ともに油圧シリンダHCを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、油圧シリンダ以外にも、他の機構によって金属軸材に対する圧縮応力および曲げ応力を付与するような構成であってもよい。
(I)
上記実施形態では、共通の回転モータMを用いて固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とを回転駆動する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とを別々の回転モータによって回転駆動するような構成であってもよい。
ただし、固定側回転ホルダ11と加圧・曲げ側回転ホルダ12とを、異なる回転数で回転させることは考えにくいため、上記実施形態のように共通の回転モータによって同じ回転速度で回転するような構成とすることが、コストの面等を考慮してもより好ましい。
本発明の軸肥大成形装置は、歩留りの低下を招くことなく、効率よく金属軸材における任意の位置に肥大部を成形することができるという効果を奏することから、金属軸材に対して機械的に応力を付与しながら肥大部を成形する装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る軸肥大成形装置の主要な構成を示す側面図。 図1に示す軸肥大成形装置による軸肥大成形の流れを示すフローチャート。 (a)〜(c)は、図1に示す軸肥大成形装置による軸肥大成形の過程を示す概略図。 (a)〜(c)は、図1に示す軸肥大成形装置による軸肥大成形の過程においてワークに掛かる応力の分布を示す説明図。 図1の軸肥大成形装置において加圧力・曲げ角度を段階的に変更する制御を示すグラフ。 図1の軸肥大成形装置による軸肥大成形方法と加圧力および曲げ角度を一定にした従来の成形方法とで座屈の発生とL/Dとの関係を比較したグラフ。 従来の軸肥大成形方法によるL/Dの大きさが異なる試験片による座屈発生状況を示す説明図。
符号の説明
10 軸肥大成形装置
11 固定側回転ホルダ(一対の回転保持体)
12 加圧・曲げ側回転ホルダ(一対の回転保持体)
20 制御部
HC 油圧シリンダ(圧縮機構、偏心機構)
D 最大径
L 距離
M 回転モータ
S ステップ
W ワーク(金属軸材)

Claims (6)

  1. 金属軸材に対して圧縮応力と曲げ応力とを付与して、前記金属軸材の中間部に前記金属軸材の径よりも大きい径を有する肥大部を成形する軸肥大成形装置であって、
    前記金属軸材の両端をそれぞれ保持しながら回転する一対の回転保持体と、
    前記一対の回転保持体間の距離を小さくして前記金属軸材に対して前記圧縮応力を付与する圧縮機構と、
    前記回転保持体の少なくとも一方の軸芯を、他方の回転保持体の軸芯に対して所定の角度傾斜するように偏心させて前記曲げ応力を付与する偏心機構と、
    前記一対の回転保持体間の距離L、前記一対の回転保持体の間に存在する前記金属軸材の最大径Dとすると、前記金属軸材の中間部に前記肥大部を成形する過程においてこれらの比L/Dの値を検出し、この検出結果に応じて前記圧縮応力および前記曲げ応力の少なくとも一方を制御する制御部と、
    を備えている軸肥大成形装置。
  2. 前記制御部は、前記金属軸材の軸方向における前記圧縮応力と前記曲げ応力との合成応力が、前記金属軸材に座屈を発生させるために必要な座屈発生応力未満になるように、前記圧縮応力および前記曲げ応力の少なくとも一方を制御する、
    請求項1に記載の軸肥大成形装置。
  3. 前記制御部は、前記肥大部を成形する過程において前記比L/Dの検出を複数回行う、
    請求項1または2に記載の軸肥大成形装置。
  4. 前記制御部は、前記一対の回転保持体間の距離Lだけを検知して、前記比L/Dを検出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の軸肥大成形装置。
  5. 前記制御部は、前記金属軸材に対して付与される前記圧縮応力および前記曲げ応力の双方を制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の軸肥大成形装置。
  6. 金属軸材に対して圧縮応力と曲げ応力とを付与して、前記金属軸材の中間部に前記金属軸材の径よりも大きい径を有する肥大部を成形する軸肥大成形方法であって、
    前記金属軸材の両端を一対の回転保持体によってそれぞれ保持しながら回転させる第1のステップと、
    前記一対の回転保持体間の距離を小さくして前記金属軸材に対して前記圧縮応力を付与する第2のステップと、
    前記回転保持体の少なくとも一方の軸芯を、他方の回転保持体の軸芯に対して所定の角度傾斜するように偏心させて前記曲げ応力を付与する第3のステップと、
    前記一対の回転保持体間の距離L、前記一対の回転保持体の間に存在する前記金属軸材の最大径Dとすると、前記金属軸材の中間部に前記肥大部を成形する過程においてL/Dの値を検出し、この検出結果に応じて前記圧縮応力および前記曲げ応力の少なくとも一方を制御する第4のステップと、
    を備えている軸肥大成形方法。
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