JP2017144471A - 軸肥大加工方法 - Google Patents

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義孝 桑原
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文昭 生田
充宏 岡本
Mitsuhiro Okamoto
充宏 岡本
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Kazuki Mori
一樹 森
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多賀司 池田
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【課題】肥大される軸材の中間部分の座屈を効果的に且つ簡潔な装置構成にて抑制する。【解決手段】軸材Wの軸方向に間隔をあけて軸材Wをそれぞれ保持する一組のホルダ2,3を軸材Wの軸方向に互いに接近させることによって軸材Wの中間部分Waに軸方向の圧縮力を作用させ、且つ中間部分Waに軸方向と交差する方向の交番負荷を作用させ、中間部分Waを軸方向に圧縮しながら肥大させる軸肥大加工方法であって、肥大させる中間部分Waの軸方向長さをL0とし、外径をD0として、L0/D0の値に基づいて設定される交番負荷の一周期当たりの圧縮量にて中間部分Waを圧縮しながら肥大させ、L0/D0の値が大きいほど交番負荷の一周期当たりの圧縮量を小さくする。【選択図】図2A

Description

本発明は、軸肥大加工方法に関する。
軸材の中間部分に相対的に大径な部分を形成する加工の一つとして軸肥大加工が知られており、軸肥大加工方法の一例として、軸材に軸方向の圧縮力を作用させ、且つ軸材の中間部分に曲げ角度を付加して軸材を回転させることにより、軸材の中間部分を圧縮しながら肥大させて大径部を形成し、その後に軸材を曲げ戻す方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
軸肥大加工方法において、肥大させる軸材の中間部分の軸方向長さを大きくとることにより、中間部分が肥大されてなる大径部の外径を大きくすることが可能となる。しかしながら、中間部分の軸方向長さを大きくとるほどに中間部分に座屈が生じる可能性も高まる。
特許文献1に記載された軸肥大加工方法では、軸材の中間部分が肥大される間、曲げ角度が付与された中間部分の曲げ外側外周面にガイド部材を衝合させ、ガイド部材によって中間部分の曲げ外側外周面を押圧することにより、座屈が抑制されている。
特開2003−311368号公報
特許文献1に記載された軸肥大加工方法では、軸材の中間部分の曲げ外側外周面とガイド部材との衝合を維持すべく、中間部分の圧縮及び肥大の進行に合わせてガイド部材を移動させる必要があり、軸肥大加工装置の構成が複雑となる。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、肥大される軸材の中間部分の座屈を効果的に且つ簡潔な装置構成にて抑制できる軸肥大加工方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の軸肥大加工方法は、軸材の軸方向に間隔をあけて前記軸材をそれぞれ保持する一組のホルダを前記軸材の軸方向に互いに接近させることによって前記一組のホルダの間に配置される前記軸材の中間部分に前記軸方向の圧縮力を作用させ、且つ前記中間部分に前記軸方向と交差する方向の交番負荷を作用させ、前記中間部分を前記軸方向に圧縮しながら肥大させる軸肥大加工方法であって、肥大させる前記中間部分の軸方向長さをLとし、外径をDとして、L/Dの値に基づいて設定される前記交番負荷の一周期当たりの圧縮量にて前記中間部分を圧縮しながら肥大させ、前記L/Dの値が大きいほど交番負荷の一周期当たりの前記中間部分の圧縮量を小さくする。
本発明によれば、肥大される軸材の中間部分の座屈を効果的に且つ簡潔な装置構成にて抑制できる。
本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工装置の一例の模式図である。 図1の軸肥大加工装置を用いた軸肥大加工方法を説明する模式図である。 図1の軸肥大加工装置を用いた軸肥大加工方法を説明する模式図である。 図1の軸肥大加工装置を用いた軸肥大加工方法を説明する模式図である。 図1の軸肥大加工装置を用いた軸肥大加工方法を説明する模式図である。 中間部分に座屈が生じた軸材の一例の正面図である。 中間部分に座屈が生じた軸材の一例の正面図である。 図3のV-V線断面図である。 実験例1のL/Dの値と軸材の中間部分が肥大されてなる大径部の外周振れとの関係を示すグラフである。 実験例2のL/Dの値と軸材の中間部分が肥大されてなる大径部の外周振れとの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工方法の他の例を説明する模式図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、軸肥大加工装置の一例を示す。
図1に示す軸肥大加工装置1は、軸材Wの軸方向に間隔をあけて軸材をそれぞれ保持した一組のホルダ2,3を軸材Wの軸方向に互いに接近させることによって一組のホルダ2,3の間に配置される軸材Wの中間部分に軸方向の圧縮力を作用させ、且つ一組のホルダ2,3の間に配置される軸材Wの中間部分に軸方向と交差する方向の交番負荷を作用させ、軸材Wの中間部分を軸方向に圧縮しながら肥大させるものである。軸材Wは、例えば鋼などの塑性加工可能な金属材料からなる中実丸棒又は中空丸棒などが用いられる。
ホルダ2は、軸材Wが配置される基準線Aに沿って移動可能に固定台4に支持されており、並進駆動部5によって移動される。ホルダ2が基準線Aに沿ってホルダ3に向けて移動されることにより、ホルダ2,3に保持された軸材Wの中間部分に軸方向の圧縮力が負荷され、軸材Wの中間部分が圧縮される。
そして、軸肥大加工装置1は、軸材Wの中間部分に曲げ角度を付加して軸材Wを回転させることにより、軸材Wの中間部分に交番負荷を作用させるように構成されている。図示の例では、ホルダ3が傾動駆動部6によって基準線Aに対して傾けられ、軸材Wの中間部分に曲げ角度が付加される。そして、軸材Wの中間部分に曲げ角度が付加された状態で、ホルダ3が回転駆動部7によって回転される。ホルダ3が回転されるのに伴い、ホルダ3に保持された軸材Wが回転され、軸材Wを保持するホルダ2もまたホルダ3及び軸材Wに従動して回転される。
制御部8は、設定された加工条件に基づき、並進駆動部5及び傾動駆動部6並びに回転駆動部7を制御し、軸材Wの中間部分を肥大させる軸肥大加工を行う。
図2Aから図2Dを参照して、軸肥大加工装置1を用いた軸肥大加工方法を説明する。
図2Aに示すように、軸材Wがホルダ2,3によって保持される。加工前の軸材Wの中間部分Waの軸方向長さLは、中間部分Waの外径をDとして、Dとの関係において、中間部分Waを肥大させてなる大径部の軸方向長さL及び外径Dに応じて適宜決定される。
図2Bに示すように、軸材Wがホルダ2,3によって保持された状態で、ホルダ2が並進駆動部5(図1参照)によって基準線Aに沿って並進移動され、軸材Wの中間部分Waに軸方向の圧縮力が負荷される。また、ホルダ3が傾動駆動部6(図1参照)によって基準線Aに対して傾斜され、併せて回転駆動部7(図1参照)によって回転される。
ホルダ2,3に保持された軸材Wは、中間部分Waの基準線A上の曲げ中心Oを中心に曲げられ、且つ中心軸まわりに回転される。軸材Wの曲げ及び回転に伴い、曲げられた中間部分Waには、軸材Wの軸方向と交差する方向に交番負荷が加えられる。軸材Wの中間部分Waに付加される曲げ角度θ、即ちホルダ3の基準線Aに対する傾斜角度は、軸材Wの曲げが弾性限度の変形内に収まる角度とされ、軸材Wを形成する材料の弾性限度によって異なるが、典型的には2°〜3°程度である。
図2Cに示すように、軸材Wの中間部分Waは、曲げ内側が塑性流動によって膨出する。そして、軸材Wの圧縮及び回転に伴い、塑性流動による膨出が全周に亘って成長し、軸材Wの中間部分Waが次第に肥大する。そして、ホルダ2,3の間隔が所定の間隔となったところで、ホルダ2の並進移動による軸材Wの圧縮が停止される。以上で軸材Wの中間部分Waを肥大させる肥大プロセスが終了する。
図2Dに示すように、圧縮が停止された軸材Wには、引き続き並進駆動部5によってホルダ2,3を介して所定の成形圧力が負荷される。そして、基準線Aに対して傾斜されたホルダ3が再び基準線Aに沿って配置され、軸材Wが曲げ戻しされる。軸材Wの曲げ戻しにより、肥大された軸材Wの中間部分Waの厚みが全周に亘って均される。
以上のプロセスを経て軸材Wに対する軸肥大加工は完了し、軸材Wの回転が停止される。制御部8には、加工条件の一つとして、図2Bから図2Cに示した肥大プロセスにおいて中間部分Waに加えられる交番負荷の一周期当たりの中間部分Waの圧縮量が設定される。軸材Wの曲げ及び回転によって軸材Wの中間部分Waに交番負荷が加えられる本例の軸肥大加工では、交番負荷の一周期は軸材Wの一回転である。そして、制御部8は、設定された軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量にて上述した軸肥大加工を行う。
ここで、肥大させる軸材Wの中間部分Waの軸方向長さLを大きくとることにより、中間部分Waが肥大されてなる大径部の外径Dを大きくすることが可能となる。しかしながら、中間部分Waの軸方向長さLを大きくとるほどに中間部分Waに座屈が生じる可能性も高まる。
図3及び図4は、中間部分Waに座屈が生じた場合の軸肥大加工後の軸材Wの一例を示す。
軸材Wの中間部分Waに座屈が生じた場合に、図3に示すように、中間部分Waが肥大されてなる大径部の径方向片側の部位は凸状に膨出し、軸材Wの中心軸を挟んだ径方向反対側の部位は凹状に陥没しており、さらに、中間部分Waに極端な座屈が生じた場合には、図4に示すように、大径部は折れ曲がった様相を呈する。
中間部分Waの座屈の程度に応じて、中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周には振れが生じる。外周振れが比較的小さい場合には、軸肥大加工後の軸材Wに対する切削などの仕上げ加工によって補正することもできるが、外周振れが比較的大きい場合には、仕上げ加工による補正が困難又は不能となる。
なお、外周振れは、図5に示すように、大径部の軸方向中央位置での断面において、軸材Wの中心軸と同軸の円であって、大径部の外周を内包する最小円C1及び大径部の外周に内包される最大円C2の二つの円の半径差Δrとして定義される。
中間部分Waの座屈を抑制し、中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周振れを抑制する観点から、中間部分Waの軸方向長さL及び外径Dの比であるL/Dの値に基づき、L/Dの値が大きいほど軸材Wの一回転当たり中間部分Waの圧縮量が小さく設定される。
以下、軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量の設定手法について説明する。
図6は、実験例1のL/Dの値と軸材Wの中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周振れとの関係を示す。
実験例1では、JIS SCr420H鋼からなる外径(D)38mmの中実丸棒の軸材Wに対して図2Aから図2Dに示した軸肥大加工を行った。なお、実験例1では、軸材Wの中間部分Waの曲げ角度θを3°とした。
そして、ホルダ2の並進移動速度を一定とし且つ軸材Wを回転させるホルダ3の回転速度を変えて軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量を種々設定し、一回転当たりの圧縮量毎に、肥大される中間部分Waの軸方向長さLを変えてL/Dの値を種々設定し、中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周振れを測定した。
実験例1の外周振れの測定結果は図6に示されるとおりであり、いずれの一回転当たりの圧縮量であってもL/Dの値が大きくなるほどに外周振れが大きくなる傾向を示すが、同じL/Dでは一回転当たりの圧縮量が小さいほど外周振れが小さくなっている。
図7は、実験例2のL/Dの値と軸材Wの中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周振れとの関係を示す。
実験例2では、JIS SS400鋼からなる外径(D)10mmの中実丸棒の軸材Wに対して図2Aから図2Dに示した軸肥大加工を行った。なお、実験例2では、軸材Wの中間部分Waの曲げ角度θを2°とした。
そして、実験例1と同様に、ホルダ2の並進移動速度を一定とし且つ軸材Wを回転させるホルダ3の回転速度を変えて軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量を種々設定し、一回転当たりの圧縮量毎に、肥大される中間部分Waの軸方向長さLを変えてL/Dの値を種々設定し、中間部分Waが肥大されてなる大径部の外周振れを測定した。
実験例2の測定結果は図7に示されるとおりである。実験例1と同様に、いずれの一回転当たりの圧縮量であってもL/Dの値が大きくなるほどに外周振れが大きくなる傾向を示すが、同じL/Dでは一回転当たりの圧縮量が小さいほど外周振れが小さくなっている。
なお、実験例1及び実験例2では、ホルダ2の並進移動速度を一定とし且つホルダ3の回転速度を変えて軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量を設定したが、ホルダ3の回転速度を一定とし且つホルダ2の並進移動速度を変えて軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量を設定することもでき、また、ホルダ2の並進移動速度及びホルダ3の回転速度を変えて軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量を設定することもできる。
/Dの値に基づいて軸材Wの一回転当たり中間部分Waの圧縮量を設定するにあたっては、例えば、軸材の材質及び外径(D)別に、図6及び図7に示したような種々の一回転当たりの圧縮量でのL/Dの値と大径部の外周振れとの関係を示すデータを予め取得しておき、これらのデータを用いて設定することができる。具体的には、加工対象の軸材に見込んだ仕上げ加工の削り代を考慮して外周振れの許容限界を設定し、加工対象の軸材に合致するデータを参照して、加工対象の軸材の加工条件から定まるL/Dの値において外周振れの許容限界を満足する一回転当たりの圧縮量を適宜選定すればよい。
そして、実験例1及び実験例2それぞれの測定結果からわかるとおり、L/Dの値が大きいほど一回転当たりの圧縮量を小さくすることにより、外周振れを効果的に抑制することが可能となる。L/Dの値にかかわらず一回転当たりの圧縮量が比較的小さい値に固定されると、外周振れを抑制することはできるが、L/Dの値が比較的小さい場合に、軸材の回転速度をいたずらに高めることとなって軸肥大加工装置の劣化を早め、又はホルダの並進移動速度をいたずらに遅くすることとなって加工効率を低下させる虞がある。
以上の軸材Wの一回転当たりの中間部分Waの圧縮量の設定手法は、作業者が行ってもよいし、プログラムに従って動作する制御部8が行ってもよい。
このように、肥大させる中間部分Waの軸方向長さL及び外径Dの比であるL/Dの値に基づき、L/Dの値が大きいほど中間部分Waに加えられる一回転当たりの圧縮量を小さくすることにより、中間部分Waの外周振れ、つまりは座屈を効果的に抑制することができる。そして、一回転当たりの圧縮量は軸肥大加工装置1に元来備わるホルダ2の並進移動速度及び/又はホルダ3の回転速度によって設定することができ、軸肥大加工装置の装置構成を簡潔なものとすることができる。
ここまで、ホルダ3を基準線Aに対して傾けて軸材Wを曲げ、そしてホルダ3を回転させることによって軸材Wを中心軸まわりに回転させて、軸材Wの中間部分Waに交番負荷を加えるものとして説明したが、中間部分Waに交番負荷を加える方法はこれに限定されるものではない。
図8に示す例は、軸材Wの曲げ及び回転によって軸材Wの中間部分Waに交番負荷を加える点で図2Aから図2Dに示した軸肥大加工方法と共通するが、ホルダ3を傾けることに替えて、基準線Aと交差する方向にホルダ3をスライドさせることによって軸材Wを曲げるようにしたものである。交番負荷の一周期当たりの中間部分Waの圧縮量は、ホルダ2の並進移動速度及び/又はホルダ3の回転速度によって設定することができる。
図9に示す例は、ホルダ2によって軸材Wを回転不能な拘束状態に保持し、ホルダ3によって軸材Wを回転可能に非拘束状態に保持し、ホルダ3を基準線Aまわりに旋回させることにより、軸材Wの中間部分Waを曲げ、且つ曲げられた軸材Wの中間部分Waに交番負荷を加えるようにしたものである。交番負荷の一周期当たりの中間部分Waの圧縮量は、ホルダ2の並進移動速度及び/又はホルダ3の旋回速度によって設定することができる。
図10に示す例は、ホルダ2,3によって軸材Wの端部を回転不能に拘束状態に保持し、ホルダ3を基準線Aまわりに往復回転させることにより、軸材Wの中間部分Waに交番負荷を加えるようにしたものである。交番負荷の一周期当たりの中間部分Waの圧縮量は、ホルダ2の並進移動速度及び/又はホルダ3の往復回転速度によって設定することができる。
図11に示す例は、振動発生器OSCから軸材Wに曲げ又は捻り振動を与えることにより、軸材Wの中間部分Waに交番負荷を加えるようにしたものである。交番負荷の一周期当たりの中間部分Waの圧縮量は、ホルダ2の並進移動速度及び/又は振動発生器OSCが発生させる振動の振動周期によって設定することができる。
1 軸肥大加工装置
2 ホルダ
3 ホルダ
4 固定台
5 並進駆動部
6 傾動駆動部
7 回転駆動部
8 制御部
A 基準線
C1 最小円
C2 最大円
D 外径
外径
O 中心
W 軸材
Wa 中間部分
Δr 半径差
θ 曲げ角度

Claims (4)

  1. 軸材の軸方向に間隔をあけて前記軸材をそれぞれ保持する一組のホルダを前記軸材の軸方向に互いに接近させることによって前記一組のホルダの間に配置される前記軸材の中間部分に前記軸方向の圧縮力を作用させ、且つ前記中間部分に前記軸方向と交差する方向の交番負荷を作用させ、前記中間部分を前記軸方向に圧縮しながら肥大させる軸肥大加工方法であって、
    肥大させる前記中間部分の軸方向長さをLとし、外径をDとして、L/Dの値に基づいて設定される前記交番負荷の一周期当たりの圧縮量にて前記中間部分を圧縮しながら肥大させ、
    前記L/Dの値が大きいほど交番負荷の一周期当たりの前記中間部分の圧縮量を小さくする軸肥大加工方法。
  2. 請求項1記載の軸肥大加工方法であって、
    前記交番負荷の周波数を高めることによって交番負荷の一周期当たりの前記中間部分の圧縮量を小さくする軸肥大加工方法。
  3. 請求項1又は2記載の軸肥大加工方法であって、
    一方のホルダに対する他方のホルダの相対移動速度を小さくすることによって前記交番負荷の一周期当たりの前記中間部分の圧縮量を小さくする軸肥大加工方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の軸肥大加工方法であって、
    前記中間部分に曲げ角度を付加して前記軸材を回転させることにより、前記中間部分に前記交番負荷を作用させる軸肥大加工方法。
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